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**み //-------------------------------------------------------------------------------- #divclass(navi_epi){ |[[← 前>キャラ年鑑 /ま]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /む‐も]]| } ---- #contents(,option=word) *索引 ---- #areaedit **三浦(&u(){みうら}) -登場作品:VNV,追加 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂,クラスメート》,今野英俊《横恋慕,部活》,野々宮亜由美《クラスメート》,[[飴玉ばあさん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]]《?》  『VNV(新装版)』『追加版』「[[飴玉ばあさん>登場話早見 /VNV#id_b5c6c7c4]]」に登場。  「[[野々宮亜由美>キャラ年鑑 /に‐の#id_437502d8]]」と岩下さんのクラスメートで、明るくて可愛らしい、岩下さんいわく野々宮さんとは正反対のイメージの女子生徒。  「[[今野英俊>キャラ年鑑 /け‐こ#id_e9ef99f8]]」と同じ部活に所属しているが、今野くんも含め何部なのかは不明。  同じ部活の縁なのか、今野くんは野々宮さんという長年連れ添った恋人がいるにも関わらず三浦さんと付き合い始めてしまう。  それを野々宮さんから聞いた岩下さんの気の利いたお膳立てにより、哀れ二人は[[野々宮さん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]]の復讐に遭うのだった。  『鳴七』  ⇒「[[及川由紀>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]」の項を参照のこと。  「三浦」のエピソードは上記の人物へと集約された。 #areaedit(end) ---- #areaedit **三笠瀬里(みかさ せり) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 三年生 -誕生日:9月9日 -関連人物:[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]],稲村勝男《恋人》  『特別編』風間シナリオ「[[ロマンチックな話>登場話早見 /特別編#id_31fc5626]]」に登場。  ちょっと天然っぽい性格をしているらしく、風間さんいわく大勢いるガールフレンドの一人。  「[[稲村勝男>キャラ年鑑 /い#id_121c2378]]」と言う男から告白されて付き合うことになり、風間は二人のおのろけ話を聞かされる羽目になったらしい。  この事から考えて、風間さんとは後腐れのない軽い付き合いだったと思われるが、なにせ彼の言うこと、どこまで真に受けていいのやらわかりはしない。    そんな稲村との初デートの日、計画にこだわる彼をなだめつつ何とか二人きりのキスシーンにまでこじつけるも……。  暴走する稲村相手にとうとうブチ切れてしまった。  と言うか、よく見ると彼女かなり派手な化粧とファッションをしている。  その辺りから彼女の本性に気づけた人は慧眼の持ち主だろう。 #areaedit(end) ---- #areaedit **三上康幸(みかみ やすゆき) -登場作品:特 -種族:人間 -誕生日:12月15日 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《伝承》,種田三郎《親友》 -関連用語:戦争  『特別編』荒井シナリオ「[[戦下の友情>登場話早見 /特別編#id_4e9fdb75]]」に登場。  「太平洋戦争(大東亜戦争)」末期、学友の「[[種田三郎>キャラ年鑑 /た2#id_e3cd0867]]」らと共に徴兵された旧制鳴神学園の生徒。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) #areaedit ***三上ゆかり(みかみ-) ***菊崎あきな(きくざき-) -登場作品:特,鳴七 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -誕生日:11月11日 -関連人物:[[細田友晴>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]]《クラスメート》 -関連用語:[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]],図書室,つごもり橋,十三階段,夢想荘  『特別編』荒井、細田シナリオに登場。  細田シナリオ「[[禁じられたトイレ>登場話早見 /特別編#id_48876e36]]」。  細田が一年の頃に同じクラスだった女子生徒。  大人しくていつも本ばかり読んでいる、いわゆる「本の虫」。  その熱中っぷりは授業も忘れて読み耽るほどで、細田はそんな彼女の姿を見て興味を持つようになる。そう、好きな人のことをより深く知りたいと思うのは世の常である。  細田がとりあえず選択した手段は&bold(){ストーキング}であったが。  彼女が気付かないことをいいことに、四六時中付きまとい遂には行動パターンを把握するまでに至る。……、細田さんではないので詳細の言及は避けますが、実は彼女の一日には意外と問題のありそうな単語が山積していたりする。  そして、例のごとく三上さんを追跡していた細田は彼女の死を目撃してしまう。  ある昼休み、彼女は旧校舎近くの大きな楠に手を当てもごもご口を動かすと言った不審な行動を取っていたが、続けざまに何を思ったか旧校舎の中に駆け込んだ。  中途の階段にはなぜか早苗ちゃんの教えである日めくりカレンダーを使った「[[十三階段>用語辞典 /し#id_1dc191a0]]」の儀式が実行されていたが、これからの出来事にけして無関係ではないだろう。  続いて細田が上がる悲鳴目掛け駆けつけてみれば、二階女子トイレで死んでいる三上さんを発見してしまった。不思議なことに口の中にはおがくずが目一杯詰められていた。  が、細田が人を呼んで来てみれば、肝心の死体はなく代わりにおがくずが大量に捨てられていたと言う話である。  ある意味自業自得だが、細田はクラスメートの証言を合わせ一気に不利な立場に追い込まれてしまった。今も彼は疑惑の目を向けられている。  細田は是が非でも自分のことを信じてもらいたいようだが、悪びれることなく犯罪行為(そうでなくても褒められない所業)を初対面の下級生に告白されても正直対処に困る。  彼の厚顔さを象徴する事例として彼女の話は記憶されることになるだろう。  事実、このEDタイトルは「救いようのない男」と、厳に毒のある評価であった。  細田を弁護するわけではないが、彼が三上さんを殺した可能性は低いと思われる。  犯人が自白するわけでもないのに、わざわざこんな話をするわけが無いのがひとつ。  もうひとつは彼女を取り巻く環境である。  彼女の行動パターンには、しっかりと『特別編』の危険地帯「[[図書室>用語辞典 /と#id_3590e201]]」と「[[つごもり橋>用語辞典 /た‐つ#id_fb07000d]]」が組み込まれている。ここで何かを拾ってきてしまったと考えても不自然ではない。  そして、死亡前後の状況は[[夢想荘>用語辞典 /ゆ#id_da2b46f5]]の事例と一致する。舞台が旧校舎であった点と言い、十三階段と相互作用して妙な現象が発生しても何らおかしくはない。  ところでやや唐突な話ではあるが、彼女が上記「三上康幸」の孫である可能性がある。  彼の話には「約束の楠」の言い伝えが語られ、同じく「ゆかり」と言う孫が登場する。ほぼ同一人物であることに間違いは無いだろうが……、ここで困った問題が浮上する。  彼女の死を夢想荘――旧日本軍の負の遺産によるものと仮定すれば、康幸さんは親友のみならず孫娘までもを軍部によって奪われたことになる。  荒井シナリオでは皆に見守られ天寿を全うしただけに、存命の内に孫を失った細田シナリオは殊更に、酷薄な結末と言うことになるだろう。  細田さんに泥を被ってもらえれば、全てが丸く収まるのだが……。  『鳴七』  ⇒「[[菊崎あきな>キャラ年鑑 /き#id_14cfbd52]]」の項を参照のこと。  「三上ゆかり」の要素・エピソードなどは上記の人物へと集約された。 #areaedit(end) ---- #areaedit **右田慎太郎(みぎた しんたろう) -登場作品:殺クラR -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 二年B組 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《クラスメート》,鶴田大河,吉村校長  『殺クラR』第七話、第十一話、第十二話、第十四話に登場。  金にまみれた裏の顔を持つ「[[吉村校長>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_40b687d9]]」に呼び出され、相方の「[[鶴田大河>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_91aaaa08]]」と共に校外からやってきた少年。  明らかに堅気とは思えない場慣れした雰囲気を放ちつつ、表向きは軽薄ながら人当たりが良い態度を取れる曲者でもある。  初登場に際して吉村校長に対して「おばちゃん」と気安く呼びかけていたことなどから、彼女とは以前からそれなりに見知った仲だったようだ。ただ、その関係は果てしなくビジネスライクでドライな割り切ったもの。  どうやら鶴田ともども親に捨てられた孤児だったところを吉村に救われたようだが、そこに愛はなく手駒として悪行に加担させられてきたと思われる。そのため、彼らが高校生という身分に見合った年の頃であるかは実際のところは不明である。  そんなわけで吉村校長の手回しによって転校してきた彼らは、早々に高額な時計などをクラスメートにばらまいて金回りのいいところを見せつけ、経緯は不明だが最低でも二十人の生徒に無金利での高額の貸し付けを行う。  続いて、生徒同士での大金の貸借を問題視した吉村校長が生徒たちの両親に一千万円単位の寄付金を出すよう、圧力をかける。    要はふたりはマッチポンプ行為の実働部分を担わされたわけである。本来ならば短期間で学園を去る予定だった。  ただ、吉村校長から与えられた見返りの金が少ないとみるとふたりは彼女のことを見限る。    少々の間を置いてから右田は吉村のことを笑いながら絞殺し、首尾よく貯め込まれていた億単位の金をせしめる。  そして右田はおそらくは転校に際して荒井昭二が取った行動を生意気とみなした報復もあってか、もうしばらく学園に居座ることを決めるのだった。 #areaedit(end) ---- #areaedit **御厨猛(みくりや-) -登場作品:学恋2 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 二年F組 -関連用語:新聞部《所属》  新聞部に所属する部員の一人で、「鳴神新聞」でその名が確認できる。  だが、なぜか事ある度に病欠していることが多く、本編には名だけ出ることはあっても本格出演は先の先になりそうである。  『学恋2』風間編「[[倉田恵美>登場話早見 /学恋2#id_02f82862]]」ルートに登場。   なぜか「[[金本俊介>キャラ年鑑 /か2#id_8c77ac7f]]」と一緒に「倉田恵美」&「[[大倉和雄>キャラ年鑑 /お1#id_15906407]]」のプロモートする世紀の一戦に司会として顔を出す(立ち絵は無いが)。  そのノリの良さを聞くに、ムードメーカーとして活躍してくれるかも? #areaedit(end) ---- #areaedit **三沢祐司(みさわ ゆうじ) -登場作品:小学怖 -種族:人間 -職業:フリーライター -関連人物:[[小門宇宙>キャラ年鑑 /け‐こ#id_3d07aecc]] -関連用語:百点塾《調査,犠牲者》  『小学怖』火曜日「[[絶対に百点取れる塾>登場話早見 /小学怖#id_8cc0fc1b]]」に登場。  一年前に「[[百点塾>用語辞典 /ひ#id_9e9c14c6]]」の告発に向けた調査を行っていた男性。塾が組織犯罪の隠れ蓑になっていることを長く追ってきたこともあって大方掴んではいたようだが、決定的な証拠を押さえるため鳴神学園近辺で張り込みを行っていた。  そんな折と時を同じくして目立つ動きをしており、危ないところにまで首を突っ込んでいたソラくんこと「小門宇宙」を発見。  彼を強引に安全地帯にまで引き戻し、手を引くように説得にかかるものの友人の「[[高木照義>キャラ年鑑 /た1#id_48446e13]]」の身に危険が迫っていることもあって頑として譲らないソラくんのことを、保護も兼ねて自分の仲間として抱き込むことにした。  わりとノリも面倒見もいいようで、金回りのいい仕事ではないと自認しつつ張り込み調査の際にはパンをおごってくれたり「宇宙人」うんぬんの突拍子のない話を頭ごなしに否定せず危機感を共有すべく話を合わせてくれたりしていた。  また、ソラくんから得た証言をかいつまみ事態が差し迫っていると理解するなど、危険な案件に関わるだけに機転も利く。  そんなわけで目線を合わせ、年の差こそあれ対等に接してくれた三沢さんのことをソラくんは信頼し、共に調査に励むことに。  そんな日々を重ねた結果、タイミングの問題からソラくんが独断で突入したあとに三沢さんの通報による警察の摘発が入るという危ない形になったが、小学生とフリーライター(三十一歳)のバディは見事事件を解決することに成功した。  その後、三沢さんは「百点塾」の真の姿とおぞましい真相のことを(ほとんどは)包み隠さずに教えてくれる。  社会の闇をペンの力で暴き出す社会派ライター――、若干の後味の悪さを残しつつ「小門宇宙」という少年にとっては人生を変えた恩人の一人であるのだろう。そして再会を期して別れられたらどれだけ幸せだっただろうか。  事件解決から一ヶ月後、ソラくんの下に三沢さんから切羽詰まった様子の電話がかかってくる。  悲鳴と共に電話は切れて数日後。ソラくんはまるで廃人かロボットのように変わり果てた三沢さんと再会する。  直後現れた「百点塾」塾長(?)の口や先の電話で断片的に伝わってきた不穏な内容と合わせ、「百点塾」の裏はやはり宇宙人かなにかが黒幕として控えているのだろうか。  そして、三沢さんはそれの犠牲になったと解釈するのがごく自然な結末こそ、この事件の真の幕切れとなった。なお三沢さんが結局どうなってしまったか、どこに行ってしまったかは、不明である。 #areaedit(end) ---- #areaedit **水科海(みずしな かい) -登場作品:特,追加,鳴七,稲in -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 三年H組 -誕生日:3月29日 -身体:176cm/65kg ♂ B型 -趣味:ジャズ鑑賞 -好きな/嫌いな食べ物:プルコギ、豚丼/つくね、明太子 -関連人物:[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]]《クラスメート》,門田《クラスメート,幼馴染》 -関連用語:卓球部,陸上部《所属》,吸血鬼  『特別編』風間シナリオ「[[血を吸う転校生>登場話早見 /特別編#id_e326e2da]]」に登場。  風間のクラスメートで同じく三年H組の不良「[[門田>キャラ年鑑 /か1#id_ba1584e1]]」とは幼馴染。彼とは一定の付き合いは保っていた。  ただし水科自身はそんな付き合いに染まることの無い真っ当な人間であり、クラスの異変解決に乗り出した風間の情報窓口としてはうってつけだった。  彼自身も門田の衰弱には心を痛めており快く協力してくれたが、あくまで調査の主体は風間である。彼の忠告に従って案外あっさりと身を引いてくれる。  傷口の無いままの大量出血、謎の黒ビニール袋、頑なに口を閉ざしつつも水科達を気遣うような門田の言動など、集められるだけの情報は集まった。  別に薄情なわけでなく、やれることを全てやり尽くしたと言えるだけに賢明だろう。風間さんが全てを託せるような相手かどうかは置いといて……。  また、[[アレ>キャラ年鑑 /む‐も#id_db2fc107]]だったり[[ヤバゲ>キャラ年鑑 /た1#id_38992430]]だったりする真相を考えれば、正解でもある。    [私的にまだ活躍してよかった気もするが、イケメンだからとか関係ないない。]  『追加版』「[[吸血鬼の逆襲>登場話早見 /追加版#id_b7e0a8ec]]」に登場。  「[[向井靖>キャラ年鑑 /む‐も#id_db2fc107]]」と「[[竹本>キャラ年鑑 /た1#id_38992430]]」さんのふたりに追われ、血まみれ姿で新聞部部室へと命からがらに転がり込む。暴れる二人のせいで部室は鮮血に染まるものの、ある意味当然の展開として吸血鬼なんかよりずっと恐ろしい人が動き出してしまう。  派手な登場をしたと思ったら、ほっとかれた彼が逃げ出せたことを祈るのみである。あの場にいたらとばっちりを喰らう事必死。アーメン。  『鳴七』「血を吸う転校生」ほかに登場。  褐色肌に一本三つ編みが特徴の男子生徒。  風間、綾小路などのクラスメイトとして登板するほか、荒井の部活の先輩としても出演する。  実は家がかなり裕福だったり、他校に彼女がいたり、日焼けしていそうな見た目とは裏腹に屋内運動部だったり、かと思えば納得の「[[陸上部>用語辞典 /ら‐り#id_bf8ad56d]]」だったりと何かと話題に尽きない人物なのか、現れるシナリオは多岐にわたる。  「[[血を吸う転校生>登場話早見 /鳴七#id_e326e2da]]」。  基本的に『特別編』版とシナリオに相違はない。  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[バイク愛好会>登場話早見 /鳴七#id_85c90c19]]」。    &bold(){(執筆者募集中)}  「[[イケメンマスク>登場話早見 /鳴七#id_7ce9df77]]」。  まず初めに、当シナリオは綾小路を始めとした多くのキャラに風間さんによる脚色があることに言及をしておく。  クラスメートの「沢見つかさ」への思いを募りに募らせた綾小路(仮)は、告白の練習台にしていたリコちゃん人形を愛する彼女だと錯覚し、驚きの行動に出る。  クラスメートの前でつかさちゃん(リコちゃん人形)との結婚を発表した綾小路(仮)を祝福した一人。冗談だと思ってノリよく話に乗っかっていたが、まさか本気で結婚するつもりだったなんて考えもよらなかっただろう。   // &bold(){(執筆者募集中)}  「[[正しいフィギュアの作り方>登場話早見 /鳴七#id_b70befb7]]」。  「影男」の名も語られなかった同級生のエピソードを踏襲している。  「卓球部」の先輩として一年生部員たちのことを気にかけており、荒井さんにも部活の中で励ましの言葉をかけている。  大所帯のサッカー部などとは違って比較的小人数だったためか荒井さんの顔も覚えていたようだ。  が、嫉妬と苛立ちから闇に呑み込まれつつあった荒井さんにとっては、そんな些細な優しい言葉こそが毒になる。  水科のことを自分をなんでも肯定してくれる背後に立つ影の人と同一視してしまった荒井さんは、さらに視野を狭くしてしまい、同じ部活の仲間で悩みを共有できるはずの「[[川辺志道>キャラ年鑑 /か2#id_24d71a2e]]」のことを憎悪の対象としてしか見られなくなっていく。  そして川辺くんが死んだ翌日に、荒井さんは影の人だと思い込んでいる水科さんに歓喜の言葉を投げかけるが……。  影うんぬんの話を知るはずもない水科さんにとって、川辺くんの死を喜ぶ荒井さんの言葉は唾棄に値するものでしかなく、強い拒絶と侮蔑の言葉をもってそれに応えるのだった。  荒井さんは愕然するとともに、最有力候補が消えたことに呆然とするが、背後に立つ影の正体はその日のうちに明らかになる。  「[[スンバラリア星人、現る>登場話早見 /鳴七#id_c5ef5122]]」。  宇宙人が目の前に現れた超展開を前に、坂上修一は開き直りとヤケクソをブレンドしながら常識的対応を取ることもある。  そうして、どうせイタズラだろうと決めつけた坂上がふたりの宇宙人(「長官」&「風間」)に「服を脱いでください」という無茶ぶりを突き付け、「長官」が付き合い切れないとばかりにマスクを脱ぎ捨てた場合、中の人として「水科海」が現れるのだ。    すなわち、この場合の「スンバラリア星人」は風間さんの仕込みによるドッキリだったということになる。  ちなみに「五百円」で引き受けたらしいが、風間さんから払うのは極めて珍しいケースであるし、水科も水科でわざわざ茶番に付き合ってくれる辺り、なかなか付き合いがよいとみえる。よって、ふたりの交友関係がなんとなく偲ばれる一幕かもしれない。  「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「水科海」はその中のひとりであり、「陸上部部室」にいる。  &bold(){(執筆者募集中)}  『稲in』に登場。  坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねてあなたは鳴神学園構内を歩く。  その中のひとり「綾小路行人」が旧校舎に出入りしているという情報を提供してくれたのがクラスメートの彼である。    作中でカメオ出演的に現れる数多いキャラのひとりではあるものの、情報を出したのが自分であると明かさないでくれと釘を刺しながらもしっかり名乗っている辺り、律儀な人柄はしっかり感じ取れるかもしれない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **ミスターコート -登場作品:レンタル -種族:??? -関連人物:帆加辺春生《?》,間山久恵,原口瑞希,篠田俊郎,阿部弘幸《?》 -関連用語:[[パラレル・ワールド>用語辞典 /重要用語 /パラレル・ワールド]],ステップ・オブ・ヘブン,トラック  『レンタル家族』「[[自殺志願 -転生->登場話早見 /レンタル家族#id_561f4f08]]」に登場。  生と死の狭間の世界「[[ステップ・オブ・ヘブン>用語辞典 /す#id_d411facd]]」に住む謎の人物で、彼の地に辿り付いた者にとって案内人のような役割を果たす。本名は不明。  それどころか自称の通り全身を真っ黒なコートで固め、目深にかぶったトップハットで顔を隠している。素性はわからず自称から男性らしきことがわかるのみ。  親友との心中を選択した[[ハロー君>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_76cf3cf4]]の眼前に現れ、糾弾するわけでなく彼が置かれた状況を淡々と教授。その説明を聞いて彼が態度を翻すと、今度は「レンタル家族」の存在するパラレル・ワールドへと導いた。  そこは彼の運命を左右する大切な出会いの場であり、ハロー君は一つ一つ大切なことを学び取っていく。  そして、最後に彼はもう一度彼を送り出す――。  別に彼自身ははじめに紹介した通り、死後の世界の住人と言うわけではなく &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **水梨依子(&u(){みずなし よりこ}) -登場作品:最終 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 教師 -関連人物:[[細田友晴>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]]《噂》,和久井香澄,矢野文子《同僚》,壁男《犠牲者》  『最終版』追加シナリオ「[[教師編>登場話早見 /VNV#id_9bd029fd]]」に登場。  教師陣の中でもリーダー的存在で、かなり気が強い女性。雑用じみた仕事に不満があったのか、不審な噂が相次いだ職員用女子トイレの調査には明らかに乗り気でなかった。そのためか彼女は緻密な調査なしに殺虫剤をまいて終わらせようとするなど雑な作業に留まる。要領よくこなそうとしたともいえるかもしれないが。  非科学的な物事は信じない質なのか、未知の存在を崇拝していた「[[矢野文子>キャラ年鑑 /や#id_ac44feea]]」に対してもぴしゃりと言い放っていた。とはいえ舞台は鳴神学園。彼女も例外でなく「[[壁男>キャラ年鑑 /か2#id_1c22f533]]」というにわかには信じがたい化け物と対峙することになるのだが、それまでの威勢はどこへやら。腰を抜かして以降は目ぼしい活躍ができず、彼女がどうなってしまうのかは「[[和久井香澄>キャラ年鑑 /わ行]]」の行動に委ねられることになる。 #areaedit(end) ---- #areaedit **水野先生(みずの-) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 教師&飛込部顧問 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂》,有馬健一  『特別編』荒井シナリオ「[[プールの飛び込み台>登場話早見 /特別編#id_5a34b341]]」に登場。  十五年ほど前の学園の教師。水泳の飛込競技で国体出場経験があり、専用のプールと飛込部を創設する。  期待していた「[[有馬健一>キャラ年鑑 /あ2#id_fd71562e]]」を事故で失い、顧問を休職。そしてある日、上級生の前に現れて特訓を行うが、それは殺意と狂気に充ち満ちたものであった。  本当は有馬の事故が上級生によって仕組まれたものであったことを見抜いていた彼からの復讐であったとも見て取れる。 #areaedit(end) ---- #areaedit **三田弘美(みた ひろみ) -登場作品:AMC1,送り犬 -種族:人間,宇宙人他 -関連人物:加山裕《思慕》,山本幸男  『AMC1』「[[山本幸男の警備日誌>登場話早見 /AMC1#id_86f37a5f]]」ルートに登場。  遥かはるばる、おうちから&bold(){お兄ちゃん}のいる「[[北聖大学>用語辞典 /へ‐ほ#id_b9428d8f]]」までひとりやってきた幼女。  汚れを知らない純真無垢な性格で、素直に何でも信じてしまう。  そこを運よく発見した警備員の「[[山本幸男>キャラ年鑑 /や#id_e6db2fc5]]」は彼女「ヒロちゃん」の人探しを手伝うことにするのだが……。肝心の「ゆーくん」とやらの特徴はあまり要領を得たものではない。  歳を考えればそんなものだろうが、むしろ面白選択肢を見て遊んでみたプレイヤーのせいで山本さんは高確率で混乱する羽目になる。  攻略のヒントとして一応言っておくと、この際発生する分岐は『AMC1』で多用されているポイント制を採用しており「普通の人」「白馬の王子様」「宇宙人」の[[三種類・五回の選択肢>http://www32.atwiki.jp/allmiccore/pages/18.html]]でどれが累積しているかによって結末が変化する。  いずれも実にほのぼのとしたものばかり。お兄ちゃんとやらを[[加山のゆーくん>キャラ年鑑 /か2#id_03960e10]]で済ませてもいいし、ヒロちゃんが(の)一夏の幻に終わってもいいしご随意に。一方で、宇宙人のアブダクションを思わせるぞっとさせる終わり方も用意されていたりするのだが。  なお、ヒロちゃん関連の話は地味に小ネタ満載だったりする。  『AMC1』は元々パスワードと言う、公式サイトとの連動システムを取っているが、その中には「旧作」で登場したなつかしの単語がふんだんに盛り込まれているためである。  たとえば最後に挙げた事例として「&bold(){0565SBR}」なる謎の番号があるが、これは『学怖(S)』の「[[スンバラリア星人現る>登場話早見 /学怖(S)#id_f59e5515]]」で登場した、風間さんのシリアルコードである。  山本さんにおまじないの「[[ブペキッポ>用語辞典 /ふ#id_e41d444d]]」を教えてくれた件と言い、彼女は隠そうともせず結構ストレートに話に組み込んでいることになる。( ̄ー ̄) #areaedit(end) ---- #areaedit **三田美紀(みた みき) -登場作品:流神A -種族:人間 -職業:星浦旅館 仲居 -年齢:23歳 -身長/体重:?cm/?kg -関連人物:星浦茜,望月智子,星浦真治 -関連用語:  『流神A』「[[開かずの間>登場話早見 /流神A#id_c2ebf232]]」に登場。  オカルト同好会の五人が泊まった温泉地「水間」にある「星浦旅館」の仲居さん。  美人で人当りもいいが、年下の幼馴染である旅館のバカ息子「[[星浦真治>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_c4015fe9]]」にさんざん手を焼かされており、挙句の果てには妊娠させられ子供を堕胎させられたという過去を持っている。   ただ、そんな三田さんとしても幼馴染のことを完全に見放すつもりはないようで、そういったところでは上司の「[[星浦茜>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_91e62356]]」と似た者同士といえるのかもしれない。  &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **三田村(みたむら) -登場作品:晦 ⇒「[[二階堂>キャラ年鑑 /に‐の#id_8f8ee99f]]」 #areaedit(end) ---- #areaedit **御手洗吾郎(みたらい ごろう) -登場作品:新生 -種族:人間 -職業:鳴神学園初等部 六年六組 -誕生日:11月10日 -血液型:O型 -好きな/嫌いな食べ物:とんかつ、ホットケーキ/なし -関連人物:竹内清二,竹内清《噂》 -関連用語:トイレ《嗜好》  年代不明、鳴神学園初等部六年六組に属する児童のひとり。  まんまると太った体躯、清潔なトイレとそこで過ごすひと時を愛する変わった趣向、シリーズ再始動後の細田友晴と共通する[モノクマみてぇな]笑い声「うぷぷぷ……」など、嫌でも細田さんの親族を想起させるそんな男の子である。    明るく朗らかで、友達にはこだわるけど小学生らしく陰湿さとは無縁。  人懐っこくユーモラスだけど、馴れ馴れしい言動などからわかるように、陰の部分を外して図々しさが嫌味にならない小学生版細田さんと言い換えることも出来るが、現時点で彼の出自は謎である。  失礼ながら見た目通り学業や運動は振るわず、食べる以外に目立った特技があるわけではないようだが、素直で単純とは言えども明るい性格は彼のとりえになりえるのかもしれない。  トイレに行ったというだけで「圧」になりかねない小学生という集団の中でトイレ好きを公言して堂々としているのは、人によっては大物に思われる要素と言い換えることも出来る。   ちなみに「御手洗」の名字のいわれは歴史上の事績に由来する地名であったり、神社の参拝に先立って手を清めることを示した事象であったりと様々ではあるけれど……、要はトイレとの連想は風評被害である。  立派に育った体型からわかるように食べることも大好きで将来の夢はフードファイターらしい。  ちなみにクラスメートの幾人からは名前つながりで自分としては不本意な「トイレット」というあだ名をつけられるなど、微妙に邪険にされるネタキャラのような扱いをされているようだ。  『新生』「[[トイレに行かない男>登場話早見 /新生#id_00cb28d2]]」に登場。  タイトルからわかるように過去の名作シナリオのリファイン、オマージュが目立つ時間帯「放課後」での登場である。下校の際に転校生である聞き手に対して友達になろうと接触をかけてくる。  例のごとくいきなり親友認定しようとしたり、聞き手の自宅に遊びに行こうとするのだが、小学生ということを考えれば押しが強い程度で流される話かもしれない。    そんな彼が教えてくれるのは四年生だった時のふたつ上の上級生、もう一人のトイレに行かない男こと「[[竹内清二>キャラ年鑑 /た1#id_ce6f559a]]」の話である。  きっと『小学怖』が親子二世代に渡る世代間ドラマであることを教えてくれるだろう。  それとともに、かつてのドラマにこんな裏側があったのかというファンサービス、そして1995年の高校生とそんな彼ら彼女らの子世代の小学生が活躍する未来、ふたつの時間軸を彼が橋渡しするというライター・飯島多紀哉の意図も自然と悟れるかもしれない。   #areaedit(end) ---- #areaedit **ミチル -登場作品:晦 -関連人物:[[前田良夫>キャラ年鑑 /主要人物 /前田良夫]]《噂》 -関連用語:通り悪魔《犠牲者》  良夫六話「[[7つの不思議な話>登場話早見 /晦#id_079cdb30]]」に登場。  もっと言うなら、良夫六話は「七不思議」と称したショートストーリーの集合と言う体裁を取っているため、その内のひとつと言うことになる。  父親は商社マン、母親は生け花の先生という、良夫いわく「マンガみたい」な両親に恵まれた中学生の女の子。  しかし、父親が交通事故で不慮の死を遂げたという電話がかかってきて唐突に一家の平穏は終わりを告げる。  なお、小学生の間でささやかれる噂の登場人物という制約はあるため、彼女の人となりについてはわからないことは多い。  ただ、憔悴する母親に寄り添おうとする姿勢は語られている。そのことからも人並みに家族思いの女の子であったようだ。  けれど日ごとに朽ちていく身体に気づかないまま毎日生前と変わらない素振りで帰宅しようとする父親の亡霊か、死を受け止められないあまりに精神の均衡を欠いたような母親の、どちらかに悩まされる羽目になる。    この話のポイントは受話器を取ったのは母親だけという点。  また、誰が狂っているのかに注目してみても解釈の幅が広がって面白いかもしれない。  そして、この話の触れ込みである「死の世界に引きずり込まれる空き地」の由縁によって結末が三パターンに分かれてくる。  土地自体が生来呪われていた先天的なものか。これを機に土地に思いを残した霊が事件を起こすようになったと語られる後天的なものなのか。それとも、外来の「[[通り悪魔>用語辞典 /と#id_3493ca49]]」のせいで今も影響が残っているかもしれない、というものである。  なお、これらの分岐展開。裏を取ってみる必要はありそうだが、当事者の証言が残っていそうなパターンは多かったりする。そのため当事者であるミチルとその父親の生還エンドはひとつであるに関わらず意外とこれらの話の信憑性は高い。  もっとも、ミチルの母親による一家心中に至る乱心の原因が通り悪魔に憑りつかれたというオチについては眉唾ものだが。  事件が起こったとすれば捜査は入っており経緯は明らかとは言え、その時のミチルたちの心情まで語られている以上、尾ひれがついて語られている噂であることは必至だろう。通り悪魔に関しては、良夫なりに母親を悪く言わないための解釈とも取れる。 #areaedit(end) ---- #areaedit **三次哲平(みつぎ てっぺい) -登場作品:稲in -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 三年生 -関連人物:[[日野貞夫>キャラ年鑑 /主要人物 /日野貞夫]]《知人》,[[有馬健一>キャラ年鑑 /あ2#id_fd71562e]],[[有馬健二>キャラ年鑑 /あ2#id_f6b3ad49]]《部活》 -関連用語:空手部《所属》  『稲in』に登場。  「[[空手部>用語辞典 /か#id_c958c96c]]」の現主将。  眉間に深い皺が寄った悪相の持ち主であり、シャツの上からも筋骨隆々とした肉体が見て取れる大柄な男である。  見た目通り悪い意味での体育会系の脳筋タイプであり、指導と称して暴力に訴え出ることをなんら躊躇しない危険人物でもある。    そんな三次は部員たちを引き連れ入学式当日に数と暴力の脅しを頼みに新入生を囲んで強引な勧誘を行っており、「[[村山一郎(仮)>キャラ年鑑 /な#id_6cf54639]]」がその毒牙にかかってしまっていた。  そして運悪く村山に身代わりとして売られた「[[あなた>キャラ年鑑 /主要人物 /あなた#id_ae3bc9bc]]」は三次に絡まれ、頷くまで解放してくれないだろう窮地に陥る。そこに事前に面識を得ていた日野貞夫が現れ、口八丁で頭の悪い三次のことを丸め込み助けてくれたというのが式典に至るまでの一幕である。  なお、何を思ったかそれから時を置いてあなたが空手部に足を運んだ場合は、たまたま後輩たちを指導に訪れていた伝説のOB「十字架ブラザーズ」こと有馬兄弟の鉄拳による指導を喜んで受けるよう彼なりの歓迎の意向を示してくれる。  その展開に至った場合はきっと大騒動が起こってしまったと思われるが、その後の空手部と三次の運命については不明である。  (※シナリオの構造上、これらふたつの事件はプレイヤー目線では描かれる順序が逆転している。初見で選んだ方はドンマイ)  要するに三次の理屈としては学年の上下関係は絶対のようである。  作中での彼の言動を追う限りでは三次なりの理屈で筋は通そうとしているようだが、村山(仮)にダマされたあなたを部員として数えようとしている辺り、悪辣さと同時に頭の悪さも見て取れる。なんだかんだでお年頃らしく、女子にも興味津々のようだ。  なお、三次個人は県大会でベスト8に食い込む実力者のようだが、全国基準ではどの程度の猛者なのかは不明である。  もちろん何の心得もない一般人には脅威だが、一定水準以上の強者相手には見劣りするくらいの塩梅と言えるだろう。  現状、人間としても底の浅さがあけすけな三次鉄平という男だが、今後のシリーズでいかなる側面を見せるかには期待したい。 #areaedit(end) ---- #areaedit **蜜田真奈美(みつだ まなみ) -登場作品:VNV,特,流神A,極,秘密,鳴七 -種族:人間 -年齢/誕生日:16歳/8月3日 -職業:鳴神学園高校 一年G組→ワールド・ハッピー&ピース・カンパニー幹部 -身体:158cm・45kg ♀ B型 -趣味:清掃活動 -好きな/嫌いな食べ物:ナポリタン、クアトロファルマッジ/ざる蕎麦、冷やし中華 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《クラスメート,同士》,野沢知美《クラスメート》 -関連用語:歴史部,ワールド・ハッピー&ピース・カンパニー《所属》,サジタリウス  表向きはボランティアなどの奉仕活動に精をなす模範的な女子だが、その実態はカルト宗教団体「[[ワールド・ハッピー&ピース・カンパニー>用語辞典 /わ行#id_db0769fe]](略称:ハピカン)」の尖兵である。  一言で言えばカルトへの「盲目的な狂信者」と言って差し支えないが、一方で一般社会にはまず受け入れられないだろう真意を隠すための最低限の処世術や社会性は持っている。  そのため、表向きはどこかズレた子でピントがみんなとは違うところにある……程度で流されてしまう厄介な人物である。    まとめると「かわいいけど、目がどこかイっちゃってる」と言う福沢の印象を裏切らない、そのまんまな人である。一見すれば善人の蜜田さんだが、その行動は一貫して真っ当とは言えないのだ。  『VNV』「[[あなたは幸せですか?>登場話早見 /VNV#id_21af909c]]」に登場。  初登場作品。  後続の作品中に共通する要素はほぼここで出揃っている。  福沢のクラスでは率先して人の嫌がる清掃などを行い、そのことを一切鼻にかけることがない。  上記の天然成分が同性異性問わず好かれるポイントとなっており、普通に人気者である。  「鳴神新聞」によると、地域の美化に貢献したことで表彰まで受けているらしい。  とは言え、その危険性はお察しの通りでシャンプーを利用して一年G組を完全に掌握、「[[野沢知美>キャラ年鑑 /に‐の#id_b5c06c37]]」を孤立状態に追い込んだあげくに行方不明にしてしまった。  その直後に、福沢さんと接触し、彼女を自らの同士に引きこむ。  ちなみに福沢を見込んだ理由は実質不明である。このことから逆算して彼女もまた理解者を求める思春期の女の子に過ぎなかったと推察できないこともないが、結局は憶測に留まる。  また、ほぼ舞台裏を知っており、件のシャンプーには一度も口を付けていない点や内心を吐露する(ように見える)台詞も吐いており、それを判断材料にすれば、蜜田さんの真意の解釈に幅は出る。  そのため、作中で蜜田さんが働いた凶行は一見盲目的な正義に基づいており、大のために小を犠牲にするという彼女たちなりの大義に基づいているように思えて、疑義を差し込む余地は残っている。  もしかすれば理想云々はまったくの建前で、実際の蜜田さんは悪意の塊なのかも知れない。  もちろん純粋に善意に基づいて行動していると仮定しよう。打算が微塵も混じらない純粋な善意と狂気の違いとはなんだろう? 「地獄への道は善意で舗装されている」とはよく言ったものである。  『特別編』「あなたは幸せですか?(改訂)」、隠しシナリオに登場。    「[[あなたは幸せですか?(改訂)>登場話早見 /特別編#id_49a834cf]]」  新たに用意された分岐で福沢を被験者にしようと試みるも、彼女がとっさにとった行動により手痛いしっぺ返しを喰らう。その後はなぜか顔色一つ変えずに登校してくる蜜田さんだったが……。   隠しシナリオ「[[サジタリウス襲来>登場話早見 /特別編#id_0cd5c552]]」。  遅れてやってきた「七人目」として登場する。  ただし話自体は彼女の視点から野沢さんの行動を追いつつ裏切りについての糾弾をするというものであり、蜜田さん本人に怖い話をしているつもりがあるのか、その自覚すら怪しい。  ハピカンの思想に傾倒しての躁的な言動をはじまりに、言葉の節々に微妙に上から目線の選民思想が混じったりと、当時の心境や考えを知ることはできるが、実は信憑性には乏しかったりする。  それもそのはず、語り終えた直後に蜜田さんの頭部はさく裂、断面からは無数のサジタリウスが湧き出す。物理法則を無視したB級モンスターパニックの地獄絵図を描くためのはじまりを担うのだ。  この場合の蜜田さんは上位者ぶっていたが結局はハピカンからは利用される駒であり、「サジタリウス」を校内にまき散らすための基点のひとつとして利用されたに過ぎないようである。  その上、一連の事態の黒幕は「福沢玲子」であり、野沢さんは元より蜜田さんも彼女の道具であり、偽りの記憶に踊らされていた哀れな犠牲者という結末がやってくる可能性も高かったりする。  『流神A』「[[ひきこさん>登場話早見 /流神A#id_729f519f]]」に登場。  狂信も行き着くところまで行ってしまったのか、幹部にまでなってしまっている。  旧姓福沢こと浅海玲子との交流もまだ続いているらしく、まるで中毒者のようにシャンプーを愛飲するようになってしまった親友のことを何とも言い難い目で見ている。     その一方で組織で上り詰めただけあって、かなり目聡いようである。  新たな協力者と見込んだ賀茂泉警部補に秘密を嬉々と話す一方、言動に違和感を感じると、咄嗟の判断で無力化し、警部補を被験体ないし洗脳の果てにハピカンの同胞に仕立てるなど、手際もいい。    もちろん、賀茂泉警部補の活躍からのハピカンの敗北エンドも用意されているのだが、プレイヤー目線ではハピカンの顔=蜜田真奈美としてのインパクトは健在と言えるだろう。   『極』「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」に登場。  福沢さんが昨年参加したサマーキャンプの同行者として行動を共にする。  今回は他校の生徒のようだが、縁あって「[[野沢さん>キャラ年鑑 /に‐の#id_b5c06c37]]」共々三人グループとして行動することに。  今回の福沢さん視点では断片的なことしかわからないものの、やはり例の組織とは深いつながりがあるようで、知らないとはいえ組織の威を借りた/騙った野沢さんのことを始末にかかったようだ。  人目に付かない場所にまで野沢さんを誘導し、居合わせた福沢さんに幽霊の仕業と言い含めて他言無用だと釘を刺すなど、静かな中に有無を言わせない迫力を宿す脅しを堂々と行った。  『秘密』「[[このままおとなしく成り行きを見守る>登場話早見 /秘密#id_9db33e56]]」ルートに登場。  そもそもが「夢オチ」だということを先に断っておく。  [[正体>キャラ年鑑 /て‐と#id_d8a062e9]]を現した「[[ヒデブ人>用語辞典 /い#id_a8213095]]」に[[及川さん>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]](と[[ピギーちゃん>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]])共々食べられてしまった犠牲者B。  食べられる様子を[[坂上君>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]と[[荒井君>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]に実況解説されるのみで、立ち絵もセリフも無い出演だが、[[七不思議の集会>用語辞典 /重要用語 /七不思議の集会]]にゆかりのある人物の一人としてこの場に集まっていたようだ。  『鳴七』「あなたは幸せですか?」ほかに登場。  薄紫のウェービーヘアが特徴的な福沢のクラスメイトとして登場。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[狂気の夜>登場話早見 /鳴七#id_f77bbae8]]」。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「蜜田真奈美」はその中のひとりであり、「第一音楽室」にいる。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **美津見志保(みつみ しほ) -登場作品:特,鳴七 -種族:人間,[[悪魔>用語辞典 /重要用語 /悪魔]] -職業:鳴神学園高校 一年生 -誕生日:3月26日 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,八重樫《クラスメート,恋人》 -関連用語:旧校舎の悪魔《取引》  『特別編』福沢シナリオ「[[彼と彼女の秘密>登場話早見 /特別編#id_29d03244]]」に登場。  秘密を抱えた男「[[八重樫>キャラ年鑑 /や#id_b7e48d52]]」と付き合っている女生徒。  容姿は芸能人並の八重樫と必ずしも釣り合うわけではなかったが、独特の魅力を持っており彼はそこに惹かれたらしい。  ただ、美津見さんは彼氏の抱えた秘密など知る由もなかった。  週一回のデートで満足していたのだが、ある時八重樫くんと不良グループとのつながりを静かな形か、激しい形のどちらかで知ってしまう。  そして、そのどちらの展開にも悪魔が関わっている。  この場合は「[[旧校舎に棲むと言う悪魔>用語辞典 /き#id_b79b477a]]」に魂と引き換えに美津見さんが問題の解決を依頼するか、もしくは美津見さん自身が悪魔であり、不良一同を八重樫くんの下に屈服させるか全員殺害してしまうかというものである。  ……どちらにしても薄氷を踏むような付き合いを強制される八重樫くんには気の毒かもしれないが、たとえ仮初の姿であっても普通の女の子と付き合えることを考えると、綾小路が歯軋りしていそうな話でもある。  『鳴七』「彼と彼女の秘密」ほかに登場。  福沢のクラスメイト兼放送部員。リング状にしたツインテールが特徴的。好奇心旺盛な性格が災いして被害者になることもある。  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[彼と彼女の秘密>登場話早見 /鳴七#id_29d03244]]」。  基本的に『特別編』版とシナリオに相違はない。  美津見さんの悪魔としての実体を描いた一枚絵が追加されており、[メガテンに登場しそうな]風格と女性らしいシルエットを両立させた本性をプレイヤーは目撃することができる。  見るからに力強い姿であるため、美津見さんが彼氏の情けない姿を見て失望するのもそれでも女の子として惚れた弱みを見せるのもまぁ納得かもしれない。なお後日談として彼氏の八重樫くんは綾小路行人の接触を受けたようだが、その後どうなったかは不明。  ほか、「[[星野元風>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_8a71732e]]&「[[吉川虎之助>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_66cfd4a1]]」を筆頭とする不良一同を屈服させるにあたって、彼らを平和な一団へと変貌させる結末が追加で用意されている。この場合の美津見さんの正体について語る福沢さんは  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[カエルですか?ネズミですか?>登場話早見 /鳴七#id_499dd36a]]」。  放送部員として顔を見せる。「[[魔音>用語辞典 /ま#id_8a5d94ce]]」を手に入れたという「染谷洋子」が放送室に現れたことにより、魔音を追う人やまたそれを追う人とめぐるましく顔を合わせることになる。  染谷さんに翻弄されながらもツッコミが手慣れたものに見えるので、意外にも気心が知れているのかもしれない。  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[あなたは幸せですか?>登場話早見 /鳴七#id_232d3bfe]]」。  「蜜田真奈美」のシャンプーに魅入られた一人。福沢にシャンプーを勧めたり、手のひらを返した「野沢知美」に罵声を浴びせたりと立派なプーダンの一員である。  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[できる彼女の秘密>登場話早見 /鳴七#id_f1987be1]]」。  こちらでは一年G組で過ごす日常が見られる。野沢さんとも普通に会話しており、特に仲が悪いという訳でもない。  突然、能力に磨きがかかった野沢さんに秘密を乞うと野沢さんは家に招き入れようとする。しかし、以前教わった家の方向とは別だった。怪しく思った美津見さんはそのことを指摘するもうまく言いくるめられてしまい、「野沢さんの家」へと向かうのだった……。  &bold(){(執筆者募集中)}   #areaedit(end) ---- #areaedit **緑川真子(&u(){みどりかわ まこ}) -登場作品:学怖,学怖S -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 三年生 -関連人物:[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]]《噂》  風間六話「[[風間の怪しい前世占い>登場話早見 /学怖(S)#id_b56debeb]]」に名前だけ登場する女生徒。  風間さんに一万円を払い、最初にされる質問に「緑」と答えるとそういえばと言ったレベルだが話に上る。なかなか可愛いらしい。そういえば……、「緑」といったら「[[園部茜>キャラ年鑑 /せ‐そ#id_4260c88a]]」が思い起こされるかな。 #areaedit(end) ---- #areaedit **皆川千春(みながわ ちはる) -登場作品:特 -種族:人間→&color(white){悪霊} -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[元木早苗>キャラ年鑑 /主要人物 /元木早苗]]《噂》,桂雅彦 -関連用語:交換日記,自殺  『特別編』隠しシナリオ「[[交換日記の怖い話>登場話早見 /特別編#id_21af909c]]」に登場。  数年前に、交換日記が流行っていた学内のとあるクラスに在籍していた女子生徒。  自他に厳しい性格をしており、クラスメートに指摘することが多かった。そのため、クラス内では口うるささから微妙に浮いたポジションにいた。要は学生の本業は学問であるを真顔で言えてしまう、面白みがないと言われてしまう人間である。    ただし、そんな皆川さんも実のところ内心では素知らぬ顔でいた交換日記には強い憧れを持っていた。  とはいえ、そのスタンスが災いして誰とも繋がれずにいたらしい。  そんな日常に内心で煩悶を貯め込んでいたある日の帰路で皆川さんは木の洞に入っていたボロボロのノートを発見する。  そこで皆川さんはノートに書かれていた「僕と交換日記をしませんか?」という提案に対して返答を書き込んで元の洞の中に戻してみる。ダメ元のつもりが、そこでまさかの返信を受け取ることになった。相手は「[[桂雅彦>キャラ年鑑 /か1#id_f20dce5b]]」という他校の男子生徒だった。  クラスで孤立していた皆川さんにとって桂さんはまさしく救世主のようだった。  桂さんとの交換日記において皆川さんは自分を大きく見せようと強気な言動が目立たせながらも、次第に彼が相手ならと自分の弱みを見せることができるようになっていった。これによって日常に張りが出て、自信を深める皆川さんだったが……。  しかし皆川さんが思いを寄せていた同じクラスの「加瀬啓太」くんが別の女の子と付き合うことになり、また面と向かっては好意的だった加瀬くんも自分のことをほかのクラスメート同様につまらない人間と思っていたことを知ってしまう。  一転して、絶望の底に叩き落された皆川さんは桂さんと会いたいというメッセージを交換日記に託す。  桂さんの了承を受けて、待ち合わせに指定された場所はくだんの木の前だった。皆川さんは彼といざ対面を果たすことになる。  が、肝心の桂さんから提示された解決方法は彼の現状を思えば納得だが、ひどく不器用で残酷なものだった。  彼からの提案を拒んでその場からかろうじて逃れることもできたのだが、皆川さんが謝罪の言葉を交換日記に書き込むのも束の間である。好奇心に駆られた皆川さんは桂さんとの間に最初に交わしたはずの約束を破り、彼の怒りを買ってしまう。  約束を守っていたのなら、桂さんが皆川さんを見逃してくれたかどうかまでははわからない。  ただ、ここまでくれば桂さんも男としてさすがに後に引けないというものである。何年越しかはわからないものの、当の皆川さんから教わった手法によって桂さんは彼女のことを自分の後を追わせるのだった。  以後、皆川さんは交換日記に囚われてしまったようで、洞の中で次に手を伸ばす人を待ち続けているようだ。  『鳴七』  ⇒「[[大本真美>キャラ年鑑 /お1#id_cc2af990]]」の項を参照のこと。  「皆川千春」のエピソードは上記の人物へと集約された。 #areaedit(end) ---- #areaedit **峰崎英二(みねざき えいじ) -登場作品:晦 -種族:人間 -職業:某大学四年生 -関連人物:[[山崎哲夫>キャラ年鑑 /主要人物 /山崎哲夫#id_779b167f]]《噂》,谷村祐二《部活》 -関連用語:生首,ミイラ  哲夫一話「[[不思議な登山者との遭遇>登場話早見 /晦#id_779b167f]]」に登場。  哲夫おじさんたち山を愛する者の間で伝わっている山にまつわる噂の登場人物である。「[[谷村祐二>キャラ年鑑 /た2#id_4c8e9686]]」率いる某大学の山岳部のメンバーのひとりで、彼の名前が出た場合は谷村と同じ四年生であることが判明する。  このシナリオ中ではリーダーの谷村に対してこの峰崎が提案をしたり、率先して行動を起こすことで転機を迎えることが多い。  なんでも体格はひ弱に見えたが、なかなかに度胸があったらしい。  そんなわけで峰崎は深い霧の中、何回も何回も自分たちのことを追い抜いていく五十歳くらいの登山グループに接触してみる。  その場合は、実は死者の列だった登山グループに、彼らの死体の居場所に案内されるという王道の結末を迎えたりする。  ただ、峰崎がなぜか急激に老化して「[[ミイラ>用語辞典 /み‐も#id_80d245c8]]」化したあげくに謎の登山グループの列に加わってしまうなんてケースもある。  または、追い抜いても追い抜いてもキリがない謎の登山グループ相手に業を煮やした谷村たちは最終手段に打って出た。  だが、全然事態が解消しないどころか余計な荷物が増えてしまい、とうとう一行の中でも一足先に峰崎は精神の限界を迎えてしまう。その場合の峰崎は谷村たちが背負う死体のうちの一体になってしまうのだが、山の怪奇は不条理極まりなかった。  峰崎は「[[生首>用語辞典 /な#id_d63decd8]]」と化してなお、自分を殺した谷村に恨み言を言いながら道連れとすべく襲いかかったという。  この展開を辿った谷村たちは全滅したらしいが、結局彼らが遭遇した怪奇現象の正体やこの噂が伝わっている理由を含め一切合切不明瞭なままで終わってしまったことになる。一応、哲夫たち山仲間の中では似た経験をした人間は多いらしいのだが……。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮城(みやぎ) -登場作品:学怖S -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,杉浦亜矢子《犠牲者》  福沢二話「[[血なま臭い水の謎>登場話早見 /学怖(S)#id_d5d477da]]」に登場。  転校生でありオカルト趣味を持っていた為にクラスメイトからは何となく気味悪がられていた。とはいえ基本的に話し上手であるし、オカルト趣味で気の合う友人も出来ていたようである。  そんな現場を見ていた「[[杉浦亜矢子>キャラ年鑑 /す#id_b58c2047]]」にとっては、本来好かれるはずの自分は気味悪がられ、嫌われていたはずの宮城さんはみんなに好かれている……つまり立場が入れ替わられるような呪いをかけられてしまった、と思いこんでしまう。そして思いこみの極致から殺害を思い立った杉浦さんから、貯水池に落とされて殺されてしまった。  もう一つの分岐では、持病の発作によって苦しんでおり、杉浦さんに求めた救いの手すらはねのけられ、水飲み場の前で水にまみれながら憤死してしまう。  そのことで別に「[[地縛霊>用語辞典 /ゆ#id_e56746b9]]」と化したり恨んでいたということは無さそうなのだが、蛇口に起こる異変は全て彼女のせいにされていたりと、扱いは悪い。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮田(みやた) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《噂》,山中学,井上《部活》 -関連用語:サッカー部《所属》,つごもり橋,予言  『特別編』新堂シナリオ「[[夜泣きジジィ>登場話早見 /特別編#id_dccc8d64]]」に登場。  「[[サッカー部>用語辞典 /さ#id_1d611c24]]」所属だがやる気も実力もない「三軍」に所属している。  憂さ晴らしとして橋の下にいるホームレスを襲撃。一緒に連れていた後輩の[[山中>キャラ年鑑 /や#id_f3be53e2]]の静止も聞かずに暴行を繰り返し……。  実際にホームレスを学生が集団で暴行、死亡させる事件があったり、件のホームレスが聾唖(口がきけない)であったりと、絶対にコンシューマーなどでは許されない話となっている。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮田先生(みやた-) -登場作品:学怖S -種族:霊 -職業:鳴神学園高校 日本史教師 -関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,七瀬靖宏 -関連用語:幽霊教室  『学怖S』岩下二話「[[夜の旧校舎を彷徨う霊>登場話早見 /学怖(S)#id_098dd7eb]]」に登場。  忘れ物を取りに夜の学校へとやってきた「[[七瀬靖宏>キャラ年鑑 /な#id_28f9db59]]」が遭遇した幽霊。  七瀬くんが夜なのに授業をしている様子の教室を外から窺っていると、背後から肩ポンして早く教室に入るよう促してくる。  七瀬くんも宮田先生の授業を受けていたことがあり、見知った顔に一度は素直に従おうとするものの、何かがおかしい。  それもそのはず、宮田先生は一年前に事故死しているはずなのだ。  そうと分かると、教室の中の生徒の様子もおかしいことに気が付く。  ずぶ濡れの生徒、泥だらけの生徒……。どの顔も青白く生気が全く感じられない。  七瀬くんが迷い込んでしまったのは、死者たちが死んでなお勉強を続ける「幽霊教室」だったのだ。  あまりの恐ろしさに堪えかねた七瀬くんは叫び声を上げてしまう。  それを引き金に、死者の霊たちは生者の存在を感知するや否や、彼を仲間に引き入れようと一斉に追いかけてくるのだった……。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮田弘江(みやた ひろえ) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -誕生日:7月4日 -関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,酒井聖美《犠牲者》 -関連用語:エレーヌ《犠牲者》  『特別編』岩下シナリオ「[[血を吸う人形>登場話早見 /特別編#id_9a2c05ab]]」に登場。  オカルトに興味を持っていた何年か前の在校生。  隣のクラスの「[[酒井聖美>キャラ年鑑 /さ1#id_1abe7953]]」が持つという人形に惹かれ面識のない彼女に話しかけてみたが、予想外にも当人からは自宅まで来ては? と招待をいただく。  そしていざ喜び勇んで来た彼女が目撃したのは、なんとも恐ろしいものであった。  [[何か恐ろしいもの>用語辞典 /え#id_74b33d17]]が忍ばされた[[市松人形>用語辞典 /に#id_0cd97fb0]]か、それ自体が恐ろしいものだったフランス人形である。  『鳴七』  「[[立花ゆかり>キャラ年鑑 /た2#id_cc88aaac]]」の項を参照のこと。  「宮田弘江」のエピソードは上記の人物へと集約された。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮本(みやもと) -登場作品:晦 -種族:人間 -関連人物:[[鈴木由香里>キャラ年鑑 /主要人物 /鈴木由香里]]《仕事》 -関連用語:エレベーター,マネキン  由香里一話「[[夜のデパートの恐怖>登場話早見 /晦#id_e056f23b]]」に登場。  一昨年の年末、好奇心から深夜のデパートでアルバイトをすることにした由香里だったが、そこで出会ったバイト先の主任が彼である。  由香里にとっては嫌いなタイプらしく、いつか陥れてやろうと思っていたが、その機会はあっさり訪れる。十二月二十五日(日)、奇しくも由香里が狙っていた日であった。  ちなみに嫌われる理由とはいつも威張っているくせして、実態は隠してもバレバレの臆病さゆえ。これ幸いと口実を付けた由香里は彼と二人きりで「[[エレベーター>用語辞典 /え#id_a58721cc]]」に乗って、気味の悪い地下に「[[マネキン>用語辞典 /ま#id_6c4184c4]]」を取りに行く作業に参加したが……。結局、宮本は命を落とす。  その死因は来ていなかったエレベーターから落下しての転落死か、なぜか描いてあった蛍光塗料の落書きを幽霊と見間違えたことによるショック死のどちらかである。  [特に後者は情けないことこの上なく、「旧作」でも一、二を争うほど情けない死に様やも知れない(笑)。これに勝てそうなのは風間さんのギャグくらいしかないだろうか。]  (ネタバレにつき格納)   #region   大の大人がそれだけで命を落とすのは難しい。由香里が直前までしていたエレベーターの怪談と言う仕込があってこそ、主任は致命的な隙を見せたのである。  直接手を下さなくとも相手に危険になる状況を作り出していけば、普段の生活の中でも命に危険を及ばせることが可能となり、犯人に累が及ぶことは無い。  人、これを「プロバリティーの犯罪」と呼ぶ。    由香里の悪意が最も端的に表現された例と言えるだろう。なんとなく"犯罪者"になりたい、そんな漠然な思いだけで嫌いな奴を殺せる。その際に自分自身が滅んでも構わないと言い切れるのが恐ろしい。それは正美や和子とはまた違う女の怖さ。 #endregion  ところで彼は他二人のバイト仲間([[清水>キャラ年鑑 /し#id_3667ac98]]・[[松尾>キャラ年鑑 /ま#id_56d4336a]])が登場する分岐にも顔を出すことも。  デカ文字で怒鳴って由香里たち(とユーザー)を驚かせたり、実は正体が連続殺人鬼で、犠牲者の死体を件のマネキンの中に隠していたり等である。  後者は一応彼の面目躍如か? 他の分岐が心霊(都市伝説的)に偏る分、彼一人で人間の恐さを知らしめた功績は認められよう。  『晦』は登場人物を複数提示してから話を進める例(「[[わらし様>用語辞典 /わ行#id_3ac260d0]]」・「[[死を招くベッド等>用語辞典 /し2#id_874d26b5]]」)が多いが、由香里一話はそれらの中で一歩抜き出たシナリオ構築を見せたのかもしれない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮本健史(みやもと たけし) -登場作品:男怖,極 -種族:人間 -年齢/誕生日:18歳/4月3日 -職業:笹ヶ岡学園高等学校 三年A組 -血液型:B型 -趣味:ビリヤード、万華鏡を自作 -好きな食べ物:フォアグラ、鴨肉のソテー -好きな教科:美術 -中学生の時の通り名:皇帝 -好きな女性のタイプ:清楚で可憐でお淑やかな子……としておきましょうか -関連人物:斉藤圭輔《友人》 -関連用語:狭間の部屋  『男怖』主要人物の一人。  ドレッドヘアに薄化粧を纏ったいかにも危険そうな男。  その風貌に似合わず言葉遣いは嫌味なほどに丁寧で「[[笹ヶ岡学園>用語辞典 /さ#id_45a870d7]]」では生徒会副会長と言う意外な肩書きも持っている。    若くして裏社会につながり、売春、特に男娼の斡旋を行っているらしく、彼自身もバイセクシュアルであると言う噂も流れている。  そして、そのほとんどが事実であると匂わせており[[末恐ろしいどころか>キャラ年鑑 /お1#id_15906407]]現時点で十分危なすぎる男である。  自分にとって利用価値がある限りは誰であれ紳士的態度を取るが、そうでないと見做されたらドスの利いた本性を剥き出しにしてあっさりと見捨ててしまう。  その印象は全ルートでほぼ一貫しているのだから恐れ入る。  「狭間の部屋」探索にはファミレスで一年生トリオが密談している内容がたまたま耳に入り、斉藤とともに企画に横入りして乗っ取ってしまう。  もっとも探索に必要な資材や資金などは彼の懐から出ているので、彼なしであそこまでスムーズに物事が運んだかどうかは疑問ではあるが。  また護身用に一般人ではまず手に入らないような武器を持ち歩いていることが多く、その点で一行に更なる波乱を巻き起こす。脇差や拳銃に始まりルートによってはマシンガンまで持ち出すのだから、前評判に恥じないといえるだろう。  『極』「百点塾」「イノチ」に登場。  やはり相方の斎藤を連れ立っての登場である。  「[[百点塾>登場話早見 /極#id_f8eabcc5]]」。  新聞部部室の隣室である「写真部」の部室で相方の「[[斉藤圭輔>キャラ年鑑 /さ1#id_f25dfe1f]]」を連れ立って「[[朝比奈慎也>キャラ年鑑 /主要人物 /朝比奈慎也]]」部長相手になんらかの話をしていたようだ。  しかし新聞部部室で新堂さんが失礼な態度をとった主人公相手に、軽く暴れたことで騒音が発生する。    その騒音にキレて斉藤が壁をぶち壊したことで新聞部部室と隣室は物理的につながってしまい、同時に行われていた「七不思議の集会」に三人が乱入する形になってしまった。   宮本自身は斉藤をなだめつつ、壁の補修費を払う旨を紳士的に述べており、斉藤の暴走は彼としても予想外だったようだ。  ただし、斉藤の暴走が人間に及んでも、積極的に看過するつもりだったことからやっぱりこの人も頭のネジがどこかぶっ飛んでいることは間違いないだろう。  「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」。  こちらでは福沢さんのオンラインゲーム友達だったんだとか。  そちらの縁で福沢さんはこの男が『男怖』の設定通りの悪事を斎藤とつるみながら働いていることを知り得たことになる。この場合だと、男ふたりで野尻湖のボート遊びとしけ込んだ際に遭遇した彼らの惨劇が語られることになる。 #areaedit(end) ---- #areaedit **美和子(みわこ) -登場作品:学怖,学怖S,極 -種族:人間 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,平井香苗《呪い》,田中《恋人》 -関連用語:占い,黒魔術  福沢六話「[[真夜中の魅惑の恋愛占い>登場話早見 /学怖(S)#id_e79a9aa3]]」に登場。  注:先に平井香苗の項を参照下さい⇒「[[平井香苗>キャラ年鑑 /ひ#id_0582a021]]」  今回の平井さんは比較的普通の人である。  「[[占い>用語辞典 /う#id_d3cb1168]]」にすごく凝っている以外変わったところはなく、猟奇的な行動にも出なかった。  平井香苗がやったことと言えば、最近ちょっと冷たくされた恋人の「[[田中>キャラ年鑑 /た2#id_0fae1300]]」くんと今後どうなるかを知るため、行きつけの占い師に相談したくらい。特に罪はない。  で、この項目にある「美和子」こそがその占い師の中の人の名前である。  黒いローブ越しに顔を隠した占い師(美和子)は、田中くんには新しくとても美人な彼女ができたという話を平井さんにする。  それを聞き、また実際に田中くんと件の美人な彼女がふたりで仲良く歩いている姿を見た平井さんはいたくプライドを傷つけられる。平井さんは、田中くんを見返すべく占い師に勧められるまま自分の魅力を増すための呪術を実践するのだが……。    その際求められたものは一房の髪の毛、続けると爪。  効果があがったこともあり、彼女は要求された物を渡す。  が、本来ならこの時点で気付くべきだったろう。  「[[黒魔術>用語辞典 /く#id_99a562d8]]」を行ううえで絶好の呪物を他人の手に渡してしまったことに。  実は田中くんの新しい彼女とは占い師本人だった。美人の平井さんを焦らせるくらいには素顔も綺麗だったようだ。  正確なところを言えば平井さんがいるうちにはまだ彼女ではなく相談に乗っているくらいの段階だった。顔を隠した占い師姿と美しい素顔を使い分けて、平井さんに頭に血を上らせて冷静な判断力を奪い、自ら墓穴を掘らせたわけである。  平井さんは呪いの媒体に使われたらしき人形と共に死体となって発見され、美和子はまんまと愛する田中くんの隣に収まった。  今は結婚したそうである。     もっとも長々と書いておいて何だが、福沢さんの話からわかることはかなり断片的である。  必ずしも美和子が平井さんを呪った犯人と決まったわけではない。まるで見てきたかのように言うが、目撃者がいなければ絶対に成り立たない一幕も用意されており、福沢さんの脚色が入っていたのでは? といぶかしむことができなくもない。  体験談だったりと、知りえたソースが明示されていることが多い『学怖』としては珍しいケースと言える。  ただし「[[福沢姉>キャラ年鑑 /ふ#id_35fbd6fa]]」はたまたま黒いローブ姿で呪文を唱えている美和子さんを目撃していたりする。これら状況証拠を積み重ねて、本来なら辿り着けない「占い師=美和子」説を導き出し、主人公相手には限りなくクロだと匂わせたのだろう。  ところで、結婚後も呪術に頼っている辺り美和子さんも平井さん同様、田中くんの心をつなぎ留めるには、自分の魅力だけでは頼りなくなったのだろうか。呪いに関わってしまった者の業を感じさせられる、なんとも虚しい話である。   いずれにせよ『学怖』で美和子さんと関わってしまった場合、平井さんの運命は一定であるのだが。  『学怖S』追加分岐。  占い師との付き合いを途中で打ち切ることができる。プレイヤーとしては前述の事情を知らないと何が何だかわからなくなってしまう展開だが、占い師は材料が揃わなかったため呪術を断念せざるを得なかったようだ。  後には黒いローブのみが残され、平井さんは立派に田中くんと仲直りするのだった。  追加によるハッピーエンドも時にはいいものである。  しかし、占い師の中身が美和子と限らなくなった分、考察または妄想の余地が広がったことも確かである。  この展開の場合、田中くんの心変わりには呪術が関わっていたとも考えられるが、どうして手を引いたかについては謎も残る。  人を呪わば穴二つの原理に従って、占い師≒美和子は自滅してしまったとも考えられるが、やはり真相は闇の中である。    『極』「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」に登場。  N湖のサマーキャンプで用意されていたカリキュラムのひとつ「アドベンチャー」の進行役を務めていた女性。  同プログラムはいわゆる「謎解き」であり、洞窟内に用意された謎をクリアすることで先に進む形式になっている。  で、この美和子さんだが、素でやっているのか役柄に入り込んでいるのかは不明だが、妙におどけている。  子供向け番組の「憎めない悪役」か、どこかでなにかを間違えた残念なズッコケ令嬢なのかとツッコみたくなるノリで参加者の福沢さんと瀬戸さんに接してくるのだ。  サービス精神自体は旺盛で盛り上げようとはしているようだが、方向性は間違っており、さしずめスベリ芸人のようである。  そして、美和子さんのノリに全然乗ってこない小娘二人には全力で邪険にされる。  場合によっては存在をスルーされたあげくの果て、彼女らしきミイラ化した遺体が後日発見されることだってある。  ……どうも普段は「占いの館」で占い師をしているようだが、夏限定とはいえこんなところで働いている時点でお察しである。  顔は見せているが、どうも占い師の暑苦しい格好でがんばっており、動きにくい服装のはずなのに動き自体は軽やかなようだ。  そして、美和子さんは小娘どもの無粋なツッコミをスルーしながら役に沿った進行役を務めていく。  最奥に辿り着けなかった場合の残念賞は元より、クリアした場合だって彼女からショボい宝がもらえるのだ。  とは言え、このカリキュラムと美和子さんに関わってしまった時点で脱力モノのオチしか用意されていないので要注意である。    ちなみにこのシナリオを担当した「飯島多紀哉」氏いわく前述の「美和子」さんと今回登場したこの残念な女性は同一人物。  あの「平井香苗」を翻弄した彼女が後年になって、こんなアホなことをしでかしたと考えれば別の意味で涙を誘うだろう。  [補足しておくと美和子さんの年齢は平井さんや福沢の姉と同年代と考えられる(もっと上という可能性もなくはない)。]  ただし、「イノチ」のこのルートがコメディチックかつ、みょうちきりんなノリで進むことは頭に入れておきない。  それと恒例の「パラレル・ワールド」であることを留意に入れて、名前や生い立ち、占いを嗜んでいたことなどは共通しても、まったく違った人生を辿った実質別人であるかもしれない……などと考察して、存在を切り分けてもいいかもしれない。 #areaedit(end) ---- //-------------------------------------------------------------------------------- #divclass(navi_epi){ |[[← 前>キャラ年鑑 /ま]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /む‐も]]| } ---- &color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。} &color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。} ---- #comment() ----
**み //-------------------------------------------------------------------------------- #divclass(navi_epi){ |[[← 前>キャラ年鑑 /ま]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /む‐も]]| } ---- #contents(,option=word) *索引 ---- #areaedit **三浦(&u(){みうら}) -登場作品:VNV,追加 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂,クラスメート》,今野英俊《横恋慕,部活》,野々宮亜由美《クラスメート》,[[飴玉ばあさん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]]《?》  『VNV(新装版)』『追加版』「[[飴玉ばあさん>登場話早見 /VNV#id_b5c6c7c4]]」に登場。  「[[野々宮亜由美>キャラ年鑑 /に‐の#id_437502d8]]」と岩下さんのクラスメートで、明るくて可愛らしい、岩下さんいわく野々宮さんとは正反対のイメージの女子生徒。  「[[今野英俊>キャラ年鑑 /け‐こ#id_e9ef99f8]]」と同じ部活に所属しているが、今野くんも含め何部なのかは不明。  同じ部活の縁なのか、今野くんは野々宮さんという長年連れ添った恋人がいるにも関わらず三浦さんと付き合い始めてしまう。  それを野々宮さんから聞いた岩下さんの気の利いたお膳立てにより、哀れ二人は[[野々宮さん>キャラ年鑑 /主要人物 /飴玉ばあさん]]の復讐に遭うのだった。  『鳴七』  ⇒「[[及川由紀>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]]」の項を参照のこと。  「三浦」のエピソードは上記の人物へと集約された。 #areaedit(end) ---- #areaedit **三笠瀬里(みかさ せり) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 三年生 -誕生日:9月9日 -関連人物:[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]],稲村勝男《恋人》  『特別編』風間シナリオ「[[ロマンチックな話>登場話早見 /特別編#id_31fc5626]]」に登場。  ちょっと天然っぽい性格をしているらしく、風間さんいわく大勢いるガールフレンドの一人。  「[[稲村勝男>キャラ年鑑 /い#id_121c2378]]」と言う男から告白されて付き合うことになり、風間は二人のおのろけ話を聞かされる羽目になったらしい。  この事から考えて、風間さんとは後腐れのない軽い付き合いだったと思われるが、なにせ彼の言うこと、どこまで真に受けていいのやらわかりはしない。    そんな稲村との初デートの日、計画にこだわる彼をなだめつつ何とか二人きりのキスシーンにまでこじつけるも……。  暴走する稲村相手にとうとうブチ切れてしまった。  と言うか、よく見ると彼女かなり派手な化粧とファッションをしている。  その辺りから彼女の本性に気づけた人は慧眼の持ち主だろう。 #areaedit(end) ---- #areaedit **三上康幸(みかみ やすゆき) -登場作品:特 -種族:人間 -誕生日:12月15日 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《伝承》,種田三郎《親友》 -関連用語:戦争  『特別編』荒井シナリオ「[[戦下の友情>登場話早見 /特別編#id_4e9fdb75]]」に登場。  「太平洋戦争(大東亜戦争)」末期、学友の「[[種田三郎>キャラ年鑑 /た2#id_e3cd0867]]」らと共に徴兵された旧制鳴神学園の生徒。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) #areaedit ***三上ゆかり(みかみ-) ***菊崎あきな(きくざき-) -登場作品:特,鳴七 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -誕生日:11月11日 -関連人物:[[細田友晴>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]]《クラスメート》 -関連用語:[[旧校舎>用語辞典 /重要用語 /旧校舎]],図書室,つごもり橋,十三階段,夢想荘  『特別編』荒井、細田シナリオに登場。  細田シナリオ「[[禁じられたトイレ>登場話早見 /特別編#id_48876e36]]」。  細田が一年の頃に同じクラスだった女子生徒。  大人しくていつも本ばかり読んでいる、いわゆる「本の虫」。  その熱中っぷりは授業も忘れて読み耽るほどで、細田はそんな彼女の姿を見て興味を持つようになる。そう、好きな人のことをより深く知りたいと思うのは世の常である。  細田がとりあえず選択した手段は&bold(){ストーキング}であったが。  彼女が気付かないことをいいことに、四六時中付きまとい遂には行動パターンを把握するまでに至る。……、細田さんではないので詳細の言及は避けますが、実は彼女の一日には意外と問題のありそうな単語が山積していたりする。  そして、例のごとく三上さんを追跡していた細田は彼女の死を目撃してしまう。  ある昼休み、彼女は旧校舎近くの大きな楠に手を当てもごもご口を動かすと言った不審な行動を取っていたが、続けざまに何を思ったか旧校舎の中に駆け込んだ。  中途の階段にはなぜか早苗ちゃんの教えである日めくりカレンダーを使った「[[十三階段>用語辞典 /し#id_1dc191a0]]」の儀式が実行されていたが、これからの出来事にけして無関係ではないだろう。  続いて細田が上がる悲鳴目掛け駆けつけてみれば、二階女子トイレで死んでいる三上さんを発見してしまった。不思議なことに口の中にはおがくずが目一杯詰められていた。  が、細田が人を呼んで来てみれば、肝心の死体はなく代わりにおがくずが大量に捨てられていたと言う話である。  ある意味自業自得だが、細田はクラスメートの証言を合わせ一気に不利な立場に追い込まれてしまった。今も彼は疑惑の目を向けられている。  細田は是が非でも自分のことを信じてもらいたいようだが、悪びれることなく犯罪行為(そうでなくても褒められない所業)を初対面の下級生に告白されても正直対処に困る。  彼の厚顔さを象徴する事例として彼女の話は記憶されることになるだろう。  事実、このEDタイトルは「救いようのない男」と、厳に毒のある評価であった。  細田を弁護するわけではないが、彼が三上さんを殺した可能性は低いと思われる。  犯人が自白するわけでもないのに、わざわざこんな話をするわけが無いのがひとつ。  もうひとつは彼女を取り巻く環境である。  彼女の行動パターンには、しっかりと『特別編』の危険地帯「[[図書室>用語辞典 /と#id_3590e201]]」と「[[つごもり橋>用語辞典 /た‐つ#id_fb07000d]]」が組み込まれている。ここで何かを拾ってきてしまったと考えても不自然ではない。  そして、死亡前後の状況は[[夢想荘>用語辞典 /ゆ#id_da2b46f5]]の事例と一致する。舞台が旧校舎であった点と言い、十三階段と相互作用して妙な現象が発生しても何らおかしくはない。  ところでやや唐突な話ではあるが、彼女が上記「三上康幸」の孫である可能性がある。  彼の話には「約束の楠」の言い伝えが語られ、同じく「ゆかり」と言う孫が登場する。ほぼ同一人物であることに間違いは無いだろうが……、ここで困った問題が浮上する。  彼女の死を夢想荘――旧日本軍の負の遺産によるものと仮定すれば、康幸さんは親友のみならず孫娘までもを軍部によって奪われたことになる。  荒井シナリオでは皆に見守られ天寿を全うしただけに、存命の内に孫を失った細田シナリオは殊更に、酷薄な結末と言うことになるだろう。  細田さんに泥を被ってもらえれば、全てが丸く収まるのだが……。  『鳴七』  ⇒「[[菊崎あきな>キャラ年鑑 /き#id_14cfbd52]]」の項を参照のこと。  「三上ゆかり」の要素・エピソードなどは上記の人物へと集約された。 #areaedit(end) ---- #areaedit **右田慎太郎(みぎた しんたろう) -登場作品:殺クラR -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 二年B組 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《クラスメート》,鶴田大河,吉村校長  『殺クラR』第七話、第十一話、第十二話、第十四話に登場。  金にまみれた裏の顔を持つ「[[吉村校長>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_40b687d9]]」に呼び出され、相方の「[[鶴田大河>キャラ年鑑 /ち‐つ#id_91aaaa08]]」と共に校外からやってきた少年。  明らかに堅気とは思えない場慣れした雰囲気を放ちつつ、表向きは軽薄ながら人当たりが良い態度を取れる曲者でもある。  初登場に際して吉村校長に対して「おばちゃん」と気安く呼びかけていたことなどから、彼女とは以前からそれなりに見知った仲だったようだ。ただ、その関係は果てしなくビジネスライクでドライな割り切ったもの。  どうやら鶴田ともども親に捨てられた孤児だったところを吉村に救われたようだが、そこに愛はなく手駒として悪行に加担させられてきたと思われる。そのため、彼らが高校生という身分に見合った年の頃であるかは実際のところは不明である。  そんなわけで吉村校長の手回しによって転校してきた彼らは、早々に高額な時計などをクラスメートにばらまいて金回りのいいところを見せつけ、経緯は不明だが最低でも二十人の生徒に無金利での高額の貸し付けを行う。  続いて、生徒同士での大金の貸借を問題視した吉村校長が生徒たちの両親に一千万円単位の寄付金を出すよう、圧力をかける。    要はふたりはマッチポンプ行為の実働部分を担わされたわけである。本来ならば短期間で学園を去る予定だった。  ただ、吉村校長から与えられた見返りの金が少ないとみるとふたりは彼女のことを見限る。    少々の間を置いてから右田は吉村のことを笑いながら絞殺し、首尾よく貯め込まれていた億単位の金をせしめる。  そして右田はおそらくは転校に際して荒井昭二が取った行動を生意気とみなした報復もあってか、もうしばらく学園に居座ることを決めるのだった。 #areaedit(end) ---- #areaedit **御厨猛(みくりや-) -登場作品:学恋2 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 二年F組 -関連用語:新聞部《所属》  新聞部に所属する部員の一人で、「鳴神新聞」でその名が確認できる。  だが、なぜか事ある度に病欠していることが多く、本編には名だけ出ることはあっても本格出演は先の先になりそうである。  『学恋2』風間編「[[倉田恵美>登場話早見 /学恋2#id_02f82862]]」ルートに登場。   なぜか「[[金本俊介>キャラ年鑑 /か2#id_8c77ac7f]]」と一緒に「倉田恵美」&「[[大倉和雄>キャラ年鑑 /お1#id_15906407]]」のプロモートする世紀の一戦に司会として顔を出す(立ち絵は無いが)。  そのノリの良さを聞くに、ムードメーカーとして活躍してくれるかも? #areaedit(end) ---- #areaedit **三沢祐司(みさわ ゆうじ) -登場作品:小学怖 -種族:人間 -職業:フリーライター -関連人物:[[小門宇宙>キャラ年鑑 /け‐こ#id_3d07aecc]] -関連用語:百点塾《調査,犠牲者》  『小学怖』火曜日「[[絶対に百点取れる塾>登場話早見 /小学怖#id_8cc0fc1b]]」に登場。  一年前に「[[百点塾>用語辞典 /ひ#id_9e9c14c6]]」の告発に向けた調査を行っていた男性。塾が組織犯罪の隠れ蓑になっていることを長く追ってきたこともあって大方掴んではいたようだが、決定的な証拠を押さえるため鳴神学園近辺で張り込みを行っていた。  そんな折と時を同じくして目立つ動きをしており、危ないところにまで首を突っ込んでいたソラくんこと「小門宇宙」を発見。  彼を強引に安全地帯にまで引き戻し、手を引くように説得にかかるものの友人の「[[高木照義>キャラ年鑑 /た1#id_48446e13]]」の身に危険が迫っていることもあって頑として譲らないソラくんのことを、保護も兼ねて自分の仲間として抱き込むことにした。  わりとノリも面倒見もいいようで、金回りのいい仕事ではないと自認しつつ張り込み調査の際にはパンをおごってくれたり「宇宙人」うんぬんの突拍子のない話を頭ごなしに否定せず危機感を共有すべく話を合わせてくれたりしていた。  また、ソラくんから得た証言をかいつまみ事態が差し迫っていると理解するなど、危険な案件に関わるだけに機転も利く。  そんなわけで目線を合わせ、年の差こそあれ対等に接してくれた三沢さんのことをソラくんは信頼し、共に調査に励むことに。  そんな日々を重ねた結果、タイミングの問題からソラくんが独断で突入したあとに三沢さんの通報による警察の摘発が入るという危ない形になったが、小学生とフリーライター(三十一歳)のバディは見事事件を解決することに成功した。  その後、三沢さんは「百点塾」の真の姿とおぞましい真相のことを(ほとんどは)包み隠さずに教えてくれる。  社会の闇をペンの力で暴き出す社会派ライター――、若干の後味の悪さを残しつつ「小門宇宙」という少年にとっては人生を変えた恩人の一人であるのだろう。そして再会を期して別れられたらどれだけ幸せだっただろうか。  事件解決から一ヶ月後、ソラくんの下に三沢さんから切羽詰まった様子の電話がかかってくる。  悲鳴と共に電話は切れて数日後。ソラくんはまるで廃人かロボットのように変わり果てた三沢さんと再会する。  直後現れた「百点塾」塾長(?)の口や先の電話で断片的に伝わってきた不穏な内容と合わせ、「百点塾」の裏はやはり宇宙人かなにかが黒幕として控えているのだろうか。  そして、三沢さんはそれの犠牲になったと解釈するのがごく自然な結末こそ、この事件の真の幕切れとなった。なお三沢さんが結局どうなってしまったか、どこに行ってしまったかは、不明である。 #areaedit(end) ---- #areaedit **水科海(みずしな かい) -登場作品:特,追加,鳴七,稲in -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 三年H組 -誕生日:3月29日 -身体:176cm/65kg ♂ B型 -趣味:ジャズ鑑賞 -好きな/嫌いな食べ物:プルコギ、豚丼/つくね、明太子 -関連人物:[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]]《クラスメート》,門田《クラスメート,幼馴染》 -関連用語:卓球部,陸上部《所属》,吸血鬼  『特別編』風間シナリオ「[[血を吸う転校生>登場話早見 /特別編#id_e326e2da]]」に登場。  風間のクラスメートで同じく三年H組の不良「[[門田>キャラ年鑑 /か1#id_ba1584e1]]」とは幼馴染。彼とは一定の付き合いは保っていた。  ただし水科自身はそんな付き合いに染まることの無い真っ当な人間であり、クラスの異変解決に乗り出した風間の情報窓口としてはうってつけだった。  彼自身も門田の衰弱には心を痛めており快く協力してくれたが、あくまで調査の主体は風間である。彼の忠告に従って案外あっさりと身を引いてくれる。  傷口の無いままの大量出血、謎の黒ビニール袋、頑なに口を閉ざしつつも水科達を気遣うような門田の言動など、集められるだけの情報は集まった。  別に薄情なわけでなく、やれることを全てやり尽くしたと言えるだけに賢明だろう。風間さんが全てを託せるような相手かどうかは置いといて……。  また、[[アレ>キャラ年鑑 /む‐も#id_db2fc107]]だったり[[ヤバゲ>キャラ年鑑 /た1#id_38992430]]だったりする真相を考えれば、正解でもある。    [私的にまだ活躍してよかった気もするが、イケメンだからとか関係ないない。]  『追加版』「[[吸血鬼の逆襲>登場話早見 /追加版#id_b7e0a8ec]]」に登場。  「[[向井靖>キャラ年鑑 /む‐も#id_db2fc107]]」と「[[竹本>キャラ年鑑 /た1#id_38992430]]」さんのふたりに追われ、血まみれ姿で新聞部部室へと命からがらに転がり込む。暴れる二人のせいで部室は鮮血に染まるものの、ある意味当然の展開として吸血鬼なんかよりずっと恐ろしい人が動き出してしまう。  派手な登場をしたと思ったら、ほっとかれた彼が逃げ出せたことを祈るのみである。あの場にいたらとばっちりを喰らう事必死。アーメン。  『鳴七』「血を吸う転校生」ほかに登場。  褐色肌に一本三つ編みが特徴の男子生徒。  風間、綾小路などのクラスメイトとして登板するほか、荒井の部活の先輩としても出演する。  実は家がかなり裕福だったり、他校に彼女がいたり、日焼けしていそうな見た目とは裏腹に屋内運動部だったり、かと思えば納得の「[[陸上部>用語辞典 /ら‐り#id_bf8ad56d]]」だったりと何かと話題に尽きない人物なのか、現れるシナリオは多岐にわたる。  「[[血を吸う転校生>登場話早見 /鳴七#id_e326e2da]]」。  基本的に『特別編』版とシナリオに相違はない。  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[バイク愛好会>登場話早見 /鳴七#id_85c90c19]]」。    &bold(){(執筆者募集中)}  「[[イケメンマスク>登場話早見 /鳴七#id_7ce9df77]]」。  まず初めに、当シナリオは綾小路を始めとした多くのキャラに風間さんによる脚色があることに言及をしておく。  クラスメートの「沢見つかさ」への思いを募りに募らせた綾小路(仮)は、告白の練習台にしていたリコちゃん人形を愛する彼女だと錯覚し、驚きの行動に出る。  クラスメートの前でつかさちゃん(リコちゃん人形)との結婚を発表した綾小路(仮)を祝福した一人。冗談だと思ってノリよく話に乗っかっていたが、まさか本気で結婚するつもりだったなんて考えもよらなかっただろう。   // &bold(){(執筆者募集中)}  「[[正しいフィギュアの作り方>登場話早見 /鳴七#id_b70befb7]]」。  「影男」の名も語られなかった同級生のエピソードを踏襲している。  「卓球部」の先輩として一年生部員たちのことを気にかけており、荒井さんにも部活の中で励ましの言葉をかけている。  大所帯のサッカー部などとは違って比較的小人数だったためか荒井さんの顔も覚えていたようだ。  が、嫉妬と苛立ちから闇に呑み込まれつつあった荒井さんにとっては、そんな些細な優しい言葉こそが毒になる。  水科のことを自分をなんでも肯定してくれる背後に立つ影の人と同一視してしまった荒井さんは、さらに視野を狭くしてしまい、同じ部活の仲間で悩みを共有できるはずの「[[川辺志道>キャラ年鑑 /か2#id_24d71a2e]]」のことを憎悪の対象としてしか見られなくなっていく。  そして川辺くんが死んだ翌日に、荒井さんは影の人だと思い込んでいる水科さんに歓喜の言葉を投げかけるが……。  影うんぬんの話を知るはずもない水科さんにとって、川辺くんの死を喜ぶ荒井さんの言葉は唾棄に値するものでしかなく、強い拒絶と侮蔑の言葉をもってそれに応えるのだった。  荒井さんは愕然するとともに、最有力候補が消えたことに呆然とするが、背後に立つ影の正体はその日のうちに明らかになる。  「[[スンバラリア星人、現る>登場話早見 /鳴七#id_c5ef5122]]」。  宇宙人が目の前に現れた超展開を前に、坂上修一は開き直りとヤケクソをブレンドしながら常識的対応を取ることもある。  そうして、どうせイタズラだろうと決めつけた坂上がふたりの宇宙人(「長官」&「風間」)に「服を脱いでください」という無茶ぶりを突き付け、「長官」が付き合い切れないとばかりにマスクを脱ぎ捨てた場合、中の人として「水科海」が現れるのだ。    すなわち、この場合の「スンバラリア星人」は風間さんの仕込みによるドッキリだったということになる。  ちなみに「五百円」で引き受けたらしいが、風間さんから払うのは極めて珍しいケースであるし、水科も水科でわざわざ茶番に付き合ってくれる辺り、なかなか付き合いがよいとみえる。よって、ふたりの交友関係がなんとなく偲ばれる一幕かもしれない。  「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」。  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「水科海」はその中のひとりであり、「陸上部部室」にいる。  &bold(){(執筆者募集中)}  『稲in』に登場。  坂上修一の足跡を求め「七不思議の集会」の出席者の居場所を訪ねてあなたは鳴神学園構内を歩く。  その中のひとり「綾小路行人」が旧校舎に出入りしているという情報を提供してくれたのがクラスメートの彼である。    作中でカメオ出演的に現れる数多いキャラのひとりではあるものの、情報を出したのが自分であると明かさないでくれと釘を刺しながらもしっかり名乗っている辺り、律儀な人柄はしっかり感じ取れるかもしれない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **ミスターコート -登場作品:レンタル -種族:??? -関連人物:帆加辺春生《?》,間山久恵,原口瑞希,篠田俊郎,阿部弘幸《?》 -関連用語:[[パラレル・ワールド>用語辞典 /重要用語 /パラレル・ワールド]],ステップ・オブ・ヘブン,トラック  『レンタル家族』「[[自殺志願 -転生->登場話早見 /レンタル家族#id_561f4f08]]」に登場。  生と死の狭間の世界「[[ステップ・オブ・ヘブン>用語辞典 /す#id_d411facd]]」に住む謎の人物で、彼の地に辿り付いた者にとって案内人のような役割を果たす。本名は不明。  それどころか自称の通り全身を真っ黒なコートで固め、目深にかぶったトップハットで顔を隠している。素性はわからず自称から男性らしきことがわかるのみ。  親友との心中を選択した[[ハロー君>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_76cf3cf4]]の眼前に現れ、糾弾するわけでなく彼が置かれた状況を淡々と教授。その説明を聞いて彼が態度を翻すと、今度は「レンタル家族」の存在するパラレル・ワールドへと導いた。  そこは彼の運命を左右する大切な出会いの場であり、ハロー君は一つ一つ大切なことを学び取っていく。  そして、最後に彼はもう一度彼を送り出す――。  別に彼自身ははじめに紹介した通り、死後の世界の住人と言うわけではなく &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **水梨依子(&u(){みずなし よりこ}) -登場作品:最終 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 教師 -関連人物:[[細田友晴>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]]《噂》,和久井香澄,矢野文子《同僚》,壁男《犠牲者》  『最終版』追加シナリオ「[[教師編>登場話早見 /VNV#id_9bd029fd]]」に登場。  教師陣の中でもリーダー的存在で、かなり気が強い女性。雑用じみた仕事に不満があったのか、不審な噂が相次いだ職員用女子トイレの調査には明らかに乗り気でなかった。そのためか彼女は緻密な調査なしに殺虫剤をまいて終わらせようとするなど雑な作業に留まる。要領よくこなそうとしたともいえるかもしれないが。  非科学的な物事は信じない質なのか、未知の存在を崇拝していた「[[矢野文子>キャラ年鑑 /や#id_ac44feea]]」に対してもぴしゃりと言い放っていた。とはいえ舞台は鳴神学園。彼女も例外でなく「[[壁男>キャラ年鑑 /か2#id_1c22f533]]」というにわかには信じがたい化け物と対峙することになるのだが、それまでの威勢はどこへやら。腰を抜かして以降は目ぼしい活躍ができず、彼女がどうなってしまうのかは「[[和久井香澄>キャラ年鑑 /わ行]]」の行動に委ねられることになる。 #areaedit(end) ---- #areaedit **水野先生(みずの-) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 教師&飛込部顧問 -関連人物:[[荒井昭二>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]《噂》,有馬健一  『特別編』荒井シナリオ「[[プールの飛び込み台>登場話早見 /特別編#id_5a34b341]]」に登場。  十五年ほど前の学園の教師。水泳の飛込競技で国体出場経験があり、専用のプールと飛込部を創設する。  期待していた「[[有馬健一>キャラ年鑑 /あ2#id_fd71562e]]」を事故で失い、顧問を休職。そしてある日、上級生の前に現れて特訓を行うが、それは殺意と狂気に充ち満ちたものであった。  本当は有馬の事故が上級生によって仕組まれたものであったことを見抜いていた彼からの復讐であったとも見て取れる。 #areaedit(end) ---- #areaedit **三田弘美(みた ひろみ) -登場作品:AMC1,送り犬 -種族:人間,宇宙人他 -関連人物:加山裕《思慕》,山本幸男  『AMC1』「[[山本幸男の警備日誌>登場話早見 /AMC1#id_86f37a5f]]」ルートに登場。  遥かはるばる、おうちから&bold(){お兄ちゃん}のいる「[[北聖大学>用語辞典 /へ‐ほ#id_b9428d8f]]」までひとりやってきた幼女。  汚れを知らない純真無垢な性格で、素直に何でも信じてしまう。  そこを運よく発見した警備員の「[[山本幸男>キャラ年鑑 /や#id_e6db2fc5]]」は彼女「ヒロちゃん」の人探しを手伝うことにするのだが……。肝心の「ゆーくん」とやらの特徴はあまり要領を得たものではない。  歳を考えればそんなものだろうが、むしろ面白選択肢を見て遊んでみたプレイヤーのせいで山本さんは高確率で混乱する羽目になる。  攻略のヒントとして一応言っておくと、この際発生する分岐は『AMC1』で多用されているポイント制を採用しており「普通の人」「白馬の王子様」「宇宙人」の[[三種類・五回の選択肢>http://www32.atwiki.jp/allmiccore/pages/18.html]]でどれが累積しているかによって結末が変化する。  いずれも実にほのぼのとしたものばかり。お兄ちゃんとやらを[[加山のゆーくん>キャラ年鑑 /か2#id_03960e10]]で済ませてもいいし、ヒロちゃんが(の)一夏の幻に終わってもいいしご随意に。一方で、宇宙人のアブダクションを思わせるぞっとさせる終わり方も用意されていたりするのだが。  なお、ヒロちゃん関連の話は地味に小ネタ満載だったりする。  『AMC1』は元々パスワードと言う、公式サイトとの連動システムを取っているが、その中には「旧作」で登場したなつかしの単語がふんだんに盛り込まれているためである。  たとえば最後に挙げた事例として「&bold(){0565SBR}」なる謎の番号があるが、これは『学怖(S)』の「[[スンバラリア星人現る>登場話早見 /学怖(S)#id_f59e5515]]」で登場した、風間さんのシリアルコードである。  山本さんにおまじないの「[[ブペキッポ>用語辞典 /ふ#id_e41d444d]]」を教えてくれた件と言い、彼女は隠そうともせず結構ストレートに話に組み込んでいることになる。( ̄ー ̄) #areaedit(end) ---- #areaedit **三田美紀(みた みき) -登場作品:流神A -種族:人間 -職業:星浦旅館 仲居 -年齢:23歳 -身長/体重:?cm/?kg -関連人物:星浦茜,望月智子,星浦真治 -関連用語:  『流神A』「[[開かずの間>登場話早見 /流神A#id_c2ebf232]]」に登場。  オカルト同好会の五人が泊まった温泉地「水間」にある「星浦旅館」の仲居さん。  美人で人当りもいいが、年下の幼馴染である旅館のバカ息子「[[星浦真治>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_c4015fe9]]」にさんざん手を焼かされており、挙句の果てには妊娠させられ子供を堕胎させられたという過去を持っている。   ただ、そんな三田さんとしても幼馴染のことを完全に見放すつもりはないようで、そういったところでは上司の「[[星浦茜>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_91e62356]]」と似た者同士といえるのかもしれない。  &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **三田村(みたむら) -登場作品:晦 ⇒「[[二階堂>キャラ年鑑 /に‐の#id_8f8ee99f]]」 #areaedit(end) ---- #areaedit **御手洗吾郎(みたらい ごろう) -登場作品:新生 -種族:人間 -職業:鳴神学園初等部 六年六組 -誕生日:11月10日 -血液型:O型 -好きな/嫌いな食べ物:とんかつ、ホットケーキ/なし -関連人物:竹内清二,竹内清《噂》 -関連用語:トイレ《嗜好》  年代不明、鳴神学園初等部六年六組に属する児童のひとり。  まんまると太った体躯、清潔なトイレとそこで過ごすひと時を愛する変わった趣向、シリーズ再始動後の細田友晴と共通する[モノクマみてぇな]笑い声「うぷぷぷ……」など、嫌でも細田さんの親族を想起させるそんな男の子である。    明るく朗らかで、友達にはこだわるけど小学生らしく陰湿さとは無縁。  人懐っこくユーモラスだけど、馴れ馴れしい言動などからわかるように、陰の部分を外して図々しさが嫌味にならない小学生版細田さんと言い換えることも出来るが、現時点で彼の出自は謎である。  失礼ながら見た目通り学業や運動は振るわず、食べる以外に目立った特技があるわけではないようだが、素直で単純とは言えども明るい性格は彼のとりえになりえるのかもしれない。  トイレに行ったというだけで「圧」になりかねない小学生という集団の中でトイレ好きを公言して堂々としているのは、人によっては大物に思われる要素と言い換えることも出来る。   ちなみに「御手洗」の名字のいわれは歴史上の事績に由来する地名であったり、神社の参拝に先立って手を清めることを示した事象であったりと様々ではあるけれど……、要はトイレとの連想は風評被害である。  立派に育った体型からわかるように食べることも大好きで将来の夢はフードファイターらしい。  ちなみにクラスメートの幾人からは名前つながりで自分としては不本意な「トイレット」というあだ名をつけられるなど、微妙に邪険にされるネタキャラのような扱いをされているようだ。  『新生』「[[トイレに行かない男>登場話早見 /新生#id_00cb28d2]]」に登場。  タイトルからわかるように過去の名作シナリオのリファイン、オマージュが目立つ時間帯「放課後」での登場である。下校の際に転校生である聞き手に対して友達になろうと接触をかけてくる。  例のごとくいきなり親友認定しようとしたり、聞き手の自宅に遊びに行こうとするのだが、小学生ということを考えれば押しが強い程度で流される話かもしれない。    そんな彼が教えてくれるのは四年生だった時のふたつ上の上級生、もう一人のトイレに行かない男こと「[[竹内清二>キャラ年鑑 /た1#id_ce6f559a]]」の話である。  きっと『小学怖』が親子二世代に渡る世代間ドラマであることを教えてくれるだろう。  それとともに、かつてのドラマにこんな裏側があったのかというファンサービス、そして1995年の高校生とそんな彼ら彼女らの子世代の小学生が活躍する未来、ふたつの時間軸を彼が橋渡しするというライター・飯島多紀哉の意図も自然と悟れるかもしれない。   #areaedit(end) ---- #areaedit **ミチル -登場作品:晦 -関連人物:[[前田良夫>キャラ年鑑 /主要人物 /前田良夫]]《噂》 -関連用語:通り悪魔《犠牲者》  良夫六話「[[7つの不思議な話>登場話早見 /晦#id_079cdb30]]」に登場。  もっと言うなら、良夫六話は「七不思議」と称したショートストーリーの集合と言う体裁を取っているため、その内のひとつと言うことになる。  父親は商社マン、母親は生け花の先生という、良夫いわく「マンガみたい」な両親に恵まれた中学生の女の子。  しかし、父親が交通事故で不慮の死を遂げたという電話がかかってきて唐突に一家の平穏は終わりを告げる。  なお、小学生の間でささやかれる噂の登場人物という制約はあるため、彼女の人となりについてはわからないことは多い。  ただ、憔悴する母親に寄り添おうとする姿勢は語られている。そのことからも人並みに家族思いの女の子であったようだ。  けれど日ごとに朽ちていく身体に気づかないまま毎日生前と変わらない素振りで帰宅しようとする父親の亡霊か、死を受け止められないあまりに精神の均衡を欠いたような母親の、どちらかに悩まされる羽目になる。    この話のポイントは受話器を取ったのは母親だけという点。  また、誰が狂っているのかに注目してみても解釈の幅が広がって面白いかもしれない。  そして、この話の触れ込みである「死の世界に引きずり込まれる空き地」の由縁によって結末が三パターンに分かれてくる。  土地自体が生来呪われていた先天的なものか。これを機に土地に思いを残した霊が事件を起こすようになったと語られる後天的なものなのか。それとも、外来の「[[通り悪魔>用語辞典 /と#id_3493ca49]]」のせいで今も影響が残っているかもしれない、というものである。  なお、これらの分岐展開。裏を取ってみる必要はありそうだが、当事者の証言が残っていそうなパターンは多かったりする。そのため当事者であるミチルとその父親の生還エンドはひとつであるに関わらず意外とこれらの話の信憑性は高い。  もっとも、ミチルの母親による一家心中に至る乱心の原因が通り悪魔に憑りつかれたというオチについては眉唾ものだが。  事件が起こったとすれば捜査は入っており経緯は明らかとは言え、その時のミチルたちの心情まで語られている以上、尾ひれがついて語られている噂であることは必至だろう。通り悪魔に関しては、良夫なりに母親を悪く言わないための解釈とも取れる。 #areaedit(end) ---- #areaedit **三次哲平(みつぎ てっぺい) -登場作品:稲in -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 三年生 -関連人物:[[日野貞夫>キャラ年鑑 /主要人物 /日野貞夫]]《知人》,[[有馬健一>キャラ年鑑 /あ2#id_fd71562e]],[[有馬健二>キャラ年鑑 /あ2#id_f6b3ad49]]《部活》 -関連用語:空手部《所属》  『稲in』に登場。  「[[空手部>用語辞典 /か#id_c958c96c]]」の現主将。  眉間に深い皺が寄った悪相の持ち主であり、シャツの上からも筋骨隆々とした肉体が見て取れる大柄な男である。  見た目通り悪い意味での体育会系の脳筋タイプであり、指導と称して暴力に訴え出ることをなんら躊躇しない危険人物でもある。    そんな三次は部員たちを引き連れ入学式当日に数と暴力の脅しを頼みに新入生を囲んで強引な勧誘を行っており、「[[村山一郎(仮)>キャラ年鑑 /な#id_6cf54639]]」がその毒牙にかかってしまっていた。  そして運悪く村山に身代わりとして売られた「[[あなた>キャラ年鑑 /主要人物 /あなた#id_ae3bc9bc]]」は三次に絡まれ、頷くまで解放してくれないだろう窮地に陥る。そこに事前に面識を得ていた日野貞夫が現れ、口八丁で頭の悪い三次のことを丸め込み助けてくれたというのが式典に至るまでの一幕である。  なお、何を思ったかそれから時を置いてあなたが空手部に足を運んだ場合は、たまたま後輩たちを指導に訪れていた伝説のOB「十字架ブラザーズ」こと有馬兄弟の鉄拳による指導を喜んで受けるよう彼なりの歓迎の意向を示してくれる。  その展開に至った場合はきっと大騒動が起こってしまったと思われるが、その後の空手部と三次の運命については不明である。  (※シナリオの構造上、これらふたつの事件はプレイヤー目線では描かれる順序が逆転している。初見で選んだ方はドンマイ)  要するに三次の理屈としては学年の上下関係は絶対のようである。  作中での彼の言動を追う限りでは三次なりの理屈で筋は通そうとしているようだが、村山(仮)にダマされたあなたを部員として数えようとしている辺り、悪辣さと同時に頭の悪さも見て取れる。なんだかんだでお年頃らしく、女子にも興味津々のようだ。  なお、三次個人は県大会でベスト8に食い込む実力者のようだが、全国基準ではどの程度の猛者なのかは不明である。  もちろん何の心得もない一般人には脅威だが、一定水準以上の強者相手には見劣りするくらいの塩梅と言えるだろう。  現状、人間としても底の浅さがあけすけな三次鉄平という男だが、今後のシリーズでいかなる側面を見せるかには期待したい。 #areaedit(end) ---- #areaedit **蜜田真奈美(みつだ まなみ) -登場作品:VNV,特,流神A,極,秘密,鳴七 -種族:人間 -年齢/誕生日:16歳/8月3日 -職業:鳴神学園高校 一年G組→ワールド・ハッピー&ピース・カンパニー幹部 -身体:158cm・45kg ♀ B型 -趣味:清掃活動 -好きな/嫌いな食べ物:ナポリタン、クアトロファルマッジ/ざる蕎麦、冷やし中華 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《クラスメート,同士》,野沢知美《クラスメート》 -関連用語:歴史部,ワールド・ハッピー&ピース・カンパニー《所属》,サジタリウス  表向きはボランティアなどの奉仕活動に精をなす模範的な女子だが、その実態はカルト宗教団体「[[ワールド・ハッピー&ピース・カンパニー>用語辞典 /わ行#id_db0769fe]](略称:ハピカン)」の尖兵である。  一言で言えばカルトへの「盲目的な狂信者」と言って差し支えないが、一方で一般社会にはまず受け入れられないだろう真意を隠すための最低限の処世術や社会性は持っている。  そのため、表向きはどこかズレた子でピントがみんなとは違うところにある……程度で流されてしまう厄介な人物である。    まとめると「かわいいけど、目がどこかイっちゃってる」と言う福沢の印象を裏切らない、そのまんまな人である。一見すれば善人の蜜田さんだが、その行動は一貫して真っ当とは言えないのだ。  『VNV』「[[あなたは幸せですか?>登場話早見 /VNV#id_21af909c]]」に登場。  初登場作品。  後続の作品中に共通する要素はほぼここで出揃っている。  福沢のクラスでは率先して人の嫌がる清掃などを行い、そのことを一切鼻にかけることがない。  上記の天然成分が同性異性問わず好かれるポイントとなっており、普通に人気者である。  「鳴神新聞」によると、地域の美化に貢献したことで表彰まで受けているらしい。  とは言え、その危険性はお察しの通りでシャンプーを利用して一年G組を完全に掌握、「[[野沢知美>キャラ年鑑 /に‐の#id_b5c06c37]]」を孤立状態に追い込んだあげくに行方不明にしてしまった。  その直後に、福沢さんと接触し、彼女を自らの同士に引きこむ。  ちなみに福沢を見込んだ理由は実質不明である。このことから逆算して彼女もまた理解者を求める思春期の女の子に過ぎなかったと推察できないこともないが、結局は憶測に留まる。  また、ほぼ舞台裏を知っており、件のシャンプーには一度も口を付けていない点や内心を吐露する(ように見える)台詞も吐いており、それを判断材料にすれば、蜜田さんの真意の解釈に幅は出る。  そのため、作中で蜜田さんが働いた凶行は一見盲目的な正義に基づいており、大のために小を犠牲にするという彼女たちなりの大義に基づいているように思えて、疑義を差し込む余地は残っている。  もしかすれば理想云々はまったくの建前で、実際の蜜田さんは悪意の塊なのかも知れない。  もちろん純粋に善意に基づいて行動していると仮定しよう。打算が微塵も混じらない純粋な善意と狂気の違いとはなんだろう? 「地獄への道は善意で舗装されている」とはよく言ったものである。  『特別編』「あなたは幸せですか?(改訂)」、隠しシナリオに登場。    「[[あなたは幸せですか?(改訂)>登場話早見 /特別編#id_49a834cf]]」  新たに用意された分岐で福沢を被験者にしようと試みるも、彼女がとっさにとった行動により手痛いしっぺ返しを喰らう。その後はなぜか顔色一つ変えずに登校してくる蜜田さんだったが……。   隠しシナリオ「[[サジタリウス襲来>登場話早見 /特別編#id_0cd5c552]]」。  遅れてやってきた「七人目」として登場する。  ただし話自体は彼女の視点から野沢さんの行動を追いつつ裏切りについての糾弾をするというものであり、蜜田さん本人に怖い話をしているつもりがあるのか、その自覚すら怪しい。  ハピカンの思想に傾倒しての躁的な言動をはじまりに、言葉の節々に微妙に上から目線の選民思想が混じったりと、当時の心境や考えを知ることはできるが、実は信憑性には乏しかったりする。  それもそのはず、語り終えた直後に蜜田さんの頭部はさく裂、断面からは無数のサジタリウスが湧き出す。物理法則を無視したB級モンスターパニックの地獄絵図を描くためのはじまりを担うのだ。  この場合の蜜田さんは上位者ぶっていたが結局はハピカンからは利用される駒であり、「サジタリウス」を校内にまき散らすための基点のひとつとして利用されたに過ぎないようである。  その上、一連の事態の黒幕は「福沢玲子」であり、野沢さんは元より蜜田さんも彼女の道具であり、偽りの記憶に踊らされていた哀れな犠牲者という結末がやってくる可能性も高かったりする。  『流神A』「[[ひきこさん>登場話早見 /流神A#id_729f519f]]」に登場。  狂信も行き着くところまで行ってしまったのか、幹部にまでなってしまっている。  旧姓福沢こと浅海玲子との交流もまだ続いているらしく、まるで中毒者のようにシャンプーを愛飲するようになってしまった親友のことを何とも言い難い目で見ている。     その一方で組織で上り詰めただけあって、かなり目聡いようである。  新たな協力者と見込んだ賀茂泉警部補に秘密を嬉々と話す一方、言動に違和感を感じると、咄嗟の判断で無力化し、警部補を被験体ないし洗脳の果てにハピカンの同胞に仕立てるなど、手際もいい。    もちろん、賀茂泉警部補の活躍からのハピカンの敗北エンドも用意されているのだが、プレイヤー目線ではハピカンの顔=蜜田真奈美としてのインパクトは健在と言えるだろう。   『極』「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」に登場。  福沢さんが昨年参加したサマーキャンプの同行者として行動を共にする。  今回は他校の生徒のようだが、縁あって「[[野沢さん>キャラ年鑑 /に‐の#id_b5c06c37]]」共々三人グループとして行動することに。  今回の福沢さん視点では断片的なことしかわからないものの、やはり例の組織とは深いつながりがあるようで、知らないとはいえ組織の威を借りた/騙った野沢さんのことを始末にかかったようだ。  人目に付かない場所にまで野沢さんを誘導し、居合わせた福沢さんに幽霊の仕業と言い含めて他言無用だと釘を刺すなど、静かな中に有無を言わせない迫力を宿す脅しを堂々と行った。  『秘密』「[[このままおとなしく成り行きを見守る>登場話早見 /秘密#id_9db33e56]]」ルートに登場。  そもそもが「夢オチ」だということを先に断っておく。  [[正体>キャラ年鑑 /て‐と#id_d8a062e9]]を現した「[[ヒデブ人>用語辞典 /い#id_a8213095]]」に[[及川さん>キャラ年鑑 /お1#id_c3c5a9e2]](と[[ピギーちゃん>キャラ年鑑 /主要人物 /細田友晴]])共々食べられてしまった犠牲者B。  食べられる様子を[[坂上君>キャラ年鑑 /主要人物 /坂上修一]]と[[荒井君>キャラ年鑑 /主要人物 /荒井昭二]]に実況解説されるのみで、立ち絵もセリフも無い出演だが、[[七不思議の集会>用語辞典 /重要用語 /七不思議の集会]]にゆかりのある人物の一人としてこの場に集まっていたようだ。  『鳴七』「あなたは幸せですか?」ほかに登場。  薄紫のウェービーヘアが特徴的な福沢のクラスメイトとして登場。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[狂気の夜>登場話早見 /鳴七#id_f77bbae8]]」。 &bold(){ (執筆者募集中) }   「[[殺人クラブ>登場話早見 /鳴七#id_b38ef57a]]」  このシナリオの探索パートでは、各シナリオで語られたキャラクターたちが鳴神学園の至るところに潜んでいる。  「蜜田真奈美」はその中のひとりであり、「第一音楽室」にいる。 &bold(){ (執筆者募集中) }  #areaedit(end) ---- #areaedit **美津見志保(みつみ しほ) -登場作品:特,鳴七 -種族:人間,[[悪魔>用語辞典 /重要用語 /悪魔]] -職業:鳴神学園高校 一年生 -誕生日:3月26日 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,八重樫《クラスメート,恋人》 -関連用語:旧校舎の悪魔《取引》  『特別編』福沢シナリオ「[[彼と彼女の秘密>登場話早見 /特別編#id_29d03244]]」に登場。  秘密を抱えた男「[[八重樫>キャラ年鑑 /や#id_b7e48d52]]」と付き合っている女生徒。  容姿は芸能人並の八重樫と必ずしも釣り合うわけではなかったが、独特の魅力を持っており彼はそこに惹かれたらしい。  ただ、美津見さんは彼氏の抱えた秘密など知る由もなかった。  週一回のデートで満足していたのだが、ある時八重樫くんと不良グループとのつながりを静かな形か、激しい形のどちらかで知ってしまう。  そして、そのどちらの展開にも悪魔が関わっている。  この場合は「[[旧校舎に棲むと言う悪魔>用語辞典 /き#id_b79b477a]]」に魂と引き換えに美津見さんが問題の解決を依頼するか、もしくは美津見さん自身が悪魔であり、不良一同を八重樫くんの下に屈服させるか全員殺害してしまうかというものである。  ……どちらにしても薄氷を踏むような付き合いを強制される八重樫くんには気の毒かもしれないが、たとえ仮初の姿であっても普通の女の子と付き合えることを考えると、綾小路が歯軋りしていそうな話でもある。  『鳴七』「彼と彼女の秘密」ほかに登場。  福沢のクラスメイト兼放送部員。リング状にしたツインテールが特徴的。好奇心旺盛な性格が災いして被害者になることもある。  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[彼と彼女の秘密>登場話早見 /鳴七#id_29d03244]]」。  基本的に『特別編』版とシナリオに相違はない。  美津見さんの悪魔としての実体を描いた一枚絵が追加されており、[メガテンに登場しそうな]風格と女性らしいシルエットを両立させた本性をプレイヤーは目撃することができる。  見るからに力強い姿であるため、美津見さんが彼氏の情けない姿を見て失望するのもそれでも女の子として惚れた弱みを見せるのもまぁ納得かもしれない。なお後日談として彼氏の八重樫くんは綾小路行人の接触を受けたようだが、その後どうなったかは不明。  ほか、「[[星野元風>キャラ年鑑 /へ‐ほ#id_8a71732e]]&「[[吉川虎之助>キャラ年鑑 /ゆ‐よ#id_66cfd4a1]]」を筆頭とする不良一同を屈服させるにあたって、彼らを平和な一団へと変貌させる結末が追加で用意されている。この場合の美津見さんの正体について語る福沢さんは  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[カエルですか?ネズミですか?>登場話早見 /鳴七#id_499dd36a]]」。  放送部員として顔を見せる。「[[魔音>用語辞典 /ま#id_8a5d94ce]]」を手に入れたという「染谷洋子」が放送室に現れたことにより、魔音を追う人やまたそれを追う人とめぐるましく顔を合わせることになる。  染谷さんに翻弄されながらもツッコミが手慣れたものに見えるので、意外にも気心が知れているのかもしれない。  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[あなたは幸せですか?>登場話早見 /鳴七#id_232d3bfe]]」。  「蜜田真奈美」のシャンプーに魅入られた一人。福沢にシャンプーを勧めたり、手のひらを返した「野沢知美」に罵声を浴びせたりと立派なプーダンの一員である。  &bold(){(執筆者募集中)}  「[[できる彼女の秘密>登場話早見 /鳴七#id_f1987be1]]」。  こちらでは一年G組で過ごす日常が見られる。野沢さんとも普通に会話しており、特に仲が悪いという訳でもない。  突然、能力に磨きがかかった野沢さんに秘密を乞うと野沢さんは家に招き入れようとする。しかし、以前教わった家の方向とは別だった。怪しく思った美津見さんはそのことを指摘するもうまく言いくるめられてしまい、「野沢さんの家」へと向かうのだった……。  &bold(){(執筆者募集中)}   #areaedit(end) ---- #areaedit **緑川真子(&u(){みどりかわ まこ}) -登場作品:学怖,学怖S -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 三年生 -関連人物:[[風間望>キャラ年鑑 /主要人物 /風間望]]《噂》  風間六話「[[風間の怪しい前世占い>登場話早見 /学怖(S)#id_b56debeb]]」に名前だけ登場する女生徒。  風間さんに一万円を払い、最初にされる質問に「緑」と答えるとそういえばと言ったレベルだが話に上る。なかなか可愛いらしい。そういえば……、「緑」といったら「[[園部茜>キャラ年鑑 /せ‐そ#id_4260c88a]]」が思い起こされるかな。 #areaedit(end) ---- #areaedit **皆川千春(みながわ ちはる) -登場作品:特 -種族:人間→&color(white){悪霊} -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[元木早苗>キャラ年鑑 /主要人物 /元木早苗]]《噂》,桂雅彦 -関連用語:交換日記,自殺  『特別編』隠しシナリオ「[[交換日記の怖い話>登場話早見 /特別編#id_21af909c]]」に登場。  数年前に、交換日記が流行っていた学内のとあるクラスに在籍していた女子生徒。  自他に厳しい性格をしており、クラスメートに指摘することが多かった。そのため、クラス内では口うるささから微妙に浮いたポジションにいた。要は学生の本業は学問であるを真顔で言えてしまう、面白みがないと言われてしまう人間である。    ただし、そんな皆川さんも実のところ内心では素知らぬ顔でいた交換日記には強い憧れを持っていた。  とはいえ、そのスタンスが災いして誰とも繋がれずにいたらしい。  そんな日常に内心で煩悶を貯め込んでいたある日の帰路で皆川さんは木の洞に入っていたボロボロのノートを発見する。  そこで皆川さんはノートに書かれていた「僕と交換日記をしませんか?」という提案に対して返答を書き込んで元の洞の中に戻してみる。ダメ元のつもりが、そこでまさかの返信を受け取ることになった。相手は「[[桂雅彦>キャラ年鑑 /か1#id_f20dce5b]]」という他校の男子生徒だった。  クラスで孤立していた皆川さんにとって桂さんはまさしく救世主のようだった。  桂さんとの交換日記において皆川さんは自分を大きく見せようと強気な言動が目立たせながらも、次第に彼が相手ならと自分の弱みを見せることができるようになっていった。これによって日常に張りが出て、自信を深める皆川さんだったが……。  しかし皆川さんが思いを寄せていた同じクラスの「加瀬啓太」くんが別の女の子と付き合うことになり、また面と向かっては好意的だった加瀬くんも自分のことをほかのクラスメート同様につまらない人間と思っていたことを知ってしまう。  一転して、絶望の底に叩き落された皆川さんは桂さんと会いたいというメッセージを交換日記に託す。  桂さんの了承を受けて、待ち合わせに指定された場所はくだんの木の前だった。皆川さんは彼といざ対面を果たすことになる。  が、肝心の桂さんから提示された解決方法は彼の現状を思えば納得だが、ひどく不器用で残酷なものだった。  彼からの提案を拒んでその場からかろうじて逃れることもできたのだが、皆川さんが謝罪の言葉を交換日記に書き込むのも束の間である。好奇心に駆られた皆川さんは桂さんとの間に最初に交わしたはずの約束を破り、彼の怒りを買ってしまう。  約束を守っていたのなら、桂さんが皆川さんを見逃してくれたかどうかまでははわからない。  ただ、ここまでくれば桂さんも男としてさすがに後に引けないというものである。何年越しかはわからないものの、当の皆川さんから教わった手法によって桂さんは彼女のことを自分の後を追わせるのだった。  以後、皆川さんは交換日記に囚われてしまったようで、洞の中で次に手を伸ばす人を待ち続けているようだ。  『鳴七』  ⇒「[[大本真美>キャラ年鑑 /お1#id_cc2af990]]」の項を参照のこと。  「皆川千春」のエピソードは上記の人物へと集約された。 #areaedit(end) ---- #areaedit **峰崎英二(みねざき えいじ) -登場作品:晦 -種族:人間 -職業:某大学四年生 -関連人物:[[山崎哲夫>キャラ年鑑 /主要人物 /山崎哲夫#id_779b167f]]《噂》,谷村祐二《部活》 -関連用語:生首,ミイラ,無限ループ  哲夫一話「[[不思議な登山者との遭遇>登場話早見 /晦#id_779b167f]]」に登場。  哲夫おじさんたち山を愛する者の間で伝わっている山にまつわる噂の登場人物である。「[[谷村祐二>キャラ年鑑 /た2#id_4c8e9686]]」率いる某大学の山岳部のメンバーのひとりで、彼の名前が出た場合は谷村と同じ四年生であることが判明する。  このシナリオ中ではリーダーの谷村に対してこの峰崎が提案をしたり、率先して行動を起こすことで転機を迎えることが多い。  なんでも体格はひ弱に見えたが、なかなかに度胸があったらしい。  そんなわけで峰崎は深い霧の中、何回も何回も自分たちのことを追い抜いていく五十歳くらいの登山グループに接触してみる。  その場合は、実は死者の列だった登山グループに、彼らの死体の居場所に案内されるという王道の結末を迎えたりする。  ただ、峰崎がなぜか急激に老化して「[[ミイラ>用語辞典 /み‐も#id_80d245c8]]」化したあげくに謎の登山グループの列に加わってしまうなんてケースもある。  または、追い抜いても追い抜いてもキリがない謎の登山グループ相手に業を煮やした谷村たちは最終手段に打って出た。  だが、全然事態が解消しないどころか余計な荷物が増えてしまい、とうとう一行の中でも一足先に峰崎は精神の限界を迎えてしまう。その場合の峰崎は谷村たちが背負う死体のうちの一体になってしまうのだが、山の怪奇は不条理極まりなかった。  峰崎は「[[生首>用語辞典 /な#id_d63decd8]]」と化してなお、自分を殺した谷村に恨み言を言いながら道連れとすべく襲いかかったという。  この展開を辿った谷村たちは全滅したらしいが、結局彼らが遭遇した怪奇現象の正体やこの噂が伝わっている理由を含め一切合切不明瞭なままで終わってしまったことになる。一応、哲夫たち山仲間の中では似た経験をした人間は多いらしいのだが……。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮城(みやぎ) -登場作品:学怖S -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,杉浦亜矢子《犠牲者》  福沢二話「[[血なま臭い水の謎>登場話早見 /学怖(S)#id_d5d477da]]」に登場。  転校生でありオカルト趣味を持っていた為にクラスメイトからは何となく気味悪がられていた。とはいえ基本的に話し上手であるし、オカルト趣味で気の合う友人も出来ていたようである。  そんな現場を見ていた「[[杉浦亜矢子>キャラ年鑑 /す#id_b58c2047]]」にとっては、本来好かれるはずの自分は気味悪がられ、嫌われていたはずの宮城さんはみんなに好かれている……つまり立場が入れ替わられるような呪いをかけられてしまった、と思いこんでしまう。そして思いこみの極致から殺害を思い立った杉浦さんから、貯水池に落とされて殺されてしまった。  もう一つの分岐では、持病の発作によって苦しんでおり、杉浦さんに求めた救いの手すらはねのけられ、水飲み場の前で水にまみれながら憤死してしまう。  そのことで別に「[[地縛霊>用語辞典 /ゆ#id_e56746b9]]」と化したり恨んでいたということは無さそうなのだが、蛇口に起こる異変は全て彼女のせいにされていたりと、扱いは悪い。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮田(みやた) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -関連人物:[[新堂誠>キャラ年鑑 /主要人物 /新堂誠]]《噂》,山中学,井上《部活》 -関連用語:サッカー部《所属》,つごもり橋,予言  『特別編』新堂シナリオ「[[夜泣きジジィ>登場話早見 /特別編#id_dccc8d64]]」に登場。  「[[サッカー部>用語辞典 /さ#id_1d611c24]]」所属だがやる気も実力もない「三軍」に所属している。  憂さ晴らしとして橋の下にいるホームレスを襲撃。一緒に連れていた後輩の[[山中>キャラ年鑑 /や#id_f3be53e2]]の静止も聞かずに暴行を繰り返し……。  実際にホームレスを学生が集団で暴行、死亡させる事件があったり、件のホームレスが聾唖(口がきけない)であったりと、絶対にコンシューマーなどでは許されない話となっている。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮田先生(みやた-) -登場作品:学怖S -種族:霊 -職業:鳴神学園高校 日本史教師 -関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,七瀬靖宏 -関連用語:幽霊教室  『学怖S』岩下二話「[[夜の旧校舎を彷徨う霊>登場話早見 /学怖(S)#id_098dd7eb]]」に登場。  忘れ物を取りに夜の学校へとやってきた「[[七瀬靖宏>キャラ年鑑 /な#id_28f9db59]]」が遭遇した幽霊。  七瀬くんが夜なのに授業をしている様子の教室を外から窺っていると、背後から肩ポンして早く教室に入るよう促してくる。  七瀬くんも宮田先生の授業を受けていたことがあり、見知った顔に一度は素直に従おうとするものの、何かがおかしい。  それもそのはず、宮田先生は一年前に事故死しているはずなのだ。  そうと分かると、教室の中の生徒の様子もおかしいことに気が付く。  ずぶ濡れの生徒、泥だらけの生徒……。どの顔も青白く生気が全く感じられない。  七瀬くんが迷い込んでしまったのは、死者たちが死んでなお勉強を続ける「幽霊教室」だったのだ。  あまりの恐ろしさに堪えかねた七瀬くんは叫び声を上げてしまう。  それを引き金に、死者の霊たちは生者の存在を感知するや否や、彼を仲間に引き入れようと一斉に追いかけてくるのだった……。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮田弘江(みやた ひろえ) -登場作品:特 -種族:人間 -職業:鳴神学園高校 生徒 -誕生日:7月4日 -関連人物:[[岩下明美>キャラ年鑑 /主要人物 /岩下明美]]《噂》,酒井聖美《犠牲者》 -関連用語:エレーヌ《犠牲者》  『特別編』岩下シナリオ「[[血を吸う人形>登場話早見 /特別編#id_9a2c05ab]]」に登場。  オカルトに興味を持っていた何年か前の在校生。  隣のクラスの「[[酒井聖美>キャラ年鑑 /さ1#id_1abe7953]]」が持つという人形に惹かれ面識のない彼女に話しかけてみたが、予想外にも当人からは自宅まで来ては? と招待をいただく。  そしていざ喜び勇んで来た彼女が目撃したのは、なんとも恐ろしいものであった。  [[何か恐ろしいもの>用語辞典 /え#id_74b33d17]]が忍ばされた[[市松人形>用語辞典 /に#id_0cd97fb0]]か、それ自体が恐ろしいものだったフランス人形である。  『鳴七』  「[[立花ゆかり>キャラ年鑑 /た2#id_cc88aaac]]」の項を参照のこと。  「宮田弘江」のエピソードは上記の人物へと集約された。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮本(みやもと) -登場作品:晦 -種族:人間 -関連人物:[[鈴木由香里>キャラ年鑑 /主要人物 /鈴木由香里]]《仕事》 -関連用語:エレベーター,マネキン  由香里一話「[[夜のデパートの恐怖>登場話早見 /晦#id_e056f23b]]」に登場。  一昨年の年末、好奇心から深夜のデパートでアルバイトをすることにした由香里だったが、そこで出会ったバイト先の主任が彼である。  由香里にとっては嫌いなタイプらしく、いつか陥れてやろうと思っていたが、その機会はあっさり訪れる。十二月二十五日(日)、奇しくも由香里が狙っていた日であった。  ちなみに嫌われる理由とはいつも威張っているくせして、実態は隠してもバレバレの臆病さゆえ。これ幸いと口実を付けた由香里は彼と二人きりで「[[エレベーター>用語辞典 /え#id_a58721cc]]」に乗って、気味の悪い地下に「[[マネキン>用語辞典 /ま#id_6c4184c4]]」を取りに行く作業に参加したが……。結局、宮本は命を落とす。  その死因は来ていなかったエレベーターから落下しての転落死か、なぜか描いてあった蛍光塗料の落書きを幽霊と見間違えたことによるショック死のどちらかである。  [特に後者は情けないことこの上なく、「旧作」でも一、二を争うほど情けない死に様やも知れない(笑)。これに勝てそうなのは風間さんのギャグくらいしかないだろうか。]  (ネタバレにつき格納)   #region   大の大人がそれだけで命を落とすのは難しい。由香里が直前までしていたエレベーターの怪談と言う仕込があってこそ、主任は致命的な隙を見せたのである。  直接手を下さなくとも相手に危険になる状況を作り出していけば、普段の生活の中でも命に危険を及ばせることが可能となり、犯人に累が及ぶことは無い。  人、これを「プロバリティーの犯罪」と呼ぶ。    由香里の悪意が最も端的に表現された例と言えるだろう。なんとなく"犯罪者"になりたい、そんな漠然な思いだけで嫌いな奴を殺せる。その際に自分自身が滅んでも構わないと言い切れるのが恐ろしい。それは正美や和子とはまた違う女の怖さ。 #endregion  ところで彼は他二人のバイト仲間([[清水>キャラ年鑑 /し#id_3667ac98]]・[[松尾>キャラ年鑑 /ま#id_56d4336a]])が登場する分岐にも顔を出すことも。  デカ文字で怒鳴って由香里たち(とユーザー)を驚かせたり、実は正体が連続殺人鬼で、犠牲者の死体を件のマネキンの中に隠していたり等である。  後者は一応彼の面目躍如か? 他の分岐が心霊(都市伝説的)に偏る分、彼一人で人間の恐さを知らしめた功績は認められよう。  『晦』は登場人物を複数提示してから話を進める例(「[[わらし様>用語辞典 /わ行#id_3ac260d0]]」・「[[死を招くベッド等>用語辞典 /し2#id_874d26b5]]」)が多いが、由香里一話はそれらの中で一歩抜き出たシナリオ構築を見せたのかもしれない。 #areaedit(end) ---- #areaedit **宮本健史(みやもと たけし) -登場作品:男怖,極 -種族:人間 -年齢/誕生日:18歳/4月3日 -職業:笹ヶ岡学園高等学校 三年A組 -血液型:B型 -趣味:ビリヤード、万華鏡を自作 -好きな食べ物:フォアグラ、鴨肉のソテー -好きな教科:美術 -中学生の時の通り名:皇帝 -好きな女性のタイプ:清楚で可憐でお淑やかな子……としておきましょうか -関連人物:斉藤圭輔《友人》 -関連用語:狭間の部屋  『男怖』主要人物の一人。  ドレッドヘアに薄化粧を纏ったいかにも危険そうな男。  その風貌に似合わず言葉遣いは嫌味なほどに丁寧で「[[笹ヶ岡学園>用語辞典 /さ#id_45a870d7]]」では生徒会副会長と言う意外な肩書きも持っている。    若くして裏社会につながり、売春、特に男娼の斡旋を行っているらしく、彼自身もバイセクシュアルであると言う噂も流れている。  そして、そのほとんどが事実であると匂わせており[[末恐ろしいどころか>キャラ年鑑 /お1#id_15906407]]現時点で十分危なすぎる男である。  自分にとって利用価値がある限りは誰であれ紳士的態度を取るが、そうでないと見做されたらドスの利いた本性を剥き出しにしてあっさりと見捨ててしまう。  その印象は全ルートでほぼ一貫しているのだから恐れ入る。  「狭間の部屋」探索にはファミレスで一年生トリオが密談している内容がたまたま耳に入り、斉藤とともに企画に横入りして乗っ取ってしまう。  もっとも探索に必要な資材や資金などは彼の懐から出ているので、彼なしであそこまでスムーズに物事が運んだかどうかは疑問ではあるが。  また護身用に一般人ではまず手に入らないような武器を持ち歩いていることが多く、その点で一行に更なる波乱を巻き起こす。脇差や拳銃に始まりルートによってはマシンガンまで持ち出すのだから、前評判に恥じないといえるだろう。  『極』「百点塾」「イノチ」に登場。  やはり相方の斎藤を連れ立っての登場である。  「[[百点塾>登場話早見 /極#id_f8eabcc5]]」。  新聞部部室の隣室である「写真部」の部室で相方の「[[斉藤圭輔>キャラ年鑑 /さ1#id_f25dfe1f]]」を連れ立って「[[朝比奈慎也>キャラ年鑑 /主要人物 /朝比奈慎也]]」部長相手になんらかの話をしていたようだ。  しかし新聞部部室で新堂さんが失礼な態度をとった主人公相手に、軽く暴れたことで騒音が発生する。    その騒音にキレて斉藤が壁をぶち壊したことで新聞部部室と隣室は物理的につながってしまい、同時に行われていた「七不思議の集会」に三人が乱入する形になってしまった。   宮本自身は斉藤をなだめつつ、壁の補修費を払う旨を紳士的に述べており、斉藤の暴走は彼としても予想外だったようだ。  ただし、斉藤の暴走が人間に及んでも、積極的に看過するつもりだったことからやっぱりこの人も頭のネジがどこかぶっ飛んでいることは間違いないだろう。  「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」。  こちらでは福沢さんのオンラインゲーム友達だったんだとか。  そちらの縁で福沢さんはこの男が『男怖』の設定通りの悪事を斎藤とつるみながら働いていることを知り得たことになる。この場合だと、男ふたりで野尻湖のボート遊びとしけ込んだ際に遭遇した彼らの惨劇が語られることになる。 #areaedit(end) ---- #areaedit **美和子(みわこ) -登場作品:学怖,学怖S,極 -種族:人間 -関連人物:[[福沢玲子>キャラ年鑑 /主要人物 /福沢玲子]]《噂》,平井香苗《呪い》,田中《恋人》 -関連用語:占い,黒魔術  福沢六話「[[真夜中の魅惑の恋愛占い>登場話早見 /学怖(S)#id_e79a9aa3]]」に登場。  注:先に平井香苗の項を参照下さい⇒「[[平井香苗>キャラ年鑑 /ひ#id_0582a021]]」  今回の平井さんは比較的普通の人である。  「[[占い>用語辞典 /う#id_d3cb1168]]」にすごく凝っている以外変わったところはなく、猟奇的な行動にも出なかった。  平井香苗がやったことと言えば、最近ちょっと冷たくされた恋人の「[[田中>キャラ年鑑 /た2#id_0fae1300]]」くんと今後どうなるかを知るため、行きつけの占い師に相談したくらい。特に罪はない。  で、この項目にある「美和子」こそがその占い師の中の人の名前である。  黒いローブ越しに顔を隠した占い師(美和子)は、田中くんには新しくとても美人な彼女ができたという話を平井さんにする。  それを聞き、また実際に田中くんと件の美人な彼女がふたりで仲良く歩いている姿を見た平井さんはいたくプライドを傷つけられる。平井さんは、田中くんを見返すべく占い師に勧められるまま自分の魅力を増すための呪術を実践するのだが……。    その際求められたものは一房の髪の毛、続けると爪。  効果があがったこともあり、彼女は要求された物を渡す。  が、本来ならこの時点で気付くべきだったろう。  「[[黒魔術>用語辞典 /く#id_99a562d8]]」を行ううえで絶好の呪物を他人の手に渡してしまったことに。  実は田中くんの新しい彼女とは占い師本人だった。美人の平井さんを焦らせるくらいには素顔も綺麗だったようだ。  正確なところを言えば平井さんがいるうちにはまだ彼女ではなく相談に乗っているくらいの段階だった。顔を隠した占い師姿と美しい素顔を使い分けて、平井さんに頭に血を上らせて冷静な判断力を奪い、自ら墓穴を掘らせたわけである。  平井さんは呪いの媒体に使われたらしき人形と共に死体となって発見され、美和子はまんまと愛する田中くんの隣に収まった。  今は結婚したそうである。     もっとも長々と書いておいて何だが、福沢さんの話からわかることはかなり断片的である。  必ずしも美和子が平井さんを呪った犯人と決まったわけではない。まるで見てきたかのように言うが、目撃者がいなければ絶対に成り立たない一幕も用意されており、福沢さんの脚色が入っていたのでは? といぶかしむことができなくもない。  体験談だったりと、知りえたソースが明示されていることが多い『学怖』としては珍しいケースと言える。  ただし「[[福沢姉>キャラ年鑑 /ふ#id_35fbd6fa]]」はたまたま黒いローブ姿で呪文を唱えている美和子さんを目撃していたりする。これら状況証拠を積み重ねて、本来なら辿り着けない「占い師=美和子」説を導き出し、主人公相手には限りなくクロだと匂わせたのだろう。  ところで、結婚後も呪術に頼っている辺り美和子さんも平井さん同様、田中くんの心をつなぎ留めるには、自分の魅力だけでは頼りなくなったのだろうか。呪いに関わってしまった者の業を感じさせられる、なんとも虚しい話である。   いずれにせよ『学怖』で美和子さんと関わってしまった場合、平井さんの運命は一定であるのだが。  『学怖S』追加分岐。  占い師との付き合いを途中で打ち切ることができる。プレイヤーとしては前述の事情を知らないと何が何だかわからなくなってしまう展開だが、占い師は材料が揃わなかったため呪術を断念せざるを得なかったようだ。  後には黒いローブのみが残され、平井さんは立派に田中くんと仲直りするのだった。  追加によるハッピーエンドも時にはいいものである。  しかし、占い師の中身が美和子と限らなくなった分、考察または妄想の余地が広がったことも確かである。  この展開の場合、田中くんの心変わりには呪術が関わっていたとも考えられるが、どうして手を引いたかについては謎も残る。  人を呪わば穴二つの原理に従って、占い師≒美和子は自滅してしまったとも考えられるが、やはり真相は闇の中である。    『極』「[[イノチ>登場話早見 /極#id_8fbc6f8e]]」に登場。  N湖のサマーキャンプで用意されていたカリキュラムのひとつ「アドベンチャー」の進行役を務めていた女性。  同プログラムはいわゆる「謎解き」であり、洞窟内に用意された謎をクリアすることで先に進む形式になっている。  で、この美和子さんだが、素でやっているのか役柄に入り込んでいるのかは不明だが、妙におどけている。  子供向け番組の「憎めない悪役」か、どこかでなにかを間違えた残念なズッコケ令嬢なのかとツッコみたくなるノリで参加者の福沢さんと瀬戸さんに接してくるのだ。  サービス精神自体は旺盛で盛り上げようとはしているようだが、方向性は間違っており、さしずめスベリ芸人のようである。  そして、美和子さんのノリに全然乗ってこない小娘二人には全力で邪険にされる。  場合によっては存在をスルーされたあげくの果て、彼女らしきミイラ化した遺体が後日発見されることだってある。  ……どうも普段は「占いの館」で占い師をしているようだが、夏限定とはいえこんなところで働いている時点でお察しである。  顔は見せているが、どうも占い師の暑苦しい格好でがんばっており、動きにくい服装のはずなのに動き自体は軽やかなようだ。  そして、美和子さんは小娘どもの無粋なツッコミをスルーしながら役に沿った進行役を務めていく。  最奥に辿り着けなかった場合の残念賞は元より、クリアした場合だって彼女からショボい宝がもらえるのだ。  とは言え、このカリキュラムと美和子さんに関わってしまった時点で脱力モノのオチしか用意されていないので要注意である。    ちなみにこのシナリオを担当した「飯島多紀哉」氏いわく前述の「美和子」さんと今回登場したこの残念な女性は同一人物。  あの「平井香苗」を翻弄した彼女が後年になって、こんなアホなことをしでかしたと考えれば別の意味で涙を誘うだろう。  [補足しておくと美和子さんの年齢は平井さんや福沢の姉と同年代と考えられる(もっと上という可能性もなくはない)。]  ただし、「イノチ」のこのルートがコメディチックかつ、みょうちきりんなノリで進むことは頭に入れておきない。  それと恒例の「パラレル・ワールド」であることを留意に入れて、名前や生い立ち、占いを嗜んでいたことなどは共通しても、まったく違った人生を辿った実質別人であるかもしれない……などと考察して、存在を切り分けてもいいかもしれない。 #areaedit(end) ---- //-------------------------------------------------------------------------------- #divclass(navi_epi){ |[[← 前>キャラ年鑑 /ま]]|&link_path(../){一覧}|[[次 →>キャラ年鑑 /む‐も]]| } ---- &color(red){情報提供・文章の補足、編集方針の動議その他諸々歓迎します。} &color(red){もし興味を召されたなら下のコメント欄に書き込みなどされると嬉しいです。} ---- #comment() ----

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