RailCom
Lenz社が提唱する、デコーダとの
双方向通信規格。
Digitrax社の
トランスポンディングとは違い、従来のDCCに対する改定規格として設計されている。このため既存のDCCシステムにほとんど影響を及ぼさない
トランスポンディングに対して、RailComは通信のため
プリアンブルビットの削除をを要する等、必ずしも完全な互換性を有しているわけではない。
ただし、ことさらに互換性がないと強調するのはあくまで他社のネガティブな営業にすぎない、と
Lenz社は主張しており、実際に既存のDCCシステムとトラブルを起こすケースはまれである。むしろNMRA規格を厳格に遵守していない製品が互換性問題を発生すると言われている。
同社のGoldシリーズデコーダに搭載されている他、欧州を中心にデコーダへの搭載は進んでいるが、コマンド・ステーション等肝心のシステム側装置はLenz一社が製造しているに過ぎず、RailComの応用に向けたシステム拡充が望まれる。
最終更新:2007年08月28日 19:47