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**せ‐そ //-------------------------------------------------------------------------------- #divclass(navi_epi){ |[[← 前>キャラ年鑑 /す]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /た1]]| } ---- #contents(,option=word) *索引 ---- #areaedit **関口義孝(せきぐち よしたか) -登場作品:レンタル -種族:人間 -関連人物:間山久恵《娘》,間山雪江,久我山《?》 -関連用語:レンタル家族  『レンタル家族』「はんぶんつ」、「自殺志願」に登場。  「[[はんぶんつ>登場話早見 /レンタル家族#id_58e003a4]]」。  長らく父親の姿が家庭になかった「間山久恵(ひーちゃん)」の記憶にある父その人で、彼女の中には断片的であったもののかけがえのない思い出の数々が残っていた。  久恵が幼少のときに交通事故で亡くなってしまったが、その記憶は大学進学を間近に控えた彼女の中に宿り糧となっている。  が、その記憶は母の「間山雪江」が再婚した今になっては邪魔立てするものしかみなされなかったらしい。   なぜなら関口さんは当時不安定な状態だった雪江を支えるために「レンタル家族」で借りてきた父親役に過ぎず、母からすれば再婚(実際は初婚で)して自分の手で勝ち取ったパートナーのことを実の娘が認めてくれないことに歯噛みするしかなかったためである。  その結果、雪江は関口さんが写った写真を処分するという暴挙を働くとともに、その有様を目撃してしまった娘に感情に合わせて洗いざらい事実をぶちまげてしまった。  当然このことにショックを受ける雪江だったが、彼女が最近お友達になった初老の男性「久我山」さんから穏やかに心和らげる言葉をかけられる。また久我山さんは関口さんと縁のある人だったらしく、彼から託された手紙を雪江に渡している。    関口さんは間山久恵のことを単なるビジネスの対象ではなく実の娘のように愛していたことが彼の言葉で手紙に綴られていた。  また、関口さんは難病を抱える息子を抱えており、もちろん分け隔てなく愛情を注いでいた。  (ネタバレにつき格納) #region  「[[自殺志願編-転生->登場話早見 /レンタル家族]]」。  ハローくんのがむしゃらな意志によって正されたもう一つの歴史では「[[トラック>用語辞典 /と#id_73c75bf5]]」事故が防がれ、無事に成長した間山久恵と再会を果たしていた。  なお、悲劇に終わった歴史において起こってしまった事故現場ではひ―ちゃんとともに遊園地に向かおうと歩いていたが、幸せな記憶だけを残した「はんぶんつ」の一件からわかる通り、娘に外傷もトラウマも残さなかったことが示唆されている。  久我山こと息子の「関口総一郎」がどう父娘に関わってくるかは不明だが、父親が存命である以上は前提も変わってくるうえ、関口親子は含蓄あるとても良い人である。  きっとまた違った家族の形を示せるのだろうとここまでの彼らの悲劇と決意を知ってきた私たちは知っている。 #endregion #areaedit(end) ---- #areaedit **関根晃(せきね あきら) -登場作品:2008 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[袋田昭吾>キャラ年鑑 /ふ#id_0481f2f2]]《噂》,福山梢《恋人》,大場雅嗣,桐瓦のぞみ《友人》,佐古修司《友人,いじめ?》 -関連用語:[[地獄屋敷>用語辞典 /し1#id_1b3956c8]]《犠牲者》  『2008』4話「[[地獄屋敷>登場話早見 /2008#id_1e357a7c]]」5話「[[思惑>登場話早見 /2008#id_bff8a647]]」に登場。  一年前の六月の金曜日に「地獄屋敷」での肝試しを敢行したひとり。  発起人は大場だったが、袋田の話によると探索に当たって主導しているのは関根だったと思われる。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **瀬戸裕子(せと ゆうこ) -登場作品:学怖,学怖S,学恋,学恋2,学恋V,鳴七,稲in -種族:人間→幽霊 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,福沢姉《部活》,林さん《ライバル》,[[仮面の少女>キャラ年鑑 /主要人物 /仮面の少女]]《?》,[[瀬戸陽子>#id_416d8352]]《妹》 -関連用語:水泳部《所属》,水泳部のロッカー《出没》  福沢五話「[[呪われたロッカー>登場話早見 /学怖(S)#id_71d41e09]]」に登場。  「[[福沢姉>キャラ年鑑 /ふ#id_35fbd6fa]]」と同世代で当時の「[[水泳部>用語辞典 /す#id_0d942194]]」のエースだったの女子生徒。  その泳ぎは華麗で「お魚の生まれ変わり」と言っても信じられるほど素晴らしかったらしい。  が、よりによって水泳中に心臓麻痺で帰らぬ人になってしまう。  その無念か、彼女死後の水泳部では怪現象が起こるようになってしまう。  内訳としては誰もいないはずのプールで泳いでいる人がいる、泳いでいる人の足がつる、夜の間に部室が水浸しになっている、などとやや定番気味か。  「[[林>キャラ年鑑 /は#id_f1e95bfd]]」さんという変化球もあるが、やはりここはドッキリの代表格といえる「[[水泳部のロッカー>用語辞典 /す#id_ab1a625f]]」は外せない。  『学怖S』追加分岐。  で彼女の大量の分岐が追加され、興味深いことに彼女のタカピーなお嬢様風の性格が明らかになる。  プールで遊ぶだけの男性部員を高圧的な眼差しで小バカにする描写はなかなかに魅力的である。  林さん関連で「[[死の四コース>用語辞典 /す#id_3ce476ba]]」に大量の展開が追加もされており、腐った &bold(){ (執筆者募集中) }   『探偵局』第十五話「[[深夜の学校>登場話早見 /探偵局#id_236cc5d8]]」に登場?  「?」と付くのは状況からして間違いないものの明言されていないため。  夜の学校に忘れ物の数A教科書を取りに行くため[[幼馴染>キャラ年鑑 /く#id_8e456375]]に付き合わされた[[賽臥>キャラ年鑑 /主要人物 /賽臥隆恭]]だったが、とりあえず怖いものは見ない振りの事なかれ小心パンピー主義で行けば、何も起こらず目的達成となる。  しかし二人が去り、人の目が消えた時に“彼女"が現れる。  水泳部部室、奇しくも幼馴染の久多良は件の噂を知っていた。なぜなら彼女は水泳部の十数年越しの後輩だったためである。  「[[花壇>用語辞典 /か#id_6e67d9f3]]」と言い、二十年近く前の過去は現代においても根を張っていたことになるのだろう。  『AMC1』「[[人間狩り>登場話早見 /AMC1#id_dc06589f]]」ルートに登場。  正確に登場とカウントしていいかは不明だが有志による内部解析の結果、分岐内に使用されたゾンビ女性の画像名が「setosan」であることが判明した。使いどころはともかく瀬戸さんを企図して描かれたことは間違いないだろう。  どうしても坂上の危険な香りが忘れられず、夢とも現ともしれない夜の「[[新宿二丁目>用語辞典 /し#id_4148a804]]」を彷徨する日野貞夫が出会い、驚き、目を覚ます。果たして彼女とは何だったのか、それは日野もまた知らないのだろう。  『学恋2』夜イベント「[[ホレホモンZ>登場話早見 /学恋2#id_3c1b1994]]」に登場。  なんと! 霊にも効果があった毒電波にあてられて夜の風間家にやってくる。できれば生きてる間に会いたかったとぼやきつつも、人外でツワモノな今回の風間さんは瀬戸さんの霊との間に微妙に噛み合わないふわふわとした会話を繰り広げるのだった。  風間さんも天然ボケなのだが、やってきた今回の瀬戸さんは輪にかけてぽわんとした性格をしていたのであった。   ところで『AMC1』で使用された画像は今回も用いられているが、いくら宇宙人である風間さんの洗脳を受けているとはいえお通しする風間さんの母もなかなかに大物と言わざるを得ないだろう。 &bold(){ (執筆者募集中) }   『鳴七』「呪われたロッカー」ほかに登場。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[呪われたロッカー>登場話早見 /鳴七#id_49eac9ff]]」。  基本的には『学怖』版シナリオに相違はない。  瀬戸さんが謎の死を遂げた一件の裏には林さんあらため「丸茂多江」さんに暗躍があったのではないか? という話と実地検証のためにロッカーに赴く坂上本人の体験談の二本立てという構成も変わりない。  ただし「七不思議の集会」の一環として福沢さんに導かれるのではなく、話してくれるのも連れて行ってくれるのも倉田さんである。ついでに、その場にいる怖がりの日野副部長も加えた新聞部の三人はロッカーを開いていくことになるのだが……?    ちなみに今回出てくる「瀬戸さん?」の霊だが、従来のゾンビ風のグラフィックからは一線を画している。  濡れそぼり血の気が失せて生者のものではないとは一目でわかるものの、欠落も腐敗もなく生前の面影をしっかり保っている。   &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「瀬戸裕子」はその中のひとりであり、「競技用プール」にいる。 &bold(){ (執筆者募集中) }   『稲in』に登場。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **瀬戸陽子(せと ようこ) -登場作品:極,稲in -種族:人間 -職業:高校生 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《友人》,[[瀬戸裕子>キャラ年鑑 /せ‐そ>#id_105c995a]]《姉》,美和子 -関連用語:ロッカー  『極』「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」に登場。  N湖のサマーキャンプに参加した福沢さんが出会った同い年の女の子。  ちなみに、ふたりが参加したキャンプのカリキュラムのひとつ「アドベンチャー」には彼女たちしか挑戦者がいなかった。  名字からわかるように福沢さんのお姉さんと同世代の「瀬戸裕子」さんの妹さんであり、数年前に事故死した姉の代わりとばかりに親からは将来水泳選手となる夢を押し付けられていた。  と、聞けばなんとなく美談だったり、親のエゴを押し付けられた悲劇だったりを想像したくなる話であるが、こちら肝心要の陽子さんは結構いい性格をしたしたたか者だったりする。  本人は水泳が苦手にもかかわらず、親からはキャンプで毎日泳げというお達しがあるとアリバイ作りのために一日中スクール水着で過ごすという、合理的なんだかシュールなんだかよくわからない手段を取った。  シルエットからしてスク水を着ていることがわかるスッとした輪郭をしており、髪型はふたつ結びのようである。  一緒にいる福沢さんとふたりして、天然入ったマイペース加減のツッコミをカリキュラムの案内人「[[美和子>キャラ年鑑 /み#id_c6e6cb08]]」さん相手に入れる。  並行して美和子さんのことを絶妙に邪険にしながら、友達になったふたりはとぼけた掛け合いを繰り広げるのだった。  かと思いきや陽子さん、カリキュラムをスルーすると流れで水泳嫌いを克服し、姉と同じ高校に入学して将来を嘱望される水泳選手にさっそく成長することもある。いずれにせよ、自由な話である。  また、後日談で幽霊となった姉について触れられたり、カリキュラムの最後で姉のオマージュであろう「ロッカー」を開く局面に遭遇したりもするが、どちらにしても悲壮感や恐怖感は皆無だったりもする。  『稲in』に登場。  &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **セレン -登場作品:男怖 -種族:宇宙人 -関連人物: -関連用語:記憶喪失,童貞  『男怖』「[[謎の研究施設>登場話早見 /男怖#id_9a8239bf]]」に登場。  セレンとは「[[狭間の部屋>用語辞典 /は#id_b5199407]]」探索一行が先に先に進んでいった先の最奥に存在する謎の施設で遭遇した、これまた謎の宇宙人である。  彼(?)にまつわるシナリオは「[[記憶喪失>用語辞典 /き#id_00e9d146]]」がキーとなっている。事実、一行は明らかに人工的な回廊、そしてなぜだか各人の生体認証によってロック解除できる不可解な装置を目にし、何者かに招き寄せられるような感覚を覚える。  はじめて来たはずなのになぜか知っているという奇妙なデジャブ、辿り着いた先に待っていた耐えがたいほどの頭痛、それらの理由は待ち構えていたセレンその人が知っていた。  言うなら他ルートにもあるSF的エッセンスに加え、守山たちも持っているはずの地球人としての常識が塗り替えられ、同じく地球人のみなさんであるプレイヤーの方が置いていかれる恐怖を描いているのがこのシナリオの特色と言えるのかもしれない。  そんなわけでいざ対面したセレンは頭部と腹部が奇妙に膨れ上がった風体をしており、作中で守山が思った通りSFホラー界の雄「H.R.ギーガー」御大がデザインした「エイリアン(ゼノモーフ)」を確かに連想させる外観である。  ただし見た目こそ地球人とはかけ離れているもの、口調は穏やかで紳士的ですらあった。  もっとも彼(?)自らが名乗った「セレン」という言葉の響きには見合わないくらいには外見はグロテスクなのだが。  ただしセレンは地球人のことは実験献体程度にしか思っていないのか、その扱いはかなり容赦ないものだった。  セレンが属する異星人の集団はシリーズ名物「[[スンバラリア星人>用語辞典 /重要用語 /スンバラリア星人]]」とそのゆかいな仲間たちと違ってかなり真面目に地球侵略を行っており、たとえばその前段階として守山たちに脳内に謎の装置を埋め込むインプラント処置を施して彼らの視点から地球人の生態を観察していたようだ。  また、展開によっては母星とわりと緊密に連絡を取りつつ、自分たちが地球に適応するための実験を行っていたようだが、そこからのやり取りからは同胞への愛が感じられる。  もっとも巻き込まれる地球人にとってはたまったものではなかったりもする。  たとえそれが平和的な手段で浸透していくやり方だとしても、地球人の常識に照らせばおぞましく思えるわけであるし。 #areaedit(end) ---- #areaedit **仙田秋成(せんだ あきなり) -登場作品:AMC1,送り犬,極 -種族:妖怪,人間 -関連人物:財部美穂,白井まどか《?》 -関連用語:送り犬《正体》,ワールド・レンタル・コーポレーション《所属》  「応援本」『AMC1』に収録されている作品「送り犬」に登場する人物。かのワールド・レンタル・コーポレーションに勤めている会社員で、合コンで知り合ったことから[[財部美穂>キャラ年鑑 /た1#id_7f68f675]]と懇意になる。  小説版「送り犬」及びゲーム版の一部の分岐では、彼の正体は送り犬であり、十八歳になった財部美穂を花嫁として迎える為に現れる。その際、彼の本来の姿は犬そのものだが、美穂には彼の姿が人間に見えている。  ゲーム版の分岐次第では正体が人間の場合もある。  この場合、普段は温厚だが最終的に美穂を捨てたり、スナッフビデオの餌食にしようとするなど大抵はロクなことをしない。が、シロを引き取り、危機に瀕していた彼女を助けるような終始良い人で終わる話もある。  また、アプリ版の追加分岐では彼のことを信じないとバッドエンドを迎える羽目になるルートも存在する。彼の本性が誠実のままであるか、悪辣であるかは分岐によって決定されるが、それ以上にユーザーが培ってきた印象が大きいのかも知れない。シナリオ的にもそうだが、美穂にとってもジョーカー的な存在と言える。  アプリ版追加分岐「真相解明編」では、彼が送り犬の長であることが判明する。すべてを知った美穂の前に現れ、改めて共に山で生活するよう誘うが、美穂の決意を聞いて最終的には諦め、彼女には何もしないまま立ち去る。  解明編では送り犬としての仙田が美穂のことをどう思っていたのかが読み取れる場面がある。美穂のことを単なる財部家との契約としての花嫁、ではなく、彼女自身に好意を持っていたとも受け取れる発言をしている。  『極』「[[人肉食堂>登場話早見 /極#id_2a40c03a]]」に登場。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **宗一郎(そういちろう) -登場作品:学怖S -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 二年生 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《弟》,市ノ瀬京子《幼馴染》,[[坂上修一>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]《正体》 -関連用語:[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]],花壇《出没》,BL,ヤンデレ《犠牲者》,地縛霊,校門,前世,無限ループ  荒井四話「[[懐かしい兄・宗一郎の思い出>登場話早見 /学怖(S)#id_8b0843c5]]」に登場。  荒井が「[[前世>用語辞典 /せ‐そ#id_37527835]]」を生きていた頃の兄に当たる人物。  前世の記憶を持つ荒井さんは彼にまつわる逸話を教えてくれる。  ただ、前世とは言っても彼が生きた舞台は数十年前のごくごく一般的な家庭で、現世の荒井はその頃と同じ町([[鳴神学園>用語辞典 /重要用語 /鳴神学園]]の近郊か?)に転生を果たしたことになるらしい。  曰く、彼は明朗快活で人の輪の中心に立つような人柄の持ち主で、前世(現世も?)の荒井にとって憧れもしくは崇拝の対象のようなものだったらしい。  それはと言うもの、荒井(前世)は忙しい両親の代わりに二つ年上の宗一郎に育てられたようなもので、鳥類の刷り込み(インプリンティング)よろしくな極度のお兄ちゃん子であったから。  下校も二人一緒がデフォルトなのだから、その仲の良さは徹底している。  だが、二人の蜜月(違)は彼が高校二年生の時、唐突に終わりを告げる。  兄は「旧校舎」から、弟は「[[校門>用語辞典 /き#id_c6a8c3ca]]」からと互いに手を振り返すのが彼らの日課だったが、そんなある日に宗一郎は落下。そのまま帰らぬ人となる。  そして、前世の荒井も追われるかのように翌年を待たずに亡くなってしまう。ここまでが荒井さんにとって苦くも、美しかった前世の顛末である。  (ネタバレにつき格納) #region  が、舞台が現世に移ると意外な真実が明らかになる。  当時は事故に見えた兄の死は本当は誰かに突き落とされた、れっきとした殺人であった。  同時に「宗一郎」自身も荒井と同様に転生し、同じ学校に通っていると言う事実に&bold(){される}ことも……。  ずばり、その犯人は――?  坂上の前世「[[市ノ瀬京子>キャラ年鑑 /い#id_1e7dc6c6]]」、前世の福沢か岩下(口調から判断すると福沢)、現世の荒井自身の三パターン。  一番目については同項に記述を割き、他二分岐について解説する。  この話の荒井は妙に強引に話を進める上、冒頭では礼儀正しい彼としては珍しい馴れ馴れしい態度を取った。  それは主人公の意志を無視して無理矢理手を握ろうとするほど。  それはと言うもの、荒井は既に兄が誰に転生しているかの目処を既に付けており、冒頭の行動はその確認作業であった。荒井は主人公が兄であると断言。  それを常識的に否定すると、ショック療法のために物騒な事を起こすことを宣言したまま不穏な続き方をするのだが、かと言って逆に受け入れるとバッドエンドになってしまう。典型的なトラップ分岐と言えるだろう。  もう一人、生まれ変わりを自称する者が名乗り出て、荒井さんは彼女にかどわかされるままに主人公を殺害。今際になって主人公はすべてを思い出す。自分こそが宗一郎の生まれ変わりであること、前世に“敵"がいたことを。  そして、その敵もまた身近に潜んでいたとしたら……? 結果、悲劇を繰り返すことになってしまう。  さて、これら荒井特有の人間関係は他語り部と比較しても遜色無い。  常時歪んでいるようなものなので、むしろ勝っていると言えるかも知れない。 #endregion  が、宗一郎のグラフィックと荒井が取った奇行のせいで脈々と連なる前世の因縁にまつわる奇談が……、ツッコミどころ満載の爆笑シナリオに仕上がってしまった。  [通常グラにしても明らかにアイドルの[[ケツ>キャラ年鑑 /け‐こ#id_9a5dc35f]]とか――と髪型が被ってるが、気にしない……。っか『学怖S』の男性陣髪型被りすぎ! 前髪跳ね過ぎッ!]  その他、他称「なんて、晴れやかですがすがしい笑顔(僕だけに向けられる極上の笑顔)」を荒井(前世)に向けて手を振る光景……。  スピリチュアルな背景に彩られると共に、彼が真正面に向けたわざとらしい笑顔はプレイヤーの顔面に苦笑いを貼り付ける。加えてどう考えてもアレな落下シーン、挙句の果てには逆さのまま微妙な表情を浮かべつつ、こちらを見つめる最期の瞬間――。  輪廻の輪に乗る事が出来ず、たった一人で死を繰り返す姿([[無限ループ>用語辞典 /み‐も#id_9eea9172]])は、話で聞く分には悲劇のはずだが、どうあがいてもプレイヤーにとっては喜劇です。  本当にありがとうございました。%%逆さ男%%  ところで「&bold(){荒井昭二}」と言う名自体は通常次男であることを示唆する。  にも関わらず、『学怖』において「荒井の兄」は「[[早坂桃子>キャラ年鑑 /は#id_510798fb]]」の関連する話以外で触れられることはなかった。  度々存在が言及されながら、当の本人は姿を現さず、逆にその実在を浮き彫りにする形になった「[[福沢の姉>キャラ年鑑 /ふ#id_35fbd6fa]]」とはある意味対照的な在り方と言える。  ただし、あくまで前世における人間関係のため、現世において"昭二"の名が抱える謎が完全に解決したわけではない。  宗一郎と言う「兄」が良かれ悪かれ、荒井さんや、そのファン達にとっての理想的な偶像として君臨していくことは確かだろうが。 #areaedit(end) ---- #areaedit **曽我秀雄(そが ひでお) -登場作品:AMC2,特,追加,流神A,ドラマCD,荒井,鳴七 ⇒「[[曽我秀雄>キャラ年鑑 /主要人物 /曽我秀雄]]」 #areaedit(end) ---- #areaedit **袖山勝(そでやま まさる) -登場作品:学怖,学怖S,荒井,鳴七,稲in -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 二年B組 -誕生日:3月21日 -身体: 168cm/53kg ♂ A型 -趣味:掃除 -好きな/嫌いな食べ物:麻婆豆腐(激辛)、担々麺(激辛)/炭酸ジュース、レモン -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《クラスメート,友人》,逆さ女,守山《犠牲者》,[[赤川哲也>キャラ年鑑 /あ1#id_88b8d1f3]]《クラスメート,親友》,時田安男《クラスメート,部活》,曽我秀雄,中村晃久《クラスメート》 -関連用語:[[サッカー部>用語辞典 /さ#id_1d611c24]],[[映画研究会>用語辞典 /え]],将棋部《所属》,[[宿泊施設>用語辞典 /し2#id_02e324b7]]《現場》,芋虫女《犠牲者》,いみぐい村  荒井さんの意外すぎる過去「[[サッカー部>用語辞典 /さ#id_1d611c24]]」所属時代の友人。  見た目通り気弱だが温和な人柄を持つ少年で、辛い練習も互いに励ましあい乗り越えた仲だった。偏屈な気のある荒井さんも袖山くん相手には等身大の少年として心を開き歩み寄る傾向にある。  ただし彼らの友情は本人たちではどうしようもないところから壊されてしまう、ということが多いようである。  たとえば、生と死で隔たれるとか。この袖山くん、のちのシリーズで荒井さんの交友関係が増えていく中で「[[時田安男>キャラ年鑑 /て‐と#id_d8a062e9]]」と並ぶ元祖「荒井の友人」の枠組みに入れられるひとりだが、やはりその死亡率は非常に高い水準にある。  しかも、本人はなにひとつ悪くない(精々危機感が薄いといえなくもない程度)のに、理解不能だったり理不尽だったりする怪異に遭遇して死ぬか、それに準ずる末路を迎えてしまうというのが彼の話の定番である。  荒井四話「[[宿泊施設にある謎の4番ベッド>登場話早見 /学怖(S)#id_24d1ac38]]」に登場。  初登場作品。  荒井さんとの出会いから怪異に最期までが描かれる。下手人が「[[逆さ女>キャラ年鑑 /さ1#id_30c6a18c]]」だった場合は以前から友人で、部へは彼の誘いを受けて入部したことになる。練習もそれなりに頑張ってはいた模様である。    「[[芋虫女>用語辞典 /し2#id_c48dd046]]」の場合は部活の中で仲良くなっている。  レギュラー組ではない二軍の中でも、厳しい練習を好むのではなく、和気藹々とサッカーを楽しむ%%負け犬派%%一年生同士、さらには体が弱く母親に言われて渋々入部していた、などの共感点で荒井と仲良くなっていったらしい。  ただし彼は登場するほとんどのルートでロクでもない最期しか迎えていない。  逆さ女と遭遇してしまった場合はみんなにトラウマを植え付けるかのように惨殺された後で「[[焼却炉>用語辞典 /し2#id_02e324b7]]」に投げ込まれてしまう。  芋虫女と出会ってしまった場合は右腕以外がミニマムサイズになるまで体液、もしくは殺人を躊躇しないレベルまで良心を吸い尽くされてしまう。無論前者は生きてはいないだろう。  または芋虫女に魅入られ数日後行方不明になってしまう結末もあるが……。  どちらにしても貴重な友人を失った荒井さんの心の傷も深いことだろう。  『学怖S』追加分岐。  サッカー部部長「[[守山>キャラ年鑑 /む‐も#id_71d7c25a]]」に生贄にされそうになったが、ふたりの友情によってあわや巻き込まれそうになった荒井さん共々助かるという結末が用意されている。  だいたいが自業自得のため、まともな生還エンドが与えられない時田くんとは違うのは、彼の人柄を考えれば納得かもしれない。  『荒井』「[[他のバイトを探す>登場話早見 /荒井#id_8a08515c]]」ルートに登場。  各人ごとに異なった方面に才能を発揮し、互いに認め合う「荒井の友人(ソウルフレンズ)」のひとりとして登場。  才気ではなく共にサッカー部を共にした経験と純粋な人の良さという、他と一線を画する経緯から荒井さんの友人になる。どうやらサッカー部時代にもなにかが起こったようだが、それもまた別の話という形で今回は流される。  体が弱い、性格がいいというかつて通りの評価を背負ったままでの、最も古い友人の再登場は往年のファンを喜ばせた。  たださっそく問題になってくるのが、袖山くんと絡むうえで焦点になる導入が彼の親戚の住む「[[いみぐい村>用語辞典 /い#id_33fad8cc]]」の奇祭に共に赴くという点である。どう考えても悲惨な未来が見えてくる不穏な響きを前に、往年のファンたちをやはり戦々恐々させられた。  と、ここまでが事前の前評判である、    まず前提として過疎と高齢化が深刻な問題になっている中、豊かな畑の地味や密接な地域の繋がりを保った平和な村「いみぐい村」が「いみぐい様」という土着神のお祭りを五〇年ぶりに開くという。  おじおば夫婦から友達を込みでその手伝いに誘われた袖山くんは、前述の流れで荒井さんを誘う。  めったに得られない経験を求めていた荒井さんはさっそく飛びつく。  だったのが、この時点ではふたりとも村で待ち受けるのが恐怖は元より、奇妙にもほどがある、人間が理解してはいけない体験であるとは微塵も思ってはいなかった……。  (ネタバレにつき格納) #region    案の定、いみぐい村は大変なことになる。しかも事態は水面下で進行していて訪れた時にはほぼ破局が約束されている詰んだ状況下である上、巻き込まれたに過ぎない一介の無力な学生でしかも部外者の袖山くんと荒井さんにはなにをすることもできない。  いずれにしても人の手で「神を作る」という罰当たりな行為を行ってしまったことへの村民たちへの報いと、一応は考えられなくもないという点では共通するのだが……。  内向きの結束とトレードオフな閉鎖的な側面が極まり、集団ヒステリー(自家中毒)を引き起こした挙句、集団心理や怨念が関わる?正体不明の漂泊神(来訪神)を貪り食った挙句に自壊してしまうか。  はたや独自の因習が極まったためか、外界では理解できない(ここで描写することすら非常な難事である)究極の「美」を生み出してしまった挙句に、全員行方不明という顛末を辿ってしまうのだった。  いずれにしてもこれ以上踏み入ってはいけない(さもなければ命を落とす)という領域で踏みとどまることが肝心である。  この場合だと新参の村民である「[[カズ>キャラ年鑑 /か1#id_65b531e1]]」さんに手を引いてもらえるか、村民の血すら受けていなかったことが幸いしたか荒井さん自身が見極めることで、荒井さんと(袖山くん)はなんとか生還を果たすのだった。    ただ、影響の大小はあるものの、至近距離からいみぐい様と関わってしまった袖山くんはもろに影響をかぶってしまう。  この場合だと後遺症は残ったものの、ギリギリ荒井さんとの間の友人関係と社会性は残るか。  完全に「いみぐい様」に魅了され、友情を失った挙句に村民たちとなんらかの運命を共にしてしまうかの二択である。  また、これらの結末を通じて好奇心に基づいて行動する危うい少年と、友情に殉じる危うい少年、いずれの結末にしても「荒井昭二」の持つ純粋な側面が袖山くんという友人を通してつまびらかになったことになる。  もっと言えば危うさという意味で袖山くんも荒井さんと共通する部分もあり、鋭い感受性(袖山くんの場合は合わせてはいけないチャンネルを合わせてしまっただけかもしれないが)でどこか似通った部分があると解釈できなくもないかもしれない。   #endregion    『鳴七』「ヒナキちゃん」、「いみぐい村」ほかに登場。  荒井さんの親しい友人としての関係性がやはり印象深いが、荒井さんの話中から外れたところで牧歌的な日常を送っている一般人としての出演も多い。全編を通した死亡率こそ高いものの、登場頻度もわりと高いため今回は極端な値ではなかったりする。  たまに本人にはやむにやまれない事情で激昂し、豹変することもあるが、やはり善良で穏やかな少年である。  そんな袖山くんだからこそ、無惨な犠牲者枠としての役回りが映えるのかもしれない。  ほかの「荒井の友人」枠にも言えることだが、荒井さんを介さずに「荒井の友人」と絡むことも結構多かったりする。  「[[ヒナキちゃん>登場話早見 /鳴七#id_8a7d16bf]]」。  「[[田崎>キャラ年鑑 /た1#id_269e856a]]」or「[[秋山>キャラ年鑑 /あ1#id_6d2c2a2b]]」のエピソードを踏襲している。  某N君の甘言に引っかかって、ド田舎に来てしまった鳴神生のひとり。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[謎の四番ベッド>登場話早見 /鳴七#id_fd520b81]]」   &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[時田君の自主製作映画>登場話早見 /鳴七#id_50df1deb]]」。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[いみぐい村>登場話早見 /鳴七#id_327ea578]]」。  基本的に『荒井』版とシナリオに相違はない。 &bold(){ (執筆者募集中) }     「[[窓枠の中で>登場話早見 /鳴七#id_f9a1c8e0]]」 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「袖山勝」はその中のひとりであり、「囲碁将棋部部室」にいる。 &bold(){ (執筆者募集中) }   『稲in』に登場。  坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねてあなたは鳴神学園構内を歩く。  そうして巡り合えた出席者のひとり荒井昭二から「七不思議の集会」で披露した話の追想の中で彼が触れられている。  作中でカメオ出演的に登場するキャラのうちの一人である。  荒井さんと会話をしていたところ、横から入ってきた「中村晃久」に話題は移るが、荒井さんが彼を実験の被験者として捧げなかったところを見るに二人の仲は至って良好であることが窺える。好奇心が旺盛な荒井さんとは言え、友人を生贄に差し出すほど鬼ではない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **園浦智子(そのうら さとこ) -登場作品:極 -種族:霊 -職業:鳴神学園高校 一年生 -関連人物:NONAME -関連用語:オカルト部《所属》,お守り《形見》,霊媒師《夢》,こっくりさん,悪霊  『極』「[[招霊騒動>登場話早見 /極#id_162bca3e]]」に登場。  「こっくりさん」をきっかけに目覚めてしまった危険極まりない悪霊「あの子」の危険性を伝えるべく、やはりこっくりさんを通してメッセージを送ってきた謎の霊。どうやら「あの子」となんらかの関係があるらしく、簡潔ながら対処法を教えてくれる。  しかし、便宜上「名無しさん」と呼ばれることになったことからもわかる通り、名無しさんは生前の記憶を失っている。  せいぜい性別が女性だったという程度しかわからず、自分自身の名前すら定かでなかった。俗にいう「記憶喪失」である。  主人公はひとり残ってこっくりさんを続行しながら彼女の生前の記憶を呼び覚まそうと対話を続け、校内にバラバラに散った語り部たちが手がかりを求めて探索を続ける。その甲斐あって、時折フラッシュバックを重ねながら彼女の記憶は蘇っていく。   &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **園部茜(そのべ あかね) -登場作品:晦 -種族:人間ほか -関連人物:[[前田良夫>キャラ年鑑 /主要人物 /前田良夫]]《?》,江藤《恋心》,ミドリ《憎悪》 -関連用語:転校生,魔女  良夫四話、隠しシナリオに登場。  良夫四話「[[転入生・園部茜>登場話早見 /晦#id_bf51e045]]」。  良夫のクラスに転校してきた少女。いわゆる優等生で明るく性格も良く、たちまちクラスの人気者になる。しかし彼女には隠されたもう一つの顔があり、飼育小屋の動物を殺したり、良夫に危害を加えたりと尋常ならざる振る舞いを見せる。    展開によって彼女の正体は微妙に異なるが「[[魔女>用語辞典 /ま#id_2a358e5f]]」という良夫の見解もあながち間違ってはいない結末も存在している。    隠しシナリオ「[[園部茜の秘密>登場話早見 /晦#id_0455e3c4]]」。  隠しシナリオにつながる展開では、正美の勤務する病院に茜が運ばれてくる。  正美との対話によって、実は彼女には「ミドリ」と呼ばれる別人格が潜んでいると判明する。  それまでは上手く共存していたが、温厚で優しい人格の方が良夫に恋心を抱いたことで、気が強くわがままなもう一方の人格が良夫に危害を加えるようになってしまったと語られる。    と、ここまでの話だと二重人格のようだが、激昂した茜の言い分によれば「ミドリ」とは茜から生まれた人格ではなく、本来は別の魂であることが判明する。  いずれにせよ、このままでは茜の肉体の負担が大きいため正美の手によって人格を一つにするための措置を取られる。    茜と「ミドリ」、どちらが本来の茜であるか両者の言い分は違っており、プレイヤーの選択によって茜と「ミドリ」どちらの人格を残すかが変わり、正美の霊能力によって肉体から引き離されることになる。  正美は優しい人格に対しては、肉体に残さない場合も温情のある対応を取るが、わがままな人格に対しては、肉体に残さない場合非常に冷淡な対応を取る。正美の危険かつ幻惑的な妖しさが最も発揮されているシナリオの一つとされている。  余談であるが和子の隠しシナリオを通過した上で、園部茜のシナリオを発生させることも可能。その場合、良夫は幼少期に動物を殺し神の供物にした、といった展開を通過している場合もある。良夫が茜に疑いの目を向けたのは自分も似たようなことを行っていたからでは? といった推測も可能。  いずれにせよ葉子一筋である良夫にとっては茜はアウトオブ眼中である。    もう一方の人格にしてみれば噴飯ものであろうが、優しく温厚な人格の方が残る場合は一応良夫への思いが伝わる可能性もわずかに残されている。    扱いは違うものの、キャラクターとしては元木早苗を思わせるポジションと言えなくもない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **園宮まゆ(そのみや-) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 一年生 -関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《噂》,山中学 -関連用語:つごもり橋,トラック,予言  『特別編』新堂シナリオ「[[夜泣きジジィ>登場話早見 /特別編#id_dccc8d64]]」に登場。  「[[山中学>キャラ年鑑 /や#id_f3be53e2]]」の幼なじみ。  お節介な性格で山中に声をかけるも、言霊の力を授かっていた彼の「死ね」という一言がかなえられてしまい、死亡してしまう。  自身の能力に失意を抱いていた山中にとっては、絶望への最後の一押しとなってしまった。 #areaedit(end) ---- #areaedit **園村淳一(&u(){そのむら じゅんいち}) -登場作品:最終 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 教師 -関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《噂》,岡辺芳郎,佐々井重子,伊勢学《同僚》 -関連用語:[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]]  『最終版』追加シナリオ「[[教師編>登場話早見 /VNV#id_9bd029fd]]」に登場。  社交的で話し上手、生徒たちにも人気のある教師。上司からは可愛がられていたが、目下にはあまりいい顔をせず、「[[岡辺芳郎>キャラ年鑑 /お2#id_b866665b]]」のことも心の中では蔑んでいた。夜間の旧校舎の見回りに突如参加を決めたのは親切心などではもちろんなく、旧校舎に隠したある秘密のためである。    同じく見回りの同行に名を連ねた「[[佐々井重子>キャラ年鑑 /さ2#id_996800c8]]」、「[[伊勢学>キャラ年鑑 /い#id_4f2f8845]]」とは周囲からの評価こそ異なってはいたが、名乗り出た目的は大差ない。鳴神学園とはそういった者たちが集まる学校ともいえるのかもしれない。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **園山(そのやま) -登場作品:新生 -種族:人間 -職業:鳴神学園初等部 四年三組 -関連人物:[[新堂大誠>キャラ年鑑 /し#id_2f46572e]],松岡伊吹,金沢弘樹,石田,秋山《クラスメート》,鈴木先生《担任》  『新生』「[[危険な転校生>登場話早見 /新生#id_678504f1]]」に登場。  ある日、登校した「新堂大誠」は自分の椅子と机がどこかに隠されてなくなっていることに気づく。  自分を除いたクラス全員から嫌がらせを受けており、いい加減頭に来ていた大誠は乱暴に前の席にいたこの「園山」というクラスメートから椅子と机を奪い取る。園山自身はおそらくは男子児童。  で、この園山だが担任の「[[鈴木先生>キャラ年鑑 /す#id_2dda1573]]」が来るや否や大声を上げて泣き出し、大誠を加害者だと訴えかける。直後、「[[秋山>キャラ年鑑 /あ1#id_682fe9ca]]」たち女子陣の矢継ぎ早の発言によって大誠は悪者に仕立て上げられてしまう。  どうやら四年三組を支配していた「[[松岡伊吹>キャラ年鑑 /ま#id_3271d5dd]]」(または懐刀の「[[金沢弘樹>キャラ年鑑 /か2#id_5ff57295]]」)は大誠の直情的な性格を分析した上で、こういう展開になると見越して小芝居を打つようクラスメートに言い含めたようだ。  最終的に、大誠は屈辱的な言葉が落書きされた自分の机を持ち帰り、使わされる羽目になる。  そして、そこから大誠は「[[いじめ>用語辞典 /い#id_ae740a7f]]」の構図を逆用するかのように、自分は被害者なのに傍目から見ると加害者にしか見えない、孤立無援な絶望的状況に追い込まれていくのだった……。  のち園山は、大人の目を払うために腹痛を訴えての小芝居を鈴木先生に向けて敢行する一幕もある。  上記の演技が松岡に評価されて、再び起用されたとも考えられるがその辺は不明である。  なお、『危険な転校生』に登場するキャラクターのうち、「石田」と「秋山」及びこの「園山」は一応、名前とセリフがあることから本wikiにも単独項目として立っている。  ただし正直に言えば、彼や彼女固有の性格や外見が描写がされているわけではなく特筆性に乏しい。  明らかに印象的なエピソードは皆無である。  この園山の役回りにしてもほかのクラスメートに回ってきた可能性は大いにあり代替は容易である。とは言え「個性」を剥ぎ取られ、小学生の時分からして集団の歯車として動くことを期待されることへの反感ありきと解釈し、こういったモブキャラ寸前の項が立ったと考えるのも面白いかもしれない。  #areaedit(end) ---- #areaedit **染谷浩二(そめや こうじ) -登場作品:学怖S -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 教師 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂》 -関連用語:焼却炉《犠牲者》  荒井一話「[[校内に巣くう地縛霊>登場話早見 /学怖(S)#id_14a7cfff]]」に登場。  いつしかの学園に赴任してきたばかりの新任教師だったが、定期的に生贄を捧げなければいけないという「[[焼却炉>用語辞典 /し2#id_02e324b7]]」の当番をやらされる羽目になる。  どんな不合理な習慣であってもその共同体にとっては何らかの意味があると言うのがおおよそであり、集団の一員になるためには欠かせない儀式ということはよくよくある。染谷先生も気味が悪いなと思いつつも従うつもりだったようである。  ただ、別に怠るつもりはなかったが、ある日当番に当たっていた染谷先生はその事を忘れてしまう。しかも生徒間のケンカを見過ごせなかったという至極まっとうな理由でである。  結果、即日焼却炉の呪いが原因だろう生徒のケガ人を出してしまい、生贄の効力を嫌でも実感する羽目になってしまう。  で、ここでの染谷先生の行動だが。後ろめたさから言い出せなかった場合は先生一同は僧侶を招いてお祓いをするも、どうも効かなかったようでネズミのような小動物に大量に襲われて全身を食いちぎられて死亡してしまった。  言い出せた場合は、即座に生贄を捧げ直すものの、やはり同じ存在に危ないところにまで追い詰められることになってしまう。  魔物と称されるなにかの正体および、生き残った場合での染谷先生のその後は不明である。  ただし生還した場合は「火を絶やさない」という新たな呪いへの対処法を見つけられたことになる。  焼却炉が事故多発地帯だったのは昔という前提を踏まえると可能性は半々だが、もしかしたら今も先生を続けているのかもしれない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **染谷洋子(そめや ようこ) -登場作品:学怖,学怖S,ドラマCD,鳴七,稲in -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 一年G組 -誕生日:1月22日 -身体:158cm/49kg ♀ B型 -趣味:廃屋探検 -好きな/嫌いな食べ物:パクチー、ピザロール/にらチャーハン、いなり寿司 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]],[[元木早苗>キャラ年鑑 /主要人物 /元木早苗]]《友人》,浦部美緒《幼馴染》,野沢知美,蜜田真奈美,美津見志保,渡瀬桂子《クラスメート》 -関連用語:十三階段,嬰児《呪い》,占い同好会《所属》,鏡,ドッペルゲンガー  福沢四話「[[旧校舎の十三階段>登場話早見 /学怖(S)#id_84d7ef71]]」に登場。  実はかなり希少な「福沢の友人」の一人[と言うか、福沢さんが友達と明言したのは元木早苗と彼女しかいない]で、その福沢さん曰く「早苗ちゃんほどじゃないけど、ちょっと変わった子」。  と言われているものの、実際には大して変な言動は見せていない。福沢さんと早苗ちゃんの友達をやっているところが一番変わっているぐらいである。    しかしそれも「[[十三階段>用語辞典 /し2#id_1dc191a0]]」の恐怖を体験するまでの話。  三人で挑んだ十三階段の肝試しでは一番テンションが高く、積極的に行動する。  ほとんど動じない早苗ちゃんと彼女の間に挟まれて福沢さんも大変である。  で、儀式の結果、洋子ちゃんは[[嬰児の霊>用語辞典 /え#id_74b33d17]]に襲われることになる。  友人の助力もあって怪異による危機からは脱したものの、その後奇行が目立つようになり実はまだ憑かれているのでは? と匂わせるところなどは「[[津田圭一>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_19f1d247]]」などと共通する展開である。  『学怖S』追加分岐。  早苗ちゃんのマイペースさに少しムッとしたり、かと思えば直後、階段の踊り場に鏡を発見すると上機嫌に身だしなみを整え始めたりと、気分屋な一面があるようだ。  こちらの分岐では階段は十三段になるものの、他に目立った現象は起こらない。  拍子抜けしかかる一同だったが、染谷さん一人気が付くことがあった。それは先ほど、染谷さんは十三階段の踊り場にある鏡を見ていたつもりだったが、この階段には鏡など無いということだった。(新堂さんらが訪れた[[鏡>用語辞典 /き#id_28fded9e]]は別の階段にあるようである)  つまり染谷さんは自身と瓜二つの&bold(){何か}を階段で目撃していたことになる。  その人影の正体は二通り。いずれの場合も福沢さん達が十三階段の検証を行った当日、染谷さんそっくりの人物が急死して新聞記事になっているらしい。  染谷さんに双子の妹がいた場合は、その人影は妹さんが「幽体離脱」した霊体だったことになる。  十三階段の霊的エネルギーが何らかの作用をして、他校でクラブ活動中だった妹さんの霊体を呼び寄せてしまったようだ。妹さんはそのまま肉体に戻ることができず、死んでしまうのだが……。  人影の正体が「[[ドッペルゲンガー>用語辞典 /と#id_2ae4718e]]」の場合もある。  ただし今回の染谷さんのケースは、一般的に言われる「自分のドッペルゲンガーを見ると、その後すぐに死ぬ」には該当しなかったようだ。むしろ染谷さんは以前よりもずっと元気になったらしい。  『ドラマCD』Disc.6 福沢玲子「[[十三階段>登場話早見 /ドラマCD#id_17882a02]]」に登場。  同上の「十三階段」シナリオを踏襲したシナリオであり、やはり福沢さんたちと一緒に儀式に同行する。  ただし早苗ちゃんの代わりに「[[浦部美緒>キャラ年鑑 /う‐え#id_19072a1f]]」という子が参加したという点で異なる。  結果、変な子という意味では輪にかけて変な早苗ちゃんが不在な分、一行のヘンな子成分は彼女に集約された感がある。  こちらの染谷さんは普段から霊感があると明言しており、当たりはしないものの不吉なことを予言していたりする。  また、非常事態に遭遇しても動じず、なにかに憑かれたようにハイテンションになって状況を悪化させたりとどことなく本物を匂わせる行動を多く取った。オチ自体は変わらずやっぱり「[[嬰児の霊>用語辞典 /え#id_74b33d17]]」に憑りつかれているというものだが、その後も懲りずに旧校舎に訪れてはなにかを行っているようだ。  なお、彼女も所属する「[[占い同好会>用語辞典 /う#id_3d8bf182]]」と、危険な儀式について連想が働く「旧校舎」については七話目で触れられることもあるが、彼女がなにを行っているかの真相についてはリスナーの想像に任されている。  『鳴七』「十三階段」ほかに登場。  アパシー・シリーズでは初めて立ち絵が実装となる。何かを受信しているかのような不思議なポーズをしており、まさに「ちょっと変わった子」という印象を受ける。そばかすがチャーミング。  なお、霊感少女であることを自称しているが、全くの嘘であることが「キャラクター図鑑」によりはっきりした。元より怪しさ満点ではあったが……。  他にも図鑑ではご両親の(驚きの)職業などが語られている。  今作では福沢玲子・元木早苗・浦部美緒と行動を共にすることが多く、ファンからは「ポンコツ四人組」という愛称で親しまれている。(言い出しっぺは飯島氏である)  「十三階段」シナリオでは相変わらず赤ん坊の霊に憑かれてしまうのだが、その後の彼女たちの姿をゲーム内の至るところで目にすることができる。  また、四人組を離れて染谷さん個人が取り沙汰される機会にも恵まれている。  「[[あなたは幸せですか?>登場話早見 /鳴七#id_232d3bfe]]」。  一年G組を席巻したシャンプー騒動に巻き込まれ、シャンプーを飲んだ福沢さんのクラスメイトの一人として登場。  「[[蜜田真奈美>キャラ年鑑 /み#id_c8f50a7a]]」がシャンプーを配り始めた時、普段から髪が弱いと悩んでいたことから真っ先に関心を示し、シャンプーを手に取ってしまう。  「[[十三階段>登場話早見 /鳴七#id_17882a02]]」。  先述のように今回は四人で旧校舎へ行く。それに伴い『学怖』『ドラマCD』のシナリオをベースに四人の会話などが多数加筆されている。  染谷さん自身の結末は『学怖』のものと『ドラマCD』のものの2パターン用意されており、取り分け『ドラマCD』の展開の場合は一行に早苗ちゃんが加わったことによる大幅なアレンジが加えられている。  ただしいずれの場合でも、染谷さんが赤ん坊に憑かれることは免れられないようだ。  ところで下りの段を数える際に染谷さんが転倒し、階段から落ちてしまうが、その時に染谷さんの足首に不自然な痣が出来ているのを福沢さんが発見する。  これ自体は上述の『ドラマCD』で加筆されたテキストであり、大方染谷さんは赤子の霊に足を掴まれて転んでしまったのだろうと推察できた。  しかし今作で早苗ちゃんが同行したことにより、思わぬ新事実が判明する。  &bold(){「今のは霊じゃない。霊は何もしていないよ」}  福沢さんたちに早苗ちゃんの言葉に耳を傾けられるほどの余裕はなく、スルーされてしまうのだが、他でもない早苗ちゃんの言であり、信憑性は高い。  事故で落ちたにしては不自然。霊の仕業でもない。となると残された可能性は、&bold(){故意}……? などと、想像を膨らませてみるのも面白いかもしれない。  「[[できる彼女の秘密>登場話早見 /鳴七#id_f1987be1]]」。  「[[渡瀬桂子>キャラ年鑑 /わ行#id_edd7d073]]」が転校していった後、ついに小テストで百点満点を取った「[[野沢知美>キャラ年鑑 /に‐の#id_b5c06c37]]」を祝福するクラスメイトの一人として登場。  その後は美津見さんにスポットが当たるため、染谷さんへの言及はこれ以上ないが、彼女も美津見さんと同じく超人的なクラスメイトの仲間入りを果たしている可能性は大いに考えられる。  「[[トイレット・シャーク>登場話早見 /鳴七#id_c2310923]]」。  新校舎二階のとあるトイレには旧校舎の霊が移り住んできたという。  それを確かめるべく、[[細田さん>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]]・[[坂上くん>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]・福沢さんの三人が噂の男子トイレに立ち入ったところ、奥の個室から現れたのが染谷さんである。  染谷さんの腕には旧校舎の赤ん坊の霊が抱えられており、しかもそれが細田さんの語ったトイレに出没する鮫のような霊と混じり、更に異様な姿となっていた。  赤ん坊の霊に憑かれている様子の染谷さんは、その霊を取り上げようとする福沢さんたちへの敵対心をむき出しにする。  そこへ早苗ちゃんを連れて美緒ちゃんが駆け込んでくる。  染谷さんの抵抗も空しく、早苗ちゃんがあっという間に赤子を除霊してしまうと、染谷さんは正気を取り戻すのだった。  おそらくこのシナリオは上述の「十三階段」の後日談にあたる。  美緒ちゃんによれば、染谷さんは小学生の頃から変な場所へ突っ込んでいっては危ない目に遭っており、その度に美緒ちゃんに助けられているようだ。  しかし染谷さんには全く反省する様子がなく、きっとこれからも美緒ちゃんを振り回し続けるのだろう。  「[[カエルですか?ネズミですか?>登場話早見 /鳴七#id_499dd36a]]」。  クラスメイトで放送部の「[[美津見志保>キャラ年鑑 /み#id_1bacdfa1]]」を驚かせるために「[[魔音>用語辞典 /ま#id_8a5d94ce]]」のレコードを持って放送室に現れた染谷さん。  しかし道中、レコードが手に入ったことを大声で喧伝しながら歩いてきたため、魔音を狙う悪魔崇拝者・「[[中山真美華>キャラ年鑑 /な#id_32313830]]」を呼び寄せてしまう。  明らかにヤバい中山さんにも普段のペースを崩さない染谷さんであったが、流石にナイフで脅されては従うよりなかった。  というわけで、魔音は中山さんに奪い去られてしまう。  少し遅れて中山さんと敵対する「[[加瀬ひなた>キャラ年鑑 /か1#id_01b902c1]]」も放送室へとやってくる。  加瀬さんから、中山さんに魔音が渡れば世界が滅ぶと聞かされても、脳天気な染谷さんだったが……。  ちなみに染谷さんのお祖父さんは鳴神小学校で教師をしていたらしく、話の流れからして『小学怖』に登場する音楽教師「染谷先生」のことだと思われる。  「[[狂気の夜>登場話早見 /鳴七#id_f77bbae8]]」。  七人目として新聞部室にやってきた「[[蜜田真奈美>キャラ年鑑 /み#id_c8f50a7a]]」の話に登場する。  福沢さんの指示で「[[野沢知美>キャラ年鑑 /に‐の#id_b5c06c37]]」にシャンプーを無理やり飲ませるなどのいじめを行っていた一人。  美緒ちゃんの発言に追随する形でセリフを言うことが多く、タッグのような雰囲気がある。  「[[交換日記の怖い話>登場話早見 /鳴七#id_1e020957]]」。  霊媒師の肩書きを持つ早苗ちゃんは、呪われた我が家を何とかしてほしいと「[[及川由紀>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]」に頼まれる。  及川家が呪われていると聞いてノリノリの染谷さんは、上手く美緒ちゃんを言いくるめ、二人で早苗ちゃんに同行するのだった。  ところがそれは及川さんの罠で、一同は及川家の蔵に監禁されてしまう。  特殊な術が掛けられているためか、早苗ちゃんのご先祖様を頼ることもできない。  それならばと美緒ちゃんは染谷さんの霊能力に望みをかけるのだが、やはり染谷さんも能力を封じられているそうで(そもそも彼女に霊能力は無い)、三人は絶対絶命の危機に陥るのだが……。  「[[摩訶不思議風間ワールド>登場話早見 /鳴七#id_fadf4bd0]]」。  十三階段検証に行ってより、染谷さんは連日のごとく旧校舎に入り浸るようになってしまう。瞳は赤く染まり、会話も赤ん坊のように泣きじゃくりながらしか行うことができず、状態はかなり悪いものと思われる。  美緒ちゃんはそんな染谷さんにいつも付き添っているようだ。  しかし早苗ちゃんいわく、染谷さんは「もう大丈夫」らしい。彼女が大丈夫というなら大丈夫なのかもしれない。  つまり瞳が赤いのは夕陽の光。赤ん坊のように泣きじゃくっているのは、&bold(){演技}……?  ではなぜ演技をするのか、と染谷さんの真意を想像していくと面白いかもしれない。  [例えば美緒ちゃんにサッカー部を辞めてもらいたいと思っている、などの可能性が考えられる。]  特別シナリオ「[[秘密>登場話早見 /鳴七#id_6b67d1dc]]」。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「染谷洋子」はその一人であり、「占い研究会」の部室にいる。 &bold(){ (執筆者募集中) }   『稲in』。  鳴神学園への入学を果たし、所属クラスである「一年G組」に組み込まれたあなただったが……。  自己紹介の席でなぜか唐突なめまいを覚え、気を失ってしまう。  そして目を覚ましたはいいが不審極まりない両親にせかされるようにして学園に足を運んだあなたのことをクラスの一員として心配してくれていた。しかしその中のひとりの染谷さんは、どうもあなたの心配よりも好奇心の方が上回っているようだ。  また、「[[オカルト同好会>用語辞典 /重要用語 /オカルト同好会]]」への入部を決めたあなたがオカルト同好会の活動場所について美緒ちゃんと話していると、染谷さんが会話に割り込んでくる。「[[占い同好会>用語辞典 /う#id_3d8bf182]]」の彼女の占いによれば、それは「[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]]」だそうだ。 &bold(){ 「信じることは正義。とても大事」}  なおオカルト同好会が危険の多い旧校舎を活動場所に選ぶとは考えにくく、後に[[黒木先生>キャラ年鑑 /主要人物 /黒木源造]]からも即座に嘘だと断定されていることから、染谷さんの虚言である可能性が高い。[『鳴七』での様々な言動を考えると、美緒ちゃんと旧校舎に行きたかっただけなのかもしれない。] #areaedit(end) ---- //-------------------------------------------------------------------------------- #divclass(navi_epi){ |[[← 前>キャラ年鑑 /す]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /た1]]| } ---- &color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。} &color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。} ---- #comment() ----
**せ‐そ //-------------------------------------------------------------------------------- #divclass(navi_epi){ |[[← 前>キャラ年鑑 /す]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /た1]]| } ---- #contents(,option=word) *索引 ---- #areaedit **関口義孝(せきぐち よしたか) -登場作品:レンタル -種族:人間 -関連人物:間山久恵《娘》,間山雪江,久我山《?》 -関連用語:レンタル家族  『レンタル家族』「はんぶんつ」、「自殺志願」に登場。  「[[はんぶんつ>登場話早見 /レンタル家族#id_58e003a4]]」。  長らく父親の姿が家庭になかった「間山久恵(ひーちゃん)」の記憶にある父その人で、彼女の中には断片的であったもののかけがえのない思い出の数々が残っていた。  久恵が幼少のときに交通事故で亡くなってしまったが、その記憶は大学進学を間近に控えた彼女の中に宿り糧となっている。  が、その記憶は母の「間山雪江」が再婚した今になっては邪魔立てするものしかみなされなかったらしい。   なぜなら関口さんは当時不安定な状態だった雪江を支えるために「レンタル家族」で借りてきた父親役に過ぎず、母からすれば再婚(実際は初婚で)して自分の手で勝ち取ったパートナーのことを実の娘が認めてくれないことに歯噛みするしかなかったためである。  その結果、雪江は関口さんが写った写真を処分するという暴挙を働くとともに、その有様を目撃してしまった娘に感情に合わせて洗いざらい事実をぶちまげてしまった。  当然このことにショックを受ける雪江だったが、彼女が最近お友達になった初老の男性「久我山」さんから穏やかに心和らげる言葉をかけられる。また久我山さんは関口さんと縁のある人だったらしく、彼から託された手紙を雪江に渡している。    関口さんは間山久恵のことを単なるビジネスの対象ではなく実の娘のように愛していたことが彼の言葉で手紙に綴られていた。  また、関口さんは難病を抱える息子を抱えており、もちろん分け隔てなく愛情を注いでいた。  (ネタバレにつき格納) #region  「[[自殺志願編-転生->登場話早見 /レンタル家族]]」。  ハローくんのがむしゃらな意志によって正されたもう一つの歴史では「[[トラック>用語辞典 /と#id_73c75bf5]]」事故が防がれ、無事に成長した間山久恵と再会を果たしていた。  なお、悲劇に終わった歴史において起こってしまった事故現場ではひ―ちゃんとともに遊園地に向かおうと歩いていたが、幸せな記憶だけを残した「はんぶんつ」の一件からわかる通り、娘に外傷もトラウマも残さなかったことが示唆されている。  久我山こと息子の「関口総一郎」がどう父娘に関わってくるかは不明だが、父親が存命である以上は前提も変わってくるうえ、関口親子は含蓄あるとても良い人である。  きっとまた違った家族の形を示せるのだろうとここまでの彼らの悲劇と決意を知ってきた私たちは知っている。 #endregion #areaedit(end) ---- #areaedit **関根晃(せきね あきら) -登場作品:2008 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[袋田昭吾>キャラ年鑑 /ふ#id_0481f2f2]]《噂》,福山梢《恋人》,大場雅嗣,桐瓦のぞみ《友人》,佐古修司《友人,いじめ?》 -関連用語:[[地獄屋敷>用語辞典 /し1#id_1b3956c8]]《犠牲者》  『2008』4話「[[地獄屋敷>登場話早見 /2008#id_1e357a7c]]」5話「[[思惑>登場話早見 /2008#id_bff8a647]]」に登場。  一年前の六月の金曜日に「地獄屋敷」での肝試しを敢行したひとり。  発起人は大場だったが、袋田の話によると探索に当たって主導しているのは関根だったと思われる。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **瀬戸裕子(せと ゆうこ) -登場作品:学怖,学怖S,学恋,学恋2,学恋V,鳴七,稲in -種族:人間→幽霊 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,福沢姉《部活》,林さん《ライバル》,[[仮面の少女>キャラ年鑑 /主要人物 /仮面の少女]]《?》,[[瀬戸陽子>#id_416d8352]]《妹》 -関連用語:水泳部《所属》,水泳部のロッカー《出没》  福沢五話「[[呪われたロッカー>登場話早見 /学怖(S)#id_71d41e09]]」に登場。  「[[福沢姉>キャラ年鑑 /ふ#id_35fbd6fa]]」と同世代で当時の「[[水泳部>用語辞典 /す#id_0d942194]]」のエースだったの女子生徒。  その泳ぎは華麗で「お魚の生まれ変わり」と言っても信じられるほど素晴らしかったらしい。  が、よりによって水泳中に心臓麻痺で帰らぬ人になってしまう。  その無念か、彼女死後の水泳部では怪現象が起こるようになってしまう。  内訳としては誰もいないはずのプールで泳いでいる人がいる、泳いでいる人の足がつる、夜の間に部室が水浸しになっている、などとやや定番気味か。  「[[林>キャラ年鑑 /は#id_f1e95bfd]]」さんという変化球もあるが、やはりここはドッキリの代表格といえる「[[水泳部のロッカー>用語辞典 /す#id_ab1a625f]]」は外せない。  『学怖S』追加分岐。  で彼女の大量の分岐が追加され、興味深いことに彼女のタカピーなお嬢様風の性格が明らかになる。  プールで遊ぶだけの男性部員を高圧的な眼差しで小バカにする描写はなかなかに魅力的である。  林さん関連で「[[死の四コース>用語辞典 /す#id_3ce476ba]]」に大量の展開が追加もされており、腐った &bold(){ (執筆者募集中) }   『探偵局』第十五話「[[深夜の学校>登場話早見 /探偵局#id_236cc5d8]]」に登場?  「?」と付くのは状況からして間違いないものの明言されていないため。  夜の学校に忘れ物の数A教科書を取りに行くため[[幼馴染>キャラ年鑑 /く#id_8e456375]]に付き合わされた[[賽臥>キャラ年鑑 /主要人物 /賽臥隆恭]]だったが、とりあえず怖いものは見ない振りの事なかれ小心パンピー主義で行けば、何も起こらず目的達成となる。  しかし二人が去り、人の目が消えた時に“彼女"が現れる。  水泳部部室、奇しくも幼馴染の久多良は件の噂を知っていた。なぜなら彼女は水泳部の十数年越しの後輩だったためである。  「[[花壇>用語辞典 /か#id_6e67d9f3]]」と言い、二十年近く前の過去は現代においても根を張っていたことになるのだろう。  『AMC1』「[[人間狩り>登場話早見 /AMC1#id_dc06589f]]」ルートに登場。  正確に登場とカウントしていいかは不明だが有志による内部解析の結果、分岐内に使用されたゾンビ女性の画像名が「setosan」であることが判明した。使いどころはともかく瀬戸さんを企図して描かれたことは間違いないだろう。  どうしても坂上の危険な香りが忘れられず、夢とも現ともしれない夜の「[[新宿二丁目>用語辞典 /し#id_4148a804]]」を彷徨する日野貞夫が出会い、驚き、目を覚ます。果たして彼女とは何だったのか、それは日野もまた知らないのだろう。  『学恋2』夜イベント「[[ホレホモンZ>登場話早見 /学恋2#id_3c1b1994]]」に登場。  なんと! 霊にも効果があった毒電波にあてられて夜の風間家にやってくる。できれば生きてる間に会いたかったとぼやきつつも、人外でツワモノな今回の風間さんは瀬戸さんの霊との間に微妙に噛み合わないふわふわとした会話を繰り広げるのだった。  風間さんも天然ボケなのだが、やってきた今回の瀬戸さんは輪にかけてぽわんとした性格をしていたのであった。   ところで『AMC1』で使用された画像は今回も用いられているが、いくら宇宙人である風間さんの洗脳を受けているとはいえお通しする風間さんの母もなかなかに大物と言わざるを得ないだろう。 &bold(){ (執筆者募集中) }   『鳴七』「呪われたロッカー」ほかに登場。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[呪われたロッカー>登場話早見 /鳴七#id_49eac9ff]]」。  基本的には『学怖』版シナリオに相違はない。  瀬戸さんが謎の死を遂げた一件の裏には林さんあらため「丸茂多江」さんに暗躍があったのではないか? という話と実地検証のためにロッカーに赴く坂上本人の体験談の二本立てという構成も変わりない。  ただし「七不思議の集会」の一環として福沢さんに導かれるのではなく、話してくれるのも連れて行ってくれるのも倉田さんである。ついでに、その場にいる怖がりの日野副部長も加えた新聞部の三人はロッカーを開いていくことになるのだが……?    ちなみに今回出てくる「瀬戸さん?」の霊だが、従来のゾンビ風のグラフィックからは一線を画している。  濡れそぼり血の気が失せて生者のものではないとは一目でわかるものの、欠落も腐敗もなく生前の面影をしっかり保っている。   &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「瀬戸裕子」はその中のひとりであり、「競技用プール」にいる。 &bold(){ (執筆者募集中) }   『稲in』に登場。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **瀬戸陽子(せと ようこ) -登場作品:極,稲in -種族:人間 -職業:高校生 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《友人》,[[瀬戸裕子>キャラ年鑑 /せ‐そ>#id_105c995a]]《姉》,美和子 -関連用語:ロッカー  『極』「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」に登場。  N湖のサマーキャンプに参加した福沢さんが出会った同い年の女の子。  ちなみに、ふたりが参加したキャンプのカリキュラムのひとつ「アドベンチャー」には彼女たちしか挑戦者がいなかった。  名字からわかるように福沢さんのお姉さんと同世代の「瀬戸裕子」さんの妹さんであり、数年前に事故死した姉の代わりとばかりに親からは将来水泳選手となる夢を押し付けられていた。  と、聞けばなんとなく美談だったり、親のエゴを押し付けられた悲劇だったりを想像したくなる話であるが、こちら肝心要の陽子さんは結構いい性格をしたしたたか者だったりする。  本人は水泳が苦手にもかかわらず、親からはキャンプで毎日泳げというお達しがあるとアリバイ作りのために一日中スクール水着で過ごすという、合理的なんだかシュールなんだかよくわからない手段を取った。  シルエットからしてスク水を着ていることがわかるスッとした輪郭をしており、髪型はふたつ結びのようである。  一緒にいる福沢さんとふたりして、天然入ったマイペース加減のツッコミをカリキュラムの案内人「[[美和子>キャラ年鑑 /み#id_c6e6cb08]]」さん相手に入れる。  並行して美和子さんのことを絶妙に邪険にしながら、友達になったふたりはとぼけた掛け合いを繰り広げるのだった。  かと思いきや陽子さん、カリキュラムをスルーすると流れで水泳嫌いを克服し、姉と同じ高校に入学して将来を嘱望される水泳選手にさっそく成長することもある。いずれにせよ、自由な話である。  また、後日談で幽霊となった姉について触れられたり、カリキュラムの最後で姉のオマージュであろう「ロッカー」を開く局面に遭遇したりもするが、どちらにしても悲壮感や恐怖感は皆無だったりもする。  『稲in』に登場。  &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **セレン -登場作品:男怖 -種族:宇宙人 -関連人物: -関連用語:記憶喪失,童貞  『男怖』「[[謎の研究施設>登場話早見 /男怖#id_9a8239bf]]」に登場。  セレンとは「[[狭間の部屋>用語辞典 /は#id_b5199407]]」探索一行が先に先に進んでいった先の最奥に存在する謎の施設で遭遇した、これまた謎の宇宙人である。  彼(?)にまつわるシナリオは「[[記憶喪失>用語辞典 /き#id_00e9d146]]」がキーとなっている。事実、一行は明らかに人工的な回廊、そしてなぜだか各人の生体認証によってロック解除できる不可解な装置を目にし、何者かに招き寄せられるような感覚を覚える。  はじめて来たはずなのになぜか知っているという奇妙なデジャブ、辿り着いた先に待っていた耐えがたいほどの頭痛、それらの理由は待ち構えていたセレンその人が知っていた。  言うなら他ルートにもあるSF的エッセンスに加え、守山たちも持っているはずの地球人としての常識が塗り替えられ、同じく地球人のみなさんであるプレイヤーの方が置いていかれる恐怖を描いているのがこのシナリオの特色と言えるのかもしれない。  そんなわけでいざ対面したセレンは頭部と腹部が奇妙に膨れ上がった風体をしており、作中で守山が思った通りSFホラー界の雄「H.R.ギーガー」御大がデザインした「エイリアン(ゼノモーフ)」を確かに連想させる外観である。  ただし見た目こそ地球人とはかけ離れているもの、口調は穏やかで紳士的ですらあった。  もっとも彼(?)自らが名乗った「セレン」という言葉の響きには見合わないくらいには外見はグロテスクなのだが。  ただしセレンは地球人のことは実験献体程度にしか思っていないのか、その扱いはかなり容赦ないものだった。  セレンが属する異星人の集団はシリーズ名物「[[スンバラリア星人>用語辞典 /重要用語 /スンバラリア星人]]」とそのゆかいな仲間たちと違ってかなり真面目に地球侵略を行っており、たとえばその前段階として守山たちに脳内に謎の装置を埋め込むインプラント処置を施して彼らの視点から地球人の生態を観察していたようだ。  また、展開によっては母星とわりと緊密に連絡を取りつつ、自分たちが地球に適応するための実験を行っていたようだが、そこからのやり取りからは同胞への愛が感じられる。  もっとも巻き込まれる地球人にとってはたまったものではなかったりもする。  たとえそれが平和的な手段で浸透していくやり方だとしても、地球人の常識に照らせばおぞましく思えるわけであるし。 #areaedit(end) ---- #areaedit **仙田秋成(せんだ あきなり) -登場作品:AMC1,送り犬,極 -種族:妖怪,人間 -関連人物:財部美穂,白井まどか《?》 -関連用語:送り犬《正体》,ワールド・レンタル・コーポレーション《所属》  「応援本」『AMC1』に収録されている作品「送り犬」に登場する人物。かのワールド・レンタル・コーポレーションに勤めている会社員で、合コンで知り合ったことから[[財部美穂>キャラ年鑑 /た1#id_7f68f675]]と懇意になる。  小説版「送り犬」及びゲーム版の一部の分岐では、彼の正体は送り犬であり、十八歳になった財部美穂を花嫁として迎える為に現れる。その際、彼の本来の姿は犬そのものだが、美穂には彼の姿が人間に見えている。  ゲーム版の分岐次第では正体が人間の場合もある。  この場合、普段は温厚だが最終的に美穂を捨てたり、スナッフビデオの餌食にしようとするなど大抵はロクなことをしない。が、シロを引き取り、危機に瀕していた彼女を助けるような終始良い人で終わる話もある。  また、アプリ版の追加分岐では彼のことを信じないとバッドエンドを迎える羽目になるルートも存在する。彼の本性が誠実のままであるか、悪辣であるかは分岐によって決定されるが、それ以上にユーザーが培ってきた印象が大きいのかも知れない。シナリオ的にもそうだが、美穂にとってもジョーカー的な存在と言える。  アプリ版追加分岐「真相解明編」では、彼が送り犬の長であることが判明する。すべてを知った美穂の前に現れ、改めて共に山で生活するよう誘うが、美穂の決意を聞いて最終的には諦め、彼女には何もしないまま立ち去る。  解明編では送り犬としての仙田が美穂のことをどう思っていたのかが読み取れる場面がある。美穂のことを単なる財部家との契約としての花嫁、ではなく、彼女自身に好意を持っていたとも受け取れる発言をしている。  『極』「[[人肉食堂>登場話早見 /極#id_2a40c03a]]」に登場。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **宗一郎(そういちろう) -登場作品:学怖S -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 二年生 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《弟》,市ノ瀬京子《幼馴染》,[[坂上修一>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]《正体》 -関連用語:[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]],花壇《出没》,BL,ヤンデレ《犠牲者》,地縛霊,校門,前世,無限ループ  荒井四話「[[懐かしい兄・宗一郎の思い出>登場話早見 /学怖(S)#id_8b0843c5]]」に登場。  荒井が「[[前世>用語辞典 /せ‐そ#id_37527835]]」を生きていた頃の兄に当たる人物。  前世の記憶を持つ荒井さんは彼にまつわる逸話を教えてくれる。  ただ、前世とは言っても彼が生きた舞台は数十年前のごくごく一般的な家庭で、現世の荒井はその頃と同じ町([[鳴神学園>用語辞典 /重要用語 /鳴神学園]]の近郊か?)に転生を果たしたことになるらしい。  曰く、彼は明朗快活で人の輪の中心に立つような人柄の持ち主で、前世(現世も?)の荒井にとって憧れもしくは崇拝の対象のようなものだったらしい。  それはと言うもの、荒井(前世)は忙しい両親の代わりに二つ年上の宗一郎に育てられたようなもので、鳥類の刷り込み(インプリンティング)よろしくな極度のお兄ちゃん子であったから。  下校も二人一緒がデフォルトなのだから、その仲の良さは徹底している。  だが、二人の蜜月(違)は彼が高校二年生の時、唐突に終わりを告げる。  兄は「旧校舎」から、弟は「[[校門>用語辞典 /き#id_c6a8c3ca]]」からと互いに手を振り返すのが彼らの日課だったが、そんなある日に宗一郎は落下。そのまま帰らぬ人となる。  そして、前世の荒井も追われるかのように翌年を待たずに亡くなってしまう。ここまでが荒井さんにとって苦くも、美しかった前世の顛末である。  (ネタバレにつき格納) #region  が、舞台が現世に移ると意外な真実が明らかになる。  当時は事故に見えた兄の死は本当は誰かに突き落とされた、れっきとした殺人であった。  同時に「宗一郎」自身も荒井と同様に転生し、同じ学校に通っていると言う事実に&bold(){される}ことも……。  ずばり、その犯人は――?  坂上の前世「[[市ノ瀬京子>キャラ年鑑 /い#id_1e7dc6c6]]」、前世の福沢か岩下(口調から判断すると福沢)、現世の荒井自身の三パターン。  一番目については同項に記述を割き、他二分岐について解説する。  この話の荒井は妙に強引に話を進める上、冒頭では礼儀正しい彼としては珍しい馴れ馴れしい態度を取った。  それは主人公の意志を無視して無理矢理手を握ろうとするほど。  それはと言うもの、荒井は既に兄が誰に転生しているかの目処を既に付けており、冒頭の行動はその確認作業であった。荒井は主人公が兄であると断言。  それを常識的に否定すると、ショック療法のために物騒な事を起こすことを宣言したまま不穏な続き方をするのだが、かと言って逆に受け入れるとバッドエンドになってしまう。典型的なトラップ分岐と言えるだろう。  もう一人、生まれ変わりを自称する者が名乗り出て、荒井さんは彼女にかどわかされるままに主人公を殺害。今際になって主人公はすべてを思い出す。自分こそが宗一郎の生まれ変わりであること、前世に“敵"がいたことを。  そして、その敵もまた身近に潜んでいたとしたら……? 結果、悲劇を繰り返すことになってしまう。  さて、これら荒井特有の人間関係は他語り部と比較しても遜色無い。  常時歪んでいるようなものなので、むしろ勝っていると言えるかも知れない。 #endregion  が、宗一郎のグラフィックと荒井が取った奇行のせいで脈々と連なる前世の因縁にまつわる奇談が……、ツッコミどころ満載の爆笑シナリオに仕上がってしまった。  [通常グラにしても明らかにアイドルの[[ケツ>キャラ年鑑 /け‐こ#id_9a5dc35f]]とか――と髪型が被ってるが、気にしない……。っか『学怖S』の男性陣髪型被りすぎ! 前髪跳ね過ぎッ!]  その他、他称「なんて、晴れやかですがすがしい笑顔(僕だけに向けられる極上の笑顔)」を荒井(前世)に向けて手を振る光景……。  スピリチュアルな背景に彩られると共に、彼が真正面に向けたわざとらしい笑顔はプレイヤーの顔面に苦笑いを貼り付ける。加えてどう考えてもアレな落下シーン、挙句の果てには逆さのまま微妙な表情を浮かべつつ、こちらを見つめる最期の瞬間――。  輪廻の輪に乗る事が出来ず、たった一人で死を繰り返す姿([[無限ループ>用語辞典 /み‐も#id_9eea9172]])は、話で聞く分には悲劇のはずだが、どうあがいてもプレイヤーにとっては喜劇です。  本当にありがとうございました。%%逆さ男%%  ところで「&bold(){荒井昭二}」と言う名自体は通常次男であることを示唆する。  にも関わらず、『学怖』において「荒井の兄」は「[[早坂桃子>キャラ年鑑 /は#id_510798fb]]」の関連する話以外で触れられることはなかった。  度々存在が言及されながら、当の本人は姿を現さず、逆にその実在を浮き彫りにする形になった「[[福沢の姉>キャラ年鑑 /ふ#id_35fbd6fa]]」とはある意味対照的な在り方と言える。  ただし、あくまで前世における人間関係のため、現世において"昭二"の名が抱える謎が完全に解決したわけではない。  宗一郎と言う「兄」が良かれ悪かれ、荒井さんや、そのファン達にとっての理想的な偶像として君臨していくことは確かだろうが。 #areaedit(end) ---- #areaedit **曽我秀雄(そが ひでお) -登場作品:AMC2,特,追加,流神A,ドラマCD,荒井,鳴七 ⇒「[[曽我秀雄>キャラ年鑑 /主要人物 /曽我秀雄]]」 #areaedit(end) ---- #areaedit **袖山勝(そでやま まさる) -登場作品:学怖,学怖S,荒井,鳴七,稲in -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 二年B組 -誕生日:3月21日 -身体: 168cm/53kg ♂ A型 -趣味:掃除 -好きな/嫌いな食べ物:麻婆豆腐(激辛)、担々麺(激辛)/炭酸ジュース、レモン -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《クラスメート,友人》,逆さ女,守山《犠牲者》,[[赤川哲也>キャラ年鑑 /あ1#id_88b8d1f3]]《クラスメート,親友》,時田安男《クラスメート,部活》,曽我秀雄,中村晃久《クラスメート》 -関連用語:[[サッカー部>用語辞典 /さ#id_1d611c24]],[[映画研究会>用語辞典 /え]],将棋部《所属》,[[宿泊施設>用語辞典 /し2#id_02e324b7]]《現場》,芋虫女《犠牲者》,いみぐい村  荒井さんの意外すぎる過去「[[サッカー部>用語辞典 /さ#id_1d611c24]]」所属時代の友人。  見た目通り気弱だが温和な人柄を持つ少年で、辛い練習も互いに励ましあい乗り越えた仲だった。偏屈な気のある荒井さんも袖山くん相手には等身大の少年として心を開き歩み寄る傾向にある。  ただし彼らの友情は本人たちではどうしようもないところから壊されてしまう、ということが多いようである。  たとえば、生と死で隔たれるとか。この袖山くん、のちのシリーズで荒井さんの交友関係が増えていく中で「[[時田安男>キャラ年鑑 /て‐と#id_d8a062e9]]」と並ぶ元祖「荒井の友人」の枠組みに入れられるひとりだが、やはりその死亡率は非常に高い水準にある。  しかも、本人はなにひとつ悪くない(精々危機感が薄いといえなくもない程度)のに、理解不能だったり理不尽だったりする怪異に遭遇して死ぬか、それに準ずる末路を迎えてしまうというのが彼の話の定番である。  荒井四話「[[宿泊施設にある謎の4番ベッド>登場話早見 /学怖(S)#id_24d1ac38]]」に登場。  初登場作品。  荒井さんとの出会いから怪異に最期までが描かれる。下手人が「[[逆さ女>キャラ年鑑 /さ1#id_30c6a18c]]」だった場合は以前から友人で、部へは彼の誘いを受けて入部したことになる。練習もそれなりに頑張ってはいた模様である。    「[[芋虫女>用語辞典 /し2#id_c48dd046]]」の場合は部活の中で仲良くなっている。  レギュラー組ではない二軍の中でも、厳しい練習を好むのではなく、和気藹々とサッカーを楽しむ%%負け犬派%%一年生同士、さらには体が弱く母親に言われて渋々入部していた、などの共感点で荒井と仲良くなっていったらしい。  ただし彼は登場するほとんどのルートでロクでもない最期しか迎えていない。  逆さ女と遭遇してしまった場合はみんなにトラウマを植え付けるかのように惨殺された後で「[[焼却炉>用語辞典 /し2#id_02e324b7]]」に投げ込まれてしまう。  芋虫女と出会ってしまった場合は右腕以外がミニマムサイズになるまで体液、もしくは殺人を躊躇しないレベルまで良心を吸い尽くされてしまう。無論前者は生きてはいないだろう。  または芋虫女に魅入られ数日後行方不明になってしまう結末もあるが……。  どちらにしても貴重な友人を失った荒井さんの心の傷も深いことだろう。  『学怖S』追加分岐。  サッカー部部長「[[守山>キャラ年鑑 /む‐も#id_71d7c25a]]」に生贄にされそうになったが、ふたりの友情によってあわや巻き込まれそうになった荒井さん共々助かるという結末が用意されている。  だいたいが自業自得のため、まともな生還エンドが与えられない時田くんとは違うのは、彼の人柄を考えれば納得かもしれない。  『荒井』「[[他のバイトを探す>登場話早見 /荒井#id_8a08515c]]」ルートに登場。  各人ごとに異なった方面に才能を発揮し、互いに認め合う「荒井の友人(ソウルフレンズ)」のひとりとして登場。  才気ではなく共にサッカー部を共にした経験と純粋な人の良さという、他と一線を画する経緯から荒井さんの友人になる。どうやらサッカー部時代にもなにかが起こったようだが、それもまた別の話という形で今回は流される。  体が弱い、性格がいいというかつて通りの評価を背負ったままでの、最も古い友人の再登場は往年のファンを喜ばせた。  たださっそく問題になってくるのが、袖山くんと絡むうえで焦点になる導入が彼の親戚の住む「[[いみぐい村>用語辞典 /い#id_33fad8cc]]」の奇祭に共に赴くという点である。どう考えても悲惨な未来が見えてくる不穏な響きを前に、往年のファンたちをやはり戦々恐々させられた。  と、ここまでが事前の前評判である、    まず前提として過疎と高齢化が深刻な問題になっている中、豊かな畑の地味や密接な地域の繋がりを保った平和な村「いみぐい村」が「いみぐい様」という土着神のお祭りを五〇年ぶりに開くという。  おじおば夫婦から友達を込みでその手伝いに誘われた袖山くんは、前述の流れで荒井さんを誘う。  めったに得られない経験を求めていた荒井さんはさっそく飛びつく。  だったのが、この時点ではふたりとも村で待ち受けるのが恐怖は元より、奇妙にもほどがある、人間が理解してはいけない体験であるとは微塵も思ってはいなかった……。  (ネタバレにつき格納) #region    案の定、いみぐい村は大変なことになる。しかも事態は水面下で進行していて訪れた時にはほぼ破局が約束されている詰んだ状況下である上、巻き込まれたに過ぎない一介の無力な学生でしかも部外者の袖山くんと荒井さんにはなにをすることもできない。  いずれにしても人の手で「神を作る」という罰当たりな行為を行ってしまったことへの村民たちへの報いと、一応は考えられなくもないという点では共通するのだが……。  内向きの結束とトレードオフな閉鎖的な側面が極まり、集団ヒステリー(自家中毒)を引き起こした挙句、集団心理や怨念が関わる?正体不明の漂泊神(来訪神)を貪り食った挙句に自壊してしまうか。  はたや独自の因習が極まったためか、外界では理解できない(ここで描写することすら非常な難事である)究極の「美」を生み出してしまった挙句に、全員行方不明という顛末を辿ってしまうのだった。  いずれにしてもこれ以上踏み入ってはいけない(さもなければ命を落とす)という領域で踏みとどまることが肝心である。  この場合だと新参の村民である「[[カズ>キャラ年鑑 /か1#id_65b531e1]]」さんに手を引いてもらえるか、村民の血すら受けていなかったことが幸いしたか荒井さん自身が見極めることで、荒井さんと(袖山くん)はなんとか生還を果たすのだった。    ただ、影響の大小はあるものの、至近距離からいみぐい様と関わってしまった袖山くんはもろに影響をかぶってしまう。  この場合だと後遺症は残ったものの、ギリギリ荒井さんとの間の友人関係と社会性は残るか。  完全に「いみぐい様」に魅了され、友情を失った挙句に村民たちとなんらかの運命を共にしてしまうかの二択である。  また、これらの結末を通じて好奇心に基づいて行動する危うい少年と、友情に殉じる危うい少年、いずれの結末にしても「荒井昭二」の持つ純粋な側面が袖山くんという友人を通してつまびらかになったことになる。  もっと言えば危うさという意味で袖山くんも荒井さんと共通する部分もあり、鋭い感受性(袖山くんの場合は合わせてはいけないチャンネルを合わせてしまっただけかもしれないが)でどこか似通った部分があると解釈できなくもないかもしれない。   #endregion    『鳴七』「ヒナキちゃん」、「いみぐい村」ほかに登場。  荒井さんの親しい友人としての関係性がやはり印象深いが、荒井さんの話中から外れたところで牧歌的な日常を送っている一般人としての出演も多い。全編を通した死亡率こそ高いものの、登場頻度もわりと高いため今回は極端な値ではなかったりする。  たまに本人にはやむにやまれない事情で激昂し、豹変することもあるが、やはり善良で穏やかな少年である。  そんな袖山くんだからこそ、無惨な犠牲者枠としての役回りが映えるのかもしれない。  ほかの「荒井の友人」枠にも言えることだが、荒井さんを介さずに「荒井の友人」と絡むことも結構多かったりする。  「[[ヒナキちゃん>登場話早見 /鳴七#id_8a7d16bf]]」。  「[[田崎>キャラ年鑑 /た1#id_269e856a]]」or「[[秋山>キャラ年鑑 /あ1#id_6d2c2a2b]]」のエピソードを踏襲している。  某N君の甘言に引っかかって、ド田舎に来てしまった鳴神生のひとり。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[謎の四番ベッド>登場話早見 /鳴七#id_fd520b81]]」   &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[時田君の自主製作映画>登場話早見 /鳴七#id_50df1deb]]」。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[いみぐい村>登場話早見 /鳴七#id_327ea578]]」。  基本的に『荒井』版とシナリオに相違はない。 &bold(){ (執筆者募集中) }     「[[窓枠の中で>登場話早見 /鳴七#id_f9a1c8e0]]」 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「袖山勝」はその中のひとりであり、「囲碁将棋部部室」にいる。 &bold(){ (執筆者募集中) }   『稲in』に登場。  坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねてあなたは鳴神学園構内を歩く。  そうして巡り合えた出席者のひとり荒井昭二から「七不思議の集会」で披露した話の追想の中で彼が触れられている。  作中でカメオ出演的に登場するキャラのうちの一人である。  荒井さんと会話をしていたところ、横から入ってきた「中村晃久」に話題は移るが、荒井さんが彼を実験の被験者として捧げなかったところを見るに二人の仲は至って良好であることが窺える。好奇心が旺盛な荒井さんとは言え、友人を生贄に差し出すほど鬼ではない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **園浦智子(そのうら さとこ) -登場作品:極 -種族:霊 -職業:鳴神学園高校 一年生 -関連人物:NONAME -関連用語:オカルト部《所属》,お守り《形見》,霊媒師《夢》,こっくりさん,悪霊  『極』「[[招霊騒動>登場話早見 /極#id_162bca3e]]」に登場。  「こっくりさん」をきっかけに目覚めてしまった危険極まりない悪霊「あの子」の危険性を伝えるべく、やはりこっくりさんを通してメッセージを送ってきた謎の霊。どうやら「あの子」となんらかの関係があるらしく、簡潔ながら対処法を教えてくれる。  しかし、便宜上「名無しさん」と呼ばれることになったことからもわかる通り、名無しさんは生前の記憶を失っている。  せいぜい性別が女性だったという程度しかわからず、自分自身の名前すら定かでなかった。俗にいう「記憶喪失」である。  主人公はひとり残ってこっくりさんを続行しながら彼女の生前の記憶を呼び覚まそうと対話を続け、校内にバラバラに散った語り部たちが手がかりを求めて探索を続ける。その甲斐あって、時折フラッシュバックを重ねながら彼女の記憶は蘇っていく。   &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **園部茜(そのべ あかね) -登場作品:晦 -種族:人間ほか -関連人物:[[前田良夫>キャラ年鑑 /主要人物 /前田良夫]]《?》,江藤《恋心》,ミドリ《憎悪》 -関連用語:転校生,魔女  良夫四話、隠しシナリオに登場。  良夫四話「[[転入生・園部茜>登場話早見 /晦#id_bf51e045]]」。  良夫のクラスに転校してきた少女。いわゆる優等生で明るく性格も良く、たちまちクラスの人気者になる。しかし彼女には隠されたもう一つの顔があり、飼育小屋の動物を殺したり、良夫に危害を加えたりと尋常ならざる振る舞いを見せる。    展開によって彼女の正体は微妙に異なるが「[[魔女>用語辞典 /ま#id_2a358e5f]]」という良夫の見解もあながち間違ってはいない結末も存在している。    隠しシナリオ「[[園部茜の秘密>登場話早見 /晦#id_0455e3c4]]」。  隠しシナリオにつながる展開では、正美の勤務する病院に茜が運ばれてくる。  正美との対話によって、実は彼女には「ミドリ」と呼ばれる別人格が潜んでいると判明する。  それまでは上手く共存していたが、温厚で優しい人格の方が良夫に恋心を抱いたことで、気が強くわがままなもう一方の人格が良夫に危害を加えるようになってしまったと語られる。    と、ここまでの話だと二重人格のようだが、激昂した茜の言い分によれば「ミドリ」とは茜から生まれた人格ではなく、本来は別の魂であることが判明する。  いずれにせよ、このままでは茜の肉体の負担が大きいため正美の手によって人格を一つにするための措置を取られる。    茜と「ミドリ」、どちらが本来の茜であるか両者の言い分は違っており、プレイヤーの選択によって茜と「ミドリ」どちらの人格を残すかが変わり、正美の霊能力によって肉体から引き離されることになる。  正美は優しい人格に対しては、肉体に残さない場合も温情のある対応を取るが、わがままな人格に対しては、肉体に残さない場合非常に冷淡な対応を取る。正美の危険かつ幻惑的な妖しさが最も発揮されているシナリオの一つとされている。  余談であるが和子の隠しシナリオを通過した上で、園部茜のシナリオを発生させることも可能。その場合、良夫は幼少期に動物を殺し神の供物にした、といった展開を通過している場合もある。良夫が茜に疑いの目を向けたのは自分も似たようなことを行っていたからでは? といった推測も可能。  いずれにせよ葉子一筋である良夫にとっては茜はアウトオブ眼中である。    もう一方の人格にしてみれば噴飯ものであろうが、優しく温厚な人格の方が残る場合は一応良夫への思いが伝わる可能性もわずかに残されている。    扱いは違うものの、キャラクターとしては元木早苗を思わせるポジションと言えなくもない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **園宮まゆ(そのみや-) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 一年生 -関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《噂》,山中学 -関連用語:つごもり橋,トラック,予言  『特別編』新堂シナリオ「[[夜泣きジジィ>登場話早見 /特別編#id_dccc8d64]]」に登場。  「[[山中学>キャラ年鑑 /や#id_f3be53e2]]」の幼なじみ。  お節介な性格で山中に声をかけるも、言霊の力を授かっていた彼の「死ね」という一言がかなえられてしまい、死亡してしまう。  自身の能力に失意を抱いていた山中にとっては、絶望への最後の一押しとなってしまった。 #areaedit(end) ---- #areaedit **園村淳一(&u(){そのむら じゅんいち}) -登場作品:最終 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 教師 -関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《噂》,岡辺芳郎,佐々井重子,伊勢学《同僚》 -関連用語:[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]]  『最終版』追加シナリオ「[[教師編>登場話早見 /VNV#id_9bd029fd]]」に登場。  社交的で話し上手、生徒たちにも人気のある教師。上司からは可愛がられていたが、目下にはあまりいい顔をせず、「[[岡辺芳郎>キャラ年鑑 /お2#id_b866665b]]」のことも心の中では蔑んでいた。夜間の旧校舎の見回りに突如参加を決めたのは親切心などではもちろんなく、旧校舎に隠したある秘密のためである。    同じく見回りの同行に名を連ねた「[[佐々井重子>キャラ年鑑 /さ2#id_996800c8]]」、「[[伊勢学>キャラ年鑑 /い#id_4f2f8845]]」とは周囲からの評価こそ異なってはいたが、名乗り出た目的は大差ない。鳴神学園とはそういった者たちが集まる学校ともいえるのかもしれない。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **園山(そのやま) -登場作品:新生,鳴七 -種族:人間 -職業:鳴神学園初等部 四年三組 -関連人物:[[新堂大誠>キャラ年鑑 /し#id_2f46572e]],松岡伊吹,金沢弘樹,石田,秋山《クラスメート》,鈴木先生《担任》  『新生』「[[危険な転校生>登場話早見 /新生#id_678504f1]]」に登場。  ある日、登校した「新堂大誠」は自分の椅子と机がどこかに隠されてなくなっていることに気づく。  自分を除いたクラス全員から嫌がらせを受けており、いい加減頭に来ていた大誠は乱暴に前の席にいたこの「園山」というクラスメートから椅子と机を奪い取る。園山自身はおそらくは男子児童。  で、この園山だが担任の「[[鈴木先生>キャラ年鑑 /す#id_2dda1573]]」が来るや否や大声を上げて泣き出し、大誠を加害者だと訴えかける。直後、「[[秋山>キャラ年鑑 /あ1#id_682fe9ca]]」たち女子陣の矢継ぎ早の発言によって大誠は悪者に仕立て上げられてしまう。  どうやら四年三組を支配していた「[[松岡伊吹>キャラ年鑑 /ま#id_3271d5dd]]」(または懐刀の「[[金沢弘樹>キャラ年鑑 /か2#id_4bb3e050]]」)は大誠の直情的な性格を分析した上で、こういう展開になると見越して小芝居を打つようクラスメートに言い含めたようだ。  最終的に、大誠は屈辱的な言葉が落書きされた自分の机を持ち帰り、使わされる羽目になる。  そして、そこから大誠は「[[いじめ>用語辞典 /い#id_ae740a7f]]」の構図を逆用するかのように、自分は被害者なのに傍目から見ると加害者にしか見えない、孤立無援な絶望的状況に追い込まれていくのだった……。  のち園山は、大人の目を払うために腹痛を訴えての小芝居を鈴木先生に向けて敢行する一幕もある。  上記の演技が松岡に評価されて、再び起用されたとも考えられるがその辺は不明である。  なお、『危険な転校生』に登場するキャラクターのうち、「石田」と「秋山」及びこの「園山」は一応、名前とセリフがあることから本wikiにも単独項目として立っている。  ただし正直に言えば、彼や彼女固有の性格や外見が描写がされているわけではなく特筆性に乏しい。  明らかに印象的なエピソードは皆無である。  この園山の役回りにしてもほかのクラスメートに回ってきた可能性は大いにあり代替は容易である。とは言え「個性」を剥ぎ取られ、小学生の時分からして集団の歯車として動くことを期待されることへの反感ありきと解釈し、こういったモブキャラ寸前の項が立ったと考えるのも面白いかもしれない。  #areaedit(end) ---- #areaedit **染谷浩二(そめや こうじ) -登場作品:学怖S -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 教師 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂》 -関連用語:焼却炉《犠牲者》  荒井一話「[[校内に巣くう地縛霊>登場話早見 /学怖(S)#id_14a7cfff]]」に登場。  いつしかの学園に赴任してきたばかりの新任教師だったが、定期的に生贄を捧げなければいけないという「[[焼却炉>用語辞典 /し2#id_02e324b7]]」の当番をやらされる羽目になる。  どんな不合理な習慣であってもその共同体にとっては何らかの意味があると言うのがおおよそであり、集団の一員になるためには欠かせない儀式ということはよくよくある。染谷先生も気味が悪いなと思いつつも従うつもりだったようである。  ただ、別に怠るつもりはなかったが、ある日当番に当たっていた染谷先生はその事を忘れてしまう。しかも生徒間のケンカを見過ごせなかったという至極まっとうな理由でである。  結果、即日焼却炉の呪いが原因だろう生徒のケガ人を出してしまい、生贄の効力を嫌でも実感する羽目になってしまう。  で、ここでの染谷先生の行動だが。後ろめたさから言い出せなかった場合は先生一同は僧侶を招いてお祓いをするも、どうも効かなかったようでネズミのような小動物に大量に襲われて全身を食いちぎられて死亡してしまった。  言い出せた場合は、即座に生贄を捧げ直すものの、やはり同じ存在に危ないところにまで追い詰められることになってしまう。  魔物と称されるなにかの正体および、生き残った場合での染谷先生のその後は不明である。  ただし生還した場合は「火を絶やさない」という新たな呪いへの対処法を見つけられたことになる。  焼却炉が事故多発地帯だったのは昔という前提を踏まえると可能性は半々だが、もしかしたら今も先生を続けているのかもしれない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **染谷洋子(そめや ようこ) -登場作品:学怖,学怖S,ドラマCD,鳴七,稲in -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 一年G組 -誕生日:1月22日 -身体:158cm/49kg ♀ B型 -趣味:廃屋探検 -好きな/嫌いな食べ物:パクチー、ピザロール/にらチャーハン、いなり寿司 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]],[[元木早苗>キャラ年鑑 /主要人物 /元木早苗]]《友人》,浦部美緒《幼馴染》,野沢知美,蜜田真奈美,美津見志保,渡瀬桂子《クラスメート》 -関連用語:十三階段,嬰児《呪い》,占い同好会《所属》,鏡,ドッペルゲンガー  福沢四話「[[旧校舎の十三階段>登場話早見 /学怖(S)#id_84d7ef71]]」に登場。  実はかなり希少な「福沢の友人」の一人[と言うか、福沢さんが友達と明言したのは元木早苗と彼女しかいない]で、その福沢さん曰く「早苗ちゃんほどじゃないけど、ちょっと変わった子」。  と言われているものの、実際には大して変な言動は見せていない。福沢さんと早苗ちゃんの友達をやっているところが一番変わっているぐらいである。    しかしそれも「[[十三階段>用語辞典 /し2#id_1dc191a0]]」の恐怖を体験するまでの話。  三人で挑んだ十三階段の肝試しでは一番テンションが高く、積極的に行動する。  ほとんど動じない早苗ちゃんと彼女の間に挟まれて福沢さんも大変である。  で、儀式の結果、洋子ちゃんは[[嬰児の霊>用語辞典 /え#id_74b33d17]]に襲われることになる。  友人の助力もあって怪異による危機からは脱したものの、その後奇行が目立つようになり実はまだ憑かれているのでは? と匂わせるところなどは「[[津田圭一>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_19f1d247]]」などと共通する展開である。  『学怖S』追加分岐。  早苗ちゃんのマイペースさに少しムッとしたり、かと思えば直後、階段の踊り場に鏡を発見すると上機嫌に身だしなみを整え始めたりと、気分屋な一面があるようだ。  こちらの分岐では階段は十三段になるものの、他に目立った現象は起こらない。  拍子抜けしかかる一同だったが、染谷さん一人気が付くことがあった。それは先ほど、染谷さんは十三階段の踊り場にある鏡を見ていたつもりだったが、この階段には鏡など無いということだった。(新堂さんらが訪れた[[鏡>用語辞典 /き#id_28fded9e]]は別の階段にあるようである)  つまり染谷さんは自身と瓜二つの&bold(){何か}を階段で目撃していたことになる。  その人影の正体は二通り。いずれの場合も福沢さん達が十三階段の検証を行った当日、染谷さんそっくりの人物が急死して新聞記事になっているらしい。  染谷さんに双子の妹がいた場合は、その人影は妹さんが「幽体離脱」した霊体だったことになる。  十三階段の霊的エネルギーが何らかの作用をして、他校でクラブ活動中だった妹さんの霊体を呼び寄せてしまったようだ。妹さんはそのまま肉体に戻ることができず、死んでしまうのだが……。  人影の正体が「[[ドッペルゲンガー>用語辞典 /と#id_2ae4718e]]」の場合もある。  ただし今回の染谷さんのケースは、一般的に言われる「自分のドッペルゲンガーを見ると、その後すぐに死ぬ」には該当しなかったようだ。むしろ染谷さんは以前よりもずっと元気になったらしい。  『ドラマCD』Disc.6 福沢玲子「[[十三階段>登場話早見 /ドラマCD#id_17882a02]]」に登場。  同上の「十三階段」シナリオを踏襲したシナリオであり、やはり福沢さんたちと一緒に儀式に同行する。  ただし早苗ちゃんの代わりに「[[浦部美緒>キャラ年鑑 /う‐え#id_19072a1f]]」という子が参加したという点で異なる。  結果、変な子という意味では輪にかけて変な早苗ちゃんが不在な分、一行のヘンな子成分は彼女に集約された感がある。  こちらの染谷さんは普段から霊感があると明言しており、当たりはしないものの不吉なことを予言していたりする。  また、非常事態に遭遇しても動じず、なにかに憑かれたようにハイテンションになって状況を悪化させたりとどことなく本物を匂わせる行動を多く取った。オチ自体は変わらずやっぱり「[[嬰児の霊>用語辞典 /え#id_74b33d17]]」に憑りつかれているというものだが、その後も懲りずに旧校舎に訪れてはなにかを行っているようだ。  なお、彼女も所属する「[[占い同好会>用語辞典 /う#id_3d8bf182]]」と、危険な儀式について連想が働く「旧校舎」については七話目で触れられることもあるが、彼女がなにを行っているかの真相についてはリスナーの想像に任されている。  『鳴七』「十三階段」ほかに登場。  アパシー・シリーズでは初めて立ち絵が実装となる。何かを受信しているかのような不思議なポーズをしており、まさに「ちょっと変わった子」という印象を受ける。そばかすがチャーミング。  なお、霊感少女であることを自称しているが、全くの嘘であることが「キャラクター図鑑」によりはっきりした。元より怪しさ満点ではあったが……。  他にも図鑑ではご両親の(驚きの)職業などが語られている。  今作では福沢玲子・元木早苗・浦部美緒と行動を共にすることが多く、ファンからは「ポンコツ四人組」という愛称で親しまれている。(言い出しっぺは飯島氏である)  「十三階段」シナリオでは相変わらず赤ん坊の霊に憑かれてしまうのだが、その後の彼女たちの姿をゲーム内の至るところで目にすることができる。  また、四人組を離れて染谷さん個人が取り沙汰される機会にも恵まれている。  「[[あなたは幸せですか?>登場話早見 /鳴七#id_232d3bfe]]」。  一年G組を席巻したシャンプー騒動に巻き込まれ、シャンプーを飲んだ福沢さんのクラスメイトの一人として登場。  「[[蜜田真奈美>キャラ年鑑 /み#id_c8f50a7a]]」がシャンプーを配り始めた時、普段から髪が弱いと悩んでいたことから真っ先に関心を示し、シャンプーを手に取ってしまう。  「[[十三階段>登場話早見 /鳴七#id_17882a02]]」。  先述のように今回は四人で旧校舎へ行く。それに伴い『学怖』『ドラマCD』のシナリオをベースに四人の会話などが多数加筆されている。  染谷さん自身の結末は『学怖』のものと『ドラマCD』のものの2パターン用意されており、取り分け『ドラマCD』の展開の場合は一行に早苗ちゃんが加わったことによる大幅なアレンジが加えられている。  ただしいずれの場合でも、染谷さんが赤ん坊に憑かれることは免れられないようだ。  ところで下りの段を数える際に染谷さんが転倒し、階段から落ちてしまうが、その時に染谷さんの足首に不自然な痣が出来ているのを福沢さんが発見する。  これ自体は上述の『ドラマCD』で加筆されたテキストであり、大方染谷さんは赤子の霊に足を掴まれて転んでしまったのだろうと推察できた。  しかし今作で早苗ちゃんが同行したことにより、思わぬ新事実が判明する。  &bold(){「今のは霊じゃない。霊は何もしていないよ」}  福沢さんたちに早苗ちゃんの言葉に耳を傾けられるほどの余裕はなく、スルーされてしまうのだが、他でもない早苗ちゃんの言であり、信憑性は高い。  事故で落ちたにしては不自然。霊の仕業でもない。となると残された可能性は、&bold(){故意}……? などと、想像を膨らませてみるのも面白いかもしれない。  「[[できる彼女の秘密>登場話早見 /鳴七#id_f1987be1]]」。  「[[渡瀬桂子>キャラ年鑑 /わ行#id_edd7d073]]」が転校していった後、ついに小テストで百点満点を取った「[[野沢知美>キャラ年鑑 /に‐の#id_b5c06c37]]」を祝福するクラスメイトの一人として登場。  その後は美津見さんにスポットが当たるため、染谷さんへの言及はこれ以上ないが、彼女も美津見さんと同じく超人的なクラスメイトの仲間入りを果たしている可能性は大いに考えられる。  「[[トイレット・シャーク>登場話早見 /鳴七#id_c2310923]]」。  新校舎二階のとあるトイレには旧校舎の霊が移り住んできたという。  それを確かめるべく、[[細田さん>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]]・[[坂上くん>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]・福沢さんの三人が噂の男子トイレに立ち入ったところ、奥の個室から現れたのが染谷さんである。  染谷さんの腕には旧校舎の赤ん坊の霊が抱えられており、しかもそれが細田さんの語ったトイレに出没する鮫のような霊と混じり、更に異様な姿となっていた。  赤ん坊の霊に憑かれている様子の染谷さんは、その霊を取り上げようとする福沢さんたちへの敵対心をむき出しにする。  そこへ早苗ちゃんを連れて美緒ちゃんが駆け込んでくる。  染谷さんの抵抗も空しく、早苗ちゃんがあっという間に赤子を除霊してしまうと、染谷さんは正気を取り戻すのだった。  おそらくこのシナリオは上述の「十三階段」の後日談にあたる。  美緒ちゃんによれば、染谷さんは小学生の頃から変な場所へ突っ込んでいっては危ない目に遭っており、その度に美緒ちゃんに助けられているようだ。  しかし染谷さんには全く反省する様子がなく、きっとこれからも美緒ちゃんを振り回し続けるのだろう。  「[[カエルですか?ネズミですか?>登場話早見 /鳴七#id_499dd36a]]」。  クラスメイトで放送部の「[[美津見志保>キャラ年鑑 /み#id_1bacdfa1]]」を驚かせるために「[[魔音>用語辞典 /ま#id_8a5d94ce]]」のレコードを持って放送室に現れた染谷さん。  しかし道中、レコードが手に入ったことを大声で喧伝しながら歩いてきたため、魔音を狙う悪魔崇拝者・「[[中山真美華>キャラ年鑑 /な#id_32313830]]」を呼び寄せてしまう。  明らかにヤバい中山さんにも普段のペースを崩さない染谷さんであったが、流石にナイフで脅されては従うよりなかった。  というわけで、魔音は中山さんに奪い去られてしまう。  少し遅れて中山さんと敵対する「[[加瀬ひなた>キャラ年鑑 /か1#id_01b902c1]]」も放送室へとやってくる。  加瀬さんから、中山さんに魔音が渡れば世界が滅ぶと聞かされても、脳天気な染谷さんだったが……。  ちなみに染谷さんのお祖父さんは鳴神小学校で教師をしていたらしく、話の流れからして『小学怖』に登場する音楽教師「染谷先生」のことだと思われる。  「[[狂気の夜>登場話早見 /鳴七#id_f77bbae8]]」。  七人目として新聞部室にやってきた「[[蜜田真奈美>キャラ年鑑 /み#id_c8f50a7a]]」の話に登場する。  福沢さんの指示で「[[野沢知美>キャラ年鑑 /に‐の#id_b5c06c37]]」にシャンプーを無理やり飲ませるなどのいじめを行っていた一人。  美緒ちゃんの発言に追随する形でセリフを言うことが多く、タッグのような雰囲気がある。  「[[交換日記の怖い話>登場話早見 /鳴七#id_1e020957]]」。  霊媒師の肩書きを持つ早苗ちゃんは、呪われた我が家を何とかしてほしいと「[[及川由紀>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]」に頼まれる。  及川家が呪われていると聞いてノリノリの染谷さんは、上手く美緒ちゃんを言いくるめ、二人で早苗ちゃんに同行するのだった。  ところがそれは及川さんの罠で、一同は及川家の蔵に監禁されてしまう。  特殊な術が掛けられているためか、早苗ちゃんのご先祖様を頼ることもできない。  それならばと美緒ちゃんは染谷さんの霊能力に望みをかけるのだが、やはり染谷さんも能力を封じられているそうで(そもそも彼女に霊能力は無い)、三人は絶対絶命の危機に陥るのだが……。  「[[摩訶不思議風間ワールド>登場話早見 /鳴七#id_fadf4bd0]]」。  十三階段検証に行ってより、染谷さんは連日のごとく旧校舎に入り浸るようになってしまう。瞳は赤く染まり、会話も赤ん坊のように泣きじゃくりながらしか行うことができず、状態はかなり悪いものと思われる。  美緒ちゃんはそんな染谷さんにいつも付き添っているようだ。  しかし早苗ちゃんいわく、染谷さんは「もう大丈夫」らしい。彼女が大丈夫というなら大丈夫なのかもしれない。  つまり瞳が赤いのは夕陽の光。赤ん坊のように泣きじゃくっているのは、&bold(){演技}……?  ではなぜ演技をするのか、と染谷さんの真意を想像していくと面白いかもしれない。  [例えば美緒ちゃんにサッカー部を辞めてもらいたいと思っている、などの可能性が考えられる。]  特別シナリオ「[[秘密>登場話早見 /鳴七#id_6b67d1dc]]」。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「染谷洋子」はその一人であり、「占い研究会」の部室にいる。 &bold(){ (執筆者募集中) }   『稲in』。  鳴神学園への入学を果たし、所属クラスである「一年G組」に組み込まれたあなただったが……。  自己紹介の席でなぜか唐突なめまいを覚え、気を失ってしまう。  そして目を覚ましたはいいが不審極まりない両親にせかされるようにして学園に足を運んだあなたのことをクラスの一員として心配してくれていた。しかしその中のひとりの染谷さんは、どうもあなたの心配よりも好奇心の方が上回っているようだ。  また、「[[オカルト同好会>用語辞典 /重要用語 /オカルト同好会]]」への入部を決めたあなたがオカルト同好会の活動場所について美緒ちゃんと話していると、染谷さんが会話に割り込んでくる。「[[占い同好会>用語辞典 /う#id_3d8bf182]]」の彼女の占いによれば、それは「[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]]」だそうだ。 &bold(){ 「信じることは正義。とても大事」}  なおオカルト同好会が危険の多い旧校舎を活動場所に選ぶとは考えにくく、後に[[黒木先生>キャラ年鑑 /主要人物 /黒木源造]]からも即座に嘘だと断定されていることから、染谷さんの虚言である可能性が高い。[『鳴七』での様々な言動を考えると、美緒ちゃんと旧校舎に行きたかっただけなのかもしれない。] #areaedit(end) ---- //-------------------------------------------------------------------------------- #divclass(navi_epi){ |[[← 前>キャラ年鑑 /す]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /た1]]| } ---- &color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。} &color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。} ---- #comment() ----

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