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学園に潜む闇



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殺人クラブ(さつじん-)

  • 登場作品:学怖,学怖S,VNV,AMC1,学恋,学恋2,殺クラR
  • 種族:部活(非公認)
  • 関連人物:日野貞夫,《所属》,坂上修一,倉田恵美《?》
  • 関連用語:語り部(1995)《所属,》アンプル,人間の生と死に関する百日の動向,覚醒,逆殺人クラブ,復讐サイト

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概要


 殺人クラブとは鳴神学園に密かに伝わる非公式・非合法の部活である。
 その活動はターゲットとなる獲物を選抜し、校内から逃げられないよう処置を施した上で、メンバーによる人間狩りのゲームを楽しむと言うもの。

 「旧作」ファンの間では人形仮面の少女と並び、俗に三大シナリオと呼ばれ認知される。また、そのインパクトとキャッチーさから、「殺人クラブ」と言う組織・システムは後のシリーズの顔として後の作品に大きな影響を与えるようになった。
 このシナリオにまつわる数々の名言・迷言も数多い。

 リーダーとして活躍した日野貞夫のキャラクターを決定付ける他、同じく彼を主犯とし、インスパイアされたシナリオを数多く生み出している。
 この項ではそれら類似した組織についても記述する。

 また、当初シリーズの起点として発表された「2008」シリーズには従来の「殺人クラブ」とはまた違った歴史、存在が語られている。
 これにより、全く性質の異なる二つの「殺人クラブ」が並立することもある。


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学怖

 新堂七話「殺人クラブとの戦い」に登場。
 語り部達が全員敵に回り、集会そのものが「創作」で流されると言うどんでん返しに加え、卓越したシステムとシナリオの融合が特徴的である。
  それまで一応はただのサウンドノベルであった『学怖(S)』を時間制限付きのAVGに変えると言う衝撃と、さらにはフラグ満載の凶悪なまでの難易度をもって襲い掛かった。
 語り部達はなんだかんだ言いつつも人間味が溢れ過ぎた言動でプレイヤーを魅惑してきただけに、ユーザーの度肝を抜いたことに間違いはないだろう。

 アンプルと言う強制力によって坂上は校内に縛り付けられ、限られた行動回数で各所に散ったメンバーを倒しつつ、アンプルを探し出さなくてはならない。
 アクションを取る度に毒が溶け出すまでの時間が削られていく緊張感は主人公との一体感を高め、焦らせ、夜の学校を走らせる。

 現実、攻略の手順は決定されているのだが攻略本・事前情報無しの初見でクリアできたプレイヤーは誇るべきである。

 物凄く弱い「風間」、初見殺し必須の新堂の「宿直室」、太り過ぎな「細田」、事前準備が必要な「岩下の肖像画」ととばっちりで死んだ荒井、最後の難関・福沢の「人間の生と死に関する百日の動向」――。
 などと、ここでしか使えないだろう狂った状況、後世に伝えられるべきブラックジョークも数多い。
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実態

 その実態は日野貞夫をリーダーとし、部員たち自らをもって選ばれたエリートと称してほんの些細なことから人を殺す狂人集団である。
 その活動内容は新聞部部室に置かれた「恨みのノート」で知ることが出来るが、彼らの憎しみを受けた犠牲者たちは本当にどうでもいい理由(一部例外あり)で殺されている。

 「エリートはストレスが溜まってはいけない」
 「だからストレスになりそうな者は排除する」

 彼らの動機を知った坂上は唖然とし、最後の一人であり指導者の日野を全否定している。
 なお、日野の口ぶりからすると彼は創設者でなく、当代のリーダーであるようだがどのくらい前から部が密かに存続しているかは謎となっている。

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学怖S

 移植にあたってグラフィック・サウンドに様々なリファインが為されているが、それに留まらずシステム上の難易度が抑えられることになった。
 最終話という都合上、途中の死亡エンドが「そしてすべてが終わった」から一応次の周回(集会)に進める旧校舎スタッフロールに移ったのである。
 もちろん、納得出来ない方はいくらでも奴らへ挑みかかっていただきたい。

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四八

 殺人クラブそのものは登場しない。
 が、交換殺人を斡旋する裏サイト「復讐サイト」がそれに当たる。

 製品版では「リベンジャリン」と改称されたこの団体は和歌山や東京などで一応の名残を残しており、各シナリオの有機的つながりを断片ではあるが見せている。
 かつての『リストラの朝』まで巻き込むと言う構想はシナリオカットによって潰えたが、一連のシナリオ群の心臓部は「学怖inよんはち」で確認することが出来る。


 「学怖inよんはち」によると、多くの人間を巻き込み狂わせていったこのサイトを主催していたのは日野貞夫と、今作の設定では全国に散った語り部達である。
 何人か(主に細田)のキャラが微妙に違ったが、怖い話をして怖がらせた後に日野の元に連れて行くと言う流れは同じである。

 ただし、日野の寡頭政ではなく、全員が共同管理人と言う肩書きを持っている点が本家とは異なる。概ね目立っていたのは日野のため案外問題ない?
 なお、些細な摩擦から坂上が狙われることになったのはかつてと同じ。
 その発端を作ったのは倉田の些細な悪戯(?)なのだが……?

 そして、坂上は決断を迫られる。
 今度は薬の力を借りず彼ら人殺しの仲間になる展開さえ用意されていた。
 かつての坂上とは一味違う様で。⇒逆殺人クラブ

 [目玉はサディスティックな哄笑を撒き散らす日野が最後に見せた姿である。それは狂人と人間が混ざり合った時に見せる顔なのかも知れない。
 それは『AMC1』において心の闇を追いかけ続けた彼の原型であり、悩み流動し続けると言う彼の人物像を形成する鍵なのだったのだろうか……。]
 そして、彼らは全滅した。
 だが、得体の知れない「あなた」が今も復讐サイトを運営しているらしい。


 『四八』は、まぁ色々とあったが、新作が出たことになって足踏みをしていた「殺人クラブ」を解き放ち、同時に鎖を付けたと言う功績は大きいのかもしれない。
 単なる愉快犯の高校生たちが数多くの大人たちを不幸にした。
 だが、好き勝手ばかりしてもいられない。

 彼らが気ままな暴君でいるのは一度で十分。
 それ以上はより大きな世界、外界の風を感じて四苦八苦すべきである。


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アパシー・シリーズ

 「殺人クラブ」の屋号ははもはや日野が独占したものではなくなる。
 マン・ハンティング・ゲームと言う日野の趣向は継続するものの、本来の「殺人クラブ」や対抗馬の「悪魔召喚クラブ」の登場によって裏組織は並立しえることが証明された。

 「殺人クラブ」と言う題材はアパシー・シリーズ始動以前の『2008』で取り上げられ、後の作品の展開に大きな影響を及ぼすことが確定している。  
 『VNV』おまけシナリオ「恵美ちゃんの坂上クン観察日記」において、語り部達に対して、久方ぶりにこの設定が付与されたのを皮切りとして以後の作品では度々顔を見せる。


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イチョウの木と殺人クラブ
 『2008』へつながる歴史(分岐)では表向き以下の噂を持って語られる。 

 「殺人クラブとは殺しを請け負う謎の死刑執行人である。
 もしあなたに殺して欲しい人がいるなら以下の手順を追うといい。

  赤い紙 を用意し、その中央に殺したい相手の名前、左下に自分の名前を書く。
 その紙を第三運動場の右から三番目の イチョウ の木の下に結ぶ。
 すると、その内容は人知れず殺人クラブの目に留まる。
 もし彼らが願いを聞き届けてくれたなら、翌日あなたの靴箱の中に《了承》と書かれた 緑の紙 が入っていることだろう。

 しかし、ひとつ注意すべきことがある。
 あなたの依頼が他人に知られることがあってはならない。
 紙に書いた内容が知られたら、あなたは殺人クラブによって殺されてしまうのだ」

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日野貞夫と殺人クラブ
 かつての「殺人クラブ」と言う組織はひとえに日野に支えられている感が強かったが、前述の新設定などによって日野の支配力はかなり落ちた。
 『AMC1』では本来の殺人クラブを日野が部長の名の下に私物化したと言う事情が語られ、パイオニアとしての性格もかなり薄れたことになる。


 部員たちの日野に対する態度も良くて目上の先輩を遇する程度とあまり恵まれていない。特に同級生の新堂・岩下・風間は明らかに彼と対等に接している。
 『VNV』のオマケを発端として、事ある度に下克上を経験しているのはけして気のせいではないだろう。
 『AMC1』でそれはいきなり最高潮に達し、なぜかターゲットの倉田に次ぐ率で死亡を経験していたりする。そもそも

 『学恋』では

 『学恋2』で


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 また、『2008』で日野が語る事実や『AMC1』のEDのひとつによると、殺人クラブとはそもそもが「鳴神学園」自体の主導によって作り上げた未成年者による暗殺実行部隊で、日野はそれを私物化していたらしい。
 主に孤児などから集められた候補者は

 なお、所属する現メンバーが力不足と認められた場合は新メンバーとの入れ替えが行われる。選考は新旧のメンバー総出の殺し合いにより、どちらかかが全滅するまで続く。
 その際には部長の裁量も認められるが、時には管理者である学園側の意向が働くようである。



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VNV




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探偵局

 作中において明確に

 そして、探偵局も関わることを避ける禁忌のひとつ。


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AMC1

 『AMC1』「恵美ちゃんの殺人クラブ観察日記」がアパシー・シリーズにおける殺人クラブの本格始動と相成ったシナリオである。そして、シリーズ開幕の狼煙とも言える。
 十一種類(実質登場するのは九種)のルートに従い、彼らは手管手妻を変えて新主人公「倉田恵美」へと魔手を伸ばす。果たして、それは――、
 ――かつて実現されなかった女性主人公版「殺人クラブとの戦い」と言える。

 もっとも「不殺」を最後まで貫けた坂上とは異なり、このシナリオは敵も味方もバタバタ死に、同時に殺す。作風もサバイバルホラーだった原作の趣きを残しつつも、倉田の趣味そのままな血みどろスラップスティックと言った風情だろうか。
 多種多様な主人公とメンバーの死に様から残酷趣味を醸しつつ、逆にあっさり流すことによってクレイジーでコミカルな空気感を終始演出している。

 時に、殺人鬼の「殺人クラブ」メンバーを差し置いて、視点人物である主人公倉田こそ一番狂っているのではないかと言う危惧すら与えるのだから相当なものである。
 実質シリーズ初主演のこの作品で倉田の個性は確立したが、全編が狂気に彩られたため、各々のキャラクターの変革にかなりの抵抗は 
 希釈されたとは言え、彼女の狂気が存在しなくなったということはないだろう。


 この作品での新要素といえば、殺人者からの視点に尽きるだろう。


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学恋

 坂上編「日野」ルート、倉田編「日野」ルートに登場。


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学恋2

 新堂編「日野」ルート、岩下編「日野」ルートに登場。


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学恋V



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殺クラR

 もうひとつの殺人クラブが明確に描かれる。




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