春日未来「めめんと・もり」
執筆開始日時
2017/03/15
概要
「プロデューサーさん。私、貴方の事が大好きです!」
夕日に染まる帰り道。
太陽は斜めに道路を照らし、カラスが鳴いて帰る頃。
隣同士の影から本物のプロデューサーさんに顔を向けて。
私は、そう告げました。
今日二人で一日中たくさんたっくさん遊んで。
とってもとっても楽しくて。
そして、ようやく。
今までの、不思議な気持ちに気付けて。
気付いてくれましたか?
プロデューサーさんにカワイイって言ってもらう為に、頑張ってオシャレしてきたんです。
思ってくれましたか?
何時もと違って少しメイクした私を、大人っぽいって。
大好きな曲を聴いてたら、なんだか楽しくなるみたいに。
プロデューサーさんといると、とっても楽しくて。
歌を歌っていると幸せになるみたいに。
プロデューサーさんといると、とっても幸せで。
なんでこんな気持ちになるんだろう。
なんでこんな嬉しいんだろう。
なんでこんな幸せなんだろう。
なんでこんな…苦しくなるのかな、って。
その理由が、やっと分かったんです。
分かっちゃったからこそ、余計に悩んだけど。
やっぱり私は、真正面から。
自分に嘘はつかないで、素直に伝えるしかないんだ、って。
だから…
「プロデューサーさん!私と付き合って下さい!」
涙がでそうなくらい不安になって。
言った事を後悔しそうになって。
怖くて、足が震えてしまいそうで。
それでも、プロデューサーさんを見つめて。
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最終更新:2018年05月04日 20:44