へ‐ほ


索引


平太(へいた)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 関連人物:前田和子《伝承》,伊佐男《横恋慕,兄》,舞《恋心,妻》
  • 関連用語:石の話
 和子一話「折り紙の由来」に登場。
 注:先に伊佐男の項を参照ください⇒「伊佐男

 伊佐男の項でも触れたが、この平太のポジションはとにかく一貫しない。
 伊佐男と「」の関係性に横入りしたために事態を進展させる第三者的立ち位置が多い。


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ベリアル

  • 登場作品:AMC1,学恋,学恋V


弁当ババア(べんとう-)

  • 登場作品:AMC2,追加
  • 種族:人間→妖怪?
  • 関連人物:佐伯美子《娘》,
  • 関連用語:ババレンジャー
 名前からすれば一見「高木ババア」や「飴玉ばあさん」、シンババなどと言ったババア系「都市伝説」の一種のように思われがちである。
 が、実際は立ち居振る舞いが都市伝説じみていると言うだけで、種族欄にもある通りに正真正銘生身の人間である。

 生前は普通の女性だったのだが、良かれと思った行動によって娘の「佐伯美子」を死に追い込んでしまい、そのことで精神の均衡を完全に失う。
 以後は「ババア」と形容される歳になっても、娘がいる(と思い込んでいる)鳴神学園旧校舎裏の体育倉庫に訪れ、いつかは娘が出てきてくれると信じながら弁当を置いていく、という行動をここ三十年ばかりは繰り返し続けているようだ。

 ……行動のパターン化からすれば、都市伝説的人間と呼んでも間違いはなさそうではある。
 情報を絞れば、単に亡くなった娘のことを偲んで毎日供え物をしているだけと言えなくもない。
 しかし、初登場した時点で正気を半ば失っている上、出演回数を重ねるにつれ(単に数合わせという意味もあるのだろうが)他のババア妖怪たちに巻き込まれる形で人間かどうかが怪しくなりつつある。

 『AMC2』「弁当ババア」に登場。
 初登場作品。


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 『学恋2』夜イベント「ババレンジャー」に登場。


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 『追加版』「弁当ババア(改訂)」ほかに登場。



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包帯の女(ほうたいのおんな)

  • 登場作品:特,鳴七
  • 種族:人間?,???
  • 関連人物:日野貞夫《?》
  • 関連用語:七人目《所属》,語り部《?》,いじめ
 語り部たちが待ちかねて退席した後、突如として新聞部部室に現れた「七人目」の女子生徒。
 顔のほとんどを包帯で包んだ異様な風体をしており、本名も不明である。また、どういうわけだか彼女の語る言葉はどこかたどたどしく、許しを乞う弱々しさに満ちている。それもそのはず彼女の話はそんな自分自身の生い立ちについてである。

 なぜ彼女が涙ながらに哀れみを誘うような喋り方をしているかの理由も話が進むに連れ明らかとなる。
 この集会が開かれた以上は彼女が現れることはもはや必然と言ってしまえばそれまでだろう。

 ただし、この「包帯の女」だが同じく七人目を担う謎めいた女子というポジションでは「大本真美」や「仮面の少女」と占める立ち位置が近しいためか、『鳴七』で再登場した際にはまた異なった立ち位置をこの学園世界において示すようになっている。

 けれど似た女子である「仮面の少女」は生前について知ることが半ば意味をなさない至高の存在として語られ、「大本真美」は生前の顔と名前を保ったままに運命の歯車に巻き込まれるでしかなかったどこにでもいた少女として語られている。
 それらを踏まえたうえで語れば「包帯の女」は卑近だが邪悪な怪異にして、顔と名前がないからこそ誰でもなれる怪物として存在が再定義された風でもある。彼女の顔は包帯の奥に隠された醜くひきつった素顔ではなく、包帯そのものなのかもしれない。

 『特別編』隠しシナリオ「包帯の女」に登場。
 かつては人並みか、それ以上の容姿の持ち主だったが、幼少期に兄の過失から重度の熱傷を顔に負った上、一時は好転したかに思えた皮膚移植も逆効果に終わってしまう。

 皮膚提供者でもあった兄は自分を責めるようになってしまい、そうこうしているうちに両親は離婚してしまう。
 彼女は母親に引き取られ、兄は後継者として父側に引き取られた。
 それ以来自分のことをお荷物のようにさげすむようになっていった彼女だが、そこから現状に至るまでに地獄の日々を送ることになる。 


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 そうしたのちに包帯の裏に隠された素顔は、彼女の手によって最後に露わとされる。
 明るみに出たその顔は醜くただれ、ところどころ腐ったようにさえ見え肉がそげた恐ろしいものである。

 けれども坂上の彼女に対する態度によって、180度異なった結末へと派生することになる。
 受け入れた場合は物語は悲しい終幕を迎え、彼女が最後まで発揮できなかった狂気が代わりに坂上へと受け継がれてゆく。
 しかし、よりインパクトが強いのは彼女を拒否した場合だろう。
 それまでの展開から一転して、急にドSモードで責められるのだ。なじられる。抉られる。踏まれる。

 そして彼女の言動からは、ちゃんと「あの人」の妹であることが示唆されている。
 やはり血は争えないということか。[そのつながりのため、この人と重ねる解釈もアリかも知れない。]

 『鳴七』「包帯の女」に登場。
 基本的に『特別編』版とシナリオに相違はない。
 あの六名に関わったばかりに、彼女自身も狂気に染まっていったなど自らの生い立ち話を涙ながらに語る構成も同じである。
 ただし、包帯の女自体の非人間味、すなわち魔物としての属性が上がったというのは前述の通り。暴力性も跳ね上がっている。

 ほか新たに語尾がカタカナになるなど言葉のたどたどしさと恐ろしさが強く表現された上、話の信憑性も著しく下がっている。
 今回はあの人の妹という展開は明確な虚言だと断言されることもある。
 その前提を崩してしまえば彼女の話は完全に意味をなさなくなり、展開によっては妄言と言って差し支えないためである。

 いずれにせよ、坂上が彼女から話を聞いていくうちに虚実定かならぬ言葉に飲み込まれていくことに変わりはない。
 坂上修一が「包帯の女」が辿ることになる。言いようにない末路に共鳴するか? または拒絶してもなお同じ轍を踏まされるか?
 そしてその先に待っているものがなにかについては……、どうかあなた自身の目で確かめてもらいたい。


帆加辺里枝(ほかべ さとえ)

  • 登場作品:レンタル
  • 種族:人間
  • 関連人物:帆加辺春生《息子》
 『レンタル家族』「自殺志願」に登場。
 「帆加部春生」の義母。和服姿の厳格な女性である。
 文武両面の成果を上げ、将来を嘱望される模範的な学生として振舞う春生のことを誇りに思っていたが、息子の心の淀みに気付いてやることはついに出来なかった。
 結果、幼少期から続いた帆加部の家の重圧は春生を自殺に走らせてしまうのだった。

 お父様(未登場)の意向を受けて、優秀な跡継ぎを養育する家の母としては合格でも人の母としては及第もあげられないといったところだろうか。

 しかし昏睡状態に陥った春生の姿を見た時には激しく取り乱しており、原因と思しき佐久川夫妻をなじっていた。「ステップ・オブ・ヘブン」にいた息子からは冷淡に評されたが、世間体や跡継ぎが大事という理由だけで切り捨てるには難しいところがある。
 物語の最後では、春生を帆加部家の者として縁を切ることと一応の援助を行うことを玄関先にて告げ、無言のままにその背中を見送った。


帆加辺春生(ほかべ はろう)

  • 登場作品:レンタル
  • 種族:人間
  • 年齢/誕生日:15歳/3月2日
  • 職業:鳴神学園高校 一年生
  • 血液型:AB型
  • 好きな/嫌いな食べ物:ハンバーグ/堅苦しい料理
  • 関連人物:佐久川太一《親友》,帆加辺里枝《母》,ミスターコート《?》
  • 関連用語:自殺,心中《魅了》,レンタル家族《?》
 『レンタル家族』「自殺志願」の主人公。
 幼少のみぎりに児童養護施設から裕福な環境にある帆加辺家に引き取られた少年。が、常に模範的な息子であることを強要され、心休まる時を持てない生活の中、いつしか彼の心はどうしようもなく意固地な妄想に囚われてしまう。
 それは「自殺」と言う名の甘美でいて、けして認めてはならない果実だった。

 幼稚園時代、本人にはどうしようもない理由から離れてしまった親友「佐久川太一」とは鳴神学園に入学した際に再会を果たす。
 当の太一のことも突き放し、友を心配する彼のことを差し置いて放逸に振舞おうとする。そしてとんでもない行動に出る。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 自殺志願「-誘導-」「-旅立ち-」では彼の奇行が余すことなく描かれる。
 気心の知れた友人辺りに哲学論を交わすのは思春期としてはまだいい。
 たとえ内容が自殺であったとしても。ただ、通りすがりの老人相手に「生きる理由」を問い、一人合点で「死ぬことと見つけたり(意訳)」言い出した辺りはどうだろう。

 続いて、一人佇んでいたおねーさん相手に、軽いナンパ感覚(!)で心中の誘いをかける。[言っては悪いが、糸色望でもこうまで軽くはない。いや失敬。]

 が、当のお姉さんから本当の自殺が生み出す凄みを見せられた。
 口だけでは成すすべなく、彼はそのまま太一と別れ解散の流れとなった。帰った先にあったのは冷たい現実のみであり、彼の迷いに揺らぎはなかったのだが。


 ここまでが「-誘導-」の流れであり、続く「-旅立ち-」で彼の暴走は極まってしまう。


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星浦茜(ほしうら あかね)

  • 登場作品:流神A
  • 種族:人間
  • 職業:星浦旅館 女将
  • 関連人物:星浦真治《息子》,三田美紀,望月智子
  • 関連用語:開かずの間
 『流神A』「開かずの間」に登場。
 「オカルト同好会」の五人が泊まった温泉地「水間」にある「星浦旅館」の女将さん。
 手のかかるどころの騒ぎではない息子がらみでは渋面を浮かべることもあるが、終始人当りもよく温厚な人柄の中年女性である。
 息子の真治の下に毎夜「望月智子」の霊が訪れる現状を何とかするために、厳重にお札で封印した上で住環境を整えた「開かずの間」を用意して、食事を人目を忍んで運ぶなど甲斐甲斐しく世話をしていた。

 物音をきっかけに隣室にいた「オカルト同好会」が一泊目の夜にその存在に気づき、真治から望月智子の霊をどうにかしてほしいという依頼を引き受けるのだが、女将さん自身はその依頼を知る由もなく翌日も通常通りの接客に当たっていた。
 捜査に当たった賽臥の方便(自分は望月智子さんのことを姉のように慕った仲である)を聞いて事件当時のことを教えてくれたのだが、事件が事件のためかその言葉にはどうも濁りがあり……。


 (執筆者募集中)  



星浦真治(ほしうら しんじ)

  • 登場作品:流神A
  • 種族:人間
  • 年齢:21歳
  • 職業:無職
  • 関連人物:星浦茜《母》,望月智子《恋人》,三田美紀《幼馴染》
  • 関連用語:開かずの間
 『流神A』「開かずの間」に登場。
 「オカルト同好会」の五人が泊まった温泉地「水間」にある「星浦旅館」の跡取り息子。
 恋人だった「望月智子」の霊が毎夜訪れる怪奇現象を避けるため「開かずの間」と化した旅館の一室に籠り切っていた。
 そのことに隣室に泊まったことから気づいた同好会の面々と顔合わせをし、彼から「望月智子」を成仏させる依頼を受ける。

 ただ、彼について端的に言えば、田舎の金持ちのボンボンを絵に描いたようなドラ息子であり、人間としては最低の男だった。
 性格が悪ければ態度も悪く、口も悪い。八歳の時に父親が家を捨て、旅館の仕事にかかりきりになった母親への反骨もあってか、中高時代は万引き、恐喝、リンチ、果ては放火未遂という非行の数々を繰り広げたという。 
 現時点でさえなにかしらのきっかけがあれば周囲に当たり散らす自暴自棄の権化にして、身勝手の化身のような男である。

 しかも、一ヶ月以上にもおよぶ合意の上での軟禁生活の末に弱った姿しか見ていない同好会相手でさえコレである。
 半年前に自殺未遂から救い、職場を紹介し、付き合うことになった望月智子のことを愛していたのは確かなのだろうが、自分にとって都合のいい道具としか思っていなかった節もある。
 事実、一緒に東京にいって新生活をしようという甘すぎる考えに対し相手から難色を示された際には粗暴にも逆ギレしている。

 ただ、そんな彼も事件の真相や身近な人間が尽くしてくれていたことを知った後はさすがに堪えたようで、事件解決に尽力した「オカルト同好会」が水間を去る時は頭を下げて見送り、今後は旅館の仕事に真面目に向き合うという誠実な手紙を送っている。
 散々甘やかされ犯した罪に対する罰からも逃れ続けてきた彼も、迷惑のかけとおしだった幼馴染の「三田美紀」といよいよ籍を入れたことからもわかる通り、腹をくくってまっとうな人間としての道を歩き出す意思を示したということなのだろう。


星岡(ほしおか)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:福沢玲子,倉田恵美《噂》,渡瀬《クラスメート,憎悪》
  • 関連用語:百合,マンドライド《犠牲者》
 『特別編』福沢シナリオ、隠しシナリオ「七人目は私」に登場。
 努力家で中学時代は常にトップの成績を収めてきたが、始末が悪いことにプライドが高く、何でも自分よりよく出来る「渡瀬」さん相手に嫉妬の炎を燃やすようになってしまう。

 彼女はどうしても渡瀬さんの存在を認めたくないのか、何か普通の人間には真似のできない秘密があると思い、その秘密を探ろうと日々付け狙うことにする。
 着眼点は良かったのだが、その先の自分の安全を考慮に入れていなかった辺りは努力の人の限界か。星岡さんは、例えば「旧校舎の悪魔」や自宅の地下室と言った彼女の秘密を知ってしまったが、それすら渡瀬さんにとっては想定の範囲内。
 星岡さんもそれなりに高い能力を持ってはいたのだが、いいようにされるに過ぎない。

 ある意味彼女は渡瀬さんに圧倒的され、その異常さに取り込まれたと言えるのかも知れない。敵意を直接嫌がらせと言う形でぶつけてさえ、彼女からは一方通行な反応しか返ってこなかった辺り、その温度差は歴然であろう。
 こうまで嫌われてもなお渡瀬さんは星岡さんのことを嫌う素振りを見せていなかったりするが、その理由も一個の人間として見ていないか、とある理由あってかに分かれる。

 後者の場合、とうとう自分の感情さえ奪われたとある意味同情はできるが……。

 『鳴七』
 ⇒「野沢知美」の項を参照のこと。
 「星岡」のエピソードは上記の人物へと集約された。


星川幸一(ほしかわ こういち

  • 登場作品:極
  • 種族:人間,
  • 関連人物:細田友晴《後輩》,飛鷹勇《?》,星川映子《母》
  • 関連用語:人面瘡
 『極』細田友晴分岐シナリオ「軍人の遺書」に登場。
 高知の高校に在校している細田さんの一つ上の先輩。 
 少々太っていて背は低め、夏冬問わない汗かきの上、なんとも言えない体臭を放っていたという男子生徒。
 一年前の学内では有名だったらしいが細田さんとは基本的に接点はないはずだった。

 しかし、人気のない体育館のトイレでたまたま彼と居合わせたことで細田さんと縁が生まれてしまう。
 細田さんは、星川さんがなぜそんな体質なのかを思い知らされる羽目になるのだった。

 ひとつめの理由は「飛鷹勇」という旧日本陸軍の軍人の亡霊に取り憑かれているというもの。
 星川さんは元々軍服が好きでお小遣いをやりくりしては旧軍の用品を集めていたようだが、ある日骨董屋で「飛鷹勇」の軍服を手に入れたことをきっかけに、飛鷹の末期がフラッシュバックするなど、死者の鬼気迫る体験を味わうことになってしまう。
 その上星川さんは、自分の意識と記憶が断片的、継続的に飛ぶようになっていくことを悟り、これを飛鷹の仕業だと直感する。

 なぜか集まってくる飛鷹の遺品と歩を同じくするように、自らの意識が保てる時間が少なくなっていくことに恐怖する星川さんだったが、細田さんに対して泣きつくようにこれらの体験を語り、わずかばかりの面会ののちに……。

 (ネタバレのため格納)

+ ...
 自ら命を絶ったようである。
 その具体的な死因は割腹かぼかされるかの二択であるが、いずれにせよ細田さんは接点も非常に薄いはずの一つ上の先輩の死を聞かされて、やりきれない思いを抱くことになった。星川さんの母親と言葉を交わした場合はなおさらである。
 また星川さんが誰として死んだかは置いておくとして、死者となった彼とふたたび相まみえるのは危険とみなしているようだ。


 ふたつめの理由は……、

 (ネタバレのため格納)

+ ...
 正体が「」だったというものである。
 細田さんが遭遇したものは四国原産の妖怪「豆狸」の本来のサイズからすればかなり巨大であり、齢を経た大狸であるようだ。
 細田さんにとっては予期せぬ形だったが妖怪狸にとっては正体を見抜かれてしまって屈辱至極だったようで、ここから細田さんはあわや食い殺されるという恐怖を味わう羽目になる。

 なお豆狸は人間に憑依するという特性を持っており、細田さんのことをそっくりそのまま乗っ取ってしまったと判明する結末も存在する。このことから「星川幸一」は狸の化かしによって生まれた虚像だったのか、それとも狸にすべてを奪われた哀れな少年は実在したのか、考察の余地は分かれるだろう。
 ただし、狸に取り憑かれてにっちもさっちも行かない細田さんにとっては、考えの及ぶところではないのだった。



星野元風(ほしの もとかぜ)

  • 登場作品:VNV,特,鳴七,稲in
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年C組
  • 誕生日:6月24日
  • 身体:176cm/62kg ♂ B型
  • 趣味:料理
  • 好きな/嫌いな食べ物:オムライス、かぼちゃの煮物/冷製パスタ、冷ややっこ
  • 関連人物:細田友晴《クラスメート,いじめ》,吉川虎之助
  • 関連用語:サッカー部《所属》,いじめ
 相方の「吉川(虎之助)」と並んで初登場以来長らく単なる不良B以外の扱いがされてこなかったが、『鳴七』におけるリブートを受けて個性的な立ち絵、経歴、エピソードなどを得て大きく躍進したキャラクターのひとり。
 事実上、存在が無と言ってよかった従来までとの扱いの差を鑑みると『鳴七』で初登場した新キャラと言っても過言ではない。

 なお、そんな星野の作中での立ち回りだが、一般生徒を脅かすクズにして、非常に使い勝手のいい不良キャラである。
 相方の吉川と並べばそれなりの威圧感があり、彼らに虐げられる弱者目線に立てばシャレにならないくらいには存在感がある。
 ただし、中途半端な強者に過ぎないため三年生以上の不良には大きく見劣りし、怪異や格上には一蹴される被害者枠が回ってきやすい傾向にある。より洗練された巨悪などに付き従う下っ端としては打ってつけのポジションともいえるだろう。

 星野単独に論を移すと元々頭のネジがぶっ飛んでいたところがあったのか、中学時代には不良としてブイブイ言わせていた。
 しかし同じく中学時代に自業自得の悲劇に見舞われて以来内心では不良から足を洗いたいと渇望している部分もある。
 その辺に関しては望んで不良をやっている吉川と比べて温度差がある。いつもつるんでいる吉川が星野のことをダチだと思っているのに、星野の方は吉川に対して時折隔意をあらわとするのはその証明かもしれない。

 総じてどうしようもない人間であることに変わりはない。
 ただし、どこか切ない部分を秘めており単なる不良として突き放しきれない魅力を秘めた人物へと化けたことも確かではある。

 『VNV』『特別編』「魅惑のトイレ」「魅惑のトイレ(改訂)」に登場。
 [「旧作」ではシステム上共通することだが、一貫して登場するのは主人公と「語り部」のみであり、個々の噂を展開させていく上で一話ごとに登場する人物は一度に一、二人と限られる。また、話を跨いでの登場も稀である。
 そのため、膨大な文章の洪水に埋もれてしまうキャラも少なくはない。]

 [選択肢を持たない『VNV』でも噂話を聞いていく「七不思議の集会」スタイルは「旧作」でも共通している点である。ただ、語り部(≒ゲストキャラ)の異常性が上げられており、元が小説と言う性質もある描写の濃密さから、話ごとのゲストは「旧作」と比較しても非常に濃い綾小路が「アパシー」の準レギュラーにまで上り詰めることが出来たのも頷ける話である。]

 [話を星野に戻すと、彼は「吉川」と言う生徒と共に同じクラスの細田をいじめているだけの、ただの不良である。以上。実に語るところがない。
 他の『VNV』陣と同じように、吉川と一緒にいかにも悪そ~な二人組の立ち絵が用意されているが、正直どっちがどっちかの判別すら付かない。実は彼らって案外没個性的だったりする。細田が「吉川君と星野君」と順を付けている点から、前に立っている方が吉川っぽいってだけの話。]

 [正直言うと、「旧作」にもし彼ら(に当たる登場人物)が出演したとして名前を付けられる機会すら絶無に等しい。規制や演出の意図もあるだろうが、いじめっこはグループのリーダー格などを除いてその殆どが無機質な「集団」として片付けられた。
 それが『VNV』で二人組みの形であれ叶ったのはコンシューマーでは描けない陰湿ないじめを象徴させるために「ある種の措置」が取られたためか。さらにはいじめっ子が一人ではどうしようもなく、集団でもいけないと言う構成の都合上、区別をつけるためであろう。]

 『鳴七』「魅惑のトイレ」ほかに登場。
 妙に不良たちが目立っている『鳴七』だが、相方の「吉川(虎之助)」同様に固有の立ち絵と下の名前を得て再登板となる。
 これによってどちらがどちらかわからないモブ一歩手前の存在感から脱し、個性を得た彼らは大いに活躍することになった。

 容姿は鎖骨ピアスに眉全剃りで、ファッショナブルながらもガラの悪さが際立つ。


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 「魅惑のトイレ」。


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 「謎の四番ベッド」。


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 「彼と彼女の秘密」。


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 「飴玉婆さん」。
 下校中に飴玉ばあさんから飴を貰ったものの、飴玉にご執心の「長臣英俊」に絡まれてしまう。
 上級生にも食ってかかっていける度胸を持った星野だったが、「海女宮亜里沙」によって闇討ちにされてしまった。

 「サトリサマ」。
 普段は吉川とつるんでいるが、彼を軽蔑していることが明らかになる。上述のような威勢の良さを発揮できる星野からすると、同級生に威張り散らす一方で先輩にヘコヘコする部分は情けなく感じられても無理はない。


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 「殺人クラブ」。
 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
 「星野元風」はその中のひとりであり、第一グラウンドの「用具倉庫」にいる。


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 『稲in』に登場。
 坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねてあなたは鳴神学園構内を歩く。
 その中のひとり「風間望」が茶道部に顔を出しているという情報を得てあなたが赴いた先で出会った輩のひとりである。 

 星野は「茶道部」部室を裏で占拠してカジノ(もしくは賭場)の元締めをしている「大倉和雄」に相方の吉川と共に飛車角のように付き従っている。カジノを訪れた客への応対にあたるほか、追い出し役も担っているようだ。

 一貫して三下感が強い吉川と比べると、金のあるなしで客商売モードと追い出しにかかってくる輩モードのギャップが激しい。


細川(ほそかわ)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:鍋島香織《友人》,大友
  • 関連用語:こっくりさん《呪い》
 『特別編』岩下シナリオ「図書室の話」に登場。
 同じく「鍋島香織」の友達だった大友さんと共に「こっくりさん」を失敗させて取り憑かれてしまった女生徒。


細田友晴(ほそだ ともはる)

  • 登場作品:学怖,学怖S,四八,VNV,AMC1,AMC2,学恋,学恋2,特,学恋V,殺クラR,極,ドラマCD,新生2,秘密,ナポin,鳴七,稲in,アパ殺
⇒「細田友晴


穂波暁子(ほなみ あきこ

  • 登場作品:最終
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年G組
  • 関連人物:福沢玲子,高坂まどか,長谷部勇介《クラスメート》,逆さ女《犠牲者》
 『最終版』追加シナリオ「生徒編」に登場。
 自称霊感少女。それだけならともかく、周囲を見下す態度と口下手が災いしてクラスでも浮いていた。
 前の席の「高坂まどか」にコンプレックスを指摘され口論になり、それからというもの彼女に呪いの言葉を吐き続ける。人を呪わば穴二つとはよく言ったもので、穂波さんの最期は悲惨なものである。


ポヘ

  • 登場作品:学怖,学怖S,AMC1,学恋,学恋2,学恋V,極,新生2,鳴七
  • 種族:犬(パグ)
  • 関連人物:坂上修一《主人》
  • 関連用語:すねこすり《正体?》
 「坂上修一」が飼っている犬。
 名前に奇妙なインパクトがあるものの……、『学怖(S)』時点ではぶっちゃけそれ以上の情報はなく学怖ファンの間ではマニアックな小ネタ以上の扱いはされてこなかった。
 のちの「アパシー・シリーズ」では犬種がパグであると判明し、出演遍歴を重ねるうちに徐々に存在感を増していった。
 なぜだか妖怪や宇宙人と縁深く、展開によっては主人と平然と人語で意思疎通をしたりといった機会にも恵まれている。

 『学怖(S)』風間五話「謎に満ちた風間の秘密」に登場。
 初登場作品。
 犬種は不明だが、風間さん情報に従えば三割の確率で妖怪「すねこすり」である。
 ちなみにこのシナリオは『学怖S』では男女共通でこのシーンのメッセージはほぼ変わっていないため、なんと「主人公(女)」の飼い犬の名前もポヘということになっている。
 これではシリーズ始動後の倉田恵美の飼い犬「リルル」や「シャルル」の立場がないため、実は数匹飼っていてその内の一匹がポヘだと深読みするべきか……。

 『AMC1』「新語り部集結」ルートに登場。
 家路に歩を進めるある日の坂上の前に現れ、「送り犬」に狙われていることを人語で教えてくれる。


 『学恋2』風間編「坂上修一」ルートに登場。
 坂上くんのペットとして散歩しているところを、地球破壊爆弾のありかを探すスンバラリアの工作員「マザーカ(風間さん)」と遭遇することになる。

 風間さんこと「マザーカ」は違和感なく共通の話題から坂上くんたちに近づくために同じくペットが一番と思い立ち、長官と相談して取り寄せるのだが……。
 宇宙人と地球人の常識と感性の差はどうにも埋めがたくやってきたのは「UMA」。
 坂上とポへはこの二者に良いように振り回されることになってしまう。


 『学恋V』では存在だけで登場。坂上といい感じに進んだ後に名前を馬鹿にすると……?


 『極』「人肉食堂」、「素晴らしき自己啓発の世界」に登場。

 「人肉食堂」。
 今回のポへは幼少期から主人公と慣れ親しみ家族同然に過ごした老犬。最近はめっきり元気をなくしており薄々別れが近くなっていることを察しつつある。

 そしてこのシナリオ中で彼を巡る選択肢は愛犬家はもちろん一般の方でも、格別に心理的負荷が高いものになっている。
 その先にやって来る結末は今まで培ってきた信頼を「裏切った」必然と言えるのかもしれない。

 「素晴らしき自己啓発の世界」。
 日野先輩から薦められた「自己啓発本」を実践する一週間の中で、主人公はポへと触れ合う時間を持つことにする。
 こちら側のポへと主人公は元気にキャッチボールで遊んでいる。老境には入っており、あと数年の寿命と目算は立てているものの、今すぐの別れというわけではないと思われていたが……。

 『新生2』「赤い靴下」に登場。
 一般家庭である坂上家の飼い犬のはず……だが、なぜか本犬はカオス選択肢でばかり登場する。
 そして、当然のように人語を解し坂上くんに話しかけてくる。

 その前後に人の話を聞かないソラくんを伴っており、坂上くんは彼の強引なノリに押し負けることしばしばだが、まさかの飼い犬との対面で本格的に事態はおかしくなっていくことに。
 あまりの超展開に坂上くんは状況を把握しきれずに、話に流されるままになってしまうのだ。

 ちなみに他人の空似だったり、飼い犬を隠れ蓑にしているその正体は――?
 異世界の国王だったり、実は友好的宇宙人で地球防衛軍の支部長だったりする。

 『鳴七』「実験室の白髪鬼」ほかに登場。


 (執筆者募集中)  


ポヘ二世(-にせい)

  • 登場作品:AMC1,送り犬,学恋2
  • 種族:犬(パグ)
  • 関連人物:坂上修一《主人》,シャルル《恋心》
 『AMC1』『送り犬』「ポメラニアンのシャルル」ルートに登場。
 倉田恵美の「シャルル」同様に、天寿を迎えたであろうポへの後継として坂上家に迎えられたであろう飼い犬。犬種もポへと同じ「パグ」で変わりはない。

 愛玩用の犬種で力も強くないのに気の強くて向こう見ずなシャルルのことを心配しながらついて回っていることが多い。
 ゆえに主人同様の気の弱さが災いして彼女からは尻に敷かれる扱いを受けているが、言うに言い返せないそんな犬である。


ポン吉(ぽんきち)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:狸(動物霊)
  • 関連人物:細田友晴《噂》,吉田奈美子
 細田五話「動物霊の棲む体育館脇のトイレ」に登場。
 名無しの彼が飼っていた野生のタヌキ
 飼っていた場所が体育館脇の人目に付かないトイレであったこともあり、細田の話として語られるが、メインはこのタヌキなのでトイレ色は薄めである。

 弁当の残りを与えられてかわいがられていたものの、とある乱暴な男子生徒の手にかかって命を落としてしまう。
 [その際の選択肢は・水責め・火あぶり・八つ裂き・市中引き回しの上、張り付け獄門となっている。なんで江戸時代なんだよ!とのツッコミが出るものの、動物虐待という面と相まって非常に凄惨である。]

 そのカワイイタヌキを縊り殺した男子生徒は因果応報とも言える最期を迎え、さらにその後に話は続くのだが、その話は「吉田奈美子」のものなので、そちらに譲るとしよう。


本郷茜(ほんごう あかね)

  • 登場作品:荒井,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年B組
  • 誕生日:8月28日
  • 身体:156cm/47kg ♀ A型
  • 趣味:テディベア集め
  • 好きな/嫌いな食べ物:カルボナーラリゾット、クレープ/魚肉ソーセージ、サラダチキン
  • 関連人物:荒井昭二《クラスメート,恋心》,中村晃久《クラスメート,憎悪》,姫乃《クラスメート,敵対,同士》,赤川哲也,時田安男《クラスメート》
  • 関連用語:生徒会,歴史部《所属》
 引っ込み思案で自分の意見を口にするのは苦手な女子生徒。
 美形ではあるのだが自分に自信がないのか、マイナス思考からきているであろう行動が散見される。
 所属している生徒会も自分から進んで入ったのではなく、断ることができなかったからということからもその性格が推察できるだろう。

 そんな本郷さんだが、思いや不満が募ると普段からは想像できない行動力へと昇華される。
 その行動の良し悪しはさておき、勇気を振り絞った結果が思いを寄せる荒井たちにどう影響していくのかは必見だろう。

 『荒井』「恥の多い人生を送るって…もしかして、それは?」ルート、「自分も行かない」ルートに登場。
 初登場作品。
 おとなしい性格のためか、同作品他キャラと比べると髪色や装飾品は落ち着いている。表情や俯き気味の姿勢にもその部分がどことなく表れている。
 また、彼女の公式紹介文にある「意中の人物」はどちらのルートでも「荒井昭二」である。しかしながら、本郷さんの恋が実るルートは存在しない。

 「恥の多い人生を送るって…もしかして、それは?」ルート。
 この話の彼女は、大人しい性格が災いして「中村晃久」の勘違いに振り回された被害者である。

 本郷さんは彼に対する生理的嫌悪から、捉え方によっては嫌がらせに感じるものの数々を贈り続けるが、常にポジティブシンキングな彼には完全に逆効果。むしろ好意があると勘違いされてしまう。
 その後も彼の的外れなアプローチにより溜めに溜め込んだ彼へ思いの丈をぶつけるが、言い方が中村くんの癇に障ったのか、今度は「呪い」の対象としてロックオンされてしまう。

 最初は中村くんの致命的なミスにより従来の呪いとは異なった効果が生じた挙句、本郷さんは明るく積極的になり、周囲に人が集まり始める。一方で気も強くなったのか今度は中村くんを取り巻き達と共に迫害し始め、荒井さんに対しても自分になびかないと分かると傲慢な態度を取る。
 [この時の本郷さんの捻じ曲がった性格は中村くんの間違った呪い方が原因ではないかと荒井は推測している。]

 中村くんが正しく呪い始めてからは立場が逆転。今までの元気が嘘のように彼女はやつれていってしまう。それでも中村くんの呪いには特に手を打つことなく、ひたすら耐え続けることになる。しかし勇気を振り絞った彼女は死と引き換えにとある悲願を達成することができた。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 [本郷さんの願いは「荒井に殺してもらう」こと。荒井に思いを寄せていた彼女が自分の引っ込み思案な性格を悲観しつつこぼした最期の願いだった訳だが、果たしてそれで幸せだったのだろうか?

 荒井さんが既に本郷さんからの好意を知ったうえで中村くんを泳がせていた点を考えると脈があまりない様にも感じられるが……。それを感じ取った上での懇願だったのかもしれない。いずれにせよ、中村くんが今回の騒動を起こさなければ荒井さんと接点すら持てなかったかもしれない事を考えると、なんとも皮肉な話である。]


 「自分も行かない」ルート。
 「駅前の塾」の夏休み特訓コースでクラスメートの「荒井昭二」、「赤川哲也」、「時田安男」と出会う。荒井さんとは同じクラスでありながら会話をしたことがなかった様子。
 「姫乃」がコースに参加し始めた時は初対面かつ正反対なタイプだったためか少し緊張していた。

 一同は荒井さんに受け入れられたが否や彼に対する度が過ぎた行動が目立つようになった姫乃さんにお灸を据えようという事になる。そして時田君は本郷さんと荒井さんがデートし、姫乃さんに恋愛対象として興味がないことを提案する。

 荒井さんとデートすることになった本郷さんは、姫乃さんの視線を気にする彼を気にかけたり、あえて恋人らしく振舞ったりと協力的だった。大人しく内気な彼女にはかなり勇気が必要な行動だったのではないだろうか。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 突き放してから姿を見せなくなった姫乃さんに罪悪感を抱いた荒井さんは姫乃さんの家を訪れる。
 しかし、彼は話し合いの過程で逆上した姫乃さんに襲われそうになる。その時にある選択肢を選ぶことにより、彼女が助けに来てくれるのだが……。

 荒井さんと特別親しいわけではない彼女が即座に助けに入れた理由は、彼女が荒井さんをストーキングしていたためである。
 そもそも姫乃さんを除いた特訓コースのメンバーは皆中村くんからアルバイトを紹介されており、断った荒井さん以外は割に合わないバイトに苦しむ羽目になっていた。

 勿論本郷さんも例外ではなく、彼女は着ぐるみのバイトをこなしていたのだが、顔が見えないのをいいことに荒井さんへのストーキングをしてしまった。
 荒井さんを救出するために、バットを手に暴れまわった本郷さんは姫乃さんが動かなくなったのが分かると荒井さんへの思いを洗いざらい話すが、そのまま熱中症により倒れてしまう。その後はすぐに緊急搬送されるも、息絶えてしまったようだ。

 一方で、荒井さんが姫乃さんの家を訪れずにそのまま帰宅した場合、今度は本郷さんは姫乃さんと結託をすることになる。性格は全く異なる二人ではあるが意外とウマが合った様子。
 また、彼女らの悪癖が白日の下に晒されるルートでもある。彼女のいうストーキングがちょっと魔が差してしまった程度のことではなかったのであろうことが想像できる。


 『鳴七』「思い出はイチゴ味」ほかに登場。
 『荒井』での出番に加え、B組の一般的な女子生徒としても多く登場する。


 (執筆者募集中)




 (執筆者募集中)


 「牧場奇譚」。
 分岐シナリオ「呪いの言霊」に登場。


 (執筆者募集中)


 「恋愛教」。
 「中山真美華」とその手下にそそのかされ、旧校舎で悪魔と契約を交わしそうになったところで救いの手が差し伸べられ、からくも恋愛教の魔の手から逃れることができた。


 (執筆者募集中)


 「図書室の話」。


 (執筆者募集中)


 「殺人クラブ」。
 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
 「本郷茜」はその中のひとりであり、情報棟一階エントランス東側にいる。


 (執筆者募集中)


 「秘密」。


 (執筆者募集中) 



本田佐知子(ほんだ さちこ)

  • 登場作品:VNV,学恋2,特,学恋V,新生,鳴七,稲in
  • 種族:人間(ヤンデレ)
  • 職業:鳴神学園高校 三年A組
  • 誕生日:4月1日
  • 身体:163cm/53kg ♀ B型
  • 趣味:生け花
  • 好きな/嫌いな食べ物:チーズオムレツ、ユッケ/子持ちししゃも、ホワイトアスパラガス
  • 関連人物:岩下明美《クラスメート,友人》佐藤直之《恋人》,及川由紀
  • 関連用語:茶道部《所属》,産婦人科《実家》,嬰児
 岩下さんと同じクラスに所属する女子生徒で、岩下さんのお友達である。
 これは本田さんからの一方通行な認識というわけではなく、岩下さんの方からも認められている。
 つまりは「アパシー・シリーズ」名物の堂に入ったヤベー女にして豪の者である。

 そんな本田さんはパッと見たままに大人しく目立たずひそやかに咲く花という風情の少女だが、確かな毒を秘めている。
 加えられた害意に対しては速やかに迎え撃ち、しかもその最中も事後の惨状を目の当たりにしても平然としているタイプの人間である。しかも、その迎撃は自ら意識してというよりは天然でやっている節があるためより強烈かつ容赦ないといえるだろう。

 「俺だけは本田さんのことがわかってんだからな、ふふっ」と勘違いしている男子にやたら好かれてでもいるのだろうか。彼女の周囲には多少距離を取ってはいるが手助けしようと陰ながらサポートを行う異性が絶えず、逆に同性には嫌われているのだとか。
 一方で最上級生らしく、同系統の毒持つ女子からは強く信奉されていたりする。

 そんな本田さんは初登場以来「佐藤直之」と「及川由紀」、そして「嬰児」をまつわる物語に翻弄されてきたわけだが、『鳴七』以降はそういった縛りから解き放たれたようでかなり自由に振舞っているようである。
 ただし、及川さんとの因縁は変わらない。近年の作品では「茶道部」に所属しているようだが……? 

 『VNV』「偽りの愛」に登場。
 初登場作品。
 「佐藤直之」という男子生徒と普通のお付き合いをしていたが、その関係は唐突に現れた泥棒猫及川由紀」にかき乱され、最悪の方向へ向かっていくことになる。

 その間、本田さんは何をしようともせず、ただ状況が移り変わっていくのを見守るだけだった。
 しかも恋人が死んだ時も涙ひとつ流さなかった。一連の事態を静観していた岩下さんは本田さんの一貫した態度を一見すれば愚鈍、だけど……? と判断が付けかねていた。そんなある日に本田さんの方から話しかけられたことですべてを知ることになる。

 本当の本田さんはかなり頭の周りが良く、実際に岩下さんがやったことを把握するなど、かなり広い視野で物事を見ていた。
 今回の事件がこうなることもわかっていた節すらある。
 それでも何もしなかったのは「自分を取り囲むすべてを運命と捉え、あえて傍観すること」を生きるための哲学としていたためらしい。岩下さんの信念とは相反したが、だからこそ認めるところがあり、ふたりは友人になるのだった。

 直後、岩下さんが見守る中、某18禁アニメの最終回を髣髴とさせる快挙に出た。
 もっとも、うっかりミスをしては付き添いの岩下さんをやきもきさせていたが。ドジっ子である。
 そうそう、実家が産婦人科と言えば園芸部の早坂桃子を思い起こさせる……が、この項ではあえて言うまい。「中に誰もいませんよ
 なお、佐藤くんのことは本当に愛しており、及川さんのことも格段恨んではいなかったらしい。

 そんな彼女も『関西版』では他の面々に負けず、かねてより企んでいた女体盛りを実行するなど、間違った方向にぶっ飛んだ行動に出る。こちらだと、実家は割烹で佐藤君のことは別にどーでもよく、ただゝ食の道に邁進する求道者キャラになっていた。その腕は、なぜか食通キャラになっていた岩下さんを唸らせるほど。

 『学恋2』風間編「岩下明美」ルートに登場。
 「偽りの愛」のラストだとどこぞに入院することになった彼女だが、その設定をなくしたとしてもあの風間にどのようにして関わっていくのは実に興味が惹かれる。
 実際、『VNV』での彼女の立ち絵を指して、及川より美人と語るユーザーは多かった。実際、文上でも本田さんは輝いていたのだから当然だろうが。なにせ、女の子には鮮血が良く似合う。目が入れられたなら、なおさら魅力的だろう。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 と、思ったら実は攻略対象キャラではなかったりする。風間編では風間さんが件の人体解剖シーンになぜか居合わせることになり、思わず「偽りの愛」のパロディを演じるカオスな事態になってしまった。
 また、岩下編「夜イベント」にも登場するが、そちらでは件の出来事の後、本当に何かが起こってしまったことが描かれている。本田さんの願いを聞いてくれる神様の姿? 見たいけど見たくありませんよ。


 『新生』「修学旅行の一夜」に登場。
 同学年でも有名な美人のようで、岩下さんを筆頭にした三年A組の班員として名前が挙げられた。
 ただし、岩下さんが神田さんグループのところに来てくれたというその夜に、本田さんが関わったどうかまでは定かではない。

 『鳴七』「ヒナキちゃん」ほかに登場。
 「偽りの愛」が商業作向けには難しいシナリオということもあって収録が見送りになったが、恋愛面とは別の立脚点を得てキャラクターを立てている。すなわち一見大人しく押しが弱く見えるが、相応の危険性を内包している女子生徒のひとりとして。
 本田さんに危害を加えてくる悪女「及川由紀」との絡みは健在だが、やはり受けた仕打ちには相応の報復を返すのだった。

 ちなみに佐藤直之は存在こそしているようだが、関係性は完全に消去されている。


 (執筆者募集中)  


 「ヒナキちゃん」。
 某N君の甘言に引っかかって、やたら僻地に来てしまった鳴神生のひとり。
 体が弱いという本田さんが進んで志願したとは考えにくいので、同じクラスの及川さんに仕向けられたと考えられるが、詳細は不明である。当てが外れた及川さんの憂さ晴らしで本田さんは蹴られたり、無理難題を押し付けられたりと酷い目に遭わされる。

 が、本田さんは毎夜「ヒナキちゃん」から教わったと思しき謎の呪術(?)を及川さんに対して施していた。それが数日続いたことで見事意趣返しに成功するのだった。
 一部始終を目撃していた「袖山勝」くんのことも物静かな迫力で気圧しして口止めした上で、及川さんだったもの(?)を人間だった生き物と知った上でほうばり、以後はとっても元気な体を手に入れたのだという。

 「恋愛教」。
 「立石すみれ」のエピソードを踏襲している。


 (執筆者募集中)  


 「殺人クラブ
 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
 「本田佐知子」はその中のひとりであり、「三年A組教室」にいる。
 当然ながら坂上にとっては(話の中で聞いたとしても)面識はないものの、第一印象からして綺麗な人と思われている数少ない人物のひとりである(ほかは「不知火美鶴」、「名倉寧々」の二名)。

 殺人クラブのメンバーと面識を持っているが、本田さん自身は岩下さんの裏の顔を知ってか知らずか、彼女の凛とした姿に憧れているようだ。情報は引き出せないとみて坂上は早々に彼女との話を切り上げることになる。

 ただし、例に漏れず怖い話を聞いた場合はしっかり教えてもらえる。
 出だしで美しい櫛を拾ったという平穏なものだったが、直後とんでもないところに話が着地し、それでいて因果応報の教訓話として締めくくるのは、真面目だがエグいところもある本田さんらしい話といえるのかもしれない。

 『稲in』に登場。
 坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねてあなたは鳴神学園構内を歩く。
 そんなあなたが岩下さんの所属クラスである「三年A組」の教室を訪れたところ、事情を察して向こうから話しかけてくれる。
 作中でカメオ出演的に現れる数多いキャラのひとりではあるものの、美女揃いな岩下さんの関係者の華をさっそく示したことになるだろう。ともあれ本田さんは詳しい事情を聞くや、あなたに対して岩下さんが「演劇部」にいるだろうことを教えてくれた。



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最終更新:2024年03月10日 16:35