■ FAQ
●マニュアルはありますか?
→PMS画面の「よくある質問」タブからHelp画面を表示できます。
英文で且つ内容が若干古いですが、機能・操作の概略を知る上では役に立つでしょう。
●Nicovideoのダミー字幕表示がウザイんですけど!
{インストールフォルダ}/regzamod/RzWEBplayer/下にあるスクリプトファイル「RzNicoPlayer.py」で
「nicosubs=1」を「nicosubs=0」にして下さい。
●Nicovideoが再生できない場合
{インストールフォルダ}/regzamod/RzWEBplayer/下にあるスクリプトファイル「RzNicoPlayer.py」で
下記部分を入れ替えてみて下さい。(nico_accountに有効な値を設定する)
<変更前>
#nico_account="--username xxxxxxx --password yyyyyy"
nico_account=""
<変更後>
nico_account="--username xxxxxxx --password yyyyyy"
#nico_account=""
●DIRECT再生ファイルのResume位置やAutoチャプタ位置が不正確すぎる。
→PMS.conf内で「rz_direct_seek=true」を「rz_direct_seek=false」に変更して見て下さい。
なお、DIRECT再生ファイルに関して・・・
rz_direct_seek=true :位置精度は劣るが、Resume/Autoチャプタ再生時もダイレクト再生となり操作性がいい。
rz_direct_seek=false:位置精度は良いが、Resume/Autoチャプタ再生時はREMUX/トラスコ再生となってしまう。
■Windowsサービスとしての起動
「PMS for REGZA」をWindowsサービスとして登録しても、端末とうまく繋がらない場合の対処方法
(PC立上げによりサーバ自体は自動起動されるが、端末側からサーバが見えない:認識されない場合)
<原因>
ファイアーウォールで通信がブロックされている可能性あり。
通常起動とサービス起動では対象となるJavaプログラムが若干異なるため別途通信許可が必要だが、
サービスとしてバックグラウンド起動された場合、通信ブロックの確認用ダイアログが表示されず、
「黙って」ブロックされたままとなる。
<対処>
PMS for REGZAのインストールディレクトリ下にある「PMS_serv.bat」を実行してみて下さい。
→通信ブロックの確認用ダイアログが表示されるので、「アクセスを許可する」を選択。
→この方法で一回許可しておけば、後は(本来の)サービス起動でもOKなはず。
<備考>
PMS for REGZAの古いバージョンで「PMS_serv.bat」が無い場合は「PMS.bat」をテキストエディタで開き、
起動コマンド「start javaw -Xmx768M ...」の部分の「javaw」を「java」に変えて、実行。
■ライブカメラサイトの動画再生
・配信される動画は「映像のみで音声無し」のものが殆どです。(故障ではありません)
・回線速度が遅いためか、再生開始までにかなり時間がかかることが多いです(数十秒~1分程度は普通)
・またREGZAの場合、再生開始や途中で「再生できません/操作できません」等のエラーが表示されることが多々あります。
(「お待ちください」状態かもしれないのですが、REGZAの場合は気が短いようですぐに再生を打ち切るみたいです)
A)再生開始時のエラー:「再生できません」等が出た場合、再度開始(決定)ボタンを押すとうまくいく場合があります。
B)再生途中でのエラー:「操作できません」等が出た場合、すぐに「再生(>)」または「後方チャプタスキップ(|<<)」
のボタンを押すと再生リトライができます(それまでの受信データを保持したまま再開するので途切れにくくなる)
・但し下記のようなメッセージが表示された場合は、サイトとの接続自体に問題があるので再生はむりでしょう。
A)再生開始ボタンを押した後、早い段階(10秒程度)で「再生できません」となる
B)黄色メッセージ表示:「geturl Failed, error=....」(サイトの実URLが取得できない)
C)黄色メッセージ表示:「get_Mediainfo: failed rc=....」(動画のメディア情報が取得できない)
■ WEB動画再生の画質
<選択方法>
・PMS画面の「Web」タブ→「ContentsQuality」選択リストにて選択。
・選択するのは、再生時のサイズではなく動画ソース自体のサイズ。
・現状、Youtubeでのみ有効
Best :最大 1080p
High :最大 720p
Medium :最大 480p
Low :最大 360p
<備考>
・Best:画質/音質は最高ですが、下記問題あり。
トリックプレイ(スキップ、ポーズ、レジューム等)操作時の反応が遅く、又音ズレを起こしやすい
再生の途中、特に最後の方で途切れることがある
・High:画質そこそこ、且つ上記「Best」のような問題も少ない。
→画質最優先でなければ、このモードが無難です。
■ BD/DVD再生
●BD(Blu-ray)ISOファイル
ファイルサフィックスを「.iso」から「.bd.iso」に変更すれば、DVDISOと同様に再生可能。
●ISOファイルの外部字幕
<字幕ファイル名称仕様>
{ISOファイル名(サフィックス含む)}-Tite {タイトルNo}.[{言語コード}.]{字幕サフィックス}
<例>
ISOファイル名 |
字幕ファイル名 |
DVDVideo.iso |
DVDVideo.iso-Title 1.srt |
Blu-rayVideo.bd.iso |
Blu-rayVideo.bd.iso-Title 35.jpn.asx |
●DVD/BDディスクの外部字幕
<字幕ファイル名称仕様>
[{DVD/BD識別子}-]Tite {タイトルNo} [{コメント}].[{言語コード}.]{字幕サフィックス}
{DVD/BD識別子} :{DVD|BD}[yyyymmdd-hhmmss]
{DVD|BD} :文字"DVD"又は"BD"
[yyyymmdd-hhmmss] :ディスク内の「VIDEO_TS」又は「BDMV」フォルダの更新日時を[ ]で囲んだ文字列
{コメント}:任意の文字列
<名称例>
Title 1.srt
BD[19800101-192059]-Title 1.srt
DVD[20201231-183000]-Title 1.srt
DVD[20201231-183000]-Title 1.ja.srt
DVD[20201231-183000]-Title 1 Comments.ja.srt
<字幕ファイルの場所>
下記で設定されたフォルダ下に置く
PMSサーバ画面→「変換設定」タブ→「MEncoder」→「字幕設定」→「字幕フォルダのパス」
●映画DVD等によくある、本来は24fpsな動画の再生で映像のガタツキが気になる場合は、
端末側画面上の[CONTROLLS]フォルダ下にある下記スクリプトメニューを「ON」にしてみて下さい。
[SCRIPT MENU] → [DVD] → [DVD_24fps]
(当該メニューを押す(開く)たびにON[*]/OFF[-]が切り替わる)
■ レンダラ・コンフィグ
●現在提供されているREGZA Z2、Z9000、Z3500用コンフィグファイルについて。
●各コンフィグ設定で想定している条件(再生機器側の対応機能)のポイントは下記です。
機種 |
DLNA Vers. |
動画コンテナ |
動画圧縮形式 |
類似機種 |
Z2 |
1.5 |
mpegps/mpegts/m2ts |
mpeg2/h.264 |
Z1,Z3,RE1,DBR-M190 |
Z9000 |
1.5 |
mpegps/mpegts |
mpeg2 |
Z8000,X1 |
Z3500 |
1.0 |
mpegps/mpegts |
mpeg2 |
Z2000 |
<注記>
(1) DLNA機能としてはZ2≒Z3≒Z1≒RE1、Z9000≒Z8000、Z3500≒Z2000のようです。
なので、Z2/Z9000/Z3500以外の機種についても近い機種のコンフィグで試してみてください。
(2) Z9000は、内部的にはm2ts/H.264を(一部)サポートしているようです。
→Regza9000-D.conf/Regza9000-R.confで挑戦してみてください。
(3) RegzaZ2.confとRegzaZ9000XX.confは互いにレンダラ識別情報が競合するので使用しないものを「無効」にして下さい。
「無効」化の方法例:サフィックスを.conf以外に変更する(RegzaZ2.conf → RegzaZ2.conf.txt)
無効にしておかないと、サーチ順の関係で常にRegzaZ2.confの方が使用されます。
なお、どうしても両方同時に使用したい場合は、レンダラコンフィグ内でIPアドレス指定(RZ_IPAddress)を
用いれば識別可能。
■ プレイメタファイル
<概要>
・シンボリックリンクとして、PMS内でリンク先の実体ファイルと同様に扱える。
・メタファイル内にパラメータを記述することで再生に関する様々な「加工や補正」ができる。
(部分再生、アスペクト比変更、ズーム、音量変更、音ズレ補正 等々)
・プレイリストと組み合わせれば、独自のチャプタ作成や、バーチャルコンテンツ作成が可能。
・使い方は簡単:基本的にはテキストファイルにリンク先のパス名を記してファイルサフィックスを.pxmにするだけ。
<仕様>
・テキスト形式ファイルで、サフィックスは.pxm (PMS.conf 内の rz_metafile_suffix でサフィックス変更可)
・パラメータ指定形式:{パラメータ名}={値}
・1パラメータ/行で記述。{パラメータ名}と = との間にはスペース不可。 = と{値}の間にはスペース可。
・記述する文字コードはシフトJIS(MS932) (PMS.conf 内の rz_metafile_encode で文字コード変更可)
<パラメータ>
path={パス名} |
リンク先の実体ファイルのパス名(メタファイルからの相対パスでもOK) |
path_vf={パス名} |
バーチャルフォルダとしてのエントリーパス名。複数指定可。(pathと択一) |
vstream={URL} |
WEBコンテンツ(Video Stream)としてのURL(pathと択一) |
title={タイトル名} |
リスト表示用のタイトルを指定(デフォルト:メタファイルの名称) |
start_pos={部分再生開始位置} |
先頭からの経過時間で指定。単位:秒、又は時刻形式(hh:mm:ss.xxx) |
stop_pos={部分再生終了位置} |
先頭からの経過時間で指定。単位:秒、又は時刻形式(hh:mm:ss.xxx) |
aspect={アスペクト比} |
実数形式で指定(分数表現は不可) |
shift={shift_x,shift_y} |
画面上で映像の位置を移動する(単位:画面サイズ比(%値)。方向:上/右への移動が+) |
zoom={映像拡大縮小比率} |
元の表示サイズを1.0とした比率で指定 |
sound_volume={音量%} |
元の音量を100%とした%比率で指定。範囲:0%(無音)~1000%(10倍)まで |
sound_delay={音声遅延時間} |
映像に対して遅延させる時間を秒で指定(マイナスの場合は逆に早める) |
trans_type={direct/remux/trans} |
再生方式(ダイレクト/REMUX/トラスコ)の強制指定 |
trans_format={mpegps/mpegts/m2ts} |
トラスコ再生する場合の動画フォーマットの強制指定 |
trans_proc={111/112/113} |
トラスコ再生の処理方式を強制指定する謎のコード |
trans_prog={パス名} |
トラスコ再生用プログラムのパス名 |
remux_format={mpegts/m2ts} |
REMUXする場合の動画フォーマットの強制指定 |
remux_proc={113/213/222/333} |
REMUX再生の処理方式を強制指定する謎のコード |
remux_prog={パス名} |
REMUX再生用プログラムのパス名 |
track_v={映像トラックNo.} |
再生対象とするトラックNo.(チャネル)の強制指定 (0~トラック数-1) |
track_a={音声トラックNo.} |
再生対象とするトラックNo.(チャネル)の強制指定 (0~トラック数-1) |
mencoder_opt={mencoder options} |
mencoder オプションの指定(全般) |
mencoder_opta={audio options} |
mencoder オプションの指定(audio関係&trans_format=m2tsの場合のみ) |
ffmpeg_opt={ffmpeg options} |
REMUX時のffmpegオプションの指定 |
mime_type={type_string} |
mime_typeの強制指定 |
dlna_prof={prof_string,op} |
dlnaプロファイル文字列の強制指定(op:シークモード:=[01/10/11]) |
disp_date={yyyy/mm/dd[ hh:mm:ss]} |
リスト表示&日付ソート用の日付時刻を指定 |
sort_type={sort_type} |
ソート種別指定(name/name_asc/name_num/date/date_r)(pathがフォルダの場合) |
sort_recursive={true/false} |
true:下位フォルダのソート種別を自分と同じにする(pathがフォルダの場合) |
dvd_title_num={TitleNo.} |
DVDのタイトルNo.指定(1~) |
dvd_chapter_num={ChapterNo.} |
DVDのチャプタNo.指定(1~) |
thumb_url={URL/パス名} |
サムネイル画像のURL又はファイルパス名指定 |
chapter={開始位置}[,{表題}] |
チャプタ定義(開始位置:時刻形式(hh:mm:ss.xxx)) |
chap_stream={n} |
チャプタのストリームNo. |
<指定例>
path="D:\myfolder\video\hogehoge.divx" |
|
start_pos=00:03:10.200 (or 190.2) |
元動画の190.2秒目から再生開始。指定がない場合は最初から |
stop_pos=00:06:21 (or 381.0) |
元動画の381.0秒目で再生終了。 指定がない場合は最後まで |
aspect=1.333333 |
アスペクト比を強制的に4:3にする:アスペクト比の狂った映像を補正したい場合等 |
zoom=1.5 |
映像の表示サイズを1.5倍に:枠付き映像の枠部分を無視して拡大表示したい場合等 |
sound_volume=200 |
音量を2倍に |
sound_delay= -0.2 |
音声を映像に対して0.2秒早める:音声が0.2秒遅れる場合の調整 |
trans_type=trans |
強制的にトラスコ再生:ダイレクト再生可能のはずなのになぜかできない場合等 |
mencoder_opt= -vf mirror |
映像の左右を反転させる:元々反転している動画を正常に戻す場合等 |
<備考>
・path/path_vf/vstream
プレイメタファイルに対応するリンク先実体を示す基本パラメータであり、いづれか択一で指定必須。
・動画の再生方式(ダイレクト/REMUX/トラスコ)によっては、指定しても無効なパラメータ有り。
例:ダイレクト/REMUX再生の場合:トラスコが必要なaspect,zoom 等は指定しても無効(無視される)
→どうしてもaspect,zoomを有効にしたい場合は、trans_type=transを合わせて指定すればOK。
・start_pos、stop_pos
実際に再生開始/終了する位置に、ミリ秒単位或いはフレーム単位の正確さは期待できない。
(あまり細かい値を指定をしても無駄かも)
・DVDへのリンク指定
path={ドライブ名}:/VIDEO_TS
■ プレイプロファイル
<概要>
・上記「プレイメタファイル」(以下「メタファイル」と略)から「リンク機能」を省いたもの
・メタファイル同様、プロファイル内にパラメータを記述することで再生に関する様々な「加工や補正」ができる。
<仕様>
・テキスト形式ファイルで、サフィックスは.pxf(PMS.conf 内の rz_profile_suffix でサフィックス変更可)
・プロファイル名は{対象ファイル名(サフィックス含む)}.pxfとし、対象ファイルと同じフォルダ下に置く
・プロファイル内でのパラメータ記述仕様はメタファイルの場合と同様
(但し、リンク先を示すパラメータ{path/path_vf/vstream}は、無効)
<備考>
・メタファイルと違って「隠しファイル」となるのでプロファイル自体は端末側からは見えない。
(端末側から見えるのは、あくまでも(プロファイルで「裏加工」された)実体ファイルのみ)
・リンクを張ったり、複数の再生方法を使い分ける等の必要がなければ、メタファイルよりも扱いやすい。
・特に、リンク先のファイルを移動した場合の「リンク先パス名」変更の煩わしさが無い。
(実体ファイルとプロファイルをセットで移動することを心がければ)
最終更新:2023年07月22日 22:29