前田和子(まえだ かずこ)
- 登場作品:晦,新生2
- 種族:人間
- 職業:主婦
- 年齢:53歳
- 関連人物(その1):前田葉子《姪》,前田良夫《息子》,真田泰明《甥》,山崎哲夫,鈴木由香里,藤村正美,和弘《親戚》
- 関連人物(その2):赤い靴の女の子,伊佐男,舞,平太《伝承》,秋山,田崎,中沢,ヒナキちゃん《噂》
- 関連用語:前田一族《所属》
概要
『晦』における語り部の一人。
「
前田家」本家の嫁であり、本家における存在感は相応の物と察せられる。
悪ガキなひとり息子「良夫」のぶーたれを一言で黙らせることができるいわゆる肝っ玉母ちゃんだが、親戚内での当たりは優しくめったに声を荒げることもない。温厚で親しみの持てる人柄の持ち主である。
泰明の言いだしたいささか不謹慎とも取れる「
開かずの間」での怖い話の催しを聞くや、自身も参加者として乗り出すなどサービス精神も旺盛で意気も軒昂。見た目はさておき、若々しくエネルギッシュな人物ともいえる。
語る内容は地元主婦らしく、地域の伝承や舞台となる前田本家自体にまつわる事件など。職場などで出会った体験談を中心とする他の親戚と比べ、自ら出向く機会に乏しいためか噂・伝承を起点とする話の割合が高い傾向にあるのも特徴である。
体験談も「
明晰夢」と変化球な上、交霊会や宝探しなどの現地実証を話のネタにするなど意外とバラエティに富むともいえる。
母親らしく話の中で子どものことを心配する良識的な目線や世間体を気にした発言が混じることも多い。
ただし、最優先が良夫であることに変わりはないため息子に害が及ぼうとすると淡々とした調子のままに主人公に身代わりを押し付けようとするなど、危険な側面を見せることもある。
立場上「前田本家」が抱える後ろ暗い秘密に関わることもあるが、あえて主人公に知らせることもないとして黙っているか、実は自分も細かいところまでは知らないかの二択であり、例外はかなりあるが主人公を害する意志は比較的乏しかったりする。
晦
アパシー・シリーズ
新生2
「
赤い靴下」に登場。
冒頭部分での言及のみだが、坂上家にとって親戚の「和子おばさん」が紹介されている。
「修一の母」が息子を病院に送り出すにあたり当の和子おばさんが「頬にできもの」ができて大変だったという具体例を引いた。
そのため前田家と坂上家がどの程度の親等かは不明にせよ血縁にあり、一定の付き合いは保たれている――という想像を働かせることもできる。ただし、これらの血縁が今後一貫した設定で書かれるかについては不明。現状は手探り段階であると断ってもおく。
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最終更新:2023年07月12日 13:37