ここは、名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM氏の書いたSSのログ(年表形式のもの(=これまでのお話し)限定です。)保管ページです。 このページでは最初の「宇宙人が攻めてきたらどうする?」スレッドのログを保管します。2スレッド目以降は別のページを作って保管する予定です。一部、誤字脱字の修正などが掲載者の独断で入っている箇所があります。
191名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/07(日) 01:56:43 ID:???07年9月 太陽系、エッジワース・カイパーベルトぎりぎりの宙域に複数の未知の天体を発見同年12月 天体の大きさを十数kmと修正1月 天体が消滅、さまざまな憶測がされるも詳細は不明08年7月25日 火星表面に直径全高ともに、数十kmにも及ぶ謎の構造体を確認、反射率などが、昨年発見された天体と一致同年8月14日 これが何らかの人工建造物であるとの国連からの公式発表が行われる09年6月9日 続いて、月面にも火星のものと酷似した構造体が出現同月24日 世界各国共同で、この構造体の観測を開始同年8月10日 国連主導の観測により、この構造体がある種の鉱業用プラントではないかとの予測がされる9月15日 国連は、この構造体の調査のため、探査機を月面に送り込むことを決定同年12月1日午前7時 ロシア、中央シベリア高原直上の対流圏に、突如として謎の構造体が出現8時45分 地表に降下、着地、これは何らかの工学迷彩の発展形のようなもので地球まで近づいたのだと判明50 構造体が変形、根のようなものを伸ばし、地表に着床、月の物と細部まで構造が一致している事が判明9時14分 構造体がどのようなものなのか、調査が始まる41分 機械とも生物ともつかない奇妙な物体であると言うこと以外漠然とした事しか分からず、大規模な調査隊の派遣を検討54分 月と火星の構造物が、外壁(?)の一部を開き、内部から“何か“を無数に放つ瞬間が観測される10時34分 軍・政治関係の観測・調査班などが周りを取り囲む中、地球にある構造体も同じ行動をとり始める40分 構造物の周囲にいた観測・調査班との連絡が途絶え、膨大な量の“何か”が西進するのが衛星に捉えられる11時 “それ“が何なのか、衛星写真を検証した結果、生物か、それに似た形状の何かではないかとの推測がなされると
※>>191の日付に誤りがある可能性があります。573名前:名無し三等兵投稿日:2007/02/12(月) 02:43:35 ID:???
259名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/11(木) 19:15:29 ID:???10時 構造体の形態が徐々に変化していることが確認される降下形態から着床を経て、資源採掘に特化した形態へと移行、ないし成長しているのではないかとされるまた、この構造体が他のEOLTを統率する一種の親のような生物ではないかという仮説が支持を集める11時49分 EOLTがどのような方法でコミュニケーションをとっているのか、さまざまな仮説がなされたが、音波・電波の類は観測されずまったく未知の方法を用いているとの見方が強まり、EOITの捕獲・解剖の必要が指摘される260名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/11(木) 19:17:05 ID:???翌日 ・・・このとき、ほぼ全世界のTV・ラジオが地球外起源生物に関する臨時の番組で埋まり、政府公式発表にいたっては視聴率49,5%を記録したとの報告がされる・・・ 午前2時35分 米軍の封鎖網を破り、記者の一団が市街中心部に侵入、数分遅れて気づいた封鎖部隊は記者団を追跡3時21分 すでに、EOLTの活動範囲に入り込んでしまった記者団の追跡を断念しようともしたが、銃声と悲鳴を確認したため、部隊は救助に向かう39分 記者団を発見するも、発砲許可が出る訳も無く、記者全員が死亡ないし捕獲される45分 EOLTが支配領域を拡大、構造体から半径110kmまでEOLTが前進、これ以上刺激を与えないために、米軍は2時間後には130kmの地点まで後退 5時29分 EOLTを観測するかぎり、彼らに高度な思考があるかどうかの判断を下すためには、彼らの言語理解が不可欠であるとし、同計画の予算増額を申請・受諾 6時30分 記者の殺害される映像を兵士の一人が録画していたことが明らかになり、これが公開され大きな波紋を呼ぶ6時42分 ロシア軍、構造体から半径240kmの地点まで後退を開始、EOLTの行動範囲は距離にして、最長212kmであると報告される7時10分 政府はEOLTとの開戦を恐れ「EOLTに対し、好戦的な思想を排除するための努力は惜しまない」との公式発表を行う8時 観測から、構造体、およびEOITの一部が、まったく未知の合金・金属を構成成分に含んでいるのではとの推測がされる、ただ、確認は不可能12時 ロシア軍の撤退が完了、国連軍約1万名が中央シベリアに派遣される午後1時 国連が、無人探査機を使い、EOITの調査を行うことを決定、米軍に月面用として開発されてきた探査機、2機を受け渡す3時30分 米軍、無人探査機を使いEOITの足跡などから、体重・密度を計算、現存の生物とは合致せず4時15分 建物の倒壊によって、一機が破損、回収は不能5時 EOITと探査機が接触、破損、意図的に破壊したのではなく、偶然踏み潰されただけであるとされる、これにより調査は断念285名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/15(月) 06:00:54 ID:???6時 構造体が資源採掘用の施設であるとするならば、EOLTが資源採掘用の生物であると考えるのが妥当ではあるが形状や行動を見る限り、これは資源採掘体というより、ある種の探査機器ではないかとの報告が国連にもたらされる7時 国連はIUEITA計画の進行が難航していることから、これを一時的に後回しにする形で地球外起源生物の生態調査計画「The ecology investigation plan of an extraterrestrial origin living thing」略称EIEを始動世界各国から、さらに多くの人材等がアメリカ、およびロシアに集められる10時 ロシア軍、中央シベリアの兵力を14万2000名から16万8000名まで増員し、構造体周囲に塹壕、有刺鉄線などの設備を充実させていく11時 アメリカ軍、「EIE」要員の護送と同時に、2個機甲大隊2000名の兵員をニューヨークに派遣、構造体周辺の兵力は合計21万1500名となる11時15分 EOLTに関する一部報道規制を実施することを国連が決定、今まで、ほぼすべて公開してきた情報を、半数以上極秘とすることを決定9月17日午前2時 軍用の無人偵察機による構造体、およびEOLTの高画質映像・写真撮影と個体数の調査を開始3時40分 「EIE」の報告では、構造体の中にEOLTは最も小型のもの(全長2m程)が搭載されていると仮定し、数にして1000万前後の個体がいると計算 これすべてが資源採掘用であるとすれば、構造体内を埋め尽くす程度の鉱物資源ならば、瞬く間に収集してしまうことが明らかとなる4時50分 無人偵察機4機を離陸させ、調査開始、報道関係のヘリを前面規制7時21分 EOLTに対して好戦的な内容のネット上サイトで、デモの呼びかけが行われていることを米政府が確認、ウィルスで管理人のハードディスクごと破壊 8時30分 上記の行動に関する情報が報道関係者に流出、政府への反感が募ることを恐れ、政府は2時間後には謝罪を行う341名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/20(土) 02:33:14 ID:???10時 無人偵察機を一時帰還させる、どの個体にも身体的な差はほとんど無く、識別が困難であり、特別なマーキングを施しつつ、個体数を特定することが必要となる 11時 撮影された映像から、個体数は10万~20万前後とされる午後3時 同様の方法で、ロシアのEOLTの個体数調査を開始、無人偵察機は9機4時20分 マンハッタン島に「EIE推進本部」の設置がほぼ完了、ただ人的資源は欠乏5時25分 構造体が明らかに“成長“していることが再び確認される、数十分前から始まり、すでに3~4m程度成長6時 マーキング方法の検討が開始されるも、EOLTを刺激しない方法はそうそう見つけられず、議論は難航7時 落下当時の衛星写真と現在の衛星写真を比べると、ニューヨークの構造体が19m、中央シベリアの構造体が8m成長していることが判明8時50分 中央シベリアの構造体の“根“が、すでに地下200km以上まで伸びていることが推定される、これは、成長というよりは、折り畳まれていた組織が伸びきった状態であると説明 しかし、これはプレート移動やマントルの対流で“根“が傷つけられる可能性もあり、資源回収どころではないため、この行動の意味は現在不明11時 EIEの調査により、ロシア・アメリカ両国のEOLTのより詳細な個体数が特定される中央シベリアに展開中のEOLTは10m以下の個体を中心とし、総数は81万5千体前後、積極的に付近を動き回っているが、その意図は不明ニューヨークを中心に展開中のEOLTは中央シベリアのそれと比べ、大型の個体が多く、全長10m以上の個体が5万以上、総数は45万2千体以上落下地点を中心に、何らかの作業を行っているが、何をしているか、どういった意図があるのかは“一切”不明342名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/20(土) 02:36:48 ID:???9月18日 ・・・俗に言われる野次馬は、延べ1000万人を突破、特にニューヨーク周辺の交通機関は半ばパンク状態となる午前2時 ヘリから、EOLTにありとあらゆる電磁場を照射してみる(危険を伴うため、機甲師団が同行)すべてにEOLTが反応、これらを知覚する能力があることがわかる 2時30分 ジュネーブに「IUEITA計画推進本部」の設置が完了、以後、アメリカのそれは推進支部となる3時 EIEからの報告によれば、EOLTの形状・構造、および行動から、全9種を2つの科(Family)に大別できることがわかる以下、科名とその特徴
343名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/20(土) 02:37:55 ID:???探査科(Probe):もっとも初期にその存在が確認された科であり、その名の通り、探査機としての役割を果たしていると推測される大きさは種によって大きく違い、最小で2m、最大で13mであるが、最も多いのは小型種(3~5m)基本的には2~4足歩行であり、腕も2~4本、建築物に張り付く際などは腕を活用足は長く、通常歩行形態では若干ずんぐりとして見えるが、足を伸ばしきれば倍以上にまで身長が伸びる、最大種では27mにもなる複数の眼球、それに酷似した形状の感覚器官を体中に持っており、もっとも小型の種でも、12個以上の感覚器官が存在しているそして、もうひとつ大きな特徴として挙げられるのは、地球上のどの生物のものも似つかない、“触手”である小型種でも4~6本、8m程度の中型で12~24本、それ以上の大型種ではそれ以上の本数があり、普段は背中や脇、小型種では胸にしまわれている強靭な構造と高い筋力をもっており、ビルの倒壊(!)に巻き込まれた程度ではまったく行動に支障はきたさない組織化されているかは別として、ある程度集団で動く、また、孤立している個体は斥候なのか、常に感覚器官を動かしている興味(?)を示したものには、間隔を取り、感覚器官からの情報を頼りに危険かそうでないかを観察し、危険でない場合は触手をまとわりつかせ、弄ぶ少なくとも、非常に高い知能と高性能な感覚器官を備えているらしく、乗用車を運転しようとしている光景も確認されているまた、銃火器を発見した際、極度の緊張状態に陥るのか、最大で数時間にわたってその場に硬直し続けることもあるなお、人間自体にはまったく興味を示さないようで、負傷者を無視することはおろか、目の前に飛び出した生存者が触手に当たって中に浮いても、なんらリアクションをとらない ただ、死体等はよけて通るらしい属する種は6種で、小型・中型・大型が2種ずつ確認数は、116万6千体以上、ニューヨークの都市部に割合として、若干多く確認されており、偶然か必然かは不明344名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/20(土) 02:39:56 ID:???千里眼科(Clairvoyance):探査科が確認された数十分後にはその存在が確認される、その名の通り、EOLTの千里眼としての役割を担っているのだと思われる、別名「強大な目(mighty eye)」大きさは最小で3m、最大では9mにもなる、体重は身長あたりで探査科の倍以上腕はなく、触手も小さな以下の食腕に似たものが2本だけである下半身があまり歩行に向いた形状とは言えず、3~5本の足で支えられている5角形、ないし楕円形の体からカタツムリの目のような上半身が伸びている、伸び縮みし、伸ばしきれば最大種で15mにはなる、頭部には「主眼球」と呼ばれるセンサーがある主眼球の直径は上半身の直径と同じで、最小30cm前後、最大1m近くとなっている他には、小さな目が3つ、体についているがこれはあくまで周囲を警戒するためのものでしかなく、本科の持つ力は主眼球にある視界は広く、210度がカバーでき、500kmはなれた航空機を補足しているところが確認されている、また、夜間でも衰えることはないさらに、可視光以外の光(電波・赤外線・可視光線・紫外線・X線・ガンマ線)もすべて知覚可能であるようだそして、単なる工学センサーとしてではなく、ラジオ波なども観測可能との見方がある、現に電波回線の内容にEOLT達が反応しているらしいとの報告もあるまた、未確認だが、それら以外の知覚方法を持っているとの調査報告もある現に、見えないはずの、ワシントン「IUEITA計画推進支部」を、一体の千里眼科の個体が12時間、延々と眺め続けていたとの報告もある彼らは、人間に興味を持っているというよりは、ただ単に人間が起こす行動そのものを危険視し、監視し続けているという形に近く特に、大口径の火器を装備した兵士、それ以上に戦車やヘリを四六時中、眺め続けている無人探査機が撮影した映像では、負傷者の近くでバスを弄繰り回している探査科の群れに千里眼科が近づき触手を伸ばしてうちの一体に触れると負傷者から円を作るようにして離れる…と言うより、むしろバスすら放り投げ、逃げ出してしまいその後、負傷者が生き絶えるまで千里眼科がこれまた延々と眺め続けている、などということも確認されている属する種は3種、小型、中型、大型一種ずつとなっており、あまり大きな違いはない確認数は10万1千体以上345名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/20(土) 02:41:07 ID:???・・・なお、これらの報告はまだ不確かなものであり、解剖や、もっと接近しての調査を行わなければ確証はもてず、詳しいこともわからないと説明しているしかし、EOLTに明確な種族間での役割分担があり、さらには高い知能と、何らかの意思疎通手段があることに疑いは無くなった372名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/25(木) 04:39:24 ID:???4時 IUEITA推進本部から、ヘリから工学装置を使った信号をEOLTに発信し、反応を見る、という発案がなされる5時20分 ロシア軍は再び無人偵察機とヘリ数機を使い、個体数の調査を開始、個体数の増減を調べる6時 IUEITA推進本部の案を採用、軍用ヘリ3機を調達、これの武装を排除し専用装備の取り付けを行う、専用の照明はEIEでEOLTの視覚能力調査に使用されたものの流用 7時29分 ヘリが離陸、EOLTへの交信を図る8時10分 なんらリアクションは帰ってこず、EOLTは普段の特定の行動を繰り返す8時25分 EOLTが移動するルートに何か意味は無いのかと、軍・地理学などの関係者、十数名がEIE推進本部に集まり、議論を始める10時30分 構造体周辺地域での行方不明者数が100人を超える、封鎖網の更なる強化が開始される午後1時15分 シベリアのEOLT個体数が判明、総数に大きな増減は見られない373名前:名無し上級大将◆80fYLf0UTM投稿日:2007/01/25(木) 04:41:19 ID:???2時23分 EIEからの報告によれば、「EOLTは構造体から放射状に広がる以外、なんら意味の無いルートを巡回している」ことが判明3時 構造体周辺の負傷者や、動きが取れなくなっている生存者を救出することを望むアメリカ市民が全体の8割を超える3時50分 アメリカ政府は、生存者救助のための出撃について、国連に了解を取る4時30分 会議の結果、「許可は今すぐにはできないものの、新しい情報や統計が入り次第、議論を再開するため、作戦の立案および部隊の展開」を許可5時 米軍の集結が開始する、翌日までに構造体周辺の兵力は55万人を超えるとの報告がされる、国連軍も少数ながら兵力を送り込む6時 アメリカ国民はこの行動を87%の割合で支持、一方で、この行動がEOLTとの関係を悪化させるのではとの懸念の声が上がる6時35分 封鎖もう強化の全工程が完了、有刺鉄線・バリケード・対戦車障害物・土嚢・トーチカ・機関銃陣地・装甲車などを中心として構造体周辺に、厚さ5kmの分厚い封鎖網がしかれる、これが行方不明者対策だけだとは誰も思わなかったが・・・7時25分 もし、救出作戦が展開されるのなら、その間にできるだけ接近してEOLTの調査を行いたいとのEIEの要望が浮上、国連は米軍のときと同じ対応をとる 9時40分 構造体の体温(?)が急上昇、気温とほぼ同じだった体温が一気に5度も上昇10時 EIE曰く、これは代謝機能が活発化したためではないかとの憶測がされる11時 構造体が“根”を突然「自切」、ちぎれた長さ100km、直径8~9kmの根はそのままマントルへ向かってまっすぐに沈んでいくこの根は地球内部、マントルやコアの部分に到達し、それを回収するためのものではないかとされる―このことからいまだに不明な点は多いが、少なくとも彼らが資源回収の目的でやってきたことに間違いは無くなった―
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