「キャラ年鑑 /主要人物 /深尾華穂子」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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***サンドリヨンの継母
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**深尾華穂子(ふかお かほこ)
-登場作品:探偵局,学恋2,学恋V,殺クラR,追加,新生2,秘密,鳴七,稲in
-種族:%%妖怪,%%人間?
-年齢/誕生日:45歳(『探偵局』)/9月9日
-身体:162cm/61kg ♀ B型
-職業:鳴神学園高校 現代国語教師& 演劇部顧問& 一年D組担任(1995年時)
-好きな/嫌いな食べ物:トマトのアヒージョ、スコーン/福神漬け、ユリ根
-趣味:ライトノベル
-関連人物:[[綾小路行人>キャラ年鑑 /主要人物 /綾小路行人]],[[賽臥隆恭>キャラ年鑑 /主要人物 /賽臥隆恭]],久多良唯桜《犠牲者》,[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]],神奈川圭吾《部活》,真田亮太,鈴宮亜季耶《担任》
-関連用語:赤い鏡《呪い》,鏡の国シリーズ《ファン》,蒼い瞳のルーシェ,紫犬
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**概要
鳴神学園に古くから務める現代国語教諭。生活指導も担当しており、直接生徒を睨む立場にいる。口煩い性格もあり、教え子達からの評判は悪い。
が、この項で言いたいことは&bold(){そんなことではない}。何度、彼女の種族を「[[妖怪>用語辞典 /よ#id_2d4791a5]]」と書き殴りたい願望に駆られたか、私は知らない。
それでは困るので端的に言ってしまうが、この深尾先生は乙女趣味と私情を公的な場に持ち込みがちな困った人である。
外見上は老いが出やすいと言うべきか、どちらかと言えば彫りの深い濃い顔をしている傾向が強い。
作品によっては愛好しているロリータ系統の衣装を身にまとっていることもあり、似合うか似合わないかはさておき若き日の残影を背負っている悲しい人といえる。
ただし、どちらかと言えば悲しい「道化」的な側面が強く、かといって生徒が面と向かうには教師としての圧は強い。
などと、ベクトルは違うにしても別の意味で生徒たちが関わりたくない先生のひとりであることは否定できないだろう。
生徒達は彼女のことを名前で呼ぼうとせず、[畏怖と憐憫と侮蔑と嘲笑を込めて]&bold(){シンババ}と呼ぶ。この瞬間、彼女は人の身でありながら「[[高木ババア>キャラ年鑑 /主要人物 /高木ババア]]」や「[[ピンクさん>キャラ年鑑 /ひ#id_257b4aa6]]」と言った栄えある「ババア」妖怪に仲間入りすることになってしまったのだ。
その辺については『学恋2』風間編夜イベントや岩下編、『追加版』などで公式が半ば認めるほど。
なにせ、何度も不祥事(後述)を起こしているのだが、なぜか辞めさせられることもなく、二十年以上学園に居座り続けている怪人なのだから。
ちなみに風間一族との折り合いがなぜか悪い。顔だけはいい男ならこちらから願い下げと言ったところだろうか、風間も明らかに彼女を苦手としており、先生の側も容赦なく彼を指導している。
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****妄想家として
そんな彼女だが、自己完結した脳内展開お花畑ストーリーを現実に持ち込んで暴走する悪い癖を持っている。
さすがに普段は教師としての自制心と立場でタガをはめているようだが、なにかの拍子で外れるともう止まらずに生徒相手だろうとキスを迫り(≒襲い掛かっているようにしか見えない)、それ以上の関係を望むという強烈な一芸を持っているのだ。
ちなみに彼女の妄想シナリオは無駄に壮大でどう考えても企画倒れに終わりそうなものばかり。それでかつSFとファンタジー的要素、そして&bold(){自分}を無理にでも絡めようとし、前後や設定の破綻は意に介さないなど、相当に趣味的。
[作品の舞台などは萩尾望都をはじめとした「花の24年組」を思わせる?]
妄想暴走キャラとしては「[[倉田恵美>キャラ年鑑 /主要人物 /倉田恵美]]」に類似していると言えるが、自制して猫を被っている倉田とは違い、自ら作り出した妄想に完全に振り回されていると言う点で全く異なる。
夢見る乙女もやがて大人になるだろう。だが、彼女はいつまでたっても「シンデレラ・コンプレックス」から脱出出来ないまま、無様に歳を取ってしまった哀れな中年である。どう考えてもシンデレラの継母役なのに、いつまでもお姫様になりたく思うのは悲しい勘違い。
傍から見ている分には面白いし、作劇の上でも良い脇役だとは思うが、違う意味でお近づきにはなりたくないキャラナンバーワンだろう。さらに時を遡れば、美人だった頃の彼女に会えるかなぁ、などと%%無駄な%%夢を見てもいいだろうか?
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****教師として
そんな彼女だが、現国教師として普段は比較的真面目に指導に当たっているようではある。
ゲームの販売代理店向けの特典として付属した小冊子に彼女がコメントまたは課題の下読みに当たったものが存在し、その片鱗を窺い知ることが出来る。
『鳴神学園 1995年度 現国課題提出物』ではポエムを、『鳴神学園 1995年度 現国課題 夏休み 読書感想文』ではその名の通りに提出された読書感想文のうち、いつもの語り部たち六人+坂上・倉田が書いたものを確認することができるのだが……。
共通して原稿用紙の使い方に問題がある風間、最初から暴走している倉田。
読書感想文では明らかに課題図書を読んでいないか誤読している新堂と福沢などなど。
国語または性格に問題を抱える生徒たちに、彼女もまた頭を抱えている姿が思い浮かばないこともない。ただし、ところどころ私情が混じっていることは否定できなかったりする。
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****演劇部顧問として
そんな彼女だが、若い頃は舞台役者を志していたという背景も語られており、鳴神学園演劇部の顧問も務めている。
彼女のこちらの面が描かれる際には主として演劇部部長の岩下さんとの絡みが多い。
直接彼女の指導に与っている岩下さんも、微妙に彼女の趣味には辟易しているものの尊敬する先達として慕っており、お互いがかける信頼の程は厚い。
少なくとも演劇に関してはとても真摯な姿勢で取り組んでいるため、ほかの演劇部員からも信頼されているようだ。それでも自分の信念というか、恒例の信仰のために私物化している節があって中々にいただけないのだが。
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***探偵局
初登場作品。
もう五十も近いのに、あちこちにフリルやリボンが付いたロリータ・ファッションに身を包んだ姿はインパクト抜群。行かず後家とか、オールド・ミスとかそう言った次元を既に通り越している気さえしてくるかもしれない。
最も後年の時間軸での出演ということもあるが、ここで彼女の「妖怪」評をファン及び制作陣は一気に固めたと言える。
第十一話「[[赤い鏡>登場話早見 /探偵局#id_fc558d8f]]」に登場。
自分と賽臥のことを「[[鏡の国シリーズ>用語辞典 /か#id_f015d30c]]」の登場人物に見立て、迫った。
そして、超☆強烈なキスシーンと言う名のグロシーンを披露し、主人公はもちろんプレイヤーに対しても多大なダメージを与えた末、当然の処置として解雇&入院措置が取られた。
が、年度が変わると何事もなかったかのように復職を果たした。
どのような手管を使ったは不明だが、性格も評判も悪いのになぜかコネだけはある教師なんて現実にも創作にもありふれていると言うことだろうか。
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***学恋2
『探偵局』から十二年前の姿で登場。かのシンババも若い頃なら美人かなぁ、とか思ったが&bold(){そんなことはなかった}。
確かに派手な顔立ちではあるのだが、%%化生%%化粧がキッツく、トンでもなく濃い。三十路にも関わらず、ピンクのスーツにフリフリブラウスと、やっぱり趣味は悪い。
また、この際に女好きの「[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]]」すら彼女に対しては相性が悪いことが判明した。
これによって「[[風間丈>キャラ年鑑 /か1#id_03caa61d]]」と二代に渡って風間家の男子は彼女に嫌われていることになる。
もっともこの人と仲が良いのは演劇部つながりで岩下さんくらいしかいないだろうが。あの神奈川ですら彼女のことを苦手にしているくらいだし。
「風間編」[[綾小路ルート>登場話早見 /学恋2#id_50404e04]]に登場。
大川の執拗な密着に辟易する綾小路と一刻も早く地球滅亡へのカウントダウンを止めたい風間さん、特に風間サイドの問題が大きいのだがひとまず利害が一致したことで一時的に手を組んで双方の問題を解決することになったふたりであったが……。
ここで風間さんの調査の結果、最有力候補として浮上したのが彼女、深尾華穂子である。
風間さんが単刀直入に聞いてみると、素直に自分がそうだと認める深尾先生だったが。
問題は切り出した言葉が「宇宙人」だったという点である。
この時期の彼女が傾倒している演劇の脚本のネタということもあって案の定反応し、現実と妄想を混同した深尾先生は綾小路を自身の理想の恋人「ルーシェ」に当てはめて迫るという、綾小路にとってとびっきりの不幸ネタに化けるのであった。
ちなみに顔がいいのは同じとはいえ、風間さん相手にはいつも通り当たりがキツい。
大川の相手だけで手いっぱいな綾小路は一気に追い詰められることに。
(ネタバレにつき格納)
#region
種明かしをすればこのルートにおける記憶を失った「スンバラリア星人」の正体は彼女である。
故郷を思う気持ちが変質した結果が一連の奇行だったとも考えられるが、少女漫画的なプリンセスを夢見る深尾先生としての人格に則ればこの真実は受け入れがたいものだったようで、最後はヤケクソ気味に一同を道連れに自爆しようとする。
が、とっさの大川のインターセプトで地球は守られ、物語は感動のハッピーエンドに向かっていく……。
#endregion
「岩下編」。
鳴神学園の文化祭(1995年度)のために用意され、シナリオの鍵を握る「[[蒼い瞳のルーシェ>用語辞典 /あ#id_eda7e761]]」は彼女が脚本が描き上げた代物である。
集まった役者候補たちに対しては微妙に好き嫌いは入っているのだが、練習前半を終えて岩下さんのパートナーとして仕上がった役者たちに対しては彼女なりにほれ込んだ講評を述べてくれる。
そういった点では、彼女が演劇に向ける目線は真摯で公平なものと断言することはできるだろう。
その一方で、なぜか彼女自身も役者として舞台に参加し、バッドエンドに至っては老若男女問わず、キスで襲い掛かると言う、とんでもない暴挙を働くのだが。
ある意味、彼女の恋の暴走は美醜や性別の壁さえ超えるものとして逆に感嘆してしまいそうだが、やはり相手の意志を無視して唇を奪われる衝撃を思えば被害者には同情してしまいたくもなるだろう。
夜イベント「[[ババレンジャー>登場話早見 /学恋2#id_c88d0845]]」に登場。
他メンバーが[[魔女>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]]だったり、[[悪霊>キャラ年鑑 /主要人物 /高木ババア]]だったり、[[幽霊>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_bc3ff17e]]だったりするのに、なぜか彼女ひとりが人間である。何のことかって?
他のイベントでも言えることだが、明らかに人間扱いされていない。
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***追加版
『追加版』「[[ババア大連合-後編->登場話早見 /追加版#id_a8eae66e]]」に登場。
シナリオ「ババア大連合」は前編・後編ともにギャグとシリアスで展開が二分されるのだが、彼女の場合は大方の予想通り、ギャグシナリオのみでの出演である。とはいえ、シンババに関わってしまった場合は下手な怖い話よりヤバい恐怖体験が控えている。
自分より遥か年上のお姉さま方という恋敵を押しのけ、[[愛する彼>キャラ年鑑 /け‐こ#id_488767b8]]の隣、ヒロインの座に座った四番目の女性――。
その正体である。
前編で聞いた三角関係の話を元にゴシップらしい脚色を施して新聞に流した坂上くんの前にまさかの当事者本人として現れ、すさまじい剣幕で彼のことを締め上げた。立ち絵こそないものの、存在感は抜群である。
坂上くんは老婆といえる年ではないのに、人外めいた化粧のノリやら教師と思えないヒステリックなノリに由来する「シンババ」という彼女のあだ名を心底納得させられる羽目になる。それから恐ろしくも教訓になる真相を知ってしまった坂上くんは、ゴシップ記者という夢もついでに捨てるのだった。
または『学恋2』から引っ張られ続けたネタ「ババレンジャー」のメンバーのひとり「Sババ」であろうことが遂に新堂さんの口から明言される。
確証こそないものの、状況証拠からみるとほぼ断言していいだろう。
老人と言うしかない他メンバーの中に見事に馴染んでいる。
もっとも必殺技がアレなのでこのシナリオ中の深尾先生は特例でいつもより歳を取っているのかもしれないが……、いかんせんギャグシナリオである。深く考えない方がよいだろう。
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***学恋V
あなた(♀)「倉田」ルートに登場。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***殺クラR
今作では「[[真田亮太>キャラ年鑑 /さ2#id_7a6df545]]」や「[[鈴宮亜季耶>キャラ年鑑 /す#id_4fbc77a6]]」のクラス担任として登場。
今のところは学園もの作品によく出てくる口うるさい生活指導の先生という地位に落ち着いている。入学式から遅刻してきた亮太に目を付け、こぴっどく説教をした。
メインキャラのクラス担任ということで今後の活躍(暴走?)にも期待したい。
しかし、今作の作風や彼女の紹介文で独身を決め込んでいると書かれていることを考えると今回は恋愛的妄想暴走はなしか。
また、今作の紹介文によって当時34歳だと判明した。
なお、独身を決め込んでいるという紹介文は随所でシンデレラコンプレックス的な言動をとる彼女にしては意外に思える。
もしも自分が理想とする恋愛は現実にはありえないと本当は分かっており、故に妄想や劇にのめり込んでいるのだとすれば、基本的には現実的な考え方をしているとも言える。
妄想が行き過ぎた時はそのまま襲って結ばれようとするけど――、そこはシンババクオリティである。
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***新生2
「[[正義のゴネシエーター>登場話早見 /新生2#id_f98da651]]」に登場。
年代は不明ながらやはり演劇部顧問であり、岩下さんにとっては頼れる先生である。
絵柄の都合もあって比較的若くは見えるが、相変わらず歳に見合わない白いフリフリの服に身を包んでいる。
また「美」を有するものに向けられる嫉妬について談義しようとして岩下さんにやわりと流されるなど、そんなに悪い人ではないものの微妙に困った人であるということは示唆されている。
よく考えてみれば、半分は職場であろう演劇部の指導中にも関わらず、プライベートなロリータ衣装に身を包んでいる時点で変人は確定である。
そんな彼女だがシナリオ上の出番はさしてないものの、岩下さんに向けられる敵意のとばっちりを喰らいそうになる。
岩下さんを取り巻く人々のひとりとして根も葉もない噂をばらまかれる(未遂)や演劇部自体が風評被害を受けて大きなダメージを受けたり、といった具合である。珍しくも彼女自身は被害者のポジションから出ることはない。
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***秘密
「誰か呼びに行ったほうが良さそうだ」ルート、「もう楽になっていいんですよ」ルートに登場。
今回は『新生2』を踏襲したデザインだが、色黒になっており少し印象を違えたプレイヤーも多いかもしれない。
「[[誰か呼びに行ったほうが良さそうだ>登場話早見 /秘密#id_4de9e2d8]]」ルート。
手紙が誰から巡ってきたか? の伝言ゲームにさんざん振り回された坂上くんが最後まで付き合った場合にやって来る理不尽な結末その人である。
どうも恒例の悪い病気で坂上くんを運命の人「[[ルーシェ>キャラ年鑑 /ら行#id_b546e4e3]]」と思い込んで呼び出したようだ。
このルートの結末で実害のあるものは多々あれど、最後まで付き合わされたということもあって徒労感という意味ではおそらく屈指のエンドであることはほぼほぼ間違いないだろう。
やっとの思いで逃げ出した坂上くんの感想は続くエンド名ですべてを物語ってくれる。
「[[もう楽になっていいんですよ>登場話早見 /秘密#id_ae93185f]]」ルート。
『秘密』の最奥に隠れているこのルートだが、ここで登場するキャラはどちらかと言えば役柄と呼ぶのが適当かもしれない。
よってこの中での深尾先生は、この世界の中心にいる坂上くんに上位者として攻撃的な意見を吹き込んでいた。
もしかすれば同じく「先生」というだけあって、直前のパートにも登場したより上位に位置する[[この先生>キャラ年鑑 /た1#id_dba78c92]]の言葉を下位の世界において仮託した存在であるのかもしれない。
けれど、謎は解き明かされるものの「秘密」は増殖していくこのシナリオのこと、彼女がどこに由来して現れたかは不明である。もっとも妄想家としての性質が非常に色濃い彼女のこと、この役柄にはピッタリはまっているのかもしれないが。
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***鳴七
「死を招くベッド」ほかに登場。
こちらでも変わらず厚化粧で白とピンクの服に身を包んでおり、けっこうなご年配にもかかわらずまるで童話に出てくる少女のような出で立ちである。とにかく、教師が学校にしてくる格好ではないことは確かである。
だが「キャラクター図鑑」によると保護者からの受けはけっこういいようだ。なんてこった。
今回は典型的な「あたくし口調」の口やかましいご婦人風のキャラクター付けがなされている。
遭遇した瞬間に教え子たちをうんざりさせる存在だが、一応教師としての自覚と責任感は持っているようで深尾先生特有の厚かましい親切をグイグイと押し付けてくる。
無下にすることは元より、逃げることもできないので下手な怪異より始末に負えない存在であるとさえ言えるだろう。
一応(?)人間であるためか、生き死にからは逃げられないようではあるが……?
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[死を招くベッド>登場話早見 /鳴七#id_810e3d2d]]」。
「[[姫川>キャラ年鑑 /ひ#id_3ab1e8ed]]」さんのエピソードを踏襲している。
あちらは金ぴかで口やかましくてヒステリックなご婦人だったが、深尾先生もまぁ似通ったご性格の持ち主である。
そのため、そっくりそのままお話を移入しても問題ないのが、なんというかお察しである。
語る倉田恵美さんからもツッコまれたが、独身のハズなのになぜか「主人の兄の代議士先生」なる謎の人物を話に出している。
ただし、この深尾先生が内包するトンデモっぷりは姫川さんの比ではなかった。
それでも多くの場合では姫川さん同様に理不尽極まる「[[死を招くベッド>用語辞典 /し2#id_874d26b5]]」が巻き起こす怪現象によって殺されてしまうのだが、今回はベッドに輪にかけて不条理な深尾先生が理不尽なやり方でねじ伏せ生還するパターンが用意されている。
生きていようと死んでいようと迷惑な先生だが、鳴神学園が誇る(?)生ける都市伝説的存在の一角なのかもしれない。
「[[トイレット・シャーク>登場話早見 /鳴七#id_c2310923]]」。
トイレでする謎の水音について調べようという細田さんの提案に基づき、進行役の坂上くんに新堂さんと荒井さんを加えての以上四名は調査に赴く。そして一行が最初にやってきた新聞部部室から一番遠いトイレでこの先生と遭遇することもある。
ちなみにこの四名の性別からわかる通りに、彼女が現れたのは男子トイレである。
彼女を目にした瞬間、入学数ヶ月の坂上ですら彼女の悪評を聞き及んでいたのか閉口させた。ほか三名は言わずもがなである。
で、迷惑ですという視線を意にも介さない深尾先生のことを男子四名が押し返すことができようはずもなかった。
先生は坂上がついたとっさの言い訳を信じてずけずけと彼女なりの親切を押し付けてくるのだが……、さしものシンババも直後に姿を現した輪にかけての異常事態と理不尽には飲み込まれるでしかなかったようである。
「[[黒木先生>登場話早見 /鳴七#id_bfbce37b]]」。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***稲in
&bold(){ (執筆者募集中) }
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&color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。}
&color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。}
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***サンドリヨンの継母
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**深尾華穂子(ふかお かほこ)
-登場作品:探偵局,学恋2,学恋V,殺クラR,追加,新生2,秘密,鳴七,稲in
-種族:%%妖怪,%%人間?
-年齢/誕生日:45歳(『探偵局』)/9月9日
-身体:162cm/61kg ♀ B型
-職業:鳴神学園高校 現代国語教師& 演劇部顧問& 一年D組担任(1995年時)
-好きな/嫌いな食べ物:トマトのアヒージョ、スコーン/福神漬け、ユリ根
-趣味:ライトノベル
-関連人物:[[綾小路行人>キャラ年鑑 /主要人物 /綾小路行人]],[[賽臥隆恭>キャラ年鑑 /主要人物 /賽臥隆恭]],久多良唯桜《犠牲者》,[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]],神奈川圭吾《部活》,真田亮太,鈴宮亜季耶《担任》
-関連用語:赤い鏡《呪い》,鏡の国シリーズ《ファン》,蒼い瞳のルーシェ,紫犬
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**概要
鳴神学園に古くから務める現代国語教諭。生活指導も担当しており、直接生徒を睨む立場にいる。口煩い性格もあり、教え子達からの評判は悪い。
が、この項で言いたいことは&bold(){そんなことではない}。何度、彼女の種族を「[[妖怪>用語辞典 /よ#id_2d4791a5]]」と書き殴りたい願望に駆られたか、私は知らない。
それでは困るので端的に言ってしまうが、この深尾先生は乙女趣味と私情を公的な場に持ち込みがちな困った人である。
外見上は老いが出やすいと言うべきか、どちらかと言えば彫りの深い濃い顔をしている傾向が強い。
作品によっては愛好しているロリータ系統の衣装を身にまとっていることもあり、似合うか似合わないかはさておき若き日の残影を背負っている悲しい人といえる。
ただし、どちらかと言えば悲しい「道化」的な側面が強く、かといって生徒が面と向かうには教師としての圧は強い。
などと、ベクトルは違うにしても別の意味で生徒たちが関わりたくない先生のひとりであることは否定できないだろう。
生徒達は彼女のことを名前で呼ぼうとせず、[畏怖と憐憫と侮蔑と嘲笑を込めて]&bold(){シンババ}と呼ぶ。この瞬間、彼女は人の身でありながら「[[高木ババア>キャラ年鑑 /主要人物 /高木ババア]]」や「[[ピンクさん>キャラ年鑑 /ひ#id_257b4aa6]]」と言った栄えある「ババア」妖怪に仲間入りすることになってしまったのだ。
その辺については『学恋2』風間編夜イベントや岩下編、『追加版』などで公式が半ば認めるほど。
なにせ、何度も不祥事(後述)を起こしているのだが、なぜか辞めさせられることもなく、二十年以上学園に居座り続けている怪人なのだから。
ちなみに風間一族との折り合いがなぜか悪い。顔だけはいい男ならこちらから願い下げと言ったところだろうか、風間も明らかに彼女を苦手としており、先生の側も容赦なく彼を指導している。
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****妄想家として
そんな彼女だが、自己完結した脳内展開お花畑ストーリーを現実に持ち込んで暴走する悪い癖を持っている。
さすがに普段は教師としての自制心と立場でタガをはめているようだが、なにかの拍子で外れるともう止まらずに生徒相手だろうとキスを迫り(≒襲い掛かっているようにしか見えない)、それ以上の関係を望むという強烈な一芸を持っているのだ。
ちなみに彼女の妄想シナリオは無駄に壮大でどう考えても企画倒れに終わりそうなものばかり。それでかつSFとファンタジー的要素、そして&bold(){自分}を無理にでも絡めようとし、前後や設定の破綻は意に介さないなど、相当に趣味的。
[作品の舞台などは萩尾望都をはじめとした「花の24年組」を思わせる?]
妄想暴走キャラとしては「[[倉田恵美>キャラ年鑑 /主要人物 /倉田恵美]]」に類似していると言えるが、自制して猫を被っている倉田とは違い、自ら作り出した妄想に完全に振り回されていると言う点で全く異なる。
夢見る乙女もやがて大人になるだろう。だが、彼女はいつまでたっても「シンデレラ・コンプレックス」から脱出出来ないまま、無様に歳を取ってしまった哀れな中年である。どう考えてもシンデレラの継母役なのに、いつまでもお姫様になりたく思うのは悲しい勘違い。
傍から見ている分には面白いし、作劇の上でも良い脇役だとは思うが、違う意味でお近づきにはなりたくないキャラナンバーワンだろう。さらに時を遡れば、美人だった頃の彼女に会えるかなぁ、などと%%無駄な%%夢を見てもいいだろうか?
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****教師として
そんな彼女だが、現国教師として普段は比較的真面目に指導に当たっているようではある。
ゲームの販売代理店向けの特典として付属した小冊子に彼女がコメントまたは課題の下読みに当たったものが存在し、その片鱗を窺い知ることが出来る。
『鳴神学園 1995年度 現国課題提出物』ではポエムを、『鳴神学園 1995年度 現国課題 夏休み 読書感想文』ではその名の通りに提出された読書感想文のうち、いつもの語り部たち六人+坂上・倉田が書いたものを確認することができるのだが……。
共通して原稿用紙の使い方に問題がある風間、最初から暴走している倉田。
読書感想文では明らかに課題図書を読んでいないか誤読している新堂と福沢などなど。
国語または性格に問題を抱える生徒たちに、彼女もまた頭を抱えている姿が思い浮かばないこともない。ただし、ところどころ私情が混じっていることは否定できなかったりする。
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****演劇部顧問として
そんな彼女だが、若い頃は舞台役者を志していたという背景も語られており、鳴神学園演劇部の顧問も務めている。
彼女のこちらの面が描かれる際には主として演劇部部長の岩下さんとの絡みが多い。
直接彼女の指導に与っている岩下さんも、微妙に彼女の趣味には辟易しているものの尊敬する先達として慕っており、お互いがかける信頼の程は厚い。
少なくとも演劇に関してはとても真摯な姿勢で取り組んでいるため、ほかの演劇部員からも信頼されているようだ。それでも自分の信念というか、恒例の信仰のために私物化している節があって中々にいただけないのだが。
#areaedit(end)
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***探偵局
初登場作品。
もう五十も近いのに、あちこちにフリルやリボンが付いたロリータ・ファッションに身を包んだ姿はインパクト抜群。行かず後家とか、オールド・ミスとかそう言った次元を既に通り越している気さえしてくるかもしれない。
最も後年の時間軸での出演ということもあるが、ここで彼女の「妖怪」評をファン及び制作陣は一気に固めたと言える。
第十一話「[[赤い鏡>登場話早見 /探偵局#id_fc558d8f]]」に登場。
自分と賽臥のことを「[[鏡の国シリーズ>用語辞典 /か#id_f015d30c]]」の登場人物に見立て、迫った。
そして、超☆強烈なキスシーンと言う名のグロシーンを披露し、主人公はもちろんプレイヤーに対しても多大なダメージを与えた末、当然の処置として解雇&入院措置が取られた。
が、年度が変わると何事もなかったかのように復職を果たした。
どのような手管を使ったは不明だが、性格も評判も悪いのになぜかコネだけはある教師なんて現実にも創作にもありふれていると言うことだろうか。
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***学恋2
『探偵局』から十二年前の姿で登場。かのシンババも若い頃なら美人かなぁ、とか思ったが&bold(){そんなことはなかった}。
確かに派手な顔立ちではあるのだが、%%化生%%化粧がキッツく、トンでもなく濃い。三十路にも関わらず、ピンクのスーツにフリフリブラウスと、やっぱり趣味は悪い。
また、この際に女好きの「[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]]」すら彼女に対しては相性が悪いことが判明した。
これによって「[[風間丈>キャラ年鑑 /か1#id_03caa61d]]」と二代に渡って風間家の男子は彼女に嫌われていることになる。
もっともこの人と仲が良いのは演劇部つながりで岩下さんくらいしかいないだろうが。あの神奈川ですら彼女のことを苦手にしているくらいだし。
「風間編」[[綾小路ルート>登場話早見 /学恋2#id_50404e04]]に登場。
大川の執拗な密着に辟易する綾小路と一刻も早く地球滅亡へのカウントダウンを止めたい風間さん、特に風間サイドの問題が大きいのだがひとまず利害が一致したことで一時的に手を組んで双方の問題を解決することになったふたりであったが……。
ここで風間さんの調査の結果、最有力候補として浮上したのが彼女、深尾華穂子である。
風間さんが単刀直入に聞いてみると、素直に自分がそうだと認める深尾先生だったが。
問題は切り出した言葉が「宇宙人」だったという点である。
この時期の彼女が傾倒している演劇の脚本のネタということもあって案の定反応し、現実と妄想を混同した深尾先生は綾小路を自身の理想の恋人「ルーシェ」に当てはめて迫るという、綾小路にとってとびっきりの不幸ネタに化けるのであった。
ちなみに顔がいいのは同じとはいえ、風間さん相手にはいつも通り当たりがキツい。
大川の相手だけで手いっぱいな綾小路は一気に追い詰められることに。
(ネタバレにつき格納)
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種明かしをすればこのルートにおける記憶を失った「スンバラリア星人」の正体は彼女である。
故郷を思う気持ちが変質した結果が一連の奇行だったとも考えられるが、少女漫画的なプリンセスを夢見る深尾先生としての人格に則ればこの真実は受け入れがたいものだったようで、最後はヤケクソ気味に一同を道連れに自爆しようとする。
が、とっさの大川のインターセプトで地球は守られ、物語は感動のハッピーエンドに向かっていく……。
#endregion
「岩下編」。
鳴神学園の文化祭(1995年度)のために用意され、シナリオの鍵を握る「[[蒼い瞳のルーシェ>用語辞典 /あ#id_eda7e761]]」は彼女が脚本が描き上げた代物である。
集まった役者候補たちに対しては微妙に好き嫌いは入っているのだが、練習前半を終えて岩下さんのパートナーとして仕上がった役者たちに対しては彼女なりにほれ込んだ講評を述べてくれる。
そういった点では、彼女が演劇に向ける目線は真摯で公平なものと断言することはできるだろう。
その一方で、なぜか彼女自身も役者として舞台に参加し、バッドエンドに至っては老若男女問わず、キスで襲い掛かると言う、とんでもない暴挙を働くのだが。
ある意味、彼女の恋の暴走は美醜や性別の壁さえ超えるものとして逆に感嘆してしまいそうだが、やはり相手の意志を無視して唇を奪われる衝撃を思えば被害者には同情してしまいたくもなるだろう。
夜イベント「[[ババレンジャー>登場話早見 /学恋2#id_c88d0845]]」に登場。
他メンバーが[[魔女>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]]だったり、[[悪霊>キャラ年鑑 /主要人物 /高木ババア]]だったり、[[幽霊>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_bc3ff17e]]だったりするのに、なぜか彼女ひとりが人間である。何のことかって?
他のイベントでも言えることだが、明らかに人間扱いされていない。
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***追加版
『追加版』「[[ババア大連合-後編->登場話早見 /追加版#id_a8eae66e]]」に登場。
シナリオ「ババア大連合」は前編・後編ともにギャグとシリアスで展開が二分されるのだが、彼女の場合は大方の予想通り、ギャグシナリオのみでの出演である。とはいえ、シンババに関わってしまった場合は下手な怖い話よりヤバい恐怖体験が控えている。
自分より遥か年上のお姉さま方という恋敵を押しのけ、[[愛する彼>キャラ年鑑 /け‐こ#id_488767b8]]の隣、ヒロインの座に座った四番目の女性――。
その正体である。
前編で聞いた三角関係の話を元にゴシップらしい脚色を施して新聞に流した坂上くんの前にまさかの当事者本人として現れ、すさまじい剣幕で彼のことを締め上げた。立ち絵こそないものの、存在感は抜群である。
坂上くんは老婆といえる年ではないのに、人外めいた化粧のノリやら教師と思えないヒステリックなノリに由来する「シンババ」という彼女のあだ名を心底納得させられる羽目になる。それから恐ろしくも教訓になる真相を知ってしまった坂上くんは、ゴシップ記者という夢もついでに捨てるのだった。
または『学恋2』から引っ張られ続けたネタ「ババレンジャー」のメンバーのひとり「Sババ」であろうことが遂に新堂さんの口から明言される。
確証こそないものの、状況証拠からみるとほぼ断言していいだろう。
老人と言うしかない他メンバーの中に見事に馴染んでいる。
もっとも必殺技がアレなのでこのシナリオ中の深尾先生は特例でいつもより歳を取っているのかもしれないが……、いかんせんギャグシナリオである。深く考えない方がよいだろう。
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***学恋V
あなた(♀)「倉田」ルートに登場。
&bold(){ (執筆者募集中) }
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***殺クラR
今作では「[[真田亮太>キャラ年鑑 /さ2#id_7a6df545]]」や「[[鈴宮亜季耶>キャラ年鑑 /す#id_4fbc77a6]]」のクラス担任として登場。
今のところは学園もの作品によく出てくる口うるさい生活指導の先生という地位に落ち着いている。入学式から遅刻してきた亮太に目を付け、こぴっどく説教をした。
メインキャラのクラス担任ということで今後の活躍(暴走?)にも期待したい。
しかし、今作の作風や彼女の紹介文で独身を決め込んでいると書かれていることを考えると今回は恋愛的妄想暴走はなしか。
また、今作の紹介文によって当時34歳だと判明した。
なお、独身を決め込んでいるという紹介文は随所でシンデレラコンプレックス的な言動をとる彼女にしては意外に思える。
もしも自分が理想とする恋愛は現実にはありえないと本当は分かっており、故に妄想や劇にのめり込んでいるのだとすれば、基本的には現実的な考え方をしているとも言える。
妄想が行き過ぎた時はそのまま襲って結ばれようとするけど――、そこはシンババクオリティである。
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***新生2
「[[正義のゴネシエーター>登場話早見 /新生2#id_f98da651]]」に登場。
年代は不明ながらやはり演劇部顧問であり、岩下さんにとっては頼れる先生である。
絵柄の都合もあって比較的若くは見えるが、相変わらず歳に見合わない白いフリフリの服に身を包んでいる。
また「美」を有するものに向けられる嫉妬について談義しようとして岩下さんにやわりと流されるなど、そんなに悪い人ではないものの微妙に困った人であるということは示唆されている。
よく考えてみれば、半分は職場であろう演劇部の指導中にも関わらず、プライベートなロリータ衣装に身を包んでいる時点で変人は確定である。
そんな彼女だがシナリオ上の出番はさしてないものの、岩下さんに向けられる敵意のとばっちりを喰らいそうになる。
岩下さんを取り巻く人々のひとりとして根も葉もない噂をばらまかれる(未遂)や演劇部自体が風評被害を受けて大きなダメージを受けたり、といった具合である。珍しくも彼女自身は被害者のポジションから出ることはない。
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***秘密
「誰か呼びに行ったほうが良さそうだ」ルート、「もう楽になっていいんですよ」ルートに登場。
今回は『新生2』を踏襲したデザインだが、色黒になっており少し印象を違えたプレイヤーも多いかもしれない。
「[[誰か呼びに行ったほうが良さそうだ>登場話早見 /秘密#id_4de9e2d8]]」ルート。
手紙が誰から巡ってきたか? の伝言ゲームにさんざん振り回された坂上くんが最後まで付き合った場合にやって来る理不尽な結末その人である。
どうも恒例の悪い病気で坂上くんを運命の人「[[ルーシェ>キャラ年鑑 /ら行#id_b546e4e3]]」と思い込んで呼び出したようだ。
このルートの結末で実害のあるものは多々あれど、最後まで付き合わされたということもあって徒労感という意味ではおそらく屈指のエンドであることはほぼほぼ間違いないだろう。
やっとの思いで逃げ出した坂上くんの感想は続くエンド名ですべてを物語ってくれる。
「[[もう楽になっていいんですよ>登場話早見 /秘密#id_ae93185f]]」ルート。
『秘密』の最奥に隠れているこのルートだが、ここで登場するキャラはどちらかと言えば役柄と呼ぶのが適当かもしれない。
よってこの中での深尾先生は、この世界の中心にいる坂上くんに上位者として攻撃的な意見を吹き込んでいた。
もしかすれば同じく「先生」というだけあって、直前のパートにも登場したより上位に位置する[[この先生>キャラ年鑑 /た1#id_dba78c92]]の言葉を下位の世界において仮託した存在であるのかもしれない。
けれど、謎は解き明かされるものの「秘密」は増殖していくこのシナリオのこと、彼女がどこに由来して現れたかは不明である。もっとも妄想家としての性質が非常に色濃い彼女のこと、この役柄にはピッタリはまっているのかもしれないが。
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***鳴七
「死を招くベッド」ほかに登場。
こちらでも変わらず厚化粧で白とピンクの服に身を包んでおり、けっこうなご年配にもかかわらずまるで童話に出てくる少女のような出で立ちである。とにかく、教師が学校にしてくる格好ではないことは確かである。
だが「キャラクター図鑑」によると保護者からの受けはけっこういいようだ。なんてこった。
今回は典型的な「あたくし口調」の口やかましいご婦人風のキャラクター付けがなされている。
遭遇した瞬間に教え子たちをうんざりさせる存在だが、一応教師としての自覚と責任感は持っているようで深尾先生特有の厚かましい親切をグイグイと押し付けてくる。
無下にすることは元より、逃げることもできないので下手な怪異より始末に負えない存在であるとさえ言えるだろう。
一応(?)人間であるためか、生き死にからは逃げられないようではあるが……?
&bold(){ (執筆者募集中) }
「[[死を招くベッド>登場話早見 /鳴七#id_810e3d2d]]」。
「[[姫川>キャラ年鑑 /ひ#id_3ab1e8ed]]」さんのエピソードを踏襲している。
あちらは金ぴかで口やかましくてヒステリックなご婦人だったが、深尾先生もまぁ似通ったご性格の持ち主である。
そのため、そっくりそのままお話を移入しても問題ないのが、なんというかお察しである。
語る倉田恵美さんからもツッコまれたが、独身のハズなのになぜか「主人の兄の代議士先生」なる謎の人物を話に出している。
ただし、この深尾先生が内包するトンデモっぷりは姫川さんの比ではなかった。
それでも多くの場合では姫川さん同様に理不尽極まる「[[死を招くベッド>用語辞典 /し2#id_874d26b5]]」が巻き起こす怪現象によって殺されてしまうのだが、今回はベッドに輪にかけて不条理な深尾先生が理不尽なやり方でねじ伏せ生還するパターンが用意されている。
生きていようと死んでいようと迷惑な先生だが、鳴神学園が誇る(?)生ける都市伝説的存在の一角なのかもしれない。
「[[トイレット・シャーク>登場話早見 /鳴七#id_c2310923]]」。
トイレでする謎の水音について調べようという細田さんの提案に基づき、進行役の坂上くんに新堂さんと荒井さんを加えての以上四名は調査に赴く。そして一行が最初にやってきた新聞部部室から一番遠いトイレでこの先生と遭遇することもある。
ちなみにこの四名の性別からわかる通りに、彼女が現れたのは男子トイレである。
彼女を目にした瞬間、入学数ヶ月の坂上ですら彼女の悪評を聞き及んでいたのか閉口させた。ほか三名は言わずもがなである。
で、迷惑ですという視線を意にも介さない深尾先生のことを男子四名が押し返すことができようはずもなかった。
先生は坂上がついたとっさの言い訳を信じてずけずけと彼女なりの親切を押し付けてくるのだが……、さしものシンババも直後に姿を現した輪にかけての異常事態と理不尽には飲み込まれるでしかなかったようである。
「[[黒木先生>登場話早見 /鳴七#id_bfbce37b]]」。
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***稲in
入学式から先立つこと二月十日、新入会説明会を受けに鳴神学園に向かった「あなた」のことを講堂前の受付で出迎えてくれる。
ちょうど校門のところで知り合った「日野貞夫」があなたと同行してくれているということもあって、(見た目はアレで)少々押しが強いものの、スムーズに事が運んだ。
ゲーム中では「あなた」の性別、名称決定および家族三名の名前入力をアナウンスしてくれる場面ということもあり、見た目のインパクト込みでかなり印象に残る一幕かもしれない。
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