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映画研究会(えいがけんきゅうかい)

映画同好会(えいがどうこうかい)

 鳴神学園に数多く存在する部活動(同好会)の一つ。
 基本的には創設者「時田安男」がクローズアップされるシナリオで登場する。「荒井昭二」自身は所属メンバーではないことも多いが、シネマディクトかつ造詣が深い者としてよく手伝っているようだ。
 また、作品によって「映画同好会」と書かれもするが、ここでは同一のものとさせていただく。

 『学怖(S)』荒井五話「時田君の自主製作映画
 当時一年生だった時田くんが映画に興味のある生徒に声をかけてまわったところ、二十人ほどの生徒が集まり結成に至る。
 活動内容はかなり本格的で実際に機材を使用して映画を撮り、時田監督自ら編集や役者、裏方として携わることも少なくない。

 しかし、部員たちの映画にかける熱意には差があったようで、役者など華やかなところをつまみ食いするだけの部員の方が多数を占めていたようだ。それでも撮影終了にまでこぎつけることの方が多いのだが、その後の編集作業が難航したことから事件が起きる。
 事の顛末は「時田安男」の項にて。


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 『ドラマCD』「時田君の自主製作映画


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 『秘密』「Twitter企画」ルート、「これは……罠だ。黙って様子を見よう」、「時田さんの映画に出演を頼まれたんだ」に登場。

 「Twitter企画」ルート。
 映研の新作「ミイラ人間と美女」の第二弾が完成間近らしく、荒井と時田が授業を公欠して作業を行っているという話が「中村晃久」から聞ける。



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 『鳴七』「時田君の自主製作映画」ほかに登場。


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永劫回帰(えいごうかいき)

⇒「永劫回帰


嬰児(えいじ)

  • 登場作品:学怖,晦,学怖S,VNV,AMC1,特,ドラマCD,鳴七
  • 関連人物:荒井昭二,福沢玲子,藤村正美,本田佐知子《噂》,藤井三枝,
  • 関連用語:悪魔の子,産婦人科,旧校舎,夜泣き石,市松人形
 生まれたばかりの赤子、未熟児、水子。
 そのままでは死んでしまうほどに弱々しく無力な存在だが、話の中ではやはり死んでしまい弔われないまま捨て置かれた結果「悪霊」と化すケースが多い。
 夜の旧校舎などに不気味な鳴き声を響かせ、集団で襲いかかってくる様などは恐怖以外の何物でも無い。

 ちなみに「みどりご」とも読む。
 緑色の赤ちゃんではないが、本邦では黒く艶やかな髪を称えて「みどりの黒髪」と呼ぶ事からわかるように、本来「みどり」という形容は生命力溢れる存在を示唆しているハズである。が、本当に緑色にしてしまっては気味が悪い。
 嬰児の霊はシリーズではほぼ一貫して有り得ない色で表記されており、容量との折り合いから始まった演出効果は初代から綿々と受け継がれていく。

 それら悲劇もすべては恋人の不始末や犯罪に巻き込まれた女性から発生する。育児能力を現代日本において、弱い立場に置かれた彼女たちに求めるのは筋違いであり、特に学校に籍を置く学生に期待するのはほとんど不可能だろう。
 普通に考えれば望まれない子は「産婦人科」に通って堕胎するほかないが、思い詰めてとんでもない手段に訴えるというのはシリーズでよくある展開である。
 また、堕胎された方の嬰児も思わぬところに横流しされていたりする。

 ちなみにこれら未熟児の恐ろしいイメージを振り払う「水子供養」の儀式だが、実際は戦前にはみられず1970年代に入ってからの比較的新しい概念とされる。
 日本全体が貧しく幼児の致死率が現代の比ではなかった時代、伝統的な宗教観による戒めが加わる妊娠中絶はともかくとして母体に危険が伴う自然流産にまで罪悪感を覚える余裕はなかった。
 特に貧困層は気にしてなどいられなかった、家系の存続もおぼつかなかったと言えば、酷なようだが納得いただけるだろうか。

 『学怖(S)』荒井一話、荒井二話、福沢四話に登場。

 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」。


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 荒井二話「古びた旧校舎の深夜の見回り」。


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 福沢四話「旧校舎の十三階段」。


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 『晦』和子四話、正美三話に登場。

 和子四話「むかし隠した宝物」。


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 正美三話「愛する一念が起こす事件」。


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 『VNV』『特別編』「偽りの愛」「偽りの愛(改訂)」に登場。


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 『AMC1』「旧校舎探索」ルートに登場。
 旧校舎に隠されているという埋蔵金の在り処を階段付近と目星を付けた恵美ちゃん一行に襲い掛かってくる。
 ついでにターゲットである恵美ちゃんを旧校舎におびき寄せた日野さんと風間さんも付近に待機していたため、同じく赤子たちの犠牲となった。

 赤子出現のトリガーは明確にされていないが、例の十三階段に日めくりカレンダーが掛かったままになっていたのだろうか?
 または恵美ちゃんの破壊した階段が十三階段の階段であり、赤子の怒りを買ってしまったか……。


 『特別編』「夜泣き石」「血を吸う人形」に登場。

 「夜泣き石」。


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 「血を吸う人形」。


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エクトプラズム

  • 登場作品:学怖,晦,学怖S,AMC1,学恋,学恋2,特,鳴七
  • 関連人物:元木早苗
 霊を構成する物質、もしくはエネルギー。
 半物質、半霊体というべき性質を持ち、特に霊感を持たない人間にも視認が可能であったりすることが多い。
 時には物理的な干渉を可能にするという。
 主として人間の口や鼻から吐き出され、それらに光を当てるなどの刺激を与えると吐き出している本人にも悪影響があるとされる。

 シリーズ中では「元木早苗」の口から出てくるおばあちゃんが代表格であり、わかりやすい表現として用いられる。
 彼女の場合は白いもやのようでありながらある種はっきりした形を持っており、対人、対物、対霊に対して強い影響を及ぼすことができる。

 なお元木早苗の場合は自分ではない、ご先祖様たちの霊を数多く体に潜ませている。
 口から吐き出して(時には勝手にあふれ出て)霊現象を起こすことが可能のようである。

 『学怖(S)』風間四話、福沢一話、隠しシナリオに登場。

 風間四話「風間のインチキ降霊術」。
 このシナリオ名からもお察しだが、自称「霊媒師」の風間さんが心霊現象を演出するために大道具のひとつとして持ち込んだ。
 ただし正体はドライアイスであり、白い靄を部室内に発生させることで「エクトプラズム」と言い張るつもりだったようだ。

 だが、現物を見た一同にそれが通るわけもなかった。それでも風間さんはドライアイスを指して「霊を冷やして固めたもの」といけしゃーしゃーとのたまう。……事ことに及んで、信憑性について語る語らない以前の問題といわざるを得ない。

 ただ、霊の出現に伴って気温が下がるというのは(疑似)科学的な統計に基づけば事実だったりする。
 風間さんの言い分も明確な物証さえ隠し通せれば通っただろう。一方で、風間さんはトリックがバレることを前提に話を進めていたりする。そんなわけで風間さんの真意が読めないことは多々ある。もっとも、それはまた別のお話であるのだが。

 福沢一話「同級生・早苗の奇怪な行動」。


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 隠しシナリオ「早苗は僕の婚約者」。


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 『晦』正美五話「恭介と更紗の住む家」に登場。


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 『特別編』隠しシナリオ「七人目は私」に登場。


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閲覧禁止室(えつらんきんししつ)

  • 登場作品:新生,秘密
⇒「閲覧禁止室


エレーヌ

  • 登場作品:特,流神A
⇒「エレーヌ


エレベーター

  • 登場作品:晦,四八,流神A,極
  • 種族:スポット
  • 関連人物:鈴木由香里
  • 関連用語:タイムトラベル
 ビルなどの建物で上層階に移動するための乗り物。鉄製の箱をウィンチで引き上げている。
 構造自体が単なる箱状の物体なのでどことなく居心地は悪く、最上階から最下層まで貫いている坑や、エレベーターの停止や閉じこめ、落下などの恐怖を連想させる。

 実際の怪談話でも停止して閉じこめられたり、この世の物ではないものと乗り合わせたり、存在しない階層に着いたりするなどの話が多い。ほか何者かに追われて逃げ出すシチュエーションでは呼び出してもなかなか来ないエレベーターを前に焦りや緊迫感を演出する手法で用いられるなんてこともあったりする。

 『晦』泰明一話、由香里一話に登場。

 泰明一話「絵画に隠された謎」。
 俗にいう風間シナリオの一つのため、笑い話で終わってしまうことが多いこのシナリオだが例外もある。
 無名画家が残した絵の謎を追う過程で、番組製作スタッフの「片山徹」と立ち会った泰明さんのふたりは絵の裏に封じられた謎の呪文を復元してしまう。それが原因で“奴”としか言いようがない何者かを呼び起こしてしまうという展開である。

 演出上は“奴”がにやけ顔の風間さんの顔であることはさて置いて、恐怖に駆られるままに逃げ出した泰明さんたちは当然の心理としてエレベーターを目指す。ただし実際にエレベーターに飛び込んでしまった場合は大変なことになる。
 そこで泰明さんは、どういうわけか狂ってしまった片山と死闘を演じる羽目になった。
 片山を殺したことで難は逃れたものの、彼の死は“奴”にとっては復活のための生贄を捧げたという判定になるらしかった。

 “奴”は泰明さんへの礼として痕跡を消してくれた上で去ってくれたものの、結局泰明さんは動けず朝までエレベーターにいたという。エレベーターが安全地帯と限らず、内にも外にも逃げ場のない密室でもあることを教えてくれる一例なのかもしれない。

 由香里一話「夜のデパートの恐怖」。
 「マネキン」が大活躍するこのシナリオだが、照明も頼りなく人気も全くない深夜のデパートにさらに恐怖を彩るための一手となるのがこの「エレベーター」である。


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 『四八』鹿児島シナリオ「幽霊ホテル」、「エレベーター」に登場。
 昔気質のサラリーマン「神田堤造」さんは出張先のホテルで散々な怪現象に遭い、高確率で死亡or行方不明の状態になってしまう。そして神田さんが乗り込んだ「エレベーター」の先には自業自得というにはあんまりな仕打ちの極みのひとつが待ち受ける。
 確かに神田さんは数々の怪現象に遭った怒りをフロントにぶつけることからもわかる通り、あまり性格がよろしくない御仁なのだが、凍死するかと思うくらいに冷やされたエレベーターの中で長時間震えた先で死を宣告されるのは少し酷いかもしれない。

 この場合のエレベーターはそれ自体が問題ではなく棺桶を暗示した演出なのかもしれないが、詳細は不明である。
 ともあれ四階の泊まった部屋である「404号室」に戻るつもりが新しい部屋と称して屋上にある謎の粗末な墓石を提示された神田さんの心境やいかに。

 『極』新堂誠分岐シナリオ「百点塾」に登場。
 「百点塾」の技術としてエレベーターの操作パネルを特定の順番で操作することによって異次元に繋がるのだという。
 この場合は携帯電話を介して未来の自分から文字情報という形で電波を受け取るという方式になっており、使い方によってはテストで百点を取ることはもちろん未来を変えることすら可能という優れものである。


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園芸部(えんげいぶ)

  • 登場作品:学怖,学怖S,学恋2,鳴七
  • 種族:部活(公認)
  • 活動日:毎週 月~土
  • 活動場所:校庭・中庭・温室
  • 関連人物:早坂桃子,奥沼美里《所属》
  • 関連用語:花壇,紫陽花,人喰い向日葵《出没》
 鳴神学園に数多く存在する部活動(同好会)の一つ。
 「花壇」などの学内の施設で観葉植物を生育するなどして、学内での緑化活動を行う。
 なぜか花壇に人間を埋めていることが多いが、基本的は季節の草花が目を楽しませてくれる平和な部活動かもしれない。


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 荒井一話「校内に巣くう地縛霊」に登場。


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 『鳴七』「殺人クラブ」に登場。
 このシナリオの探索パートでは、情報棟にある「図書室」を訪れると作中作としていくつかの短編を読むことができる。
 これはその中のひとつで『レンタル家族(家族写真)』、『送り犬』、『寄姫転生』と共に坂上にとってもなじみ深い人物「倉田恵美」が執筆した同人誌という体裁を取っている。


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演劇部(えんげきぶ)

  • 登場作品:学恋2,学恋V,追加,新生2,ドラマCD
  • 種族:部活(公認)
  • 活動日:毎週 月・木・金(鳴神新聞) / 毎週 月・水・土(学恋V)
  • 活動場所:部室棟二階・演劇部室、体育館
  • 関連人物:岩下明美,深尾華穂子,神奈川圭吾,館伊織《所属》
  • 関連用語:ロミオとジュリエット,蒼い瞳のルーシェ
 鳴神学園に数多く存在する部活動(同好会)の一つ。
 高校演劇界のミューズこと「岩下明美」が部長を務め、部活動が隆盛の鳴神学園でも花形の文化部である。
 顧問がシンババこと深尾先生であることに一抹の不安はあるが、指導は熱心ではある。

 五月の定期公演で『ロミオとジュリエット』を上演し、好評を博したらしい。

 『学恋2』全編に登場。
 人気があり過ぎて文化祭の公演のチケットを取ることが困難であるらしい。
 が、そんな部に唐突なアクシデントが襲い掛かる。男子部員全員が食中毒によって倒れ、一ヶ月後の文化祭での公演を前にして主演の「ルーシェ・ベガ」を演じる役者を用意することができなくなってしまうのだ。

 そのため特例の措置として新入部員の急募をかけた岩下さんと顧問の深尾先生は、突貫で急造部員たちを鍛え上げることになるのだった。


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 『新生2』「正義のゴネシエーター」に登場。
 語り手の岩下さんの口から自身が演劇部の部長であり、そのことも相まって巻き込まれたとある騒動についてが語られる。
 もちろん公演の話も触れられているのだが、話の主題は岩下さんへ個人的な恨みを向ける有象無象の女子生徒たちの狂態にほかならず、どちらかといえば演劇部自体は被害者側に立っているのが特徴である。

 そのため渦中の人である岩下さんは悠然と構えており、時には彼女たちの狂態を脚本のネタにしようかしらとうそぶくこともあったりする。
 ただし、人心操作を得意とする危険人物「高洞由利」がかつて所属していた縁で彼女が恨みを晴らそうと暗躍する流れに演劇部が巻き込まれそうになったり。

 かたや「大篭哀子」や「瓜田茄子」といった暇人たちが岩下明美に対するネガティブキャンペーンを繰り広げたあげく、父兄を巻き込む騒動を起こしてしまったりといった演劇部込みで迷惑をこうむる展開も皆無ではない。

 そして最後のケースでは騒動の責任を取る羽目になって部を去った岩下さんの余波を受けて気に病んだ副部長の「館伊織」さんが大変なことになってしまう。
 その場合は演劇部もまた存続の危機に陥るのだが、事後の経緯は部だけで留まることもなく――。

 『ドラマCD』Disc.10「フクさん」に登場。


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最終更新:2023年11月27日 17:38