200811 Pioneer

株式会社アイ・パッション 浅井 慎吾氏


パッション業界 就職ナビ 2010年卒サイト

今月のPioneerはTRIGGER2008にもご協賛頂いた株式会社アイ・パッション浅井社長のご紹介です。2008/12/03(水)にスキルアップセミナーにてご講演頂きます!セミナーに参加する方は是非インタビューをご覧になって頂き、浅井社長を一歩深く知った上でご参加下さい!!


-SW- 経営理念「ヒトとの「出会い」を大切にし、ヒトの成長を実現し、ヒトの夢を叶える」に込められている思いをお話頂けますか?

-浅井社長- 大学卒業後、人材業界で働き始めたのですが、働いて数年経った時、「人材業界においてのトップセールスとは?」という疑問にぶつかりました。

一つの答えとしては、「大量に人を採用し、大量に辞める会社を担当すると売上がアップする。」ということでした。人材採用は「欠員募集」が多いのです。クライアント企業の立場を無視すれば、大量に採用して頂き、大量に辞めてもらえればまた次の採用依頼が来ますので、売上がアップする。
2005年12月時点で3年離職率は36%という統計が出ていました。私が担当しているクライアントも同じくらいの水準でした。社内からの評価は高いものでしたし、お給料もしっかりと頂いていました。けれども、何か満足できない。

起業する際、一番最初に考えたことが「経営理念」です。


皆さんも就職活動される時に「この会社は何を理念として成り立っているのだろう?」と思われますよね?採用活動をお手伝いする時も同じなのです。
「経営理念」がしっかりしている企業、「経営理念」を言葉だけではなくて思いも込めて語って下さる社長の会社には、会社の規模は問わず新卒として入社しても成長できるステージがあります。ユーザーである学生の皆さんには「この会社に入って良かった」と思って頂けるようなミスマッチが無い就職活動を行って頂きたいと思っています。

※株式会社アイ・パッションでは『ストップ!採用ミスマッチ30%』をスローガンに「採用ミスマッチ0%」を目指していらっしゃいます!!


-SW- 経営理念に「ヒトの成長」とありますが、成長するために企業や経営者が一番大切にすべきことは何だと思われますか?

-浅井社長- ガマンすること
信頼して任せる。任せるということは責任を負わせるということでもありますが、任せきれない自分がいますね(笑)ガマンしきるということが一番大切だと思います。

一方で、任せてもらっている側の社員は成長させてもらっているということをしっかりと受け止め、意志を持つことが必要だと思います。意志を伝えない、表現できない人が多いですが、経営者としては伝えてもらえないとわからないのです。表現できるかどうかは最終的にはコミュニケーション能力に繋がるとも思います。

-SW- 多くの人材関連企業がありますが、他社には絶対負けない!強みは何ですか?

-浅井社長- 掲載企業を100名以下の社長に絞っているということでしょうか。
ベンチャーという定義は様々あります。ベンチャーに特化した人材関連企業もたくさんありますが、「この企業ってベンチャー??」と思えるような掲載も少なくありません。
当社では、どなたにもわかって頂ける「人員」という軸で区切っています。エッジを効かせているという意味では他社よりも強いかもしれません。

後は、社長に必ず会える説明会や就職支援セミナーなどが上げられますが、正直言ってそれほどの強みは無いですよ。

-SW- それほどの強みは無いと仰られるあたりが反対に強いなという印象を受けます。

-浅井社長- 先ほどの10の質問の「負けない武器」でも回答しましたが、相手が誰であれ思ったことを思った通りに表現しています。ですので、思ったことはどんなことでも正直にお話します。


-SW- 先ほど、3年離職率という言葉も出てきましたが、そもそも採用のミスマッチはナゼ起こるのでしょうか?

-浅井社長- 媚びた採用と媚びた就活
多くの企業の採用担当者は「数が欲しい」と仰います。母数を確保したいということですね。そのために、キレイなことしか言わない。就活する側の学生さんも同じです。
「金融業界なら、こういう受け答え」「ITならば・・」など、マニュアル化した業界対応しか行わない。

企業にも学生にも「軸」が欠けていることが寂しいことですね。


クライアントからよく「ウチは小さな会社だから学生が応募してくれない」と言われることがあります。確かに、会社の規模は学生にとっては選考理由の一つです。けれども、しっかりと経営理念を持った会社であれば、規模は関係無かったりします。

弊社は設立時に従業員5名、資本金1,000万円のうち200万円を投じて採用活動を行いました。応募結果は1,000名を越えました。この経験から、会社は規模ではないと実感していますし、クライアントへの情報提供の際にも経験として語ることができる強みです。

-SW- 「経営理念」をしっかり持つ企業への就職は、個人的に私たちも是非学生さんへアドバイスしたいです!様々なインタビューで「学生のために」と動いていらっしゃる理由はナゼですか?

-浅井社長- 学生のためにという思いは、当社のユーザーである学生さんのことを知ることが最終的にはクライアント企業のためになるからです。

-SW- 最後に学生・若手社会人に対してメッセージをお願いします。

-浅井社長- 暴れて下さい!
最近は頭でっかちで頭で考えるばかりで行動しない人が多いですね。学生団体の代表などともよくお話する機会がありますが、3年ほど前までは面白い学生がたくさんいました。最近はみんな賢いですが、おとなしいです。

日本電産の永守社長が仰っていますが「考動」が必要なのではないでしょうか?


編集後記

大変お忙しい中、予定のお時間を超過してインタビューさせて頂きました。ありがとうございました。

ミスマッチの原因は「媚びた採用と媚びた就活」と即答された辺りはさすが!だと感じました。浅井社長はとてもわかりやすい言葉で受け答えして下さり、頭の回転の速い方だなぁという印象を受けました。

12/3のセミナーにも是非ご参加下さい!

事務局 三上 早苗




















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最終更新:2008年11月26日 20:11
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