回折スペクトロスコピー考:Diffraction Spectroscopy in silico lab.

F. Matsui's weblog

F. Matsuiのweblogです。

海外での挑戦



師走に入りあわただしくスイスに「移住」しました。
一年間の海外派遣制度で採択され、
念願の地での心機一転、新生活です。

家族を伴っての海外生活は初めてで不安はありましたが、
幸い、よい人たちに恵まれ暖かく歓迎・支援を受け、
ようやく最初の1週間が過ぎようとしています。
まだ移民登録や口座開設の手続きが半ばですが、
生活の立ち上げも完了しつつあります。

「色々なものに挑戦」の一年にしたいものです。


カテゴリ: [スイス] - TrackBack(0) - 2011年12月11日 03:34:22


論文誌と電脳空間



APSが新たにPhysical Review Xを発刊するとのことです。
"an online-only, open access, primary research journal for authors in all fields of physics"
と謳っています。対価は投稿料が一報あたり$1500。
学会・商業誌問わず、この流れは強くなるようです。

国内の学会誌を育てる観点やimpact factorの是非など
議論の題材は山ほどあるけれども、
まずは一定数論文を書いて実績をつけたい。

よい論文を書く、よいmotivationではあります。


カテゴリ: [書評] - TrackBack(0) - 2011年01月25日 22:44:41


久々に。



2011年、明けましておめでとうございます。
放射光学会も終わり、平常業務に戻りつつあります。

色々と研究のアイディアも生まれています。
共同研究の輪もまた徐々に広がっていけば、
と思っています。

本年もよろしくお願いします。


カテゴリ: [group建設] - TrackBack(0) - 2011年01月11日 17:06:57


相対性理論



あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。

ここで新刊の紹介を。
「相対論がプラチナを触媒にする」
村田好正先生の著書です。
発刊は2006年暮れですが、
もっと早く出会っていれば、と思わせる本です。

最近、Auなどでの光電子回折やEXAFSにおける相対論効果や
Tlの不活性電子対効果など原子の世界で相対論に出会うことが
多々ありました。
またPtの電子状態にも足を突っ込み始めた矢先であったので、
このタイトルを見て、「痺れた!」という感じでした。

AgとAuの格子定数は後者の方が小さい、ということ。
「アルキメデスの原理」につながる
こんな重要なこと、
これまで誰も教えてくれなかったその理由を
明快に書いてくれています。

表面科学:触媒-光電子分光-相対性理論を
綺麗に結び付けているところに感嘆です。

そういう仕事を目指したいですね。


カテゴリ: [書評] - TrackBack(0) - 2008年01月03日 21:05:38
名前: コメント:

健全な議論



ようやく、年末年始の休みに入りました。
引き続き回折リングの解析を進めていますが、
物理は単純でも現象は複雑なので苦労します。

研究に戦略を持つのは必要なことです。
特にengineeringの開発研究は実用性がすべてという
pragmatismの世界ですから、その実現戦略は大切です。

しかしbasic scienceではときにそういったpragmatismは相反します。
「戦略」先にありきでなく、「自然法則」が先にある、と思うのです。
pragmatismのもうひとつの意味は「独断、思い上がり」です。
basic scienceでの議論は「natureをどう解釈するか」。
しかし、
natureを前にして人間が下す「解釈」は往々にして
新発見によって覆されます。

健全な議論は、
各人のbackgroundと戦略に基づく俎上の解釈たちを
如何に料理するか、にかかっていますね。

それではよいお年を!


カテゴリ: [group建設] - TrackBack(5) - 2007年12月29日 00:22:32
名前: コメント:


以下は本site@wikiのスポンサーの広告です。