メモリ確保 Memory Allocation


void *fftw_malloc( size_t n );
void fftw_free( void *p );

これらは、mallocやfreeとほとんど同じ働きを持ちます。唯一、返り値のポインタがFFTWのすべてのアルゴリズム(例えばSIMD高速化)に必要な制約を満たすこちだけがことなります。3.1節のデータの並びも参照のこと。

fftw_mallocで確保されたメモリは、通常のfreeではなく、fftw_freeで解放しなければいけません

これらのルーチンは、ただ単にユーザーのOSのmallocを呼び出し、必要であればメモリ配置がそろった同等の関数を呼びます(memalignなど)。したがって、通常は時間や空間のオーバーヘッドが著しく生じる心配はありません。また、データを確保するのに必ずしもこの関数を呼び出す必要はありませんが、この方法を強く推奨します。

記:C++では、通常のmallocと同様に、fftw_mallocの出力を確保する型にキャストする必要があります。
最終更新:2009年01月22日 22:27