mahousyoujo @ ウィキ

7:臨時献血ブース

ヴ「血が足りません!誰か助けてくだされ!」
すぐさま受付カウンターと献血一式を用意して血の収集にあたる。
と、そこで汚れた猫と出会う。
ヴ「わはー。
 これは奇怪な者をみたぞ・・・。
 不機嫌そうだし、見なかったことにしよう」
もちろん相手にばっちり聞こえています。
ルズは般若のような顔になった!
ルス「だーれーがー奇怪なものですってー!シャ――――!!」
ルズはヴァンエレンの足に噛みついた!
ミス!ヴァンエレンはひらりと身をかわした!
ルズは水たまりに おちた!

ルス「くう~、まさか避けられるとはっ!ヴァンエレンのくせに生意気です・・・げふっ?!」
アナ「よーし!教育実習生のアナスタシア・ホーリー先生の登場だぞ! 」
ルズは何者かによってふき飛ばされた。
彼女はくるくると空を舞い、そのまま水たまりに落下した。
アナ「ここでブリューナクの像を見てた奴は全員整列し、見学代としてヴァンエレンに献血していくこと!
  逃げた奴は後で重加算税も含めて採血に行くから覚悟するように!以上♪」
ヴ「おー!援軍感謝いたします。
 ではこっちに並んで…って採血しようとしたらダメー!」
強引に人を連れ込んであきらかに素人の手際で行おうとしているアナスタシアを止める。
アナ「んー?なんでダメなんだ?採血を手伝ってやってるだけだぞ?」
そう言うアナスタシアの手にはいつの間にか巨大な注射器が握られていて、見る者をドン引きさせていた。
効率を考えての選択で、悪意があるわけではないのが余計に始末が悪い。
ヴ「あなたは何もしなくて結構ですから、このイスに座ってくだしあー」
ミルクの言うとおりこのまま子守をするハメになりそうだ。
これ以上邪魔されては大変とばかりに椅子に座らされて、アナスタシアの不機嫌ゲージが増大した。
アナ「ぶーぶー!これじゃ暇でしょうがないぞー!」
子供のように足をばたつかせながら頬を膨らませるアナスタシア。
実年齢からは合っていないが、成長が止まった見た目にはよく似合っている。
そんなアナスタシアが、獲物を見つけて目を輝かせた。
獲物はすなわち、びしょ濡れ黒猫のルズだ。

ルス「ま、負けませんわ~。許すまじ吸血鬼ー!!」
水溜りから這い出し、身体を振って泥水を飛ばしたルズ。
ヴァンエレンのマントに突撃し、仕返しとばかりに湿った身体を押し付けて乾かそうとする。
アナ「おー心の友よ♪暇そうだから先生が一緒に遊んでやるぞ♪ 」
ルス「えっ!そ、そんなぁ。では、お医者さんごっこなど いかがでしょ・・・・・・ふぎゃ――――!!」
ルス「じゃあ、まずは空を自由に飛びたいなごっこからな。そーれー!」
ルズをひょいと持ち上げたアナスタシアは、そのまま背中に羽を出して高速で空を飛び回った。
ルス「ちょ・・・・・・まっ・・・・・・・・フギャアアアアア!!!!」
ただ飛ぶだけではなく、ルズを落としてから急降下して捕まえてまた飛び上がったり、やりたい放題だ。
ルズに命綱無しの飛び降りなどの趣味が無ければ、楽しいのはアナスタシアだけだろう。
ルス「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬー!!」
アナ「楽しかっただろー?楽しかったよなー。また一緒に遊んでやるから楽しみにしてろよ♪」
さんざん飛び回った後、アナスタシアはようやく飽きたらしくルズを解放する。
しかし、今度はまた巨大注射器を持ち出して献血を手伝おうとし始めた。
あるいは、アナスタシアが手伝わなかった方が素早く献血が終わったかもしれない。
妙にすっきりした顔のアナスタシアとは対照的に、ルズの口からはふよふよ魂が抜け出ていた。
ルス「お・・・・・・恐るべし天使っ娘・・・・・・ぐふっ!」
残念!ルズの冒険は ここで 終わってしまった!


(7で〆)