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NONAME(ノーネーム)

  • 登場作品:学怖,晦,学怖S,極
  • 種族:カテゴリ
  • 関連人物:坂上修一,倉田恵美,北島なつみ,園浦智子
  • 関連用語:七不思議の集会,噂,トモダチのトモダチ,無限廊下,こっくりさん,トイレ
 俗に言う名無しの権兵衛さんのこと、この呼称が気に入らないなら「John Doe」、「John Smith」、女性なら「Jane Doe」、と好きにお呼びください。

 主人公、語り部をはじめとして数多の登場人物を有する「旧作」であるが、実際は「噂」と言う媒体を用いて主人公に語るに留まり、実体験する機会は滅多に回って来ない。
 そのため、登場人物の実在すら疑われる場合が時として存在する。
 噂からどれだけ語り部が近いかによって情報の信憑性は著しく高下するとも言える。

 語り部が体験を話してくれるパターンですら新堂一話「霊界へ続く旧校舎の鏡」の「吉岡」のように下の名前が伝わっていなかった事例が数多い。
 新堂三話(男)「親友が残した映画のチケット」の「ダチ」や「まつげ」、由香里二話「お屋敷にいた子供の話」の「あっちゃん」、「よっちゃん」、「かっちゃん」といった、フルネームどころか苗字すら明かされず、ニックネームで話が進む場合もある(ただし、かっちゃんは隠しシナリオによってはフルネームが判明する)。
 由香里四話「オカルトアイテム」の「マザー・アンジュ」もフルネームが判明していないが、占術師の偽名の場合はニックネームというより通り名や通称と呼んだ方が正しいだろう。
 逆に、語り部にフルネームで覚えられているなら、ごく親しい関係や、より近しい位置に彼、彼女がいることになるだろう。

 岩下二話「無限に続く学校の廊下」に登場する男子生徒が便宜上「坂上修一」と名付けられる。
 福沢七話「突如現れた意外な七人目」では、「黒木先生」によって 「七人目」が殺されてしまったが、その人の名前が明かされることはなかった。
 「校長先生」はシナリオによっては苗字だけは判明するが、逆にその話以外では名無しと言っても過言ではない。
 『学怖(S)』に登場する主人公(一年E組のクラス)の担任の先生には名前が付いていない。ちなみにあらゆる話で聞ける一年E組の担任の先生の設定をまとめると「歳を取らない薬の愛用者だという噂がある(細田二話「女子トイレの壁の染み」の若月先生ルートより)」「この学校の卒業生(細田七話「旧校舎の壁に隠された秘密」の黒木先生の話を聞かないルートより)」とのことである。

 「名無しさん」はそれらの究極とも言えるものであり、名前がなく(判明せず)、且つモブ並の存在感というわけでもないキャラクターの中で代表的なのは『晦』の和子三話「和子がみた正夢」の女の子と男の子であろう。
 彼女達(とコロ)の話であるにも関わらず、これといった呼び方もなく終始「女の子」や「男の子」という呼び方で話が進んでしまう(もっとも、和子が名前を知らないというのもあるかもしれないが……)。

 『極』「招霊騒動」に登場。




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最終更新:2023年05月05日 22:10