し1


索引


幸せを呼ぶ人形(しあわせをよぶにんぎょう)

  • 登場作品:2008


地獄(じごく)

  • 登場作品:男怖,小学怖
  • 種族:スポット(異次元)
  • 関連人物:間中愛,長瀬えくぼ《犠牲者》
  • 関連用語:三途の川,伝説のベース,携帯電話
 俗にいう死後の世界のうち、生前に悪行を行った者が送られるとされる世界。
 洋の東西を問わずにこの発想は存在し、良くも悪くも生きとし生ける我々の倫理観を縛る概念である。
 ヒンズー・仏教思想では輪廻を積み重ねるにあたり最下層の世界として設定され、罪業に応じて長い刑期が与えられたりもするが、基本的には転生を積み重ねる上での通過点に過ぎないとされている。

 キリスト教に代表される啓典の民の宗教などでは最後の審判で神による裁きが下ったものが投げ込まれる世界である。
 加えてダンテの『神曲』に代表される世界観では、最後の日が訪れるまではサタン、ルシファー、ベルゼブブなどに代表される「悪魔」たちのテリトリーでもあり、不信心者などの罪人が日々虐げられているとされている。


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 『男怖』「地下を走る電車」ルートに登場。
 狭間の部屋から繋がる異世界のひとつ。
 正確にはいきなり地獄送りとはならず、その前段階として「」という前置きを置いてくれる。
 ただし、ここまで来た以上は迷い込んだのが生者であっても容赦はしてくれないようだ。


 (執筆者募集中) 


 『小学怖』水曜日「バグを見つけた方、ご連絡ください」に登場。
 劇中で「携帯電話」からかけることができる「地獄につながる番号」というものが発見されてしまう。


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地獄の穴(じごくのあな)

  • 登場作品:探偵局
  • 種族:都市伝説
  • 関連人物:荒瀬範子《犠牲者》
  • 関連用語:トモダチのトモダチ
 アランちゃんこと「荒瀬範子」が創作した都市伝説。
 以下の手順を踏めば、地獄の住人になんでも願いを叶えてもらえるらしい。

 まず、どこでもいいから1㍍四方の穴を掘り、死んだ人の遺品を入れる。この際に入れるのは特に親しい者でなくても良い? 
 そして、「亡者さん、亡者さん。今晩いらっしゃい。ベッドの中で待ってます」と心を込めて念じる。
 すると夜中一時ちょうどに地獄の住人がやってくるので、急いで願い事をすること。
 この際、願い事を十三秒以内にしないと、地獄に連れて行かれてしまうので注意。

 荒瀬さんはこの話をダシに「都市伝説探偵局」を呼び寄せようとしたらしいが、あっさり見破られる。
 正直、創作と割りきってもあまり出来がいい話とは言えない。
 そして、賽臥富樫会長曰く「くだらない都市伝説」が現実になることによって、荒瀬さんはとある末路を迎える。時に二〇〇七年五月十五日午前一時のことであった。
 ――元々は単なる噂だったとして、ましてや一個人の創作だったところで、時には大きな力を持つことがあるのかもしれない。


地獄の黙示録ラーメン(じごくのもくしろく-)

  • 登場作品:学恋,学恋V


地獄屋敷(じごくやしき)

  • 登場作品:2008,探偵局,学恋,月下
  • 種族:スポット
  • 関連人物:袋田昭吾,細田友晴《噂》,大場雅嗣,桐瓦のぞみ,佐古修司,関根晃,福山梢《犠牲者》
  • 関連用語:我慢クラブ,心霊写真,予言
 鳴神学園近郊で最強の心霊スポットとして知られる屋敷。屋敷とは言うが、外観は一般的な二階建ての住居であり特に豪邸というわけではない。管理者もいて入居者も募集されているようだが入ったところで誰も長続きせず、結果無人の状態が続いている。

 戦間期に食料物資を豊富に地下に溜め込んだとある一家の住居を興りとする。
 が、一家の父の態度の悪さもあって近隣住民の怒りと嫉妬を買ってしまい、腹いせに一家のことを地下壕を閉じ込めたまま封鎖するという暴挙を働いたのだとか。


 (執筆者募集中) 


 『2008』


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 『探偵局』第二十話「幽霊の棲む館」に登場。
 近場の「幽霊屋敷」の噂を聞き付けてきた賽臥に対して富樫センパイが解説してくれるのがこの「地獄屋敷」である。
 鳴神生の間でポピュラーな肝試しスポットとして知られているようだが、過去に事件もあり、よくない噂も立っているらしい。

 しかし賽臥の得た情報はの幽霊屋敷の一件だった……。

 『月下美人』第一巻「地獄屋敷」に登場。
 「及川由紀」の無茶ぶりを発端として黒川茂たち「我慢クラブ」の一同はこの住居へ夜間の肝試しを敢行する羽目になる。


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自殺(じさつ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,晦,VNV,AMC2,特
  • 種族:現象
  • 関連人物(その1):岩下明美,内山浩太,河原,橋本美也
  • 関連人物(その2):井上史郎,二階堂
  • 関連用語:屋上,カッターナイフ,首吊り桜,心中
 自分で自分の命を絶ってしまうこと。首吊りや飛び降り、刃物による自刃、焼身、電車への投身、服毒、入水等々の手段がある。
 日本でも年間三万人もの死者が出ており、社会問題化している。


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四神相応(しじんそうおう)

 四神相応とは風水学的な観点に立った理想的な都市の立地条件を指す。 
 東西南北からなる四方を守護する四聖獣(「青龍」、「白虎」、「朱雀」、「玄武」)と、それらが象徴する地形(湖沼や山地など)がぴったり当てはまる平成京などは理想的な王者の土地とされた。


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 由香里五話「遺跡で起こった事件」に登場。


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 『探偵局』第十二話「四辻」に登場。


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七人目(しちにんめ)



死神(しにがみ)

  • 登場作品:学怖,晦,学怖S,四八,学恋,流神A,男怖
  • 種族:カテゴリ
  • 関連人物:黒木先生,山本道夫,ケツ,岡本のり子《犠牲者》,ヒナキちゃん《正体?》,元木早苗《正体》,古間篤生
  • 関連用語:髑髏,心霊写真,送り犬
 死神とは文字の通り死を司る神である。
 また、死神を天使の一種とする考えもある。
 イメージからは人間の命を奪う悪魔的な存在と思われがちであるが、実際は魂が迷うことなく導く役目も持っており、けっして邪悪な存在ばかりでは言うわけではない。
 文字通り「死」の擬人化と捉えたとすれば、そこに善悪が挟まる余地はないだろう。

 高位の神としての「死神」の代表的な例としては記紀神話のイザナミ(黄泉大神)、ギリシャ・ローマ神話のハデス(プルート)、北欧神話のオーディンなど、最高神やそれに準ずる神格の持ち主が多い。
 それだけ人間にとって「死」が重要視されてきたことへの証左といえる。
 焼け野原から草木が芽吹くように「死」は後の「再生」に繋がる。
 [タロットカードの死神のカードは、逆位置にすると「誕生」を意味する。]


 福沢一話「同級生・早苗の奇怪な行動」、荒井四話「宿泊施設にある謎の4番ベッド」、細田七話、由香里五話などに登場。
 数多ある妖怪や幽霊に比べるとあまり目立つ存在ではないが、強いて言うなら一番印象深いのは「死神鉛筆」だろうか。
 「死神」が図案化された際には朽ちかけた黒いローブを纏い、巨大な鎌を構えた骸骨の姿で描かれることが多いが、死神鉛筆で登場した「死神」はある程度付肉され血管らしきものが見えるデザインとなっている。


 また、死神のことを現代のメディア・サブカルチャーでは「死」と言う現象自体をシステム化し、人間の寿命を運営する一種の官僚機構として描かれることも多い。

 古くは閻魔大王を頂点とする地獄の沙汰にしても明らかに中国の歴代王朝における官制をモデルとしている。
 この場合だと死神は現世に赴いて生者の魂を回収する営業的な下っ端な役回りを嫌でも想起させられるかもしれない。

 そんなわけでこの発想から膨らまされたなんとなくのイメージを共有している読者も多いだろう。
 ちなみに筆者としては星新一のショートショート集に頻出するそれをイメージを掴むキッカケとして推薦する。
 この手の作品は『死神の精度』や『しにがみのバラッド』など名作が数多いのでチェックは欠かせない。

 この例では福沢一話。
 早苗ちゃんの正体はズバリ死神で、髑髏の面を付けた師匠「ラ・モンド」に初仕事として「ケツ」の魂を渡すと言う展開、少女マンガにありそうな(偏見)トンデモ分岐が『学怖S』で追加されている。


 また、岩下五話「交通事故で死んだ運命の恋人」ではとあるモチーフとして古典落語『死神』に登場したギミック(落語自体翻案であり、発想は古くから見られるが)が使用されるなど、死神という題材は時を越えて人々を惹きつける事柄と言える。
 死神にとっては従来のイメージと離れた少年漫画の『DEATH NOTE』や『BLEACH』が大ヒットを記録したこともあり、現代において「死神」と一言に言ってもけして語り切れない存在であることがわかる。

 意外なことに一番通俗的な死神のイメージに近いのは細田七話に登場する「スーツの男」だろう。少年だった頃の黒木先生に出会った彼は先生の魂を奪おうとするが、X年後に代わりの魂を渡すことを条件に見逃された。
 かつては軍服姿だったことを考えると、死神だって生きた時間にいることを感じさせる。冷徹に職務を遂行する存在ながら、悪いのは黒木と考えれば……。


 『四八』鳥取シナリオ「」に登場。


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死神鉛筆(-えんぴつ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,鳴七
  • 関連人物:山本道夫,袖山勝《犠牲者》
  • 関連用語:宿泊施設《出没》,こっくりさん,予言
 『学怖(S)』荒井四話「宿泊施設にある謎の4番ベッド」に登場。
 とある生徒が「こっくりさん」の亜種である「死神様」に使用していた鉛筆。
 先が削られたこの鉛筆を手に持つと動いて内容を勝手に書き出していく自動書記を行う。

 その内容は鉛筆を使った者の死の「予言」である。
 さらに特色としては、こっくりさんなどでは紙や十円玉は処分しなければならないとされているが、死神様の鉛筆は同じ物を使い続け、そのパワーをため込んでいきさらに強力にしていく……と考えていたようである。

 件の生徒(サッカー部の先輩)は既に学校を卒業したようだが、その鉛筆をある日紛失してしまう。
 そう、サッカー部の使っていた「宿泊施設」に……。[それを使い続けていた生徒が生き延びて無事卒業もしている点を見るに、それらの予言を避ければ死もまた避けられる、ということのようである。]

 荒井さんはその鉛筆の話を知っていたため、発見して自動書記による予言を受けた山本に忠告をしている。
 だが結局は止めきれずに彼を死なせてしまったあげく「地縛霊」にさせてしまったため、責任と恐怖を感じてサッカー部を辞め、懺悔としてこの話をするのであった。

 『鳴七』「謎の四番ベッド」に登場。


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死の掲示板(しのけいじばん)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:スポット
  • 関連人物:岩下明美《噂》,江藤昭子《呪い》,秋山恵利子《犠牲者》
 岩下一話「災いを呼ぶ死の掲示板」に登場。
 一年E組のある新校舎に通じている、一階の昇降口階段脇にある掲示板。
 何代か前の先輩たちが卒業記念に残していった物らしく、「卒業生一同」との文字が刻まれている。が、何年度のものであるかは不明。

 新校舎が建てられる前から、つまりは旧校舎時代からの遺物のようである。[普通はそんな中途半端な情報の残し方をしないはずなのだが……]

 しかし想いとは裏腹にこの掲示板には非常に多くの悪い噂がつきまとっており、利用する生徒はほとんど居ない。
 だが掲示板にはなぜか不気味な張り紙などが貼られ続けては放置されており、時には人間すら張り付けられることがある。事件があって以降は取り外そうとする動きもあったようだが、お決まりの如く事故が多発して結局は放置され続けている。

 実際の掲示板を調べる展開では「生徒同士の※を深めるため」という文字も刻まれているのを確認でき、おそらくは「絆を深めるため」と刻まれていたのであろう。だが写真を撮った倉田の目に映ったのは、という文字であった。
 これが原因にしろ、単なるいたずらにしろ、悪質である。しかも現在では絆を深めるどころか生徒たちに犠牲を出し続けるやっかいな怪物と化しているのだから。


死の四コース(しのよん-)

  • 登場作品:学怖S


紫犬(しばいぬ)

 ――なに? ぢが間違ってるって? ちょっと、表に出ろ。
 「シバ犬が書けなくて何が悪い!? な に が わ る い!!!」

 『鳴神学園短編集』「学怖キャラクター テスト回答スクラップブック」に登場。
 漢字テストに出た「しば」犬を書けと言う問題にどうしても答えられなかった神道さんが窮余「紫犬(むらさきいぬ)」と書いて出したことによる。
 直前まで迷っていたらしく、難度も書き直してはいたのだが、実はその候補の中に正解が混じっていたのだから皮肉なものである。
 そして、この答えは新道さんバカネタとして後々まで尾をひくことに……。


 『学恋』倉田編バッドエンドにてシンババによる再テストを受けた真堂さんであったが、お情けで入っていた「しば」犬問題に最度引っかかる。
 うっかり激鱗に触れてしまった恵美ちゃんを車道まで吹き飛ばしてしまい、タイミング良く「トラック」。鳴り響くサイレンの音はどっちやら。
 さらに、『学恋』攻略本をめくってみれば目に付くのは真藤さんのぢの汚さ。『AMC1』から続く神童さん脳筋ネタはここに頂点を迎えることになる。


 続く『学恋2』振動片。
 夜イベント「紫犬-解決編-」にて相変わらず悩む真堂さん、神道山であるが――津井に「柴犬」を思い出すことに成功した!
 一応の解決を迎え、新堂さんがシバ犬に悩まされることはもはやないだろう。

 ちなみに同じく新堂編「日野貞夫」ルートにおいて新堂さんがシバ犬を拾うシーンが存在する。
 雨のせいでせっかくの髪がおじゃんになったのは残念だが、結果生まれたのはファンの間で人気の高いSFC版『学怖』の髪型をした新堂さんである。
 犬が作った縁なら、新堂さんイジリも今となって懐かしく思えるのだから不思議である。……ところで、唐突ですがクイズです。

 Q1.この記事に誤字は幾つ出てきたでしょうか?
 A1.14コ。「ぢ」と記事名をお忘れなく
 Q2.「しば」犬を漢字で書いてください。
 A2.「柴」犬


自白(じはく)

 「自白」とは隠していた罪や本心などを己の意志で周囲に向けて告白すること。
 ここでは「七不思議」システムを採用した作品でのシナリオの仕掛けについて語る。
 語り部の話にはたとえそれがどんなにつまらないものであっても必ず入手経路と言うものが存在する。
 当人の完全な創作と言うケース(例:真田泰明)を除いて。

 本人の体験談だったり、親しい人伝てに聞いた話だったり、トモダチのトモダチと言う不明確な第三者であったり、実に多種多様である。
 珍しいところでは夢などの超自然的現象、書籍などのメディアから仕入れたお仕着せの話なども存在するが、それらの信憑性、いかに真に迫っているかはどうしても「語り部」と「怪談」の距離で変動するところも大きい。


 「自白」はそれら、あやふやな顛末を一挙に白日の元にさらす仕組みである。
 どう考えても「話の中で犯罪犯してますよね?」と指摘したくなることが実は目の前に立っている本人のしでかした事と当人の口から語られでもしたら、もはや真実味以前に一挙に身の危険を覚えるレベルの話である。

 わかっていて見殺しにしたり、興味本位の観察と称して自殺を止めなかったり、恐怖の演出かもしれないけれどなんでそんな話をするんだ!? と思わず叫びたくなるプレイヤーも多いだろう。
 特に岩下さんや正美さんの場合は内容が殺人行為であったとしても直接か間接かの違いがあるにせよ嬉々として披露してくるので困る。まぁ、彼女らの場合、物証を残すようなヘマをするはずもないのだろうし。

 罪の悔悟と言う旨を話の冒頭から触れた場合、語り部の体験談が直接の「自白」、むしろ懺悔録になってしまうこともある。
 他に、話の中で自分や噂の登場人物が何らかの罪を犯しているのに、当の本人は気付いていないと言うパターンも存在する。
 「福沢玲子」などはその好例であるが、主人公がそのことを指摘する機会には乏しい。



地縛霊(じばくれい)

  • 登場作品:学怖,晦,学怖S,
⇒「地縛霊



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  • 「実験」の項を削除しました。特筆して書けるような要素はシリーズ中に存在しないと思われます -- 名無しさん (2022-01-11 15:04:29)
  • 編集が競合したかもしれないのでうっかり消えてしまった人はご一報ください。 -- 名無しさん (2023-01-28 16:38:11)
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最終更新:2023年07月28日 10:24