北沢志保「あめの日」
執筆開始日時
2014/08/28
概要
その日は、朝からずっと雨が降り続いていました。
どのくらい降ったかと言うと、劇場の前に小さな水溜りがたくさんできたほどでした。
地面を叩きつける雨粒の音を聞きながら、志保は荷物の整理をしていました。
窓の外を眺めながら、志保は弟の学校への最短ルートを考えました。
「いつもの慣れた道と裏道のどっちがいいかな。裏道の方が早く着くけど、この雨なら車も多いだろうし危ないかも。でも、雨の中あの子を長時間待たせるのも……」
タグ
^北沢志保 ^所恵美 ^北沢陸
まとめサイト
最終更新:2018年01月31日 12:04