【ミリマス】未来と夕焼けの丘で
執筆開始日時
2017/06/28
概要
カリカリカリ。ゴシゴシ。カリカリ。
私も、いい加減手が疲れてきた。それでもなんとか頭を動かして、手元の紙に数字と式を書き綴る。最初は、こんなの書けてる私すごーい!ってなってたけど……もう飽きてきたよぅ。
「……プロデューサーさーん……」
「どうした?」
「疲れたので休みたいです……」
「あと数問じゃないか。とっとと終わらせよう」
酷い。却下された。分かってはいたけど、もう少し何かしてくれても良いじゃないですか。
仕方なく、唇を尖らせつつ書き続ける。隣で見ているプロデューサーさんの顔がチラチラ見えるけど……もー集中できないよー!
微妙に頬っぺたが熱くなるのを感じるけど、それでもなんとか書き進める。よ、ようやく最後の問題……
――あれ?
「プロデューサーさん、この問題って……」
「ん、ちょいとひねられてるな。公式そのままじゃ解けないように出来てる」
「ど、どうすればいいんだろ……」
「少し考えてごらん。さっきまでやった奴を使えば出来るように出来てるから」
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最終更新:2020年05月22日 17:35