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#areaedit ***額縁に切り取られた笑顔 #areaedit(end) ---- #contents(,option=word) ---- **桃瀬毬絵(ももせ まりえ) -登場作品:AMC2,学恋2,学恋V,追加,小学怖,ドラマCD,鳴七,稲in -声(CV):み~こ -種族:人間? -誕生日:3月25日 -身体:163cm/54kg ♀ B型 -職業:鳴神学園高校 美術教師&美術部顧問 -趣味:油絵 -好きな/嫌いな食べ物:りんごのコンポート、スペアリブ/宇治金時、カヌレ -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]],福沢姉《知人》,山形英俊《復讐》,[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]] -関連用語:人面瘡《犠牲者》,[[悪魔>用語辞典 /重要用語 /悪魔]] #areaedit(end) ---- #areaedit **概要  登場する作品によって面積は異なるものの、一貫して片目~顔の半分を眼帯や包帯などで覆い隠している美術教師。  なお、この毬絵先生だがシリーズに登場する中でも発表時期によって大きくキャラクター性を変化させている人物である。    初期の作品では普通の新任美術教師だったが、後述の「[[山形英俊>キャラ年鑑 /や#id_bb7d20fa]]」が引き起こした事件によって顔の半分に達するほどの痣が生まれてしまう。その結果として精神を病み、人外じみた存在(詳細は不明)と化したあげくに姿をくらませたとされている。  新任かつ若齢のため生徒には舐められがちで、教師間での発言力も当然ながら低いなど苦労を重ねたことからこう言った結末になってしまったようである。  そのため、この事件を経る前後の時間軸で彼女の近くに歩み寄り、救おう/寄り添おうというシナリオが多く生まれることに。  生徒と教師、どちらの立場にもなじめないからこそ、一部の生徒からは庇護欲を誘ったようであり、その方面から青春、ないし恋愛ドラマ(『学恋』シリーズでより顕著)の主役、悲劇のヒロインとしての需要も高かったようである。  後期の作品では、前述したとおりに最初から顔の一部分をなにかしらの物品で隠して登場している。  こちらは美貌と若々しさはそのままに年齢不詳で、ベテランめいた雰囲気を醸し出している。  その上、笑顔だけですべてをいなし黙らせる迫力と余裕すら併せ持つ。顔を隠している理由は元より正体も不明だが、一貫して「謎を抱えた大人の女」として描かれることになった。  対面した作中人物から奇妙な風体について指摘される機会が現状一度もないことからも徹底っぷりがうかがえるだろう。   なお『小学怖』には「百瀬毬絵」という同音の名前の女性教諭が登場するが、便宜上この項で解説する。  こちらは外見上の特徴や後述の経緯を思わせる経歴などが一致しており、ほぼ同一人物であると思われるが、いかんせん断言しきれない不気味な美女として描かれている。  ただし作品を発表順に追っていけば、むしろ百瀬先生のイメージが移入して「毬絵先生」を形成していることがわかるだろう。  なおシリーズ中では「毬絵」と「鞠絵」の表記が混在しているが本wikiでは「毬絵」で統一する。  もちろんなんらかの意図があって使い分けられている可能性などもなくはないが、そちらは判明次第記述する。   #areaedit(end) #areaedit ***経緯  初出としては「[[鳴神新聞>用語辞典 /し2#id_12713883]]」一九九五年四月号。  前任の大沼茂樹の退職に伴い、赴任してきたことが語られている新任の美術教師。  スタイル抜群の美人さんで、生徒達とは歳が近いこともあり、明るく親しみやすい先生だった。真面目で優しい指導の仕方は、男子のみならず女子からの人気が高かったことからもわかる。  が、わずか二ヶ月で退職、そのまま行方不明になってしまう。  前任の大沼先生の呪い、もしくはとある男子生徒によるいじめが原因ではないかと密かに噂されている。  #areaedit(end) #areaedit ***AMC2  「[[毬絵先生>登場話早見 /AMC2#id_c3413e6d]]」に登場。  初登場作品。  ここは主としてとあるバカ生徒「[[山形英俊>キャラ年鑑 /や#id_bb7d20fa]]」の末路と絡めて語られる。  山形は面白半分で、皆で示し合わせた形で新任の先生をからかってやろうと、とあるいたずらをクラス全体に呼びかけた。  それに応じたクラスメートがこぞって描いた毬絵先生の肖像画には、顔の左半分に巨大な痣が必ず描かれていたのである。  毬絵先生は当然否定するものの、山形たちははやし立てるばかりだった。  このことを気に病んでしまった毬絵先生は次第に暗く、荒んでいき、同時に徐々にであるが顔の左半分を隠すようになっていった。そして、学校を休むようになった頃、自宅を訪れた山形をどこかに呼び出し――。  彼女と山形がどうなったかは……やはり不明のままである。  ただ、彼女は今も復讐の機会を虎視眈々と狙っているらしい。  なお、この情報のリーク元は毬絵先生本人である。[[福沢の姉>キャラ年鑑 /ふ#id_35fbd6fa]]と彼女が友人同士で家が近くにあったこともあり、福沢とも仲良しさんらしい。福沢姉の設定と幅広いコネクションは「アパシー・シリーズ」でも健在であったことの証左となった。  [彼女のエピソードは結構前から伏線が張られていたのに、これで終わるのは勿体無いなー、と思っていた筆者であった。が、[[毬絵先生の新立ち絵>http://plaza.rakuten.co.jp/iijimatakiya/diary/200903160000/]](※現在はリンク切れ)がこの時期に公開されたこともあり、『学恋2』への登場が待ち遠しい……] #areaedit(end) #areaedit ***学恋2  『学恋2』風間、岩下編に登場。  特に風間編では専用ルート引っさげての参戦となっている。  (ネタバレにつき格納) #region  教師と言う重責を背負い強くあろうとする面と、最近まで同じ学生と言う年若さのために生徒相手であっても本音を見せたく思う弱い面がせめぎあい、普段はいい加減な風間相手にどこか背徳的かつ正当な恋愛模様を見せてくれた。  なお『学恋2』で山形を始末したのは、私情を交わえぬ宮仕えの身としてあるまじきことだろうが、多少なりとも私心を加えた風間望の仕業である。  『AMC2』で直接語られることのなかった顔面についても、負の念にさらされ続けた結果、発生した[[人面瘡>用語辞典 /し#id_822aa13e]]に半分占領されてしまったことがはっきり確認された。  だが、彼らの未来には明るい希望しか見えない。  [[スンバラリア>用語辞典 /重要用語 /スンバラリア星人]]の高い技術があれば、治療の目処も立つ事が語られたこともある。  ただそれ以上に、外見は異形に見えても内面はかつてのように美しく澄んでいることがわかったためか。風間もまた頼れる男性として描かれていることであるし。 #endregion  岩下編では休日に公園を散歩などしていると、出くわすことがある。   &bold(){ (執筆者募集中) } #areaedit(end) #areaedit ***学恋V  『学恋V』では男女主人公共に攻略可能なキャラとして登場。  時系列としては1996年1月からということもあって初年度は五体満足のままで乗り切れたようだ。  が、今度は指導する美術部が内部分裂からの崩壊の危機に直面することになる。またもや試練の到来である。 &bold(){ (執筆者募集中) } #areaedit(end) #areaedit ***追加版  『追加版』では新分岐を設けられ、他再録された『AMC2』メンバー共々出演を果たす。  「毬絵先生」、「素顔の見えない来訪者」に登場。  「[[毬絵先生>登場話早見 /追加版#id_db957345]]」。  基本的に『AMC2』版とシナリオに相違はない。  ただし新規の結末が用意されており、そちらではすべての呪いを元凶である山形に押し付けることに成功していたりする。  「[[素顔の見えない来訪者>登場話早見 /追加版#id_039c4737]]」。  なぜか『追加版』で頻出する「[[紙袋>用語辞典 /か#id_cb97ceaa]]」を被ってご本人が集会の現場に登場してしまう。  内容は直前に「毬絵先生」について語った福沢に対する糾弾についてが本筋だが……。  展開によっては彼女の狂気や生理的嫌悪感について語られるグロテスクな結末へと分岐する。 #areaedit(end) #areaedit ***小学怖  前述の「百瀬毬絵」が六年六組の担任教師として登場する。  顔の半分を包帯で覆った美人で年齢不詳。一度高等部に赴任したが、一度退職してから小等部に転任したという経歴が語られている。  『小学怖』の年代が特定されていない現代とされている事情を差し引いても、新任教師のような若々しさとベテラン教師のような貫録を兼ね揃えた謎の女性であることは確かである。   「水曜日」までの時点ではプロローグに当たる「ホームルーム/朝の会」にクラスのみんなもしくは誰かに語りかける形で導入を行っており、本編中に顔を出すことはあまりない。  もっとも本編は児童同士の怪談話という都合上、大人の先生が首を突っ込むことはそうはないだろうが……。  ちなみに朝の会の内容は学園の怪異や登下校時の注意など、やんわりとしつつ不安感を煽るもので、ぶっちゃけ怖い。  一方で意外とお茶目なところもよく見せているが、例のごとく怒らせると怖いという雰囲気も醸し出しており実は人外疑惑もあるのだという。間違いなく一筋縄ではいかない先生だろう。 #areaedit(end) #areaedit ***ドラマCD  今回は1995年が舞台とされているが、新任教師の頼りなさとは無縁であり『小学怖』における年齢不詳のイメージを引き継いだミステリアスな女美人教師として描かれている。  お馴染み顔を隠す要素については右目の眼帯だけと今回は控えめである。  Disc.1 オープニング、Disc.8 エンディング type.A「ピクちゃん」、Disc.9 エンディング type.B「鬼ごっこ」に登場。  Disc.1 「[[オープニング>登場話早見 /ドラマCD#id_f13970f0]]」。  「七不思議の集会」の企画を坂上・倉田の前に開帳してひとり語り部たちに事前接触しに向かった日野先輩の前に現れる。  そっくりそのまま「七不思議の集会」というタイトルで彼女の口から送られる短編は、企画の危険性を暗に伝えるものだったが、日野先輩は意に介さず笑い飛ばすのであった。当の先生本人も大人の余裕で釘をさすのは忘れずともその場では笑って見送るのだが……。  彼女の警告が現実のものになるかはリスナーの選択にかかっている。    Disc.8 エンディング type.A「[[ピクちゃん>登場話早見 /ドラマCD#id_2c6c8752]]」。  ラストパートに登場。  (ネタバレにつき格納) #region  綾小路と意味深げに言葉を交わした。  詳細は不明ながら、こちらだと正体は悪魔の動向を追うデビルハンターの模様である。 #endregion  Disc.9 エンディング type.B「[[鬼ごっこ>登場話早見 /ドラマCD#id_cbcbb444]]」  ラストパートに登場。    (ネタバレにつき格納) #region  首尾よく活動素体を再度確保した、宇宙人「[[朝比奈慎也>キャラ年鑑 /主要人物 /朝比奈慎也]]」らの前に現れる。   こちらだと先生の正体は鬼の一族のひとりである。作者つながりの『[[ONI>用語辞典 /A-Z#id_9d268788]]』のように転身したかは定かではないが、とにかく鬼としての本性をあらわにして今度こそ朝比奈らの計画を阻止にかかる。  「[[大内光>キャラ年鑑 /お1#id_48a6b5a3]]」の失敗に続くだけあり油断も隙もありそうにない毬絵先生が勝つか、敵がいるという前提から今度はどう動くかわからない朝比奈たちが勝つか――激戦を予感させるところで物語は終幕を迎える。 #endregion  #areaedit(end) #areaedit ***鳴七  「カエルですか?ネズミですか?」ほかに登場。  今作では「桃瀬鞠絵」名義。例のごとく、年齢不詳の若くて美人な美術教師。  今回は片目を眼帯で隠しており、実際にその左目は失われていると思われるが、実際になにが隠されているのかは不明である。  また、新任間もないころに生徒からのいじめをきっかけに変貌を遂げたという事情が「キャラクター図鑑」で触れられており、山形もしくはそれに類する輩にまつわる事件を経過してきたことは間違いないと思われる。  「一年G組」の担任も務めており、曲者揃いの生徒たちにからも慕われているようだ。 &bold(){ (執筆者募集中) }  「[[カエルですか?ネズミですか?>登場話早見 /鳴七#id_499dd36a]]」。  「[[保健室>用語辞典 /へ‐ほ#id_dbb7f469]]」で怪奇現象に遭遇し、嫌な予感を感じたこともあってこの場には留まれないと恐怖に駆られてこの場での休憩を固辞した「[[松原さくら>キャラ年鑑 /ま#id_93a3f5b4]]」さんだったが、やはり体調が思わしくなく廊下で座り込んでしまった。  そこを通りがかったのがこの桃瀬先生であり、体調の悪い生徒は看過できないと介添えして保健室に連れ戻してくれる。  ここから松原さんは普段お世話になっている「[[葛城美和>キャラ年鑑 /か1#id_10804a68]]」先生の裏の顔の一端を知ってしまうのだが、桃瀬先生自身はその話題に入ってこないため彼女は単に善意の第三者として通りがかった可能性が高い、かもしれない。  「[[黒木先生>登場話早見 /鳴七#id_bfbce37b]]」。  坂上たち「七不思議の集会」の出席者が最後に遭遇した「[[黒木源造>キャラ年鑑 /主要人物 /黒木源造]]」なる教師が、すでに亡くなっていること、そして学園に棲む魔物と化してしまっていることを集会翌日になって職員室に訪ねてきた坂上くんに教えてくれる。  桃瀬先生自身も黒木先生とは生徒時代に直接の面識があるらしく、対面した際には双方懐かしむような口調だった。  その直後、度重なる警告も虚しく、来るなといった旧校舎に坂上くんは足を運ぶ。ならばと彼のことを手にかけようとする黒木先生の前に現れ、昔語りもそこそこに今いる生徒に手を出さないでくださいと教師同士の談判に挑む。  どうやら黒木先生をして引き下がらざるを得ない本領を桃瀬先生は隠しているようで、坂上くんは命を拾うのだった。  「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「桃瀬毬絵」はその中のひとりであり、「美術教官室」にいる。  坂上は先生のことを知っており、また毬絵先生の方も彼の顔を覚えてくれていたようで双方に面識がある。  そのため、坂上が助けを求めたとしてもまともに取り合ってくれないほかの先生たちと比べて親身に接してくれる。  が、彼女が坂上に対して取った行動は彼に請われるまでもなく、なぜか怖い話を語ってくれるというものだった。  内容は『ドラマCD』で語られた、旧校舎にあるという「開かずの間」に向かったが誰一人帰らず、その先に何が隠されていたかも誰も知らないという話、そっくりそのままである。  ただし話の中での当事者が「七不思議の集会」を行ったという身の上を語りかける相手になぞらえるのは『ドラマCD』版と同じながら、これから集会を行おうとする日野に警告を行った先のケースとは異なる。  集会をはじめてしまい、終わらせつつある坂上に対して先生はすべてを知った上で突き放すような超然とした態度で接し、何も教えられないとした。けれども同時に坂上に対しては激励するような言葉をかけてくれた。   もっとも神の視点を持たない坂上は先生の不可解な言葉に釈然とせず、これ以上話しても何も得られないとして身を引くでしかなかった。このゲームを最後までクリアできたプレイヤーなら先生の言葉の真の意味を身に染みて理解できるかもしれない。 #areaedit(end) #areaedit ***稲in  鳴神学園への入学を果たし、所属クラスである「一年G組」に組み込まれたあなただったが……。  自己紹介の席でなぜか唐突なめまいを覚え、気を失ってしまう。  そして目を覚ましたはいいが不審極まりない両親にせかされるようにして学園に足を運んだあなたのことをクラスの先生として大いに心配してくれていた。幸いにも自己紹介の前に毬絵先生がクラスメートのひとり「福沢玲子」との間に印象に残るやりとりを繰り広げたていたこと、元々インパクトのある先生だったこともあって先生はもちろんあなたからの覚えもバッチリだった。  そして、現状の認識もままならないうちに先生とあなたは一対一の面談をすることになる。  が、そこで先生があなたに向けていのいちに切り出したのは入る部活を決めようという謎の提案だった。  困惑しながらも学校生活に至るまでに多少の判断材料を得ていたあなたは入るべき部活を決める。    先生はすべて見知ったかのような口ぶりであなたを一年G組の教室で出迎え、直後あなたは福沢玲子から話を聞くことになる。  その後、坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねたあなたは鳴神学園の「美術室」に辿り着くのだが、そこにいた毬絵先生とまたしても顔を合わせることになった。  先生は病み上がりのあなたのことを心配する口ぶりだったが、岩下さんを探していることを伝えると居場所を教えてくれる。  なお「[[オカルト同好会>用語辞典 /重要用語 /オカルト同好会]]」へ入部を決めようとした場合は多少のトラブルがあり、黒木先生に捕まって職員室に連行される展開に派生することもある。その場合は彼女が居合わせたこともあって黒木先生に速やかに解放してくれるよう口添えしてくれたりもする。  以上のように多少不審なところはあるが、あなたを助けるようにして作中では動いてくれていることがわかるだろう。  そんな毬絵先生の正体だが、六人から話を聞き終わった後に訪れた旧校舎ですべてが明らかになる。  ただし、彼女についてはある仕掛けが施されているため、謎が解けて腑に落ちた一方で謎は深まったといえるのかもしれない。 #areaedit(end) ---- &color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。} &color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。} ---- #comment() ----
#areaedit ***額縁に切り取られた笑顔 #areaedit(end) ---- #contents(,option=word) ---- **桃瀬毬絵(ももせ まりえ) -登場作品:AMC2,学恋2,学恋V,追加,小学怖,ドラマCD,鳴七,稲in -声(CV):み~こ -種族:人間? -誕生日:3月25日 -身体:163cm/54kg ♀ B型 -職業:鳴神学園高校 美術教師&美術部顧問 -趣味:油絵 -好きな/嫌いな食べ物:りんごのコンポート、スペアリブ/宇治金時、カヌレ -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]],福沢姉《知人》,山形英俊《復讐》,[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]] -関連用語:人面瘡《犠牲者》,[[悪魔>用語辞典 /重要用語 /悪魔]] #areaedit(end) ---- #areaedit **概要  登場する作品によって面積は異なるものの、一貫して片目~顔の半分を眼帯や包帯などで覆い隠している美術教師。  なお、この毬絵先生だがシリーズに登場する中でも発表時期によって大きくキャラクター性を変化させている人物である。    初期の作品では普通の新任美術教師だったが、後述の「[[山形英俊>キャラ年鑑 /や#id_bb7d20fa]]」が引き起こした事件によって顔の半分に達するほどの痣が生まれてしまう。その結果として精神を病み、人外じみた存在(詳細は不明)と化したあげくに姿をくらませたとされている。  新任かつ若齢のため生徒には舐められがちで、教師間での発言力も当然ながら低いなど苦労を重ねたことからこう言った結末になってしまったようである。  そのため、この事件を経る前後の時間軸で彼女の近くに歩み寄り、救おう/寄り添おうというシナリオが多く生まれることに。  生徒と教師、どちらの立場にもなじめないからこそ、一部の生徒からは庇護欲を誘ったようであり、その方面から青春、ないし恋愛ドラマ(『学恋』シリーズでより顕著)の主役、悲劇のヒロインとしての需要も高かったようである。  後期の作品では、前述したとおりに最初から顔の一部分をなにかしらの物品で隠して登場している。  こちらは美貌と若々しさはそのままに年齢不詳で、ベテランめいた雰囲気を醸し出している。  その上、笑顔だけですべてをいなし黙らせる迫力と余裕すら併せ持つ。顔を隠している理由は元より正体も不明だが、一貫して「謎を抱えた大人の女」として描かれることになった。  対面した作中人物から奇妙な風体について指摘される機会が現状一度もないことからも徹底っぷりがうかがえるだろう。   なお『小学怖』には「百瀬毬絵」という同音の名前の女性教諭が登場するが、便宜上この項で解説する。  こちらは外見上の特徴や後述の経緯を思わせる経歴などが一致しており、ほぼ同一人物であると思われるが、いかんせん断言しきれない不気味な美女として描かれている。  ただし作品を発表順に追っていけば、むしろ百瀬先生のイメージが移入して「毬絵先生」を形成していることがわかるだろう。  なおシリーズ中では「毬絵」と「鞠絵」の表記が混在しているが本wikiでは「毬絵」で統一する。  もちろんなんらかの意図があって使い分けられている可能性などもなくはないが、そちらは判明次第記述する。   #areaedit(end) #areaedit ***経緯  初出としては「[[鳴神新聞>用語辞典 /し2#id_12713883]]」一九九五年四月号。  前任の大沼茂樹の退職に伴い、赴任してきたことが語られている新任の美術教師。  スタイル抜群の美人さんで、生徒達とは歳が近いこともあり、明るく親しみやすい先生だった。真面目で優しい指導の仕方は、男子のみならず女子からの人気が高かったことからもわかる。  が、わずか二ヶ月で退職、そのまま行方不明になってしまう。  前任の大沼先生の呪い、もしくはとある男子生徒によるいじめが原因ではないかと密かに噂されている。  #areaedit(end) #areaedit ***AMC2  「[[毬絵先生>登場話早見 /AMC2#id_c3413e6d]]」に登場。  初登場作品。  ここは主としてとあるバカ生徒「[[山形英俊>キャラ年鑑 /や#id_bb7d20fa]]」の末路と絡めて語られる。  山形は面白半分で、皆で示し合わせた形で新任の先生をからかってやろうと、とあるいたずらをクラス全体に呼びかけた。  それに応じたクラスメートがこぞって描いた毬絵先生の肖像画には、顔の左半分に巨大な痣が必ず描かれていたのである。  毬絵先生は当然否定するものの、山形たちははやし立てるばかりだった。  このことを気に病んでしまった毬絵先生は次第に暗く、荒んでいき、同時に徐々にであるが顔の左半分を隠すようになっていった。そして、学校を休むようになった頃、自宅を訪れた山形をどこかに呼び出し――。  彼女と山形がどうなったかは……やはり不明のままである。  ただ、彼女は今も復讐の機会を虎視眈々と狙っているらしい。  なお、この情報のリーク元は毬絵先生本人である。[[福沢の姉>キャラ年鑑 /ふ#id_35fbd6fa]]と彼女が友人同士で家が近くにあったこともあり、福沢とも仲良しさんらしい。福沢姉の設定と幅広いコネクションは「アパシー・シリーズ」でも健在であったことの証左となった。  [彼女のエピソードは結構前から伏線が張られていたのに、これで終わるのは勿体無いなー、と思っていた筆者であった。が、[[毬絵先生の新立ち絵>http://plaza.rakuten.co.jp/iijimatakiya/diary/200903160000/]](※現在はリンク切れ)がこの時期に公開されたこともあり、『学恋2』への登場が待ち遠しい……] #areaedit(end) #areaedit ***学恋2  『学恋2』風間、岩下編に登場。  特に風間編では専用ルート引っさげての参戦となっている。  (ネタバレにつき格納) #region  教師と言う重責を背負い強くあろうとする面と、最近まで同じ学生と言う年若さのために生徒相手であっても本音を見せたく思う弱い面がせめぎあい、普段はいい加減な風間相手にどこか背徳的かつ正当な恋愛模様を見せてくれた。  なお『学恋2』で山形を始末したのは、私情を交わえぬ宮仕えの身としてあるまじきことだろうが、多少なりとも私心を加えた風間望の仕業である。  『AMC2』で直接語られることのなかった顔面についても、負の念にさらされ続けた結果、発生した[[人面瘡>用語辞典 /し#id_822aa13e]]に半分占領されてしまったことがはっきり確認された。  だが、彼らの未来には明るい希望しか見えない。  [[スンバラリア>用語辞典 /重要用語 /スンバラリア星人]]の高い技術があれば、治療の目処も立つ事が語られたこともある。  ただそれ以上に、外見は異形に見えても内面はかつてのように美しく澄んでいることがわかったためか。風間もまた頼れる男性として描かれていることであるし。 #endregion  岩下編では休日に公園を散歩などしていると、出くわすことがある。   &bold(){ (執筆者募集中) } #areaedit(end) #areaedit ***学恋V  『学恋V』では男女主人公共に攻略可能なキャラとして登場。  時系列としては1996年1月からということもあって初年度は五体満足のままで乗り切れたようだ。  が、今度は指導する美術部が内部分裂からの崩壊の危機に直面することになる。またもや試練の到来である。 &bold(){ (執筆者募集中) } #areaedit(end) #areaedit ***追加版  『追加版』では新分岐を設けられ、他再録された『AMC2』メンバー共々出演を果たす。  「毬絵先生」、「素顔の見えない来訪者」に登場。  「[[毬絵先生>登場話早見 /追加版#id_db957345]]」。  基本的に『AMC2』版とシナリオに相違はない。  ただし新規の結末が用意されており、そちらではすべての呪いを元凶である山形に押し付けることに成功していたりする。  「[[素顔の見えない来訪者>登場話早見 /追加版#id_039c4737]]」。  なぜか『追加版』で頻出する「[[紙袋>用語辞典 /か#id_cb97ceaa]]」を被ってご本人が集会の現場に登場してしまう。  内容は直前に「毬絵先生」について語った福沢に対する糾弾についてが本筋だが……。  展開によっては彼女の狂気や生理的嫌悪感について語られるグロテスクな結末へと分岐する。 #areaedit(end) #areaedit ***小学怖  前述の「百瀬毬絵」が六年六組の担任教師として登場する。  顔の半分を包帯で覆った美人で年齢不詳。一度高等部に赴任したが、一度退職してから小等部に転任したという経歴が語られている。  『小学怖』の年代が特定されていない現代とされている事情を差し引いても、新任教師のような若々しさとベテラン教師のような貫録を兼ね揃えた謎の女性であることは確かである。   「水曜日」までの時点ではプロローグに当たる「ホームルーム/朝の会」にクラスのみんなもしくは誰かに語りかける形で導入を行っており、本編中に顔を出すことはあまりない。  もっとも本編は児童同士の怪談話という都合上、大人の先生が首を突っ込むことはそうはないだろうが……。  ちなみに朝の会の内容は学園の怪異や登下校時の注意など、やんわりとしつつ不安感を煽るもので、ぶっちゃけ怖い。  一方で意外とお茶目なところもよく見せているが、例のごとく怒らせると怖いという雰囲気も醸し出しており実は人外疑惑もあるのだという。間違いなく一筋縄ではいかない先生だろう。 #areaedit(end) #areaedit ***ドラマCD  今回は1995年が舞台とされているが、新任教師の頼りなさとは無縁であり『小学怖』における年齢不詳のイメージを引き継いだミステリアスな女美人教師として描かれている。  お馴染み顔を隠す要素については右目の眼帯だけと今回は控えめである。  Disc.1 オープニング、Disc.8 エンディング type.A「ピクちゃん」、Disc.9 エンディング type.B「鬼ごっこ」に登場。  Disc.1 「[[オープニング>登場話早見 /ドラマCD#id_f13970f0]]」。  「七不思議の集会」の企画を坂上・倉田の前に開帳したのち、ひとり語り部たちに事前接触しに向かった日野先輩の前に現れる。  そっくりそのまま「七不思議の集会」というタイトルで彼女の口から送られる短編は、企画の危険性を暗に伝えるものだったが、日野先輩は意に介さず笑い飛ばすのだった。当の先生本人も大人の余裕で釘をさすのは忘れずともその場では笑って見送るのだが……。  彼女の警告が現実のものになるかはリスナーの選択にかかっている。    Disc.8 エンディング type.A「[[ピクちゃん>登場話早見 /ドラマCD#id_2c6c8752]]」。  ラストパートに登場。  (ネタバレにつき格納) #region  綾小路と意味深げに言葉を交わした。  詳細は不明ながら、こちらだと正体は悪魔の動向を追うデビルハンターの模様である。 #endregion  Disc.9 エンディング type.B「[[鬼ごっこ>登場話早見 /ドラマCD#id_cbcbb444]]」  ラストパートに登場。    (ネタバレにつき格納) #region  首尾よく活動素体を再度確保した、宇宙人「[[朝比奈慎也>キャラ年鑑 /主要人物 /朝比奈慎也]]」らの前に現れる。   こちらだと先生の正体は鬼の一族のひとりである。作者つながりの『[[ONI>用語辞典 /A-Z#id_9d268788]]』のように転身したかは定かではないが、とにかく鬼としての本性をあらわにして今度こそ朝比奈らの計画を阻止にかかる。  「[[大内光>キャラ年鑑 /お1#id_48a6b5a3]]」の失敗に続くだけあり油断も隙もありそうにない毬絵先生が勝つか、敵がいるという前提から今度はどう動くかわからない朝比奈たちが勝つか――激戦を予感させるところで物語は終幕を迎える。 #endregion  #areaedit(end) #areaedit ***鳴七  「カエルですか?ネズミですか?」ほかに登場。  今作では「桃瀬鞠絵」名義。例のごとく、年齢不詳の若くて美人な美術教師。  今回は片目を眼帯で隠しており、実際にその左目は失われていると思われるが、実際になにが隠されているのかは不明である。  また、新任間もないころに生徒からのいじめをきっかけに変貌を遂げたという事情が「キャラクター図鑑」で触れられており、山形もしくはそれに類する輩にまつわる事件を経過してきたことは間違いないと思われる。  「一年G組」の担任も務めており、曲者揃いの生徒たちからも慕われているようだ。 &bold(){ (執筆者募集中) }  「[[カエルですか?ネズミですか?>登場話早見 /鳴七#id_499dd36a]]」。  「[[保健室>用語辞典 /へ‐ほ#id_dbb7f469]]」で怪奇現象に遭遇し、嫌な予感を感じたこともあってこの場には留まれないと恐怖に駆られてこの場での休憩を固辞した「[[松原さくら>キャラ年鑑 /ま#id_93a3f5b4]]」さんだったが、やはり体調が思わしくなく廊下で座り込んでしまった。  そこを通りがかったのがこの桃瀬先生であり、体調の悪い生徒は看過できないと介添えして保健室に連れ戻してくれる。  ここから松原さんは普段お世話になっている「[[葛城美和>キャラ年鑑 /か1#id_10804a68]]」先生の裏の顔の一端を知ってしまうのだが、桃瀬先生自身はその話題に入ってこないため彼女は単に善意の第三者として通りがかった可能性が高い、かもしれない。  「[[黒木先生>登場話早見 /鳴七#id_bfbce37b]]」。  坂上たち「七不思議の集会」の出席者が最後に遭遇した「[[黒木源造>キャラ年鑑 /主要人物 /黒木源造]]」なる教師が、すでに亡くなっていること、そして学園に棲む魔物と化してしまっていることを集会翌日になって職員室に訪ねてきた坂上くんに教えてくれる。  桃瀬先生自身も黒木先生とは生徒時代に直接の面識があるらしく、対面した際には双方懐かしむような口調だった。  その直後、度重なる警告も虚しく、来るなといった旧校舎に坂上くんは足を運ぶ。ならばと彼のことを手にかけようとする黒木先生の前に現れ、昔語りもそこそこに今いる生徒に手を出さないでくださいと教師同士の談判に挑む。  どうやら黒木先生をして引き下がらざるを得ない本領を桃瀬先生は隠しているようで、坂上くんは命を拾うのだった。  「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「桃瀬毬絵」はその中のひとりであり、「美術教官室」にいる。  坂上は先生のことを知っており、また毬絵先生の方も彼の顔を覚えてくれていたようで双方に面識がある。  そのため、坂上が助けを求めたとしてもまともに取り合ってくれないほかの先生たちと比べて親身に接してくれる。  が、彼女が坂上に対して取った行動は彼に請われるまでもなく、なぜか怖い話を語ってくれるというものだった。  内容は『ドラマCD』で語られた、旧校舎にあるという「[[開かずの間>用語辞典 /あ#id_0e3b6fa8]]」に向かったが誰一人帰らず、その先に何が隠されていたかも誰も知らないという話、そっくりそのままである。  ただし話の中での当事者が「七不思議の集会」を行ったという身の上を語りかける相手になぞらえるのは『ドラマCD』版と同じながら、これから集会を行おうとする日野に警告を行った先のケースとは異なる。  集会をはじめてしまい、終わらせつつある坂上に対して先生はすべてを知った上で突き放すような超然とした態度で接し、何も教えられないとした。けれども同時に坂上に対しては激励するような言葉をかけてくれた。   もっとも神の視点を持たない坂上は先生の不可解な言葉に釈然とせず、これ以上話しても何も得られないとして身を引くでしかなかった。このゲームを最後までクリアできたプレイヤーなら先生の言葉の真の意味を身に染みて理解できるかもしれない。 #areaedit(end) #areaedit ***稲in  鳴神学園への入学を果たし、所属クラスである「一年G組」に組み込まれたあなただったが……。  自己紹介の席でなぜか唐突なめまいを覚え、気を失ってしまう。  そして目を覚ましたはいいが不審極まりない両親にせかされるようにして学園に足を運んだあなたのことをクラスの先生として大いに心配してくれていた。幸いにも自己紹介の前に毬絵先生がクラスメートのひとり「福沢玲子」との間に印象に残るやりとりを繰り広げたていたこと、元々インパクトのある先生だったこともあって先生はもちろんあなたからの覚えもバッチリだった。  そして、現状の認識もままならないうちに先生とあなたは一対一の面談をすることになる。  が、そこで先生があなたに向けていのいちに切り出したのは入る部活を決めようという謎の提案だった。  困惑しながらも学校生活に至るまでに多少の判断材料を得ていたあなたは入るべき部活を決める。    先生はすべて見知ったかのような口ぶりであなたを一年G組の教室で出迎え、直後あなたは福沢玲子から話を聞くことになる。  その後、坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねたあなたは鳴神学園の「美術室」に辿り着くのだが、そこにいた毬絵先生とまたしても顔を合わせることになった。  先生は病み上がりのあなたのことを心配する口ぶりだったが、岩下さんを探していることを伝えると居場所を教えてくれる。  なお「[[オカルト同好会>用語辞典 /重要用語 /オカルト同好会]]」へ入部を決めようとした場合は多少のトラブルがあり、黒木先生に捕まって職員室に連行される展開に派生することもある。その場合は彼女が居合わせたこともあって黒木先生に速やかに解放してくれるよう口添えしてくれたりもする。  以上のように多少不審なところはあるが、あなたを助けるようにして作中では動いてくれていることがわかるだろう。  そんな毬絵先生の正体だが、六人から話を聞き終わった後に訪れた旧校舎ですべてが明らかになる。  ただし、彼女についてはある仕掛けが施されているため、謎が解けて腑に落ちた一方で謎は深まったといえるのかもしれない。 #areaedit(end) ---- &color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。} &color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。} ---- #comment() ----

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