Powered Dressed Light Armor
軽装機動鎧装(シルエットギア)
 リアクターの能力を個人運用において最大限に発揮させるために開発された機動鎧装、所謂パワードスーツ。 AR単体で起動し、基本的に外装全てを半実体化させた魔素により構成している。その為、AR元々の処理領域と個人の処理能力のみで運用されるため負荷が大きい。オンスロートのみ武装は実体兵器を専用に改造したものである。
 強行偵察、強襲殲滅、制圧破壊、空対空、決戦級が現在開発されている。
 出撃コードは[籠の鳥は放たれた]

基本構成
フレーム構造 動力骨格:緩衝帯:魔素圧縮装甲
機動 徒歩・スラスター機動・高機動変速術式
電装 レーダー類・3Dフルマップ・通信システム一式

 コード:シルエット
 強行偵察型。機動力と索敵、装甲を重視し、最低限の武装を行った型。使用者の負担を限界まで軽くした基本型でもある。A.Rv1.03より採用。この型のみ適正が無くとも装甲として使用することが出来るが、動作補助等は一切働かない。外骨格外装式で緩衝帯は一層、武装は格納式2種と外装式2種。
 コード:スカベンジャー
 強襲殲滅型。シルエットの装甲を武装に振った型。自己の行動が負担になりにくい調整がされているが、外要因の負荷の軽減は高くない。外骨格式で緩衝帯は一層、武装は格納式2種と外装式4種。
 コード:オンスロート
 制圧破壊型。火力と装甲に特化している。重装のため機動力はあまりない。4.7cm速射砲を搭載しており300mmクラスの装甲に対処出来る。艦艇級の装甲には二重貫徹式成形炸薬弾または、吸着式ヒートパイルを使用。
 他と同じく外骨格式であるが、外装の一部と武装は実体兵器。武装は格納式4種と外装式6種他。
 コード:ファイアフライ
 空戦能力を持つ装備。対地攻撃は微妙。試作型感が否めない。外装式で骨格部分を飛行性能に割り振った為、防御が薄い。武装は格納式2種と外装式2種。
 コード:タナトス
 決戦級。廃スペック。使用者の負担が大きい。幾つかARのリミッターを外し、定格の数十倍の出力で運用される。


機動重騎装(カタフラクトギア)
 2015年に開発された、シルエットギアを基礎により大型化された物理装甲を有する機動鎧装。演算器を積み込む事で従来問題とされていた適正面を大きく補助することが可能になっている。仮想的な中型機動兵器(AC・WAP等)よりも僅かに小さく体高にして4m前後とボトムズに近い大きさとなっている。
 ARを動力とするため細身ながら重装甲で、骨格部分も殆どを半実体化させた魔素により構成されているため軽量かつ堅牢。また、シルエットギアに適正があれば、外装を放棄することで大破しても戦闘を続行できる。騎手は背面から搭乗し、騎馬に近い膝立ちの体勢でバスケの様な両手を横へ出す形で操縦する。
 駐機時は外装同士が噛み合う事で半実体魔素による内骨格を失った状態でも自壊しないようになっている。
 主な構成は内側から、騎手・内骨格・第一緩衝帯・格納兵装・外骨格・第二緩衝帯・外装・他。

重装高速機動騎装(ドラグ・マキナ)
 竜を模して造られた機動鎧装。全高7mとかなり大型化されており、A.Rの膨大な出力を活かした高速機動戦闘を得意とする。射撃兵装を減らし近接攻撃に特化している。
 内骨格を凝結エリキシライト結晶によって形成しているため、A.Rが破損し、エネルギー供給が途絶えると一瞬で分解するというわりと危険な装備である。
 そのような欠点があるものの、殆どの兵器相手に無双できる性能を持っている、いわば決戦兵器とも言える装備である。
 2019年、特異点鏡面境界[異界の目]から湧く、具現鏡像に対抗する為に造られたものの、内骨格に使われるエリキシライトの量が多く、絶対数は完全に不足している。

外殻式強化鎧装 Extender エクステンダー
 2021年に弱小個体のイミテイター増加に対応するため公表された身体拡張外装。
 単純な身体能力の補助だけでなく、機動性の向上や継戦能力の向上、重装化と言った兵器としての側面を重視して開発されており、AR基盤の鎧装と比べて適正をほとんど要求しないという特徴がある。
 スラスター移動が可能なため、加速力・最高速・走破力、どれをとっても既存の陸上兵器を大きく上回る。
 ただし致命的な欠点として、装甲の薄さと射程の短さがあげられる。あくまでも人間サイズの兵器の為、装甲自体薄く、装甲を抜かれなくても衝撃だけで大きなダメージを受けることになる。また、自重が軽いため大口径高火力の砲を装備でき無いため無反動砲や携帯ロケット等が最大火力。
 スラスターによる複雑地形での高速機動は既存の戦争戦術を覆すに足るものだったが、イミテイター出現によって人間同士での大規模な紛争は息を潜めた。しかし、小規模戦闘での高機動・高火力はエクステンダーの有無が勝敗を分けるほどのものとなった。

無人型外殻式強化鎧装 スカルドール
 2023年、増え続けるイミテイターによる人的被害を減らすために、LG社から各国への技術提供によって開発された無人機。エクステンダーを外殻として、内側に遠隔操作式のロボットを組んでいる。内部に組み込まれた防御システムによって、エクステンダーよりも遥かに防御能力が高いが、遠隔操作式であるために認識能力や反応速度に劣り、内部の重量が重いため、最高速度も落ちている。
 人的被害を減らすために盾として使われたり、自重の重さを活かしてエクステンダーには装備できない大口径砲による火力支援に活用される。

PDLA(Powered Dressed Light Armor)
試作17号機 動力重鎧
質量:フレーム38kg+アーマー28kg 防弾性:NIJレベルⅣ+若干の耐爆性
出力:筋力補助380kg リカバリー150%程度 バランス個人差があり不明
動力:金属電池 稼働時間:2時間半
装備:特に無し
 ととてつ。二章にて灰斗が使用。電気増幅アクチュエータによる低電力化によって飛躍的に稼働時間を伸ばしているが、最大出力はやや低いか。そも、役割としては殆ど盾+重火であるため問題ないのだが。
 着るのには時間が掛かるが、全パージ・一部パージが可能なので脱ぐのは速い。
 2009年に試作1号機が開発されたが、その時の起動時間は僅か30分。17号機までに社内では凄まじい技術競争が繰り広げられており、そのせいで新技術や新素材がやたらと開発されていた。