アイスランド語


インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派北ゲルマン語群の、西スカンジナビア語群あるいは離島北欧語群に属する言語。アイスランドで、25万人ほどの話者がいる。

①強弱アクセントは原則的に語頭におかれる。
古いゲルマン語のこの特徴を残しているのはアイスランド語だけ!

摩擦音・鼻音・流音には有声無声の対立があり、
閉鎖音は有気無気で対立。

ドイツ語的変化の複雑さ。(他の北欧語はオランダ語みたいにシンプルになっているのに…)
名詞には3つの性(男性女性中性)があり、数の変化と4つの格変化(主格対格与格属格)をする。形容詞もこれに合わせて変化する。

③他の北欧語同様、定冠詞は名詞に後続
ただし、不定冠詞は無い。

④動詞には弱変化と強変化があり、過去形・過去分詞形の作り方に違いがある。
強変化では語幹母音が屈折、弱変化では語尾に歯音を付すだけ
(英語の不規則変化と規則変化に似ている 強 drekka飲む drakk-drukkum 弱 lAra学ぶ lArdhi-lArt)

⑤外来語排除が甚だしい。外来語をそのまま借用したりせず、アイスランド語にいちいち訳して使うようにつとめている。
最終更新:2013年07月27日 03:51