あ1


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相沢信彦(あいざわ のぶひこ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,VNV,AMC1
  • 種族:人間→悪霊
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:荒井昭二《噂,正体?》,桑畑達也《実験》,仮面の少女《?》,真下弘美《同士》
  • 関連用語:屋上《出没》,自殺,髑髏,都市伝説家族《?》
 荒井三話「飛び下り自殺の人体実験」に登場。
 かつては人並みに友人もいる普通の人だったらしいが、ある日「『屋上』から人間が飛び降りたらどうなるのか?」と言う命題に取り憑かれてしまった男子生徒。

 別に人を殺したかったわけではないようだが、「桑畑達也」と言う不良生徒を発端として、実に都合三人もの不良を実験材料にし、 結果的に 殺害するに至る。
 仕舞いには仲の良かった友人までも実験の名の下に手をかけようとするが、油断から実験台から逃げられてしまう。最期は精神的に追い詰められたところを何者かに誘われてか、内なる声に突き動かされてか、自ら身を屋上から投じた。
 後には彼が凶行に及ぶ発端ともなった日記帳が残された。それを読むと導入からありえるはずの無い最期の瞬間まで至る、彼の闇を垣間見ることが出来たらしい。

 彼の存在は連鎖シナリオ「仮面の少女」を繋ぐ一片でもあり、条件を満たせば彼が本当はどうなったかが語られる。屋上に住む魔物に食べられたと自称した彼だが、実際はまだ屋上におり、呼び出すための言葉を唱えれば彼に会うことが出来るらしい。

 相沢さん、実験を始めましょうよ

 そして、その顛末は――何かに憑かれたように身を投げ、空中で消えた荒井さんと大空に浮かんだ巨大な髑髏であった。……、相沢さんと髑髏の関係、仮面の少女との関連も結局最後まで分からずじまいとなった。


 相沢信彦が後世に残した影響を語る前に、彼個人のことを述べる。
 『学怖S』ではグラフィックが登場するが、これが何とも名状しがたい笑みの上、超ドアップである。正直心臓に悪く、トラウマレベルかも知れない。画質の向上に伴い生々しい画像が軽減されたとの意見根強い『学怖S』であるが、こと役者については時に上回っているのかもしれない。

 メインルートで三人もの人間を手にかけた手際の良さに、しっかり比較して対照実験を行っている頭の良さ、さらに人間が誰しも持っている心の闇を突いた点などから、彼は多くの界隈では荒井さんのパートナー(比喩)とさえ認識されている。
 展開を総合すると二人の間に殆ど面識がないのに関わらずである。

 ただ、前提が狂っていることを差し置いても彼にはそこはかとない稚さも感じられる。
 自分と同じ願望を持っていた生徒を実験台に仕立てようとして逆に突き落とされてしまう。初心を忘れた結果、犠牲者の亡霊によりにもよって地べたで殺される……など、詰めを誤ると実に情けない末路を迎える羽目になる。


 だが、彼と言う個人が消えても、彼の残した思想は消えない。
 その後、荒井昭二の人格形成に際して「屋上」と「自殺」、生と死にまつわる歪んだ探究心は後の「アパシー」において大きく影を落としている。
 「語り部」の一人として、能力にも出番にも恵まれている以上、相沢さんの脅威はまだ生きている。[案外「髑髏」の真相とは、当初学園に巣食う闇が相沢さんの闇を刺激したのだとしても、予想外に膨らんだ一人の人間の闇が成り代わってしまった、その象徴なのかもしれない。どちらにせよ、どちらが先かなど語れる性質ではないと言うこと。]

 『学怖S』荒井三話では生命と言うテーマの下、大量の分岐が追加された。
 男女共有の話は他のシナリオに比べ、通過する機会が多い事情ありきと言え、屋上に魅了された者達が大量に出現したのはひとえに彼に影響されてのことかもしれない。

 『学怖inよんはち』で荒井さんの代表ネタとして選ばれたのも頷ける話である。
 例のごとく空気を全く読まない都市伝説家族の乱入によって、高尚な実験の余韻が台無しにされてしまったのは忘れたいとして……。
 「真下弘美」と言う真の意味での同士を得たのは彼にとってまっことの喜びではないだろうか。ところで、このシナリオでは実験材料を気絶させる得物がスタンガンに変更されていたりと、十二年を経た時代の反映を感じさせる。


 『VNV』「恵美ちゃんの坂上君観察日記」に登場。
 とは言っても他の懐かしのキャラに混じり名を呼ばれる程度である。
 が、それも荒井の自宅から発見された日記帳を根拠として、実際は相沢信彦と言う個人は存在せずにすべては荒井さんの妄想だったと言う、あんまりにもあんまりなオチだったりする。国家権力によって真実は闇に葬られたにせよ、衝撃的と言うか……。
 とは言え「相沢信彦=荒井昭二」の構図はかつてより指摘されてきた構図である。

 第一に「日記帳」の存在があるにしても、彼の心情に対する感情移入、彼に関する情報量は甚だしい。語りの中でも、最後の犠牲者(候補)をモルモット呼ばわりにするなど、彼の心情にまで踏み込み、彼へ傾倒もしくはシンクロしてしている様が良く取れる。
 自身の罪の告白等、言い辛い事を近い友人のことなどに置き換えて吐露しやすくする手法は古典的なアプローチとしてよく知られることである。

 状況証拠を取っても、分岐によって発生する展開によっては相沢さんが第三者の手にかかって犠牲となる場面に出くわしても現場でずっと傍観していたなど、荒井さん自身が不自然な立ち位置にある様子も見受けられる。
 先の証拠と合わせ、更なる後発作品『AMC1』のおいてやや浅薄に見えた恵美ちゃんのツッコミもあながち間違ってはいないだろう。


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相田瑞穂(あいだ みずほ)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年A組
  • 関連人物:岩下明美《クラスメート》
  • 関連用語:悪魔,図書室
 『特別編』岩下シナリオ「黒と赤の法悦」に登場。
 ある日、図書室に紛れ込んでいた一冊の魔導書「黒と赤の 」に魅了されてしまった女生徒。
 岩下さんの


 魔導書は言っても、綾小路が所有しているような呪文の手引き書と言うわけではなく、本そのものが悪魔との契約書であると言い換えても良い悪辣ぶりである。
 対象が契約を破棄する選択肢こそ用意されているが、時機を考えればそれもかなり難しい。傷口が広がれば広がるほど権利は放棄し辛くなっていく。

 この書、半ばまでは非常に面白い物語が展開される。
 が、そこまで読んだところで悪魔が現れ契約が開始される。
 途中まで書かれた物語の続きを執筆し、完成させることが出来ればその本はベストセラー必須の大作となり、書いた者には薔薇色の未来が約束されることになる。
 事実、歴史に残る名作の幾つかはこの魔導書の恩恵によるものらしい。 

 ただ、記述に必要なインクが血液のみと言う制約が曲者である。
 医療従事者ならいいが、一介の女子高生が取り得る方策と言えばまず一つしか無い。彼女、身を削り筆を進めて行ったが、次第に生気を失っていく。
 た面影を失いつつも、作品を書き上げようとするが……

 とあることに気付いてしまう。
 それは、使用する血液は自分以外のものでも構わないというところ。
 彼女はあるきっかけで、身近にあったある存在の血液を手に入れる。




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青井惠一(あおい けいいち)

  • 登場作品:AMC2
  • 種族:人間
  • 職業:職業画家
  • 年齢:53歳
  • 関連人物:青井美恵子《娘》,青井太助《孫》,蘭《恋心》
  • 関連用語:肖像画,都市伝説探偵局
 『AMC2』「綺麗な風景」に登場。
 職業画家で近所の画廊"笹笛"に何点かの絵を寄せる。
 某高校美術部の卒業生であり、同校を卒業する際部に使っていたスケッチブックに残したが、件の忘れ形見が本人の知らぬ間に怪現象を起こすようになってしまう。
 その解決(返却)が探偵局に依頼されたことから彼らと接点を持つことになった。

 が、彼の人柄を一言で表すなら、それは偏屈爺そのもの。
 普通に訪ねていってもどういうわけか、スケブの受け取りを拒否し続ける。
 そんなわけで性格上、こりゃダメだな……と思しき賽臥を向かわせると案の定終わらぬ戦いを繰り広げてくれるのだった。
 ここは乗り気な日暮先輩に出張していただこう。
 先輩の変装術が功を奏せば、警戒を解いた彼から情報を引き出すことが出来、依頼は進捗する。が、失敗すれば先輩は間違った方向に目覚める。
 詳細は伏せるが、その辺は芸術家の意地なのかもしれない。

 と言う少女がいた。



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青木尚(あおき しょう)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:岩下明美《クラスメート,恋心》,尚《兄,犠牲者》
 岩下四話「死のかくれんぼ」に登場。
 岩下さんの一年の頃のクラスメイトで隣の席。少々の恋心も持っていたようだが、岩下さんは孤独を好む為にあまり相手にされていなかった模様。[というか、よく生き残ってたなぁ。]

 偶然か怪談話の尚くんと同じ名前であり、あだ名も尚くんである。性格も明るくてみんなの人気者であった。
 そしていつしか尚くんの怪談がクラスでも流行るようになり、旧校舎の探索が一種の流行となってしまう。その最中でクラスメイトの一人が行方不明となり、本物の生徒探索が行われることとなった。

 実は尚という名前は偽名であり、行方不明になった尚くんに関係している者をいぶり出すための作戦であった。怪談話を広めたのも彼であったようである。

 別の分岐では実は尚くんとは実の兄弟であり、行方不明となった兄の名前を継いだことがわかる。だがその結末は、遊び相手を欲しがる亡霊に付き合わされ、取り殺されてしまう。



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赤川哲也(あかがわ てつや)

  • 登場作品:VNV,学恋,特
  • 種族:人間→悪霊
  • 誕生日:11月23日
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:荒井昭二《友人》
  • 関連用語:スクール・デイズ《魅了》,アクシデント《犠牲者》
 『VNV』「ゲーマーの条件」に登場する荒井の友人。
 当時やっとマニア層でも浸透しつつあった同人ゲームやPCへの造詣が深く、その趣味が合ったため、荒井さんから「頭のいい男」と称えられるほどだった。
 が、怪しい即売会を見つけ出してしまったことが彼の運の尽きである。

 渋る荒井さんを尻目に六万円もの自腹を切って、同人ソフト「スクール・デイズ」を手に入れたのは良いが、当初は冷淡に構えていた荒井さんもスクール・デイズに魅了されてしまう。
 そして、紆余曲折あった末、彼は荒井さんにチェーンで滅多打ちにされて死亡、挙句には死体どころかこの世に存在した事実自体を消去されてしまった。

 どう考えても荒井さんが一方的に悪いです。本当にありがとうございました。
 確かに頭まで下げて懇願する友人に対して彼が取った態度は横柄なものと言えるが、この話の荒井さんが坂上(プレイヤー)に話す身勝手な思考を考えれば、そんな瑕疵なんてぶっちゃけ彼方に吹っ飛ぶ。

 その挙句『VNV』「関西版」では某巨大掲示板のスラングを駆使する本物のオタクにされてしまい、母親ともどもスイーツ(笑)だのゆとりだの言われたい放題である。もっとも、荒井さんだってキモオタ化していたのでどっちもどっちだが。
 こちらでは中二病によって病死と言う結末を辿る。展開は同じなのに、ガジェットが異なるだけでこうまでカオスになると言う好例である。

 何とか報われたいという彼の願い故かは定かでないが、『特別編』では新たに別のゲーム「アクシデント」を購入する分岐が設けられる。……が、結局ロクな結末にならない。
 結局、彼の不幸の源は件の即売会に関わってしまったことなのかもしれない。最初から詰んでると言うか、ある意味で存在自体が出オチとも言える。

 そんな不遇の彼であるが、なぜか第一回人気投票において並み居る語り部を押しのけ、「八位」と言う高位をマークした。荒井さん効果なのか、単なる不正票なのかは定かでないが快挙である。
 その介があってか『学恋』坂上編の夜イベントにおいて出演を果たすことになった。
 夢オチなので坂上に害を及ぼすことはないが、あんな殺され方をすれば浮かばれないはずである。けど、同人ソフトを求めて彷徨う幽霊って何よ?
 しかし、旧小説版における彼の挿絵は見事にデブだったりする。安直なイメージにもほどがあったのか、『VNV』ではそばかすが散った普通の少年になっている。最初の扱いからすれば、環境は向上している方だったり。




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赤坂陽介(あかさか ようすけ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,学恋2,学恋V
  • 種族:人間→悪霊
  • 職業:鳴神学園高校 一年生→プロボクサー
  • 関連人物:新堂誠《噂?,知人》,畑中亨《部活,復讐》
  • 関連用語:ボクシング部《所属》,苛め
 新堂四話「ボクシング部の秘密の合宿」に登場。
 かつて栄光の歴史を築いてきたボクシング部が凋落する原因となった部員。丈夫な方ではなくいじめられそうな外見だったが、根性はありいじめのような練習も「地獄の合宿」も、先輩の執拗なしごきさえ乗り越えようとしていた。

 しかし、よりにもよって彼を殺したのは同じ一年生の部員達だった。リンチされた挙句死亡。先輩達や首謀者である畑中達の手によって死体も隠され、燃やされ、埋められるなど明らかにされないのなら、浮かばれるはずもない。彼の霊の復讐によって畑中達は死んでいき、問題となったボクシング部は見る影無く落ちぶれてしまう。
 彼のグラフィックは設定を忠実に反映したものだが、この世のものでないことを証明するように、なんというか―― 青い
 反面『学怖S』では精悍な容姿となっており、逆に先輩達を復讐のためにリンチする首魁となる展開も用意された。尤も、自業自得の結末になるのだが。いじめられっこがいじめっこになる負の連鎖は止まらない。


 『学恋2』新堂編夜イベントに登場。
 新堂さんがボクシング部に所属していることもあり、大先輩である彼は「地獄の合宿」を体験した最後の世代として尊敬される。
 こちらは合宿で内紛(本人は口を閉ざす)に巻き込まれ、生死の境をさまようものの見事生き延びてプロボクサーとして大成したらしい。
 「旧作」からすると見事なまでに報われた未来を歩んでいることになる。

 臨死体験をしてから不思議なものが見えるようになったらしく、試合のことや人間関係についてなど、まるで見てきたような事情通っぷりを発揮した。大倉も同じく電話越しの登場でも的確なアドバイスを返してくれたが、やはり漂うのは大人の余裕。
 ま、同じお助けキャラでも立場は全然違うしね。しかし、同性相手のアドバイスが異性相手のと大して変わらないのはどうかと思います、先輩!

 続く『学恋V』では立ち絵が実装され登場する。
 河原に行くと会えることだろう。流石にプロらしく厳つい容姿である。



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赤間理沙(あかま りさ)

  • 登場作品:探偵局
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年A組
  • 関連人物:朝比奈卓也《部活,恋人》
  • 関連用語:新聞部《所属》
 『探偵局』第二、十、十八話に登場。
 2007年度の「新聞部」を支える部員のひとりで、来年度では副部長。
 同じく来年度の部長である朝比奈卓也とは恋人同士。馴れ初めは2007年に赤間が付き合っていた 君に振られたのを見て、かねてよりアプローチをかけていた朝比奈になびいたためらしい。

 ところで彼女自身だが、ブン屋として押しが強く何かと敵を作りがちな朝比奈とは違ってフォローに回るタイプである。



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秋山(あきやま)

  • 登場作品:晦
  • 種族:人間
  • 職業:中学生
  • 関連人物:前田和子《噂》,田崎《友人》,ヒナキちゃん《犠牲者》
  • 関連用語:予言《犠牲者》
 和子二話「謎の少女・ヒナキちゃん」に登場。
 良夫が今度行く予定の中学に通っていた三年生。
 そして、去年発生したヒナキちゃん事件(仮)の当事者の一人。いつも田崎と言う友達と一緒につるんでおり、かなり落ち着きが無い。二人合わせて典型的な悪ガキコンビだったが、秋山の方はおとなしくて慎重なタイプだった。

 よせばいいのにヒナキちゃんなんて天災少女に積極的に関わったのは幼さゆえの愚かさか。相方に比べるとマシだが、その生還率は二割を切るなど、かなり低い水準である。
 ヒナキちゃんと会って早速不幸な目に遭う田崎を追いかけ、逆に道連れになってしまうのが彼の基本パターン。シビアなことを言えば、友人を放っておけば助かったのだが。
 事実、彼が唯一生存するEDは友人の叫びを無視して眠りこけた結果というものになっている。薄情だが、それが正解。
 そもそも二人の間に真に友情なるものがあったのか、疑問であるし。

 まあ、友人を思う気持ち自体は立派であり、このゲームがジュブナイルだったらハッピーエンドもありえたのだろうが、ホラーではそんなことは無いのだった。
 また、たとえどんなジャンルであろうと、冒険するなら賢い子どもでなければ生き残るのは難しい。「予言」に惹かれて自分から不幸を拾いに行くような愚か者には[賽の河原で苦を受けるのが]きっと相応しいのだろう。
 何だかんだ言って、彼女に興味本位で会いに行った時点でもう既にチェックがかかっていたのかもしれないが。何せ最初に消極的対応を取っても彼女は逃がしてくれなかった。


 [『晦』は『学怖(S)』とは違い、特定のテリトリー(領域)やキャラクター(人格)を持たない無機質な怪異が多い。
 言って返せばヒナキちゃんはとても「学怖」的存在と言えるのかもしれない。彼女は「謎の私有地」と言う一個の場所に出没し、明確な姿と性格を持っている。
 その反面で明確な対処法を持たないことが多いのも『晦』に登場する妖怪その他の特徴であり、彼女もその一例に挙がっているのだが。いわば両者のいいとこ取りか?]

 よく分からない私有地と言うのは管理が行き届かず、子どもに怪我を出しやすい。そのため、警句を発する意味もあって噂が流れるのも必定と言える。
 ただ、ヒナキちゃんは「場」には別に依存している様子を見せず、むしろ恩恵を享受する様子のみを見せる怪異である。言うなら空き地は彼女にとって、魔物の逢魔ヶ時細田のトイレと同じような役割を持つのかもしれない。


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秋山恵利子(あきやま えりこ)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 養護教諭
  • 関連人物:岩下明美《噂》
  • 関連用語:死の掲示板《犠牲者》
 岩下一話「災いを呼ぶ死の掲示板」に登場。
 保健の先生で、若くて綺麗なこともあって、よく女生徒からは悩み相談を受けていた。[そこ、グラフィックにケチつけない。]
 そんな彼女、二年前にとある女生徒に「死の掲示板」のことで相談を受けたものの、迷信を排撃すべき態度を取っていた先生達の例に違わず、笑い飛ばす態度を取ってしまう。
 少女にとってある意味励みにはなったようだが、彼女はどういうわけかその日のうちに行方不明になってしまった。

  呪いなんてないっていったのに・・・

 責任を感じる彼女だが、翌日「死の掲示板」に貼り出された女生徒の心情を代弁するようなメッセージを見て憤激。
 その場の眼も気にせず、突き動かされるままにメモを破り捨て、当日はあまりの怒りのため誰も後を追えない雰囲気を醸しつつ、行方知れずになる。
 で、さらにその翌日。昨日の勢いかどうかは知らないが、当の先生が掲示板に貼り出されていた。要するに磔にされて死んでいたということである。
 ちなみに第一発見者は当時一年生だった岩下さんであった。

赤は真実のみ語る。冗談はさておき、赤文字の後に死人が出ると言えば岩下一話の別分岐で発生する「江藤昭子」の呪いとリンクする部分がある。
 リンクとパラレルは相反する要素のようでいて、色々な解釈が成り立つだろう。


 ところで、豆知識です。「保健室の先生」や「保険医」と呼ばれることが多い彼女の職業ですが、「養護教諭」が正しい名称です(保険医は全然違う職業)。
 保険医というのは、健康保険加入者の診療を行う医師または歯科医師のこと。
 [あと、養護教諭におばさんが多いのは事実ですが、おばさんというのは昔はお姉さんだったわけです。男子生徒にとっての憧れである美人の保健室の先生もけして夢ではないでしょう?]



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朝倉(あさくら)

  • 登場作品:学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 関連人物:福沢玲子《噂》
  • 関連用語:桜《愛好》,霊道
 福沢三話「旧校舎の裏に立つ桜の木の呪い」に登場。
 植物を愛した男子生徒。




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浅田茂(あさだ しげる)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 関連人物:荒井昭二《噂》
  • 関連用語:野球部《所属》,古井戸,地縛霊,手《犠牲者》,第一体育館《呪い》,自殺
 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」に登場。
 当時野球名門校だった鳴神だが、その中でも彼は三年生になったに関わらず、レギュラーはおろか補欠にすらなれなかった雑用部員に過ぎなかった。
 それでも彼はめげることなく、せめて応援で頑張ろうと三年間の野球生活に思い巡らせていた。たとえ大人しくても、歪むことない野球への情熱は誰に負けることもなかった。
 しかし、運命と鳴神は彼をそういった安穏とした境地に置いてくれることはなかった。

 思いも寄らず、ボールが建設中だった第一体育館の現場に転がっていったのが不運か。床下に潜む古井戸の手に地の底に引き込まれ、一週間後に変わり果てた姿で発見された。ふやけて赤水を吸い込み、体中に無数の手の痣。
 または動くはずのないコンクリートミキサーに右腕を破壊され、後日気を病んで自殺するという結末を迎える。括り付けられたマネキンの腕。
 八月の初め、夏の野球大会がはじまる頃になると、野球部では骨折して怪我をするものが多発すると言うが、そこに彼の霊が介在すると考えるのは邪推だろうか――?

 「地縛霊」というお題目と関連が薄い話しかしてくれない気がする荒井一話だが、彼の話は結構オーソドックスに「学校の怪談」と言える物に仕上がっている。良くも悪くも平凡で『学怖(S)』の中では結構影が薄いが、逆に印象に残ることもあるのかもしれない。
 もっと恐ろしいのはありふれた悲劇としてしか捉えることの出来ない、この学校における怪異のあまりの多さだろう。幸いにも彼自身が悪霊と化したという確証はないことから、辛うじて彼の名誉は保たれたのかもしれない。


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朝比奈慎也(あさひな しんや)

  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 三年生
  • 関連人物:朝比奈卓也《弟》
  • 関連用語:新聞部《所属》,七不思議の集会
 1995年度の鳴神学園新聞部部長。
 「七不思議の集会」の発案者と(公式には)されている。

 しかし、集会の行われた六月を境に謎の失踪を遂げた。




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朝比奈卓也(あさひな たくや)

  • 登場作品:探偵局
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 二年D組→三年生
  • 関連人物:朝比奈慎也《兄》,赤間理沙《部活,恋人》,緒方麻衣,工藤光輝《部活》,日野貞夫
  • 関連用語:新聞部《所属》,七不思議の集会
 2008年度の鳴神学園新聞部部長。
 強引と謗られることもあるが、その行動力で部を引っ張るやり手。
 長年校則で禁止されていた「七不思議の集会」を新聞部主導で開き、全校生徒の耳目を集めることを目論む。
 しかしその裏には謎の男「日野貞夫」の影が……。


 『探偵局』第十、十四、十八話に登場。
 この頃から次期部長との呼び声は高かった。




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浅海恵子(あさみ けいこ)

  • 登場作品:特
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 一年生
  • 誕生日:4月2日
  • 関連人物:岩下明美《噂》,鍋島香織《友人》
  • 関連用語:図書室,こっくりさん
 『特別編』岩下シナリオ「図書室の話」に登場。
 放課後になると図書室に通っていた少女。
 内向的でクラスでも孤立しており、誘ってくれるような友達もいなかった。
 が、押し付けがましい上級生「鍋島香織」に声をかけられたことから彼女と微妙な接点を持つようになる。当初は彼女の一方的語りに無言を貫いてきたが、内容のいい加減さについつい口を開き、ついでに心も開くようになったのである。

 が、当の香織さんからはロクな目が帰ってこない。
 こっくりさんの生贄にされそうになったり、やたらグロい末期に居合わせたばかりに呪いの言葉をぶつけられたりと言った具合である。
 が、全分岐において五体満足のまま生還することに成功した。
 内向的な性格ゆえ、当事者の立場に置かれることがなかったのが幸いしたか。


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浅見玲子(あさみ れいこ)

  • 登場作品:流神A
福沢玲子


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芦村先生(あしむら-)

  • 登場作品:学怖,学怖S
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 体育教師
  • 関連人物:細田友晴《知人》
  • 関連用語:顔型の染み《犠牲者》
 細田二話「女子トイレの壁の染み」に登場。
 女子トイレにある「顔型の染み」のことで細田達が相談をかけた教諭の一人。
 進路指導を担当する上に昔気質かつ大柄な体格と言う性格もあって、当然ながら細田達の話は聞いてもらえなかった。その場の対応も四人の先生達の中では一番厳しく、怒鳴られ追い返されると言う顛末を迎える羽目になる。

 しかし、その日細田が部活を終えて帰ろうとした時、彼は件のトイレに入っていく先生の姿を目撃する。どういったことかといぶかしみつつ、好奇心を出すか、出すまいか悩む。
 メタなことを言えば、この時点で先生の命運は決まっている(≒細田の安全は保証されている)ので安心して選んでもらって構わない。
 この分岐での「顔型の染み」の正体は先生の当時の教え子で不良だった女生徒をはずみで殺してしまい、その死体(と怨念)を隠蔽のために壁に塗りこめたという物。

 先生は染みに向かい、あれは事故と言い張るなど恨み言をこぼしていたが、そこにあった感情は時を経てもけして隠せない恐怖に他ならない。
 それもきっと罪悪感などではなく、罪の発覚を恐れるあまりに。
 現に偶然彼の自白を聞いてしまった細田のことを口封じに殺そうとしたことからも窺える。結果、先生はあかねちゃんよろしく壁から飛び出した女生徒の黒髪に全身を刻まれバラバラ死体となって発見されるか、彼女と入れ替わるようにして壁に引き込まれてしまう。

 自業自得な二つの末路であるが、壁に引き込まれた場合が彼にとってよりキツい罰だろう。何せ彼には彼女のように恨みを晴らすべき相手が存在しない。
 あえて言うなら細田だろうが、八つ当たりにしかならない上に彼があのトイレに近づくとは金輪際思えない。その上、彼の未練は正直ありきたりで弱い部類に入りそうだ。
 よって、この分岐では他で手出しが出来かね地味に敗北を重ね続けた染みの怪異を実質上完全に退けられたことになる。尤も、この分岐において染みが発生したのはそもそも彼のせいなので、感謝する筋合いは全く無いのだが。


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東優斗(あずま ゆうと)

  • 登場作品:追加
  • 種族:人間
  • 職業:鳴神学園高校 生徒
  • 誕生日:9月3日
  • 関連人物:前沢美咲《幼馴染》,西野有里
  • 関連用語:
 『追加版』福沢シナリオ「ラジオの声」に登場。
 幼なじみの前沢と後に恋人になる西野と言う二人の女の子の間に挟まれた男子生徒。一見すると、三角関係の渦中にいるということで羨ましくも危険な目に遭いそうなポジションに……思える。

 だが実際はこの二人の人間関係に割って入ることが出来ておらず、蚊帳の外に置かれたままよくわからない内に二人を失ってしまった不憫な男である。




情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。
もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。

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