【ミリマス】P「美奈子が料理を作れなくなった」
執筆開始日時
2017/06/08
概要
―プロデューサー、享年〇〇―
「うそ…ですよね…?」
理解したくない現実が私を襲う。
私が今いるのはプロデューサーさんの家で、いつもなら嬉しいはずなのにちっともそんな気分じゃない。
喪服姿で立ち尽くす私の目の前にあるプロデューサーさんの遺影はなにも語りかけてくれない。私は見下ろすようにプロデューサーさんの入った棺を覗いた。
棺の中で眠るプロデューサーさんの顔はとても綺麗で、死んでいるとは思えないほど整ってた。
「まだ若かったのにねえ」
「お仕事が大変だったんじゃない?1人で沢山のアイドルの世話してたって話だし」
私の後ろからは葬式に参加している他の人たちの話し声が聞こえてきた。
業界人で、それなりの人脈も持っていたのでかなりの数の人が葬式に参加していた。
そうだ、あんなに元気だったのに。
「いや、それが過労死とかじゃないんだってさ」
「え?」
じゃあなんで……。
「なんでもさ―」
「食べ過ぎだってさ」
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最終更新:2018年11月05日 02:06