Linuxの動作において不要なサービスがあります。
セキュリティ的にも削除若しくは自動起動を行わない
ように設定したほうが望ましい。

不要なサービスを停止するスクリプトサンプルはこちら


サービス一覧

サービス名 機能 デフォルトの状態 変更後の状態
FreeWnn 仮名漢字変換システム。 on off
NetworkManager 最適なネットワークコネクションへ自動変更するサービス off off
acpid ACPIによる電源管理。サーバーは常時稼働なので必要なし。 on off
anacron タスクスケジューラー。指定した時刻にサーバーが起動していなくても後に自動判断でタスクを行う。cronの補助的役割。 on on
apmd APMによる電源管理。サーバーは常時稼働なので必要なし。 on off
atd コマンドの遅延実行を有効にするサービス。 on on
autofs ファイルシステムの自動マウント on on
bluetooth ワイヤレス通信サービス。 off off
canna 仮名漢字変換システム。 on off
cpuspeed Speedstepなどの動的にクロックを変化させるCPUのサポート。対応したCPUでなければ必要ないでしょう。 on 任意
crond タスクスケジューラー。指定した時刻にサーバーが起動していなければタスクはスキップされる。 on on
cups CUPSを使用した印刷サービス。 on 任意
diskdump ディスクダンプをサポートするサービス。 off off
gpm コンソール上でカット&ペーストできるようになる。 on 任意
haldaemon ハードウェア情報を収集するサービス。 on on
iiim 入力メソッドIIIMSFのサービス。Xを使わない場合はoff。 on off
iptables ルーティング&ファイヤーウォール on on
irda 赤外線通信サービス。ノートPC以外必要なし off off
irqbalance マルチプロセッササポート&SMPシステムでIRQのバランスとり。 on off
isdn ISDNサービス。日本のISDNとは規格が異なるのでoff。 on off
kudzu 新しいハードを検出する。 on 任意
mDNSResponder マルチキャストDNSをサポートするコンポーネント。 on off
mdmonitor ソフトウェアRAIDをサポートするサービス。使っていなければ必要なし。 on 任意
mdmpd ソフトウェアRAIDなどマルチパスデバイスをサポートするサービス。使っていなければ必要なし。 on 任意
messagebus システムイベントのブロードキャスト on on
microcode_ctl インテル系CPUのマイクロコード更進サポート。通常必要無。 on off
netdump ネットワーク越しにデータとメモリダンプを送るサービス。クラッシュダンプするような環境の場合on。 off 任意
netfs ネットワーク上のマウント、アンマウントを有効にする。 on on
netplugd LANケーブルのホットプラグをサポートするサービス。頻繁に抜き差しするならon。 off 任意
network 起動時のネットワークインターフェイスの初期化を行う。 on on
nfs Linuxファイルシステムのマウント。NFSを使用しないのならoff off 任意
nfslock NFSファイルシステムをロックするサービス。NFSを使用するときに必要。 on 任意
nifd ネットワークインターフェイス監視サービス。情報はmDNSResponderに送られるようです。 on off
nscd ネームサービスキャッシュデーモン。DNSを使っていれば必要ない? off off
pcmcia pcmciaカードを使用できる。サーバーでは使わないと思うのでoff。 on off
portmap ポートマッパーサービス。NFSやNISを使用する場合に必要。 on 任意
psacct プロセスアカウントサービス。ユーザーのコマンド実行数などを監理する場合on。通常は必要ないでしょう。 off off
readhead ページキャッシュ内のファイルを前もって読みだす。 off off
readahead_early ページキャッシュ内のファイルを前もって読みだす。 off 任意
rhnsd Redhat Networkサービス。up2dateを使用しないなら必要無し。 on off
rpcbind 余分なサービスの停止をします。portmap(rpcbind)は、NFSやNISなど、RPCを使用したプログラムを有効にする場合には起動しておく必要があります。NFSを提供していない場合は停止しましょう。 on off
rpcgssd NFSやNISなどRPCを使用する場合は必要? on 任意
rpcidmapd NFSやNISなどRPCを使用する場合は必要? on 任意
rpcsvcgssd NFSやNISなどRPCを使用する場合は必要? off 任意
saslauthd 各種認証サービス off off
sendmail メールサーバー&クライアント。 on off
smartd ハードディスクのS.M.A.R.T(ハードディスク状態監視)機能のサポート。ちなみにhddtempには必要ありません。 on off
sshd リモート管理サービス。サーバーにリモート接続する必要が無い場合はoff。 on 任意
syslog システムのログを記録する。サーバー不調時にログが無いと困るのでon。 on on
xfs Xフォントサーバ。Xを使用する場合はonにしないと画面スリープから復活できない on off
xinetd スーパーサーバーデーモン。telnetやswatなどxinetdでコントロールするサービスがあるならon。 on on
ypbind NISバインドプロセス。NISを使っていなければ必要なし。 off off
yum yumを使用した自動アップデートサービス。自動アップデートを使用しなければoff。 off off



ipp(Internet printing protocol)の停止は
# /etc/init.d/cups stop で停止します。

印刷サポートが不要な場合は自動起動も停止すべし
# chkconfig cups off


rpcbind
 このサービスを停止しようとする場合、NFSやNISが使えなくなるの
 はもちろんのこと、X Windowのデスクトップサービスのほとんどが
 使用できなくなることに注意。

CentOS-5.1で不要と思われるサービスの停止スクリプトをこのページ
の一番下に添付しています。
最終更新:2009年01月22日 09:05
添付ファイル