アスター




フルネーム アスター
種族 HUMAN
性別 MALE
身長 189
誕生日 不明
所属 不明
所属Ship Ship3
クラスレベル HUNTER/
IDネーム tenbin
Last Update 2013-04-19 23:37:10 (Fri)

詳細不明

ある日、ある種の気の迷い故か例のバーへと足を運び、あまり目立つ行動は取れない為行くのはそれっきりになるだろうと考えていたが、その妙な居心地の良さから不思議と以降も度々訪れるようになる。(ただしアエル等、探偵事務所関係者がいない時のみに限られる)
尚、名は明かさず、明かせず、周囲からは「レス」と呼ばれている。由来は名無し=ネームレスより。

ナチ・ユキヒト抹殺の為に偽りの依頼を寄越し襲撃。結果として返り討ちに遭い、力の大半を失う事となる。

彼にとって力とは過去に愛した女性二人の欠片であり想いであり残骸である。それを奪われたことによりナチ・ユキヒトを憎悪し、傷が癒えた後にバーを訪問し、ニコに出会う。
ユキヒトの情報を得るためにニコを尋問し殺しかけるが、ニコからユキヒトはアエルを救いアスターの力を元に戻す事すら可能な装置を開発中だという話を聞く。嘘かとも思ったが違ったならば己を殺しても構わないというニコの心に免じ引き上げ、その装置の完成まで待つことになる。
その際、尋問の様子をイベリスに見られており、アスターはイベリスに俺とはこんな人間だ、と自分の醜い様を告げる。しかしそれでもイベリスはアスターを見捨てず、彼に懇意に接した。
何故君はそんなに優しい。そう問うアスターにイベリスは笑って答えた。おせっかい焼きなのでしょう。そうしてアスターに十字架のネックレスをお守りとして渡す。いつも笑っていられる時がくればいいと。
アスターはそんなイベリスに心打たれ己の名を告げる。そして、必ずまた会おうと、互いに約束しその場を後にしたのだった。


CHARACTER IMAGE SONG : GLAY / VERB 鬼束ちひろ / 嵐ヶ丘
第一部~第三部 IMAGE SONG : 堂本光一 / 下弦の月


過去

+ ...

「第一部 パンタグリュエル」

アークスは愚か庭園とすら何ら関係のないある異世界。技術は発達しているとはとても呼べず、せいぜいが近世後期程度の文明と文化しか持たない世界。
なによりも化生《ケモノ》と呼ばれる人外の類と人類が共に存在し、互いの存在を脅かし合う、これはそんなある王国の物語。
ある小さな町の外れにある、小さな教会に棄てられていた一人の赤子。
その赤子は其処のシスターに拾われアスターと名付けられ、育てられる事となる。
やがて成長したアスターは町に住むパンタグリュエルという少女と幼馴染として、そして互いが互いを異性として意識するような関係になっていく。
アスターはシスターの育成方針により、人を愛する人間に育っていった。パンタグリュエルもまた、よくシスターの言葉を聞いており、同じように育っていった。
そしてアスターが15歳、パンタグリュエルが16歳の時、彼らの運命を決定付ける事件が発生。
その日、パンタグリュエルらの住む町に突如として奇妙な巨人が出現。アスターはパンタグリュエルを助けようと町に走り、シスターもまたそれを追う。が、彼らが町に着くと既に其処は見るも無残な惨状と化していた。
やがて報を聞いた軍隊が到着し、戦車やレシプロ機が巨人と応戦。その最中、必死にパンタグリュエルを探そうとするアスターに戦いの火の手が及び、咄嗟にシスターが庇う。
人は時に愚かで時に悪辣で、時に酷く矮小です。けれど、そんな人でも、いいえそんな人だからこそ、愛することが出来るのです。私もまた、貴方を愛しています、アスター。
その言葉を最期に、シスターは死亡する。目の前で育ての親が殺されたショックによりアスターは狂い咲き我を失い、本能のまま軍隊との戦闘により千切れ地に落ちていた巨人の欠片=体毛を喰らい、その力を我が物とし、体毛を操る力を得る。
体毛を操り自らも巨人となったアスターは憎しみに身を任せ巨人と戦闘。辛うじて勝利するが、巨人とはアスターと同じく狂い咲いたパンタグリュエルであると知る。
パンタグリュエルは最期に自分を止めてくれたアスターに謝罪と、礼を述べて、泣き叫ぶアスターの腕の中で静かに息を引き取った。
軍隊は残る化生=アスターへの攻撃を開始。アスターは生き延びる為にその場から逃げ去って行った。


「第二部 ガルガンチュア」

行く当ても、生きる希望もなく彷徨い続けるアスターの下に、ある日、言葉で綴れない程の奇妙な面を被った少女が現れる。
少女は言う。お前は私と同じ、人間じゃない。その言葉にアスターは激怒し体毛を振るう。
だが少女の持つ正体不明の力にアスターは為す術も無く敗北し、追い討ちのようにそのザマの何処が人間だ、と少女は吐き棄て、其処に現れた一頭の巨大な火竜と共に去っていく。
それでもアスターは人として生きようとした。シスターやパンタグリュエルの愛した人間として生きてみせると、そう誓った。
だが、パンタグリュエルの一件が引き鉄となり国王による化生掃討作戦が発令。国中で戦火が巻き起こり、安息の場は露と消える。
それでも力を隠し人間として生きようとしたアスターは、ある街で生き延びていたパンタグリュエルの弟、パーニュと再会する。
喜び合うアスターとパーニュだったが、やがて化生の魔の手が伸び、その街もまた戦場と化す。
人として生きると誓ったアスターだったが、その時、人を守るために力を振るう事を決意。襲来する化生を次々と葬り去り駆逐する。
そうして窮地を脱し人々の下へ戻るアスターを待っていたのは、一発の銃声であった。
胸を貫く鉛玉に、アスターは血を吐き倒れ伏す。銃を握っていたのはパーニュだった。
父さんと母さんと、姉さんの仇、町のみんなの仇、あの巨人の片割れ。涙を流し身体を震わせ、そう呟くパーニュに、周囲の人々も感化されていく。これは化生だ、人に化けた薄汚い化生だ、油断させてから俺達を殺す気だ。
そう言う人々にリンチされ意識を失い、後に軍隊に拘束されるアスター。拷問により情報を聞き出そうとする軍隊だが、アスターは完全に壊れ自暴自棄となり、何もかもがどうでもよくなっていた。
やがて見せしめとして行われようとするギロチンによる斬首刑。薬を打たれ意識を失うアスターと、それを見守る大衆達の、思い思いの言葉達。あんな子供が、さっさと殺せ、家族を返せ。
ギロチンが振り下ろされんとするその最中、アスターが感じたのはただ生きたいという純粋な思い。死にたくない、もっと生きたい、生きていたい。
そして突如響く爆音。現れたのは化生達と、あの火竜と仮面の少女。心身ともにボロボロとなったアスターに、少女は手を差し伸べる。縋る物を全て失ったアスターは、涙を流しその手を取った。
そして少女はアスターを救出し、化生達は其処にいる人々を皆殺しにしていく。
戦いを終え、森の深く、奥深くへと化生達に連れて行かれるアスター。追手を振り切り人の手の届かぬ地に辿り着き、少女が口を開く。
私はルナリア。お前はこの時から、私達の同胞だ。人を棄て、獣となれ、化物となれ。それがお前の最善だ。
次に火竜が言葉を紡ぐ。化生の王たるその存在が、初めてアスターに口を開いた。
吾が名はメトス。人としての名を棄てよ。御主はこれより、ガルガンチュアと名乗るが良い。
ルナリアの言葉に、メトスの言葉に、アスターは、ガルガンチュアは頷いた。人を守ろうとした、人であろうとした、けれど拒絶された、裏切られた、人とはこんなにも醜い生き物であるという事を理解した。
そうして誓う、復讐を。俺を裏切った人間達へ、パンタグリュエルの愛を、シスターの愛を裏切った人間達へ。


「第三部 ルナリア」

ガルガンチュアとして戦場へ身を投じるアスター。傍らに立つルナリアと共に、次々と人間達を殺していくこと二年が経過した。
ガルガンチュアはアコーディオンを弾くのが好きだった。思い出すのはシスターのオルガンと合わせそれをパンタグリュエルが聞いていた幸せな日々。
人間を棄ててなお、そんな甘い記憶に引きずられるように、ガルガンチュアは未だにアコーディオンを弾いていた。
ルナリアは歌が好きだった。その歌声は化生ですら聞き惚れる程の、正に絶世の物であった。歌うと調子が良くなる、歌うと気分が弾む、歌うと幸せな気持ちになる。
そうして二人は共に弾き、歌った。二年の間、ガルガンチュアはメトスに戦いの術を学びながらも、安息を享受するかのようにルナリアと共に音の時を過ごした。
戦友として、音を奏でる仲間として、化生の中で唯一の人の形を持った存在として、まるで人間のような二人はやがて互いを認め合い大切な存在と認識するようになっていく。
だが変わらず人間を殺し続けていく日々に、異変が生じる。
ある日ルナリアが重傷を負って倒れている所をガルガンチュアは発見する。ルナリアはその有様を育ての親であるメトスの仕業だと言った。
そこへガルガンチュア達を囲うように現れる化生と人間達。罠と気づくガルガンチュアに人間は言った、メトスは人間に服従を誓った、その証としてガルガンチュアとルナリアを殺し引き渡すと。
それが真実であると言うように、容赦無く襲い掛かる化生と人間達。ガルガンチュアは再度の裏切りに怒り、襲い掛かる全てを殺そうとする。
だが多勢に無勢で絶体絶命の危機に陥る二人。そこでルナリアは瀕死の身体を他所に最終手段として擬似ブラックホールを生成。二人以外の全てが飲み込まれ危機を脱したが、ルナリアの身体もまた限界となっていた。
死に際にルナリアは初めて仮面を外し素顔を見せ、言った。
人間は憎い、けれどお前と過ごしたあの時が、人間らしい時間と心と言うのなら、お前のような者ならば、人間も決して悪くはなかった。
だから、私はそんなお前にこそ喰い殺されたい。お前の血肉となり共に在りたい。それが私の願いだと。
ガルガンチュアはその願いを聞き入れルナリアを喰らい殺し、彼女の力である重力操作を、忘れかけていた涙とそして人間らしい心と共に手にする。
そしてたった一人、メトスへ挑むガルガンチュア。メトスもガルガンチュアの言葉を聞き入れ、一騎打ちが始まる。
壮絶な戦いの末に生き残ったのはガルガンチュア。死に際にメトスは真実を話した。
メトスの寿命は残り僅かであり、ルナリアもまた病に蝕まれてその命が尽きようとしていた事。そしてこのままでは化生の核である二柱が無駄に死に終え人間の勢いは益々増大し、やがては化生その物が滅ぶしかなくなるという事を。
そこでメトスは後継としてガルガンチュアを選んだ。だが化生には絶対の掟がある。力こそ全て。王位を継がんとする物は現王に力で打ち勝てという掟が。
故に、ガルガンチュアを己を打ち倒すその領域に至らせんとする為の博打を打った。その為に、憎き人間に首を垂れ、愛するルナリアを襲い、ガルガンチュアにその肉を喰らわせ、修羅へと導いた。
どの道此処でガルガンチュアが勝てないようなら、化生に未来は無い。この戦争とて、パンタグリュエルの一件が無ければ起こる筈もなく、メトスもルナリアも、平穏に死んでいっただろう。
最期に、メトスは己の鱗の一枚をガルガンチュアに託し、その死体は灰となって消え去った。ガルガンチュアはメトスを喰らわなかった。
新たにガルガンチュアを筆頭にして戦へ赴く化生達。だがガルガンチュアにとっては、ルナリアとメトスを殺したその時から、人間を殺すこの戦争が、酷く虚しく思えて仕方がなくなっていた。
そして再び戦場で相見えるガルガンチュアと、軍人となったパーニュ。幼い頃より変わり果てたパーニュの姿に、ガルガンチュアは己を透かして見る。
パーニュとガルガンチュア、どちらも愛する人を失い復讐に身を窶した、獣染みた人間と人間のような化生。
そうして悟る。化生、人間、これではどちらもまるで同じ、差など何処にもありはしない。
相手が憎い、だから殺す、それが全て。人間だの化生だの、そんな区別に意味などなく、そんな物に拘り続けてきたこの世の全てが、これではまるで茶番のようだと、ガルガンチュアはそう悟らざるを得なかった。
だから、そんな茶番劇に、幕を引きたくなった。シスターの愛もパンタグリュエルの心もメトスの覚悟もルナリアの想いも、何もかもを胸に秘めて、その上で終わらせようと、そう思った。
無為にするのではない。守るために、彼らの全てをこれ以上、こんな茶番の材料にしたくはないから、だからこの手で終わらせようと、そう思ったのだ。
だから、始める最終決戦。残る化生全てを引き連れ、狙うは首都、そして国王ただ一人。戦力の差は歴然も歴然、あまりに無謀な戦とも呼べぬ自殺行為。
首都に到達するまでの一年で、化生の6割は死亡した。それでもガルガンチュアは止まらない。幾度も幾度も殺し尽くし、人も化生もそのほとんどが死んで果てたその先に、とうとうガルガンチュアは国王を討ち取った。
歓喜はない。これで終わった。これで終われる。思う心はただその一念。そしてガルガンチュアはその後の夜に一人の男を呼び出す。
呼び出した男はパーニュだった。全てを終わらせたガルガンチュアは彼に言う。殺せと。
パーニュは、撃った。何発も何発も何発も、無抵抗なガルガンチュアを撃ち続けた。やがて崖から落下し、暗い海へ沈むガルガンチュア。身体中から血を流し、潮水に傷口が焼け、それでも心は穏やかだった。
薄れていく意識の中、消えていく命を感じながら、ガルガンチュアは静かに目を瞑る。
そして不意に、ガルガンチュアの背後に何者かが出現し、その者がガルガンチュアの身体を掴むと、次の瞬間ガルガンチュアは見た事もない機械だらけの白い部屋に座り込んでいた。



「第四部 ダンデライオン」

真白い部屋。其処にいるのは白衣を着た研究者達。
此処は何処だ。お前らは何者だ。言葉も通じないその状況に、しかしガルガンチュアは理解した。俺は死ぬことが出来なかったのだと。
そしてガルガンチュアは怒った。何故俺をこんな場所へ連れてきた。何故あのまま死なせてくれなかった。何故、俺の全てを無駄にしてくれた。
傷だらけの身体を意にも介せず怒りに身を任せ暴走するガルガンチュア。暴走の末にその研究施設一つを潰す事に成功するが、コード「クレマチス」と呼ばれる花の女性に止められ拘束される。
次にガルガンチュアが目覚めたのは電脳空間の牢獄。牢獄の前に立つのはあのコード「クレマチス」。再び獣の如く力を振るおうとするガルガンチュアだが、電脳空間では力を振るうことが出来ない。
どうやら拘束され気絶している最中に脳にナノマシン(ハックマシーン)を埋め込まれ言語データを自動学習、習得させられたらしく、今のガルガンチュアは言葉を解する事が可能となっていた。
クレマチス曰く、此処はガルガンチュアが暮らしていた場所とは違う世界。組織の名は庭園。
ある時、彼らは異世界からこの世界の物と同質の力=花の力の反応を掴み、数年を掛けてその力の元たるガルガンチュアの存在を確認。
研究の為、何故異世界にいたのかを調査する為、あわよくば兵力補強の為に、ガルガンチュアをこちらの世界に転送したとの事である。
ガルガンチュアが選択する未来は二つ。次の某国某基地襲撃作戦に参加し戦果を挙げ生き残る、挙げられなければ用無しと見なされ処刑される。ただそれだけ。
本来なら有無を言わさず処刑される筈だったが、ガルガンチュアの能力に目をつけたクレマチスが上へ便宜を図りそのような特別措置が下されたらしい。
ガルガンチュアの言葉など聞かず、着々と進められる準備。そして開始される作戦。隊は少数、敵は多数。そんな場所へまともな訓練など何も受けていない人物を混ぜて送るなど、正気の沙汰ではない。
全てを失ったガルガンチュアは、戦場での死を選ぼうとした。何もかもが終わり無意味となった今、生きている意味など無いと思ったから。
だから、わざと敵の攻撃を受け、負傷した。もう俺には何もない、このまま死ねば楽になれる。同行する隊員の激昂を遠い場所のように感じ、血を流して目を閉じる。
だが、それでも恐怖だけはガルガンチュアに残っていた。死への恐怖。嘗て斬首刑に処されそうになったあの時と同じ、圧倒的なまでの恐怖が、ガルガンチュアの身を包む。
そして思った、死にたくない。そしてガルガンチュアの反撃が開始された。
まさに圧倒的だった。同行する他の花の力もまたガルガンチュアが見た事のない凄まじい物ばかりであったが、それでもガルガンチュアは頭一つ飛び抜け異常な戦果を叩き出した。
作戦終了の数週間後、ガルガンチュアに宛がわれた部屋に再度クレマチスが現れる。
おめでとう、今日からお前は我々庭園の兵士だ。
そうして渡されるデータの数々を、ガルガンチュアは黙って受け取る。
この数週間でガルガンチュアは庭園の規模、兵力の片鱗を垣間見た。そして結論付ける、自分一人では逆らった所で間違いなく殺される。
何もかも無くした、生きる意志も希望も無い、けれど決して死にたくはない。そんな我侭にも程がある心こそが、今のガルガンチュアその物。
だから、ガルガンチュアは不平不満など何も言わず庭園へと参加する。最早全てがどうでもいい。他人を殺す事も今更であるし、縛られるのもまた今更だ、俺はただ死にたくないだけなのだから。
データを閲覧するガルガンチュアに、クレマチスが口を開く。
所属員、正確には花という存在にはそれぞれコードネームが与えられる。私のコード「クレマチス」のように、全ての花には各々、個別の名が付けられている。
そして、お前のコードは「ダンデライオン」。今この時を持って、お前の名はコード「ダンデライオン」だ。
ガルガンチュア、その名をメトスに与えられたのをまるで昨日の事のように感じ、そしてその名と別離を決める。
庭園の兵士が一人、コード「ダンデライオン」が此処に誕生したのだった。



異能

+ ...
アスター自身が持つ能力『捕食』
これは対象を『食らう』ことによって、その力を我が物にするという力であり、これによってアスターは『体毛操作』『重力操作』という二つの能力を会得していた。
『食らう』とは即ち対象の肉、体液など種類は問わず、対象を形成する「何か」を己が牙で噛み砕く、或いは飲み込むなどして体内に侵入した時点で発揮され、力を得ることが可能。つまるところ力を得るには対象の肉なり体液なりがある程度の量必要であり、ただ体液を僅かに交換する、対象の皮膚を舐める、などでは能力が発揮されない。ちなみに、『捕食』能力の発動はアスターの任意であるため、食らう物全ての力を得るわけではない。そうでなければ普段の食生活からして動植物の力を得続けてしまう。
なお、『捕食』能力に制限のようなものはないが、アスターは自身のこの能力を毛嫌いし、また大切な人を奪ってしまった戒めとして、その能力を使うことは永遠にないと宣言している。(再びメタ的な事を言うと元設定では制限アリですがそうするとアスターがいろいろと大変な事になるので省くことに。戒め云々の件は元設定通りです。)

パンタグリュエルを食らった事により得た『体毛操作』
これは毛髪から陰毛に至るまで、自身のあらゆる体毛を伸縮、硬軟自在に操ることが出来る能力である。
奇妙な力ではあるが、体毛を刃や鞭、或いは盾や鎧として形成し装備、果てには体毛を伸ばし纏め上げ続けることで、硬質の巨人となることすら出来てしまうという、対少数から対多数まで時・場所を選ばず、使い手の発想次第で恐ろしく強力な能力へと変貌する。
巨人は数百メートルものサイズとなり、その中にいるアスターを仕留めなければ止まる事は無い。例え巨人の手足を切落とそうが体毛で形成されているが故に直ぐに再生される。
体毛である為に弱点は火炎だが、後述する重力操作によって炎熱すらも弾き更に巨人状態での飛行すら可能とする。

ルナリアを食らった事により得た『重力操作』
これは文字通り、自身の周囲の重力を操る能力である。
操作できる範囲は数十~数百メートル。その内なら何処であろうと局地的に重力異常を引き起こし、範囲に入った対象は例外なく、動くことすらままならず圧殺される。
しかし、この能力の真価は周囲の拘束、圧殺にあるのではなく、寧ろ自身の戦闘能力の異常と呼ぶべき強化にあると言ってもいい。
自身が放つ打撃、斬撃、弾丸等には全て重力操作による加重が行われ、それらは通常の数倍の速度、威力と化す。また、逆に敵の攻撃は重力操作によって悉く逸らされる事となり、近づくことさえままならず、更には常人では考えられない程の高速移動、そして飛行すらも可能とする。これらと前述した体毛操作を組み合わせることにより、隙のない鉄壁の布陣が完成することとなる。
また、この能力の最大の脅威といえる戦術―――即ち『擬似ブラックホール生成』というものがある。
重力操作の力を一点に集中することによって生成されるこの重力嵐は、前述した範囲、威力をゆうに超えて周囲の悉くを捻じ切り、圧殺し、破壊し尽くす。その様は文字通りの『天災』と言っても良い。
あまりに強大すぎる力故にアスターとて長時間の制御は不可能であり、持って二分が限界である。それ以上は最早『擬似』ではなくなりアスターの制御も受け付けず、やがて星そのものを食らい尽くす。






以下、中の人よりお詫びとお願い

上記、アエルのページの設定、その他設定故、特に探偵事務所各員にとっては非常にデリケートなキャラクターです。
お手数をお掛けしますが、バーにて接触した際には彼をキャラ名で呼ばないようお願い致します。
また、万が一何方かが彼の名を呼ばれた場合は、再度こちらから説明しますので可能ならば無反応でお願い致します。
誠に手前勝手なお願いをする事をお詫びいたしますが、何卒よろしくお願い致します。

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最終更新:2013年04月19日 23:37