【ミリマス】志保「愛する貴方へ、一生のお願い」
執筆開始日時
2017/08/07
概要
※何年か未来のお話です
ステージを終えた私は、あの人を探していた。勿論、歌やダンスの出来を褒めてもらう為に。あれだけ完璧にこなしたんだもの、頭の一つ位撫でて貰ってもバチは当たらないと思う。
「志保」
すると向こうで、嬉しそうな顔をしたあの人が私を手招いているのが見える。
従わない理由は無い。私は堪らず駆け出し、衣装のままなのも構わず彼の腕の中に飛び込んだ。ちょっと汗臭いけど、この臭いは嫌いじゃない。
あぁ…やっぱりこれ、安心するなぁ。
「志保。おい志保っ」
…何ですか、そのぶっきらぼうな言い方は。恋人の名前を呼ぶんだから、もう少し位甘く囁く努力をするべきです。
それに何度も名前を呼ばなくても、私は貴方の腕の中に居るじゃないですか。人が気持ち良く甘えているというのに、当の貴方が水を差さないで下さい。全く、ムードも満足に作れないんですね。
「志保、起きろって。志保!」
あぁもう、さっきからうるさいですよ。私は起きてます。ほら、目もこんなにぱっちり…
ぱっちり…んんっ…
…ぱちっ。
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最終更新:2020年05月27日 22:21