ファルディアス語では、主部に主語と動詞が含まれる。これは
動詞文の基本、主部と属部のページでも述べた。
そして属部には、目的語・補語・間接目的語が置かれる。
この三つの要素は一般的に属部の先頭、つまり主語(とその修飾語)の直後に置かれる。
目的格は格変化によって、補語と間接目的語は前置詞によって、その役割が明示される。
目的格 →名詞の対格
補語 →"cen"+名詞の前置格
間接目的語 "esi"+名詞の前置格
なお、この部分には新訂版で変更点がある。
補語は、VSC文型の場合とVSOC文型の場合に分けられ、VSOCの形では、cenの代わりにenneを用いる。
詳しくは主格の同格と対格の同格の区分を参照。
この三種類が置かれる順番は特に定まっていない。しかし、多くの場合、目的語・補語そして目的語・間接目的語の順に並べられる。
また、それぞれの語が動詞の名詞形で代用される場合もある。
動詞の名詞形は格による変化が起こらないので、名詞の対格・名詞の前置格をそれぞれ置き換えるようにして使う。
あなたは犬が好きだ。
- Vole jarsi tusis ces Fardiasit.
彼女はそれをファルディアスと呼ぶ。
- Dometo shertis esi lesit.
あなたは私に本をくれる。
最終更新:2012年06月16日 21:34