魔素関連




《魔素》とは。

 純粋なエネルギー体が物質化しだものであり、質量・体積辺りの内包エネルギー量・容量が他の物質より遥かに高い。
 精神の構成要素に《魔素》が関係している事が判明している。
 粒子状態で空気中に在る場合拡散せず停滞し、風などにより極ゆっくりとした速度で流れる。結晶化すると密度が増大し、体積辺りの内包エネルギー容量が極大化する。
 現在、《魔素》をエネルギー資源として扱うためには、特異な生態を持つ《魔素生命》の力を借りるか《擬似魔素》の性質を利用するほか無く、コストパフォーマンスは良いとは言えない。



《擬似魔素》とは。

 《小規模亜空間抽出暗黒物質変換炉/アークリアクター》により精製される汎用エネルギー体。性質は《魔素》とほぼ同じだが、内包エネルギー容量は一京分の一、内包エネルギー量は千分の一ほどしかない。
 ただし、《魔素親和性》と《意志共鳴》という独特の性質を持っており、《魔素》との併用により膨大なエネルギーを容易に扱えるようになるだろうと考えられる。
 擬似魔素は安定性が悪く、変換後、崩壊と結合を繰り返しながら暗黒物質に再変換され、余剰エネルギーによって自己を元の空間へ還元させる。その為、アーク・リアクターでは擬似魔素と魔素を共鳴させることで、還元反応を抑えこんでいる。



《魔素親和性》とは。

 周囲の《魔素》の動きに同調したり周囲の《魔素》を同調させたりする、《擬似魔素》特有の性質。主に後者の性質が利用され、《魔素》をより、容易に扱えるようになる。



《意志共鳴》とは。

 《魔素》と《擬似魔素》の持つ性質。思考やイメージに同調して反応を起こす。だだし、《魔素》は極めて反応が鈍いため、人では満足に扱えるようにならない。思い通りに扱うには、それなりに訓練が必要。



「内包エネルギー量」とは。

 物質の持つエネルギーの総量であり、核反応で取り出すことの出来るエネルギーの数万倍ほどにもなる。だだし、物質ごとに差が大きい。これには物質の構成要素は全てエネルギーであるという理論に基づいている。



「内包エネルギー容量」とは。

 ある物質が保有する事の出来るエネルギーの最大であり、《魔素》や《擬似魔素》を除けば、内包エネルギー量より、極わずかに大きい程度である。
最終更新:2015年06月06日 10:47