か1


索引


カートばあさん

  • 登場作品:男怖
  • 種族:人間
  • 関連人物:守山成樹
  • 関連用語:モテルンジャイ
 『男怖』「ナンパしようぜ!」に登場。
 『男怖』発売当時(2010年)の中野ブロードウェイには商品を載せたカートを押しながら、牛乳などの飲み物を売り歩いていた老婦人「カートおばさん」がいたという。作中では「都市伝説」的存在としても触れられているが、実際は店も構えている普通の人である。

 で、『男怖』作中に登場するのはこちら「カートばあさん」。
 攻略本内にも断りの文句が載っているが、実在の人物「カートおばさん」とは別人である。

 で、このばあさんが何をしたかといえばたまたま中野の街で出会った「守山成樹」の目的を一目で看破、ちょっと人の悪い冗談で彼のことをからかったあとにおわびとして「モテルンジャイ」という謎の滋養強壮剤を投げ渡してくれる。

 ばあさんに悪気はないようだが、その後守山に訪れる仕打ちは彼の望みをねじ曲げ解釈した末路としか言いようがない。
 攻略本によるとばあさんはほかにも不思議な商品を持ち歩いており気に入った人間に渡すことを行っているようだ。
 どうやら守山の件も一例に過ぎなかったと思われる。[使い方次第で幸福にも破滅にもみちびくアイテムを渡すというプロットで『笑ゥせぇるすまん』の「喪黒福造」や『週刊ストーリーランド』の「謎の老婆」を思い出す方もいるのではないだろうか。]


怪人X(かいじんえっくす)

  • 登場作品:ナポin
  • 種族:人間
  • 関連人物:杉田かおる《噂》,志垣瑠璃《犠牲者》,サネアツ,飛べない小鳥,リスカリリカ《同士》
  • 関連用語:夢想荘《犠牲者》,自殺
 『ナポin』第2話「自殺志願者の鎮魂歌」に登場。
 ルリルリこと「志垣瑠璃」の呼びかけにこたえて「夢想荘」にやってきた自殺志願者のひとり。
 ネット上での発言からしてぶっきらぼうで、かつ過激な発想で周囲に嚙みついていた人物だが、実際に姿を現したのは立ち絵からすれば小学生くらいだと推測される少年だった。なお実際に同好の士たちと対面した際も愛嬌は皆無で物騒な発言も変わりはない。

 どういうわけだか風呂敷包みを抱えているが、彼が言うに包みは大切な宝物らしく、誰にも触らせようとはしなかった。
 その後は同士たちと夢想荘へ足を踏み入れる。

 [風呂敷の中身は話中や制作話では語られなかった。しかし、「自殺志願者の鎮魂歌」が「柱の傷」の続編的立ち位置であることを考えられると、今後どこかで判明する可能性もあり得るのではないだろうか。]


加賀先生(かが-)

  • 登場作品:小学怖
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園 教師
  • 関連人物:元木香苗《噂》
  • 関連用語:無限廊下《犠牲者?》,宿直
 『小学怖』火曜日「無限廊下」に登場。
 二十年ほど前、「宿直」の見回りを最後の足取りとして突如失踪してしまった女性教諭。
 この際に彼女の失踪した痕跡と思しき懐中電灯と黒い焦げ跡がある廊下に残されていた。そのことをいわれのはじまりとして、数年後に児童「林吉夫」が恐怖体験をしたことから、のちに当該の廊下は通称「無限廊下」と呼ばれることとなる。 

 ちなみにこの話をしてくれた元木さんも一連の事件に明確な答えを見つけられていない。
 この際、彼女から意見を求められたマッド君は一説として話題にのぼった「人体自然発火現象」と科学的見地に立っての数例の仮説で説明できると言った。ただし、現状では加賀先生失踪の真相は闇の中であることと言うことを留意する必要があるだろう。


かぐや

  • 登場作品:小学怖
  • 種族:人間
  • 職業:小学五年生
  • 関連人物:小門宇宙《?》
 『小学怖』水曜日「小学生アルバイト情報」、「北からの手紙」に登場。

 「小学生アルバイト情報」。
 親友の「松戸博士」からの紹介で、ネットで提供されているホログラム・アバター越しの講師業をはじめた「小門宇宙(愛称:ソラ)」のもとに初めて訪れた受講希望の「かわいい女の子(推定)」。
 なお、かぐやとはプライバシー保護の観点から名乗った仮名であり本名は不明である。サービス上では本来のソラと同年代の女の子のアバターを選んでいたが言動や物腰は等身大に馴染んでいた。
 特にはにかむ姿などがとても愛らしかったことから、ソラは自然と彼女へ惹かれていくことになる。

 そんなかぐやだったが、真面目で純真な性格をしており「地球滅亡」を謳った煽情的なタイトルを付けて人目を引こうとしたソラ(名義は「ノルディック」)に文句を言おうとしたのが受講したきっかけだったらしい。
 ソラとしては大まじめにオカルト関連の持論を講釈しようとしたが受講者が来てくれない反動のようなものだったのだが、かぐやに一目で恋したことあって地球が滅亡するうんぬんより彼女を喜ばせようと前向きな方向に授業を転回することになる。

 また、ソラはかぐやとの初対面の時にテンパって本名を漏らしてしまったのだが、それが幸いして「百点塾」にまつわる事件を解決したお手柄小学生その人であることを後から調べて知ることができ、かぐやの方からもソラに惹かれるようになっていった。
 しかしどういったわけか、もうネット上で受講は受けられないと彼女の方から別れを告げるのだった。

 それを受けてアバター越しの「彼女」が年齢は元より性別も定かではないと知った上で、ソラは君に会いたいと告げる。
 そして、時は流れて五年生の春休み、遠くに行ったという彼女の方からソラの家に行きたいと連絡が入る。
 ソラとは電話越しに、背中越しの逢瀬だったが、彼女の姿を見せたくはないという願いに応えてひと時手を重ね合うのだった。

 ちなみにソラとしてはかぐやの事情を詳しくは探るつもりはないようで『竹取物語』の「かぐや姫」にちなんでか宇宙人に違いないとロマンチックな仮説をなかば信じながら今もネット講師や「地球防衛軍」を続けているようだ。

 「北からの手紙」。
 そして真相は、彼女からソラくんに送られたであろう手紙によって明らかとなる。
 プロット上、この掌編が「水曜日」に収録されないという案もあったらしい。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 その正体は普通の人間である。直接会った時の印象と会話の内容通りに、ソラと同年齢であることはほぼ間違いない。 
 ソラと別れた理由は、自身が難病に侵されておりその療養のためにネット禁止の北海道の病院に入院することになったため。
 ソラと直接会う際の不可解な行動や姿を見せたくなかった理由は、自分に自信がないがための女心である。
 (複数に渡って電話をしたのは不安の表れ、背中越しの不自然な体勢もかぐやが車椅子に乗っていたため。)

 ちなみに作中で彼女が罹っている病名は具体的には伏せられているが、日光に当たると重い症状が出る難病は「色素性乾皮症」などをはじめとしていくつか実在している。[深掘りするのは配慮の面からもやめようというメッセージなのかもしれない。]

 いずれにせよ、そんなかぐや(仮名)ちゃんは前向きに人生に向き合っていこうと考えている芯の強い女の子であり、人並みに不安も抱える普通の女の子でもあったことになる。彼女がもう少し勇気を出したことで、そのことをソラくんが受け入れてくれること、これからの交流を続けていけるだろうことが示唆され、希望に満ちた内容で終わったことはほぼ間違いないだろう。



景倉沙耶(かげくら さや)

  • 登場作品:男怖
  • 種族:人間他
  • 関連人物:守山成樹《恋人》
  • 関連用語:蟲,人魚,錨草,コガネムシ様
 『男怖』「レッツ合コン☆」ルートに登場。
 わざわざ友人がセッティングしてくれた合コン会場で緊張のあまり気絶してしまった童貞少年「守山成樹」。集まった女性陣が愛想を尽かして出て行ってしまう中、唯一残ってくれた少女である。
 異性への免疫がなく言葉もどもりがちのため、同じくあがり症な守山とは似た者同士だった。そのため双方不器用で手探りで、ものすごく初心な交際を続けていく。
 ゲーム全体を見回してみても守山にまともな形で彼女が出来る数少ないケースである。

 が、その結末は悲恋で終わるか、むしろ終わってくれというようなロクでもない事になってしまう。


笠外(かさげ)

  • 登場作品:月下美人,新生2
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 用務員,黒百合総合病院 警備員
  • 関連人物:坂上修一,日野貞夫
  • 関連用語:宿直室
 ちょい悪風のお兄さんを自称するが、内面から発せられる暴力と犯罪の匂いをどうしても拭いきれない中年男性。
 すっとぼけた口調だが、他者の弱みを握ってゆすりたかりのネタにすることを日常から生きる術にしているように見受けられる。
 そのため暴力による恫喝を選択することを躊躇しない。当然ながら金、酒、女の香りにも目がなく、短絡的に凶行に走る根っからの犯罪者である。

 彼の性質を挙げるとすれば、「学校空間」で物語が完結することが多いシリーズの中ではなかなか登場しない、「大人の犯罪者」であり、かつ「部外者」であること。
 洗練された暴力がまだ社会の荒波を知らない生徒に襲い掛かってくる恐怖と言い換えることも出来る。

 『月下美人』第二巻に登場。
 最近、学園にやってきた一用務員だったが、坂上に誘導される形で日野貞夫にぶつけられる。
 「殺人クラブ」の活動などは全く知らなかったようで、日野が殺人鬼であることを察した様子もなかったものの、彼がわけありだということは坂上の吹き込みもあって理解したようだ。

 日野の自宅に押し寄せて威圧の破壊行為と坂上の言外の脅しによって首尾よく金をせしめた後は、継続的にカモにできるネタを見つけたとでも思ったのか上機嫌で去っていった。
 しかし、あくまで坂上にとっては目的を達成するための、日野を動かして舞台をお膳立てするための道具として笠外は動かされたに過ぎなかったようだ。

 用務員という職業上、放課後の学園に常駐していたため「殺人クラブ」を一堂に集めた新聞部部室に空気を読まずに乱入してくる。が、彼の登場は坂上の計画には別に入っていなかったようで、坂上に一発で射殺されるというあっけない最期を迎えた。
 これには予定外の邪魔者を排除することはもちろん一同を脅すためという打算的な目的もあったようだが、なにより坂上は彼を利用するにあたって笠外の前歴を調べていたためである。
 身勝手にも、仮にも自分の子でもある幼児を殺害した笠外は、坂上にとって最初から許せない相手であったようだ。

 『新生2』「赤い靴下」に登場。
 「クロユリ(黒百合)総合病院」の警備員として病院からの脱出を目論む坂上くんたちの前に立ちふさがる。ここは『月下美人』の彼のことを知っていればなおさら緊迫感が増すシーンだろう。
 勤務中にも関わらず女性看護師さんに扮した一同を口説こうとしており、女癖の悪さがうかがい知れる。


風間祝(かざま しゅう)

  • 登場作品:小学怖,新生
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園初等部 六年六組
  • 誕生日:1月1日
  • 血液型:不明
  • 趣味:鏡を見ること
  • 好きな/嫌いな食べ物:高いもの/安いもの
  • 関連人物:風間望《?》
  • 関連用語:しりとり小僧《噂》
 年代不明、鳴神学園初等部六年六組に属する児童のひとり。
 プチ風間、以上――。
 これで紹介を終えるのもなんなので一応文を割くが、五百円大好き女の子大好き、そして自分が大好きなナルシスト少年っぷりは風間一族のパイオニア「風間望」と共通する。言うならば小学生版風間くんである。

 独特のトンチキな話法などもあってクラスの男子には面白半分だが好かれており普通に人気があるが、女子からは変人として距離を置かれる傾向にある。
 そんな彼だが、(無性生殖ではなかったのか)風間姓の父以外にも母親が存在するようである。

 「水曜日」のホームルーム(朝の会)で毬絵先生が面談に(お父さんを加えただけだと風間一族のノリに拍車がかかるだけなのか)ストッパーとしてお母さんにも同席を求めての四者面談を考えるそぶりを見せる一幕もあった。
 ちなみに「風間望」が父であるとはほぼ間違いないと思われる。『2008』vol.1「後記」によると「息子の祝」というフレーズが存在している。[前後の文脈を考えると、一応「風間丈」の息子という線もなくはないがいずれにしても縁戚である。]

 『小学怖』月曜日「しりとり小僧」に登場。
 かつての風間望が開帳した一族の定番ネタ(『追加版』版)を小学生の風間くんもまた語る。
 内容を比較するとしりとりのコツパートを前振りとして尺を多く配したり、本題の体験談に登場する女の子たちの名前が伏せられていたりするが、見どころは小学生だからこそ許されるスキンシップ過多が実は許されていなかったりするオチ部分だろう。

 剣幕を変えて教室に飛び込んでくる某女子児童の勢いを照れ隠しと受け止めるのは面の皮の厚さと取るか、将来どころか現時点ですら大物に思える大器の片鱗と取るかは、あなた次第。
 が、ここ小学生だからこそのオチ部分を高校生の「風間望」さんが逆輸入していたりする。げに恐ろしきは風間一族であろう。

 『新生』「ブラック・アイ・キッズ」に登場。
 都市伝説「ブラック・アイ・キッズ」検証のために「富樫黎雄」くんが意見を求めたクラスのみんなのひとり。
 紹介されたみんなの中ではまさかのトリとしての出演である。(相変わらず金を取ろうとしながら)黎雄くんのことをわざわざ自宅に招待したうえで披露してくれたのは「動物説」。

 いつものふざけたノリに大した期待をしていなかった黎雄くんも流石に舌を巻いてしまうまともな意見だった。 
 しかし、その翌日。真面目な話をしたかと思いきや、その印象を巻き戻すかのようなできごとが起こる。
 風間一族特有の謎っぷりに煙に巻かれたのか、それとも別の怪異の仕業かは不明なものの、都市伝説「ブラック・アイ・キッズ」を検証していたはずの黎雄くんは、別の都市伝説「風間」に出くわしてしまったのかもしれない。


風間丈(かざま じょう)

  • 登場作品:2008,探偵局,学恋2,学恋V,流神A
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年E組→三年O組
  • 年齢/誕生日:17歳/2月14日
  • 身体:168cm/?kg→178cm/64kg ♂ ?型
  • 好きな/嫌いな食べ物:オムライス/トマト、魚料理
  • 関連人物:風間望《親戚,思慕》,風間一族《?》,富樫美波《幼馴染》,チルちゃん,ブッチ《?》
  • 関連用語:七不思議の集会,語り部(2008),オスカル同好会《所属》,しりとり小僧《噂》
 謎の男・風間望の親戚で、性格は風間そのものの貴公子奇行士。
 性格も容姿も非常に似通った風間家の男子の中では自分大好きナルシスト&女好きのフェミニストを強調したものとなっており、容姿もそれに見合うジャニーズ系の優男として描かれることが多い。

 が、変人さと空気の読めなさでは風間望を凌ぐ。
 脱ぎ癖があるのか、結構な作品中では制服の前面をはだけている。
 風間望との関係だが、作品によってはそれなりに親戚としての交流が描かれている。望のことを年の離れた兄のように慕い、望の方も丈のことを自分を慕ってくれる愛い奴だと思っているようだ。

 唯一風間一族の中でもまともという呼び声も高く、最低でも二学年下の妹「風間望(かざま のぞみ)」がおり、なぜかその存在を恐れているらしい。
 彼女は『学恋2』風間編「夜イベント」にも登場したが、一人両親に可愛がられ、いい顔をしながらなぜか風間望&丈にはキツく当たっていた。理由は不明。

 『2008』
 初登場作品。
 「七不思議の集会(2008)」に招かれた語り部の一人。
 なぜ日野貞夫はこの男を呼んだのだろうか。と自問自答したくなるくらいにいつもの風間である。

 展開が二転三転する緊迫した場の雰囲気に引っ張られ、事あるごとにうろたえたり戸惑ったり天然ボケを飛ばしたりで、現在のところは本編の進行にはあまり関与しない。
 他の出席者にはわりと絡む方だが、スルーされるか適当に流されることが多かったりする。

 場の空気を読まずに寝たり起きたり忙しい「倉持千夏」のノリに乗っかって彼女をあやしたり、引き寄せられたか自分も寝たり、「真行寺葵」嬢にひっぱたかれたりとなかなかに忙しい。

 もしかしたら真意を隠しているのかもしれないが、和ませ役が彼の現状の立ち位置だろうか。
 男相手にする暴言もどことなくアホっぽく不思議と嫌味にならないなど、独特の空気を醸し出しているのかもしれない。

 余談ながら一年ほど前の時間軸である『流神A』と比べると、なぜか10cmほど身長が伸びている。
 そのため、ゲーム版『2008』は『探偵局』や『流神A』などにおける線の細い美少年としての印象と比べると骨太の伊達男としての描き方の方が強く出ているかもしれない。

 『探偵局』第十一話、第十四話に登場。
 後々まで響いていく変態ぶりの一端を見せてくれた。
 詳細不明ながら入学式の日にトンでもないこと(2008年にはストリップショー)をやらかし、日暮先輩が「すごく変な人」と声を荒げるほどである。

 第十一話「赤い鏡」。
 校門前で深尾先生がプレッシャーを放つ中、遅刻間際の一時を急ぐ主人公「賽臥隆恭」とぶつかってしまう。だからといって賽臥にクリーニング代をせびったりする言動をしたため彼からは不興を買い、ちょっとした言い争いになってしまった。結果、時間を浪費したふたりはあえなく遅刻である。

 そんな彼、名前を覚えられている辺り、深尾先生からは目を付けられているらしい。
 なぜか妹(この時点では中学生)を呼ばれることを処分として捉え、非常に恐れていた。

 シンババ……じゃなかった深尾先生も彼にとっては一応レディに入るのか、歯の浮くようなキザったらしいセリフで煙に巻こうとするが、当の先生からは事務的かつ無下に処理されてしまう。
 一方、露骨な贔屓を受けて解放された賽臥は土下座して懇願する彼を横目に嫌な悪寒を抱えながらその場を去る。その後、彼がどうなったかは不明である。

 第十四話「妖怪ベロリ」。


 (執筆者募集中)  


 『学恋2』風間編「夜イベント」に登場。
 風間望にとっての「七不思議の集会」から十三年前の姿、幼い頃の彼が登場する。地球人としての風間望との関係は彼の従弟らしい。
 少なくとも『学恋2』内では地球人として通されているのだが、その出生地は地球のどこかにある「ごちゃ村」で、彼を取り上げたのもチルちゃんブッチである。やはり風間の姓を持つ者は普通ではなかった。

 あの頃、君は若かった――、どうしてこんな可愛い子がアノ勘違い男に育つのか、時の流れは残酷である。五百円ネタをはじめとして兄と慕っている風間に変な影響を受けたのが原因、なのか? 幼い頃の富樫会長と同じ幼稚園に通っているなど、後々の人間関係の片鱗は見せていたが、素直ないい子っぽかったのに。

 『流神A』オープニングに登場。
 友人の賽臥がかつて辿った道を「柴田浩次」も通るのかもしれない。
 「踊り場」の姿見でナルシティックにポーズを決めて悦に浸っているところを遭遇してしまった柴田だったが、五百円と引き換えに怖い話を聞きだすことに成功した。

 しかし予想外にも、話のオチの方はがっかりなんだか収穫なんだか反応に困るものだったりする。
 一般生徒と言える柴田もまた彼が「変態」と呼ばれるだけの奇行の数々を繰り広げていることは聞き及んでいたようで、幸か不幸か「風間丈」の学内における知名度は高いようである。

 ちなみに本作には年上の親戚である風間望も出演しているのだが、向こうが骨太の伊達男になっている一方で、こちらはケバめのメイクを施しておりビジュアル系アーティストにしか見えない。
 シャツの方も全面開帳とまではいかないものの、相変わらずのはだけっぷりである。

 『学恋V』
 繁華街に何回か行くと登場。(ほのぼの2以上、ハキハキ2以上)
 いつも道に迷って泣いている。

 男主人公の場合は妹の望(のぞみ)ちゃん、または幼馴染の美波さんが彼を探しているので、それに協力することになる。
 女主人公の場合は迷子の丈くんを見かけるので、一緒にはぐれた相手を探してあげよう。


風間望(かざま のぞむ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,VNV,AMC1,AMC2,学恋,学恋2,特,学恋V,流神A,追加,新生,極,ドラマCD,新生2,秘密,ナポin,鳴七,稲in,アパ殺
⇒「風間望


風海純也(かざみ じゅんや)

  • 登場作品:流神A
⇒「風海純也


梶山三郎(かじやま さぶろう)

  • 登場作品:探偵局
  • 種族:人間
  • 職業:服部家お抱え料理人
  • 関連人物:服部拓磨,梅沢佳代
 『探偵局』第四話「服部家の災難」に登場。
 服部家に仕える使用人の一人で板前。河岸に立つ人のようにきっぷのいい時代がかかった口上が気持ち良いあんちゃんである。浪曲が好きらしいが、そのCDを職場の「梅沢佳代」さんから借りたまま忘れている。いって返すよう伝えてあげよう。


カズ

  • 登場作品:新生,荒井,鳴七
  • 種族:人間
  • 関連人物:荒井昭二,茂爺,クレ,ゲン《仕事》
  • 関連用語:いみぐい村,心中
 本名は「佐伯力図(さえき よしのり)」。
 難読の名前のためか「カズ」という呼び方をされることが多い。
 そのため、公式表記やユーザーからも「カズ」という呼び方で定着している。

 『新生』「牧場奇譚」に登場。
 青森の牧場に長期アルバイトに訪れた荒井さんが出会った男性。
 荒くれものに見える面相揃いの牧場の従業員たちの中では珍しく、色白かつぬぼーっとした印象を受ける異色の人物である。
 二十代前半ほどと年の頃が近くインテリ風の雰囲気を持っているためか、「茂爺」の差配で牧場に来たてで右も左もわからない荒井さんの指導役として同室に付けられ、色々と説明をしてくれた。

 無表情で愛想こそないものの、受けごたえは常識的で必要なことはきちんと教えてくれていたものの……。
 荒井さんはカズさんが踏み入られたくないなにかを隠すかのように、心に壁を作り独特の距離を周囲の間で保っていることに気づく。
 それは荒井さん相手でも例外でなく、縁を持ちそうになかった牧場の人たちと荒井さんが打ち解けても変わることがなかった。

 が、荒井さんが持ち込んだ太宰治著『人間失格』の冒頭のフレーズをきっかけに、二人は数度の交流を持つ。
 カズさんの誘いで、ふたりトマト畑にやってきて。赤い宝石のようなトマトにかぶりつくシーンは、食事の描写に力が入った『新生』の中でもことさら印象に残る場面のひとつだろう。

 その後、カズさんは後ろ暗くも甘美に思える牧場での自分の仕事を荒井さんに教えてくれた直後、荒井さんの知らない未明に牧場を発っていた。それと同時に荒井さんはわけありだらけで本名もよくわからない牧場の人の中でただ一人カズさんの本名と「わけ」を知ることになる。

 会いに行こうと思えば今すぐにでも行けるのかもしれない。
 けれど「恥の多い生涯」というカズさんが去り際に残した宿題を前に、今も荒井さんは彼と再会するための日々を、生涯を送り続けているのだという。

 『荒井』「根幹」、「連絡する」ほか多数のルートに登場。
 牧場に向かう分岐を選んだ場合は上記の展開を踏まえてカズさんと必ず顔合わせをすることになる。
 荒井さんとの関係については上記のトマトに至るまでの流れを通過するか、もしくは心の琴線に触れる言葉を聞いたこともあって常の調子は崩さないまでも基本的には好意的である。時には聞いたが最期、引き返せそうにない領域まで胸襟を開いてくれる。

 どうして彼がこの牧場に至ったかの理由、彼が牧場で行っている仕事の内容、焼肉の正体など荒井さん(とプレイヤー)が抱える疑問などについても、分岐ごとに設定は異なるものの教えてくれる。
 ちなみに、この際にはほぼ共通して「心中」という行為および多くの場合で「恥」と「好奇心」にまつわるカズさんの内心の煩悶が綴られていく。これら結末を通過していくことで、漠然としたカズさんという人間像が次第に結ばれていくかもしれない。

 なお文面であれ口頭であれ、危険な誘惑込みで教えてくれるこれら回答だが、それを聞いた上でどうするか? という選択の余地は荒井さんの方に与えている。
 カズさんは荒井さんのことを非常に自分に似通った鏡像のように思いながら、自分の選べなかった「IF」を歩めるかもしれない他者であり、願いと祈りを託せる何者かとして捉えているのかもしれない。もしくは違うのかもしれない。考え方はあなた次第。

 「他のバイトを探す」。
 こちらでは「いみぐい村」に最近越してきたらしい若い男性。
 村長の指示に従って、祭りの準備を行っていたところを荒井さんと出会う。特に詳細なバックボーンは語られず、基本設定と共通した来歴を辿っているかも不明だが、その人となりや印象などはある程度共通している。 

 ただ、村が祭りを迎えていよいよ集落が破断点を迎えつつあることを察した彼は、招かれただけの部外者である荒井さんと袖山くんの両名に注意を呼びかける。その上、その翌日には危険極まりない場所に化けた祭りの会場から遠ざけて逃がしてくれる。
 その後はカズさんの一言をきっかけとして、村が本当の意味で老人ばかりしかいなくなったことと現状に至ってしまったことを申し訳なく思っており、村に留まり続けることにしたとふたりに告げる。正気を保ったまま村に殉ずることにしたのかもしれない。

 一方で「ここはいい村だから」という言葉の通り、かつての村を気に入っていたことは間違いないようである。
 そこに余人でははかり知れない実感と重みが籠っているのも確かであり、荒井さんがカズさんを引き戻すことはできなかった。

 「無理にでも一緒に行かせる」。
 中村くんと一緒に牧場に到着した荒井さんを部屋に案内する役回りである。
 第一印象を含めてここまでは根幹の流れと相違ないものの、直後に荒井さんは曽我くんとの予想外の再会に心を傾けることに。

 結局、牧場での滞在は一夜明けて目覚めと共にやってきた幻想体験という短時間で終わってしまい、カズさんとの間に得られたかもしれない交流の機会もここで絶たれてしまう。
 そして彼もまた、牧場のほかの従業員たちと同じ運命を辿ったであろうことが示唆されている。

 「牧場を探索する」、
 第一厩舎の使われていない馬房に危険なものが隠されていることを知っており、荒井さんに手出し無用と警告をしてくれる。
 どのルートでもカズさんが荒井さんの身を心配してくれていることに変わりはないのだが、この展開では特に顕著である。

 なお、茂爺たちと比べ認識に温度差があるためカズさん自身もここで痛い目に遭った可能性は高いが、詳細は不明である。
 荒井さんが警告を無視して遊女の霊を拾ってきてしまったことを知ると流石に当初はあきれたようだが、「好奇心に勝てなかった」の一言でハッとした様子を見せる。やはり、この展開におけるカズさんも荒井さんと通じるなにかを有しているようである。

 その後は、淡々とした常の調子を崩さないながらもこの土地が有する闇の歴史を教えてくれたりと色々と協力してくれた。
 荒井さんと同等以上の見識を有することもあって、カズさんと意見を交換する中で事態は次第に進展を見せることに。
 基本的に脅威は荒井さんにピンポイントに向かうため、カズさんに及ぶ影響は余波程度だが真摯に向き合ってくれる。

 とは言え、ある意味事件の元凶である中村くんに大オチが向かっていく場合は、大過なく牧場での一ヶ月を終えたと荒井さんの中での認識が遊女の霊のせいで改ざんされてしまったりする。
 この場合だと他ルートのような劇的な別れはカズさんとの間でなかったと考えられるが、語られていない以上は不明である。

 「はい、大体わかります」。
 荒井さんが自分の仕事について知りたがるのを予期していたのか、自分が牧場を離れても確かに伝わるように競走馬用の投薬の配合を記したレシピを残していた。それも、荒井さんにピンポイントに向けた危険な誘惑を込みの、言外のメッセージとして。

 カズさんが荒井さんに向けて投げかける二択は強烈なものが多いのだが、ここでのそれは最も重大なもののひとつだろう。
 プレイヤー諸氏には選択の重みをより強く感じ取っていただきたいため、ここでその先に待っていることを記すことはしない。
 どうか、願わくば悩みに悩んだ上で後悔のないように、最初の選択に進んでいただければ幸いである。



(執筆者募集中)


 「連絡する」。


 (執筆者募集中)


 『鳴七』「牧場奇譚」ほかに登場。
 都会からはるか離れた僻地で生活しているカズさんだが、そのことも相まって手番のシナリオ以外ではかなり特殊な顔見せの機会を設ける。その際には本名の「佐伯力図」で呼ばれることの方が多い。
 錯覚しがちだが、カズという呼び名はあくまで見知った者同士の愛称であったり、カズさん本人の事情ありきで便宜的に用いている呼称であり、公的な場で呼ばれることはそうそうはないということだろう。

 「牧場奇譚」。
 基本的に『荒井』版とシナリオに相違はない。

 「いみぐい村」。
 基本的に『荒井』版とシナリオに相違はない。

 「十三階段」。
 「小倉」のエピソードを踏襲している。
 「十三階段」の分岐として「愛と呪いの指輪」が収録されている。

 こちらでは「佐伯力図」名義。


(執筆者募集中)


 「殺人クラブ」。
 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
 「カズ」はその中のひとりであり、「宿直室」にあるテレビをつけると見ることができるテレビ番組に出演している。

 「佐伯力図」という怪談師らしく、探索中の坂上は自殺についてのうんちく話を聞くことができる。
 坂上は一視聴者に過ぎないため、当然ながら情報のやり取りはなく一方通行である。


(執筆者募集中)



和弘(かずひろ)

  • 登場作品:晦
⇒「和弘


加瀬ひなた(かせ-)

  • 登場作品:殺クラR,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年G組
  • 関連人物:細田友晴《友人》,緒方麻紀,玄武拓馬《?》,里中あゆみ《依頼》,西垣大吾,相撲部一同《ターゲット》
  • 関連用語:殺人クラブ《所属》,サークルR
 浅黒い肌が特徴の明るいコギャル風の女生徒。
 一人称は「アタイ」で「にゃはははは☆」や「~なんよ」などの独特な話し方をする。

 表面的な部分では、さしずめ「福沢玲子」と「倉持千夏」を足して二で割ったようなキャラ付けといえる。
 ただし本質的には義理堅くて人情深い少女であり、軽薄な部分は真意を隠すための仮面であるともいえるだろう。

 『殺クラR』。
 依頼に応じて殺人をこなす「殺人クラブ」の一員である。
 お爺ちゃんと相撲番組を見てファンになったから見学させて欲しいという口実で相撲部員たちに近づく。
 しかしその真意は殺人クラブとして「里中あゆみ」の依頼を受け、彼らに死の制裁を与えるためだった。

 彼女の話により、今作での殺人クラブ(学園側)の具体的な活動を垣間見ることができる。
 メンバー全員で一人のターゲットを狩る原作でお馴染みの殺人クラブ(日野側)と違い、相手が複数でも一つの依頼につきメンバーの一人が実行するようだ。

 一瞬の隙をついて相手の肩に飛び乗ったり、素手で人の顔の皮をひっぺ返すなど、超人的な身体能力を持ち合わせていたが、他のメンバーもそうであるかは定かではない。
 彼女の超人的な殺人描写はなかなか恐ろしいが、新学期以来一度も履き替えていない靴の臭さで相手を怯ませるなど結構シュール。
 しかし自分の靴の臭さなんて相撲部が行ってきた悪事のどす黒い臭いよりはマシだと漏らすなど、一般的には知られていない学内の裏情報にも精通しているようだ。

 「細田友晴」の相撲部一同によるいじめ事情も知っており、外で見張りをさせられている彼を招き入れて相撲部一同にトドメを刺すようにうながすなど予想外の動きも見せた。
 ただ耐え忍ぶだけという彼の考えを改めるように諭し、これからは自分が仲間で友達だと細田を殺人クラブに迎え入れる。

 一方で、前述のターゲットである相撲部の三年生部員四人には重傷を負わせただけで始末まではしておらず、細田に対する殺人依頼を個人的に握りつぶすなど、非情に徹し切れない甘さを上役の「玄武拓馬」からは見透かされている。
 特に前者に関しては玄武は見過ごしておらず、早急に片を付けるように脅しを込めた最後通牒を彼から受けることになった。

 『鳴七』「カエルですか?ネズミですか?」ほかに登場。
 単にその辺を通りすがっただけのオタクに優しいギャルに過ぎないこともあるが、危険物を処理しようと火消し役として駆け回っていることが多いようだ。
 ノリは軽いものの、やっぱり人当たりは良くて分け隔てなく周囲に接してくれる。


 (執筆者募集中)  


 「カエルですか?ネズミですか?」。
 「魔音の行方」のエピソードに登場。
 聞いてしまうと死んでしまうと噂される「魔音」のレコードが「中山真美華」の手に渡ってしまった後、中山さんに入れ違いに放送室を訪れる。幸いにもレコードは偽物だったわけだが、加瀬さんは中山さんを追って行ってしまった。

 彼女が言うには中山さんが魔音を手に入れたら世界が終わるとのことだが、中山さんと彼女の因縁は随所に散りばめられているものの、今作では持ち越しとなった。

 「イケメンマスク」。
 まず初めに、当シナリオは綾小路を始めとした多くのキャラに風間さんによる脚色があることに言及をしておく。
 鏡に映る自身の姿の変化がなく落胆していた綾小路(仮)と出くわし、彼の容姿を褒めた女子生徒Aが彼女である。これにより綾小路(仮)はマスクの効果を実感することになるという流れとなる。
 変な話、この女子生徒は加瀬さんでなくても成り立つのだが、[中山さんではなく]彼女にこの役が当てがわれた理由を考えてみるのも面白いかもしれない。キャラクター的に最適だったというだけ、という可能性は十二分にあるのだが。

 「夜泣き石」。
 「伊藤」さんのエピソードを踏襲している。


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 「殺人クラブ」。
 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
 「加瀬ひなた」はその中のひとりであり、二年G組の教室にいる。


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片桐里子(かたぎり さとこ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年生
  • 関連人物:新堂誠《噂》,原恵理子《親友》,飴玉ばあさん《?》
 新堂二話「飴玉ばあさん」に登場。
 飴玉ばあさんと出会って運命を変えられた者の一人。太っちょの洋梨体型でとても美人とは言えない容姿の持ち主だったが、裏腹に性格は良く、皆に好かれる優しい人だった。

 そして、片桐はひょんなことから飴玉ばあさんに飴玉をもらい、内面と同調するように、痩身で見違えるほど綺麗になってしまう。持ち前の優しさを貫くことさえできれば、親友の「原恵理子」のエピソードを横目に幸せな人生を謳歌することが出来る。
 しかし、親友の問いかけにちょっと棘を出すと、飴玉ばあさんの飴玉は実はハズレだったと言うことになり、彼女は全身を寄生虫に蝕まれて死亡する。雛見沢症候群L5 ここでも「」は大活躍。しかもアニメーション付きである。色々な面で嫌がらせにしか思えない。

 運命とは何なのだろう? 因果応報という定番の条理と言うには些細過ぎる失である。人生とは数多くの人々の選択が無数に絡まりあって作られると言うのはよくよく聞く話だが、恐ろしいことにこのゲームではプレイヤーの選択一つで、かくも急転直下な結末が生成される。……大仰に言い過ぎたかも知れない。設問が二択であるだけにそれがことさら目立つだけで、ことさらに極端な例では無いのだから。

 『学怖S』追加分岐。
 こちらでは太い体型つながりに大の甘党、虫歯に苦しんでいると言う分岐設定が与えられている。
 が、この際は痛む歯のためについつい短気を起こし、もらった飴玉を投げ捨ててしまう。その気迫はばあさんすら退散させてしまうほどだった。当然、ばあさんが彼女の元に現れることは二度となかった。

 後悔した時は既に遅し。しかも、ばあさんの呪いか彼女の歯は何度治療してもボロボロになるというオマケ付きである。
 とにかく、原と並んで飴玉ばあさんが毒にも薬にもなることを体現した人物と言えるだろう。

 『AMC1』「山本さんと飴玉婆さん」ルートに登場。
 本人は登場しないが、存在が匂わされている。
 地面に散らばった飴玉を拾い上げては回想する飴玉ばあさんのコメントに「あんな姿じゃと言うのに、優しくて……」などとあるがこれは片桐のことと思われる。ここのみの言及なので本人かは断言できないが、自業自得の「佐久間」と同じように彼女の眼球が抉られていたと言うのなら、報われないことこの上ないだろう。

 『鳴七』
 ⇒「酒井聖美」の項を参照のこと。
 「片桐里子」の要素は上記の人物へと集約された。


片桐智紀(かたぎり ともき)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 職業:俳優
  • 関連人物:真田泰明《仕事》,坂田守《仕事,憎悪》
 泰明二話「配役をめぐる怨執」に登場。
 俳優としては中堅どころで、演技力もかなり良い水準にあるらしい男性。
 が、ドラマの主役を(彼から思えば)ぽっと出の「坂田守」に奪われた事で片桐のプライドはいたく傷つけられてしまう。

 そんなわけで代わりに片桐が演じることになったのは主人公を三度に渡り殺そうとする執拗な敵役である。
 役柄とシンクロでもしてしまったのか、ドラマの撮影を憎き坂田を片付ける絶好の機会と捉え、実際に殺人のプランを練って実行に移してしまった。

 が、現場での事故を装う目論見を嘲笑うように、坂田は生き残り続ける。
 盛る毒を間違えたのか? あんなところに落下防止用ネットがあったのか?
 疑心暗鬼に囚われ、片桐は次第に現実と妄想の区別があやふやになっていく。

 このシナリオだが、片桐視点に立つ場合はどうあっても片桐と坂田は共倒れという形で終わってしまうのがポイントである。
 ただし、坂田の死亡タイミングは周囲の撮影スタッフの認識とは食い違っている。それこそ坂田が幽霊になって撮影現場に参加していたと解釈しないと成り立たないタイミングで死んでいる。展開によっては片桐さえ不可解なタイミングで死んでしまう。

 なお、この話が伝わっている理由付けとしては錯乱して入院した坂田の告白や、坂田が殺人に至った心理を綴った手帳などが発見されるという形で回収されている。

 ただし、このシナリオは片桐と坂田のほかに第三者の視点からも語られる。
 具体的には、何者かに憑依されたのかトランス状態で、まるで他人事のように自分のことを語る泰明さん視点である。
 それによると、片桐による坂田殺人事件の黒幕は番組の話題性とクオリティ(演技力)を上げるために片桐を扇動して坂田を殺すように仕向けたという番組プロデューサー(真田泰明)その人であるという。

 仮にその視点に立つとすれば、死亡タイミングのズレや片桐の自白などについては泰明さん流の脚色と考えられる。
 泰明さんに憑依した何者かだが、口ぶりやこの事件の真相を知りえたポジションなどを鑑みるに番組製作スタッフの誰か、もしくは泰明さんの良心が別人格として浮上したなどと考えられるが、真相は不明である。


片瀬隆二(かたせ りゅうじ)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年生
  • 関連人物:細田友晴《噂》,戸沢美紀《恋人》,室戸葵《元恋人》
  • 関連用語:サッカー部《所属》
 『特別編』細田シナリオ「トイレの恋」に登場。
 彼の末路を説明するとすれば、時代劇の題材の一つ「大岡裁き」の中でも一番有名な判例「子争い」といえば察しのいいひとはすぐに勘づくだろう。

 ただし、居合わせた細田さんは大岡越前ではなかった。
 彼の手を取って争うふたりの女の子、「戸沢美紀」と「室戸葵」も同じくあきらめのいい人ではないし、恋人の身を案じて手を引くような殊勝さを身に着けていたなら双方が足の引っ張り合いで転落死していたりなんてこともありえなかった。

 『鳴七』
 「西澤仁志」の項を参照のこと。
 「片瀬隆二」の要素・エピソードなどは上記の人物へと集約された。


片山(かたやま)

  • 登場作品:学怖,学怖S,秘密
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:時田安男《同士》
  • 関連用語:呪いのフィルム
 荒井五話「時田君の自主制作映画」に登場。

 映画研究会所属。
 アクション映画「正義の鉄拳!!」の主人公の父親役を務めていた生徒であり、「映画研究会」の創設者「時田安男」とは同学年。演者ではあったもののあまりにも演技が下手で、出番を増やせなかった様子。劇中での父親は追っ手に襲われて殺されてまうのだが、直接的にやり合うシーンはなく、追われるシーンと叫び声、死体で表現されていた。

 片山くんは映画と現実がリンクする呪いの犠牲者となってしまい死亡するのだが、シナリオの中よりも数段惨い死に方をする。
 彼は死人が出た後も編集を続けた時田君に対して、スクリーンから出てきて殴りつける。結果、時田くんは内臓破裂により死亡。
 片山くんは殴りながら笑みを浮かべていた。犠牲者が出ても興味本意から編集作業を止めなかった時田くんへの呵責からだろうか。
 暴力による内臓破裂は片山くんの死因と全く同じだった。

 『秘密』「これは……罠だ。黙って様子を見よう」ルートに登場。


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片山(かたやま)②

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 職業:小学生
  • 関連人物:前田良夫《噂》,ピンクさん《犠牲者》
  • 関連用語:パワーストーン
 良夫六話「7つの不思議な話」に登場。
 もっと言うなら、良夫六話は「七不思議」と称したショートストーリーの集合と言う体裁を取っているため、その内のひとつと言うことになる。
 ちなみに片山自身は「隣町に住んでいる片山と言う女子の兄」という、妙に回りくどい触れ込みで紹介される。それすらも変則的な「トモダチのトモダチ」ということだろうか?

 とにかく片山は良夫の学校の「校門」付近に現れるという謎の老婆「ピンクさん」に遭遇してしまい、迂闊に返事をしてしまったことから命を失うことになる。
 「ルビー」、エメラルドと、まさか宝石が凶器になるとは思わなかっただろうが、欲しい宝石にダイアモンドを選んだ場合は自業自得ながら悲惨な結末を迎えることになる。しかし、何故溶ける? 毎度毎度ながら、なぜ人間は角に弱い?


片山徹(かたやま とおる)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 関連人物:真田泰明《仕事》,風間?《犠牲者》
  • 関連用語:肖像画,人面瘡
 泰明一話「絵画に隠された謎」に登場。
 この話の題材は普通の絵画の下に隠された謎の「肖像画」もしくは呪文について。
 無名画家の描いた物ゆえに絵画は保存状態が悪い。彼はそれをCGで復元する担当になったスタッフである。

 が、どう言うわけか、彼が登場した場合は風間顔のナニカに泰明さん共々襲われ、片山ひとりが殺されてしまうことが多い。
 特に『晦』の風間の場合は、奴に関わってしまった時点で後悔することしきりである。あるのだが、無事に助かるためには復元担当を風間に譲って名前も出ないモブに徹しろ(一応、彼のグラをしたスタッフが出る)とはなんとも理不尽な話である。

 風間が出張る割には哲夫おじさんの場合と並び時々ホラーになったりする泰明一話であるが、彼の死はルーマニア出身だの、「馬鹿ー」だのほざく風間のインパクトに食われ、あっさりと笑い話で流されることが大半である。不憫である。

 むしろこの席で一話目からこんな話をしでかす泰明さんが外道、という意見もないことはないかもしれない。
 泰明さんべったりの葉子ちゃんですら、一見笑い話で終わる話の影であっさり流される彼の犠牲を見過ごさず気づいていることもあるのだから。


かっちゃん

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 関連人物:鈴木由香里《仕事》,    《正体》,あっちゃん,よっちゃん
  • 関連用語:おふるど様,人狼
 由香里二話「お屋敷にいた子供の話」に登場。
 鈴木由香里が体験したベビーシッターのバイトに登場する子どものひとり。
 ただし危険なバイトばかり多い由香里姉さんらしく、ただの子守の話なわけもなく例のごとく酷い目に遭う。
 なお、当の子どもの名は忘れてしまったとか。「かっちゃん」とは話を進める便宜上、由香里姉さんが「怪物」から取ってそう呼んでいるだけである。

 ちなみにほかの候補は悪魔の「あっちゃん」と妖怪の「よっちゃん」、いかに姉さんが腹に据えかねているかわかるかもしれない。この話は三パターン存在するが、姉さんが面倒を見た子どもは共通して三歳で、家の側にも多大な問題を抱えている。 

 かっちゃんは幼くして命を奪うことに快楽を見出していた子。
 由香里姉さん的には中学二年生的な意味でなんかシンパシーを感じたりすることも展開によってはあったりする。
 (もっとも五年後に幻滅したりもするが……)

 ただ、由香里姉さんの反応としては、さすがに子供のやることだからといって大目に見ることはできず批判的だったりする。
 その一方で姉さんはかっちゃんに深くかかわるわけではなく基本的には傍観の姿勢を取っていたりもする。
 もっとも、虫にはじまり飼っていたインコに、野良猫、そして飼い犬と……、どんどん殺し方も含めてかっちゃんが手にかけている命の質と量がヤバいことになっていたため、部外者としては手の出しようがなかったといえるのかもしれない。

 それに誰に言えばいいというものでもなかったという事情もあるのかもしれない。
 ただし、一方で由香里姉さんのこのスタンスが隠しシナリオへの伏線になっていたりすることもある。


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桂雅彦(かつら まさひこ)

  • 登場作品:特,鳴七
  • 種族:幽霊
  • 職業:
  • 関連人物:元木早苗,皆川千春,大本真美
 『特別編』隠しシナリオ「交換日記の怖い話」に登場。
 古木に出来た洞の中に日記帳を隠した男子生徒。
 その日記帳は似たような境遇の「皆川千春」の手に渡り、駄目もとだが、返事を期待されて元の場所に戻された。
 二人は「同病相哀れむ」と言うべきか、同じような悩みを抱えており文面のやり取りから信頼のおける先輩と後輩のような関係を築いていった。

 そして、クラスメートの口さがない言葉に傷ついた皆川に対し、初めて「会おうか」と書いてきた事により、二人はいつも日記を隠している古木で待ち合わせすることになる。


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 『鳴七』「交換日記の怖い話」に登場。
 基本的に『特別編』版とシナリオに相違はない。


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葛城聡子(かつらぎ さとこ)

  • 登場作品:ドラマCD,秘密
  • 種族:人間→霊
  • 職業:鳴神学園元生徒
  • 関連人物:倉田恵美《噂》,葛城美和《?》
  • 関連用語:保健室
 『ドラマCD』Disc.1 オープニング「カエルですか?ネズミですか?」に登場。
 鳴神学園に通っていた女子生徒。
 いじめ被害から逃れるために「保健室」に逃げ込むも不運にも先生が不在だった事が災いし、いじめっこ達の手により喉にネズミを詰め込まれ亡くなってしまう。
 いじめ加害者に咎めはなく事は終わろうとしていたが、その後保健室で睡眠薬による加害者たちの集団自殺が発生する。

 自殺の経緯については加害者の罪の意識が招いたと思われるが、何者かが意図的に仕組んだ制裁の可能性も否定はできない。
 真相が究明されるか否かは被害者と保健の先生との間に奇妙な共通点を見出だした語り部である倉田恵美次第といえるだろう。

 『秘密』「「先生、好きです」と告白する」ルートに登場。
 葛城先生との約束を断り保健室から出ていこうとする坂上に警告を鳴らした他、保健室にて約束の時刻を見計い眠ってしまった坂上の夢の中に現れる。
 先生の安否を不安視して坂上をアシストする行為に出たようだが、その声は無念にも届かず終わってしまう。
 後日談で語られた放課後に纏わる噂は当人たちにとっては幸せな幕引きだが、坂上の身に起きた出来事は夢か現か。


葛城美和(かつらぎ みわ)

  • 登場作品:ドラマCD,秘密,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 養護教諭
  • 関連人物:倉田恵美《噂》,松原さくら《生徒》,葛城聡子《?》
  • 関連用語:保健室《職場》,黒百合総合病院《提携》
 鳴神学園に数いる「保健室の先生」のひとり。
 三十代の女性養護教諭で美貌の持ち主。男子生徒からの人気が高く、わざわざ仮病を使ってまで保健室を訪れる生徒が出るほど。しかし当の彼女は男勝りで気が強く、彼らのことを蹴散らしている。それがかえって人気の秘訣になっているんだとか。

 また、医師免許も保有しているらしく、医療行為を働くこともできるらしい。
 加えて「黒百合総合病院」もしくは「鳴神大学附属病院」と伝手を持っていたりと、どうも一筋縄ではいかない女性である。
 科学の進歩のためなら平気で生徒を犠牲にする裏の顔を持っているかと思いきや、生徒のためならそういった連中と堂々と渡り合う立派な教育者としての顔を覗かせることもあり、その都度になってみないとどちらかわからない性質の持ち主でもある。

 『ドラマCD』Disc.1 オープニング「カエルですか?ネズミですか?」に登場。
 この話自体は「松原さくら」の身に起こった恐れおののくような出来事で終わるのだが、その後の倉田はかつていじめの被害者だった生徒「葛城聡子」との関係性を思案している。

 『秘密』25周年Twitter企画「秘密」ほか多数のルートに登場。
 一つの大きな流れを公開したのちに公募による競作形式を取った『秘密』の中でも荒井さんの持ち込んだ人形や「殺人クラブ」「黒百合総合病院」などと並び、広く用いられたキャラクターである。

 最初の選択肢「その日は朝から保健室に行って相手を待とう」を選択すると必ずそこで現れ、以後は保健室を拠点として行動したり、保健室の内外に往復する場面も多い。そのためかなり出番が恵まれており、話に深くかかわってくるルートも少なくない。
 「坂上修一」は特殊な状況に置かれており、誰が敵で味方かもわからない状況に陥っている。そんな中で彼女が清廉潔白なのか裏の顔を持つのかは、プレイヤーの選択次第である。

 「Twitter企画」ルート。


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 「「先生、好きです」と告白する」ルートに登場。
 厳しくも優しい良き理解者として多くの生徒から人気を博す一方、人気の裏ではストーカーらしき生徒からの嫌がらせに苦悩していた。
 ストーカーから差し出されたと思われる脅迫文まがいの怪文書をきっかけに、手紙の待ち合わせ場所として指定された保健室に居合わせた坂上をボディーガードに任命するが、待ち受ける命運はそれぞれの分岐に託される。

 坂上からの告白に誤解を招くような言動をした事や、婚約をきっかけに寿退社を控えた幸せの絶頂ともいえる立場が訳合いしたのか、坂上が過去に招いた過ちに理不尽な形で巻き込まれてしまう。
 このルートには葛城聡子が登場するが、彼女との明確な関係性は不明。しかし、かなり近しい間柄だったのだろう。

 「」 

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 『鳴七』「カエルですか?ネズミですか?」ほかに登場。


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門倉陽司(かどくら ようじ)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年生
  • 誕生日:2月12日
  • 関連人物:荒井昭二《クラスメート》,弘前歩美《クラスメート,恋人》,塚本明《呪い》
  • 関連用語:人形《呪い》,秘密の地下室
 『特別編』荒井シナリオ「呪いのヒトガタ」に登場。
 まだ一年生なのに学業もおろそかにしていちゃつくバカップルの片割れ。
 明らかに目の毒で、荒井さん達クラスの皆にも迷惑をかけていたらしい。
 放任主義と無軌道の放置は全く違ったと言う話で、相方の「弘前歩美」の両親共々怒りを買い、一定期間の交際禁止と言うキツい処分を食らってしまう。
 もっとも荒井さんは両親にも難が有ると断じたが、もっともである。

 が、そんなことでこの二人が反省するわけもなく、処分を主導した塚本先生への復讐を思いつく。思いついた方法は二つあるが、その顛末はどちらも彼ららしく非常に頭の悪いものとなった。

 その1:「旧校舎」にたてこもってみる。
 問題を起こせば担任の責任問題になるという理屈の下、実行される。
 もっとも相方の弘前は懐中電灯や食料を用意するなどなかなか準備が良くノリノリのお泊り気分で計画を主導したが、門倉の方は内心ではしり込みしていた。流されるままについていった節がある。

 ただ、人目のない廃墟なら盛り上がる部分もあるということで、門倉は盛りのついた勢いに任せて恋人と体を重ねようとするが……。
 弘前が発見して、空気を読まずに体を重ねようとした秘密の地下室は過去に婦女暴行殺人鬼が起こした事件の残り香と犠牲者の流血が染み付いていたようだ。

 つまり、ホラーのお約束云々を置いておいても最悪の立地で最悪の行動を取った結果である。
 弘前の立案と門倉の行動の双方が揃っての惨事なので、つまるところはどちらも悪いのだが。

 その2:雑な方法で呪いをかけてみる。
 こちらは「弘前歩美」の項目を参照のこと。
 ただし、呪いを信じていたとしてもここまで効き目があると予想できるはずもないので弁護の余地はあるかもしれない。


門田到矢(かどた とうや)

  • 登場作品:特,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年H組
  • 関連人物:風間望《クラスメート》,水科《クラスメート,幼馴染》,向井靖《クラスメート,崇拝》,竹本《クラスメート,犠牲者》
  • 関連用語:吸血鬼《犠牲者》
 『特別編』風間シナリオ「血を吸う転校生」に登場。
 こちらでは「門田」名義。
 「七不思議の集会」から遡ること一ヶ月前、風間のクラスにはとある異常事態が起こっていた。三年H組にやたら多かった不良たちが軒並み大人しくなってしまったのだ。それもなにかと無気力になり、なぜか女性に優しくなるというおまけ付きである。

 男女お構いなしに暴力を振るっていた硬派な不良たちはまるで、まるで……。
 ……この辺については風間さんがしつこいほどに例を挙げているのでそこは本編をご覧下さい。[風間さんは頭がいいのだろうが、使い方を間違えているような気がする。]

 とにかく、門田はそんな不良たちの一人である。
 大抵のクラスメイト達はクラスが平和になったことを喜び、不良たちの不調の原因など気にしなかったが、門田には「水科」と言う助け舟が残っていた。
 クラスの異変を解決しようと暇人風間が調査に乗り出すことで真相は明らかになってしまうのだが……。

 『鳴七』「血を吸う転校生」ほかに登場。
 不良であることに間違いはなく、やはりパンピーが近寄りたくないコワモテっぷりを発揮している。
 ただし一本気が通ったところを見せており、現状では目立った悪事を働いているわけではない。 
 幼馴染である「水科海」との距離を置いた関係性は本作でも健在なほか、同じクラスの「風間望」と一定の絡みをみせている。


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 「ボクは霊能力者」。


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 「イケメンマスク」。
 このシナリオは綾小路を始めとした多くのキャラに風間さんによる脚色があることに言及をしておく。

 基本的に冴えない綾小路(仮)には辛く当たるが、綾小路の様子に変化があると何かしら声を掛けることも多い。その変化が異様すぎるのもあるが、意外にもよく周囲を見ているのかもしれない。
 運動神経の悪い綾小路(仮)に野次を飛ばすが、その後活躍を目の当たりにするなり称賛していたり、鼻つまみ者だった綾小路(仮)の面白いジョーク(事実だったが)には面白いと評価したりと素直さも持ち合わせているようだ。


 (執筆者募集中) 




 (執筆者募集中) 


 「殺人クラブ
 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
 「門田到矢」はその中のひとりであり、「自動車愛好会部室」にいる。


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情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。
もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。

  • 現在はコメントアウトしてあるのですが、この方はカズさんのCVなのでしょうか。それとも声については表記しない方が無難なのでしょうか。意見をお願いします。 -- 名無しさん (2022-01-12 23:58:20)
  • あのボイスは人肉✕藤変のオープニングのようなゲーム演出の一貫の意味合いが強いように思うので、個人的な感覚ではCVとしてしまうのは違うかな〜と思いますねぇ -- 名無しさん (2022-01-13 00:24:26)
  • ↑ありがとうございます!非表示にしておくことにしました。 -- 名無しさん (2022-01-13 06:36:50)
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最終更新:2024年03月19日 08:20