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<p>ここは、名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM氏の書いたSSのロ<span style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: &quot;MS 明朝&quot;; mso-ascii-font-family: Arial; mso-hansi-font-family: Arial; mso-bidi-font-family: Arial">グ</span><span style="font-size: 10pt; color: white; font-family: &quot;MS 明朝&quot;; mso-ascii-font-family: Arial; mso-hansi-font-family: Arial; mso-bidi-font-family: Arial">(年表形式のもの(=これまでのお話し)限定です<font face="Arial">。</font>)</span>保管ページです。<br> このページでは最初の「宇宙人が攻めてきたらどうする?」スレッドのログを保管します。2スレッド目以降は別のページを作って保管する予定です。<br> 一部、誤字脱字の修正などが掲載者の独断で入っている箇所があります。</p> <hr> <p><a href="menu:191"><font color="#0000FF">191</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#800080"><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font></font>投稿日:2007/01/07(日) 01:56:43 ID:???<br> 07年9月 太陽系、エッジワース・カイパーベルトぎりぎりの宙域に複数の未知の天体を発見<br> 同年12月 天体の大きさを十数kmと修正<br> 1月 天体が消滅、さまざまな憶測がされるも詳細は不明<br> 08年7月25日 火星表面に直径全高ともに、数十kmにも及ぶ謎の構造体を確認、反射率などが、昨年発見された天体と一致<br> 同年8月14日 これが何らかの人工建造物であるとの国連からの公式発表が行われる<br> 09年6月9日 続いて、月面にも火星のものと酷似した構造体が出現<br> 同月24日 世界各国共同で、この構造体の観測を開始<br> 同年8月10日 国連主導の観測により、この構造体がある種の鉱業用プラントではないかとの予測がされる<br> 9月15日 国連は、この構造体の調査のため、探査機を月面に送り込むことを決定<br> 同年12月1日午前7時 ロシア、中央シベリア高原直上の対流圏に、突如として謎の構造体が出現<br> 8時45分 地表に降下、着地、これは何らかの工学迷彩の発展形のようなもので地球まで近づいたのだと判明<br> 50 構造体が変形、根のようなものを伸ばし、地表に着床、月の物と細部まで構造が一致している事が判明<br> 9時14分 構造体がどのようなものなのか、調査が始まる<br> 41分 機械とも生物ともつかない奇妙な物体であると言うこと以外漠然とした事しか分からず、大規模な調査隊の派遣を検討<br> 54分 月と火星の構造物が、外壁(?)の一部を開き、内部から“何か“を無数に放つ瞬間が観測される<br> 10時34分 軍・政治関係の観測・調査班などが周りを取り囲む中、地球にある構造体も同じ行動をとり始める<br> 40分 構造物の周囲にいた観測・調査班との連絡が途絶え、膨大な量の“何か”が西進するのが衛星に捉えられる<br> 11時 “それ“が何なのか、衛星写真を検証した結果、生物か、それに似た形状の何かではないかとの推測がなされると</p> <hr> <p>※&gt;&gt;191の日付に誤りがある可能性があります。<br> <br> <a href="menu:573"><font color="#0000FF">573</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し三等兵</font></a></strong>投稿日:2007/02/12(月) 02:43:35 ID:???</p> <dl> <dt>今になって気付いたのだが<br> <a href="http://jumpres/191"><font color= "#0000FF">&gt;&gt;191</font></a>から<a href="http://jumpres/341"><font color= "#0000FF">&gt;&gt;341</font></a>までの間に日付が<br> 「12月1日」から「9月18日」まで一気に飛んでいる<br> <br> <a href="http://jumpres/191"><font color="#0000FF">&gt;&gt;191</font></a>の<br> >同年12月1日午前7時<br> を<br> >08年9月16日<br> だとして脳内保管しておいてくれ</dt> <dd> <hr></dd> <dt><span lang="EN-US" style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: Arial">08</span><span style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: &quot;MS 明朝&quot;; mso-ascii-font-family: Arial; mso-hansi-font-family: Arial; mso-bidi-font-family: Arial">年</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; color: white; font-family: Arial">9</span><span style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: &quot;MS 明朝&quot;; mso-ascii-font-family: Arial; mso-hansi-font-family: Arial; mso-bidi-font-family: Arial">月</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; color: white; font-family: Arial">16</span><span style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: &quot;MS 明朝&quot;; mso-ascii-font-family: Arial; mso-hansi-font-family: Arial; mso-bidi-font-family: Arial">日ではなく</span><br> <br> <span lang="EN-US" style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: Arial">09</span><span style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: &quot;MS 明朝&quot;; mso-ascii-font-family: Arial; mso-hansi-font-family: Arial; mso-bidi-font-family: Arial">年</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; color: white; font-family: Arial">9</span><span style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: &quot;MS 明朝&quot;; mso-ascii-font-family: Arial; mso-hansi-font-family: Arial; mso-bidi-font-family: Arial">月</span><span lang="EN-US" style="font-size: 10pt; color: white; font-family: Arial">16</span><span style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: &quot;MS 明朝&quot;; mso-ascii-font-family: Arial; mso-hansi-font-family: Arial; mso-bidi-font-family: Arial">日?</span></dt> <dd> <hr></dd> <dt><a href="menu:192"><font color="#0000FF">192</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/07(日) 01:58:24 ID:???<br> 12時19分 ニューヨーク上空にもこれと同じ構造体が出現、降下時の衝撃で都市部は壊滅、死傷者は150万人を超えるとの予測がされる<br> 59分 構造体より無数の何かが出現、都市を蹂躙しだす<br> <br> ・・・ニューヨクタイムズ紙によれば、郊外へ逃げ出した数人の目撃者たちは<br> 「物体から現れた怪物は、市民を積極的に襲うというより、足元の小石を蹴飛ばすかのように市民を払いのけ、街を蹂躙した」<br> と語り、怪物の行動目的については、何ら手がかりにはならなかった<br> また、怪物の外見については、カメラで撮影された映像、撮影された写真を分析した結果<br> 「地球上のどの動物植物とも大きな類似点などが見られず、サイズなどから考えても、まったく未知のものだ」<br> とゆう結論を出した・・・<br> <br> 国連は議論の結果、これらを地球外起源の生命体であると断定、行動を起こす<br> <br> <a href="menu:258"><font color="#0000FF">258</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/11(木) 19:13:57 ID:???</dt> <dt><span style= "font-size: 10pt; color: white; font-family: &quot;MS 明朝&quot;; mso-ascii-font-family: Arial; mso-hansi-font-family: Arial; mso-bidi-font-family: Arial"> 午後1時 国連主導のもと、構造体の調査、および生命体との意思疎通のための計画に必要な科学者・技術者を世界各国から招集、資金調達も開始<br> 2時30分 ニューヨークからの民間人避難がほぼ完了、落下地点から半径80kmの地点が封鎖される、また、いまだ中心部に残されている負傷者の救助を求める声が高まる<br> 3時35分 中央シベリア高原にて“群れ“の移動がとまる、別集団が南下を開始するも、すぐに停止、周辺を哨戒しているのか、付近の環境調査ではないかと推測される<br> 4時25分 ロシアの構造体をできるだけ、接近を避ける方法で調査した結果、“根“を地中深くに伸ばし、音波を定期的に発するなどしている事が判明<br> 多くの専門家は、これが地殻調査など、鉱物資源採掘のための前段階だとの結論を出す<br> 5時40分 “物体“の写真を撮影、さらに細かく分析した結果、生物であることには間違いなさそうではあるが「このような生物が自然発生するようには思えない」と、困惑を示す<br> なお、この観測によって区別された生命体の種類は全9種、これらすべてが知的生命体であることは否定できないが、高度な文明を持つとは思えない身体構造をしていると発表<br> 8時49分 これらの生命体を地球外生物であると断定、国連総称を「地球外起源生物」EOLTと決定<br> 地球外起源生物の思考理解計画「The thinking understanding plan of an extraterrestrial origin living thing」TUEおよび<br> 地球外起源生物の言語理解計画「The language understanding plan of an extraterrestrial origin living thing」IUEという、二つの柱から成る<br> 言語と思考の分析での地球外起源生物の意図理解計画「The intention understanding plan of the extraterrestrial origin living thing in a language and thinking analysis」略称IUEITA計画を発動することを決定<br> これにより、現在不透明な“彼ら”の目的を探ることを国連が発表<br> <br></span></dt> </dl> <p><font color="#FFFFFF"><a href="menu:259"><font color= "#0000FF">259</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color= "#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/11(木) 19:15:29 ID:???<br> 10時 構造体の形態が徐々に変化していることが確認される<br> 降下形態から着床を経て、資源採掘に特化した形態へと移行、ないし成長しているのではないかとされる<br> また、この構造体が他のEOLTを統率する一種の親のような生物ではないかという仮説が支持を集める<br> 11時49分 EOLTがどのような方法でコミュニケーションをとっているのか、さまざまな仮説がなされたが、音波・電波の類は観測されず<br> まったく未知の方法を用いているとの見方が強まり、EOITの捕獲・解剖の必要が指摘される<br> <br> <a href="menu:260"><font color="#0000FF">260</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/11(木) 19:17:05 ID:???<br> 翌日 ・・・このとき、ほぼ全世界のTV・ラジオが地球外起源生物に関する臨時の番組で埋まり、政府公式発表にいたっては視聴率49,5%を記録したとの報告がされる・・・<br> 午前2時35分 米軍の封鎖網を破り、記者の一団が市街中心部に侵入、数分遅れて気づいた封鎖部隊は記者団を追跡<br> 3時21分 すでに、EOLTの活動範囲に入り込んでしまった記者団の追跡を断念しようともしたが、銃声と悲鳴を確認したため、部隊は救助に向かう<br> 39分 記者団を発見するも、発砲許可が出る訳も無く、記者全員が死亡ないし捕獲される<br> 45分 EOLTが支配領域を拡大、構造体から半径110kmまでEOLTが前進、これ以上刺激を与えないために、米軍は2時間後には130kmの地点まで後退<br> 5時29分 EOLTを観測するかぎり、彼らに高度な思考があるかどうかの判断を下すためには、彼らの言語理解が不可欠であるとし、同計画の予算増額を申請・受諾<br> 6時30分 記者の殺害される映像を兵士の一人が録画していたことが明らかになり、これが公開され大きな波紋を呼ぶ<br> 6時42分 ロシア軍、構造体から半径240kmの地点まで後退を開始、EOLTの行動範囲は距離にして、最長212kmであると報告される<br> 7時10分 政府はEOLTとの開戦を恐れ「EOLTに対し、好戦的な思想を排除するための努力は惜しまない」との公式発表を行う<br> 8時 観測から、構造体、およびEOITの一部が、まったく未知の合金・金属を構成成分に含んでいるのではとの推測がされる、ただ、確認は不可能<br> 12時 ロシア軍の撤退が完了、国連軍約1万名が中央シベリアに派遣される<br> 午後1時 国連が、無人探査機を使い、EOITの調査を行うことを決定、米軍に月面用として開発されてきた探査機、2機を受け渡す<br> 3時30分 米軍、無人探査機を使いEOITの足跡などから、体重・密度を計算、現存の生物とは合致せず<br> 4時15分 建物の倒壊によって、一機が破損、回収は不能<br> 5時 EOITと探査機が接触、破損、意図的に破壊したのではなく、偶然踏み潰されただけであるとされる、これにより調査は断念<br> <br> <a href="menu:285"><font color="#0000FF">285</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/15(月) 06:00:54 ID:???<br> 6時 構造体が資源採掘用の施設であるとするならば、EOLTが資源採掘用の生物であると考えるのが妥当ではあるが<br> 形状や行動を見る限り、これは資源採掘体というより、ある種の探査機器ではないかとの報告が国連にもたらされる<br> 7時 国連はIUEITA計画の進行が難航していることから、これを一時的に後回しにする形で<br> 地球外起源生物の生態調査計画「The ecology investigation plan of an extraterrestrial origin living thing」略称EIEを始動<br> 世界各国から、さらに多くの人材等がアメリカ、およびロシアに集められる<br> 10時 ロシア軍、中央シベリアの兵力を14万2000名から16万8000名まで増員し、構造体周囲に塹壕、有刺鉄線などの設備を充実させていく<br> 11時 アメリカ軍、「EIE」要員の護送と同時に、2個機甲大隊2000名の兵員をニューヨークに派遣、構造体周辺の兵力は合計21万1500名となる<br> 11時15分 EOLTに関する一部報道規制を実施することを国連が決定、今まで、ほぼすべて公開してきた情報を、半数以上極秘とすることを決定<br> 9月17日午前2時 軍用の無人偵察機による構造体、およびEOLTの高画質映像・写真撮影と個体数の調査を開始<br> 3時40分 「EIE」の報告では、構造体の中にEOLTは最も小型のもの(全長2m程)が搭載されていると仮定し、数にして1000万前後の個体がいると計算<br> これすべてが資源採掘用であるとすれば、構造体内を埋め尽くす程度の鉱物資源ならば、瞬く間に収集してしまうことが明らかとなる<br> 4時50分 無人偵察機4機を離陸させ、調査開始、報道関係のヘリを前面規制<br> 7時21分 EOLTに対して好戦的な内容のネット上サイトで、デモの呼びかけが行われていることを米政府が確認、ウィルスで管理人のハードディスクごと破壊<br> 8時30分 上記の行動に関する情報が報道関係者に流出、政府への反感が募ることを恐れ、政府は2時間後には謝罪を行う<br> <br> <a href="menu:341"><font color="#0000FF">341</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#800080"><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font></font>投稿日:2007/01/20(土) 02:33:14 ID:???<br> 10時 無人偵察機を一時帰還させる、どの個体にも身体的な差はほとんど無く、識別が困難であり、特別なマーキングを施しつつ、個体数を特定することが必要となる<br> 11時 撮影された映像から、個体数は10万~20万前後とされる<br> 午後3時 同様の方法で、ロシアのEOLTの個体数調査を開始、無人偵察機は9機<br> 4時20分 マンハッタン島に「EIE推進本部」の設置がほぼ完了、ただ人的資源は欠乏<br> 5時25分 構造体が明らかに“成長“していることが再び確認される、数十分前から始まり、すでに3~4m程度成長<br> 6時 マーキング方法の検討が開始されるも、EOLTを刺激しない方法はそうそう見つけられず、議論は難航<br> 7時 落下当時の衛星写真と現在の衛星写真を比べると、ニューヨークの構造体が19m、中央シベリアの構造体が8m成長していることが判明<br> 8時50分 中央シベリアの構造体の“根“が、すでに地下200km以上まで伸びていることが推定される、これは、成長というよりは、折り畳まれていた組織が伸びきった状態であると説明<br> しかし、これはプレート移動やマントルの対流で“根“が傷つけられる可能性もあり、資源回収どころではないため、この行動の意味は現在不明<br> 11時 EIEの調査により、ロシア・アメリカ両国のEOLTのより詳細な個体数が特定される<br> 中央シベリアに展開中のEOLTは10m以下の個体を中心とし、総数は81万5千体前後、積極的に付近を動き回っているが、その意図は不明<br> ニューヨークを中心に展開中のEOLTは中央シベリアのそれと比べ、大型の個体が多く、全長10m以上の個体が5万以上、総数は45万2千体以上<br> 落下地点を中心に、何らかの作業を行っているが、何をしているか、どういった意図があるのかは“一切”不明<br> <br> <font color="#FFFFFF"><a href="menu:342"><font color= "#0000FF">342</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color= "#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/20(土) 02:36:48 ID:???<br> <br> 9月18日 ・・・俗に言われる野次馬は、延べ1000万人を突破、特にニューヨーク周辺の交通機関は半ばパンク状態となる<br> 午前2時 ヘリから、EOLTにありとあらゆる電磁場を照射してみる(危険を伴うため、機甲師団が同行)すべてにEOLTが反応、これらを知覚する能力があることがわかる<br> 2時30分 ジュネーブに「IUEITA計画推進本部」の設置が完了、以後、アメリカのそれは推進支部となる<br> 3時 EIEからの報告によれば、EOLTの形状・構造、および行動から、全9種を2つの科(Family)に大別できることがわかる<br> 以下、科名とその特徴</font></font></p> <p><font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF"><a href="menu:343"><font color= "#0000FF">343</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color= "#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/20(土) 02:37:55 ID:???<br> 探査科(Probe):<br> もっとも初期にその存在が確認された科であり、その名の通り、探査機としての役割を果たしていると推測される<br> 大きさは種によって大きく違い、最小で2m、最大で13mであるが、最も多いのは小型種(3~5m)<br> 基本的には2~4足歩行であり、腕も2~4本、建築物に張り付く際などは腕を活用<br> 足は長く、通常歩行形態では若干ずんぐりとして見えるが、足を伸ばしきれば倍以上にまで身長が伸びる、最大種では27mにもなる<br> 複数の眼球、それに酷似した形状の感覚器官を体中に持っており、もっとも小型の種でも、12個以上の感覚器官が存在している<br> そして、もうひとつ大きな特徴として挙げられるのは、地球上のどの生物のものも似つかない、“触手”である<br> 小型種でも4~6本、8m程度の中型で12~24本、それ以上の大型種ではそれ以上の本数があり、普段は背中や脇、小型種では胸にしまわれている<br> 強靭な構造と高い筋力をもっており、ビルの倒壊(!)に巻き込まれた程度ではまったく行動に支障はきたさない<br> 組織化されているかは別として、ある程度集団で動く、また、孤立している個体は斥候なのか、常に感覚器官を動かしている<br> 興味(?)を示したものには、間隔を取り、感覚器官からの情報を頼りに危険かそうでないかを観察し、危険でない場合は触手をまとわりつかせ、弄ぶ<br> 少なくとも、非常に高い知能と高性能な感覚器官を備えているらしく、乗用車を運転しようとしている光景も確認されている<br> また、銃火器を発見した際、極度の緊張状態に陥るのか、最大で数時間にわたってその場に硬直し続けることもある<br> なお、人間自体にはまったく興味を示さないようで、負傷者を無視することはおろか、目の前に飛び出した生存者が触手に当たって中に浮いても、なんらリアクションをとらない<br> ただ、死体等はよけて通るらしい<br> 属する種は6種で、小型・中型・大型が2種ずつ<br> 確認数は、116万6千体以上、ニューヨークの都市部に割合として、若干多く確認されており、偶然か必然かは不明<br> <br></font><font color="#FFFFFF"><a href="menu:344"><font color= "#0000FF">344</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color= "#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/20(土) 02:39:56 ID:???<br></font></font><br> 千里眼科(Clairvoyance):<br> 探査科が確認された数十分後にはその存在が確認される、その名の通り、EOLTの千里眼としての役割を担っているのだと思われる、別名「強大な目(mighty eye)」<br> 大きさは最小で3m、最大では9mにもなる、体重は身長あたりで探査科の倍以上<br> 腕はなく、触手も小さな以下の食腕に似たものが2本だけである<br> 下半身があまり歩行に向いた形状とは言えず、3~5本の足で支えられている5角形、ないし楕円形の体から<br> カタツムリの目のような上半身が伸びている、伸び縮みし、伸ばしきれば最大種で15mにはなる、頭部には「主眼球」と呼ばれるセンサーがある<br> 主眼球の直径は上半身の直径と同じで、最小30cm前後、最大1m近くとなっている<br> 他には、小さな目が3つ、体についているがこれはあくまで周囲を警戒するためのものでしかなく、本科の持つ力は主眼球にある<br> 視界は広く、210度がカバーでき、500kmはなれた航空機を補足しているところが確認されている、また、夜間でも衰えることはない<br> さらに、可視光以外の光(電波・赤外線・可視光線・紫外線・X線・ガンマ線)もすべて知覚可能であるようだ<br> そして、単なる工学センサーとしてではなく、ラジオ波なども観測可能との見方がある、現に電波回線の内容にEOLT達が反応しているらしいとの報告もある<br> また、未確認だが、それら以外の知覚方法を持っているとの調査報告もある<br> 現に、見えないはずの、ワシントン「IUEITA計画推進支部」を、一体の千里眼科の個体が12時間、延々と眺め続けていたとの報告もある<br> 彼らは、人間に興味を持っているというよりは、ただ単に人間が起こす行動そのものを危険視し、監視し続けているという形に近く<br> 特に、大口径の火器を装備した兵士、それ以上に戦車やヘリを四六時中、眺め続けている<br> 無人探査機が撮影した映像では、負傷者の近くでバスを弄繰り回している探査科の群れに千里眼科が近づき<br> 触手を伸ばしてうちの一体に触れると負傷者から円を作るようにして離れる…と言うより、むしろバスすら放り投げ、逃げ出してしまい<br> その後、負傷者が生き絶えるまで千里眼科がこれまた延々と眺め続けている、などということも確認されている<br> 属する種は3種、小型、中型、大型一種ずつとなっており、あまり大きな違いはない<br> 確認数は10万1千体以上<br> <br> <a href="menu:345"><font color="#0000FF">345</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/20(土) 02:41:07 ID:???<br> <br> ・・・なお、これらの報告はまだ不確かなものであり、解剖や、もっと接近しての調査を行わなければ確証はもてず、詳しいこともわからないと説明している<br> しかし、EOLTに明確な種族間での役割分担があり、さらには高い知能と、何らかの意思疎通手段があることに疑いは無くなった<br> <br> <a href="menu:372"><font color="#0000FF">372</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:39:24 ID:???<br> 4時 IUEITA推進本部から、ヘリから工学装置を使った信号をEOLTに発信し、反応を見る、という発案がなされる<br> 5時20分 ロシア軍は再び無人偵察機とヘリ数機を使い、個体数の調査を開始、個体数の増減を調べる<br> 6時 IUEITA推進本部の案を採用、軍用ヘリ3機を調達、これの武装を排除し専用装備の取り付けを行う、専用の照明はEIEでEOLTの視覚能力調査に使用されたものの流用<br> 7時29分 ヘリが離陸、EOLTへの交信を図る<br> 8時10分 なんらリアクションは帰ってこず、EOLTは普段の特定の行動を繰り返す<br> 8時25分 EOLTが移動するルートに何か意味は無いのかと、軍・地理学などの関係者、十数名がEIE推進本部に集まり、議論を始める<br> 10時30分 構造体周辺地域での行方不明者数が100人を超える、封鎖網の更なる強化が開始される<br> 午後1時15分 シベリアのEOLT個体数が判明、総数に大きな増減は見られない<br> <br> <a href="menu:373"><font color="#0000FF">373</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:41:19 ID:???<br> 2時23分 EIEからの報告によれば、「EOLTは構造体から放射状に広がる以外、なんら意味の無いルートを巡回している」ことが判明<br> 3時 構造体周辺の負傷者や、動きが取れなくなっている生存者を救出することを望むアメリカ市民が全体の8割を超える<br> 3時50分 アメリカ政府は、生存者救助のための出撃について、国連に了解を取る<br> 4時30分 会議の結果、「許可は今すぐにはできないものの、新しい情報や統計が入り次第、議論を再開するため、作戦の立案および部隊の展開」を許可<br> 5時 米軍の集結が開始する、翌日までに構造体周辺の兵力は55万人を超えるとの報告がされる、国連軍も少数ながら兵力を送り込む<br> 6時 アメリカ国民はこの行動を87%の割合で支持、一方で、この行動がEOLTとの関係を悪化させるのではとの懸念の声が上がる<br> 6時35分 封鎖もう強化の全工程が完了、有刺鉄線・バリケード・対戦車障害物・土嚢・トーチカ・機関銃陣地・装甲車などを中心として<br> 構造体周辺に、厚さ5kmの分厚い封鎖網がしかれる、これが行方不明者対策だけだとは誰も思わなかったが・・・<br> 7時25分 もし、救出作戦が展開されるのなら、その間にできるだけ接近してEOLTの調査を行いたいとのEIEの要望が浮上、国連は米軍のときと同じ対応をとる<br> 9時40分 構造体の体温(?)が急上昇、気温とほぼ同じだった体温が一気に5度も上昇<br> 10時 EIE曰く、これは代謝機能が活発化したためではないかとの憶測がされる<br> 11時 構造体が“根”を突然「自切」、ちぎれた長さ100km、直径8~9kmの根はそのままマントルへ向かってまっすぐに沈んでいく<br> この根は地球内部、マントルやコアの部分に到達し、それを回収するためのものではないかとされる<br> <br> ―このことからいまだに不明な点は多いが、少なくとも<br> 彼らが資源回収の目的でやってきたことに間違いは無くなった―</p> <dl> <dt><a href="menu:374"><font color="#0000FF">374</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:42:27 ID:???<br> <br> 19日・・・この日を境に、EOLTとの関係は絶望的にまで悪化する<br> 1時25分 EOLTに対し、好戦的な感情が高まると同時に生存者救出作戦に対する支持率が上昇しているとの報告がされる<br> アメリカ政府は、このことから作戦が中止され、更に好戦的な感情が高まることによって和平の道が閉ざされることを恐れ、事実を隠蔽<br> 3時 作戦に参加する予定の全兵力が集結、作戦の具体的な内容について国防総省や国連すらも巻き込み、議論が始まる<br> 3時15分 全封鎖部隊を5~10km前進させる<br> 4時 警察組織も参加するこの作戦には、最低でも総数7万前後 多ければ30万以上が投入されるとの大方の予想がなされる<br> 4時25分 情報の混乱と、自分自身の先入観などから生じた些細な“勘違い”によって、ニューヨーク市警の一団と米軍特殊部隊数十名が車両・ヘリを使い、15km前進<br> 4時39分 驚いたことに、これが静止されることは無く、逆に孤立させるのを避けようとして他の部隊が前進<br> 4時50分 更に多くの部隊がこれにつられ、前進、もはや後戻りできなくなった米軍は独断で作戦を決行する<br> <font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:375"><font color="#0000FF">375</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:43:43 ID:???<br> 5時 国連軍が静止を行おうとするも成功せず<br> 5時20分 すでに先発隊が1000名からの負傷者がいるのを確認、生存者は我先にと、救出部隊の方へと移動し始める<br> 5時33分 最初の銃声が鳴り響く、これは生存者が行ったものであり、同時にEOLTが前進してきていることがわかる<br> 5時40分 ヘリがEOLTを無数に確認、今までの緩慢な動作と違い、力強く軽快な挙動で米軍先発隊へと向かう、時速にして90kmほど<br> 6時12分 先発隊がフラッシング・メドウズ・コロナ公園にて、EOLTと遭遇、生存者が投げ飛ばされたのを目撃<br> 6時14分 パトカーなどの車両でバリケートを作り道を封鎖、生存者を保護した後、後方から迫るEOLTの探査科の群れに対し、発砲を開始<br> 6時15分分 指揮所が静止を行うが、すぐに交信が途絶える<br> 6時50分 各所の部隊が、生存者を守るため、あるいは危機感から独断で発砲を開始、一部部隊は静止に従い、後退を開始<br> ヘリからの映像では、銃弾をものともせずに前進してきたEOLTに弾き飛ばされる救出部隊の姿が映されており、この映像を見た国防省は「EOLTとの交戦を許可」<br> 7時10分 EOLTは積極的に攻撃をせず、自分たちに攻撃を加えたものに反撃(車両を横転させる、人を投げ飛ばす程度)を加えているだけであり<br> 発砲を禁止すれば戦闘は終わるとEIEや国連は訴えるが、すでに戦線は混乱しており、収拾はつかない段階となっていた・・・<br></font><br> <a href="menu:376"><font color="#0000FF">376</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:44:26 ID:???<br> 7時30分 救出部隊が小口径の火器しか装備しておらず、ろくに戦闘車両もつけずに救出作戦を行っているため、被害は拡大<br> 何の抵抗もできずに一方的に叩きのめされているのを見かねた指揮所は、撤退支援のために機甲部隊を送り込む<br> 8時21分 機甲部隊がEOLTと接触、砲撃を加えなかったところ、攻撃をされず、EOLTは素通りしていく<br> 8時29分 しかし、そうもしていられるはずが無く、味方の支援のため一両のM1A1戦車が一体の探査かを砲撃、初弾は外れるが、次弾は命中<br> 全高8mの中型だったため、胴体を120mm口径の榴弾で傷つけられてなお、重傷にはいたらず、体液と悲鳴を吐き出しつつ悶絶<br> それを目撃していた米軍兵士は歓喜するが、EOLTの一団の動きに変化が見られる<br> 8時30分 EOLTが積極的に攻撃を展開し始める、このとき、作戦開始から今までの死傷者数は推定で1万名前後<br> 8時40分 攻撃を行った戦車の所属する戦車大隊が攻撃目標となり、戦車の数の10倍近いEOLTが殺到、直後に大隊に所属する兵士全員が死亡<br> 9時 同じように、攻撃を加えた個体(人間)が所属する部隊を補足し、徹底的に攻撃を加え始める、この30分間で死傷者数は倍以上に跳ね上がる<br> 9時45分 米軍のほぼ全部隊が全滅、ないし壊滅し壊走、死傷者数は5万名に上るとの報告がされる<br> 10時 全部隊が撤退完了、生存者を救出し自陣に戻ったものの、追ってきたEOLTに生存者を殺害されることもあり、救出できた生存者は減る一方となる<br> 10時28分 EOLT最後の攻撃がやむ、正確な数は分からないものの、米軍兵士の未帰還者数は3万9204名、車両は5000両からが失われた<br> だが、救出できた生存者は重軽傷者あわせ僅か1701名であり、いまだ多くが取り残されていることは疑いようも無かった<br> 11時 米政府はEOLTとの全面闘争を恐れ、国民感情を高ぶらせないよう、事実を公表、世界中からの批判のシャワーを浴びることとなる・・・<br> <br> ―人類側は恐怖心は抱いているものの、いまだ和平を望んでいるが<br>        EOLTは人類に対し、刈るべき雑草との認識を強めているといわれる―<br> <br> <a href="menu:405"><font color="#0000FF">405</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:43:03 ID:???<br> 12時 先の戦闘についての政府からの公式発表が行われる、これによれば米軍の損害は<br> 死者:4万1009名<br> 重・軽傷者:2114名<br> 行方不明者:519名<br> 戦車・装甲車:499両<br> その他車両:4955両<br> であるとのこと、ニューヨーク市警の死傷者は2000名前後<br> 午後0時19分 交戦記録、および兵士の証言より、殺傷(?)したEOLTの数を調査、一部兵士の証言が正しいとすれば撃破したEOLTはいないことになる<br> 1時20分 兵士の証言曰く<br> <br> <a href="menu:406"><font color="#0000FF">406</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:43:47 ID:???<br> <br> 「敵の戦闘能力は圧倒的であり、バリケートを構築し、自動小銃や対物火器、20ミリ以上の口径の砲を使って火力制圧を行おうとしたが、足を止めることすらままならず<br> ほんの十数秒でEOLTがすぐ目の前に着て、その腕と足で車両を踏み潰し、触手で人間を細切れにしていった、その後はただ逃げるだけだった」<br> ―機甲中隊で唯一生還した下士官<br> <br> 「前方に確認した生存者を保護するために斥侯を向かわせたころ、左右の摩天楼の屋上にEOLTが数体、張り付いており、兵士の一部が発砲<br> EOLTが動き出したのを見たアパッチが数十発の砲弾を撃ち込み、落下してきたEOLT回収しようとしたが、まだ生きており<br> 即座に反撃を受け、死体の確保に向かわせた一個分隊が瞬きするほどの間に全滅し、慌てて銃撃を加え始めたころには斥侯の小隊は別のEOLTの攻撃を受け<br> 私が同行していた中隊は四方からの攻撃で、僅か一分ほどの間で壊滅した」<br> ―陸軍の歩兵中隊に同行していたニューヨーク市警巡査<br> <br> 「逃げ惑う友軍部隊と、生存者と一緒に道端でうずくまって震える警察官を援護し、無事生還させるために私は着ていたわけだが<br> 途中、巨大な何かがレーダーに映し出され、慌ててT字路に注目すると、車両を虫けらの様に弾き飛ばす10m近い巨大なEOLTが現れ、それだけで我々は半ば壊走しだした<br> 一部はEOLTに銃撃を加えたが、奴はまるで毛ほどにも感じていないかのようなそぶりを見せており、私は戦車に砲撃支援を求めた<br> M1戦車が砲撃を加えたところ、二発目が胸に命中し、皮下組織がむき出しになり、体液が飛び散った<br> 肺を傷つけられたのか、大きく叫び声を上げた後、血を吐き出しながら悶絶しだした<br> しかし、もう一度大きく、血と何かよく分からないものを吐き出すと、出血が止まり、攻撃を再開しだしたのだ<br> 戦車砲の直撃であの程度の傷しか負わない相手に、歩兵の扱える火器で対抗できるものだろうか」<br> ―ただ一人、部隊内で生存した衛生兵<br> <font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:407"><font color="#0000FF">407</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:44:49 ID:???<br> <br> ・・・といったものであり、そのほかの証言もこれらに類するものだった<br> ヘリで撮影した映像を分析したところ、攻撃が命中することすら、そう多くなく、12,7mm以下の口径の火器では牽制にすらなっていないようであった<br> ただ、命中した個体はそれなりのダメージは受けているようであったが、確実に撃破できたといえる個体は確認できず<br> 楽観的に見積もっても、撃破比率は1000:1程度である<br> 2時15分 兵士の証言、および記録映像から「未確認種」3種が確認される、うちの1種は探査科の亜種であるらしいが、残りはまったくの別物であるらしい<br> 3時 未確認種調査のために再び無人機を出す<br> 3時25分 被害を受けた部隊を後方に回し、封鎖網には更に支援に回っていた3個師団を配備、戦闘配置につかせる<br> 4時 ニューヨークの構造体が突然、成長を加速させる、横坑が伸び始めているとの報告が多数寄せられる<br> 5時 中央シベリアのそれも同じ行動をとっていることが判明<br> 5時30分 EOLT巡回ルートの真下を横坑が延びていることから、横坑を成長させるにあたっての危険の有無を調査するための巡回であったことが判明<br> 6時 一部報告と交戦記録から、千里眼科はEOLTの指揮官としての役割も担っているのではないかとの推測がEIEでなされる<br> 6時19分 無人機が帰還、新種の出現が確認される、その詳細は以下の通り<br></font><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:408"><font color="#0000FF">408</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:45:40 ID:???<br> <br> 追跡科(Pursuer):<br> その名の通り、目標の追跡を行うEOLT<br> 追跡する目標を選ぶ判断基準は不明だが、EOLTを攻撃したものを集中的に追跡しているようである<br> おそらくは、他のEOLTからの報告・要請を受け、行動を行っているのだと思われる<br> その体のつくりはどこか探査科に似ているが、長身で、首が無く目だけが頭部から独立して動く<br> 歩行には、つくりの統一された、どちらにも対応して動くことができる6本の太く、長い関節の無い筋肉組織だけでできた手足を使い<br> 高い運動性と走破能力を実現している、ビルとビルの間を飛び移りながら移動し、足の構造上、壁にも張り付いて動ける<br> 腕は伸縮可能であり、伸びきった際は身長15m、縮んだ通常の場合では8mほど、胴体の倍以上の長さがある<br> 触手は18本、内の4本が太く長いつくりになっており、障害物越しに相手を観察する際に使う触手である様だ<br> その触手の先には感覚器官があるが、探査科に見られるような「相手の構造を理解する」ためのものではなく「相手の行動を理解する」ためのもので<br> このあたりから、これが相手の行動を観察し、危険かそうでないかの判断を行うという、人間そのものがもとから危険なものだという前提に基づいて現れた種であるようだ<br> また、視覚以外の感覚も優れており、特に嗅覚が異常なまでの能力を持っているようだが、詳しい程度は不明<br> 戦闘能力はさほどではないようだが、これはこの種が積極的に戦闘をせず、できるだけすぐ切り上げてしまうためであるが<br> 偶然出くわした機甲一個小隊をものの数十秒で壊滅させてしまうことからも、その戦闘能力は侮れないものであることを語っている<br> いままで探査科がこなしていた斥侯の任務も本種が引き継いだらしく、単体で見られることが多い<br> 属する種は1種のみで、確認数は1000体程度<br></font><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:409"><font color="#0000FF">409</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:49:54 ID:???<br> <br> 追撃科(Assassin)<br> 敵部隊の中から徹底して弱いものを見つけ出し、それを負傷、または損傷させることにより、足並みを遅れさせ<br> 満足に動けないところに少しずつ攻撃を加え弱らせ、疲労がピークに達したところで本格的な攻撃をかけるという、非常にえげつない戦術を使う<br> また、この際、相手が敗走するルートを予測し、待ち伏せや障害物を配置し、有利な条件の整った空間に誘導<br> また、友軍部隊との合流を阻害、精神的な疲労を増加させるなどといった戦術・戦法を多く使い、巧みに勝利を勝ち取るのが本種である<br> 身長は3~3,5m程度と小柄だが、筋力は異常なほど高く、体重比にすれば探査科を上回るほどだろうと思われる<br> 足は2本だが、腕は5本と多い、ただ、細く筋力が他の主のそれに比べ低く、あまりこれを使って攻撃は行わない(といっても人間の体をいともたやすく引き千切ってしまうが)<br> 触手の本数は8本とこれまた多く、表面が枯れた木の幹のようであり、多種のそれと違い、曲線を描かず、節がありそこが曲がるようになっている<br> 収納のされ方も、同じように折りたたまれるようにして入っており、弾力に乏しい<br> しかし、硬度と攻撃力は十分で装甲車の装甲を貫通してしまうほど(推定硬度はHk7000以上)である<br> 移動方法も、この触手と腕を多用した立体的なものであり、非常に機敏で、時速120km以上で飛び回る<br> さらに、反射神経も人間の比ではない、銃口を向けるころには、それを察知した本種は上下左右のどちらかに移動しており<br> 記録映像を見る限り、一個分隊程度の火線の数では射撃を当てるどころか、補足すら間に合わないといった様子であった<br> 先に書いた戦い方は、相手が多数であり、装甲車両などを保有した部隊とのことであり<br> 相手が自分に比べ、はるかに弱小な戦力しか持ち合わせていないと判断した場合、本種は正面からの攻撃のみで敵を殲滅してしまう<br> 特に、対人戦においては圧倒的な力を見せ、そのために本種が出現したとの見方もある<br> 追跡科の個体と行動を共にすることもあるようだ<br> 属する種は一種のみ、確認数は5000体前後<br></font><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:410"><font color="#0000FF">410</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:51:41 ID:???<br> <br> ・・・これらの主の特徴を見る限り、人類との戦闘を想定したと思われる点が多々あり、今後このような主が増大してくるとの見方が強い<br> <br> ―これは、我々を敵とみなしてのことなのだろうか<br>         だとすれば、近々、彼らの側からの攻撃があることは間違いない―<br></font><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:483"><font color="#0000FF">483</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/02(金) 16:51:45 ID:???<br> 6時50分 構造体の成長、さらに加速、毎時間約6~9mの速度で成長<br> 7時20分 横坑の長さは最長で256kmになる、これも主縦坑と同じく、折りたたまれたような状態になっていたものが急激に成長したものだと思われる<br> 8時 横坑の一部がマンハッタン島へと伸びる、横坑上に爆薬を設置し、警戒態勢を取る、横坑の直径は100~200m前後<br> 8時30分 構造体表面でなく、縦抗(“根“)の横からも横坑が延び始める、このとき縦抗は13本、主縦抗の直径は根元が15km、徐々に細まり、深度130kmで4kmにまでなる<br> 現在、地上構造体直径20km、最大水平到達度256km、最大深度300km(推定)<br> 8時50分 EIEからの報告によれば、構造体は一種の「胞子」ではないかとの予測がされる、だとすれば、さらに成長し続けることは間違いなく<br> 最終的にどこまで成長し、どこに行き着くのかまでは正確な予測は去れず<br> 9時 火星、月の構造体の観測が開始される<br> 9時20分 マンハッタン島のほとんどが横坑に覆われる、EIE本部を移転させようとする動きが強まる<br> 9時39分…この瞬間、歴史的な事件が発生する、人類の命運を左右する出来事が…<br>  マンハッタン島に向かって、EOLTが前進を開始、総数は8万体以上、ニューヨークを封鎖していた全軍をマンハッタン島に向かわせる<br> 9時47分 マンハッタン島、第一阻止線にEOLTが到達、警告と威嚇射撃を無視し、前進を続ける<br> 9時50分 EOLT、楔形陣形を取り時速50kmほどで前進、主力は追撃科と探査科の小型と「細身の」中型、おそらく後者は亜種だと思われる<br> 10時10分 第一阻止線突破、第二阻止線へと向かう<br> 10時15分 第二阻止線到達、この際、2名の米軍兵士が事故死<br> 29分 第二阻止線突破、死者は15名、一部兵士が発砲したため<br> 30分 マンハッタン島の研究・技術者の退去開始、しかし、移動速度から考えて全員が観測記録を確保しつつ逃げ切るのは不可能とされる<br> <br> <a href="menu:523"><font color="#0000FF">523</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:50:04 ID:???<br></font>33分 第二阻止線突破、死者115名、失った車両は90両<br> 40分 最終阻止線に到着、マンハッタン島まであと1200mまで接近したことになる<br> 42分 射撃要請を受けるが、司令部はこれを拒否<br> 45分 一部部隊が発砲、二個大隊がほぼ同数のEOLTと交戦開始<br> 50分 交戦中の部隊が全滅、死者は2000名近くになると予想される、最終阻止線突破<br> 51分 マンハッタン島へとつながる橋を爆破、しかし、EOLTの進行は止まらず<br> 55分 研究員のほぼ半数が退去、軍関係者は一部のみが撤退<br> 11時 マンハッタン島において米軍部隊が退去中の人員と資料を守るために、発砲、EOLT側は応戦を開始<br> 11時30分 マンハッタン島が占拠される、軍関係者のみならず、民間人にも多くの被害が出ており、死者総数は5000名を超えると予想される<br> 11時45分 人員の9割がマンハッタン島から撤退、残りは死亡したとされるが、若干名の生存が確認される<br> 12時 EOLTが大量の触手を伸ばし、マンハッタン島のビル内部に伸ばし始める、その意図は不明<br> <br> <font color="#FFFFFF"><a href="menu:524"><font color= "#0000FF">524</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color= "#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:50:35 ID:???<br> <br> 20日・・・この日、人類への裁定がくだる・・・<br> 0時15分 マンハッタン島地下の横坑からまっすぐ上に向けていくつかの根がのびはじめる<br> 0時25分 マンハッタン島において千里眼科を複数体確認、建築物を眺め始める<br> 0時30分 千里眼科が眺めている建築物に向かって根が伸び始める、未確認種と思われるEOLTが複数出現<br> 0時40分 根が向かっている建築物はいずれも、高性能なIT関連機器が置かれているなどの共通点が見つかる<br> 0時50分 根が地表に到着、建築物を覆い始める<br> 1時15分 ほぼすべての建築物が根に覆われる、また、EOLTも多数内部に侵入<br> 1時33分 観測班の報告では、根と建築物が“同化”しているように見えなくも無いとのこと<br> 2時 未確認種の確認が終了、以下詳細<br></font><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:525"><font color="#0000FF">525</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:52:10 ID:???<br> 監視科(Inspector):<br> マンハッタン等にて存在が確認された種<br> 開いた二枚貝をたてにしたような体型をしている、全高35mで、貝に似たその“殻“の大きさは幅5m長さ6mほど<br> 8つの直径50cmほどの大きな目が殻の内側についており、常に発光している<br> 触手は、足の役割を果たす太いものが6本あり、腕のように使う通常の触手が4本、そして感覚器官の集中する触手が10本ある<br> 本種は、その名の通り、付近の人間のことを常に目を離さずに監視しており、千里眼科とは違い<br> 接近し、触手を使って目標の細部まで観察、不振な挙動をすると触手で威嚇をする(威嚇で死んでしまう兵士もいるが)<br> 目が非常に発達しており、挙動のほんの僅かな変化でも読み取り、こちらが攻撃を仕掛けようとしたころには本種による制裁が加えられていることが多い<br> EIEによれば、これは人間の筋肉組織の僅かな動きや、電気信号を読み取る能力があるためだとしている<br> 装甲車などの動きまで察知するのは、装甲車内の人間のことが見えるのか、聴覚が異常に発達しているためだとされている<br> 聴覚能力の優秀さを示す事例は少ないが、視覚能力のそれは多く、すでに200名以上が何の抵抗も出来ずに殺害されている<br> 純粋な戦闘能力に関しては、すべて先制攻撃を行われたために、詳しい推測できないが<br> このところ、戦闘面において高性能なEOLTが出現し始めたこともあり、おそらくは探査科などとは比べ物にならない能力があるのではないかとされる<br> 確認数は1000体前後、属する種は1種だけだが、“殻“のカラーバリエーションは非常に豊富である<br> <br> ・・・また、このほかの2科(追跡科・追撃科)の個体数が増加傾向にあることが確認される<br></font><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:526"><font color="#0000FF">526</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:53:29 ID:???<br> 2時15分 更に未確認種確認、横坑内から這い上がってくるところが確認され、そのまま根に覆われた建築物内部に侵入し始める<br> 3時2分 マンハッタン島の全IT関連機器が起動、ネットワーク内の情報の検索、およびネットを通じたハッキングを開始<br> 3時10分 ニューヨーク全市のネットに接続しているパーソナル・コンピューターがその自由を失う、建築物内部に未確認種を確認、触手を機器に接続(?)しているところが確認される<br> 15分 アメリカほぼ全土のPCが自由を失う、また、国防総省もハッキングされる<br> 17分 衛星回線がジャックされる、全世界のPCが自由を失い始める<br> 19分 軍・民間すべての衛星が自由を失う、同時に、テレビ・ラジオ回線もジャックされ、各国の軍関係施設も機能を奪われ始める<br> 20分 構造体周辺の米軍に自体の究明と解決をさせるべく、指示を行うが、すでに米軍の装備の大半が使用不能となり、通信も困難となる<br> 23分 すべてのIT関連機器やネットに接続していた機器が自由を失う<br> 25分 EOLTによる情報検索が始まる、つまり、わずか千数百体のEOLTによって全ネットワークが掌握されたのである<br></font></dt> <dt><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:527"><font color="#0000FF">527</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:54:58 ID:???<br> 29分13秒・・・ PCの画面に一つの単語が浮かび上がる<br> 言語はその機器の製造国の公用語であり<br> 多少の意味の違いこそあれ<br> それの意味するところは<br> <br> “戦争”ないし“宣戦布告”である<br> <br> 44秒・・・<br> 全電話・テレビ・ラジオ回線からも同様の単語が<br> 繰り返し放送される<br> <br> 30分29秒・・・<br> <br> EOLTが人類に向かって始めての意思疎通を行う<br> ある種のテレパシーのようなもので脳に直接語りかけて(?)きたのである<br> 聞き取れた人間は一部であり内容の詳細は不明(理解できなかった?)だが<br> 宣戦布告であることは間違いない<br> 唯一判明しているEOLTの声明の内容は以下の通り<br> <br> <br> ―裁定は下った―<br> <br> ・・・以上<br></font><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:541"><font color="#0000FF">541</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/08(木) 02:27:11 ID:???</font></dt> <dt> 32分 全世界は混乱状態に陥り、IT関連ですら無い、ありとあらゆるシステムがネットから伝染病のように広がるEOLTの手によってコントロールを失う<br> また、どれほど高性能なセキュリティは半ば素通りされており、EOLTの前には完全に無力だったことが判明<br> 33分 正確なことは不明だが、全世界において、これ以上の事態悪化を防ぐため、回線を切断、しかしハッキングは止まらず、端末や回線を“破壊”することによって対処<br> 34分 米軍部隊が独断で行動を起こす、マンハッタン島にて、生き残りの米軍と技術者が設置された爆薬を起爆<br> 35分 EOLTによるハッキングが中断される、同時に多くのPCやIT関連機器がクラッシュし、機能を停止<br> 36分 爆破に成功した部隊が撤退を開始<br> また、同じころに取り残された数名の研究者が、EOLTが機器と結合し、ハッキングを行う際の貴重な観測記録等を手に入れ、これを確保しつつマンハッタン島より脱出を試みる<br> 40分 米軍部隊、EOLTと遭遇を繰り返すも攻撃は受けず<br> 50分 研究者の乗ったヘリが封鎖部隊と合流、健康診断を受け、一命を除いて継承を追った以外は異常なし<br> 4時 衛星の一部ではコントロールが戻らず、エシュロン・システム等はいまだEOLTの手中にあることが判明<br> 4時7分 コントロールの可能な衛星を含め、EOLT側の衛星を破壊することを決定<br> 4時15分 米軍部隊、生還、貴重な記録等を持ち帰ることに成功<br> 34分 米軍はマンハッタン島全土を砲撃、これ以上の事態悪化を防ぐ<br> 44分 一部軍・IT関連の組織がEOLTの“脳“に逆ハッキングを試みるが、結果は失敗であり、逆に損失を拡大させただけであった<br> もっとも、千体余りのEOLTに、全世界の最新鋭のセキュリティが、秒速で無効化されたことを考えれば当然の結果といえる<br> 50分 米政府を含め、世界の国々はようやく現在の状況を把握、彼らはEOLTの力に恐怖した・・・<br> <br> <a href="menu:563"><font color="#0000FF">563</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/09(金) 03:38:30 ID:???<br> 5時 国連議会を召集、事態の完全な把握は不可能だったが、宣戦布告を受けたらしいことは分かっており、これを念頭において対策を検討<br> 5時16分 EOLTの動きに変化が確認される、敵の攻撃に備えて、目を見開き常に触手を展開させている<br> 25分 米軍は砲撃を中止、後方支援にまわっていた部隊や国連軍部隊をすべて前線に回し<br> 構造体周辺(マンハッタン島はすでにEOLTに占領されているため、実質的にはニューヨーク市)を完全に固める、また、防御陣地の構築を開始<br> 30分 電子機器の多くが使用不能であることもあり、作業は難航、シベリア構造体と周辺のEOLTの行動にも変化が起きる<br> 40分 国連はEOLTとの開戦を避けるべく、和平への道を模索する一方、世界各国の軍から数百万人規模の多国籍軍編制し、EOLTとの戦いに備える動きもとる<br> 6時 EOLTからの交信(一方的だが)を受信した人間は数が限られており、さらに正確に聞き取れたものはほんの数万人程度であることが確認される<br> EIE曰く、ある種のESPとしての素質が高い人間が受信できたものだとされ、今後、EOLTとの意思疎通に利用可能であると判断<br> IUEITA計画の「思考理解」分野における、飛躍的な進歩が期待される<br> 6時20分 IUEITA計画の予算増額と、PCへのハッキングなどの際の履歴から「言語理解」分野においても進展が期待されるが、すでにそのようなことは不可能であった<br> 6時33分 シベリア構造体の外壁が開き、自衛種のEOLTが多数出現、その数15万体前後、同時に探査科が一部収容される<br> 39分 ニューヨーク構造体においても同じことが起きる、出現数は11万体前後<br> 45分 ロシア軍は独自の判断で臨戦態勢に入る、後方の部隊や旧ワルシャワ条約機構の所属していた国の部隊も参加し、総兵力は45万を超える<br> なお、ロシア国防省はハッキングの影響で半ば機能を停止しており、ロシア連邦軍参謀本部に設備・人員等を一時的に移転<br> 55分 国防相官房国際軍事協力総局は、国連の和平への道を模索するさまを痛切に批判、中国と連携し、態勢を強化する移行を示す<br> 7時 EOLTのハッキングの影響のため、全世界で混乱が多発、国連および国連軍の統率も乱れる<br> 7時15分 マンハッタン島における戦闘データおよび、ハッキングを行うEOLTの観測記録を分析、未確認種の特定に成功<br> <br> <a href="menu:577"><font color="#0000FF">577</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/12(月) 04:10:11 ID:???<br> 未確認種詳細は以下の通り<br> <br> 電脳科(Cyber):<br> マンハッタン島にて確認された種、探査科・千里眼科との類似点多数<br> その名の通り、電子頭脳を持っているかのように、IT関連機器に侵入(汚染)し、ネットワークを支配下に置いていくという、一風変わった役割を担うEOLT<br> 全高は2,5mほどで、猫背、頭がおわんの様な形状をしている、直径は約1m程度、腕と足は両方とも4本で常に折り曲げて、腕を組んだような状態にしている<br> 触手は後頭部から19本生えており、内の2本の先の部分がスプーンべらのようになっていて、これを電子機器に接続してハッキングを行っていた<br> 機動力はあまり高くないようで、いったん建築物の内部に入ったあとは、通路を通って内部をはいかいしていたようである<br> 知能は非常に高いのか、1時間もせずに人語を理解し、更には僅か千体あまりで全世界に広がるネットワークと、それに接続した機器を支配・コントロールしていた<br> しかし、マンハッタン島爆破成功の際にフリーズに近い状態となった(動いてはいたが、状況が把握できていなかった?)<br> ありとあらゆる情報を検索し、人類が築き上げてきた英知のすべてをこの短期間で自らの頭脳、もしくは根を通じて構造体内の“なにかに”記憶させたものだと思われる<br> その情報の幅は、人類の歴史や兵器・軍事から、ガーデニングにわたるまで、非常に広いことが分かっており<br> それらの情報や記録から推測されることを含めて考えれば、すでに彼らは人類のすべてを知ったといっても過言ではない<br> 現在、多くの政治・軍関係の機器がいまだにEOLTの管理下におかれているといわれ、再び電脳科がネットに侵入すれば、それらの自由がまた失われることは明白であるとされる<br> しかし、エシュロン・システムの例を見ても分かるように、現在その兆候は見られない<br> 属する種は1種のみだけしか確認されていないが、バリエーションは若干あり、亜種が存在する可能性は高い<br> 確認数は1100~1300体前後<br> <font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:578"><font color="#0000FF">578</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/12(月) 04:11:20 ID:???<br> <br> 7時 これまでマンハッタン島で起きたことを「マンハッタン島事件」と呼称することを決定<br> IUEITA計画再燃焼、残された僅かな設備を駆使し、EOLTとのコンタクトを取るべく、行動を起こす<br> 7時25分 ニューヨーク封鎖部隊は臨戦態勢に入る、総兵力は54万を超え、陸海空全軍の清栄が集結<br> 7時39分 防御陣地の強化を開始、兵士の士気は非常に高く維持されている様子であるが、部隊間の連携に関する不安がつのる<br> 45分 ロシア軍、構造体への侵攻を考え、空挺部隊をクラスノヤルスクに集結させ始める<br>  同じころ、中央シベリア高原の構造体に対処すべく旧ワルシャワ条約機構加盟国から集結した部隊を「独立国家共同体軍(CIS army)」とし、国連軍と区別することを決定<br> 国連も、独断に近いこの決定を黙認<br> なお、この事実は国民にはほとんど伝えられていない(もっとも、それが可能な状況ではないが)<br> 55分 CIS軍、エニセイ川周辺に防御陣地を構築、西シベリア低地に機甲部隊を集結させる、総兵力は29万8000名、戦車・装甲戦闘車両等の総数は3万余り<br>  ワルシャワ条約機構の大機甲部隊の再来と言われ、士気の向上を誘う<br> 8時 国連の決議によって、EOLTの捕獲を目的としたEIE管轄の米軍特殊部隊編成を決定<br> 同時にロシア軍においても、半ば独断で部隊と計画の立案を開始、EIEとの連携は行わず、独自の研究機関を立ち上げることを決定<br> 8時10分 マンハッタン島事件前に観測された月・火星の構造体、およびEOLTの画像を解析、EOLTはすでに惑星全土に拡散していることが判明<br> 8時23分 EOLTに変化、兵力(?)を集結させ、陣形を整え始める、米・露軍は戦闘配置に付き、後方の部隊もすべて臨戦態勢に付かせる<br> <br> <a href="menu:579"><font color="#0000FF">579</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/12(月) 04:12:45 ID:???<br></font></dt> <dt><font color="#FFFFFF"><br> 詳細時刻不明・・・ IUEITA推進本部から、ある発案がなされる、その内容は<br> 「EOLTとのコンタクトが可能と思われる人材を軍属に引き入れ、構造体ないし、付近のEOLTと接近させ、EOLTの反応を見る」<br> というものである、非人道的との見方もあったが、秘密裏にこの計画を進行させることを国連は決定<br> 国連呼称「The intention understanding plan of EOLT by the human being with high ESP capability」高いESP能力を持った人間によるEOLTの意図理解計画<br> 暗号名称は「プロジェクト8920」、拠点をフランスに置くこととし、実行部隊の編成を開始<br> ロシア軍もこれに協力することを決定、自国にある特殊機関の一部をIUEITA推進本部に提供するとの意思を表明・・・<br> <br> <a href="menu:600"><font color="#0000FF">600</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/13(火) 03:21:38 ID:???<br></font><font color= "#FFFFFF">34分 ノリリスクのロシア軍EOLT対策臨時司令部支部、IT関連機器に接続可能な状態のままでは、電脳科が再びネットに侵入し、感染した場合に収拾が付かなくなるとし<br> 現在の指揮体制等を批判、ITや衛星を用いた電波通信からは完全に独立した情報交換・指揮体制をとるべきとの意見を出すが<br> 現在の状況を考えれば、いまさらそのようなことは不可能であるとし、却下される<br> 40分 ロングアイランド島周辺に第2艦隊を配備することが決定、国防総省の機能が停止し、統合参謀本部も一部機能をのぞいて停止・麻痺しているため<br> この行動は海軍省と同艦隊による、ほぼ独断による行動である<br> 50分 第二艦隊にバージニア級原潜2番艦「テキサス」を随伴させることを海軍省が決定するも、情報の伝達は正しく行われず、同艦は動かず<br> 同じころ、国防総省と統合参謀本部は有線通信を使い、EOLTの妨害を受けない情報交換によって、戦闘を有利に進めることを検討<br> また、ロングアイランド島に直接上陸、ロシアと同じく、構造体に直接侵攻しEOLTを屈服させる作戦を検討<br> ただし、これがEOLTに発見されれば彼らは逆上し、本格攻勢に出始め、和平への道が閉ざされることを懸念、紙に書かれた文章のみで記録<br> 55分 ロシア連邦軍参謀本部は国防総省と連携し、もし、敵の進撃が止められなかった場合、30万~45万の新兵を徴兵することを決定<br> またその際は、国連軍との連携を深める必要もあるとして議論を開始<br> 9時 中国政府はロシアとEOLTの戦争に全面的に協力し、資金や兵力の融通もいとわないことを決定、国境付近に大部隊を集結させる<br> 9時15分 国連、今まで以上に大規模な多国籍軍を編制し、アメリカ・ロシアに派遣することを検討、その規模は最低でも30万以上という前提ではあるが<br> 先のマンハッタン島事件以来、まったく連携が取れておらず、一部国家による独断でなし崩しに議論は進展、増派も当分先のことだろうと予測される<br> 9時22分 EOLTの大部隊が移動を開始、その総数はシベリアで33万2000体、ニューヨークでは34万体以上<br> <br> ・・・9時34分 米軍封鎖部隊 EOLTと接触、警告を無視しEOLTは同部隊と接触・交戦<br> 更に5分後、ロシア軍もEOLTとの交戦に突入・・・<br> <br> ―――人類とEOLTとの関係は、まぎれもない戦争状態に突入する―――</font></dt> <dd> <hr></dd> <dt><font color="#FFFFFF">ここまでを便宜上第一シーズンと呼ぶ事もあるようです。</font></dt> <dd> <hr></dd> <dt><a href="menu:790"><font color="#0000FF">790</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/02(金) 15:52:33 ID:???<font color= "#FFFFFF"><font color="#FFFFFF">9時40分 <br> EOLTの先遣隊が米軍封鎖部隊の砲火をかいくぐり、至近距離まで接近、米軍封鎖部隊の牽制攻撃からEOLTのほぼ一方的な攻撃に変わる<br> 米軍封鎖部隊とEOLTの交戦は、哨戒部隊が攻撃され、それを援護する形で支援砲撃を開始した事がその始まりであり、このときには前方哨戒部隊は全滅し、EOLT側に被害は見られず<br> 50分 ロシア軍、EOLTに接近され混戦状態へ、最初の交戦地は中央シベリア高原の都市「アイク」郊外の南北に伸びる10km余りの戦線であり<br> 配備されていた兵力は自動車化狙撃師団4個と独立ヘリ連隊1個を主力とした7万3000名であり、更に支援部隊として戦闘装甲車両190両から成る混成部隊が配備されていた<br> 対するEOLT側は、行動を起こした個体のうち、1万体から2万体、先の事件の影響もあり、詳細な個体数は観測不能<br> 55分 ロシア軍、「ムルクタ」と「ヴィヴィ」に拠点を置く部隊もEOLTと交戦を開始、悪天候のため、急襲に近い形であり、重砲等による遠距離攻撃が失敗<br> 更には攻撃ヘリによる近接航空支援も満足に行えず、戦線は攻撃を受けた直後に崩壊、指揮系統及び通信網の消滅が一瞬のことであり、被害等の詳細は不明<br> 10時 米軍封鎖部隊、更に7箇所でEOLTと接触・交戦、その戦線は170kmにまで延びる、戦線付近確認されたEOLTは16万体前後で、内交戦中のそれは8万体ほどであるとの観測結果が出される<br> 10時12分 ロシア軍はヤクーツクに大規模な戦略爆撃機部隊を集め、前線部隊の戦線後退の支援行動をとらせることを決定<br> もちろん、戦略爆撃機を使う等、直接的な支援行動よりも後方のEOLTに打撃を与え、その進撃速度を遅らせ、時間を稼ぐことを念頭に置いたものである<br> ロシア空軍のウラジミール総司令官による独断で「第22親衛重爆撃機師団」を第37航空軍から引き抜くことを決定、大統領への了解は後日取ることとなる<br> <font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:791"><font color="#0000FF">791</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/02(金) 15:53:35 ID:???<br> 10時21分 米軍封鎖部隊はEOLTの前に大苦戦、その大きな要因として、市街地独特の地形を生かしたEOLTの三次元攻撃と、空軍部隊との連携が完全に取れないなどのことがあげられる<br> 被害はすでに3個独立系歩兵師団全滅と1個旅団壊滅、戦車1200両を失うといった大規模なものであり、特に戦闘車両の損耗率が劇的に増大、戦線は350kmに延びる<br> 33分 米軍封鎖部隊、全面的な壊走を開始、その被害はすでに兵員20万人以上といわれ、戦闘部隊は機甲部隊のほとんどを壊滅させられ、特に封鎖部隊の戦車の半数近くが失われたとされる<br> 戦闘支援部隊は砲兵部隊による濃密な支援砲撃を行うも、敵と味方が完全に入り乱れた混戦状態であり、有効な支援は行えず、被害は拡大<br> 封鎖部隊へ後退の許可が出るよう、封鎖部隊司令部は国防総省に要請を打診し続ける、戦線付近のEOLT総数は確認できるだけでも19万体<br> 45分 ロシア軍も同じく苦戦中であり、戦線の拡大に伴い部隊が各所で孤立、大隊レベルで包囲され殲滅されるという事例が多発<br> その被害は兵員にして15~25万人以上、戦闘車両も4000両が失われるという、絶望的なまでの損害であるが<br> 平野での戦闘が多かったため、機甲部隊の視野の確保がしやすく、防戦の際は米軍封鎖部隊よりも用意に対処が出来た・・・米軍に比べてではあるが<br></font><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:792"><font color="#0000FF">792</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/02(金) 15:54:15 ID:???<br> <br> 55分 「ヴィリェイスク」、「トゥルクタ」に拠点を置くロシア軍部隊もEOLTと接触、これにより構造体を中心とした4000kmに渡る戦線が生まれたが<br> そのうち、同軍が十分な戦力を配備していた地域は一部であり、瞬く間に突破され始め、早くも全面的な戦線の縮小、および防戦中の部隊の後退を余儀なくされる<br> 指揮系統の混乱で、空軍部隊による支援行動が間に合わなかったこともあり、被害の拡大が予想される<br> 11時12分 第3封鎖網が破られるのと同時に、米軍封鎖部隊に、全面的な後退の許可が下りる<br> しかし、それはあまりに遅すぎる判断といえ、すでに封鎖部隊の6割近い部隊がその指揮系統を失い、混乱に陥り<br> 3割が全滅を超える被害を受け、いまだ敵の攻撃に翻弄され続けているといった現状であり、組織的な後退はできず<br> 局所的な後退が相次ぎ、それを見たほかの部隊が、司令部の指示を待たず独断で後退を始め、その隙に食いつく形でEOLTが追撃、被害が拡大<br> 「戦線の縮小と全面的な後退」というよりは、「戦線の放棄と逃走」であり、指揮系統は瞬く間に混乱の渦に巻き込まれ、味方の砲撃で戦闘不能に陥る部隊も出る始末であった<br> 死傷者の数は優に30万近くになるとも言われ、最大で40kmにわたって封鎖部隊は配送、EOLTの最大進出地点は封鎖網から115kmの地点<br></font><font color="#FFFFFF"><br> <a href="menu:793"><font color="#0000FF">793</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/02(金) 15:55:06 ID:???<br> 11時~11時30分 激戦が続くも、被害は人類側がほぼ一方的に出すだけであり、EOLT側の被害は極軽微<br> 国連で各国首脳は、世界最強と恐れられた二大軍事国家の軍がこうもたやすく破られるという状況を目の当たりにし、弱腰な姿勢を強める<br> その中、支持を集めていたのは「EOLTとの早期和解」であるが、そもそも、EOLTとの意思疎通や目的、それどころか思考があるのかすら判明しておらず、それの理解と解析が再び重要視される<br> しかし一方で、此処まで関係が悪化――もっとも、すべて人類側の主観であるが――してしまっては、それは不可能なことだと考える動きが活発化<br> 一部国家は兵力の増強を開始、他の国家の大半も和平交渉の失敗を懸念し、平均してGDP比20%を軍事予算に回すことを考え始める<br> なお、南北アメリカ大陸と、欧州や中東の諸国は予備役の招集を開始、または中国に代表される国家は、大量の国民を徴兵し、軍に引き入れ始める<br> <br> 詳細時刻不明・・・上記のような理由から「プロジェクト8920」の需要が増大し、実行部隊の編制を本格化、フランス軍特殊部隊とアメリカ欧州軍の特殊コマンド部隊から、人員の引抜が始まる<br> <br> <a href="menu:816"><font color="#0000FF">816</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/04(日) 06:26:50 ID:???<br></font></font></font></dt> <dt><font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF"><font color= "#FFFFFF"><font color="#FFFFFF"><font color= "#FFFFFF">11時29分 戦線が崩壊し、収拾がつかなくなったこの絶望的な戦況に見かねた米政府は戦術核使用を検討<br> 同時に戦闘支援部隊による砲撃によって、敵と味方を分断することが不可能であることから、都市への被害を一切無視した空軍の攻撃機による近接航空支援に移行<br> 爆撃機によるじゅうたん爆撃も検討されたが、孤立した味方部隊もろとも攻撃することを世論が許すはずもなく、断念される<br> また、このときすでに、攻撃ヘリがEOLTに対し確実に攻撃を命中させられる高度(30~50m)を飛行していると、建築物を活用した攻撃を受ける可能性があることが判明<br> 11時35分 ロシア軍、「アイク」、「ムルクタ」、「ヴィヴィ」の3都市を破棄することを決定<br> もっとも、防衛拠点はもちろん、付近の農村にいたるまで周囲一帯の地域を破棄したため3都市に限定されたことではなかった<br> 撤退中の部隊は敵の半包囲下にあるということと、地理的な条件から、ヤクーツクの司令部に向けての東進か南下することを余儀なくされる<br> 44分 撤退支援中のロシア軍部隊が包囲される、このときにシベリア軍管区所属の戦闘ヘリ全機(35機)を失っている<br> 第122自動車化狙撃師団の独断行動により、EOLTの捕獲と死体の回収が計画され、同師団は一個大隊を戦線に派遣し、標的の探索に移る<br> <br> <a href="menu:817"><font color="#0000FF">817</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/04(日) 06:28:38 ID:???<br></font></font></font><font color="#FFFFFF"><font color= "#FFFFFF"><font color= "#FFFFFF">50分 米軍航空部隊が出撃、撤退中の部隊に航空支援(近接航空支援を行うことは厳しい状況)を敢行、一度目の攻撃が成功すれば、反復攻撃を3時間にわたって続ける予定<br> 参加兵力は第22航空軍の残されたほぼ全航空戦力と第49戦闘航空団のF-117、そして海兵隊のF/A-18Cと近接航空支援用のA-10、それの護衛用のF-15若干機で、その総数は約1300機<br> 午後12時3分 ロシア軍、前線にて囁かれていた戦術核使用を本格検討、同時に爆撃部隊への作戦行動開始の許可を下す<br> 戦略爆撃機の総数は37機、その他Su-24戦闘爆撃機111機、同じくSu-32戦闘爆撃機10期などがその主戦力であるが<br> 護衛のSu-27にも爆装をさせるなど、実際の戦力はそれを上回っており、機の総数は200機以上になる<br> 12時18分 ロシア軍、「トゥルクタ」周辺に張り巡らせた防御陣地が分断され、防衛中の部隊が殲滅される、支援部隊を後退させ全域を破棄、これにより戦線は拡大し、「ヴィレェイスク」に拠点を置く部隊も圧迫され始める<br> なお、これまでの戦闘でロシア陸軍は戦車3900両以上、装甲車両4400両以上、火砲2500門、戦闘ヘリ49機を喪失し<br> 兵員にして31万5000名余りの死者と、4万近くの重傷者を生み出したことが後に判明、これは、シベリア軍管区の全兵力に匹敵する<br> 22分 米軍航空部隊がニューヨーク上空に集結、地上部隊への航空支援を開始、ある程度予測されていたはずであるが、EOLT側の損害は増大し始める<br> 一部部隊の独断による、弾道ミサイルによるEOLT支配下の市街地攻撃も敢行、EOLTにすくなからず損害を与える<br> 50分 中型以上のEOLTは地上部隊との戦闘の際、高い制圧能力と攻撃力により、機甲部隊はおろか、歩兵部隊の奇襲すら完全に防ぎきっていたが<br> 近接航空支援の前には巨大な的としての風貌をあらわにし、誘導爆弾の集中投下によっては、支援用に投入されたのであろう30m近い大型の探査科を撃破することにも成功<br> しかし、敵の兵力が友軍と入り混じっていることや、広範囲に拡散していることも多いことなどから、思いのほか誘導弾などの攻撃の精度は低く<br> かといって機関砲弾、特に20mm程度のものでは小型種の外皮を貫通することもままならならず、撃破できてもごく少数にとどまった<br> <br> <a href="menu:820"><font color="#0000FF">820</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/04(日) 06:37:39 ID:???<br></font></font></font>これまでのあらすじ:<br> <br> 構造体が落下して来たと思ったら、なかからEOLTが出てきて人類を雑草のようにバッサバッサ (ガッカリ<br> 落下地点の怪我人を助けようとしたら警官がとちってEOLTをいじめたと思ったら、反撃されたぞ (ガッカリ<br> よーし、こうなったらパパ、本気でEOLTと戦っちゃうぞー、というか宣戦布告されたよ (ワーイ<br> でもどちらかというと一方的にやられていて、被害は甚大だ (ガッカリ<br> なんか航空攻撃効いた (ワーイ どちらにせよ戦況は絶望的なので、多くの部隊が撤退するが<br> そんな中、一部のロシア軍(第112ナントカ)部隊がEOLTの捕虜をとりに走った<br> <br> <a href="menu:838"><font color="#0000FF">838</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/05(月) 04:45:00 ID:???<br> 午後1時 シベリア、ニューヨーク両戦線において夜間戦闘における被害の劇的な増加が確認される<br> ただでさえ、異常なまでの機動性と、赤外線や熱探知にすらかかる事のない体の構造、周囲の障害物を利用したカモフラージュ能力の高さなど<br> 日中においても奇襲されることが多かったが、夜間戦闘においてその特性は助長され、どこから攻撃を受けたのか判別することもできないまま、1個師団が壊滅することまで起きた<br> 照明弾などの使用によって、若干だが索敵が容易になるという報告もあるが、市街地や不整地においてはそれすら無意味であるようだった<br> アメリカでは、ペンシルバニア州の一部分とニューヨーク州、ニュージャージー州のほぼ全面的な破棄が決定され、残った住民の移動が開始される<br> 同時に、ニューヨーク市周辺の米軍封鎖部隊も後を追うかたちで敗走、残存兵力は封鎖部隊55万余りの5~6割程度とされ、うち戦闘可能な部隊は半数程度<br> 1時22分 ロシア軍、後方支援部隊も含め全面敗走、すでにこの時、シベリア軍管区の全兵力はほぼ“消滅”し、ほかの軍管区からかき集めた部隊や国連からの部隊も全滅<br> 軍首脳部は中央シベリア高原の破棄を決定、後方の部隊を西シベリア低地に兵力を集結させ、追撃してくるEOLTを迎撃する構えを示す<br> CIS軍、後退するロシア軍を支援するためこう火力の長距離砲を多数導入、また攻撃ヘリと近接航空支援用機の増派を決定<br> 1時35分 国連での決議の結果、国連軍派遣の際の兵力は34万2000名前後に決定、ただし、派遣には時間を要するため、おそらく、来月移行のことであるだろうことを正式発表<br> 兵力の派遣元は欧州と中東が中心であり、アジアにおいては中国のみが賛同<br> 合衆国救援にはNATO加盟国が当たることになり、残りが連邦の救援に兵力を派遣することで合意<br> 40分 米軍第2艦隊による巡航ミサイル攻撃をニューヨーク市に行うことが決定される、同時に救援の輸送ヘリを海軍、および海兵隊が同市に派遣<br> <br> <a href="menu:839"><font color="#0000FF">839</font></a>名前:<strong><a href= "mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color= "#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/05(月) 04:47:34 ID:???<br> 50分~2時30分頃 シベリアのEOLTの行動に変化が起きる、追撃行動を一部地域を除いて停止し、撤退するロシア軍を見逃すという行動をとる<br> その意図は不明だが、それを悠長に観察する余裕はすでになく、この機を逃すまいと全速力で後退を開始<br> ほかの方面でも、一定以上後退するとEOLTが追撃をやめることが発生、この際、攻撃を加えると追撃を再開することも判明<br> 2時半過ぎにはシベリア戦線全EOLTが追撃を停止<br> 2時19分 ニューヨーク市においても、偵察ヘリが半包囲に成功しながらも、攻撃を加えずにそこで追撃を停止するEOLTを確認<br> 2時30分 EIE公式発表によれば、これは<br> 「害獣-人類―が自分たちに害を加えることをやめ、テリトリーから逃げ出し始めたので、追撃の必要を感じなくなった<br>  つまり、EOLTに自衛用個体が出現したように、害獣のテリトリー内侵入を防ぐという目的を達成し、撤退したといえる」<br> ・・・とのこと、さらに現在EOLTはセミ・アクティブの状態にいるとして、交戦中の両国の首脳はEOLTへの発砲を厳禁<br> 負傷者の救助を行いつつ、全速で後退するようにと伝える、また、航空部隊は攻撃による支援から、偵察行動によるそれに専念<br> <br> ――これは休戦状態を意味するのか<br>           それとも次の戦いへの前段階なのだろうか・・・――<br> <br></font></font></dt> </dl>
<p>ここは、名無し上級大将 ◆80fYLf0UTM氏の書いたSSのロ<span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">グ</span><span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">(年表形式のもの(=これまでのお話し)限定です<font face="Arial">。</font>)</span>保管ページです。<br /> このページでは最初の「宇宙人が攻めてきたらどうする?」スレッドのログを保管します。2スレッド目以降は別のページを作って保管する予定です。<br /> 一部、誤字脱字の修正などが掲載者の独断で入っている箇所があります。</p> <hr /><p><a><font color="#0000FF">191</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#800080"><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font></font>投稿日:2007/01/07(日) 01:56:43 ID:???<br /> 07年9月 太陽系、エッジワース・カイパーベルトぎりぎりの宙域に複数の未知の天体を発見<br /> 同年12月 天体の大きさを十数kmと修正<br /> 1月 天体が消滅、さまざまな憶測がされるも詳細は不明<br /> 08年7月25日 火星表面に直径全高ともに、数十kmにも及ぶ謎の構造体を確認、反射率などが、昨年発見された天体と一致<br /> 同年8月14日 これが何らかの人工建造物であるとの国連からの公式発表が行われる<br /> 09年6月9日 続いて、月面にも火星のものと酷似した構造体が出現<br /> 同月24日 世界各国共同で、この構造体の観測を開始<br /> 同年8月10日 国連主導の観測により、この構造体がある種の鉱業用プラントではないかとの予測がされる<br /> 9月15日 国連は、この構造体の調査のため、探査機を月面に送り込むことを決定<br /> 同年12月1日午前7時 ロシア、中央シベリア高原直上の対流圏に、突如として謎の構造体が出現<br /> 8時45分 地表に降下、着地、これは何らかの工学迷彩の発展形のようなもので地球まで近づいたのだと判明<br /> 50 構造体が変形、根のようなものを伸ばし、地表に着床、月の物と細部まで構造が一致している事が判明<br /> 9時14分 構造体がどのようなものなのか、調査が始まる<br /> 41分 機械とも生物ともつかない奇妙な物体であると言うこと以外漠然とした事しか分からず、大規模な調査隊の派遣を検討<br /> 54分 月と火星の構造物が、外壁(?)の一部を開き、内部から“何か“を無数に放つ瞬間が観測される<br /> 10時34分 軍・政治関係の観測・調査班などが周りを取り囲む中、地球にある構造体も同じ行動をとり始める<br /> 40分 構造物の周囲にいた観測・調査班との連絡が途絶え、膨大な量の“何か”が西進するのが衛星に捉えられる<br /> 11時 “それ“が何なのか、衛星写真を検証した結果、生物か、それに似た形状の何かではないかとの推測がなされると</p> <hr /><p>※&gt;&gt;191の日付に誤りがある可能性があります。<br /><br /><a><font color="#0000FF">573</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し三等兵</font></a></strong>投稿日:2007/02/12(月) 02:43:35 ID:???</p> <dl><dt>今になって気付いたのだが<br /><a href="http://jumpres/191"><font color="#0000FF">&gt;&gt;191</font></a>から<a href="http://jumpres/341"><font color="#0000FF">&gt;&gt;341</font></a>までの間に日付が<br /> 「12月1日」から「9月18日」まで一気に飛んでいる<br /><br /><a href="http://jumpres/191"><font color="#0000FF">&gt;&gt;191</font></a>の<br /> >同年12月1日午前7時<br /> を<br /> >08年9月16日<br /> だとして脳内保管しておいてくれ</dt> <dd> <hr /></dd> <dt><span lang="en-us" style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:Arial;" xml:lang="en-us">08</span><span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">年</span><span lang="en-us" style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:Arial;" xml:lang="en-us">9</span><span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">月</span><span lang="en-us" style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:Arial;" xml:lang="en-us">16</span><span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">日ではなく</span><span lang="en-us" style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:Arial;" xml:lang="en-us">、09</span><span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">年</span><span lang="en-us" style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:Arial;" xml:lang="en-us">9</span><span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">月</span><span lang="en-us" style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:Arial;" xml:lang="en-us">16</span><span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">日?</span></dt> <dt><span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">日付があいまいなことがありますが、脳内保管してください</span></dt> <dd> <hr /></dd> <dt><a><font color="#0000FF">192</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/07(日) 01:58:24 ID:???<br /> 12時19分 ニューヨーク上空にもこれと同じ構造体が出現、降下時の衝撃で都市部は壊滅、死傷者は150万人を超えるとの予測がされる<br /> 59分 構造体より無数の何かが出現、都市を蹂躙しだす<br /><br /> ・・・ニューヨクタイムズ紙によれば、郊外へ逃げ出した数人の目撃者たちは<br /> 「物体から現れた怪物は、市民を積極的に襲うというより、足元の小石を蹴飛ばすかのように市民を払いのけ、街を蹂躙した」<br /> と語り、怪物の行動目的については、何ら手がかりにはならなかった<br /> また、怪物の外見については、カメラで撮影された映像、撮影された写真を分析した結果<br /> 「地球上のどの動物植物とも大きな類似点などが見られず、サイズなどから考えても、まったく未知のものだ」<br /> とゆう結論を出した・・・<br /><br /> 国連は議論の結果、これらを地球外起源の生命体であると断定、行動を起こす<br /><br /><a><font color="#0000FF">258</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/11(木) 19:13:57 ID:???</dt> <dt><span style="font-size:10pt;color:rgb(255,255,255);font-family:'MS 明朝';">午後1時 国連主導のもと、構造体の調査、および生命体との意思疎通のための計画に必要な科学者・技術者を世界各国から招集、資金調達も開始<br /> 2時30分 ニューヨークからの民間人避難がほぼ完了、落下地点から半径80kmの地点が封鎖される、また、いまだ中心部に残されている負傷者の救助を求める声が高まる<br /> 3時35分 中央シベリア高原にて“群れ“の移動がとまる、別集団が南下を開始するも、すぐに停止、周辺を哨戒しているのか、付近の環境調査ではないかと推測される<br /> 4時25分 ロシアの構造体をできるだけ、接近を避ける方法で調査した結果、“根“を地中深くに伸ばし、音波を定期的に発するなどしている事が判明<br /> 多くの専門家は、これが地殻調査など、鉱物資源採掘のための前段階だとの結論を出す<br /> 5時40分 “物体“の写真を撮影、さらに細かく分析した結果、生物であることには間違いなさそうではあるが「このような生物が自然発生するようには思えない」と、困惑を示す<br /> なお、この観測によって区別された生命体の種類は全9種、これらすべてが知的生命体であることは否定できないが、高度な文明を持つとは思えない身体構造をしていると発表<br /> 8時49分 これらの生命体を地球外生物であると断定、国連総称を「地球外起源生物」EOLTと決定<br /> 地球外起源生物の思考理解計画「The thinking understanding plan of an extraterrestrial origin living thing」TUEおよび<br /> 地球外起源生物の言語理解計画「The language understanding plan of an extraterrestrial origin living thing」IUEという、二つの柱から成る<br /> 言語と思考の分析での地球外起源生物の意図理解計画「The intention understanding plan of the extraterrestrial origin living thing in a language and thinking analysis」略称IUEITA計画を発動することを決定<br /> これにより、現在不透明な“彼ら”の目的を探ることを国連が発表<br /><br /></span></dt> </dl><p><font color="#FFFFFF"><a><font color="#0000FF">259</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/11(木) 19:15:29 ID:???<br /> 10時 構造体の形態が徐々に変化していることが確認される<br /> 降下形態から着床を経て、資源採掘に特化した形態へと移行、ないし成長しているのではないかとされる<br /> また、この構造体が他のEOLTを統率する一種の親のような生物ではないかという仮説が支持を集める<br /> 11時49分 EOLTがどのような方法でコミュニケーションをとっているのか、さまざまな仮説がなされたが、音波・電波の類は観測されず<br /> まったく未知の方法を用いているとの見方が強まり、EOITの捕獲・解剖の必要が指摘される<br /><br /><a><font color="#0000FF">260</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/11(木) 19:17:05 ID:???<br /> 翌日 ・・・このとき、ほぼ全世界のTV・ラジオが地球外起源生物に関する臨時の番組で埋まり、政府公式発表にいたっては視聴率49,5%を記録したとの報告がされる・・・<br /> 午前2時35分 米軍の封鎖網を破り、記者の一団が市街中心部に侵入、数分遅れて気づいた封鎖部隊は記者団を追跡<br /> 3時21分 すでに、EOLTの活動範囲に入り込んでしまった記者団の追跡を断念しようともしたが、銃声と悲鳴を確認したため、部隊は救助に向かう<br /> 39分 記者団を発見するも、発砲許可が出る訳も無く、記者全員が死亡ないし捕獲される<br /> 45分 EOLTが支配領域を拡大、構造体から半径110kmまでEOLTが前進、これ以上刺激を与えないために、米軍は2時間後には130kmの地点まで後退<br /> 5時29分 EOLTを観測するかぎり、彼らに高度な思考があるかどうかの判断を下すためには、彼らの言語理解が不可欠であるとし、同計画の予算増額を申請・受諾<br /> 6時30分 記者の殺害される映像を兵士の一人が録画していたことが明らかになり、これが公開され大きな波紋を呼ぶ<br /> 6時42分 ロシア軍、構造体から半径240kmの地点まで後退を開始、EOLTの行動範囲は距離にして、最長212kmであると報告される<br /> 7時10分 政府はEOLTとの開戦を恐れ「EOLTに対し、好戦的な思想を排除するための努力は惜しまない」との公式発表を行う<br /> 8時 観測から、構造体、およびEOITの一部が、まったく未知の合金・金属を構成成分に含んでいるのではとの推測がされる、ただ、確認は不可能<br /> 12時 ロシア軍の撤退が完了、国連軍約1万名が中央シベリアに派遣される<br /> 午後1時 国連が、無人探査機を使い、EOITの調査を行うことを決定、米軍に月面用として開発されてきた探査機、2機を受け渡す<br /> 3時30分 米軍、無人探査機を使いEOITの足跡などから、体重・密度を計算、現存の生物とは合致せず<br /> 4時15分 建物の倒壊によって、一機が破損、回収は不能<br /> 5時 EOITと探査機が接触、破損、意図的に破壊したのではなく、偶然踏み潰されただけであるとされる、これにより調査は断念<br /><br /><a><font color="#0000FF">285</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/15(月) 06:00:54 ID:???<br /> 6時 構造体が資源採掘用の施設であるとするならば、EOLTが資源採掘用の生物であると考えるのが妥当ではあるが<br /> 形状や行動を見る限り、これは資源採掘体というより、ある種の探査機器ではないかとの報告が国連にもたらされる<br /> 7時 国連はIUEITA計画の進行が難航していることから、これを一時的に後回しにする形で<br /> 地球外起源生物の生態調査計画「The ecology investigation plan of an extraterrestrial origin living thing」略称EIEを始動<br /> 世界各国から、さらに多くの人材等がアメリカ、およびロシアに集められる<br /> 10時 ロシア軍、中央シベリアの兵力を14万2000名から16万8000名まで増員し、構造体周囲に塹壕、有刺鉄線などの設備を充実させていく<br /> 11時 アメリカ軍、「EIE」要員の護送と同時に、2個機甲大隊2000名の兵員をニューヨークに派遣、構造体周辺の兵力は合計21万1500名となる<br /> 11時15分 EOLTに関する一部報道規制を実施することを国連が決定、今まで、ほぼすべて公開してきた情報を、半数以上極秘とすることを決定<br /> 9月17日午前2時 軍用の無人偵察機による構造体、およびEOLTの高画質映像・写真撮影と個体数の調査を開始<br /> 3時40分 「EIE」の報告では、構造体の中にEOLTは最も小型のもの(全長2m程)が搭載されていると仮定し、数にして1000万前後の個体がいると計算<br /> これすべてが資源採掘用であるとすれば、構造体内を埋め尽くす程度の鉱物資源ならば、瞬く間に収集してしまうことが明らかとなる<br /> 4時50分 無人偵察機4機を離陸させ、調査開始、報道関係のヘリを前面規制<br /> 7時21分 EOLTに対して好戦的な内容のネット上サイトで、デモの呼びかけが行われていることを米政府が確認、ウィルスで管理人のハードディスクごと破壊<br /> 8時30分 上記の行動に関する情報が報道関係者に流出、政府への反感が募ることを恐れ、政府は2時間後には謝罪を行う<br /><br /><a><font color="#0000FF">341</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#800080"><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font></font>投稿日:2007/01/20(土) 02:33:14 ID:???<br /> 10時 無人偵察機を一時帰還させる、どの個体にも身体的な差はほとんど無く、識別が困難であり、特別なマーキングを施しつつ、個体数を特定することが必要となる<br /> 11時 撮影された映像から、個体数は10万~20万前後とされる<br /> 午後3時 同様の方法で、ロシアのEOLTの個体数調査を開始、無人偵察機は9機<br /> 4時20分 マンハッタン島に「EIE推進本部」の設置がほぼ完了、ただ人的資源は欠乏<br /> 5時25分 構造体が明らかに“成長“していることが再び確認される、数十分前から始まり、すでに3~4m程度成長<br /> 6時 マーキング方法の検討が開始されるも、EOLTを刺激しない方法はそうそう見つけられず、議論は難航<br /> 7時 落下当時の衛星写真と現在の衛星写真を比べると、ニューヨークの構造体が19m、中央シベリアの構造体が8m成長していることが判明<br /> 8時50分 中央シベリアの構造体の“根“が、すでに地下200km以上まで伸びていることが推定される、これは、成長というよりは、折り畳まれていた組織が伸びきった状態であると説明<br /> しかし、これはプレート移動やマントルの対流で“根“が傷つけられる可能性もあり、資源回収どころではないため、この行動の意味は現在不明<br /> 11時 EIEの調査により、ロシア・アメリカ両国のEOLTのより詳細な個体数が特定される<br /> 中央シベリアに展開中のEOLTは10m以下の個体を中心とし、総数は81万5千体前後、積極的に付近を動き回っているが、その意図は不明<br /> ニューヨークを中心に展開中のEOLTは中央シベリアのそれと比べ、大型の個体が多く、全長10m以上の個体が5万以上、総数は45万2千体以上<br /> 落下地点を中心に、何らかの作業を行っているが、何をしているか、どういった意図があるのかは“一切”不明<br /><br /><font color="#FFFFFF"><a><font color="#0000FF">342</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/20(土) 02:36:48 ID:???<br /><br /> 9月18日 ・・・俗に言われる野次馬は、延べ1000万人を突破、特にニューヨーク周辺の交通機関は半ばパンク状態となる<br /> 午前2時 ヘリから、EOLTにありとあらゆる電磁場を照射してみる(危険を伴うため、機甲師団が同行)すべてにEOLTが反応、これらを知覚する能力があることがわかる<br /> 2時30分 ジュネーブに「IUEITA計画推進本部」の設置が完了、以後、アメリカのそれは推進支部となる<br /> 3時 EIEからの報告によれば、EOLTの形状・構造、および行動から、全9種を2つの科(Family)に大別できることがわかる<br /> 以下、科名とその特徴</font></font></p> <p><font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF"><a><font color="#0000FF">343</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/20(土) 02:37:55 ID:???<br /> 探査科(Probe):<br /> もっとも初期にその存在が確認された科であり、その名の通り、探査機としての役割を果たしていると推測される<br /> 大きさは種によって大きく違い、最小で2m、最大で13mであるが、最も多いのは小型種(3~5m)<br /> 基本的には2~4足歩行であり、腕も2~4本、建築物に張り付く際などは腕を活用<br /> 足は長く、通常歩行形態では若干ずんぐりとして見えるが、足を伸ばしきれば倍以上にまで身長が伸びる、最大種では27mにもなる<br /> 複数の眼球、それに酷似した形状の感覚器官を体中に持っており、もっとも小型の種でも、12個以上の感覚器官が存在している<br /> そして、もうひとつ大きな特徴として挙げられるのは、地球上のどの生物のものも似つかない、“触手”である<br /> 小型種でも4~6本、8m程度の中型で12~24本、それ以上の大型種ではそれ以上の本数があり、普段は背中や脇、小型種では胸にしまわれている<br /> 強靭な構造と高い筋力をもっており、ビルの倒壊(!)に巻き込まれた程度ではまったく行動に支障はきたさない<br /> 組織化されているかは別として、ある程度集団で動く、また、孤立している個体は斥候なのか、常に感覚器官を動かしている<br /> 興味(?)を示したものには、間隔を取り、感覚器官からの情報を頼りに危険かそうでないかを観察し、危険でない場合は触手をまとわりつかせ、弄ぶ<br /> 少なくとも、非常に高い知能と高性能な感覚器官を備えているらしく、乗用車を運転しようとしている光景も確認されている<br /> また、銃火器を発見した際、極度の緊張状態に陥るのか、最大で数時間にわたってその場に硬直し続けることもある<br /> なお、人間自体にはまったく興味を示さないようで、負傷者を無視することはおろか、目の前に飛び出した生存者が触手に当たって中に浮いても、なんらリアクションをとらない<br /> ただ、死体等はよけて通るらしい<br /> 属する種は6種で、小型・中型・大型が2種ずつ<br /> 確認数は、116万6千体以上、ニューヨークの都市部に割合として、若干多く確認されており、偶然か必然かは不明<br /><br /></font><font color="#FFFFFF"><a><font color="#0000FF">344</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/20(土) 02:39:56 ID:???<br /></font></font><br /> 千里眼科(Clairvoyance):<br /> 探査科が確認された数十分後にはその存在が確認される、その名の通り、EOLTの千里眼としての役割を担っているのだと思われる、別名「強大な目(mighty eye)」<br /> 大きさは最小で3m、最大では9mにもなる、体重は身長あたりで探査科の倍以上<br /> 腕はなく、触手も小さな以下の食腕に似たものが2本だけである<br /> 下半身があまり歩行に向いた形状とは言えず、3~5本の足で支えられている5角形、ないし楕円形の体から<br /> カタツムリの目のような上半身が伸びている、伸び縮みし、伸ばしきれば最大種で15mにはなる、頭部には「主眼球」と呼ばれるセンサーがある<br /> 主眼球の直径は上半身の直径と同じで、最小30cm前後、最大1m近くとなっている<br /> 他には、小さな目が3つ、体についているがこれはあくまで周囲を警戒するためのものでしかなく、本科の持つ力は主眼球にある<br /> 視界は広く、210度がカバーでき、500kmはなれた航空機を補足しているところが確認されている、また、夜間でも衰えることはない<br /> さらに、可視光以外の光(電波・赤外線・可視光線・紫外線・X線・ガンマ線)もすべて知覚可能であるようだ<br /> そして、単なる工学センサーとしてではなく、ラジオ波なども観測可能との見方がある、現に電波回線の内容にEOLT達が反応しているらしいとの報告もある<br /> また、未確認だが、それら以外の知覚方法を持っているとの調査報告もある<br /> 現に、見えないはずの、ワシントン「IUEITA計画推進支部」を、一体の千里眼科の個体が12時間、延々と眺め続けていたとの報告もある<br /> 彼らは、人間に興味を持っているというよりは、ただ単に人間が起こす行動そのものを危険視し、監視し続けているという形に近く<br /> 特に、大口径の火器を装備した兵士、それ以上に戦車やヘリを四六時中、眺め続けている<br /> 無人探査機が撮影した映像では、負傷者の近くでバスを弄繰り回している探査科の群れに千里眼科が近づき<br /> 触手を伸ばしてうちの一体に触れると負傷者から円を作るようにして離れる…と言うより、むしろバスすら放り投げ、逃げ出してしまい<br /> その後、負傷者が生き絶えるまで千里眼科がこれまた延々と眺め続けている、などということも確認されている<br /> 属する種は3種、小型、中型、大型一種ずつとなっており、あまり大きな違いはない<br /> 確認数は10万1千体以上<br /><br /><a><font color="#0000FF">345</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/20(土) 02:41:07 ID:???<br /><br /> ・・・なお、これらの報告はまだ不確かなものであり、解剖や、もっと接近しての調査を行わなければ確証はもてず、詳しいこともわからないと説明している<br /> しかし、EOLTに明確な種族間での役割分担があり、さらには高い知能と、何らかの意思疎通手段があることに疑いは無くなった<br /><br /><a><font color="#0000FF">372</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:39:24 ID:???<br /> 4時 IUEITA推進本部から、ヘリから工学装置を使った信号をEOLTに発信し、反応を見る、という発案がなされる<br /> 5時20分 ロシア軍は再び無人偵察機とヘリ数機を使い、個体数の調査を開始、個体数の増減を調べる<br /> 6時 IUEITA推進本部の案を採用、軍用ヘリ3機を調達、これの武装を排除し専用装備の取り付けを行う、専用の照明はEIEでEOLTの視覚能力調査に使用されたものの流用<br /> 7時29分 ヘリが離陸、EOLTへの交信を図る<br /> 8時10分 なんらリアクションは帰ってこず、EOLTは普段の特定の行動を繰り返す<br /> 8時25分 EOLTが移動するルートに何か意味は無いのかと、軍・地理学などの関係者、十数名がEIE推進本部に集まり、議論を始める<br /> 10時30分 構造体周辺地域での行方不明者数が100人を超える、封鎖網の更なる強化が開始される<br /> 午後1時15分 シベリアのEOLT個体数が判明、総数に大きな増減は見られない<br /><br /><a><font color="#0000FF">373</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:41:19 ID:???<br /> 2時23分 EIEからの報告によれば、「EOLTは構造体から放射状に広がる以外、なんら意味の無いルートを巡回している」ことが判明<br /> 3時 構造体周辺の負傷者や、動きが取れなくなっている生存者を救出することを望むアメリカ市民が全体の8割を超える<br /> 3時50分 アメリカ政府は、生存者救助のための出撃について、国連に了解を取る<br /> 4時30分 会議の結果、「許可は今すぐにはできないものの、新しい情報や統計が入り次第、議論を再開するため、作戦の立案および部隊の展開」を許可<br /> 5時 米軍の集結が開始する、翌日までに構造体周辺の兵力は55万人を超えるとの報告がされる、国連軍も少数ながら兵力を送り込む<br /> 6時 アメリカ国民はこの行動を87%の割合で支持、一方で、この行動がEOLTとの関係を悪化させるのではとの懸念の声が上がる<br /> 6時35分 封鎖もう強化の全工程が完了、有刺鉄線・バリケード・対戦車障害物・土嚢・トーチカ・機関銃陣地・装甲車などを中心として<br /> 構造体周辺に、厚さ5kmの分厚い封鎖網がしかれる、これが行方不明者対策だけだとは誰も思わなかったが・・・<br /> 7時25分 もし、救出作戦が展開されるのなら、その間にできるだけ接近してEOLTの調査を行いたいとのEIEの要望が浮上、国連は米軍のときと同じ対応をとる<br /> 9時40分 構造体の体温(?)が急上昇、気温とほぼ同じだった体温が一気に5度も上昇<br /> 10時 EIE曰く、これは代謝機能が活発化したためではないかとの憶測がされる<br /> 11時 構造体が“根”を突然「自切」、ちぎれた長さ100km、直径8~9kmの根はそのままマントルへ向かってまっすぐに沈んでいく<br /> この根は地球内部、マントルやコアの部分に到達し、それを回収するためのものではないかとされる<br /><br /> ―このことからいまだに不明な点は多いが、少なくとも<br /> 彼らが資源回収の目的でやってきたことに間違いは無くなった―</p> <dl><dt><a><font color="#0000FF">374</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:42:27 ID:???<br /><br /> 19日・・・この日を境に、EOLTとの関係は絶望的にまで悪化する<br /> 1時25分 EOLTに対し、好戦的な感情が高まると同時に生存者救出作戦に対する支持率が上昇しているとの報告がされる<br /> アメリカ政府は、このことから作戦が中止され、更に好戦的な感情が高まることによって和平の道が閉ざされることを恐れ、事実を隠蔽<br /> 3時 作戦に参加する予定の全兵力が集結、作戦の具体的な内容について国防総省や国連すらも巻き込み、議論が始まる<br /> 3時15分 全封鎖部隊を5~10km前進させる<br /> 4時 警察組織も参加するこの作戦には、最低でも総数7万前後 多ければ30万以上が投入されるとの大方の予想がなされる<br /> 4時25分 情報の混乱と、自分自身の先入観などから生じた些細な“勘違い”によって、ニューヨーク市警の一団と米軍特殊部隊数十名が車両・ヘリを使い、15km前進<br /> 4時39分 驚いたことに、これが静止されることは無く、逆に孤立させるのを避けようとして他の部隊が前進<br /> 4時50分 更に多くの部隊がこれにつられ、前進、もはや後戻りできなくなった米軍は独断で作戦を決行する<br /><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">375</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:43:43 ID:???<br /> 5時 国連軍が静止を行おうとするも成功せず<br /> 5時20分 すでに先発隊が1000名からの負傷者がいるのを確認、生存者は我先にと、救出部隊の方へと移動し始める<br /> 5時33分 最初の銃声が鳴り響く、これは生存者が行ったものであり、同時にEOLTが前進してきていることがわかる<br /> 5時40分 ヘリがEOLTを無数に確認、今までの緩慢な動作と違い、力強く軽快な挙動で米軍先発隊へと向かう、時速にして90kmほど<br /> 6時12分 先発隊がフラッシング・メドウズ・コロナ公園にて、EOLTと遭遇、生存者が投げ飛ばされたのを目撃<br /> 6時14分 パトカーなどの車両でバリケートを作り道を封鎖、生存者を保護した後、後方から迫るEOLTの探査科の群れに対し、発砲を開始<br /> 6時15分分 指揮所が静止を行うが、すぐに交信が途絶える<br /> 6時50分 各所の部隊が、生存者を守るため、あるいは危機感から独断で発砲を開始、一部部隊は静止に従い、後退を開始<br /> ヘリからの映像では、銃弾をものともせずに前進してきたEOLTに弾き飛ばされる救出部隊の姿が映されており、この映像を見た国防省は「EOLTとの交戦を許可」<br /> 7時10分 EOLTは積極的に攻撃をせず、自分たちに攻撃を加えたものに反撃(車両を横転させる、人を投げ飛ばす程度)を加えているだけであり<br /> 発砲を禁止すれば戦闘は終わるとEIEや国連は訴えるが、すでに戦線は混乱しており、収拾はつかない段階となっていた・・・<br /></font><br /><a><font color="#0000FF">376</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/25(木) 04:44:26 ID:???<br /> 7時30分 救出部隊が小口径の火器しか装備しておらず、ろくに戦闘車両もつけずに救出作戦を行っているため、被害は拡大<br /> 何の抵抗もできずに一方的に叩きのめされているのを見かねた指揮所は、撤退支援のために機甲部隊を送り込む<br /> 8時21分 機甲部隊がEOLTと接触、砲撃を加えなかったところ、攻撃をされず、EOLTは素通りしていく<br /> 8時29分 しかし、そうもしていられるはずが無く、味方の支援のため一両のM1A1戦車が一体の探査かを砲撃、初弾は外れるが、次弾は命中<br /> 全高8mの中型だったため、胴体を120mm口径の榴弾で傷つけられてなお、重傷にはいたらず、体液と悲鳴を吐き出しつつ悶絶<br /> それを目撃していた米軍兵士は歓喜するが、EOLTの一団の動きに変化が見られる<br /> 8時30分 EOLTが積極的に攻撃を展開し始める、このとき、作戦開始から今までの死傷者数は推定で1万名前後<br /> 8時40分 攻撃を行った戦車の所属する戦車大隊が攻撃目標となり、戦車の数の10倍近いEOLTが殺到、直後に大隊に所属する兵士全員が死亡<br /> 9時 同じように、攻撃を加えた個体(人間)が所属する部隊を補足し、徹底的に攻撃を加え始める、この30分間で死傷者数は倍以上に跳ね上がる<br /> 9時45分 米軍のほぼ全部隊が全滅、ないし壊滅し壊走、死傷者数は5万名に上るとの報告がされる<br /> 10時 全部隊が撤退完了、生存者を救出し自陣に戻ったものの、追ってきたEOLTに生存者を殺害されることもあり、救出できた生存者は減る一方となる<br /> 10時28分 EOLT最後の攻撃がやむ、正確な数は分からないものの、米軍兵士の未帰還者数は3万9204名、車両は5000両からが失われた<br /> だが、救出できた生存者は重軽傷者あわせ僅か1701名であり、いまだ多くが取り残されていることは疑いようも無かった<br /> 11時 米政府はEOLTとの全面闘争を恐れ、国民感情を高ぶらせないよう、事実を公表、世界中からの批判のシャワーを浴びることとなる・・・<br /><br /> ―人類側は恐怖心は抱いているものの、いまだ和平を望んでいるが<br /> EOLTは人類に対し、刈るべき雑草との認識を強めているといわれる―<br /><br /><a><font color="#0000FF">405</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:43:03 ID:???<br /> 12時 先の戦闘についての政府からの公式発表が行われる、これによれば米軍の損害は<br /> 死者:4万1009名<br /> 重・軽傷者:2114名<br /> 行方不明者:519名<br /> 戦車・装甲車:499両<br /> その他車両:4955両<br /> であるとのこと、ニューヨーク市警の死傷者は2000名前後<br /> 午後0時19分 交戦記録、および兵士の証言より、殺傷(?)したEOLTの数を調査、一部兵士の証言が正しいとすれば撃破したEOLTはいないことになる<br /> 1時20分 兵士の証言曰く<br /><br /><a><font color="#0000FF">406</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:43:47 ID:???<br /><br /> 「敵の戦闘能力は圧倒的であり、バリケートを構築し、自動小銃や対物火器、20ミリ以上の口径の砲を使って火力制圧を行おうとしたが、足を止めることすらままならず<br /> ほんの十数秒でEOLTがすぐ目の前に着て、その腕と足で車両を踏み潰し、触手で人間を細切れにしていった、その後はただ逃げるだけだった」<br /> ―機甲中隊で唯一生還した下士官<br /><br /> 「前方に確認した生存者を保護するために斥侯を向かわせたころ、左右の摩天楼の屋上にEOLTが数体、張り付いており、兵士の一部が発砲<br /> EOLTが動き出したのを見たアパッチが数十発の砲弾を撃ち込み、落下してきたEOLT回収しようとしたが、まだ生きており<br /> 即座に反撃を受け、死体の確保に向かわせた一個分隊が瞬きするほどの間に全滅し、慌てて銃撃を加え始めたころには斥侯の小隊は別のEOLTの攻撃を受け<br /> 私が同行していた中隊は四方からの攻撃で、僅か一分ほどの間で壊滅した」<br /> ―陸軍の歩兵中隊に同行していたニューヨーク市警巡査<br /><br /> 「逃げ惑う友軍部隊と、生存者と一緒に道端でうずくまって震える警察官を援護し、無事生還させるために私は着ていたわけだが<br /> 途中、巨大な何かがレーダーに映し出され、慌ててT字路に注目すると、車両を虫けらの様に弾き飛ばす10m近い巨大なEOLTが現れ、それだけで我々は半ば壊走しだした<br /> 一部はEOLTに銃撃を加えたが、奴はまるで毛ほどにも感じていないかのようなそぶりを見せており、私は戦車に砲撃支援を求めた<br /> M1戦車が砲撃を加えたところ、二発目が胸に命中し、皮下組織がむき出しになり、体液が飛び散った<br /> 肺を傷つけられたのか、大きく叫び声を上げた後、血を吐き出しながら悶絶しだした<br /> しかし、もう一度大きく、血と何かよく分からないものを吐き出すと、出血が止まり、攻撃を再開しだしたのだ<br /> 戦車砲の直撃であの程度の傷しか負わない相手に、歩兵の扱える火器で対抗できるものだろうか」<br /> ―ただ一人、部隊内で生存した衛生兵<br /><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">407</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:44:49 ID:???<br /><br /> ・・・といったものであり、そのほかの証言もこれらに類するものだった<br /> ヘリで撮影した映像を分析したところ、攻撃が命中することすら、そう多くなく、12,7mm以下の口径の火器では牽制にすらなっていないようであった<br /> ただ、命中した個体はそれなりのダメージは受けているようであったが、確実に撃破できたといえる個体は確認できず<br /> 楽観的に見積もっても、撃破比率は1000:1程度である<br /> 2時15分 兵士の証言、および記録映像から「未確認種」3種が確認される、うちの1種は探査科の亜種であるらしいが、残りはまったくの別物であるらしい<br /> 3時 未確認種調査のために再び無人機を出す<br /> 3時25分 被害を受けた部隊を後方に回し、封鎖網には更に支援に回っていた3個師団を配備、戦闘配置につかせる<br /> 4時 ニューヨークの構造体が突然、成長を加速させる、横坑が伸び始めているとの報告が多数寄せられる<br /> 5時 中央シベリアのそれも同じ行動をとっていることが判明<br /> 5時30分 EOLT巡回ルートの真下を横坑が延びていることから、横坑を成長させるにあたっての危険の有無を調査するための巡回であったことが判明<br /> 6時 一部報告と交戦記録から、千里眼科はEOLTの指揮官としての役割も担っているのではないかとの推測がEIEでなされる<br /> 6時19分 無人機が帰還、新種の出現が確認される、その詳細は以下の通り<br /></font><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">408</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:45:40 ID:???<br /><br /> 追跡科(Pursuer):<br /> その名の通り、目標の追跡を行うEOLT<br /> 追跡する目標を選ぶ判断基準は不明だが、EOLTを攻撃したものを集中的に追跡しているようである<br /> おそらくは、他のEOLTからの報告・要請を受け、行動を行っているのだと思われる<br /> その体のつくりはどこか探査科に似ているが、長身で、首が無く目だけが頭部から独立して動く<br /> 歩行には、つくりの統一された、どちらにも対応して動くことができる6本の太く、長い関節の無い筋肉組織だけでできた手足を使い<br /> 高い運動性と走破能力を実現している、ビルとビルの間を飛び移りながら移動し、足の構造上、壁にも張り付いて動ける<br /> 腕は伸縮可能であり、伸びきった際は身長15m、縮んだ通常の場合では8mほど、胴体の倍以上の長さがある<br /> 触手は18本、内の4本が太く長いつくりになっており、障害物越しに相手を観察する際に使う触手である様だ<br /> その触手の先には感覚器官があるが、探査科に見られるような「相手の構造を理解する」ためのものではなく「相手の行動を理解する」ためのもので<br /> このあたりから、これが相手の行動を観察し、危険かそうでないかの判断を行うという、人間そのものがもとから危険なものだという前提に基づいて現れた種であるようだ<br /> また、視覚以外の感覚も優れており、特に嗅覚が異常なまでの能力を持っているようだが、詳しい程度は不明<br /> 戦闘能力はさほどではないようだが、これはこの種が積極的に戦闘をせず、できるだけすぐ切り上げてしまうためであるが<br /> 偶然出くわした機甲一個小隊をものの数十秒で壊滅させてしまうことからも、その戦闘能力は侮れないものであることを語っている<br /> いままで探査科がこなしていた斥侯の任務も本種が引き継いだらしく、単体で見られることが多い<br /> 属する種は1種のみで、確認数は1000体程度<br /></font><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">409</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:49:54 ID:???<br /><br /> 追撃科(Assassin)<br /> 敵部隊の中から徹底して弱いものを見つけ出し、それを負傷、または損傷させることにより、足並みを遅れさせ<br /> 満足に動けないところに少しずつ攻撃を加え弱らせ、疲労がピークに達したところで本格的な攻撃をかけるという、非常にえげつない戦術を使う<br /> また、この際、相手が敗走するルートを予測し、待ち伏せや障害物を配置し、有利な条件の整った空間に誘導<br /> また、友軍部隊との合流を阻害、精神的な疲労を増加させるなどといった戦術・戦法を多く使い、巧みに勝利を勝ち取るのが本種である<br /> 身長は3~3,5m程度と小柄だが、筋力は異常なほど高く、体重比にすれば探査科を上回るほどだろうと思われる<br /> 足は2本だが、腕は5本と多い、ただ、細く筋力が他の主のそれに比べ低く、あまりこれを使って攻撃は行わない(といっても人間の体をいともたやすく引き千切ってしまうが)<br /> 触手の本数は8本とこれまた多く、表面が枯れた木の幹のようであり、多種のそれと違い、曲線を描かず、節がありそこが曲がるようになっている<br /> 収納のされ方も、同じように折りたたまれるようにして入っており、弾力に乏しい<br /> しかし、硬度と攻撃力は十分で装甲車の装甲を貫通してしまうほど(推定硬度はHk7000以上)である<br /> 移動方法も、この触手と腕を多用した立体的なものであり、非常に機敏で、時速120km以上で飛び回る<br /> さらに、反射神経も人間の比ではない、銃口を向けるころには、それを察知した本種は上下左右のどちらかに移動しており<br /> 記録映像を見る限り、一個分隊程度の火線の数では射撃を当てるどころか、補足すら間に合わないといった様子であった<br /> 先に書いた戦い方は、相手が多数であり、装甲車両などを保有した部隊とのことであり<br /> 相手が自分に比べ、はるかに弱小な戦力しか持ち合わせていないと判断した場合、本種は正面からの攻撃のみで敵を殲滅してしまう<br /> 特に、対人戦においては圧倒的な力を見せ、そのために本種が出現したとの見方もある<br /> 追跡科の個体と行動を共にすることもあるようだ<br /> 属する種は一種のみ、確認数は5000体前後<br /></font><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">410</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/01/28(日) 04:51:41 ID:???<br /><br /> ・・・これらの主の特徴を見る限り、人類との戦闘を想定したと思われる点が多々あり、今後このような主が増大してくるとの見方が強い<br /><br /> ―これは、我々を敵とみなしてのことなのだろうか<br /> だとすれば、近々、彼らの側からの攻撃があることは間違いない―<br /></font><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">483</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/02(金) 16:51:45 ID:???<br /> 6時50分 構造体の成長、さらに加速、毎時間約6~9mの速度で成長<br /> 7時20分 横坑の長さは最長で256kmになる、これも主縦坑と同じく、折りたたまれたような状態になっていたものが急激に成長したものだと思われる<br /> 8時 横坑の一部がマンハッタン島へと伸びる、横坑上に爆薬を設置し、警戒態勢を取る、横坑の直径は100~200m前後<br /> 8時30分 構造体表面でなく、縦抗(“根“)の横からも横坑が延び始める、このとき縦抗は13本、主縦抗の直径は根元が15km、徐々に細まり、深度130kmで4kmにまでなる<br /> 現在、地上構造体直径20km、最大水平到達度256km、最大深度300km(推定)<br /> 8時50分 EIEからの報告によれば、構造体は一種の「胞子」ではないかとの予測がされる、だとすれば、さらに成長し続けることは間違いなく<br /> 最終的にどこまで成長し、どこに行き着くのかまでは正確な予測は去れず<br /> 9時 火星、月の構造体の観測が開始される<br /> 9時20分 マンハッタン島のほとんどが横坑に覆われる、EIE本部を移転させようとする動きが強まる<br /> 9時39分…この瞬間、歴史的な事件が発生する、人類の命運を左右する出来事が…<br /> マンハッタン島に向かって、EOLTが前進を開始、総数は8万体以上、ニューヨークを封鎖していた全軍をマンハッタン島に向かわせる<br /> 9時47分 マンハッタン島、第一阻止線にEOLTが到達、警告と威嚇射撃を無視し、前進を続ける<br /> 9時50分 EOLT、楔形陣形を取り時速50kmほどで前進、主力は追撃科と探査科の小型と「細身の」中型、おそらく後者は亜種だと思われる<br /> 10時10分 第一阻止線突破、第二阻止線へと向かう<br /> 10時15分 第二阻止線到達、この際、2名の米軍兵士が事故死<br /> 29分 第二阻止線突破、死者は15名、一部兵士が発砲したため<br /> 30分 マンハッタン島の研究・技術者の退去開始、しかし、移動速度から考えて全員が観測記録を確保しつつ逃げ切るのは不可能とされる<br /><br /><a><font color="#0000FF">523</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:50:04 ID:???<br /></font>33分 第二阻止線突破、死者115名、失った車両は90両<br /> 40分 最終阻止線に到着、マンハッタン島まであと1200mまで接近したことになる<br /> 42分 射撃要請を受けるが、司令部はこれを拒否<br /> 45分 一部部隊が発砲、二個大隊がほぼ同数のEOLTと交戦開始<br /> 50分 交戦中の部隊が全滅、死者は2000名近くになると予想される、最終阻止線突破<br /> 51分 マンハッタン島へとつながる橋を爆破、しかし、EOLTの進行は止まらず<br /> 55分 研究員のほぼ半数が退去、軍関係者は一部のみが撤退<br /> 11時 マンハッタン島において米軍部隊が退去中の人員と資料を守るために、発砲、EOLT側は応戦を開始<br /> 11時30分 マンハッタン島が占拠される、軍関係者のみならず、民間人にも多くの被害が出ており、死者総数は5000名を超えると予想される<br /> 11時45分 人員の9割がマンハッタン島から撤退、残りは死亡したとされるが、若干名の生存が確認される<br /> 12時 EOLTが大量の触手を伸ばし、マンハッタン島のビル内部に伸ばし始める、その意図は不明<br /><br /><font color="#FFFFFF"><a><font color="#0000FF">524</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:50:35 ID:???<br /><br /> 20日・・・この日、人類への裁定がくだる・・・<br /> 0時15分 マンハッタン島地下の横坑からまっすぐ上に向けていくつかの根がのびはじめる<br /> 0時25分 マンハッタン島において千里眼科を複数体確認、建築物を眺め始める<br /> 0時30分 千里眼科が眺めている建築物に向かって根が伸び始める、未確認種と思われるEOLTが複数出現<br /> 0時40分 根が向かっている建築物はいずれも、高性能なIT関連機器が置かれているなどの共通点が見つかる<br /> 0時50分 根が地表に到着、建築物を覆い始める<br /> 1時15分 ほぼすべての建築物が根に覆われる、また、EOLTも多数内部に侵入<br /> 1時33分 観測班の報告では、根と建築物が“同化”しているように見えなくも無いとのこと<br /> 2時 未確認種の確認が終了、以下詳細<br /></font><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">525</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:52:10 ID:???<br /> 監視科(Inspector):<br /> マンハッタン等にて存在が確認された種<br /> 開いた二枚貝をたてにしたような体型をしている、全高35mで、貝に似たその“殻“の大きさは幅5m長さ6mほど<br /> 8つの直径50cmほどの大きな目が殻の内側についており、常に発光している<br /> 触手は、足の役割を果たす太いものが6本あり、腕のように使う通常の触手が4本、そして感覚器官の集中する触手が10本ある<br /> 本種は、その名の通り、付近の人間のことを常に目を離さずに監視しており、千里眼科とは違い<br /> 接近し、触手を使って目標の細部まで観察、不振な挙動をすると触手で威嚇をする(威嚇で死んでしまう兵士もいるが)<br /> 目が非常に発達しており、挙動のほんの僅かな変化でも読み取り、こちらが攻撃を仕掛けようとしたころには本種による制裁が加えられていることが多い<br /> EIEによれば、これは人間の筋肉組織の僅かな動きや、電気信号を読み取る能力があるためだとしている<br /> 装甲車などの動きまで察知するのは、装甲車内の人間のことが見えるのか、聴覚が異常に発達しているためだとされている<br /> 聴覚能力の優秀さを示す事例は少ないが、視覚能力のそれは多く、すでに200名以上が何の抵抗も出来ずに殺害されている<br /> 純粋な戦闘能力に関しては、すべて先制攻撃を行われたために、詳しい推測できないが<br /> このところ、戦闘面において高性能なEOLTが出現し始めたこともあり、おそらくは探査科などとは比べ物にならない能力があるのではないかとされる<br /> 確認数は1000体前後、属する種は1種だけだが、“殻“のカラーバリエーションは非常に豊富である<br /><br /> ・・・また、このほかの2科(追跡科・追撃科)の個体数が増加傾向にあることが確認される<br /></font><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">526</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:53:29 ID:???<br /> 2時15分 更に未確認種確認、横坑内から這い上がってくるところが確認され、そのまま根に覆われた建築物内部に侵入し始める<br /> 3時2分 マンハッタン島の全IT関連機器が起動、ネットワーク内の情報の検索、およびネットを通じたハッキングを開始<br /> 3時10分 ニューヨーク全市のネットに接続しているパーソナル・コンピューターがその自由を失う、建築物内部に未確認種を確認、触手を機器に接続(?)しているところが確認される<br /> 15分 アメリカほぼ全土のPCが自由を失う、また、国防総省もハッキングされる<br /> 17分 衛星回線がジャックされる、全世界のPCが自由を失い始める<br /> 19分 軍・民間すべての衛星が自由を失う、同時に、テレビ・ラジオ回線もジャックされ、各国の軍関係施設も機能を奪われ始める<br /> 20分 構造体周辺の米軍に自体の究明と解決をさせるべく、指示を行うが、すでに米軍の装備の大半が使用不能となり、通信も困難となる<br /> 23分 すべてのIT関連機器やネットに接続していた機器が自由を失う<br /> 25分 EOLTによる情報検索が始まる、つまり、わずか千数百体のEOLTによって全ネットワークが掌握されたのである<br /></font></dt> <dt><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">527</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/07(水) 02:54:58 ID:???<br /> 29分13秒・・・ PCの画面に一つの単語が浮かび上がる<br /> 言語はその機器の製造国の公用語であり<br /> 多少の意味の違いこそあれ<br /> それの意味するところは<br /><br /> “戦争”ないし“宣戦布告”である<br /><br /> 44秒・・・<br /> 全電話・テレビ・ラジオ回線からも同様の単語が<br /> 繰り返し放送される<br /><br /> 30分29秒・・・<br /><br /> EOLTが人類に向かって始めての意思疎通を行う<br /> ある種のテレパシーのようなもので脳に直接語りかけて(?)きたのである<br /> 聞き取れた人間は一部であり内容の詳細は不明(理解できなかった?)だが<br /> 宣戦布告であることは間違いない<br /> 唯一判明しているEOLTの声明の内容は以下の通り<br /><br /><br /> ―裁定は下った―<br /><br /> ・・・以上<br /></font><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">541</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/08(木) 02:27:11 ID:???</font></dt> <dt> 32分 全世界は混乱状態に陥り、IT関連ですら無い、ありとあらゆるシステムがネットから伝染病のように広がるEOLTの手によってコントロールを失う<br /> また、どれほど高性能なセキュリティは半ば素通りされており、EOLTの前には完全に無力だったことが判明<br /> 33分 正確なことは不明だが、全世界において、これ以上の事態悪化を防ぐため、回線を切断、しかしハッキングは止まらず、端末や回線を“破壊”することによって対処<br /> 34分 米軍部隊が独断で行動を起こす、マンハッタン島にて、生き残りの米軍と技術者が設置された爆薬を起爆<br /> 35分 EOLTによるハッキングが中断される、同時に多くのPCやIT関連機器がクラッシュし、機能を停止<br /> 36分 爆破に成功した部隊が撤退を開始<br /> また、同じころに取り残された数名の研究者が、EOLTが機器と結合し、ハッキングを行う際の貴重な観測記録等を手に入れ、これを確保しつつマンハッタン島より脱出を試みる<br /> 40分 米軍部隊、EOLTと遭遇を繰り返すも攻撃は受けず<br /> 50分 研究者の乗ったヘリが封鎖部隊と合流、健康診断を受け、一命を除いて継承を追った以外は異常なし<br /> 4時 衛星の一部ではコントロールが戻らず、エシュロン・システム等はいまだEOLTの手中にあることが判明<br /> 4時7分 コントロールの可能な衛星を含め、EOLT側の衛星を破壊することを決定<br /> 4時15分 米軍部隊、生還、貴重な記録等を持ち帰ることに成功<br /> 34分 米軍はマンハッタン島全土を砲撃、これ以上の事態悪化を防ぐ<br /> 44分 一部軍・IT関連の組織がEOLTの“脳“に逆ハッキングを試みるが、結果は失敗であり、逆に損失を拡大させただけであった<br /> もっとも、千体余りのEOLTに、全世界の最新鋭のセキュリティが、秒速で無効化されたことを考えれば当然の結果といえる<br /> 50分 米政府を含め、世界の国々はようやく現在の状況を把握、彼らはEOLTの力に恐怖した・・・<br /><br /><a><font color="#0000FF">563</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/09(金) 03:38:30 ID:???<br /> 5時 国連議会を召集、事態の完全な把握は不可能だったが、宣戦布告を受けたらしいことは分かっており、これを念頭において対策を検討<br /> 5時16分 EOLTの動きに変化が確認される、敵の攻撃に備えて、目を見開き常に触手を展開させている<br /> 25分 米軍は砲撃を中止、後方支援にまわっていた部隊や国連軍部隊をすべて前線に回し<br /> 構造体周辺(マンハッタン島はすでにEOLTに占領されているため、実質的にはニューヨーク市)を完全に固める、また、防御陣地の構築を開始<br /> 30分 電子機器の多くが使用不能であることもあり、作業は難航、シベリア構造体と周辺のEOLTの行動にも変化が起きる<br /> 40分 国連はEOLTとの開戦を避けるべく、和平への道を模索する一方、世界各国の軍から数百万人規模の多国籍軍編制し、EOLTとの戦いに備える動きもとる<br /> 6時 EOLTからの交信(一方的だが)を受信した人間は数が限られており、さらに正確に聞き取れたものはほんの数万人程度であることが確認される<br /> EIE曰く、ある種のESPとしての素質が高い人間が受信できたものだとされ、今後、EOLTとの意思疎通に利用可能であると判断<br /> IUEITA計画の「思考理解」分野における、飛躍的な進歩が期待される<br /> 6時20分 IUEITA計画の予算増額と、PCへのハッキングなどの際の履歴から「言語理解」分野においても進展が期待されるが、すでにそのようなことは不可能であった<br /> 6時33分 シベリア構造体の外壁が開き、自衛種のEOLTが多数出現、その数15万体前後、同時に探査科が一部収容される<br /> 39分 ニューヨーク構造体においても同じことが起きる、出現数は11万体前後<br /> 45分 ロシア軍は独自の判断で臨戦態勢に入る、後方の部隊や旧ワルシャワ条約機構の所属していた国の部隊も参加し、総兵力は45万を超える<br /> なお、ロシア国防省はハッキングの影響で半ば機能を停止しており、ロシア連邦軍参謀本部に設備・人員等を一時的に移転<br /> 55分 国防相官房国際軍事協力総局は、国連の和平への道を模索するさまを痛切に批判、中国と連携し、態勢を強化する移行を示す<br /> 7時 EOLTのハッキングの影響のため、全世界で混乱が多発、国連および国連軍の統率も乱れる<br /> 7時15分 マンハッタン島における戦闘データおよび、ハッキングを行うEOLTの観測記録を分析、未確認種の特定に成功<br /><br /><a><font color="#0000FF">577</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/12(月) 04:10:11 ID:???<br /> 未確認種詳細は以下の通り<br /><br /> 電脳科(Cyber):<br /> マンハッタン島にて確認された種、探査科・千里眼科との類似点多数<br /> その名の通り、電子頭脳を持っているかのように、IT関連機器に侵入(汚染)し、ネットワークを支配下に置いていくという、一風変わった役割を担うEOLT<br /> 全高は2,5mほどで、猫背、頭がおわんの様な形状をしている、直径は約1m程度、腕と足は両方とも4本で常に折り曲げて、腕を組んだような状態にしている<br /> 触手は後頭部から19本生えており、内の2本の先の部分がスプーンべらのようになっていて、これを電子機器に接続してハッキングを行っていた<br /> 機動力はあまり高くないようで、いったん建築物の内部に入ったあとは、通路を通って内部をはいかいしていたようである<br /> 知能は非常に高いのか、1時間もせずに人語を理解し、更には僅か千体あまりで全世界に広がるネットワークと、それに接続した機器を支配・コントロールしていた<br /> しかし、マンハッタン島爆破成功の際にフリーズに近い状態となった(動いてはいたが、状況が把握できていなかった?)<br /> ありとあらゆる情報を検索し、人類が築き上げてきた英知のすべてをこの短期間で自らの頭脳、もしくは根を通じて構造体内の“なにかに”記憶させたものだと思われる<br /> その情報の幅は、人類の歴史や兵器・軍事から、ガーデニングにわたるまで、非常に広いことが分かっており<br /> それらの情報や記録から推測されることを含めて考えれば、すでに彼らは人類のすべてを知ったといっても過言ではない<br /> 現在、多くの政治・軍関係の機器がいまだにEOLTの管理下におかれているといわれ、再び電脳科がネットに侵入すれば、それらの自由がまた失われることは明白であるとされる<br /> しかし、エシュロン・システムの例を見ても分かるように、現在その兆候は見られない<br /> 属する種は1種のみだけしか確認されていないが、バリエーションは若干あり、亜種が存在する可能性は高い<br /> 確認数は1100~1300体前後<br /><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">578</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/12(月) 04:11:20 ID:???<br /><br /> 7時 これまでマンハッタン島で起きたことを「マンハッタン島事件」と呼称することを決定<br /> IUEITA計画再燃焼、残された僅かな設備を駆使し、EOLTとのコンタクトを取るべく、行動を起こす<br /> 7時25分 ニューヨーク封鎖部隊は臨戦態勢に入る、総兵力は54万を超え、陸海空全軍の清栄が集結<br /> 7時39分 防御陣地の強化を開始、兵士の士気は非常に高く維持されている様子であるが、部隊間の連携に関する不安がつのる<br /> 45分 ロシア軍、構造体への侵攻を考え、空挺部隊をクラスノヤルスクに集結させ始める<br /> 同じころ、中央シベリア高原の構造体に対処すべく旧ワルシャワ条約機構加盟国から集結した部隊を「独立国家共同体軍(CIS army)」とし、国連軍と区別することを決定<br /> 国連も、独断に近いこの決定を黙認<br /> なお、この事実は国民にはほとんど伝えられていない(もっとも、それが可能な状況ではないが)<br /> 55分 CIS軍、エニセイ川周辺に防御陣地を構築、西シベリア低地に機甲部隊を集結させる、総兵力は29万8000名、戦車・装甲戦闘車両等の総数は3万余り<br /> ワルシャワ条約機構の大機甲部隊の再来と言われ、士気の向上を誘う<br /> 8時 国連の決議によって、EOLTの捕獲を目的としたEIE管轄の米軍特殊部隊編成を決定<br /> 同時にロシア軍においても、半ば独断で部隊と計画の立案を開始、EIEとの連携は行わず、独自の研究機関を立ち上げることを決定<br /> 8時10分 マンハッタン島事件前に観測された月・火星の構造体、およびEOLTの画像を解析、EOLTはすでに惑星全土に拡散していることが判明<br /> 8時23分 EOLTに変化、兵力(?)を集結させ、陣形を整え始める、米・露軍は戦闘配置に付き、後方の部隊もすべて臨戦態勢に付かせる<br /><br /><a><font color="#0000FF">579</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/12(月) 04:12:45 ID:???<br /></font></dt> <dt><font color="#FFFFFF"><br /> 詳細時刻不明・・・ IUEITA推進本部から、ある発案がなされる、その内容は<br /> 「EOLTとのコンタクトが可能と思われる人材を軍属に引き入れ、構造体ないし、付近のEOLTと接近させ、EOLTの反応を見る」<br /> というものである、非人道的との見方もあったが、秘密裏にこの計画を進行させることを国連は決定<br /> 国連呼称「The intention understanding plan of EOLT by the human being with high ESP capability」高いESP能力を持った人間によるEOLTの意図理解計画<br /> 暗号名称は「プロジェクト8920」、拠点をフランスに置くこととし、実行部隊の編成を開始<br /> ロシア軍もこれに協力することを決定、自国にある特殊機関の一部をIUEITA推進本部に提供するとの意思を表明・・・<br /><br /><a><font color="#0000FF">600</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/02/13(火) 03:21:38 ID:???<br /></font><font color="#FFFFFF">34分 ノリリスクのロシア軍EOLT対策臨時司令部支部、IT関連機器に接続可能な状態のままでは、電脳科が再びネットに侵入し、感染した場合に収拾が付かなくなるとし<br /> 現在の指揮体制等を批判、ITや衛星を用いた電波通信からは完全に独立した情報交換・指揮体制をとるべきとの意見を出すが<br /> 現在の状況を考えれば、いまさらそのようなことは不可能であるとし、却下される<br /> 40分 ロングアイランド島周辺に第2艦隊を配備することが決定、国防総省の機能が停止し、統合参謀本部も一部機能をのぞいて停止・麻痺しているため<br /> この行動は海軍省と同艦隊による、ほぼ独断による行動である<br /> 50分 第二艦隊にバージニア級原潜2番艦「テキサス」を随伴させることを海軍省が決定するも、情報の伝達は正しく行われず、同艦は動かず<br /> 同じころ、国防総省と統合参謀本部は有線通信を使い、EOLTの妨害を受けない情報交換によって、戦闘を有利に進めることを検討<br /> また、ロングアイランド島に直接上陸、ロシアと同じく、構造体に直接侵攻しEOLTを屈服させる作戦を検討<br /> ただし、これがEOLTに発見されれば彼らは逆上し、本格攻勢に出始め、和平への道が閉ざされることを懸念、紙に書かれた文章のみで記録<br /> 55分 ロシア連邦軍参謀本部は国防総省と連携し、もし、敵の進撃が止められなかった場合、30万~45万の新兵を徴兵することを決定<br /> またその際は、国連軍との連携を深める必要もあるとして議論を開始<br /> 9時 中国政府はロシアとEOLTの戦争に全面的に協力し、資金や兵力の融通もいとわないことを決定、国境付近に大部隊を集結させる<br /> 9時15分 国連、今まで以上に大規模な多国籍軍を編制し、アメリカ・ロシアに派遣することを検討、その規模は最低でも30万以上という前提ではあるが<br /> 先のマンハッタン島事件以来、まったく連携が取れておらず、一部国家による独断でなし崩しに議論は進展、増派も当分先のことだろうと予測される<br /> 9時22分 EOLTの大部隊が移動を開始、その総数はシベリアで33万2000体、ニューヨークでは34万体以上<br /><br /> ・・・9時34分 米軍封鎖部隊 EOLTと接触、警告を無視しEOLTは同部隊と接触・交戦<br /> 更に5分後、ロシア軍もEOLTとの交戦に突入・・・<br /><br /> ―――人類とEOLTとの関係は、まぎれもない戦争状態に突入する―――</font></dt> <dd> <hr /></dd> <dt><font color="#FFFFFF">ここまでを便宜上第一シーズンと呼ぶ事もあるようです。</font></dt> <dd> <hr /></dd> <dt><a><font color="#0000FF">790</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/02(金) 15:52:33 ID:???<font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF">9時40分 <br /> EOLTの先遣隊が米軍封鎖部隊の砲火をかいくぐり、至近距離まで接近、米軍封鎖部隊の牽制攻撃からEOLTのほぼ一方的な攻撃に変わる<br /> 米軍封鎖部隊とEOLTの交戦は、哨戒部隊が攻撃され、それを援護する形で支援砲撃を開始した事がその始まりであり、このときには前方哨戒部隊は全滅し、EOLT側に被害は見られず<br /> 50分 ロシア軍、EOLTに接近され混戦状態へ、最初の交戦地は中央シベリア高原の都市「アイク」郊外の南北に伸びる10km余りの戦線であり<br /> 配備されていた兵力は自動車化狙撃師団4個と独立ヘリ連隊1個を主力とした7万3000名であり、更に支援部隊として戦闘装甲車両190両から成る混成部隊が配備されていた<br /> 対するEOLT側は、行動を起こした個体のうち、1万体から2万体、先の事件の影響もあり、詳細な個体数は観測不能<br /> 55分 ロシア軍、「ムルクタ」と「ヴィヴィ」に拠点を置く部隊もEOLTと交戦を開始、悪天候のため、急襲に近い形であり、重砲等による遠距離攻撃が失敗<br /> 更には攻撃ヘリによる近接航空支援も満足に行えず、戦線は攻撃を受けた直後に崩壊、指揮系統及び通信網の消滅が一瞬のことであり、被害等の詳細は不明<br /> 10時 米軍封鎖部隊、更に7箇所でEOLTと接触・交戦、その戦線は170kmにまで延びる、戦線付近確認されたEOLTは16万体前後で、内交戦中のそれは8万体ほどであるとの観測結果が出される<br /> 10時12分 ロシア軍はヤクーツクに大規模な戦略爆撃機部隊を集め、前線部隊の戦線後退の支援行動をとらせることを決定<br /> もちろん、戦略爆撃機を使う等、直接的な支援行動よりも後方のEOLTに打撃を与え、その進撃速度を遅らせ、時間を稼ぐことを念頭に置いたものである<br /> ロシア空軍のウラジミール総司令官による独断で「第22親衛重爆撃機師団」を第37航空軍から引き抜くことを決定、大統領への了解は後日取ることとなる<br /><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">791</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/02(金) 15:53:35 ID:???<br /> 10時21分 米軍封鎖部隊はEOLTの前に大苦戦、その大きな要因として、市街地独特の地形を生かしたEOLTの三次元攻撃と、空軍部隊との連携が完全に取れないなどのことがあげられる<br /> 被害はすでに3個独立系歩兵師団全滅と1個旅団壊滅、戦車1200両を失うといった大規模なものであり、特に戦闘車両の損耗率が劇的に増大、戦線は350kmに延びる<br /> 33分 米軍封鎖部隊、全面的な壊走を開始、その被害はすでに兵員20万人以上といわれ、戦闘部隊は機甲部隊のほとんどを壊滅させられ、特に封鎖部隊の戦車の半数近くが失われたとされる<br /> 戦闘支援部隊は砲兵部隊による濃密な支援砲撃を行うも、敵と味方が完全に入り乱れた混戦状態であり、有効な支援は行えず、被害は拡大<br /> 封鎖部隊へ後退の許可が出るよう、封鎖部隊司令部は国防総省に要請を打診し続ける、戦線付近のEOLT総数は確認できるだけでも19万体<br /> 45分 ロシア軍も同じく苦戦中であり、戦線の拡大に伴い部隊が各所で孤立、大隊レベルで包囲され殲滅されるという事例が多発<br /> その被害は兵員にして15~25万人以上、戦闘車両も4000両が失われるという、絶望的なまでの損害であるが<br /> 平野での戦闘が多かったため、機甲部隊の視野の確保がしやすく、防戦の際は米軍封鎖部隊よりも用意に対処が出来た・・・米軍に比べてではあるが<br /></font><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">792</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/02(金) 15:54:15 ID:???<br /><br /> 55分 「ヴィリェイスク」、「トゥルクタ」に拠点を置くロシア軍部隊もEOLTと接触、これにより構造体を中心とした4000kmに渡る戦線が生まれたが<br /> そのうち、同軍が十分な戦力を配備していた地域は一部であり、瞬く間に突破され始め、早くも全面的な戦線の縮小、および防戦中の部隊の後退を余儀なくされる<br /> 指揮系統の混乱で、空軍部隊による支援行動が間に合わなかったこともあり、被害の拡大が予想される<br /> 11時12分 第3封鎖網が破られるのと同時に、米軍封鎖部隊に、全面的な後退の許可が下りる<br /> しかし、それはあまりに遅すぎる判断といえ、すでに封鎖部隊の6割近い部隊がその指揮系統を失い、混乱に陥り<br /> 3割が全滅を超える被害を受け、いまだ敵の攻撃に翻弄され続けているといった現状であり、組織的な後退はできず<br /> 局所的な後退が相次ぎ、それを見たほかの部隊が、司令部の指示を待たず独断で後退を始め、その隙に食いつく形でEOLTが追撃、被害が拡大<br /> 「戦線の縮小と全面的な後退」というよりは、「戦線の放棄と逃走」であり、指揮系統は瞬く間に混乱の渦に巻き込まれ、味方の砲撃で戦闘不能に陥る部隊も出る始末であった<br /> 死傷者の数は優に30万近くになるとも言われ、最大で40kmにわたって封鎖部隊は配送、EOLTの最大進出地点は封鎖網から115kmの地点<br /></font><font color="#FFFFFF"><br /><a><font color="#0000FF">793</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/02(金) 15:55:06 ID:???<br /> 11時~11時30分 激戦が続くも、被害は人類側がほぼ一方的に出すだけであり、EOLT側の被害は極軽微<br /> 国連で各国首脳は、世界最強と恐れられた二大軍事国家の軍がこうもたやすく破られるという状況を目の当たりにし、弱腰な姿勢を強める<br /> その中、支持を集めていたのは「EOLTとの早期和解」であるが、そもそも、EOLTとの意思疎通や目的、それどころか思考があるのかすら判明しておらず、それの理解と解析が再び重要視される<br /> しかし一方で、此処まで関係が悪化――もっとも、すべて人類側の主観であるが――してしまっては、それは不可能なことだと考える動きが活発化<br /> 一部国家は兵力の増強を開始、他の国家の大半も和平交渉の失敗を懸念し、平均してGDP比20%を軍事予算に回すことを考え始める<br /> なお、南北アメリカ大陸と、欧州や中東の諸国は予備役の招集を開始、または中国に代表される国家は、大量の国民を徴兵し、軍に引き入れ始める<br /><br /> 詳細時刻不明・・・上記のような理由から「プロジェクト8920」の需要が増大し、実行部隊の編制を本格化、フランス軍特殊部隊とアメリカ欧州軍の特殊コマンド部隊から、人員の引抜が始まる<br /><br /><a><font color="#0000FF">816</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/04(日) 06:26:50 ID:???<br /></font></font></font></dt> <dt><font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF">11時29分 戦線が崩壊し、収拾がつかなくなったこの絶望的な戦況に見かねた米政府は戦術核使用を検討<br /> 同時に戦闘支援部隊による砲撃によって、敵と味方を分断することが不可能であることから、都市への被害を一切無視した空軍の攻撃機による近接航空支援に移行<br /> 爆撃機によるじゅうたん爆撃も検討されたが、孤立した味方部隊もろとも攻撃することを世論が許すはずもなく、断念される<br /> また、このときすでに、攻撃ヘリがEOLTに対し確実に攻撃を命中させられる高度(30~50m)を飛行していると、建築物を活用した攻撃を受ける可能性があることが判明<br /> 11時35分 ロシア軍、「アイク」、「ムルクタ」、「ヴィヴィ」の3都市を破棄することを決定<br /> もっとも、防衛拠点はもちろん、付近の農村にいたるまで周囲一帯の地域を破棄したため3都市に限定されたことではなかった<br /> 撤退中の部隊は敵の半包囲下にあるということと、地理的な条件から、ヤクーツクの司令部に向けての東進か南下することを余儀なくされる<br /> 44分 撤退支援中のロシア軍部隊が包囲される、このときにシベリア軍管区所属の戦闘ヘリ全機(35機)を失っている<br /> 第122自動車化狙撃師団の独断行動により、EOLTの捕獲と死体の回収が計画され、同師団は一個大隊を戦線に派遣し、標的の探索に移る<br /><br /><a><font color="#0000FF">817</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/04(日) 06:28:38 ID:???<br /></font></font></font><font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF"><font color="#FFFFFF">50分 米軍航空部隊が出撃、撤退中の部隊に航空支援(近接航空支援を行うことは厳しい状況)を敢行、一度目の攻撃が成功すれば、反復攻撃を3時間にわたって続ける予定<br /> 参加兵力は第22航空軍の残されたほぼ全航空戦力と第49戦闘航空団のF-117、そして海兵隊のF/A-18Cと近接航空支援用のA-10、それの護衛用のF-15若干機で、その総数は約1300機<br /> 午後12時3分 ロシア軍、前線にて囁かれていた戦術核使用を本格検討、同時に爆撃部隊への作戦行動開始の許可を下す<br /> 戦略爆撃機の総数は37機、その他Su-24戦闘爆撃機111機、同じくSu-32戦闘爆撃機10期などがその主戦力であるが<br /> 護衛のSu-27にも爆装をさせるなど、実際の戦力はそれを上回っており、機の総数は200機以上になる<br /> 12時18分 ロシア軍、「トゥルクタ」周辺に張り巡らせた防御陣地が分断され、防衛中の部隊が殲滅される、支援部隊を後退させ全域を破棄、これにより戦線は拡大し、「ヴィレェイスク」に拠点を置く部隊も圧迫され始める<br /> なお、これまでの戦闘でロシア陸軍は戦車3900両以上、装甲車両4400両以上、火砲2500門、戦闘ヘリ49機を喪失し<br /> 兵員にして31万5000名余りの死者と、4万近くの重傷者を生み出したことが後に判明、これは、シベリア軍管区の全兵力に匹敵する<br /> 22分 米軍航空部隊がニューヨーク上空に集結、地上部隊への航空支援を開始、ある程度予測されていたはずであるが、EOLT側の損害は増大し始める<br /> 一部部隊の独断による、弾道ミサイルによるEOLT支配下の市街地攻撃も敢行、EOLTにすくなからず損害を与える<br /> 50分 中型以上のEOLTは地上部隊との戦闘の際、高い制圧能力と攻撃力により、機甲部隊はおろか、歩兵部隊の奇襲すら完全に防ぎきっていたが<br /> 近接航空支援の前には巨大な的としての風貌をあらわにし、誘導爆弾の集中投下によっては、支援用に投入されたのであろう30m近い大型の探査科を撃破することにも成功<br /> しかし、敵の兵力が友軍と入り混じっていることや、広範囲に拡散していることも多いことなどから、思いのほか誘導弾などの攻撃の精度は低く<br /> かといって機関砲弾、特に20mm程度のものでは小型種の外皮を貫通することもままならならず、撃破できてもごく少数にとどまった<br /><br /><a><font color="#0000FF">820</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/04(日) 06:37:39 ID:???<br /></font></font></font>これまでのあらすじ:<br /><br /> 構造体が落下して来たと思ったら、なかからEOLTが出てきて人類を雑草のようにバッサバッサ (ガッカリ<br /> 落下地点の怪我人を助けようとしたら警官がとちってEOLTをいじめたと思ったら、反撃されたぞ (ガッカリ<br /> よーし、こうなったらパパ、本気でEOLTと戦っちゃうぞー、というか宣戦布告されたよ (ワーイ<br /> でもどちらかというと一方的にやられていて、被害は甚大だ (ガッカリ<br /> なんか航空攻撃効いた (ワーイ どちらにせよ戦況は絶望的なので、多くの部隊が撤退するが<br /> そんな中、一部のロシア軍(第112ナントカ)部隊がEOLTの捕虜をとりに走った<br /><br /><a><font color="#0000FF">838</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/05(月) 04:45:00 ID:???<br /> 午後1時 シベリア、ニューヨーク両戦線において夜間戦闘における被害の劇的な増加が確認される<br /> ただでさえ、異常なまでの機動性と、赤外線や熱探知にすらかかる事のない体の構造、周囲の障害物を利用したカモフラージュ能力の高さなど<br /> 日中においても奇襲されることが多かったが、夜間戦闘においてその特性は助長され、どこから攻撃を受けたのか判別することもできないまま、1個師団が壊滅することまで起きた<br /> 照明弾などの使用によって、若干だが索敵が容易になるという報告もあるが、市街地や不整地においてはそれすら無意味であるようだった<br /> アメリカでは、ペンシルバニア州の一部分とニューヨーク州、ニュージャージー州のほぼ全面的な破棄が決定され、残った住民の移動が開始される<br /> 同時に、ニューヨーク市周辺の米軍封鎖部隊も後を追うかたちで敗走、残存兵力は封鎖部隊55万余りの5~6割程度とされ、うち戦闘可能な部隊は半数程度<br /> 1時22分 ロシア軍、後方支援部隊も含め全面敗走、すでにこの時、シベリア軍管区の全兵力はほぼ“消滅”し、ほかの軍管区からかき集めた部隊や国連からの部隊も全滅<br /> 軍首脳部は中央シベリア高原の破棄を決定、後方の部隊を西シベリア低地に兵力を集結させ、追撃してくるEOLTを迎撃する構えを示す<br /> CIS軍、後退するロシア軍を支援するためこう火力の長距離砲を多数導入、また攻撃ヘリと近接航空支援用機の増派を決定<br /> 1時35分 国連での決議の結果、国連軍派遣の際の兵力は34万2000名前後に決定、ただし、派遣には時間を要するため、おそらく、来月移行のことであるだろうことを正式発表<br /> 兵力の派遣元は欧州と中東が中心であり、アジアにおいては中国のみが賛同<br /> 合衆国救援にはNATO加盟国が当たることになり、残りが連邦の救援に兵力を派遣することで合意<br /> 40分 米軍第2艦隊による巡航ミサイル攻撃をニューヨーク市に行うことが決定される、同時に救援の輸送ヘリを海軍、および海兵隊が同市に派遣<br /><br /><a><font color="#0000FF">839</font></a>名前:<strong><a href="mailto:sage"><font color="#0000FF">名無し上級大将</font></a></strong><font color="#0000FF">◆80fYLf0UTM</font>投稿日:2007/03/05(月) 04:47:34 ID:???<br /> 50分~2時30分頃 シベリアのEOLTの行動に変化が起きる、追撃行動を一部地域を除いて停止し、撤退するロシア軍を見逃すという行動をとる<br /> その意図は不明だが、それを悠長に観察する余裕はすでになく、この機を逃すまいと全速力で後退を開始<br /> ほかの方面でも、一定以上後退するとEOLTが追撃をやめることが発生、この際、攻撃を加えると追撃を再開することも判明<br /> 2時半過ぎにはシベリア戦線全EOLTが追撃を停止<br /> 2時19分 ニューヨーク市においても、偵察ヘリが半包囲に成功しながらも、攻撃を加えずにそこで追撃を停止するEOLTを確認<br /> 2時30分 EIE公式発表によれば、これは<br /> 「害獣-人類―が自分たちに害を加えることをやめ、テリトリーから逃げ出し始めたので、追撃の必要を感じなくなった<br /> つまり、EOLTに自衛用個体が出現したように、害獣のテリトリー内侵入を防ぐという目的を達成し、撤退したといえる」<br /> ・・・とのこと、さらに現在EOLTはセミ・アクティブの状態にいるとして、交戦中の両国の首脳はEOLTへの発砲を厳禁<br /> 負傷者の救助を行いつつ、全速で後退するようにと伝える、また、航空部隊は攻撃による支援から、偵察行動によるそれに専念<br /><br /> ――これは休戦状態を意味するのか<br /> それとも次の戦いへの前段階なのだろうか・・・――<br /><br /></font></font></dt> </dl>

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