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BEMF - (2008/02/15 (金) 00:00:43) のソース

**BEMF Back-EMF
欧州メーカーは負荷補償load compensationと呼ぶことが多く(Soundtraxx社等一部アメリカメーカーも)、メーカー独自の名称(ESU社DDC等)をつけるケースも多いが、仕組み・機能はどれもほぼ同じものを指しており、[[デコーダ]]からモーターへの送電を極短時間停止し、その間にモーターの逆起電力(これが本来のBEMF)を測定、これによってモーターの回転数を推測して負荷の変動がモーター回転数の変動につながらないようモーターへの送電電圧(ないしパルス幅)を増減する機能。
デコーダを構成するマイコン自身が有するモーター制御機能として実装されていることも多く、この場合は搭載されているマイコンメーカーによって呼称や機能が決定されている。
坂道でも、たくさん客車を引いても、線路や車輪にちょっとした障害があっても(たとえば蒸気機関車のロッドが引っかかっても)ほとんど速度が変わらないので、安定した走行になる。また同じ速度を指定すれば常に走行速度も同じ、ということは、重連や自動運転等のスムーズな実現にも資する。この機能の有無により走行感は明らかに変化するので、デコーダの価格差以上の価値がある機能と考えるユーザーも多い。
ただ、短時間とは言え周期的にモーター送電を停止するため、車両によっては負荷が掛かっているときに若干うなり音や振動(送電断の周期による)を生じる。

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