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スピード・テーブル - (2007/06/27 (水) 22:27:09) のソース

**スピード・テーブル speed table
DCC搭載車両の速度指定は無段階というわけではなく、初期は14段階、その後28,128段階と改良されてきた。最近のデコーダはこの3種類すべてに対応しているが、例えば「128段階の50番目」といった各段階の速度は規定されているわけではなく、デコーダによって異なっている。
このデコーダの速度設定を変更し、好みの加減速を設定するための機能がスピード・テーブルと呼ばれる機能。ほとんどのデコーダはMin(CV2),Mid(CV6),Max(CV5)の三段階を設定することで自動的に加速曲線を調整するが、28スピード・テーブルと呼ばれる詳細な設定のできるデコーダもある。
なお、28スピード・テーブルを持つデコーダの速度設定を128段階に指定した場合も、自動的に速度設定が補完される。またたとえ14、28段階の速度設定であっても、各段階の加減速をなめらかに移行させる機能を持つデコーダも多い。

ちなみに、デコーダに速度指定命令を送信しても、直ちに指定速度まで加減速するわけではなく、デコーダの設定により決められた加減速率で速度を増減させるという動作をする。これはもちろん実車が模型のようには急加減速できないことを再現するものであるが、この動作(運転操作に実際の速度が遅れてくる)が実車のマスコン操作に近い感覚となることから、DCCの速度段階を「ノッチ」と呼ぶこともある。

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