コンシスト Consisting, Multi unit operation(MU)

実物の鉄道では、機関車が牽引力不足の時には、補機として別の機関車を連結して重連で運用することがある。また気動車や電車では複数の編成を中間駅で連結し、一編成として運転することもある。このように複数の動力車を一つの編成として運転する場合、初期の気動車や蒸気機関車のように運転手同士の合図により協調運転したり、機関車に総括制御装置を搭載したりすることになる。
こういった運転をDCCで再現するためには、動力車のデコーダ同士が協調して動作する機能が必要となる。一番現実的な方法としては、協調したいデコーダをすべて一つのアドレスで制御するという方法が考えられ、実際に以前からDCCの機能として実現されてきた。
ただ、この機能をなんと呼称するかについてはまだ特定されておらず、「アドレス連結」や単に「連結(コンシスト)」と呼んだり、実物の名称から重連機能(イギリスではConsistingのことをDouble Headingと呼ぶ)や協調運転機能、総括制御と呼んだりしている。また機能を直接的に「マルチユニットオペレーション(MU)」と呼ぶメーカーもある。
当サイトでは、これら各用語の細かな意味の違いには目をつぶり、「コンシスト」と統一して呼ぶことにする。

ベーシック・コンシスト

ひとことで言えば、編成中のすべてのデコーダに同一のアドレスを持たせる方法。

ユニバーサル・コンシスト

ひとことで言えば、総括制御するデコーダをコマンドステーションで管理する方法。

アドバンスト・コンシスト

ひとことで言えば、総括制御するデコーダをデコーダ自身で管理する方法。



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最終更新:2007年07月05日 06:18