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機体外に対する改修は殆どありませんでした。
エンジンの信頼性の向上のため、TF34-GE-100から、TF34-GE-100Aに換装され、各ウェポンステーションへの精密誘導兵器搭載能力改造以外には、機体・固定武装等には変更は加えられていません。

一方、機体内部、特に電子機器とそれに伴うコックピット周りは、大きな変更が加えられました。
機体コントロールに関する計器に変更はないものの、アナログな兵器コントロールパネルと、マーベリック用にしか使用できなかったモニターは取り外され、そこへMFCD(多機能カラーディスプレイ)が取り付けられました。
これにより、F-15E等の最新アビオニクス搭載機と同等の兵装、戦術情報などの包括的な管理が行えるようになりました。
また、これらMFCD・HUDを直感的に操作できるよう、HOTASコントロールを導入するため、スロットルはF-15E、スティックはF-16のもの(ただし、サイドスティック・感圧式ではない)に取り替えられました。

また、索敵能力の向上のため、AN/AAQ-28ライトニング2ポッドと、AN/AAQ-33スナイパーXRポッド(DCS:WHでは未収録)の搭載能力が追加されました。
これらターゲッティングポッドの搭載能力追加により、レーザー誘導爆弾のターゲッティングを自機で行えるようになりました。
更に、ターゲッティングポッドと最適な組み合わせの兵器として、JDAM、WCMDなどのIAM(精密誘導爆弾)の搭載能力が追加されました。

現代の統合作戦に対応できるよう、JTRS(統合戦術無線システム)、SADL(状況認識データリンク)/EPLRS(強化型位置評定報告システム)などの、各種データリンクへの対応も追加されました。
これらのデータリンクにより、友軍の航空機・地上部隊の位置が、HUD、TAD(戦術情報ディスプレイ)、ターゲッティングポッド映像、マーベリック映像にアイコンで表示され、目視で確認できるようになりました。
更にJTAC(統合末端攻撃統制官)による管制爆撃を行う際は、管制指示内容の9-lineメッセージとターゲットの位置をデータリンクにより取得でき、明確な意思疎通が図れるようになしました。

Figure 7. A-10A Cockpit

これらの抜本的な改修を受けたA-10Cは、現代戦に適合できる近接航空支援機として進化しました。
現存するA-10Aは、順次A-10Cに改修され、2028年まで運用される予定です。