核武装
概要
1987年12月より国内にて原子炉が稼働し始めた北朝鮮では、92年にIAEAの視察を受け入れるようになるまで、およそ12kgのプルトニウムが製造されたと推定されている(CIA調査)。これは一般的な核弾頭を製造するに当たっての必要量の1~2個分にあたるといわれているが、これまでそれを小型化しミサイルに搭載するだけの技術が北朝鮮には存在しない=従ってさほど大きな脅威ではないという認識が支配的であった。
しかしながら昨年10月に行われた核実験や、本年2月に訪朝した
米シンクタンク職員の証言を考慮すると、弾頭の小型化の推進を始めとするイノベーションは確実に進んでおり、その脅威は大きくなる一方であると言うことができる。
ここでは北朝鮮による核武装とそれに付随する行為が国際法上どのような問題をはらむのかを考えていく。
最終更新:2007年04月17日 00:17