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#areaedit **みんながここにある不思議 #areaedit(end) ---- #contents(,option=word) ---- #areaedit **アパシー レンタル家族(-かぞく) -登場作品:四八,レンタル -種族:ゲーム(同人) -ジャンル:ヴィジュアルノベル -発売日:2008年6月27日 -価格:1,500 円(税込) -総プレイ時間:4~7時間(平均) -難易度:★☆☆☆☆ -関連人物: -関連用語:自殺,トラック,レンタル家族 #areaedit(end) ---- #areaedit ***経緯  『アパシー レンタル家族』とは「七転び八転がり」が同人ゲームとして四番目に発表した作品である。  発端は『四八』製品版の東京シナリオで分岐の名残のみを残す没シナリオだった。  このシナリオは本来日の目を見ることがなかったはずが、後にイベントで小冊子形式で発表(2007年5月4日)される。  同人版「レンタル家族」の篠田シナリオに当たる部分である。ちなみにこの際の挿絵担当者は芳ゐ(現:yos)氏。    本作はそれを元に多量の加筆を施されゲーム化された。  その点では『[[送り犬>用語辞典 /重要用語 /送り犬]]』とまったく同じ経過を辿った姉妹作と言えなくもない。  ただし、実際の「レンタル家族」のプロットは複数用意されており、『四八』用に用意されたプロットは温存されたままになっているらしい。飯島氏はその四八版「レンタル家族」もいつか世に出したい旨を「ミニ設定資料集(スーパーポテト特典)」上などで発言している。  ただ、飯島氏が当時眼病治療に専念していたためシナリオライターとして不参加だった事情や『学怖』ブランドとは無縁の作品であった都合もあり、当時の売れ行きは非常に芳しくなかった。  そのため実際に遊んでみたプレイヤーからの評価は高いにも関わらず、不遇の良作として一部に語り継がれるにとどまっている。  のちにニンテンドーSwitch向けに商業企画が立ち上がったこともあったが、「自殺」という題材がシナリオ上どうしても避けられないため、兼ね合いが付かず立ち消えになったという。そういった面でも出来はいいが恵まれない子と言えるだろう。  現在は無料ダウンロードの対象になっているため、興味と時間の許す方なら遊んでみられるのもいかが。 #areaedit(end)  #areaedit ***概要  本節では同人版について解説する。  従来の作品でもグラフィック面での協力があり、四コマ系雑誌に多数の連載を抱える「みずなともみ」女史をキャラクターデザインに据え、彼女の暖かみのある絵柄を軸に作品を構築して行った。  従来の「[[アパシー・シリーズ>用語辞典 /重要用語 /アパシー・シリーズ]]」は多かれ少なかれホラー要素を含んでいたが、この作品では一切それを省き、終始「人間の絆」をテーマに据えたヒューマンドラマを描いた。  作中の端役まで余すことなく、多量の立ち絵と表情差分が書き起こされ、コロコロと変わるそれらは演出に大いに効した。  ゲームジャンルは選択肢なしで読ませる「ビジュアルノベル」形式を採用したが、実はその手法自体が作品の根幹そのものに関わっている。  構成自体にも仕掛けが見られ、四つのシナリオ(四人の主人公)「はんぶんつ(間山久恵シナリオ)」、「帰る場所(原口瑞希シナリオ)」、「家族写真(篠田俊郎シナリオ)」、「青年リグレッツ(阿部弘幸シナリオ)」と順番に選んでいき、合間に五つ目のシナリオ(五人目の主人公)「自殺志願(帆加辺春生)」が分割された間章として挟まれることになる。  前作の『新装版』に引き続き、エンディングテーマには歌姫・片霧烈火が起用され、ラストを鮮やかに彩ってくれた。  隠し要素として一風変わったおまけシナリオ「裏画像篇」が存在し、抱腹絶倒の内容でプレイヤー各氏を楽しませた。  (ネタバレにつき格納) #region  実は『レンタル家族』の舞台となっている世界はひとつではない。  「自殺志願」の主人公である帆加辺春生が生きている世界は「探偵局」や「2008」シリーズに連なる「アパシー・シリーズ」の本流となる世界そのものと思われ、他四つのシナリオの主人公達が住まう世界はパラレルワールドに当たる。  そして、本来交わるはずのなかった二つの世界が交差し、本来無関係なはずの因果が一点に収束していくラストは圧巻である。 #endregion #areaedit(end) #areaedit ***登場人物  先述した五人の主人公を中心として、あまたの人々が絡み合うストーリーが繰り広げられる。  独立性の高いゲームのため、『学怖』シリーズを含め既存のキャラクターが客演するということもない。  本作を持って初登場となるキャラクターのみで物語は展開される。。  詳細は「[[登場話早見>登場話早見 /レンタル家族]]」を参照のこと。 #areaedit(end) ---- #areaedit **レンタル家族② -登場作品:レンタル ⇒[[レンタル家族>用語辞典 /る‐ろ#id_4b983aa1]] #areaedit(end) ---- #areaedit -[[アパシー レンタル家族公式サイト>http://takiya.info/rental/]] -[[アパシー レンタル家族 – Archives>https://takiya.info/archives/?p=293]] -[[【フリー】レンタル家族 - 七転び八転がりショップ>https://booth.pm/ja/items/1029577]] #areaedit(end) ---- &color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。} &color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。} ---- #comment() ----
#areaedit **みんながここにある不思議 #areaedit(end) ---- #contents(,option=word) ---- #areaedit **アパシー レンタル家族(-かぞく) -登場作品:四八,レンタル -種族:ゲーム(同人) -ジャンル:ヴィジュアルノベル -発売日:2008年6月27日 -価格:1,500 円(税込) -総プレイ時間:4~7時間(平均) -難易度:★☆☆☆☆ -主な関連人物:間山久恵,原口瑞希,篠田俊郎,阿部弘幸,帆加辺春生 -主な関連用語:自殺,トラック,レンタル家族 #areaedit(end) ---- #areaedit ***経緯  『アパシー レンタル家族』とは「七転び八転がり」が同人ゲームとして四番目に発表した作品である。  発端は『四八』製品版の東京シナリオで分岐の名残のみを残す没シナリオだった。  このシナリオは本来日の目を見ることがなかったはずが、後にイベントで小冊子形式で発表(2007年5月4日)される。  同人版「レンタル家族」の篠田シナリオに当たる部分である。ちなみにこの際の挿絵担当者は芳ゐ(現:yos)氏。    本作はそれを元に多量の加筆を施されゲーム化された。  その点では『[[送り犬>用語辞典 /重要用語 /送り犬]]』とまったく同じ経過を辿った姉妹作と言えなくもない。  ただし、実際の「レンタル家族」のプロットは複数用意されており、『四八』用に用意されたプロットは温存されたままになっているらしい。飯島氏はその四八版「レンタル家族」もいつか世に出したい旨を「ミニ設定資料集(スーパーポテト特典)」上などで発言している。  ただ、飯島氏が当時眼病治療に専念していたためシナリオライターとして不参加だった事情や『学怖』ブランドとは無縁の作品だった都合もあり、当時の売れ行きは非常に芳しくなかった。  そのため実際に遊んでみたプレイヤーからの評価は高いにも関わらず、不遇の良作として一部に語り継がれるにとどまっている。  のちにニンテンドーSwitch向けに商業企画が立ち上がったこともあったが「[[自殺>用語辞典 /し1#id_896f1fb9]]」という題材がシナリオを描く上でどうしても避けられないため、折り合いが付かず立ち消えになったという。そういった面でも出来はいいが恵まれない子と言えるだろう。  現在は無料ダウンロードの対象になっているため、興味と時間の許す方なら遊んでみられるのもいかがであろうか。 #areaedit(end)  #areaedit ***概要  本節では同人版について解説する。  従来の作品でもグラフィック面での協力があり、四コマ系雑誌に多数の連載を抱える「みずなともみ」女史をキャラクターデザインに据え、彼女の暖かみのある絵柄を軸に作品を構築して行った。  従来の「[[アパシー・シリーズ>用語辞典 /重要用語 /アパシー・シリーズ]]」は多かれ少なかれホラー要素を含んでいたが、この作品では一切それを省き、終始「人間の絆」をテーマに据えたヒューマンドラマを描いた。  作中の端役まで余すことなく、多量の立ち絵と表情差分が書き起こされ、コロコロと変わるそれらは演出に大いに効した。  ゲームジャンルは選択肢なしで読ませる「ビジュアルノベル」形式を採用したが、実はその手法自体が作品の根幹そのものに関わっている。  構成自体にも仕掛けが見られ、四つのシナリオ(四人の主人公)「はんぶんつ(間山久恵シナリオ)」、「帰る場所(原口瑞希シナリオ)」、「家族写真(篠田俊郎シナリオ)」、「青年リグレッツ(阿部弘幸シナリオ)」と順番に選んでいき、合間に五つ目のシナリオ(五人目の主人公)「自殺志願(帆加辺春生)」が分割された間章として挟まれることになる。  前作の『新装版』に引き続き、エンディングテーマには歌姫・片霧烈火が起用され、ラストを鮮やかに彩ってくれた。  隠し要素として一風変わったおまけシナリオ「裏画像篇」が存在し、抱腹絶倒の内容でプレイヤー各氏を楽しませた。  (ネタバレにつき格納) #region  実は『レンタル家族』の舞台となっている世界はひとつではない。  「自殺志願」の主人公である帆加辺春生が生きている世界は「探偵局」や「2008」シリーズに連なる「アパシー・シリーズ」の本流となる世界そのものと思われ、他四つのシナリオの主人公達が住まう世界は「[[パラレル・ワールド>用語辞典 /重要用語 /パラレル・ワールド]]」に当たる。  そして、本来交わるはずのなかった二つの世界が交差し、本来無関係なはずの因果が一点に収束していくラストは圧巻である。 #endregion #areaedit(end) #areaedit ***登場人物  先述した五人の主人公を中心として、あまたの人々が絡み合うストーリーが繰り広げられる。  独立性の高いゲームのため、『学怖』シリーズを含め既存のキャラクターが客演するということもない。  本作を持って初登場となるキャラクターのみで物語は展開される。  詳細は「[[登場話早見>登場話早見 /レンタル家族]]」を参照のこと。 #areaedit(end) ---- #areaedit **レンタル家族② -登場作品:レンタル,鳴七 ⇒[[レンタル家族>用語辞典 /る‐ろ#id_4b983aa1]] #areaedit(end) ---- #areaedit -[[アパシー レンタル家族公式サイト>http://takiya.info/rental/]] -[[アパシー レンタル家族 – Archives>https://takiya.info/archives/?p=293]] -[[【フリー】レンタル家族 - 七転び八転がりショップ>https://booth.pm/ja/items/1029577]] #areaedit(end) ---- &color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。} &color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。} ---- #comment() ----

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