高山紗代子のもやもや【ミリマス】
執筆開始日時
2017/04/09
概要
ぱたん、と音がした
何の音かと聞かれたら、ペンを机から落としてしまった それだけなのだが、集中とはほんの些細な要因により乱れてしまうもので
ペンの主、高山紗代子はペンを拾い上げ再び机に向かっても先程のように問題を解くことが出来なかった
「…… はぁ」
普段の彼女ならこういった状況において、やる気が出ないなんてただの言い訳、と切り捨てて勉強を続けていたはず……なのだが
ペンを落としたことは余程彼女の平常を乱したのか、紗代子は勉強を止めベッドに横になった
(はぁ…… もうすぐテストなんだけどなぁ……)
目前に迫った定期テスト、ここ最近はそれに向け一生懸命に取り組んできた
アイドル活動を勉強しない言い訳にしたくない、と日々語る紗代子である
普段から授業をちゃんと受け予習復習を欠かさない彼女にとっては、テスト前にそれほど詰め込まなくても学年上位に食い込むことは容易いだろう
しかし、紗代子は妥協をしたくなかった、例え同じ結果に終わっても自分に出来るだけの努力をしないと満足が出来ない、もしそうしなかったなら後にどうしようもない後悔に苛まれる、彼女はそういう人間だった
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最終更新:2017年07月22日 22:46