平井の治験情報サイト

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治験とは医療の進化に欠かせないものです。このサイトを通じて治験の理解が深まるとともに、お金に困った健康な方にとって有益な治験ボランティアを紹介しより多くの方が参加いただけることで医療貢献して参りたいと思います。


1 治験ボランティアについて

  チケンボランティアって何?と思う方がほとんどだと思います。

法律的には,薬事法第2条第16項を見てみますと,「医薬品・医療機器等の製造販売についての厚生労働大臣の承認を受けるために申請時に添付すべき資料のうち、臨床試験の試験成績に関する資料の収集を目的とする試験」(準用の条項を汲み読むとこうなります)のこといいます。うん,余計意味分からん。

つまり,新しく開発した治療薬を売りたい。でも大臣の許可がないと売れない。許可を得るためには臨床試験で合格しなければならない。その試験には健康な若者の協力が必要である。それが治験ボランティアです。 新しい薬を開発するには必ず治験を経なければなりません。法律で決まっています。それは国民の健康維持には,安全な薬でなければならないから。当たり前のことですね。

2 治験ボランティアの必要性

  世の中,何の病気を持っていない人ばかりではありません。ずっと病気に苦しんでいる人はたくさんいます。その病気と闘うためには,薬の開発が欠かせません。

  現代の医療技術の向上で,どんどん新しい薬を開発されるようになっていますが,市販されなければ意味がありません。市販するためには治験が欠かせないのです。

  つまり,治験は医療の向上と国民の健康の向上に絶対必要なものなのです。

3 治験ボランティアのメリット

(1)お金を使わずに,健康診断が受けられる!!!協力費アリ!!!

  健康診断を受けと,普通はお金がかかりますよね。でも,治験では無料どころか,健康診断を受けることができます。エイズ検診まで診断してくれます。交通費や協力費もあります。

(2)肉体労働は一切ない!!!   治験期間中は肉体労働はいっさいしません(てか,してはいけませんのです)。時間を持て余すので、ゲームしたり漫画読んだりしていればいいのです。


4 治験ボランティアのリスク

  これが一番皆さんに知ってもらいたいことです。ジェネリック医薬品の治験におけるリスクはほぼ皆無です。というより,我々が今まで行ってきた治験において副作用で苦しんだ人はいません。なので,統計上リスクは皆無です。新薬試験でも統計上リスクはございません。

  じゃあなんで,高額なのか?それは簡単です。それだけ必要があるからです。つまり,開発した薬が市販されれば,めちゃめちゃ売れるんです。めちゃめちゃ売れるからこそ,治験の協力には企業はお金を惜しまないのです。リスクがあるから高額なのではなく,需要があるから高額なのです。そこのところ理解できている方が少ないです。

5 治験では何をするのか?

  それでも,何をするのか?って気になるところです。

 ではここで,治験ボランティアの流れを説明していきます。

(1)スクリーニング検査(事前検査)

   治験をするためには健康な若者の協力が必要であると言いました。本当に健康なのか,つまり,治験を受けるのに適した人を選抜するための事前検査です。

  2~3時間程度で終わります。交通費として3000円を受け取ってもらいます。

(2)治験(本試験)

   スクリーニング検査を経て選抜された方はいよいよ本試験を受けてもらいます。そこでは治験薬を投薬して薬が市販されてよいかをテストするわけです。投薬後はあとは漫画を読むなり,パソコンゲームをするなり,勉強するなり自由です。もちろん三食付です。ただし、試験期間入院中の外出は一切認められません。

  この本試験に参加してくれたら,協力費がもらえます。金額は期間や治験薬の内容によって変動します。

  詳細はスクリーニング検査で説明がありますので,そのときに聞いてください。

6 まとめ

 治験について,少しは理解していただいたでしょうか?治験は新薬が普及されるために絶対に必要な過程であり,健康な若者がたくさん治験に協力して頂きたいという需要がありますが,治験への理解・知識が不足しているせいで,供給が追いつかない状況にあります。この現状をなくし,より多くの新薬がより多くの国民の健康向上に寄与できるようになれればと思い,治験ボランティアの参加を募っております。


7 治験で合格するコツ

事前検診編

 事前検診は、本試験に適性があるかを確かめる検査です。ここで適性がないと不合格となり本試験には進めません。なので事前検診でなんとしても合格する必要があります。    事前検診で検査するのは尿、身長・体重、体温・血圧、心電図、血液検査です。このなかで最も重要なのは血液検査です。  本試験では採血により治験薬のデータを分析しますので、いい血液でなければいいデータが取れないのです。

 そこで、治験経験20回以上を誇る筆者の血液検査で合格するコツを記したいと思います。ちなみに筆者は合格率85%です。

①事前検診5日前からお酒を飲まない・運動しない。

 血液は嘘つきません。バレます。お酒と運動で不合格することは初心者に陥りがちなミスです。

②事前検診5日前から野菜中心の適切な食生活をこころがける。

 若い男性は焼き肉やカレー、ラーメンが大好きです。しかし、事前検診ではこういった食べ物を避ないと中性脂肪、尿酸値が上昇します。  野菜中心の生活を心がけてください。  食べたら危険:焼き肉、カレー、ラーメン、刺身・魚卵系(尿酸めちゃ値上がります。)。  オススメ:ホウレンソウ、タマネギ、ヒジキ、ワカメなどの海藻類。

③事前検診前日は夜9時前には済ませて、あとは水を大量に飲む。

 食事は早めに済ませ、水を飲んでください。そうしますと、事前検診で安定した数値の血液データが期待できます。

④事前検診当日はひたすら水を飲む。

 当日は朝からしっかり水を飲んでください。飲まないよりも血液が取りやすく、いいデータが期待できます。  水の飲み方は、冷水ではなく、ぬるま湯を、一気飲みではなく、ちびちび飲むことをオススメします。そのほうが体内に吸収されやすいからです。

本試験編

  無事事前検診に合格しましたら、本試験へ進めます。 しかし、本試験では予備被験者が少数選らばれます。予備になると、本試験へ進めず、後日退院となります。 予備にならないためにも、事前検診編を実践しておくことが大事です。

ちなみにですが、本試験合格したときは何故か受験で合格したような嬉しさが出てきます(笑) 逆に、予備になってしまうと何故か悲しい気持になります(笑)

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