輪廻の起源にして終着点



七不思議の集会(ななふしぎのしゅうかい)

  • 登場作品:-登場作品:学怖,学怖S,2008,VNV,AMC1,AMC2,特,追加,最終,小学怖,極,ドラマCD,鳴七,稲in
  • 種族:スポット
  • 関連人物:朝比奈慎也,日野貞夫
  • 関連用語:学校であった怖い話,語り部,新聞部,七人目,旧校舎

概要

 七不思議の集会とは俗に言う「学校の七不思議」を収集し、学園新聞の題材とするために新聞部主催で企画された催しである。
 そして、『学怖(S)』の世界(システム)を支える最重要用語のひとつであり、「アパシー・シリーズ」においても、別個に散らばった作品をまとめる「鳴神学園」と言う唯一の共通項を強力に支える原点にして終着点でもある。それらの要素を順を追って解説する。

 まず、「学校の七不思議」とは学校に伝わる怪談を七つすべて知ってしまうと、呪われるもしくは死ぬ、要するに何らかの凶事に見舞われると言う謂れのことである。「学校の怪談」には必ずと言っていいほど付属する要素であり、それは『学校であった怖い話』においても例外ではない。
 そして、この故事は「七不思議」と言われているくせをして、七つと言う数より多かったり、語り手によっては話が違うと言う矛盾を孕んでいることでも知られている。

 それゆえにか、この『七不思議の集会』においては無数に噂されている怪談から七つを選び出すという趣向を取っている。
 これは上記の二つの側面を合わせ持っており、語り部の話の中でも一話目をはじめとして度々触れられている事実である。
[扱う題材こそ「七不思議」だが、集会自体の形式はむしろその名の下に簡略化された「百物語の会」に近い]

発会に至った経緯
 夏休みの間に老朽化が進んだ「旧校舎」を取り壊すと言う時期に合わせ、新聞部部長から発案されたものとプロローグで明言されており、怖い話をあまり知らない一年生の主人公が現場の会の進行役に選ばれる。 

 一方で、そのアイデアに新聞部の先輩である「日野貞夫」が一枚噛んでいたり、後世では結局何が起こったかわからず仕舞いだったり凄惨な結末が語られたりと、その成就は定かでない。
 後世の作品では不穏な霧に包まれたこの催しの真実を暴こうとしたり、逆に新聞部の定例行事と化したりと、実際に何が起こったかわからないということを逆手に取ったシナリオが多く生まれることになった。

 なんにせよ、結論を先に言う。
 「七不思議の集会」はシナリオとシステムの融合と言う一点では最高の舞台装置として機能する。[ところで、七と言う数字は一般に縁起の良いイメージがあるが、それは何故だろう? 「七人ミサキ」をはじめとする伝承にまつわることが無くもない。やはり畏れ(おそれ)は恐れに繋がるのだろうか。]
 とにかく、それらのシステムについて箇条書きにする形で列挙する。

語り部の順番は主人公(プレイヤー)が指名して決定する
 主人公は弱い立場の下級生だが、あくまで企画運営側に立つ人間である。よって、動機はどうあれ出席することになった語り部達から、どの順番で話を聞き出すかの権限、および企画を遂行するための主導権を持つ。

 これによって『学怖(S)』の膨大な分岐・文章量を作り出すための下準備は整うことになる。従来のサウンドノベルでは長編の中の細かな分岐が注目されがちであったが、『学怖』ではショートストーリーの集合と言う形態を取った。
 そう、最初の分岐とは語る順番の選定に他ならない。
 順番によって語る話が変化(6人×7話=42話)する上に、語り部から話の進行を「どう思うか?」という形で投げかけられた質問に回答することで、どんな話を引き出すかという分岐を更に生むのである。

「七人目」という鬼子
 ところでこの集会、「先輩は七人呼んだはずだったのになぜか六人だった」と言うシチュエーションが最初から用意されている。

 七つ知った者に襲い掛かる呪いについては具体的に言及される機会は少なく、むしろ「七人目」と言うジョーカーが惨劇を起こすことの方が多い。


アパシー・シリーズ

 「七不思議の集会」発会に至った経緯、その顛末などは一定ではないが、大まかに分ければ以下に挙げられるふたつの潮流が存在し、それを元に各種作品群が形成されている

 語り部六人に聞き役が加わって、順不同または固定の怖い話を聞いていく「いつもの作品」。
 または1995年になにかが起こって以降、学校運営側から七不思議の集会の開催自体が校則で禁止されるなどして、付随して発生した様々な謎を追っていく作品という二パターンに分けられている。

 前者に関しては『特別編』+『追加ディスク』、『極』など。
 後者に関しては『2008』を原点としつつ、その前日譚と思しき『月下美人』。
 ならびに直接それに繋がるわけではないが過去二度発生した事件の結果として、不文律のうちに児童生徒間のタブーとなった『小学怖』などが挙げられる。

 なお『学恋』シリーズ(無印および二作目)は時間軸上六月以降の物語とされている。
 「七不思議の集会」を何事もなく終わらせたことで、主人公と攻略対象と面識がある理由付けとして用いられたようだ。

 また「七不思議の集会」は呼び出したい単数または複数の人物を、学校から人払いが済む夜間まで拘束する手段として用いられることもあり、こちらの場合は「殺人クラブ」などの活動とも連動する。

2008



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最終更新:2023年11月26日 17:38