2009チベットの時系列的な動向・・・4月
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2日中国,ダライ・ラマのニュージーランド訪問阻止を画策
2日チャールズ皇太子,チベット問題を提起,強く求められる
4日チャールズ皇太子,中国指導者とチベット問題で討議
プリンス・オブ・ウェールズ(皇太子)は,中国主席胡錦濤と,ロンドンにあるマンダリン・オリエンタル・ホテルで挨拶した(簡単な会見をした)。皇太子は,中国主席胡錦濤との対話において,チベット問題を討議した。
チャールズ皇太子は英国において中国指導者との個人的な対話を行なうのは初めてであり,その席において,ある課題で切り出した。
対話の詳細は,クラレントハウス(英国王室)から発表されていない。しかし,この王位継承者は,チベットの精神的指導者ダライ・ラマ法王の長年にわたる支持者である。もっとも中国は分裂主義者と見なしているが。
チャールズ皇太子は,活動団体フリーチベットから,チベットへの支援について,はっきりと発言されるよう,強く要請されている。この団体は,皇太子に対し,胡錦濤との対話において期待されている人権問題の範囲をリストアップして送付した。
クラレントハウス(英国王室)の報道官は,チャールズ皇太子と中国主席との会見を良い会見であったと発表した。そして,この会見は,当初予定されていた50分間を上回り,20分間延長されたと伝えた。
報道官は次のように言った。「皇太子と主席は,共に懸念しているあらゆる問題について討議した。この問題には,環境変動,昨年の(中国の)地震で受けた損害の復興,そしてチベットの状況だ」
ロンドンのナイツブリッヂにある一般の立ち入りが禁止されたマンデリン・オリエンタル・ホテルで中国主席と会見したチャールズ皇太子は,かつて,中国の指導者のことを「ぞっとするような古いろう人形たち」と描写した。
しかし,皇太子と中国とのかつての凍りつくような関係は,英国と極東国(中国)との関係を積極的に促進しようとしている胡錦濤主席が皇太子を称えているように解凍しているように見える。
中国の指導者は,女王陛下とロイヤル・ファミリーの方々との会見の冒頭において,誰もが彼の国(中国)と英国との関係の発展に関心を持っていると言った。
通訳を通して,彼はチャールズ皇太子に語った。「皇太子様,中国と英国の関係は,殊のほか重要であると認識しております。そして,あなたは,私たち二つの国の間の実際的な協力を積極的に促進なさっていらっしゃいます。私たちは,あなたの努力に心からの賞賛を捧げると共に,深く感謝するものでございます」
(以上,和訳終わり)
※英王室の勇断に敬意を評し、全文掲載いたしました。我が国の皇室もかくあっていただきたいものです。
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24396
http://groups.google.co.jp/group/2008tibet/browse_thread/thread/81d0f856dc667b70?hl=ja#
5日・ラマ,地球規模の平和運動の提唱をインドに訴える
5日亡命から50年,パリでチベットイベント
7日たった一人の抗議活動者逮捕される。未成年者三人が袋叩きに遭う。耕作開始を強いられるチベット人
7日チベット支援の活動家,中国の妨害にも関わらず,香港で演説
8日オーストラリアで中国が影響力を行使しているとの最新レポートが注目を集める
8日中国,マラウイでチベットのプロパガンダ資金を支払う
マラウイ共和国、通称マラウイは、アフリカ大陸南東部の内陸国家。
旧称はイギリス保護領ニヤサランド(Nyasaland、ニアサは湖の意)。首都はリロングウェ。
10日ネパール,反中抗議活動で,チベット人35人が逮捕
10日国際的権利団体「チベット青年会議」がチベット人に対する死刑判決を非難
10日チベット人への死刑判決,中国国内ではほとんど報道されず
10日ダラムサラでチベット女性協会の全体会議始まる
13日判決に直面する中,チベットへの国際社会の介入が強く求められている
13日チベット人と中国兵士が激突。数人が負傷。
13日Lutsangの僧侶六名と他の二人が釈放される
14日中国,インドの6千万ドルのアルナチャル開発事業を妨害
15日チベット人,死刑判決を非難する世界規模の抗議活動を宣言
チベット人活動団体は,2009年4月17日を,「地球規模で行動する日」として宣言した。チベット人に下された最近の死刑判決を非難するためであ
る。
Phurbu Thinley記者
16日チベット人,死刑判決を非難する世界規模の抗議活動を宣言
16日,オランダ議会がダライ・ラマを歓迎しないよう警告
17日オランダ議員,ダライ・ラマを議会に迎えると宣言
20日軍が発砲。Nyagrongで。チベット人9人が逮捕される
女性を含む9人のチベット人がNyagrong郡で中国当局によって逮捕された。現場では,中国軍兵士と公安部隊の人間が群衆の中に向
けて発砲し,数人の(チベット人)負傷者が出ている。先週の水曜日(4/5)の事件である。チベットの声ラジオ放送が報じた。しかしながら,死者につい
ては報告されていない。
(jiro注:たとえ,催涙弾であっても,至近距離から群衆の中に撃ち込めば大怪我をします。頭蓋骨陥没とか,失明とかというケースもあります)
チベット亡命議会議員Geshe Monlam Tharchin氏は,ラジオ放送に対して,地元のチベット人たちが通りに繰り出し,三人の地元居住民
の釈放を求めたという。この三人は抗議活動の初期に逮捕されていた。地元のチベット人たちはまた,政府からの耕作活動の開始命令を拒否した。この耕作活
動の拒否運動は,当局からの厳しい報復措置が警告されているにも関わらず,様々なチベット人居住区において今も続いているものである。以上,
Tharchin氏は述べた。
逮捕されたチベット人は,Gonpo Tsewang氏,Yigah Alo氏,Drakpay氏,Dawa Drakpa氏,Gyalshay氏,
Kyalgah氏,Gonpey氏,そしてAda氏である。
(以上,和訳終わり)
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=24493
http://groups.google.co.jp/group/2008tibet/browse_thread/thread/79f02b4fe256330e?hl=ja#
最終更新:2009年04月23日 19:11