索引


久我山(くがやま)

  • 登場作品:レンタル
  • 種族:人間
  • 関連人物:関口義孝《父》,間山久恵《?》
  • 関連用語:レンタル家族,喫茶店
 『レンタル家族』「はんぶんつ」に登場。
 「間山久恵」の勤めている喫茶店の常連客。
 いつも決まってホットドッグをハーフ&ハーフのような変わった注文でテイクアウトすることから従業員から密かに「ハーフさん」と言う愛称を付けられている初老の男性。

 そんな彼と間山さんはひょんなことからお気に入りの場所で出会い、個人的な相談を持ちかけるほどに交流を深めていくことになる。


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葛町龍平(くずまち りゅうへい)

  • 登場作品:小学怖
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園初等部 六年六組
  • 誕生日:6月1日
  • 血液型:A型
  • 趣味:カメラ
  • 関連人物:妻果藤吉《友人》,倉田恵美《母》
  • 関連用語:心霊写真
 年代不明、鳴神学園初等部六年六組に属する児童のひとり。
 ほぼ間違いなく、あの倉田恵美の息子でありながら、一人称の「ぼかぁ」からわかるようにのんびりとした常識的な性格をしている。将来を見据えてカメラを持ち歩いており、絶好のシャッターチャンスを常日頃から探し求めているようだ。
 クラスの卒業アルバム制作のための写真係を務めていることから校内でも高価なカメラの携帯が認められているそうである。

 母の押しの強さには息子ながら辟易としてタジタジになっている部分もあるようだが、一方で自分の判断で素直に相談を持ちかけられる仲にあるようだ。

 ジャーナリストを志した(一説に「世界征服」を目指した)母譲りの夢か、報道カメラマンになるという将来の展望を持つ。被写体の魅力を引き出すかのように褒めから入る話術の持つほか、クラスの女子たちからも上手に撮ってもらえるとかで人気が高い。一方で彼が撮る写真はヘンなものが写る(「心霊写真」)んだとか……。

 『小学怖』水曜日「格安物件」に登場。
 友人の「妻果藤吉」の一家が巻き込まれた住宅トラブルにまつわる怪談について話してくれる。


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久多良唯桜(くたら いお)

  • 登場作品:探偵局,AMC2,流神A,新生2
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年F組
  • 年齢:16歳
  • 身長/体重:156cm/43kg
  • 関連人物:久多良善内《父》,賽臥隆恭《幼馴染,クラスメート》,柴田浩次,桑原美佳《クラスメート》,高井戸惣《知人》,服部拓磨《恋心》
  • 関連用語:水泳部《所属》,紫陽花《噂》
 『探偵局』第一話、第四話、第六話、第八話、第九話、第十一話、第十五話などに登場。
 賽臥とは幼い頃からの幼馴染で、彼の両親が海外出張してからは一つ屋根の下で暮らしている。
 そのため、『探偵局』のほぼメインヒロインっぽい立ち位置を占めている、と思ったらそんなことはなかった。物腰は典型的な鬼嫁タイプで、賽臥はいらんこと言っては殴られるセメントライフを送っている。

 分岐によっては憧れの先輩と両想いになる展開も用意されるなど、賽臥との間にあんまり色気のある話はない。
 日々夫婦漫才を送っていることに変わりはないため、周りからは「仲いいな、アイツら」と言う感じで認識される関係である。気が付いたらくっついてそうな気はするが。

 この手のキャラにはありがちなことに料理好きだが、センスは壊滅的なまでにない。作られる料理も果てしなくマズい。よって、父と居候の少年は日々胃を痛めている。
 砂糖丸々一袋使った麻婆豆腐だの、タピオカと湯葉を使った海鮮風納豆グラタンだの葱にわかめに、鶏モモ肉、コリアンダーやマシュマロなどを使ったカレーだの……。
 要するに、適当な性格と味音痴を前提とし、アイデア(思いつき)最重点で代用品とアレンジを組み合わせ、そもそも元のレシピを知らないか見ないことによって生まれる……メシマズの典型である。

 サイドを団子状にまとめた独特のヘアスタイルをしているが、プライベートでは下ろしており、結構長かったりする。実は意外と怖がりなところがあり、賽臥にからかわれる場面も。
 賽臥とは家族同然の付き合いをしているだけあり、彼のことを心配して泣き顔を見せることすら。乱暴な男女と見せて意外とギャップを見せることが多い。

 母親は既に鬼籍に入っていることから久多良家を実質的に取り仕切り、支えてきたのは彼女だろう。そのため、肝心の料理のことも強く言えないのかもしれない。
 結構物言いはストレートだが、逆に歪んだところが見つけられないとも言える。ちなみに父の書く小説の主人公の名は「イオ」である。順序がわからないが、きっと愛されて育ったのだろうか。
 [某魔法とは関係ないと思う。あと二段階を残しているとかもないない。]


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久多良善内(くたら ぜんだい)

  • 登場作品:探偵局
  • 種族:人間
  • 職業:民俗学者&北聖大学教授&小説家
  • 関連人物:久多良唯桜《娘》,賽臥隆恭《居候》
  • 関連用語:鏡の国シリーズ
 『探偵局』第一、三、八、九話に登場。
 主人公の賽臥が居候する久多良家の家長にして、唯桜の父。
 本業は民俗学者で「北聖大学」でも教授として教鞭を取っている。
 ジンさんも彼の担当する講義を受講しているらしい。他に副業として「新芽衣夢(あらため いむ)」と言うP.N.で少女小説を書いており、実際はそちらからの収入の方がより家計を潤しているらしい。

 常に和装姿(自宅?)だが、副業もあって特に世事に疎いというわけではない模様。
 娘が娘なので家長としての威厳はあまり無いが、誠実で知識人としても尊敬できる彼のことは賽臥も心憎からず思っている。の割に、作中ではあまり本業の知識で役立ってくれず、賽臥をしょーもない事件に巻き込むことの方が多かったのは気のせいか。

娘に苦労したのか、頬はこけてどこか健康を損なっているような印象を受けるが、それは長年の飲酒のせいであり、決して娘の愛のこもった料理のせいではないと信じたい。実際に、娘が父の肝臓の検診を気にしているシーンもある。


工藤光輝(くどう こうき)

  • 登場作品:2008
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年D組
  • 年齢/誕生日:16歳/5月27日
  • 身体:155cm/45kg ♂ AB型
  • 好きな/嫌いな食べ物:モナカ、茶碗蒸し/バナナ
  • 関連人物:朝比奈卓也,緒方麻衣,赤間理沙《部活》,高田勇作《友人,クラスメート》
  • 関連用語:新聞部,七不思議の集会《所属》
 『2008』主人公。
 男子生徒としては小柄な体格で、普段は物静かで口数も少なく自己主張の乏しい性格をしている。
 同時に無表情かつ無感情な振る舞いを常に崩さず、物怖じなく淡々と他者の痛いところをついても、その結果として相手が激しても、常の調子を保ち続ける。
 これらのことから、中性的でどこか可愛らしい印象を女子生徒から抱かせると評されながらも、どこか底知れなく、人によっては不気味とさえ感じられる雰囲気を漂わせる少年であることがわかる。

 ちなみに新聞部では今年に入ってから唯一の男子新入部員。
 朝比奈部長から十三年前の七不思議の集会の「坂上修一」になぞらえる意味もあって聞き役に任じられ、彼自身もそれを消極的同意という形で受け入れる。

 そして、いざ迎えた集会当日。
 集会の続行が開始早々危ぶまれるほど、一癖も二癖もある語り部たちを相手にすることに。
 一年生という立場と場数その他の無さは隠しようがないのか、語り部たちのマイペースっぷりは流すほかないものの、粛々と意思表示を行うことで会の進行役としての任をこなしていく。

 その中でおそらくは会の出席者の中では自身しか知らないであろう情報を要所要所で開示することで、場の空気を自身の方に傾けていった。
 この辺は自身も知っていてとぼけているのか知らずに天然でやっているかは不明である。

 その中で自身も朝比奈部長も知らない何者かの介入があることを示唆した。
 その何者かのひとりこと裏の仕掛け人「日野貞夫」は彼のことを計算外の不確定要素と見なしつつ、高く評価している。
 以上のことから「Vol.1」の時点からして黒幕(暫定)は元より、あまたの思惑が渦巻き読者すら煙に巻く『2008』を象徴する人物と言えるだろう。


熊野(くまの)

 『新生』「呪いの法則」に登場。
 十年ほど前の「六年六組」に籍を置いていた女子児童で、中井さんの友人もしくは取り巻きB。
 中井さんが主導していた遠藤さんへのいじめに嬉々として参加していたようである。

 しかし、六年生の夏休み終了一週間前に親の仕事の都合で吉田さん同様によその学校に転校していってしまう。
 中井さんは彼女たちが転校していったあとすぐにクラスメートからいじめに参加するような性質の友達を見つけてしまうので、ぶっちゃけ彼女たち二人は話の上ではいくらでも替えの利く存在である。

 ただし、熊野さんに関しては呪いのせいかそれとも偶然か、父親が仕事の失敗で自殺してしまったという因果応報というにはいささかキツいその後が中井さんの口から語られている。
 もっとも作中では話の出元が遠藤さんのことを貶めるためならなんでもする中井さんからしか確認できない(担任教師は言及していない)ので、信憑性は半々といったところだろう。
 同様の理屈に従えば熊野さんと同じ呪いをかけられた吉田さんの近辺にも災いが訪れていそうなものだが、こちらは不明である。


倉田恵美(くらた えみ)

  • 登場作品:学怖S,VNV,AMC1,AMC2,学恋,学恋2,特,学恋V,流神A,,追加,最終,小学怖,極,ドラマCD,新生2,学恋4,秘密,ナポin,鳴七,アパ殺
⇒「倉田恵美


倉田瞬(くらた しゅん)

  • 登場作品:ナポin
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 関連人物:倉田恵美《妹?,犠牲者》,四友三男《弟?,クラスメート》,細田友晴《弟?》,新堂誠,風間望
  • 関連用語:転校生
 『ナポin』第3話「妹を探しています」に登場。
 ある理由で広島から「四友三男」のクラスにやってきた「転校生」。
 その目的とは、実の妹「倉田恵美」を広島へ連れ戻すためだという。

 そのよんどころなき事情は転校初日、彼の恐ろしく長い自己紹介の最中に語られる。
 クラス全員に一枚の写真を配付すると、それに写る幼い兄妹が自身と「記憶喪失」の妹・恵美であると説明する。そして妹を治療のため、広島へ連れ帰る協力を願うのであった。
 なお、変わった言葉遣いでオヤジギャグ混じりの彼の自己紹介はその後も延々と続き、(おそらくホームルームから)一時限目が終わるまで続いたらしい。

 一時限目が終わると早速恵美ちゃんの元へ向かう倉田兄であったが、道中なぜか「新堂誠」に因縁をつけられ殴られるというひと悶着が発生する。
 その際には通りかかった「風間望」がお金に執着していることを知るや否や、高校生にとっては大金であろう五千円で新堂さんの撃退を依頼するといった、邪魔者の排除にはリソースを割くのを厭わない性格を垣間見せた。(ちなみに風間さんはワンパンKOされたため実際にはこの五千円は支払われていない)

 その後は妹と感動(?)の再会を果たすと、恵美ちゃんには「変態」呼ばわりされつつも熱烈なハグを求め追いかけ回し、騒ぎが大きくなった末に教師たちによって取り押さえられてしまうのであった。

 そして翌日、四友さんの元にやってきた彼より、さらに驚くべき事実が明らかになる。
 上述の写真にはよく見るともう二人「弟」が写っていた。
 その二人とは、四友さんと「細田友晴」なのだという。
 つまり倉田家は四人兄弟だったのだ。

 すっかり信じ切っている細田さんとは反対に訝る四友さんに、瞬は「証拠を見せる」というのだが……。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 瞬は、とある港の倉庫に四友さんを誘い込むと、注射針で薬物を注入し眠らせてしまう。
 倉庫の中にはすでに縛られ倒れている恵美ちゃんの姿も……。

 「倉田瞬」の正体は、「保険金殺人」の常習犯であった。
 その手口はまず戸籍を偽造し、偽の家族に多額の生命保険を掛け、事故で殺すというもので、保険金を受け取った後は名を変え、また次の新たな獲物を狙う。
 彼はこのようにしてすでに十年以上も暗躍しており、実年齢は四十をも超える。
 整形により容姿は変幻自在で、若く見えるのはこのためである。数多の整形を重ねてきた結果、悲しいかな、元の顔は本人も覚えていないようだ。

 かくして今回も計画通り、動けなくなった四友さんらを前に勝利を確信し、手の内を明かし始めるが……。
 物語においてそれは負けフラグである。

 突如として乱入してきた新堂さんにより、倉田瞬は一瞬にして殴り倒されてしまう。
 実は恵美ちゃん、倉田瞬が転校してくる前より怪しい男の存在を察知しており、事前に新堂さんに助けを求めていたのだ。
 それに応じた新堂さんは、先述の騒動の際に彼に発信機を仕込んでおり、彼女らの居場所を突き止めることができたのであった。

 そのまま警察を呼ばれていた方がマシだったであろう。
 「倉田瞬」を名乗る男の処遇は恵美ちゃんに一任されることとなる。
 彼は恵美ちゃんの苛烈な取材により、殺されたとか、そうでないとか……。

 彼も随分と長く上手くやってきたようだが、恵美ちゃんに手を出したのが運の尽き、だったと言えるかもしれない。



倉持千夏(くらもち ちなつ)

  • 登場作品:2008,探偵局,AMC1,流神A
⇒「倉持千夏


栗原幸大(くりはら こうだい)

  • 登場作品:特,学恋V,鳴七
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年E組
  • 誕生日:8月19日
  • 関連人物:新堂誠《先輩》,荒井昭二《噂》,墨田あかり《部活,同士》,早乙女弘樹,浜平昂暉《部活》
  • 関連用語:野球部,ラグビー部,パフェ同好会《所属》,手《犠牲者》
 『特別編』新堂、荒井シナリオに登場。
 『特別編』に頻出する複数シナリオに跨いで登場するキャラのひとり。
 ちなみに彼の登場する両シナリオだが、同一の周回で両立させることが可能である。

 ただし同一人物であると仮定すると矛盾が多く、特に語り部同士で補完の説明がされるというわけでもない。
 同じ立ち絵を採用した同姓同名の別人として捉えた方が賢明だろう。

 新堂シナリオ「野球部の秘密」。
 新堂さんの中学時代からの後輩で、スポーツ、特に野球を愛する熱い男。
 左目の下の絆創膏が活発な印象を表しているようである。当然、中学に引き続いて野球部に入部した彼だったが、肝心の部は全くやる気なしの腐った状態だった。

 同学年の「墨田あかり」と言う理解者を得て、一人根性を見せていたのだが、何も出来ないまま二年まで来てしまった。そんな彼らと野球部にも転機が訪れる。

 顧問に頼んで無理にセッティングした練習試合、そこで賭け試合をすることになった彼らは一人諦めず頑張る栗原を置いて見事に惨敗し、代わりに「甲子園に連れていくこと」を条件として飲まされる。そして、思いっきり練習を強制される(笑)。
 約束云々置いといても頑張れる栗原には関係のない話だったが、部外者から見るとなんとも言えないオチであった。

 荒井シナリオ「ラグビー部の話」。
 かつて「ラグビー部」で「早乙女弘樹」と共に名を馳せていた部員。やや小柄であったもののすばしこかった。相方は切り込みタイプと、性格も相方を補うようでいいコンビと見える。
 ただレギュラーの座は動かなかったものの二人とも成績は悪く、大雑把な性格だった。
 そのため、顧問からは今度赤点を取ったら試合に出さないと灸を据えられてしまう。
 行き詰った彼らはテスト用紙を盗み出そうと深夜の学校に張り込むのだが……。躊躇する自分を尻目に早乙女はずんずんと進んでいく。それが悪夢への入り口とも気付かずに。

 邪な心の下には厄介な霊たちが集うのか、彼らは謎の霊に襲われ行方不明になってしまう。もしくは、例のごとくちょっとひねた選択肢となる荒井さんの質問によって彼の前には友人を見捨てられるか助けられるかの二択の運命が待っている。

 因果応報は世の常。見捨てられた場合、彼はそれを恨みに思い早乙女とそれに類する薄情な者の元へ現れると言う。
 助けられた場合、彼らは二人の友情を深め合い、今はプロとして活躍する夢を叶えている。ただ、あの時襲い掛かった白い手達は今も彼らに付きまとっているのだが。
 相手チームへの妨害を恩恵と災厄のどちらと言うかは微妙だが、彼らは拾ってきてしまった。単純な善悪でなく、彼らの因業を示唆した嫌な結末と言えよう。
 結局テストは散々だったが、それとは別に忍び込んだことへの反省は無いのだから。

 『鳴七』「野球部の秘密」ほかに登場。


 「野球部の秘密」。


 新たに分岐が追加された。


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 「殺人クラブ」。
 このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。
 「栗原幸大」はその中のひとりであり、「硬式野球部部室」にいる。


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久留米剛(くるめ ごう)

  • 登場作品:男怖
  • 種族:人間
  • 職業:笹ヶ岡学園高等学校 三年B組
  • 関連人物:一乗寺奏,松平良明,浅田亮平《部活》,藤岡豊
  • 関連用語:歴史部《所属》,狭間の部屋
 『男怖』「根幹」ルートに登場。
 五年前に消息を絶った笹ヶ岡学園「歴史部」最後の世代であり、当時は部長を務めていた。
 とは言え、作品の導入となるアバン部分で凄惨な最期を遂げたことが示唆される「歴史部」だが、作劇上の立ち位置としては典型的な「マクガフィン(物語には必要だが重要でないもの)」であり、例外はあるが彼ら自身についてさして語れることはない。

 で、この久留米部長だがノリノリで「狭間の部屋 探索記録」に大言壮語な前置きを置いたうえで、イタズラまで仕込んでいる余裕があることからもわかる通り、けっこうなお調子者だったようだ。
 とは言え、部員との会話からはけっこう強引な性格をしていたこともわかる。「狭間の部屋」の重大性を考えれば納得だが、これを暴露すれば世界がひっくり返るとひとり勘づいていたなど、野心と視野の広さも兼ね揃えていたようだ。


久留米弘子(くるめ ひろこ)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 誕生日:9月1日
  • 関連人物:風間望《噂》,山田茂吉《クラスメート,犠牲者》
  • 関連用語:購買部,五百円玉
 『特別編』風間シナリオ「呪いのコッペパン」に登場。
 貧乏人が大嫌いで、やたら痩せて骨張ったクラスメート「山田茂吉」を目の敵にしている女生徒。

 どれくらい嫌いかと言うと、施しでもしてやろうかと「五百円玉」を目の前に並べて見せ、それが断られると今度は彼が懇意にしている食物を買い占め何も食べられないようにしてしまう。最後は餓死に追い込んでおきながら平然としているのだから徹底している。

 だが、その彼の呪いか彼女は口にする全ての食物が彼の好物の味と食感になると言う耐え難い苦痛を受け、徐々にやせ衰えていった。
 真に彼のせいかは不明だが「飴玉ばあさん」のいいつけを守れなかった「佐久間昇」の末路を髣髴とさせ、この話を語るのが風間さんでさえなければ一定の恐怖は期待できただろう。

 が、呪い?は不完全なのか今度は彼女が彼の好物を食した時芳醇な味わいが口の中に広がる。彼女はそれしか食べることが出来なくなり、変なあだ名「ヒロコッペ」が付けられることになったものの、私は元気です。――、と言うどうしようもないオチだった。

 一応、呪いの保有者を介して呪いが連鎖しているのではないか、と言う考察が成り立たないこともないのだが、正直風間さんとの脱線しまくりな会話に飲まれた感がある。
 脱線といえばアパシー・シリーズ始動以来、胡散臭かったものの金持ち設定が取れなかった風間さんから実は貧乏だという発言を取り付けたのは美味しかったかもしれないが。

 ところで『特別編』の女子達は、萌えにうるさいスタッフがいたことからもわかるように、どうでもいいポジションのキャラでさえ立ち絵が結構かわいいから困る。久留米さんもその例外ではなく、そばかすがなんともチャーミングである。 


黒井きらら(くろい-)

  • 登場作品:四八,極
  • 種族:魔女
  • 関連人物:黒井うらら&くらら《妹》,新堂誠《恩人》
  • 関連用語:悪魔のトランプ
 魔女三姉妹の長女。ちなみに彼女ら三姉妹は住民紹介で年齢00と表記されている。
 これは0歳というわけではなく、二桁表記では間に合わない=カンストしているためである。

 魔界の住人だが、人間界に邪な形で関わることを良しとはせず、人助けをしているらしい。
 今はぬいぐるみに身をやつしているが実は魔界の住人であるファー君([ルシファーのもじり?])を連れている。

 外見年齢は高校生くらい(新堂さんより少し下くらい)だが、妹のうららが1300歳([実年齢÷100=外見年齢って、それどこのファミ通舞台にした魔女っ子漫画?])を越えているところを見ると、実年齢がそれ以上であることは確実と思われる。
 ツンデレっぽい次女うららとルー語が得意な三女くららに比べるとまともな性格をした優等生タイプだが、肝心なところでドジを踏む傾向にあるようだ。[一昔前の魔女っ子アニメみたいな設定が目立つのは気のせい?]

 もっとも黒井三姉妹が登場するシナリオはそのほとんどが没にされたため本当はどんな活躍をする予定だったかはわからない。
 [公式サイトで流れたムービーの「三賢者が集まってくる」というフレーズは彼女たちのものだろうか?]

 『四八』愛媛シナリオ「血だらけの男」、鳥取シナリオ「水木しげる記念館」に登場。

 「血だらけの男」。
 入浴中に遭遇した怪現象や芸能ロケの際に霊と遭遇した体験談を本人の口から語ってくれる。
 妹のうららの話でも言えることだが、魔女なら普通に対処できそうなところをお祓いに行ったりなど、魔女設定と矛盾を起こす一般人としか思えない描写が目立つ。

 「水木しげる記念館」。
 こちらは本業(?)の魔女としてとんがり帽子に黒装束を着込んでの登場である。
 「妖怪の餌」の販路が見つからずに気落ちしていた営業の山田さんに声をかけてくれる。いい子である。
 なんらかの試験の〆切が差し迫っているらしく、魔法薬の素材を探していたようだ。ここで巡り合ったもなにかの縁というべきか、「妖怪の餌」がちょうどいい属性を持った魔力素材だったようで山田さんの手持ち分をお買い上げしてくれる。

 ただし、その時は金銭の手持ちはなかったので代金を取りに行くついでに薬作りを手早く片付けてしまおうと思ったようで、自宅らしき空間に山田さんを正体のカミングアウト込みでお招きしてしまう。
 この時点で嫌な予感はするが、相方のファーくんの制止を振り切って次々と妖怪の餌を鍋に投入したきららさんは案の定、大爆発を起こしてしまう。本人は全くの無事だったが、その場に居合わせた山田さんは昇天(状態:死亡)してしまった。

 数百歳は年下のはずの妹たちに差がつけられているのがなぜだか、わかる気がするかもしれない。

 『極』新堂誠シナリオに登場。
 悪魔と深い付き合いのある魔女らしく、そちらの接点から従来の結末に追補される形で出演している。
 そちらでは魔界から持ち込まれたであろう物品「悪魔のトランプ」から抜け出た魔物たちに襲われようとしている新堂さんを助けたり、悪魔らしき縁日の出店の店主に対して人間界への介入をやめるよう抗議したりしている。


黒川茂(くろかわ しげる)

  • 登場作品:AMC2,追加,月下美人
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 誕生日:11月18日
  • 関連人物:細田友晴,児島篤紀,荻島貫,菊池信彦,横峰佐登司《部活》,及川由紀《恋心,部活》
  • 関連用語:我慢クラブ《所属》,旧校舎,トイレ,自殺,黒百合総合病院,地獄屋敷
 非公認系部活動「我慢クラブ」の部長。
 我慢クラブ=彼といっていいほどのインパクトを持つキャラだが、作品によって大きく印象を変える特異な人物でもある。
 『AMC2』『追加版』では眼鏡と出っ歯が印象的な長身の男性で、部員たちをカリスマで引っ張っていくやり手の人物として描かれている。こちらでは活動内容の不健康さは脇に置くとして、自他ともに鼓舞を怠らないことから部員からの信奉は厚い。

 『月下美人』では背の低さと老け顔が特徴的な卑屈な人物として描かれている。
 被害妄想に囚われがちで及川さんへの盲目的な恋心を向ける困った人物であり、本人はカリスマ性に乏しい。ほかの部員との力関係も横並びに近しいが付き合いの長さもあってか見捨てられず、彼のことをなだめすかしながら部を運営しているようである。


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 『AMC2』「我慢クラブ」に登場。
 初登場作品。旧校舎のトイレを活動場所としていた。
 とある日、トイレに駆け込もうとしていた細田さんがたまたま便意を我慢していた部員一同に遭遇し、トイレと我慢の関係について賛同していたこともあって見事入部を果たすが、蟲の類を食べることには耐え切れず逃亡。その際、落とし込み式の便器に隠された死体を発見。
 細田さんはこれを強要めいた活動の挙句、殺してしまった部員と推測している。

 『追加版』「我慢クラブ(改訂)」 「旧校舎探訪-脱出-」 に登場。

 「我慢クラブ(改訂)」。
 新分岐を設けられ、他『AMC2』メンバーと共に出演したひとり。
 歓迎会こと虫の踊り食いを拒否した細田さんに対し、黒川部長は次善の案として特別な我慢対決を提案する。それは、特殊な薬によって自殺願望を高めることでへの欲求を我慢するという、文字通りの命がけ、まさに究極の我慢対決だった……。

 が、そこから繰り広げられる黒川部長の狂態は、まさかの一人相撲だった。
 詳細はプレイヤー各人の目で確かめてほしいので記述しないが、そこから黒川部長は細田さん以下部員一同を置き去りにしたまま、生と死の境を超高速で反復横跳び(比喩)する。彼の勇姿(?)は確かにある意味では恐ろしいし、細田さんも怖がっている。
 だが、それ以上に部長のテンションが突き抜けすぎていてプレイヤー目線ではギャグに半歩ならぬ全歩突っ込んでいたりする。

 結果、黒川部長は死の欲求に抗う過程で、ある意味男子としての本懐を遂げてしまった。
 残された部員たちはなぜかなんともない細田さんを見たのと、求心力だった部長があんなことになったことでモラルブレイクしたのか四方に逃げ去ってしまう。結果、我慢クラブはここに消滅することになった。
 ちなみに薬の名と本質をそのまま取って「アポトーシス」とつけられたこのエンドはなぜか『追加版』の体験版で見ることができる結末のひとつとして選出されている。……確かに、ある意味クオリティとインパクトは高いのだが……。



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 『月下美人』第一巻「地獄屋敷」に登場。
 前述した通り、大幅にイメチェンしての再登場である。初対面の細田さんに対して被害妄想丸出しで食って掛かり、彼に入部試験と称して「及川由紀」を入部させるという無理難題を命じる。
 そしてなんだかんだあって、及川さんを部室にまで呼び寄せることに成功したのちは完全に彼女のイエスマンと化す。


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黒木先生(くろき-)

  • 登場作品:学怖,学怖S

黒木源造(くろき げんぞう)

  • 登場作品:AMC1,学恋,学恋2,最終,極,鳴七,稲in
⇒「黒木源造


桑畑達也(くわばたけ たつや)

  • 登場作品:学怖,学怖S,極
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:荒井昭二《噂》,相沢信彦《実験》
  • 関連用語:屋上
 荒井三話「飛び下り自殺の人体実験」に登場する不良。
 「相沢信彦」の甘い誘いに乗って屋上に誘い寄せられたが運の尽き。薬を嗅がされ、眠らされたところを屋上から突き落とされる羽目になる。彼自身は相沢さんにとっては単なるモルモットに過ぎず、その死もさらりと流されるため、特に語られることはない。

 ただ、その名前が仮面の少女が出す質問の答えのひとつであることを覚えているプレイヤーも多いだろう。
 余談だが、クロロホルムで人間は即座に昏倒したりしないので、相沢さんや本田さんの真似は止めましょう。現実にはもっと適した薬物がありますが、本当に犯罪の火種になりかねないので記述は避けます。

 しかし、相沢さんに逆襲する分岐もなくはない。

 『学怖S』追加分岐。
 実は桑畑自身も屋上について疑問を抱いており同好の士として連名でレポートを作ったり……。
 生ける屍となってまで、相沢さんのことを逆に屋上から落とすという快挙を達成したりする。


桑原智子(くわばら さとこ)

  • 登場作品:流神A
  • 種族:人間
  • 職業:エステティックサロン 経営者
  • 身長/体重:?cm/?kg
  • 関連人物:桑原美佳《娘》
  • 関連用語:イボガエル
 『流神A』「ひきこさん」に登場。
 セレブ女性にも大人気のエステサロン「サロン・ド・ボーテ・ミシェル」を経営する女性。
 自身発案の美容法を自ら実践してのけることで、高校生の娘がいると思えないほどその肌艶は瑞々しいようだ。見た目は三十代ほどにしか見えないという。

 警視庁編纂室所属の刑事「賀茂泉かごめ」警部補が「原宿児童連続殺傷事件」の捜査を進める中で捜査線上に浮上し、警部補自身が潜入捜査を試みる過程で彼女と接触することになる。 
 なお、桑原智子が事件の真相にダイレクトに直結しているか、近因遠因になっているかは展開によって異なるものの、その見込みは大方外していない。

 無関係なのはそれこそ「ハピカン」が関わってくる展開のみと、ごく限られている。

 桑原智子本人に話を戻すと、彼女の「美」に対する執着心は軒並みならない水準に達している。
 法に触れることも辞さない経営姿勢や完全な虐待と化した娘への接し方など、その都度取り上げられる事例を見ていくだけで病的という感想を取り出すことは、きっと容易だろう。
 そして彼女に法の裁きや社会的制裁が下るか、それとも取り逃がすかは捜査の成否次第であろう。

桑原美佳(くわばら よしか)

  • 登場作品:流神A
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年F組
  • 身長/体重:?cm/?kg
  • 関連人物:桑原智子《母》,久多良唯桜,賽臥隆恭,柴田浩次《クラスメート》,日野貞夫
  • 関連用語:大天使ミカエル,ひきこさん
 『流神A』「ひきこさん」に登場。
 賀茂泉警部補が「原宿児童連続殺人事件」を捜査する過程で出会った鳴神学園の女子生徒。
 同じクラスの「久多良唯桜」は詳しいことは知らないが、綺麗な子として学校では評判だったようだ。
 母の「桑原智子」の経営するエステサロンにいた不調の彼女を発見し、主治医のいる病院に連れていくか否かによって捜査はまた違った進展をみせていくことになる。

 そんな彼女の不調だが、母親から本人の意志を無視して幼少期から美容整形を施され精神を患ってしまったことが原因である。
 [言われてみれば確かに綺麗な子ではあるものの、どことなく作り物めいた印象を受ける立ち絵の持ち主かもしれない。]
 前任者および現在の主治医である「日野貞夫」のケアによって、なんとか大事なく現在は過ごしているようだが……。

 (ネタバレにつき格納)

+ ...
 分岐によっては連続殺人事件の実行犯であることが明らかになる。
 幼少からの母親からの処置によって「醜形恐怖症」を患った彼女は過度のストレスによって神経症や記憶障害を発症。
 小さい子供を見ては自分のようにしてはならないという考えに至り、雨の日には抑えが効かなくなって凶行に至ったらしい。

 また、被害者の顔面を執拗にすりおろした上で眼球を奪い去ったのは、人の目に倦んだ彼女の心がもたらしたと考えられる。
 果てや「美佳」も母親の傾倒する「ミカエル」をもじったネーミングであると事件解決後に賀茂泉警部補は仮説を立てている。

 いずれにしても大人のエゴによって彼女の精神が狂わされたことに変わりない。
 明らかに状態ではない彼女の精神を慮れば、裁判の行方は不明である。日野医師は彼女の無罪のために尽力するのだという。




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  • 「桑畑達也」ですが、名字の読みは「くわばたけ」なのでしょうか? -- 名無しさん (2022-03-17 22:41:57)
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最終更新:2024年03月02日 17:30