1年前に事故で急死したはずの玲美依の実姉、“刃の魔女”と呼ばれたウィッカと黒魔術の達人。
変身術を用いてユージンの姿を借りて活動していた。セイバーのマスターであることが確認されている。
本人曰く、聖杯戦争のシステムを壊すことが目的とのこと。
そのため彼女の目的は厳密には聖杯戦争に勝つことではない。
大雑把な優先順位として
１）未だ旧システムの残滓として残ってしまったオーナー＝ギャラハッドを敗退させ、システムの改変を完成させること。
２）ランサー＝パーシヴァルを聖杯戦争から除外する、最低でも勝利者としないことによって、今後起こりうる聖杯戦争でパーシヴァルが優先的に選出される事態を防止する。
３）上記を実行するために召喚したサーヴァントに報いるために聖杯戦争に勝利すること。
となっている。
昔の仲間である敦賀葉子曰く、一言で表すなら「自分では理論派だと思っている極めて感情的な人間」。頭は良い方であり計画性も高いといえば高いのだが、肝心なところが抜けていたりプランニングに多分に自分の情が混じっていることを自覚できていなかったりで、周到な仕込みや本人のスペックの割には今ひとつ残念な結果に陥ることが少なくない。加えてどうも土壇場での運に見放されることが多い(*1)。
なんとかプラン通り…ではけしてないものの玲美依との決闘を制してランサーを封印状態にすることには成功したものの、その後第一目標であるギャラハッドの打倒に注力している間に復帰した玲美依の頼みを受けたライダー陣営の強襲を受け、セイバーは敗退。本人は美作久弥の令呪に命じられたアサシンの助力を得てからくも敗走。8日目現在でその行方は判明していない。
