EMZ-26 HAMMER ROCK(ハンマーロック)

全長:5.6m 全高:6.7m 全巾:5.9m 重量:26.8t 最高速度:180km/h

武装:
背部:誘導対空ミサイル ×4発
右肩:連装ビーム砲
左肩:バルカン砲パック
コックピット部は単独にて飛行可能。



ヘリック共和国軍の小型ゾイド「ゴドス」は高い機動性に、砲撃戦能力と格闘戦能力を有し、
単体同士では性能で勝る後発の「イグアン」をもってしても、
ゴドスと同様のコンセプトで開発されているが故に確実な決定打にはならなかった。

ZAC2032年、当時最強と謳われた「ゴジュラス」に対し、ゼネバス帝国は「アイアンコング」を開発した。
これによりゴジュラス単体の進撃を食い止めることには成功したが、
ゴジュラスとゴドスという近い系統によるゾイド部隊の連携は強力であり帝国はたびたび窮地に立たされた。
この状況を打破する為にゴジュラス+ゴドスと同様の編成を行うため、
アイアンコングの流れを汲んだ小型格闘戦用ゾイドの開発に着手した。
それは必然的に「対ゴドス用ゾイド」となることを意味していた。

開発された「ハンマーロック」は、他の機体でも用いられた共通パーツを多用し構成され、短期間で完成した。
その他のシステムも、既に実戦投入されていたアイアンコングのデータがそのまま転用でき、
これによりアイアンコング由来の地形対応能力ならびに全天候対応能力を備えていた。
武装は対人掃討用にバルカン砲パックを、対ゾイド用として連装ビーム砲を、
「プテラス」以降の敵空戦ゾイドへの対抗策として「誘導対空ミサイル」を装備。
これらの装備と基本フレームの完成度の高さが相まって「ミニアイアンコング」としての能力を満たしていた。

アイアンコングと共に投入されたハンマーロックは、次々とゴドスを打ち倒し、予想以上の戦果を上げた。
だが後にヘリック共和国に「アロザウラー」が配備され、ハンマーロックが格闘戦で負けるという衝撃の事態が訪れた。
その時代、ハンマーロックの小型クラスにおける格闘最強時代は幕を下ろすこととなり、生産ラインも静かに停止されることとなった。
(引用:ゾイドグラフィックスVol.9付属冊子内「ゾイド機体解説 ヒストリー・オブ・ゾイド」より)



  • 正面








  • 武装位置変更


  • 胸部ハッチ オープン
背部ミサイルも装備場所を変えることが出来る。


  • やや見上げたアングル




(以下、同梱冊子内での説明文)
 ZAC2032年。帝国軍小型ゾイド部隊は共和国軍小型ゾイド「ゴドス」の登
場により劣勢を強いられていた。これに対し、帝国軍は大型クラスでの敵恐竜
型「ゴジュラス」に対するゴリラ型「アイアンコング」での成功に倣い、小型ク
ラスでも敵恐竜型であるゴドスを破るゴリラ型ゾイドの開発に着手した。

 規格化された共通パーツを多用して構成された機体は短期間で完成し、各
種システムも、既に実戦に導入されていたアイアンコングのデータがほぼそ
のまま転用された。これにより、アイアンコング由来の地形対応能力ならびに
全天候対応能力と、野生体の時点で持っている格闘戦能力を備えて完成した
のが「ゾイドハンマーロック」である。武装に対人掃討装備として「バルカン砲
パック」、対ゾイド用として「接近戦用2連装ビーム砲」、新たな脅威である「ブ
テラス」以降の敵空戦ゾイドへの対抗策として「誘導対空ミサイル」を装備。

 実戦投入とともに次々とゴドスを駆逐し、対ゴドス用ゾイドとして予想以上
の目覚ましい活躍を見せ、当初からの開発目的だった軍上層部要求である「ミ
ニアイアンコング」としての能力を十分に満たすことに成功した。



(以下、同梱冊子裏面の「発売当時のパッケージ裏再現」での説明文)
小型、軽量、本格的格戦闘用のタイプ。あの
アイアンコングの実戦戦果、有効性を教訓に
開発されたもので、大型獣の補佐を任務とし
ていたが単独でも充分に作戦可能な機体とい
える。



ヘルキャットやマルダーと同じくゼネバスカラーのゴリラ型ゾイド、ハンマーロック。
ゾイドにおいてゴリラ型はアイアンコングやゴーレムなど、圧倒的力的強さと俊敏性を兼ね備えた機体が多い。

アイアンコングはデスザウラーと並びゼネバス帝国の象徴的なゾイド。
そのサポート役でもあり同じくゴリラ型ゾイドのハンマーロックはゼネバス帝国派のゾイダーには
必携といえるだろう。


キットはゼンマイ駆動で歩行する。
手動可能箇所はコックピットユニット上部の装甲の開閉、コックピットハッチの開閉。
胸部ハッチの開閉などがある。




最終更新:2009年08月02日 10:23