動詞

日本語(現代の標準語)の動詞といえば、

書かない 食べない
書きます 食べます
書いた  食べた
書く   食べる
書けば  食べれば
書け   食べろ
書こう  食べよう

こういう変化(活用)をする語のことを指す。五段活用動詞、一段活用動詞、変格活用動詞の3種類に大雑把に分類できる。意味的には、基本的に「動作を表す」のがほとんどだけれど、「ある」「いる」のように動作と言うか状態みたいなのを表す語もある。

痛くない きれいじゃない
痛いです きれいです
痛かった きれいだった
痛い   きれいだ
痛ければ きれいならば
(痛かれ  きれいであれ)
(痛かろう きれいだろう)

似たような活用ができるけれど、変化の仕方が同じではない。日本語でこういう感じの活用が出来るものは用言と総称する。そのうち、「言い切る」形(変化の四番目)がウ行で終わる独立語を動詞と呼んでいる。



「動詞とは○○だ」というのはそれぞれの言語で異なる。だから世界共通の「動詞とは○○だ」と言い切れるような決定的な特徴は考えられない。でもだいたい、

  • 動作(や状態)を表す語

…を動詞と呼びたくなる気持ちはわかる。ただし、「動作」「行動」なんなら「動き」とかいう語はみんな「動作を表す」けれど、日本語学ではこれらを名詞と呼ぶ。だからもう一歩別の特徴が欲しい。普通、動詞と呼ばれる語は、


という特徴があるといえる。とにかく意味的に「動作を表す語」ってだけだと動詞になれない。二つ以上の特徴が欲しい。詳しくは→品詞



意味的に「動作を表す」だけじゃ微妙。例えば「行動」「水泳」「ジョギング」はみんな動作をも表しているはずだけれど、これ単独では動詞とは呼べない。

日本語では上記の活用+助詞/助動詞で「動詞複合体」を形成。

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最終更新:2015年05月09日 00:33